JPH10201406A - 釣り竿支持具及びこの釣り竿支持具を用いた釣り竿 - Google Patents

釣り竿支持具及びこの釣り竿支持具を用いた釣り竿

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JPH10201406A
JPH10201406A JP2196097A JP2196097A JPH10201406A JP H10201406 A JPH10201406 A JP H10201406A JP 2196097 A JP2196097 A JP 2196097A JP 2196097 A JP2196097 A JP 2196097A JP H10201406 A JPH10201406 A JP H10201406A
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JP
Japan
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rod
sub
rod support
fishing
frame member
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JP2196097A
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Inventor
Kozo Ando
好三 安藤
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A A S KK
Original Assignee
A A S KK
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Publication date
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Publication of JPH10201406A publication Critical patent/JPH10201406A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置が大型化するとともにコストも高く、大
規模な事業として行う場合は別として、個人的に趣味で
釣りを行う者や小規模の漁業関係者では、利用すること
ができない。 【解決手段】 基端は使用時に手指で把持されるメイン
ロッド3の先端側が着脱可能に支持され先端は徐々に縮
径されたサブロッド5の基端側が着脱可能に支持される
メインロッド支持部材41と、このメインロッド支持部
材41の中途部に固定されてなる枠部材43と、基端が
この枠部材43に取り付けられてなり先端は他のサブロ
ッド4,6の基端側が着脱可能に支持される複数のサブ
ロッド支持部材45,47と、を備えてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の釣り竿を支
持する釣り竿支持具及びこの釣り竿支持具を用いた釣り
竿に関し、特に、釣り舟上で使用する場合に好適な釣り
竿支持具及びこの釣り竿支持具を用いた釣り竿に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、釣り竿は、周知のように単一
のロッドの先端に釣り糸を取り付け、又はリールにより
釣り糸を巻回させる場合には該ロッドの基端側にリール
を取り付け中途部から先端に亘って釣り糸をガイドする
複数のガイド部材を設けたものである。しかしながら、
釣り舟で海上まで赴いて釣りを行う場合、釣果を上げる
ためには、1人が1つの釣り竿を操作するよりも、複数
の釣り竿を1人が操作する方法が適切である。そこで、
従来では、こうした釣果を上げるために、船の縁に複数
の釣り竿(ロッド)を固定し、それぞれを電動リール等
を用いて各釣り竿を操作する装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の釣り竿では、装置が大型化するとともにコスト
も高く、大規模な事業として行う場合は別として、個人
的に趣味で釣りを行う者や小規模の漁業関係者では、利
用することができない。
