JPH10200538A - 応答収集方法及びシステム - Google Patents

応答収集方法及びシステム

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JPH10200538A
JPH10200538A JP9003293A JP329397A JPH10200538A JP H10200538 A JPH10200538 A JP H10200538A JP 9003293 A JP9003293 A JP 9003293A JP 329397 A JP329397 A JP 329397A JP H10200538 A JPH10200538 A JP H10200538A
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terminals
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JP9003293A
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Inventor
Tetsuhisa Sano
哲央 佐野
Teruji Shiroshita
輝治 城下
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 システム運用中に端末の受信状況を把握し、
それに基づいて端末からの一斉応答の分散に反映させる
ことを可能とする応答収集方法及びシステムを提供す
る。 【解決手段】 本発明は、サーバが端末からの応答を分
散させるために、該端末に対して指示する応答分散幅を
該端末に送信する応答要求パケットに設定し、該応答要
求パケットを複数の端末に発行し、端末は、応答要求パ
ケットに指定された応答分散幅に応じて、サーバに応答
メッセージを送信する。また、端末の応答状況を管理し
て、運用中に端末の状況を把握し、必要に応じて分散幅
を更新する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、応答収集方法及び
システムに係り、特に、新聞、ソフトウェア等のマルチ
メディア情報を一斉に分配する分野における1対多数の
構成を含めた情報通信システムにおいて、多数の端末か
らの応答を通信ネットワークの輻輳を助長することな
く、また、サーバへの過度の応答集中による受信バッフ
ァ溢れを少なくし、短い時間で効率的な情報配送及び収
集を行う応答収集方法及びシステムに関する。
【0002】詳しくは、サーバと多数の端末間の通信に
おいて、サービス運用時に端末数や無通信状態あるい
は、低受信率状態等の端末の状況が著しく変化するサー
ビス運用環境に対応させることが可能な応答収集方法及
びシステムに関する。
【0003】
【従来の技術】サーバが同時に多数の端末に対して応答
を要求する場合においては、各端末からの応答の集中に
より通信路の輻輳や中継ノードあるいはサーバにおける
負荷の増加による受信バッファ溢れが生じ、結果として
端末からのメッセージをサーバが紛失し易い。これを防
止するための従来の技術として、以下のような方法があ
る。
【0004】端末は、サーバに応答を返す際に、予め設
定された時間内で発生させたランダム時間が経過するま
でサーバへの応答を抑制することにより、各端末からの
応答を分散させる。ランダム時間の分散時間幅は、サー
バ側において予め運用前に個々の端末の分散幅を計測し
た結果に基づいて、実装時あるいは、運用開始前に各端
末に設定する。
【0005】また、上記の方法において、サーバが通信
開始時に固定の分散時間幅を端末毎に送信するパケット
に設定する方法がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方法では、サービス運用時に対象とする端末数が動
的に変化する環境においては、所期の効果が得られない
という問題がある。即ち、システム運用中に対象とする
端末数が著しく増大した場合には、サーバ及びネットワ
ークが許容できる端末からの応答の分散が実現できなく
なり、結果としてネットワークの輻輳または、サーバの
著しい受信バッファ溢れを生じる。同様に端末数が端末
側の故障や終了、放棄により著しく減った場合、端末か
らの応答の分散が必要以上に疎らになり、サーバは端末
からの応答収集のために、無駄な待ち時間を浪費するこ
とになり、結果として通信に必要な時間が長くなってし
まうという問題がある。
【0007】本発明は、上記の点に鑑みなされたもの
で、システム運用中に端末の受信状況を把握し、それに
基づいて端末からの一斉応答の分散に動的に反映させる
