JPH10200750A - 輪郭強調装置、画像処理装置、及び画像処理方法 - Google Patents

輪郭強調装置、画像処理装置、及び画像処理方法

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JPH10200750A
JPH10200750A JP9011932A JP1193297A JPH10200750A JP H10200750 A JPH10200750 A JP H10200750A JP 9011932 A JP9011932 A JP 9011932A JP 1193297 A JP1193297 A JP 1193297A JP H10200750 A JPH10200750 A JP H10200750A
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gamma
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JP9011932A
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Ken Terasawa
見 寺澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネガボジ反転処理時、静止画出力撮影時に
も、自然な輪郭の付いた画像を得ることができる輪郭強
調装置を提供する。 【解決手段】 画像の公衆は成分を抽出するフィルタ
(HPF)5を備え、そこで得られた高周波成分を元の
画像信号に付加することによって、輪郭を強調する画像
処理装置において、輪郭強調回路7を設ける。この輪郭
強調回路7は、ネガポジ反転処理を行った場合に、後段
のガンマ処理回路9リニアあるいは低輝度抑圧高輝度伸
張の特性を選択したとき、前記高周波成分の正の成分を
抑圧するように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像の輪郭を強調
する輪郭強調装置と、この輪郭強調装置を備え、例えば
ネガフィルムを撮影してポジ画像を得るネガポジ反転処
理を行う画像処理装置あるいは静止画出力用の画像処理
装置と、その画像処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、画像処理分野でもディジタル画像
処理が中核を担うようになり、様々な撮影効果が得られ
るようになってきている。そうした中で、ビデオカメラ
を用いてネガフィルムを撮影し、信号処理によってポジ
画像を得る、いわゆるネガポジ反転処理ができる製品が
出てきている。
【0003】また、ビデオプリンタなどの静止画出力機
器の普及によって、ビデオカメラで撮影した動画を静止
画として保存、出力する機会も増えている。静止画は動
画に比べて、高品位の画像が要求される。それは人の目
には検知できなかった動画像の解像感、動きのスムーズ
さがはっきりと出てしまうからである。このため、静止
画像出力時には、動画像よりも高度な処理技術が要求さ
れる。
【0004】さて、ネガポジ反転処理は、静止画像処理
の一種であるが、これは、ネガフィルムを撮影して得ら
れた輝度レベルを逆転させるものである。このとき、フ
ィルムのベースカラーであるオレンジ色を取り除く処理
と、白を白くするホワイトバランス処理が必要である。
【0005】以下、ネガフィルムをポジ画像に反転する
処理を行う場合について説明する。図4は、ネガポジ反
転処理を含む従来の画像処理装置の一構成例を示すブロ
ック図である。
【0006】端子101から入力されたネガ画像信号
は、本線信号系と輪郭信号系に分けられる。輪郭信号系
では、ハイパスフィルタ(HPF)102によって画像
の高周波成分が抽出される。そののち、本線信号系及び
輪郭信号系にそれぞれ備えられたネガポジ反転回路(N
/P)103,104によって、ネガ画像信号はポジ画
像に変換される。
【0007】変換された画像信号は、ベースカラー処理
回路105で、フィルムのベースカラー成分を取り除か
れ、ホワイバランス回路106で、各色信号のゲイン調