【0004】そこで、本発明は、上述した従来の釣り竿
が有する課題を解決するために提案されたものであっ
て、簡単な構成でコストも安いばかりではなく、簡単な
操作で釣果を上げることができる釣り竿支持具及びこの
釣り竿支持具を用いた釣り竿を提供することを目的とす
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために提案されたものであり、第1乃至第4の発
明は釣り竿支持具に係るものであって、この第1の発明
(請求項1記載の発明)は、基端は使用時に手指で把持
されるメインロッドの先端側が着脱可能に支持され先端
は徐々に縮径されたサブロッドの基端側が着脱可能に支
持されるメインロッド支持部材と、このメインロッド支
持部材の中途部に固定されてなる枠部材と、基端がこの
枠部材に取り付けられてなり先端は他のサブロッドの基
端側が着脱可能に支持される複数のサブロッド支持部材
と、を備えてなることを特徴とするものである。
【0006】また、第2の発明(請求項2記載の発明)
は、基端は使用時に手指で把持されるメインロッドの先
端側が着脱可能に支持され先端は徐々に縮径されたサブ
ロッドの基端側が着脱可能に支持されるメインロッド支
持部材と、このメインロッド支持部材の中途部に固定さ
れてなる第1の枠部材と、上記メインロッド支持部材の
中途部に固定され上記第1の枠部材よりも小型となさて
なるとともに該第1の枠部材の基端側が挿入される第2
の枠部材と、基端が上記第1の枠部材に取り付けられて
なり先端は他のサブロッドの基端側が着脱可能に支持さ
れる複数のサブロッド支持部材と、を備えてなることを
特徴とするものである。
【0007】また、第3の発明(請求項3記載の発明)
は、前記各発明において、前記各サブロッド支持部材の
少なくとも一つは、前記請求項1に記載した枠部材又は
請求項2に記載した第1の枠部材に対して基端側を中心
に前記メインロッド支持部材との角度を任意に変更し得
るよう回動可能に取り付けられてなることを特徴とする
ものである。
【0008】また、第4の発明(請求項4記載の発明)
は、前記第3の発明において、前記各サブロッド支持部
材の少なくとも一つは、前記メインロッド支部材との角
度が任意の角度とされた状態を保持し回動が規制される
よう構成されてなることを特徴とするものである。
【0009】また、第5の発明は、釣り竿に係るもので
あって、前記第1乃至第4の発明である竿支持具を構成
するメインロッド支持部材の基端には、使用時に手指で
把持されるメインロッドの先端側が支持され、このメイ
ンロッド支持部材の先端及び各サブロッド支持部材の先
端には、それぞれ徐々に縮径されたサブロッドの基端側
が支持されてなることを特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
釣り竿を説明しながら、この釣り竿を構成する釣り竿支
持具についても、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0011】この釣り竿1は、図1に示すように、釣り
竿支持具2と、この釣り竿支持具2に取り付けられるメ
インロッド3と、第1乃至第3のサブロッド4,5,6
とから構成されている。上記メインロッド3は、使用者
が手指で把持し又は図示しない船の縁に市販されている
固定具を介して固定され、手により又は上記固定具を中
心にこの釣り竿1全体を上下動するよう操作するもので
あり、中途部にはリール10が取り付けられている。ま
た、このメインロッド3の外周であって、上記リール1
0の取付位置よりも先端側と基端側とには、それぞれ弾
力性を有するスポンジ11,12が貼付されている。ま
た、このメインロッド3は、基端から先端に亘って徐々
に縮径されてなるものであり、先端側には、後述する釣
り竿支持具2を構成するメインロッド支持部材の基端に
挿入された状態で支持される挿入部3aが形成され、こ
の挿入部3aには、該メインロッド3とメインロッド支
持部材とを固定するネジ13が挿通される三つの貫通孔
3b,3c,3dが穿設されている。
【0012】また、本実施の形態においては、このメイ
ンロッド3に固定されているリール10は、図示しない
バッテリーにコードを介して接続される電動リールであ