ことを可能とする応答収集方法及びシステムを提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の原理を
説明するための図である。本発明は、サーバが複数の端
末に対して情報を同時に配送する際に、端末から情報を
収集する応答収集方法において、サーバが端末からの応
答を分散させるために、複数の該端末の状況及びネット
ワークの状況を管理し、該端末に対して指示する応答抑
制分散幅を動的に応答要求パケットに設定し(ステップ
1)、該応答要求パケットを複数の端末に同報し(ステ
ップ2)、端末は、応答要求パケットに指定された応答
抑制分散幅に応じた範囲内で応答をランダム時間抑制し
て、サーバに応答メッセージを送信する(ステップ
3)。
【0009】また、本発明は、サーバにおいて、端末か
らの応答状況を管理し、運用中の端末の状況を把握し、
端末の状況に応じて応答抑制分散幅を更新する。また、
本発明は、サーバにおいて、応答抑制分散幅を設定する
際に、端末からの応答を受信し、応答に基づいて複数の
端末の状況及び正常通信可能な端末数を管理し、複数の
端末のうち正常に通信可能な端末に対して応答メッセー
ジの送信を抑制する応答抑制分散幅を算出する。
【0010】図2は、本発明の原理構成図である。本発
明は、情報を配送するサーバ110と、該サーバ110
からの該情報を受信する複数の端末120と、該サーバ
110と該端末120を接続する通信ネットワークから
構成され、該サーバ110が該端末120に対して情報
を同時に配送し、該端末120からの応答を収集する応
答収集システムであって、サーバ110は、端末120
からの応答を分散させるための応答抑制分散幅を、複数
の端末120の状況やネットワークの状況に応じて応答
要求パケットに動的に設定する応答要求パケット設定手
段114と、応答要求パケット設定手段114により設
定された応答要求パケットを複数の端末120に送信す
るパケット送信手段116を具備し、端末120は、応
答要求パケットに指定された応答抑制分散幅に応じて、
サーバ110に応答メッセージを送信する応答手段12
4を具備する。
【0011】また、上記の応答要求パケット設定手段1
14は、端末120からの応答状況を反映して、正常に
通信可能な端末に対する応答メッセージの送信を抑制す
る応答抑制分散幅を算出する応答抑制時間算出手段を含
む。
【0012】また、上記の応答要求パケット設定手段1
14は、端末120からの応答に基づいて通信対象の端
末を調べ、正常に通信可能な端末及び該端末数を管理す
る端末管理手段を含み、応答抑制時間算出手段は、端末
管理手段により管理されている個々の端末120の状態
及び端末数に応じて応答抑制分散幅を算出する。
【0013】また、上記の端末管理手段は、端末120
から取得した応答に応じて端末120の状態を随時更新
する管理情報更新手段を含む。上記のように、本発明に
おいて、サーバは多端末に対して返答を必要とするメッ
セージを送信する際に、端末管理手段から対象とする端
末の状態を調べ、正常に通信が進行していることを示し
ている端末の数を数え上げ、その値に基づいて応答抑制
時間算出手段において、端末の応答抑制時間算出の際に
必要となる応答抑制分散幅を計算する。次に、サーバに
おいて、送信するメッセージに応答抑制分散幅を含めて
端末に送信する。
【0014】ここで、サーバから端末への応答抑制分散
幅の通知を別の種別のパケットとして定義して、本発明
と同一の方法を実現することも可能であるが、本発明に
おいて、分散時間幅の記述部分を端末からの返答を要求
する種別のパケットのヘッダ内に設けることにより、当
該目的のために専用のパケットを使用することなく、通
信ネットワーク及び端末への不要なデータ送信を少なく
している。
【0015】サーバは、端末管理手段により現在管理し
ている端末数や個々の端末の状態を適宜得ることによ
り、通知する応答抑制分散幅を更新し、不必要に長い応
答抑制分散幅(分散時間幅)の指定による応答待ち時間
の浪費や、短か過ぎる応答抑制分散幅の指定による過度
の応答集中によるネットワークの輻輳やサーバの受信バ
ッファ溢れ等を軽減することができる。
【0016】また、本発明は、情報分配サービス中の対
象端末数の増減やネットワークの輻輳状態が変化する動
的環境においても適切に作用する。以上のように本発明
により多端末に対してサーバが応答を要求し、端末がそ
の応答を返す際に、生じる応答集中の問題において、従
来解決されていなかったサービス運用中に管理している
端末の数が著しく変化する環境においても、適用可能な
応答収集方法を示している。
【0017】