整を行い、白が白になるように調整される。そして、加
算器107で輪郭信号を加算した後に、ガンマ処理回路
108によって、画像が表示される媒体に合わせた輝度
特性を持たせ、出力端子109から出力される。
【0008】この回路において、ネガポジ反転処理後の
画像信号はガンマ処理されるが、このガンマ処理の入出
力特性は、通常の撮影時には図5の(A)のようなもの
となるのに対し、ネガポジ反転時にはネガフィルムの濃
度特性から考えると、図5の(B)あるいは図5の
(C)の特性が望ましい。
【0009】これは、図5の(A)がモニタの蛍光体の
発色特性を考慮したものであり、モニタに表示した時点
で初めて輝度レベルがリニアになるからである。しか
し、ネガポジ反転時にこの特性を用いると、全体に輝度
レベルが上がり、モニタの表示では色の淡い画像となっ
てしまう。
【0010】そこで、図5の(B)の特性は、モニタに
ネガポジ反転画像を表示したい場合、あるいは静止画像
をプリンタなどに出力する場合に用いる。これは、ネガ
ポジ反転撮影では、ネガフィルムの濃度特性と、モニタ
の蛍光体の発色特性とを合わせると、ほぼリニアな輝度
レベルが得られるからであり、また、静止出力用画像撮
影の場合は、入力から出力までの系の総合的な輝度レベ
ルがリニアであることが望ましいからである。
【0011】そして、図5の(C)の特性は、プリンタ
などにネガポジ反転画像を入力したい場合に用いる。プ
リンタで出力するなど、その用途が決まっている場合に
は、入力から出力までの系の総合的な輝度レベルがリニ
アであることが望ましいからである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では次のような問題点があった。
【0013】ガンマ処理を行った場合、当然のことなが
ら、輪郭信号もその影響を受ける。通常撮影時の場合に
は、輪郭信号に注目すると、図6のA1のような輪郭信
号は、元の画像信号に付加されて図6のA2のようにな
る。ここでガンマ処理が行われると、図5の(A)が上
に凸の特性であるので、画像信号は図6のA3のように
なり、輪郭信号のうち正の成分は圧縮され、負の成分は
伸張される。
【0014】高輝度レベル側でのレベル変動は人間の目
にとっては検知しやすく、低輝度レベル側では検知しに
くい。この目の特性に鑑みると、図6のA3は自然な輪
郭として見えることになる。
【0015】しかし、図5の(B)あるいは図5の
(C)の場合には、輪郭信号に注目すると、それぞれ図
6のB2,B3、図6のC2,C3のようになる。図5
の(B)の特性では、低輝度レベル側、高輝度レベル側
の輪郭信号ともにそのままレベル比で出力される。ま
た、図5の(C)の特性では、低輝度レベル側の輪郭信
号がそのまま、高輝度レベル側の輪郭信号が伸張されて
出力される。
【0016】このような画像を見た場合は、正の輪郭成
分が負の輪郭成分に対して大きいために、人間の目には
輪郭信号が目立ち過ぎて全体に不自然な印象を与えてし
まうことになる。
【0017】本発明は上記従来の問題点に鑑み、ネガボ
ジ反転処理時、静止画出力撮影時にも、自然な輪郭の付
いた画像を得ることができる輪郭強調装置を提供するこ
とを目的とする。また、この輪郭強調装置を備えた画像
処理装置及び画像処理方法をを提供することを目的とす
る。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明である輪郭強調装置は、入力画像の輪郭
を強調するための輪郭信号を元の画像である前記入力画
像に加えた画像に対して、所定のガンマ特性を切り換え
選択して付与するガンマ処理部の前記ガンマ特性の切換
えに応じて、前記輪郭信号の正、負の成分を独立に制御
する制御手段を有するものである。
【0019】第2の発明である輪郭強調装置では、上記
第1の発明において、前記ガンマ処理部は、ネガポジ反
転撮影時に、リニアあるいは低輝度抑圧高輝度伸張の特
性を前記所定のガンマ特性として切換え選択するもので
ある。
【0020】第3の発明である輪郭強調装置では、上記
第1の発明において、前記ガンマ処理部は、静止画撮影