り、ハウジング10aと、このハウジング10aに内蔵
され正転及び逆転自在となされた図示しない駆動モータ
と、この駆動モータにより回転駆動し図示しない釣り糸
が巻回されるリール本体14と、このリール本体14を
回転させるハンドル15と、図示しない制御装置とを備
えてなるものである。そして、このリール本体14は、
図2に示すように、該リール本体14を三等分する第1
及び第2のフランジ部14a,14bが固定されてお
り、後述する第1のサブロッド4に対応する釣り糸1a
は、該リール本体14の一端側外周に巻回され、第2の
サブロッド5に対応する釣り糸1bは、中央外周に巻回
され、第3のサブロッド6に対応する釣り糸1cはリー
ル本体14の他端側外周に巻回されるように構成されて
いる。なお、さらにこのリール10では、上記リール本
体14と平行に配設され上記駆動モータ又はハンドル1
5の回動操作により回転する回転軸15と、この回転軸
15に平行に配設されたガイド軸16と、上記回転軸1
5の回転により該回転軸15の長さ方向に上記ガイド軸
16にガイドされながら往復駆動する第1乃至第3の駆
動部材17,18,19とが設けられている。
【0013】そして、上記回転軸15の外周には、リー
ル本体14の一端から第1のフランジ部14aまでの長
さに対応した長さに亘って、上記第1の駆動部材17を
往復駆動させる溝15aが螺刻され、また、中央には該
第1のフランジ部14aから第2のフランジ14bまで
の長さと対応する長さに亘って、上記第2の駆動部材1
8を往復駆動させる溝15bが螺刻され、さらに上記第
2のフランジ部14bからリール本体14の他端までの
長さに対応する長さに亘って、上記第3の駆動部材19
を往復駆動させる溝15cが螺刻されている。また、上
記第1乃至第3の駆動部材17,18,19には、それ
ぞれ上記回転軸15の外周に螺刻された各溝15a,1
5b,15cに係合する図示しない係合片が内蔵されて
なるとともに、図2及び図3に示すように、前記第1の
サブロッド4,第2のサブロッド5又は第3のサブロッ
ド6に対応する釣り糸1a,1b,1cが挿通される挿
通穴17a,18a,19aが形成されている。したが
って、このリール10によれば、駆動モータの駆動又は
ハンドル15の回動操作により、第1のサブロッド4に
対応する釣り糸1aは、第1の駆動部材17の往復駆動
により、リール本体14の一端と第1のフランジ部14
aとの間に偏ることなる巻回され、第2のサブロッド5
に対応する釣り糸1bは、第2の駆動部材18の往復駆
動により、第1のフランジ部14aと第2のフランジ部
14bとの間に偏ることなく巻回され、同様に、第3の
サブロッド6に対応する釣り糸1cは、第3の駆動部材
19の往復駆動により、第2のフランジ部14bとリー
ル本体14の他端側との間に偏ることなく巻回される。
【0014】そして、上述した構成に係るリール10が
取り付けられたメインロッド3の先端側には、本発明を
構成するメインロッド支持部材20が、上記メインロッ
ド3の先端側に穿設された三つの貫通孔3b,3c,3
dの何れかに挿通されるネジ13と、図1に示す座金2
1を介して該ネジ13に螺着されるナット22により固
定されている。このメインロッド支持部材20は、アル
ミニウム合金からなるものであって、図1又は図4に示
すように、基端はメインロッド3の先端側が挿入されて
支持され、先端は第2のサブロッド5の基端側が挿入さ
れるものであり、図4に示すように、円筒状に成形され
た筒状部25から構成されている。そして、この筒状部
25の基端側には、本発明(請求項2記載の発明)を構
成する第2の枠部材としての小型枠部材26が溶接され
ている。この小型枠部材26は、上記筒状部25の上部
に固定されてなり略三角形状となされた上板部26a
と、この上板部26aと対向し筒状部25の下部に固定
されてなり該上板部26aと同じ形状となされた下板部
26bと、これら上板部26aと下板部26bとの両側
を接続しており略円弧状となされた左右の側板部26
c,26dとから構成され、先端側に形成された開口か
ら、後述する大型枠部材の基端側が挿入される挿入空間
が形成されている。なお、この小型枠部材26を構成す
る上板部26a及び下板部26bには、それぞれ後述す