【発明の実施の形態】図3は、本発明を適用する通信シ
ステムの構成を示す。同図に示す通信システムは、サー
バ110、複数の端末120、及びサーバ110と端末
120間の通信を可能とする衛星通信、B−ISDN通
信網、インターネット等の双方向性のある通信ネットワ
ーク130から構成される。
【0018】図4は、本発明で用いられるパケットの例
であり、同図(A)は、データパケットD10を示し、
同図(B)は、受信状況報告要求パケットR10を示
す。図4に示すパケットのうち、同図(A)のデータパ
ケットD10は、同報宛先欄D11、サーバ宛先欄D1
2、データ種別欄D13、データ番号欄D14、送信デ
ータ欄D15から構成される。
【0019】また、同図(B)の受信状況報告要求パケ
ット(応答要求パケット)R10は、同報宛先欄R1
1、サーバ宛先欄R12、データ種別欄R13、応答抑
制分散幅通知欄R14から構成される。サーバ110
が、通信ネットワーク上の一斉同報機能を用いて端末1
20A〜120Gに対して規定個数のデータパケットD
10を同報送信後、本発明による応答収集方法を適用
し、データパケットD10の受信状況を各端末120A
〜120Gから収集する際のサーバ110及び端末12
0A〜120Gの動作の概要について説明する。
【0020】図5は、本発明の通信システムにおける動
作の概要を示す。サーバ110は、端末状態管理表より
良好な通信状態の端末数Naを把握する(ステップ10
1)。次に、端末数Naに基づいて応答抑制分散幅を算
出し(ステップ102)、算出した応答抑制分散幅を受
信状況報告要求パケットR10にセットした後、一斉応
答を必要とするメッセージとして送信する(ステップ1
03)。
【0021】各端末120では、受信状況報告要求パケ
ットR10のメッセージを受信して、それに対する応答
をサーバ110に送信する。サーバ110では、各端末
120からの応答受信毎に端末管理表の状態を更新する
(ステップ104)。各端末は受信状況報告要求パケッ
トR10の応答抑制分散幅通知欄R14に指定された応
答抑制分散幅時間内のランダム時間だけ応答メッセージ
の送信を抑制する(ステップ105)。この後、端末1
20は、タイムアウトにより発行される応答抑制解除通
知を取得した時点(タイムアウト時)において、サーバ
110に応答メッセージを送信する。
【0022】なお、ステップ101において、サーバ1
10が良好な通信状態の端末数Naを把握する際に、サ
ーバ110がパケットを同報した際に、所定の時間内に
応答があった端末を正常に通信可能な端末とする。図6
は、本発明のサーバの構成図である。
【0023】同図に示すサーバ110は、アプリケーシ
ョン(以下APと記す)管理部111、データ管理部1
12、プロトコル機械制御部113、応答抑制時間算出
部114、端末状況管理部115、送信制御部116、
及び受信制御部117から構成される。
【0024】AP管理部111は、アプリケーションか
らの要求及び送信するデータを受け付け、通信結果の報
告をアプリケーションに報告すると共に、アプリケーシ
ョンから同報するデータ及び同報する端末のID一覧等
の情報を管理する。データ管理部112は、AP管理部
111を介して、アプリケーションから同報するデータ
及び同報する端末のID一覧等の情報を取得し、取得し
たデータのパケット化及び番号付けを行い、各パケット
を格納する。
【0025】プロトコル機械制御部113は、プロトコ
ル機械の有限状態を管理し、入出力イベントに対するサ
ーバの動作を決定する。応答時間抑制時間算出部114
は、端末120からの応答を分散させるために利用する
応答抑制時間を端末状況管理部115からの情報に基づ
いて計算する。
【0026】端末状況管理部115は、端末管理テーブ
ルを有し、各配送対象端末120のデータ受信状況の記
録及び各端末とのコネクション状態を管理し、正常に通
信可能な端末及び当該端末の数を応答時間抑制時間算出
部114に通知する。送信制御部116は、端末120
に対して適切な送信速度でデータを送信制御する。
【0027】受信制御部117は、端末120からの応
答を処理する。まず、サーバ110の動作を説明する。
図7は、本発明のサーバの動作の概要を示すフローチャ
ートである。 ステップ200) 端末120から受信したデータがあ
るか否かを判定し、ある場合には、ステップ210に移
行し、ない場合にはステップ220に移行する。
【0028】ステップ210) 受信データがある場合
には、受信制御部117において後述する受信処理を行
う。 ステップ220) 端末120に送信するデータがある
かを判定し、ある場合にはステップ230に移行し、無