時に、リニアあるいは低輝度抑圧高輝度伸張の特性を前
記所定のガンマ特性として切換え選択するものである。
【0021】第4の発明である画像処理装置では、画像
の高周波成分を抽出するフィルタを有し、そのフィルタ
で得られた高周波成分を元の画像に付加して該画像の輪
郭を強調した画像信号を出力する輪郭強調部と、前記輪
郭強調部から出力される画像信号に対して所定のガンマ
特性を選択付与するガンマ処理部とを備えた画像処理装
置において、前記輪郭強調部は、前記ガンマ処理部が前
記所定のガンマ特性としてリニアあるいは低輝度抑圧高
輝度伸張の特性を選択したときに、前記高周波成分の正
の成分を抑圧するように制御する輪郭信号圧縮回路を有
するものである。
【0022】第5の発明である画像処理装置では、画像
の高周波成分を抽出するフィルタを有し、そのフィルタ
で得られた高周波成分を元の画像に付加して該画像の輪
郭を強調した画像信号を出力する輪郭強調部と、前記輪
郭強調部から出力される画像信号に対して所定のガンマ
特性を選択付与するガンマ処理部とを備えた画像処理装
置において、前記輪郭強調部は、前記ガンマ処理部が前
記所定のガンマ特性としてリニアあるいは低輝度抑圧高
輝度伸張の特性を選択したときに、前記高周波成分の正
の成分を抑圧すると共に、その負の成分を伸張するよう
に制御する輪郭信号圧縮回路を有するものである。
【0023】第6の発明である画像処理装置では、上記
第4または第5の発明において、前記ガンマ処理部は、
ネガポジ反転撮影時に前記所定のガンマ特性としてリニ
アあるいは低輝度抑圧高輝度伸張の特性を選択するもの
である。
【0024】第7の発明である画像処理装置では、上記
第4または第5の発明において、前記ガンマ処理部は、
静止画撮影時に前記所定のガンマ特性としてリニアある
いは低輝度抑圧高輝度伸張の特性を選択するものであ
る。
【0025】第8の発明である画像処理装置では、上記
第4または第5の発明において、前記輪郭信号圧縮回路
の入出力特性は、2のN乗あるいは2のN乗分の1の係
数で構成したものである。
【0026】第9の発明である画像処理方法では、画像
の高周波成分を抽出するフィルタで得られた高周波成分
を元の画像に付加して該画像の輪郭を強調した画像信号
を出力する輪郭強調処理と、前記輪郭強調処理で得られ
た画像信号に対して所定のガンマ特性を選択付与するガ
ンマ処理とを実行する画像処理方法において、前記輪郭
強調処理は、前記ガンマ処理が前記所定のガンマ特性と
してリニアあるいは低輝度抑圧高輝度伸張の特性を選択
したときに、前記高周波成分の正の成分を抑圧するよう
に制御する輪郭信号圧縮処理を含むものである。
【0027】第10の発明である画像処理方法では、画
像の高周波成分を抽出するフィルタで得られた高周波成
分を元の画像に付加して該画像の輪郭を強調した画像信
号を出力する輪郭強調処理と、前記輪郭強調処理で得ら
れた画像信号に対して所定のガンマ特性を選択付与する
ガンマ処理とを実行する画像処理方法において、前記輪
郭強調処理は、前記ガンマ処理が前記所定のガンマ特性
としてリニアあるいは低輝度抑圧高輝度伸張の特性を選
択したときに、前記高周波成分の正の成分を抑圧すると
共に、その負の成分を伸張するように制御する輪郭信号
圧縮処理を含むものである。
【0028】第11の発明である画像処理方法では、上
記第9または第10の発明において、前記ガンマ処理
は、ネガポジ反転撮影時に前記所定のガンマ特性として
リニアあるいは低輝度抑圧高輝度伸張の特性を選択する
ものである。
【0029】第12の発明である画像処理方法では、上
記第9または第10の発明において、前記ガンマ処理部
は、静止画撮影時に前記所定のガンマ特性としてリニア
あるいは低輝度抑圧高輝度伸張の特性を選択するもので
ある。
【0030】第13の発明である画像処理方法では、上
記第9または第10の発明において、前記輪郭信号圧縮
処理の入出力特性を、2のN乗あるいは2のN乗分の1
の係数で構成したものである。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0032】図1は、本発明の実施の一形態に係る画像