る大型枠板部材とこの小型枠板部材26とを固定するた
めの図示しないネジが挿通されるネジ穴26e,26f
が穿設されている。また、前記筒状部25の基端側中途
部には、前記ネジ13が挿通されるネジ穴25aが、ま
た、先端側中途部には、後述する大型枠部材に固定され
たパイプとこの筒状部25とを固定するための図示しな
いネジが挿通されるネジ穴25bが、それぞれ穿設され
ている。
【0015】そして、この筒状部25と小型枠部材26
とには、図1に示すように、本発明(請求項2記載の発
明)を構成する第1の枠部材としての大型枠部材27が
装着されている。この大型枠部材27は、上記メインロ
ッド支持部材20及び小型枠部材26と共に釣り竿支持
具2を構成する部材であり、図4に示すように、略三角
形状となされた上板部27aと、この上板部27aより
もやや大きな三角形状となされた下板部27bと、これ
ら上板部27aと下板部27bとを接続してなるととも
に略円弧状となされた左右の側板部27c,27dと、
基端側に形成され上記筒状部25の先端側が挿通される
挿通穴27eとから構成されている。なお、これら上板
部27a及び下板部27bの基端側には、前記小型枠部
材26に穿設されたネジ穴26e,26fに対応する位
置に、ネジ穴27f,27gが穿設されている。そし
て、上記下板部27bの上面には、上記挿通孔27eに
挿通された筒状部25の先端が挿通されるパイプ28が
固定されており、このパイプ28には、該パイプ28と
筒状部25とを固定するための図示しないネジが挿通さ
れるネジ穴28aが穿設されている。
【0016】そして、さらに上記大型枠部材27を構成
する上板部27aと下板部27bとの間には、図5に示
すように、第1のサブロッド支持部材29と、第2のサ
ブロッド支持部材30とが、それぞれ支軸31,32に
より該支軸31,32を中心に回動可能に取り付けられ
ている。これら第1及び第2のサブロッド支持部材2
9,30は、何れも円筒状に成形されてなるものであっ
て、該第1のサブロッド支持部材29は、図1に示す第
1のサブロッド4の基端側が挿入された状態で該第1の
サブロッド4を支持するものであり、第2のサブロッド
支持部材30は、図1に示す第3のサブロッド6の基端
側が挿入された状態で該第3のサブロッド6を支持する
ものである。
【0017】すなわち、この釣り竿1は、前述したリー
ル10が固定されたメインロッド3の先端側に、上記小
型枠部材26が固定されたメインロッド支持部材20
(筒状部25)の基端側を挿入して固定するとともに、
この筒状部25の先端側を上記大型枠部材27に形成さ
れた挿通穴27e内からパイプ28内に挿通させ且つ小
型枠部材26内に大型枠部材27の基端側を挿入させて
固定し、さらに、上記筒状部25の先端には、第2のサ
ブロッド5の基端側を挿入して支持し、第1のサブロッ
ド支持部材29には第1のサブロッド4の基端側を挿入
して支持し、第2のサブロッド支持部材30には、第3
のサブロッド6の基端側を挿入して支持してなるもので
ある。
【0018】以下、上述した釣り竿1の使用方法の一例
を説明すると、図6に示すように、釣り船Sの縁Eに固
定具34を介して、メインロッド3を固定し、第1乃至
第3のサブロッド4,5,6の先端が外側に(海上に)
突出するように設置する。なお、この固定具34は、図
示しない支軸を介してメインロッド3が起立し又は水平
となるよう回転させることができるものである。そし
て、上記リール10を逆回転させ、先端に餌や針が取り
付けられた図示しない三本の釣り糸をそれぞれ海底方向
に垂下させる。そして、各サブロッド4,5,6の全部
又は一部に魚が掛かった場合には、上記リール10を駆
動モータを正回転させ又はハンドル15によりリール本
体14を回転駆動させる。この場合、前述したように、
リール本体14は第1及び第2のフランジ部14a,1
4bにより三つのエリアに分割され、第1乃至第3のサ
ブロッド4,5,6に対応した各釣り糸は、リール本体
14内で絡み合うことがない。全ての釣り糸が巻き上げ
られた場合には、この釣り竿1を起立させ、魚を取り込
み又は餌を付け替える等の作業を行う。
【0019】したがって、この釣り竿1によれば、上述
した釣り竿支持具2を介して支持された第1乃至第3の