い場合には、ステップ240に移行する。
【0029】ステップ230) 端末120に送信制御
部116において送信データを送信する。 ステップ240) プロトコル機械制御部113におい
て、応答待ちタイマが満了したかを判定し、満了した場
合には、ステップ250に移行し、そうでない場合に
は、ステップ200に移行する。
【0030】ステップ250) タイマ処理(時間経過
計測)を行う。 次に、サーバ110の送信時の動作を説明する。図8
は、本発明のサーバの送信手順のフローチャートであ
る。 ステップ231) サーバ110は、データ管理部11
2から渡される図4(A)に示すデータパケットD10
を同報送信する場合(データパケットD10は、端末に
対して応答することを要求するメッセージでない場合)
には、ステップ236に移行し、図4(B)に示す応答
要求メッセージである場合には、ステップ232に移行
する。
【0031】ステップ232) 応答抑制時間算出部1
14において、端末状況管理部115の管理情報に基づ
いて応答抑制分散幅の算出を行う。 ステップ233) 応答抑制時間算出部114で算出さ
れた応答抑制分散幅の値を受信状況報告要求パケットR
10の応答抑制分散幅通知欄R14に設定する。
【0032】ステップ234) 送信制御部116は、
受信状況報告要求パケットR10を端末120に送信す
る。 ステップ235) プロトコル機械制御部113におい
て、応答待ちタイマをセットする。
【0033】次に、サーバ110の受信動作を説明す
る。図9は、本発明のサーバの受信手順のフローチャー
トである。 ステップ211) 受信制御部117は、受信メッセー
ジがある場合には、サーバ110は、受信したメッセー
ジタイプが分散指定されているかを判定し、指定されて
いる場合には、ステップ212に移行し、そうでない場
合には、ステップ214に移行する。
【0034】ステップ212) 受信制御部117は、
応答待ちタイマが満了したかを判定し、満了している場
合には、ステップ213に移行する。満了していない場
合には、ステップ214に移行する。 ステップ213) 受信制御部117は、受信したメッ
セージを破棄する。
【0035】ステップ214) 受信制御部117は、
受信したメッセージを取得する。なお、受信制御部11
7において、ステップ214において正常にメッセージ
を受信した場合には、当該端末の情報を端末状況管理部
115に通知する。これにより、端末状況管理部115
は、正常に通信可能な端末として管理することができ
る。
【0036】次に、端末120について説明する。図1
0は、本発明の端末の構成を示す。同図に示す端末12
0は、AP管理部121、データ管理部122、プロト
コル機械制御部123、応答抑制部124、受信制御部
125及び送信制御部126より構成される。
【0037】AP管理部121は、アプリケーションか
らの要求、受信したデータの受渡し、通信結果の通知を
行う。データ管理部122は、サーバ110から受信し
たパケット化されたデータを適切な位置に格納し、受信
済データ及び未受信データの状況を記録する。
【0038】プロトコル機械制御部123は、プロトコ
ル機械の有限状態を管理し、入出力イベントに対する端
末の動作を決定する。応答抑制部124は、応答抑制の
指示されたメッセージに基づいてサーバ110に送信す
る応答メッセージ送信を抑制する時間を制御する。
【0039】受信制御部125は、サーバ110からパ
ケットの受信を制御する。送信制御部126は、サーバ
110への送信を制御する。図11は、本発明の端末の
動作の概要を示すフローチャートである。 ステップ300) まず、端末120が受信データを取
得した場合には、ステップ310に移行し、そうでない
場合には、ステップ320に移行する。
【0040】ステップ310) 受信制御部125にお
いて、後述する受信処理を行い、ステップ320に移行
する。 ステップ320) 端末120からの送信データがある
場合には、ステップ330に移行し、そうでない場合に
は、ステップ340に移行する。
【0041】ステップ330) 送信制御部126にお
いて、後述する送信処理を行い、ステップ340に移行
する。 ステップ340) 応答抑制タイマが満了したかを判定
し、満了した場合には、ステップ350に移行する。
【0042】ステップ350) 応答抑制部124が、
応答抑制解除を送信制御部126に通知し、これによ
り、送信制御部126から応答メッセージをサーバ11
0に送信する。 次に、上記の端末120のステップ310の受信処理に
ついて説明する。
【0043】図12は、本発明の端末の受信手順のフロ