処理装置の概略構成を示すブロック図である。ここで
は、モニタ表示用のネガフィルム撮影時を例にとって説
明する。
【0033】この画像処理装置は、ネガ画像信号入力用
の端子1を有し、その端子1には、ネガポジ反転回路
(N/P)2、ベースカラー除去回路3、及びホワイト
バランス回路4から成る本線信号系と、ハイパスフィル
タ(HPF)5、ネガポジ反転回路(N/P)6、及び
輪郭圧縮回路7からなる輪郭信号系とが接続されてい
る。
【0034】ここで、ネガポジ反転回路2は、ネガ画像
信号INをポジ画像に変換する回路であり、ベースカラ
ー除去回路3は、フィルムのベースカラー成分を取り除
く回路である。ホワイトバランス回路4は、各色信号の
ゲイン調整を行う回路である。また、ハイパスフィルタ
(HPF)5は、ネガ画像信号INの高周波成分を抽出
する回路であり、ネガポジ反転回路6は、ハイパスフィ
ルタ(HPF)5から出力されたネガ画像信号をポジ画
像に変換する回路である。そして、輪郭圧縮回路7は、
後段に行われるガンマ処理回路9がリニアあるいは低輝
度抑圧高輝度伸張の特性を選択したときに、ネガポジ反
転回路6から出力された輪郭信号S1の負の輪郭成分を
そのまま出力し、正の輪郭成分を1/2に圧縮して出力
する機能を有する。
【0035】さらに、本線信号系の最終段のホワイトバ
ランス回路4の出力と輪郭信号系の最終段の輪郭圧縮回
路7の出力とを加算する加算器8が設けられている。そ
して、その加算器8の出力側にはγ処理回路9が接続さ
れ、出力端子10から輪郭が強調された画像信号が出力
されるようになっている。
【0036】次に、本実施形態の動作を説明する。
【0037】入力端子1から入力されたネガ画像信号I
Nは、本線信号系と輪郭信号系に分けられる。輪郭信号
系では、HPF5によって画像の高周波成分が抽出され
る。その後、本線信号系及び輪郭信号系にそれぞれ備え
られたネガポジ反転回路2,6によって、ネガ画像信号
INはポジ画像に変換される。
【0038】ここで、ネガポジ反転回路6から出力され
た輪郭信号S1は、輪郭信号圧縮回路7に入力される。
この輪郭信号圧縮回路7の入出力特性は、例えば、図2
(A),(B),(C)に示すようになっている。この
場合、負の輪郭成分はそのまま出力されるが、正の輪郭
成分は1/2に圧縮されることになる。1/2としたの
は、ディジタル信号処理の場合には、2のべき乗倍ある
いは2のべき乗分の1は、ビットシフトにより簡単に実
現できるからである。
【0039】輪郭信号S1の様子を図3に示す。図3の
(A1)は、入力された輪郭信号である。この信号が輪
郭信号圧縮回路7から出力されると、図3の(A2)の
ようになる。すなわち、正の輪郭成分が1/2に圧縮さ
れ、負の成分はそのままのレベルとなった輪郭信号S2
として出力される。
【0040】一方、ネガポジ反転回路(N/P)2で変
換された画像信号は、ベースカラー除去処理回路3で、
フィルムのベースカラー成分が取り除かれ、ホワイトバ
ランス回路4で、各色信号のゲイン調整を行い、白が白
になるように調整される。そして、輪郭信号S2を加算
器8で加算した後に、ガンマ処理回路9によって、図5
の(B)に示すような入出力特性画像を持たせ、出力端
子10から出力される。
【0041】ここで得られた画像信号OUTは、図3
(A3)に示すようになる。これは、図6の(B3)と
比較して、高輝度レベル側の輪郭成分が抑えられている
のが分かる。
【0042】静止画出力用画像の撮影時にも、同様に図
5の(B)に示すガンマ特性が選択されるので、ネガポ
ジ反転処理を除いて同様の処理が行われる。
【0043】また、プリンタ出力用のネガフィルム撮影
時には、ガンマ処理回路9の入出力特性を図5の(C)
に示すものとする。この時の輪郭信号圧縮回路7の入出
力特性は、例えば図2(C)に示すようになる。これ
は、低輝度レベル側の輪郭信号がガンマ処理回路9によ
って圧縮されるのを見越して、2倍に伸張したものであ
る。得られた画像信号は、図3の(B3)に示すように