サブロッド4,5,6による三本のロッドにより、釣り
を行うことができるものであり、これら三本のサブロッ
ド4,5,6の操作は、メインロッド3又は該メインロ
ッド3に固定された一つのリール10の操作により行う
ものであることから、従来の釣り竿に比べ極めて簡単な
構成であるとともに安価に製造することができ、また操
作性も良好なものとすることができる。特に、この釣り
竿1を構成する釣り竿支持具2では、第1及び第3のサ
ブロッド4,6を支持する第1及び第2のサブロッド支
持部材29,30は、支軸31,32を中心に回動可能
となされてなるので、第2のサブロッド5との角度を任
意の角度に設定することができる。したがって、この釣
り竿1の使用者と隣の釣り人との距離が近い場合であっ
ても、この第1及び第2のサブロッド支持部材29,3
0を回動操作(第2のサブロッド5との角度を狭める)
ことにより、迷惑をかける恐れも防止することができ
る。
【0020】さらに、この釣り竿支持具2では、上述の
ように三本のサブロッド4,5,6同時にを使用するこ
となく、中央の第2のサブロッド5のみを使用する場合
には、大型枠部材27を使用することなく、メインロッ
ド3の先端にメインロッド支持部材20(筒状部25)
を介して該第2のサブロッド5を支持させれば良い。こ
の場合、大型枠部材27を該小型枠部材26に固定し第
1及び第3のサブロッド4,6の取付を省略する使用方
法も可能であるが、これでは、大型枠部材27の存在に
より操作性が悪い。すなわち、この釣り竿支持具2で
は、大型枠部材27と小型枠部材26とは着脱可能であ
るとともに、小型枠部材26には基端でメインロッド3
の先端側を支持し先端では第2のサブロッド5を支持す
るメインロッド支持部材20が構成要素とされてなるの
で、一本のサブロッド5のみを使用する場合であって
も、何ら支障なく使用することができる。
【0021】なお、上述した実施の形態に係る釣り竿1
では、本発明を構成する釣り竿支持具として、大型枠部
材27と小型枠部材26とを構成要素としたものを図示
して説明したが、本発明は、例えば、第2の実施の形態
として図7に示す釣り竿支持具40であっても良い。こ
の釣り竿支持具40は、前記実施の形態に係る釣り竿1
を構成する釣り竿支持具2と同じように、アルミニウム
合金により成形されてなるものであって、前述したメイ
ンロッド3の先端側が挿入されて支持されるメインロッ
ド支持部材41と、このメインロッド支持部材41の中
途部に固定されてなる枠部材43と、基端がこの枠部材
43に支軸44を介して回動可能に取り付けられてなり
上記メインロッド支持部材41の一側側に位置してなる
第1のサブロッド支持部材45と、基端が上記枠部材4
3に支軸46を介して回動可能に取り付けられてなり上
記メインロッド支持部材41の他側側に位置してなる第
2のサブロッド支持部材47と、から構成されてなるも
のである。
【0022】上記メインロッド支持部材41は、筒状に
成形されてなるものであり、前述の通り基端側では前記
メインロッド3の先端側が挿入されて支持され、先端に
おいては、前述した釣り竿1を構成する第2のサブロッ
ド5が挿入されて支持されるものである。また、第1及
び第2のサブロッド支持部材45,47は、それぞれ先
端において第1のサブロッド4又は第3のサブロッド6
の基端側が挿入されて支持されるものである。また、上
記枠部材43は、略前記大型枠部材27と同様の構成か
らなるものであって、上板部43aと下板部43bと左
右の側板部43c,43dとから構成され、該左右の側
板部43c,43dは、第1及び第2のサブロッド4
5,47の外径に略対応した内径を有した円弧状となさ
れ、また、上板部43aと下板部43bとの距離は、第
1及び第2のサブロッド45,47支持部材の直径より
も若干短いものとされている。したがって、第1及び第
2のサブロッド支持部材45,47は、支軸44,46
を中心に回動可能ではあるが、左右の側板部43c,4
3dの内側面と該第1及び第2のサブロッド支持部材4
5,47の外周面とが面接触する程度に回動操作するこ
とによって位置決めが図られ、回動が規制される。
【0023】上述した第2の実施の形態に係る釣り竿支
持具40を使用して、前記実施の形態で説明した釣り竿