ーチャートである。 ステップ311) 受信端末120は、パケット受信時
において、受信制御部125で当該パケットのメッセー
ジが応答抑制分散幅が指定されているメッセージである
かを判定し、そうである場合には、ステップ312に移
行し、そうでない場合には、ステップ316に移行す
る。
【0044】ステップ312) 受信パケットのメッセ
ージに応答抑制分散幅が指定されている場合には、応答
抑制部124では応答抑制分散幅通知欄R14の値を取
得する。 ステップ313) 取得した応答抑制分散幅通知欄R1
4の値を応答抑制部124の乱数発生部(図示せず)に
設定する。
【0045】ステップ314) 応答抑制部124の乱
数発生部(図示せず)において、設定された応答抑制分
散幅通知欄R14の時間幅内で一様な乱数を生成する。 ステップ315) 生成された乱数を応答抑制部124
の応答抑制タイマ(図示せず)にセットする。
【0046】ステップ316) 送信制御部126で
は、応答抑制解除通知が応答抑制部124から通知され
ると、サーバ110に返答するメッセージを生成して、
サーバ110に送信する。図13は、本発明の端末の送
信手順のフローチャートである。
【0047】ステップ331) 端末120の受信制御
部125は、受信状況報告要求パケットR10を受信す
ると、当該パケットのメッセージについて応答抑制分散
通知欄R14を参照して応答抑制が必要なメッセージで
あるかを判定し、必要な場合には、ステップ332に移
行し、不要な場合にはステップ335に移行する。
【0048】ステップ332) メッセージに応答抑制
分散幅通知が応答抑制解除通知であるかを判定し、そう
である場合には、ステップ333に移行し、そうでない
場合には、ステップ334に移行する。 ステップ333) 応答抑制部124は、応答抑制解除
通知をリセットしてステップ335に移行する。
【0049】ステップ334) 応答抑制解除通知でな
い場合には、応答抑制部124の応答抑制タイマ(図示
せず)を起動させる。 ステップ335) 送信制御部126は、メッセージを
生成してサーバ110に送信する。
【0050】
【実施例】以下、図面と共に本発明の実施例を説明す
る。前述の各図に基づいて本発明の実施例を説明する。
図3に示す各端末120A〜120Gの動作手順は同じ
なので、以下では端末の動作例として、端末120Aの
みについて説明する。
【0051】なお、以下に説明する例では、説明の便宜
上、端末120A〜120Gの7台であるが、数千台程
度の端末により本システムが構成されている場合での本
発明の利用を目的としている。図7において、サーバ1
10は、アプリケーションから同報されるデータ及び同
報する端末のID一覧等の情報をアプリケーション管理
部111を介して受け取る。次にデータ管理部112
は、受け取ったデータのパケット化及び番号付けを行
い、各パケットを格納する。
【0052】通信ネットワーク130は、サーバ110
と端末120A〜120G間の通信を可能とし、例え
ば、衛星通信、B−ISDN通信網、インターネット等
の双方向性のある通信網を利用することができる。サー
バ110のメッセージ送信時の動作は、前述の図8に従
うものとする。例えば、サーバ110は、データ管理部
112より渡されるデータパケットD10を同報送信す
る場合、データパケットD10は端末120に対して応
答することを要求するメッセージではないので、送信制
御部116を介して、端末120A〜120Gに同報送
信される。次に、サーバ110は、規定個数のデータパ
ケットD10を送信後、端末120A〜120Gでのデ
ータパケットD10の受信状況を把握するために受信状
況報告要求要求パケットR10を端末120に送信す
る。その場合、受信状況報告要求要求パケットR10
は、端末120からの応答を要求するメッセージである
ので(ステップ231,Yes)、応答抑制分散幅の算
出を応答抑制時間算出部114で行い(ステップ23
2)、算出した値を受信状況報告要求要求パケットR1
0の応答抑制分散通知欄R14に設定し(ステップ23
3)、送信制御部116より端末120に送信し(ステ
ップ234)、応答待ちタイマをセットする(ステップ
235)。
【0053】ステップ232における応答抑制分散幅の
算出方式は任意であるが、以下に算出方法の一例を示
す。サーバ110は、運用前に特定の端末数に対して適
した応答抑制分散幅を測定しておく。ここでは、対象と
する端末数の最大数をNmax とし、{N1 ,N2 ,…,
K }(ここで、N=1,NK =Nmax かつ
【0054】
【数1】
【0055】のK通りの端末数に対して適切な応答抑制