なる。これも、図6の(C3)と比較して、高輝度レベ
ル側の輪郭成分が抑えられているのが分かる。
【0044】こうして得られたネガポジ反転画像は、負
の輪郭信号に対して正の輪郭信号が抑えられているため
に、自然な輪郭信号の付いたものとなる。静止画出力用
画像の撮影時にも、ガンマ処理9回路の入出力特性を図
5の(B)にすることによって、同様に負の輪郭信号に
対して正の輪郭信号が抑えられているために、自然な輪
郭信号の付いたものとなる。ちなみに、通常の撮影時に
は、輪郭信号圧縮回路7は、図2の(A)の特性とな
り、輪郭信号S1の正、負の成分とも何も変化せずに出
力される。
【0045】上述したように本実施形態では、輪郭圧縮
回路7を設けて、ネガポジ反転撮影時には輪郭信号S1
の正の成分に対して圧縮処理を行い、また必要に応じて
輪郭信号S1の負の成分に対して伸張処理を行うことに
より、ネガポジ反転用のガンマ処理を受けた後にも、高
輝度レベル側の輪郭が不自然についてしまうことを防ぐ
ことができる。
【0046】さらに、静止画出力用画像撮影時にも、輪
郭信号S1の正の成分に対して圧縮処理を行い、静止画
出力撮影用のガンマ処理を受けた後にも、高輝度レベル
側の輪郭が不自然についてしまうことを防ぐことができ
る。
【0047】
【発明の効果】以上詳述したように、第1の発明である
輪郭強調装置によれば、入力画像の輪郭を強調するため
の輪郭信号を元の画像である入力画像に加えた画像に対
して、所定のガンマ特性を切り換え選択して付与するガ
ンマ処理部のガンマ特性の切換えに応じて、輪郭信号の
正、負の成分を独立に制御する制御手段を有するように
したので、出力媒体に応じた自然な輪郭信号が付加さ
れ、結果として良好な画像を得ることが可能になる。
【0048】第2の発明である輪郭強調装置によれば、
上記第1の発明において、ガンマ処理部は、ネガポジ反
転撮影時に、リニアあるいは低輝度抑圧高輝度伸張の特
性を所定のガンマ特性として切換え選択したので、ネガ
ポジ反転撮影時に、出力媒体に応じた自然な輪郭信号が
付加され、結果として良好な画像を得ることができる。
【0049】第3の発明である輪郭強調装置によれば、
上記第1の発明において、ガンマ処理部は、静止画撮影
時に、リニアあるいは低輝度抑圧高輝度伸張の特性を所
定のガンマ特性として切換え選択するようにしたので、
静止画撮影時に、出力媒体に応じた自然な輪郭信号が付
加され、結果として良好な画像を得ることができる。
【0050】第4の発明である画像処理装置によれば、
輪郭強調部は、ガンマ処理部が所定のガンマ特性として
リニアあるいは低輝度抑圧高輝度伸張の特性を選択した
ときに、高周波成分の正の成分を抑圧するように制御す
る輪郭信号圧縮回路を有するようにしたので、出力媒体
に応じた自然な輪郭信号が付加され、結果として良好な
画像を得ることができる。
【0051】第5の発明である画像処理装置によれば、
輪郭強調部は、ガンマ処理部が所定のガンマ特性として
リニアあるいは低輝度抑圧高輝度伸張の特性を選択した
ときに、高周波成分の正の成分を抑圧すると共に、その
負の成分を伸張するように制御する輪郭信号圧縮回路を
有するようにしたので、例えば、ガンマ特性に応じて輪
郭信号の正の成分を圧縮し、必要に応じて輪郭信号の負
の成分を伸張することで、出力媒体に応じた自然な輪郭
信号が付加され、結果として良好な画像を得ることがで
きる。
【0052】第6の発明である画像処理装置によれば、
上記第4または第5の発明において、ガンマ処理部は、
ネガポジ反転撮影時に所定のガンマ特性としてリニアあ
るいは低輝度抑圧高輝度伸張の特性を選択するようにし
たので、例えば、ネガポジ反転時のガンマ特性に応じて
輪郭信号の正の成分を圧縮し、必要に応じて輪郭信号の
負の成分を伸張することで、出力媒体に応じた自然な輪
郭信号が付加され、結果として良好な画像を得ることが
できる。
【0053】第7の発明である画像処理装置によれば、
上記第4または第5の発明において、ガンマ処理部は、
静止画撮影時に所定のガンマ特性としてリニアあるいは
低輝度抑圧高輝度伸張の特性を選択するようにしたの
で、例えば、静止画出力用画像の撮影時にもガンマ特性
