JPH10200434A - 受信機 - Google Patents

受信機

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JPH10200434A
JPH10200434A JP435797A JP435797A JPH10200434A JP H10200434 A JPH10200434 A JP H10200434A JP 435797 A JP435797 A JP 435797A JP 435797 A JP435797 A JP 435797A JP H10200434 A JPH10200434 A JP H10200434A
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JP
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receiving
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group
unit
channels
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JP435797A
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English (en)
Inventor
Tomohiro Waro
友宏 和路
Kazumasa Takahashi
一正 高橋
Hiroyuki Miyawaki
裕之 宮脇
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の受信ユニットを含む受信機において、
各受信ユニットの受信チャンネルを、速やかに且つ確実
に、所望の受信チャンネルのグループ内における互いに
異なる受信チャンネルに設定することができるようにす
る。 【解決手段】 受信ユニット11a〜11fは互いにバ
スライン24を介して接続されている。受信ユニット1
1aにおいて、同時運用可能な受信チャンネルのグルー
プを設定すると、受信ユニット11aは、設定されたグ
ループの中の1つのチャンネルを受信ユニット11aに
おける受信チャンネルとして設定すると共に、バスライ
ン24を介して他の受信ユニット11b〜11fに対し
て、同じグループ内で互いに異なるチャンネルのデータ
およびそのチャンネルを設定させる命令を送出する。受
信ユニット11b〜11fは、その命令に従って受信チ
ャンネルを設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワイヤレスマイク
ロホンシステム等に使用され、それぞれ、ワイヤレスマ
イクロホン等の送信機からの信号を受信可能な複数の受
信ユニットを含む受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ワイヤレスマイクロホンから
の送信信号を受信機で受信して音声信号として出力する
ワイヤレスマイクロホンシステムは、放送局や学校やイ
ベントホール等で利用されている。このワイヤレスマイ
クロホンシステムでは、受信機が、それぞれ異なるチャ
ンネルの送信信号を受信可能な複数の受信ユニットを含
み、同時に複数のワイヤレスマイクロホンからの送信信
号を受信、処理可能にしたものもある。このように、受
信機が同時に複数チャンネルの送信信号を扱う場合に
は、受信機の各受信ユニット毎に異なる受信チャンネル
を設定する必要がある。受信チャンネルを設定する場
合、従来は、各受信ユニット毎に、手動で、受信チャン
ネルのグループおよび受信チャンネルの設定を行う必要
があった。なお、受信チャンネルのグループとは、例え
ば、同時運用時に互いに混信妨害が発生しないような受
信チャンネルの組み合わせとして推奨されるものを言
う。
【0003】複数の受信ユニットを含む受信機における
受信チャンネルのグループおよび受信チャンネルの設定
は、従来、以下の手順で行われていた。まず始めに、第
1の受信ユニットにおいて、受信チャンネルのグループ
を選択すると共に、そのグループ内における受信チャン
ネルの1つを設定する。次に、第2の受信ユニットにお
いて、第1の受信ユニットで選択したグループと同じグ
ループを選択すると共に、第1の受信ユニットとは異な
る受信チャンネルを設定する。更に、第3以降の受信ユ
ニットにおいても、第1の受信ユニットで選択したグル
ープと同じグループを選択すると共に、他の受信ユニッ
トとは異なる受信チャンネルを設定する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしなから、上述の
ような手動による受信チャンネルの設定では、誤ったグ
ループや受信チャンネルを設定してしまい、同時運用す
るために推奨される受信チャンネルの組み合わせ通りに
受信チャンネルが設定されずに、同時運用時に混信妨害
の問題が発生したり、設定に時間がかかる等の問題点が
あった。
【0005】なお、従来、受信機とパーソナルコンピュ
ータとを接続し、パーソナルコンピュータから受信機へ
信号を送って、受信機のチャンネルを変更するシステム
は存在したが、受信機とパーソナルコンピュータとを接
続するために、システム全体の構成が大掛かりになると
いう問題点があった。
【0006】また、従来は、受信機において受信チャン