1を構成するメインロッド3,サブロッド4,5,6と
共に使用することにより、釣果を上げることができる。
特に、この第2の実施の形態に係る釣り竿支持具40で
は、構成が一層簡単であることから更に安価に製造する
ことができる。
【0024】次に、本発明の第3の実施の形態に係る釣
り竿支持具50について、図面を参照しながら詳細に説
明する。この釣り竿支持具50は、図8及び図9に示す
ように、基端はメインロッド51の先端側中途部に挿通
されるメインロッド支持部材52と、このメインロッド
支持部材52に固定されてなる小型枠部材53と、この
小型枠部材53に固定されてなる大型枠部材54と、こ
の大型枠部材54に基端側が回動可能に支持されてなる
第1乃至第3のサブロッド支持部材55,56,57と
から構成されている。
【0025】上記メインロッド支持部材52は、筒状に
成形されてなるものであって、ネジ60を介してメイン
ロッド51に固定されるものである。また、上記小型枠
部材53は、このメインロッド支持部材51に固定され
てなるものであり、前述した第1の実施の形態に係る小
型枠部材26と同様の構成からなるものであって、上板
部53aと下板部53b(図9参照)とには、大型枠部
材54とこの小型枠部材53とを固定するための図示し
ないネジが挿通されるネジ孔53c,53d,53e,
53fが穿設されている。また、上記大型枠部材54
は、図8に示すように、扇形状となされた上板部54a
と、この上板部54aと面対向してなるとともに、中央
部の先端が上記上板部54aよりも太径となされた円弧
状部54bを有する下板部54cと、左右の側板部54
d,54eとから構成されている。そして、本実施の形
態に係る大型枠部材54では、図9に示すように、下板
部54cに形成された円弧状部54bの近傍には円弧状
となされた第1のガイド溝54fが形成され、また左右
両側には、第2及び第3のガイド溝54g,54hが穿
設されている。なお、これら第1乃至第3のガイド溝5
4f,54g,54hは、後述する第1乃至第3のサブ
ロッド支持部材55,56,57を回動可能に支持する
各支軸61,62,63を中心とした円弧とされてい
る。
【0026】そして、上記大型枠部材54内であって、
左側には第1のサブロッド支持部材55が、中央には第
2のサブロッド支持部材56が、右側には第3のサブロ
ッド支持部材57が、それぞれ支軸61,62,63に
より回動可能に支持された状態で取り付けられている。
上記第1のサブロッド支持部材55は先端で図1に示す
第1のサブロッド4と同じ構成からなる図示しない第1
のサブロッドの基端側が挿入されて支持されるものであ
り、第2のサブロッド支持部材56及び第3のサブロッ
ド支持部材57も図示しないサブロッドの基端側が挿入
されて支持されるものである。そして、図9に示すよう
に、上記第1のサブロッド支持部材55の裏面には、中
途部が上記第2のガイド溝54gに挿通されてなるネジ
66が固定され、このネジ66には蝶ナット67が螺着
されている。また、第2のサブロッド支持部材56の裏
面には、中途部が上記第1のガイド溝54fに挿通され
てなるネジ68が固定され、このネジ68には蝶ナット
69が螺着されている。また、第3のサブロッド支持部
材57の裏面には、中途部が上記第3のガイド溝54h
に挿通されてなるネジ70が固定され、このネジ70に
は蝶ナット71が螺着されている。すなわち、この釣り
竿支持具50では、上記第1乃至第3のサブロッド支持
部材55,56,57は、何れも支軸61,62,63
を中心に回動可能となされているとともに、上記各ネジ
66,68,70と各蝶ナット67,69、71とによ
り該サブロッド支持部材55,56,57の位置が固定
され回動が規制されるように構成されている。
【0027】上述した本発明の第3の実施の形態に係る
釣り竿支持具50による場合であっても、前記第1の実
施の形態に係る釣り竿1を構成する釣り竿支持具2と同
じ作用効果を実現することができるとともに、上述した
構成によりサブロッド支持部材55,56,57の位置
が固定され回動が規制されることから、各サブロッド支
持部材55,56,57が操作中にぐらつく等の危険性
を有効に防止することができる。なお、この釣り竿支持