に応じて輪郭信号の正の成分を圧縮することで、出力媒
体に応じた自然な輪郭信号が付加され、結果として良好
な画像を得ることができる。
【0054】第8の発明である画像処理装置では、上記
第4または第5の発明において、輪郭信号圧縮回路の入
出力特性は、2のN乗あるいは2のN乗分の1の係数で
構成したので、輪郭信号圧縮回路の動作を簡易かつ的確
に行うことができる。
【0055】第9の発明である画像処理方法によれば、
輪郭強調処理は、ガンマ処理が所定のガンマ特性として
リニアあるいは低輝度抑圧高輝度伸張の特性を選択した
ときに、高周波成分の正の成分を抑圧するように制御す
る輪郭信号圧縮処理を含むようにしたので、上記第4の
発明と同等の効果を奏する。
【0056】第10の発明である画像処理方法によれ
ば、輪郭強調処理は、ガンマ処理が所定のガンマ特性と
してリニアあるいは低輝度抑圧高輝度伸張の特性を選択
したときに、高周波成分の正の成分を抑圧すると共に、
その負の成分を伸張するように制御する輪郭信号圧縮処
理を含むようにしたので、上記第5の発明と同等の効果
を奏する。
【0057】第11の発明である画像処理方法によれ
ば、上記第9または第10の発明において、ガンマ処理
は、ネガポジ反転撮影時に所定のガンマ特性としてリニ
アあるいは低輝度抑圧高輝度伸張の特性を選択するよう
にしたので、上記第6の発明と同等の効果を奏する。
【0058】第12の発明である画像処理方法によれ
ば、上記第9または第10の発明において、ガンマ処理
は、静止画撮影時に所定のガンマ特性としてリニアある
いは低輝度抑圧高輝度伸張の特性を選択するようにした
ので、上記第7の発明と同等の効果を奏する。
【0059】第13の発明である画像処理方法によれ
ば、上記第9または第10の発明において、輪郭信号圧
縮処理の入出力特性を、2のN乗あるいは2のN乗分の
1の係数で構成したので、上記第8の発明と同等の効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る画像処理装置の概
略構成を示すブロック図である。
【図2】輪郭信号圧縮回路の入出力特性を示す図であ
る。
【図3】実施形態の輪郭信号の様子を示す図である。
【図4】従来の画像処理装置の一構成例を示すブロック
図である。
【図5】ガンマ処理回路の入出力特性を示す図である。
【図6】従来の輪郭信号の様子を示す図である。
【符号の説明】
2 ネガポジ反転回路(N/P) 3 ベースカラー除去回路 4 ホワイトバランス回路 5 ハイパスフィルタ(HPF) 6 ネガポジ反転回路(N/P) 7 輪郭圧縮回路 8 加算器 9 γ処理回路

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力画像の輪郭を強調するための輪郭信
    号を元の画像である前記入力画像に加えた画像に対し
    て、所定のガンマ特性を切り換え選択して付与するガン
    マ処理部の前記ガンマ特性の切換えに応じて、前記輪郭
    信号の正、負の成分を独立に制御する制御手段を有する
    輪郭強調装置。
  2. 【請求項2】 前記ガンマ処理部は、ネガポジ反転撮影
    時に、リニアあるいは低輝度抑圧高輝度伸張の特性を前
    記所定のガンマ特性として切換え選択することを特徴と
    する請求項1記載の輪郭強調装置。
  3. 【請求項3】 前記ガンマ処理部は、静止画撮影時に、
    リニアあるいは低輝度抑圧高輝度伸張の特性を前記所定
    のガンマ特性として切換え選択することを特徴とする請
    求項1記載の輪郭強調装置。
  4. 【請求項4】 画像の高周波成分を抽出するフィルタを
    有し、そのフィルタで得られた高周波成分を元の画像に
    付加して該画像の輪郭を強調した画像信号を出力する輪
    郭強調部と、前記輪郭強調部から出力される画像信号に
    対して所定のガンマ特性を選択付与するガンマ処理部と
    を備えた画像処理装置において、 前記輪郭強調部は、 前記ガンマ処理部が前記所定のガンマ特性としてリニア
