JPH10201198A - ブラシレス励磁機 - Google Patents
ブラシレス励磁機Info
- Publication number
- JPH10201198A JPH10201198A JP178697A JP178697A JPH10201198A JP H10201198 A JPH10201198 A JP H10201198A JP 178697 A JP178697 A JP 178697A JP 178697 A JP178697 A JP 178697A JP H10201198 A JPH10201198 A JP H10201198A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- permanent magnet
- initial excitation
- magnetomotive force
- generator
- yoke
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】ブラシレス励磁機の初期励磁に必要な直流電源
を不要とし、発電所内の補機類を省略することのできる
ブラシレス励磁機を提供する。 【解決手段】ブラシレス励磁機の界磁部において、複数
の磁極１を具備した界磁鉄心を形成する継鉄３の一部
に、初期励磁に必要とする起磁力を与える永久磁石４を
備えた構成とする。
を不要とし、発電所内の補機類を省略することのできる
ブラシレス励磁機を提供する。 【解決手段】ブラシレス励磁機の界磁部において、複数
の磁極１を具備した界磁鉄心を形成する継鉄３の一部
に、初期励磁に必要とする起磁力を与える永久磁石４を
備えた構成とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、同期発電機の界磁
巻線に直流励磁電流を供給するブラシレス励磁機に関す
る。
巻線に直流励磁電流を供給するブラシレス励磁機に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】同期発電機の多くは回転界磁形であり、
この界磁巻線に直流励磁電流を供給する直流電源が必要
である。このため、主発電機に直結して運転される回転
電機子形同期発電機を励磁機とし、回転部分に取り付け
た整流素子で整流して主発電機の界磁巻線に直流励磁電
流を供給するブラシレス方式が広く用いられている。こ
のブラシレス励磁機もまた同期発電機であるため、その
界磁巻線に直流励磁電流を供給する直流電源が必要とな
る。
この界磁巻線に直流励磁電流を供給する直流電源が必要
である。このため、主発電機に直結して運転される回転
電機子形同期発電機を励磁機とし、回転部分に取り付け
た整流素子で整流して主発電機の界磁巻線に直流励磁電
流を供給するブラシレス方式が広く用いられている。こ
のブラシレス励磁機もまた同期発電機であるため、その
界磁巻線に直流励磁電流を供給する直流電源が必要とな
る。
【０００３】図３は、従来の回転電機子形のブラシレス
励磁機の界磁部の説明図である。図３において、１は磁
極、２は界磁巻線、３は継鉄であり、界磁巻線２に外部
より直流電流を供給して励磁する。従来の中小容量の水
力発電所では、通常、所内の電源は発電機端子から直接
とっている。従って、発電機が初期励磁を行い電圧を立
ち上げるまでの間、直流の蓄電池により、ブラシレス励
磁機の界磁巻線に直流励磁電流を供給する必要がある。
励磁機の界磁部の説明図である。図３において、１は磁
極、２は界磁巻線、３は継鉄であり、界磁巻線２に外部
より直流電流を供給して励磁する。従来の中小容量の水
力発電所では、通常、所内の電源は発電機端子から直接
とっている。従って、発電機が初期励磁を行い電圧を立
ち上げるまでの間、直流の蓄電池により、ブラシレス励
磁機の界磁巻線に直流励磁電流を供給する必要がある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、ブラ
シレス励磁機の初期励磁に必要な直流電源を不要とし、
発電所内の補機類を省略することのできるブラシレス励
磁機を提供することにある。
シレス励磁機の初期励磁に必要な直流電源を不要とし、
発電所内の補機類を省略することのできるブラシレス励
磁機を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明においては、ブラ
シレス励磁機において、複数の磁極を具備した界磁鉄心
を形成する継鉄の一部に、初期励磁に必要とする起磁力
を与える永久磁石を備えた構成とする。磁極間の磁路の
一部に永久磁石を備えてもよく、磁極の胴部に永久磁石
を備えてもよい。
シレス励磁機において、複数の磁極を具備した界磁鉄心
を形成する継鉄の一部に、初期励磁に必要とする起磁力
を与える永久磁石を備えた構成とする。磁極間の磁路の
一部に永久磁石を備えてもよく、磁極の胴部に永久磁石
を備えてもよい。
【０００６】
【発明の実施の形態】図１は、本発明の第１の実施例を
示すブラシレス励磁機の界磁部の説明図である。図１に
おいて、図３と同じ部位には同じ符号が付してある。図
１において、従来は単なる磁路の１部分であった継鉄３
の一部に永久磁石４を挿入する。永久磁石４は、初期励
磁時に必要な起磁力を得るような寸法および磁化特性を
有するものを使用する。従って、初期励磁時には永久磁
石４の起磁力のみでブラシレス励磁機の運転が可能であ
るため、初期励磁の為の直流電源は不要となる。
示すブラシレス励磁機の界磁部の説明図である。図１に
おいて、図３と同じ部位には同じ符号が付してある。図
１において、従来は単なる磁路の１部分であった継鉄３
の一部に永久磁石４を挿入する。永久磁石４は、初期励