分散幅を予め測定してあるものとし、端末数Ni に対し
て適切な応答抑制分散幅Ti で表すものとする。ここ
で、サーバ110は、情報分配サービス中に応答抑制分
散幅を算出する場合に、端末状態管理部115内の端末
状態管理表から各端末120の現在の状態を調べ、通信
が確立され、受信状況が良好の旨が示されている端末数
を数え上げる(Naとする)。サーバ110は、K通り
の端末数からNi <Na<Ni+1 なるNi ,Ni+1を見
つけて応答抑制分散幅として一次近似
【0056】
【数2】
【0057】を利用する。また、Na=Ni となるNi
が存在する場合には、応答抑制分散幅としてTi を利用
する。各端末120の動作は、前述の図11に従うもの
とし、パケット受信時の端末120の動作は前述の図1
2に従うものとする。
【0058】例として、端末120Aがサーバ110か
ら受信状況報告要求パケットR10を受信した例を示
す。端末120Aは、受信状況報告要求パケットR10
をサーバ110から受信すると、当該受信状況報告要求
パケットR10に応答抑制分散幅の指定されているメッ
セージであるので、応答抑制分散幅通知部欄R14の値
を応答抑制部124の乱数発生部(図示せず)にセット
し(ステップ313)、応答抑制部124でセットされ
た時間幅内で一様な乱数を発生させ(ステップ31
4)、その値を応答抑制タイマにセットする(ステップ
315)。送信制御部126において、その他必要な受
信処理として、サーバ110に返答するメッセージを構
成する(ステップ316)。
【0059】端末120Aのメッセージ送信時の動作
は、図13に従い、本実施例において、ステップ331
では、送信メッセージは、応答抑制が必要であり、応答
抑制解除通知はなされていないので(ステップ332、
No)、応答抑制タイマ(図示せず)を起動させる(ス
テップ334)。応答待ちタイマ満了時間が満了する
と、応答抑制部124は、応答抑制解除を送信制御部1
26に通知する(ステップ340,ステップ350)。
【0060】次に、端末120Aは、応答抑制解除通知
をリセットして(ステップ331、ステップ332、ス
テップ333)、メッセージを送信制御部126よりサ
ーバ110に対して送信する(ステップ335)。サー
バ110は、端末120Aからの応答メッセージを応答
待ちタイマが完了するまで受信する。サーバ110は、
応答メッセージの受信毎に端末状態管理部115内の端
末状態管理表の端末120Aのエントリを更新し、また
応答待ちタイマ満了時まで、応答がなかった場合には、
同エントリに無応答の旨を記述する。あるいは、個別に
端末の状態を問い合わせ、再度判断することにより、シ
ステム全体の中で正常に通信が行われている端末の数を
正確に把握することができる。
【0061】本実施例では、サーバ110が受信状況報
告要求パケットR10を用いて明示的に端末の状況を把
握する際の本発明のシステムの一連の手順を示している
が、サーバ110が複数の端末に対して応答を要求する
種別のメッセージを送信するすべての場合に適用でき
る。
【0062】さらに、こうして端末120からのメッセ
ージの紛失をより少なくして収集した情報に基づいてサ
ーバ110の端末状況管理部115の管理情報を更新す
ることで、応答抑制分散幅算出の際に、現在のシステム
の運用状況に見合った応答抑制分散幅を算出することが
できる。
【0063】なお、本発明は、上記の実施例に限定され
ることなく、特許請求の範囲内で種々変更・応用が可能
である。
【0064】
【発明の効果】上述のように、本発明の応答収集方法及
びシステムによれば、サービス運用時に対象とする端末
数あるいは、端末の状況(無通信状態あるいは、低受信
率状態)が著しく変化するサービス運用環境において、
サーバが多数の端末に対して一斉に応答を要求する際
に、サーバが端末に対して指示する応答抑制分散幅を設
定する、または、適宜見直すことにより、その応答の集
中に応じて応答抑制分散幅を設定して端末に送信するこ
とにより、通信ネットワークの輻輳やサーバの受信処理
能力を越えた応答の到着を起こすことなく、また、応答
の分散を実現するために不必要な待ち時間を浪費するこ
となく、自動的に端末から効率の良い応答収集が実現で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明するための図である。
【図2】本発明の原理構成図である。
【図3】本発明を適用する通信システムの構成図であ
る。
【図4】本発明で用いられるパケットの例である。
【図5】本発明の通信システムにおける動作の概要を示
す図である。
【図6】本発明のサーバの構成図である。