    あるいは低輝度抑圧高輝度伸張の特性を選択したとき
    に、前記高周波成分の正の成分を抑圧するように制御す
    る輪郭信号圧縮回路を有することを特徴とする画像処理
    装置。
  5. 【請求項5】 画像の高周波成分を抽出するフィルタを
    有し、そのフィルタで得られた高周波成分を元の画像に
    付加して該画像の輪郭を強調した画像信号を出力する輪
    郭強調部と、前記輪郭強調部から出力される画像信号に
    対して所定のガンマ特性を選択付与するガンマ処理部と
    を備えた画像処理装置において、 前記輪郭強調部は、 前記ガンマ処理部が前記所定のガンマ特性としてリニア
    あるいは低輝度抑圧高輝度伸張の特性を選択したとき
    に、前記高周波成分の正の成分を抑圧すると共に、その
    負の成分を伸張するように制御する輪郭信号圧縮回路を
    有することを特徴とする画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記ガンマ処理部は、ネガポジ反転撮影
    時に前記所定のガンマ特性としてリニアあるいは低輝度
    抑圧高輝度伸張の特性を選択することを特徴とする請求
    項4または請求項5記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記ガンマ処理部は、静止画撮影時に前
    記所定のガンマ特性としてリニアあるいは低輝度抑圧高
    輝度伸張の特性を選択することを特徴とする請求項4ま
    たは請求項5記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記輪郭信号圧縮回路の入出力特性は、
    2のN乗あるいは2のN乗分の1の係数で構成したこと
    を特徴とする請求項4または請求項5記載の画像処理装
    置。
  9. 【請求項9】 画像の高周波成分を抽出するフィルタで
    得られた高周波成分を元の画像に付加して該画像の輪郭
    を強調した画像信号を出力する輪郭強調処理と、前記輪
    郭強調処理で得られた画像信号に対して所定のガンマ特
    性を選択付与するガンマ処理とを実行する画像処理方法
    において、 前記輪郭強調処理は、 前記ガンマ処理が前記所定のガンマ特性としてリニアあ
    るいは低輝度抑圧高輝度伸張の特性を選択したときに、
    前記高周波成分の正の成分を抑圧するように制御する輪
    郭信号圧縮処理を含むことを特徴とする画像処理方法。
  10. 【請求項10】 画像の高周波成分を抽出するフィルタ
    で得られた高周波成分を元の画像に付加して該画像の輪
    郭を強調した画像信号を出力する輪郭強調処理と、前記
    輪郭強調処理で得られた画像信号に対して所定のガンマ
    特性を選択付与するガンマ処理とを実行する画像処理方
    法において、 前記輪郭強調処理は、 前記ガンマ処理が前記所定のガンマ特性としてリニアあ
    るいは低輝度抑圧高輝度伸張の特性を選択したときに、
    前記高周波成分の正の成分を抑圧すると共に、その負の
    成分を伸張するように制御する輪郭信号圧縮処理を含む
    ことを特徴とする画像処理方法。
  11. 【請求項11】 前記ガンマ処理は、ネガポジ反転撮影
    時に前記所定のガンマ特性としてリニアあるいは低輝度
    抑圧高輝度伸張の特性を選択することを特徴とする請求
    項9または請求項10記載の画像処理方法。
  12. 【請求項12】前記ガンマ処理は、静止画撮影時に前記
    所定のガンマ特性としてリニアあるいは低輝度抑圧高輝
    度伸張の特性を選択することを特徴とする請求項9また
    は請求項10記載の画像処理方法。
  13. 【請求項13】 前記輪郭信号圧縮処理の入出力特性
    は、2のN乗あるいは2のN乗分の1の係数で構成した
    ことを特徴とする請求項9または請求項10記載の画像
    処理方法。
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