磁時に必要な起磁力を得るような寸法および磁化特性を
有するものを使用する。従って、初期励磁時には永久磁
石４の起磁力のみでブラシレス励磁機の運転が可能であ
るため、初期励磁の為の直流電源は不要となる。
【０００７】ブラシレス励磁機により発電機の初期励磁
を行い、電源が確保出来るようになれば、従来と同様に
界磁巻線２に発電機端より励磁電流を供給し、発電機の
定格負荷運転に必要な起磁力を与えればよい。図２は、
本発明の第２の実施例を示すブラシレス励磁機の界磁部
の説明図である。図２において、図３と同じ部位には同
じ符号が付してある。
を行い、電源が確保出来るようになれば、従来と同様に
界磁巻線２に発電機端より励磁電流を供給し、発電機の
定格負荷運転に必要な起磁力を与えればよい。図２は、
本発明の第２の実施例を示すブラシレス励磁機の界磁部
の説明図である。図２において、図３と同じ部位には同
じ符号が付してある。
【０００８】図２において、磁極１の胴の部分を永久磁
石４とし、継鉄３の部分に界磁巻線２を設けることによ
り、図１と同様の効果を得ることが出来る。継鉄３を加
工しないので、図１に比べて機械的強度を増すことが出
来る。
石４とし、継鉄３の部分に界磁巻線２を設けることによ
り、図１と同様の効果を得ることが出来る。継鉄３を加
工しないので、図１に比べて機械的強度を増すことが出
来る。
【０００９】
【発明の効果】ブラシレス励磁機の界磁部を本発明の構
成とすることにより、初期励磁の為の蓄電池を不要とす
ることが出来る。また、この蓄電池を省略する為に、従
来では永久磁石発電機を初期励磁用の電源として用いて
いたが、この永久磁石発電機の省略が可能となり、大き
な経済効果を得ることができる。
成とすることにより、初期励磁の為の蓄電池を不要とす
ることが出来る。また、この蓄電池を省略する為に、従
来では永久磁石発電機を初期励磁用の電源として用いて
いたが、この永久磁石発電機の省略が可能となり、大き
な経済効果を得ることができる。
【図１】この発明の第１の実施例を示すブラシレス励磁
機の界磁部の説明図。
機の界磁部の説明図。
【図２】この発明の第２の実施例を示すブラシレス励磁
機の界磁部の説明図。
機の界磁部の説明図。
【図３】従来のブラシレス励磁機の界磁部の説明図。
１…磁極、２…界磁巻線、３…継鉄、４…永久磁石。
Claims (3)
- 【請求項１】同期発電機の界磁巻線に直流励磁電流を供
給するブラシレス励磁機において、複数の磁極を具備し
た界磁鉄心を形成する継鉄の一部に、初期励磁に必要と
する起磁力を与える永久磁石を備えたことを特徴とする
ブラシレス励磁機。 - 【請求項２】請求項１に記載のブラシレス励磁機におい
て、磁極間の磁路の一部に永久磁石を備えたことを特徴
とするブラシレス励磁機。 - 【請求項３】請求項１に記載のブラシレス励磁機におい
て、磁極の胴部に永久磁石を備えたことを特徴とするブ
ラシレス励磁機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP178697A JPH10201198A (ja) | 1997-01-09 | 1997-01-09 | ブラシレス励磁機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP178697A JPH10201198A (ja) | 1997-01-09 | 1997-01-09 | ブラシレス励磁機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10201198A true JPH10201198A (ja) | 1998-07-31 |
Family
ID=11511269
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP178697A Pending JPH10201198A (ja) | 1997-01-09 | 1997-01-09 | ブラシレス励磁機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10201198A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100442122B1 (ko) * | 2001-07-31 | 2004-07-30 | 한국전기연구원 | 영구 자석을 이용한 브러시리스 발전기 |
| JP2004229404A (ja) * | 2003-01-22 | 2004-08-12 | Genesis:Kk | リラクタンスモータおよびリラクタンスモータ用ステータの磁石 |
| JP2016067128A (ja) * | 2014-09-25 | 2016-04-28 | Ntn株式会社 | 発電機 |
-
1997
- 1997-01-09 JP JP178697A patent/JPH10201198A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100442122B1 (ko) * | 2001-07-31 | 2004-07-30 | 한국전기연구원 | 영구 자석을 이용한 브러시리스 발전기 |
| JP2004229404A (ja) * | 2003-01-22 | 2004-08-12 | Genesis:Kk | リラクタンスモータおよびリラクタンスモータ用ステータの磁石 |
| JP2016067128A (ja) * | 2014-09-25 | 2016-04-28 | Ntn株式会社 | 発電機 |
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