【図7】本発明のサーバの動作の概要を示すフローチャ
ートである。
【図8】本発明のサーバの送信手順のフローチャートで
ある。
【図9】本発明のサーバの受信手順のフローチャートで
ある。
【図10】本発明の端末の構成図である。
【図11】本発明の端末の動作の概要を示すフローチャ
ートである。
【図12】本発明の端末の受信手順のフローチャートで
ある。
【図13】本発明の端末の送信手順のフローチャートで
ある。
【符号の説明】
D10 データパケット D11 同報宛先 D12 サーバ宛先 D13 データ種別 D14 データ番号 D15 送信データ R10 受信状況報告要求パケット R11 同報宛先欄 R12 サーバ宛先欄 R13 データ種別欄 R14 応答抑制分散幅通知欄 110 サーバ 111 アプリケーション管理部 112 データ管理部 113 プロトコル機械制御部 114 応答抑制時間算出部、応答要求パケット設定手
段 115 端末状況管理部 116 送信制御部、パケット送信手段 117 受信制御部 120 端末 121 アプリケーション管理部 122 データ管理部 123 プロトコル機械制御部 124 応答抑制部、応答手段 125 受信制御部 126 送信制御部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーバが複数の端末に対して情報を同時
    に配送する際に、端末から情報を収集する応答収集方法
    において、 前記サーバが前記端末からの応答を分散させるために、
    前記複数の該端末の状況及びネットワークの状況を管理
    し、該端末に対して指示する応答抑制分散幅を動的に応
    答要求パケットに設定し、該応答要求パケットを複数の
    前記端末に同報し、 前記端末は、前記応答要求パケッ
    トに指定された前記応答抑制分散幅に応じた単位で応答
    をランダム時間抑制して、前記サーバに応答メッセージ
    を送信することを特徴とする応答収集方法。
  2. 【請求項2】 前記サーバにおいて、 前記端末からの応答状況を管理し、運用中の端末の状況
    を把握し、 前記端末の状況に応じて前記応答抑制分散幅を更新する
    請求項1記載の応答収集方法。
  3. 【請求項3】 前記サーバにおいて、前記応答抑制分散
    幅を設定する際に、 前記端末からの応答を受信し、 前記応答に基づいて前記複数の端末の状況及び正常通信
    可能な端末数を管理し、 前記複数の端末のうち正常に通信可能な端末に対して応
    答メッセージの送信を抑制する応答抑制分散幅を算出す
    る請求項1記載の応答収集方法。
  4. 【請求項4】 情報を配送するサーバと、該サーバから
    の該情報を受信する複数の端末と、該サーバと該端末を
    接続する通信ネットワークから構成され、該サーバが該
    端末に対して情報を同時に配送し、該端末からの応答を
    収集する応答収集システムであって、 前記サーバは、 前記端末からの応答を分散させるための応答抑制分散幅
    を、前記複数の端末の状況やネットワークの状況に応じ
    て応答要求パケットに動的に設定する応答要求パケット
    設定手段と、 前記応答要求パケット設定手段により設定された前記応
    答要求パケットを複数の前記端末に送信するパケット送
    信手段を具備し、 前記端末は、 前記応答要求パケットに指定された前記応答抑制分散幅
    に応じて、前記サーバに応答メッセージを送信する応答
    手段を具備することを特徴とする応答収集システム。
  5. 【請求項5】 前記応答要求パケット設定手段は、 前記端末からの応答状況を反映して、正常に通信可能な
    端末に対する応答メッセージの送信を抑制する応答抑制
    分散幅を算出する応答抑制時間算出手段を含む請求項4
    記載の応答収集システム。
  6. 【請求項6】 前記応答要求パケット設定手段は、 前記端末から取得した応答に基づいて通信対象の端末を
    調べ、正常に通信可能な端末と該端末数を管理する端末
    管理手段を含み、 前記応答抑制時間算出手段は、 前記端末管理手段により管理されている個々の端末の状
    態及び端末数に応じて前記応答抑制分散幅を算出する請
    求項4及び5記載の応答収集システム。
  7. 【請求項7】 前記端末管理手段は、 前記端末から取得した前記応答に応じて前記端末の状態
    を随時更新する管理情報更新手段を含む請求項6記載の
    応答収集システム。
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