具50により、一本のサブロッドのみを使用して釣りを
行う場合には、図10に示すように、メインロッド支持
部材52が固定されたメインロッド51の先端にネジ7
0を介してアダプター71を固定し、このアダプター7
1の先端に一本のサブロッド80を挿入固定する。この
アダプター71は、基端側に形成され上記メインロッド
51の先端側が挿入される太径状の筒部71aと、この
太径状の筒部71aと連続してなり先端ではサブロッド
80の基端側が挿入される縮径状の筒部71bとが、ア
ルミニウム合金により一体成形されてなるものである。
【0028】このように、前記第1乃至第3の実施の形
態において説明した各釣り竿支持具2,40,50及び
これらの釣り竿支持具2,40,50を用いた釣り竿1
によれば、極めて簡単な構成により安価に製造すること
ができるとともに、操作性も良好であり、大いに釣果を
上げることが可能となる。なお、前記各実施の形態に係
る釣り竿支持具は、全てアルミニウム合金を材料とした
が、本発明に係る釣り竿支持具は、このように必ずしも
アルミニウム合金を材料とする必要はなく、合成樹脂を
材料とするものであっても良い。また、図1に示す各サ
ブロッド4,5,6は、何れも釣り糸をガイドするガイ
ド部材が取り付けられているものであるが、サブロッド
は、近年使用されている所謂中通しのロッド(釣り糸が
ロッド先端から該ロッド内を通過して基端側に形成され
た開口から外部に挿通されリールに到るタイプの釣り
竿)を使用しても良い。また、リールについても、図1
に示すような電動リールを必ずしも使用する必要はな
く、ハンドルのみにより巻き上げられるリールを使用し
ても良い。さらに、前記実施の形態に係る各釣り竿支持
具2,40,50では、何れもサブロッドが全部で三本
使用されるものを図示して説明したが、サブロッドが使
用できる本数は複数であれば三本に限定されることはな
い。
【0029】
【発明の効果】上述した本発明の各実施の形態の説明か
らも明らかなように、本発明(第1の発明)に係る釣り
竿支持具又はこの釣り竿支持具を用いた釣り竿(請求項
5記載の発明)によれば、一本のメインロッドの操作に
より複数のサブロッドを使用して釣りを行うことができ
ることから、操作性も良好であり、また、構成が極めて
簡単であることから安価に製造することができるので、
趣味で釣りを行う者や小規模の漁業関係者でも簡単に利
用することができる。
【0030】特に、第2の発明(請求項2記載の発明)
に係る釣り竿支持具又はこの釣り竿支持具を用いた釣り
竿(請求項5記載の発明)によれば、一本のサブロッド
のみを使用して釣りを行う場合には、第1の枠部材を取
り外して行うことができるので、該第1の枠部材により
操作性が損なわれる恐れを防止することができる。
【0031】また、第3の発明(請求項3記載の発明)
に係る釣り竿支持具又はこの釣り竿支持具を用いた釣り
竿(請求項5記載の発明)によれば、サブロッド支持部
材は回動可能であることから、該サブロッド支持部材に
支持される各サブロッドの角度を任意に調節することが
でき、このため、この釣り竿支持具を用いた釣り竿を使
用する者と隣の釣り人との距離が短い場合であっても、
広がったサブロッドにより迷惑をかけることを防止する
ことが可能となる。
【0032】さらに、第4の発明(請求項4記載の発
明)に係る釣り竿支持具又はこの釣り竿支持具を用いた
釣り竿(請求項5記載の発明)によれば、サブロッド支
持部材の少なくとも一つは、前記メインロッド支持部材
との角度が任意の角度とされた状態を保持し回動が規制
されるよう構成されてなることから、操作中にサブロッ
ドがぐらつく等の危険性も有効に防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1の実施の形態に係る釣り
竿の分解斜視図である。
【図2】図2は、リール本体の構成を拡大して示す平面
図である。
【図3】図3は、リールの背面図である。
【図4】図4は、釣り竿支持部材の分解斜視図である。
【図5】図5は、釣り竿支持部材の正面図である。
【図6】図6は、図1に示す釣り竿の使用方法の一例を
示す平面図である。
【図7】図7は、第2の実施の形態に係る釣り竿支持具
の斜視図である。
【図8】図8は、第3の実施の形態に係る釣り竿支持具
の平面図である。
【図9】図9は、第3の実施の形態係る釣り竿支持具の
底面図である。
【図10】図10は、一本のサブロッドを使用する場合
に使用されるアダプターがメインロッドに固定された状
態を示す平面図である。
【符号の説明】
1 釣り竿 2 釣り竿支持具 3 メインロッド 4 第1のサブロッド 5 第2のサブロッド 6 第3のサブロッド 20 メインロッド支持部材 26 小型枠部材 27 大型枠部材 29 第1のサブロッド支持部材 30 第2のサブロッド支持部材 31,32 支軸 40 釣り竿支持具 41 メインロッド支持部材 43 枠部材 44,46 支軸 45 第1のサブロッド支持部材 47 第2のサブロッド支持部材 50 釣り竿支持具 51 メインロッド 52 メインロッド支持部材 53 小型枠部材 54 大型枠部材 55 第1のサブロッド支持部材 56 第2のサブロッド支持部材 57 第3のサブロッド支持部材 61,62,63 支軸

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基端は使用時に手指で把持されるメ
    インロッドの先端側が着脱可能に支持され先端は徐々に
    縮径されたサブロッドの基端側が着脱可能に支持される
    メインロッド支持部材と、このメインロッド支持部材の
    中途部に固定されてなる枠部材と、基端がこの枠部材に
    取り付けられてなり先端は他のサブロッドの基端側が着
    脱可能に支持される複数のサブロッド支持部材と、を備
    えてなることを特徴とする釣り竿支持具。
  2. 【請求項2】 基端は使用時に手指で把持されるメ
    インロッドの先端側が着脱可能に支持され先端は徐々に
    縮径されたサブロッドの基端側が着脱可能に支持される
    メインロッド支持部材と、このメインロッド支持部材の
    中途部に固定されてなる第1の枠部材と、上記メインロ
    ッド支持部材の中途部に固定され上記第1の枠部材より
    も小型となさてなるとともに該第1の枠部材の基端側が
    挿入される第2の枠部材と、基端が上記第1の枠部材に
    取り付けられてなり先端は他のサブロッドの基端側が着
    脱可能に支持される複数のサブロッド支持部材と、を備
    えてなることを特徴とする釣り竿支持具。
  3. 【請求項3】 前記各サブロッド支持部材の少なく
    とも一つは、前記請求項1に記載した枠部材又は請求項
    2に記載した第1の枠部材に対して基端側を中心に前記
    メインロッド支持部材との角度を任意に変更し得るよう
    回動可能に取り付けられてなることを特徴とする請求項
    1又は2記載の釣り竿支持具。
  4. 【請求項4】 前記各サブロッド支持部材の少なく
    とも一つは、前記メインロッド支部材との角度が任意の
    角度とされた状態を保持し回動が規制されるよう構成さ
    れてなることを特徴とする請求項3記載の釣り竿支持
    具。
  5. 【請求項5】前記請求項1,2,3又は4に記載された
    釣り竿支持具を構成するメインロッド支持部材の基端に
    は、使用時に手指で把持されるメインロッドの先端側が
    支持され、このメインロッド支持部材の先端及び各サブ
    ロッド支持部材の先端には、それぞれ徐々に縮径された
    サブロッドの基端側が支持されてなることを特徴とする
    釣り竿。
JP2196097A 1997-01-20 1997-01-20 釣り竿支持具及びこの釣り竿支持具を用いた釣り竿 Pending JPH10201406A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7765732B1 (en) * 2009-02-20 2010-08-03 Canevari Raymond A Fishing rod support
US8276310B1 (en) * 2009-08-20 2012-10-02 Weber Michael W Anchored fishing rod holder assembly

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