ネルのグループおよび受信チャンネルの設定を行う際
に、既に使用中や妨害のあるチャンネルがある場合に
は、設定者が、いちいち使用中や妨害のあるチャンネル
を確認しながら、そのようなチャンネルを避けて設定す
る必要があり、操作が煩雑であると共に、設定に時間が
かかるという問題点があった。
【0007】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、その第1の目的は、それぞれ送信機からの信号を
受信可能な複数の受信ユニットを含む受信機において、
各受信ユニットの受信チャンネルを、速やかに且つ確実
に、所望の受信チャンネルのグループ内における互いに
異なる受信チャンネルに設定することができるようにし
た受信機を提供することにある。
【0008】本発明の第2の目的は、上記第1の目的に
加え、簡単に、使用中や妨害のあるチャンネルを避けて
受信チャンネルの設定を行うことができるようにした受
信機を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の受信機は、それ
ぞれ送信機からの信号を受信および処理可能な複数の受
信ユニットを含む受信機において、複数の受信ユニット
が、それぞれ、送信機からの信号を受信および処理する
ための受信手段と、この受信手段において選択的に受信
および処理する受信チャンネルを設定するための受信チ
ャンネル設定手段とを備え、複数の受信ユニットのうち
の1つの受信ユニットが、1種類以上の予め定められた
受信チャンネルのグループの情報を記憶する記憶手段
と、この記憶手段によって情報が記憶された受信チャン
ネルのグループの中から使用するグループを設定するた
めのグループ設定手段と、自己を含む複数の受信ユニッ
トの各受信チャンネル設定手段に対して、グループ設定
手段によって設定されたグループ内で互いに異なる受信
チャンネルを設定させる受信チャンネル設定制御手段と
を備えたものである。
【0010】この受信機では、複数の受信ユニットのう
ちの1つの受信ユニットにおいて、グループ設定手段に
よって使用するグループが設定されると、受信チャンネ
ル設定制御手段は、自己を含む複数の受信ユニットの各
受信チャンネル設定手段に対して、グループ設定手段に
よって設定されたグループ内で互いに異なる受信チャン
ネルを設定させる。これにより、各受信ユニットでは、
受信チャンネル設定手段によって、同じグループ内で互
いに異なる受信チャンネルが設定される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて図面を参照して詳細に説明する。
【0012】図3は本実施の形態に係る受信機の正面
図、図4は図3に示した受信機の背面図である。本実施
の形態に係る受信機は、受信機本体1と、この受信機本
体1に対して着脱自在に接続される最大6個の受信ユニ
ット11とを備えている。受信機本体1は、図3に示し
たようなフロントパネル3と図4に示したようなリアパ
ネル4とを有する筐体2を備えている。筐体2には、フ
ロントパネル3において開口する6つの受信ユニット挿
入部5a〜5fが水平方向に沿って配設されている。各
受信ユニット挿入部5a〜5fには、それぞれ受信ユニ
ット11が着脱自在に挿入、装着されるようになってい
る。フロントパネル3には、更に電源スイッチ6が設け
られている。
【0013】リアパネル4には、2つのアンテナ接続部
7A,7Bが設けられている。各アンテナ接続部7A,
7Bには、それぞれアンテナ8A,8Bが、着脱自在に
接続されるようになっている。リアパネル4には、更
に、各受信ユニット挿入部5a〜5fに挿入された受信
ユニット11からのオーディオ出力信号を外部に出力す
るためのコネクタ9a〜9fと、各受信ユニット挿入部
5a〜5fに挿入された全ての受信ユニット11からの
オーディオ出力信号を混合して外部に出力するためのコ
ネクタ9gと、交流電源用プラグ差し込み口10等が設
けられている。
【0014】図5は受信ユニット11の正面図、図6は
受信ユニット11の側面図である。受信ユニット11
は、図5に示したようなフロントパネル13を有する筐
体12を備えている。フロントパネル13には、受信チ
ャンネルのグループ(以下、単にグループとも言う。)
を選択する際に使用されるグループボタン14と、受信
チャンネルを選択する際に使用されるチャンネルボタン
15と、これらのボタン14,15の操作を有効にする
ためのセットボタン16と、設定されたグループやチャ
ンネル等の表示を行うための液晶表示部(以下、LCD
と記す。)17等が設けられている。図6に示したよう
に、筐体12の背面には、受信機本体1との接続のため
のコネクタ18が設けられている。
【0015】図7は、受信ユニット11のフロントパネ
ル13を詳細に示す説明図である。この図に示したよう
に、LCD17は、6桁の数字または記号を表示可能な
表示部17aを有している。この6桁の表示部17aの
うち、上位2桁にはグループの名称、下位4桁には受信
チャンネルの名称が表示されるようになっている。
【0016】図1は受信機本体1に装着される6つの受
信ユニット11同士の接続関係を示す説明図、図2は受
信ユニット11の主要部の構成を示すブロック図であ
る。なお、以下の説明では、受信機本体1の受信ユニッ
ト挿入部5a〜5fに装着された各受信ユニット11
を、それぞれ受信ユニット(1)11a〜受信ユニット
(6)11fとする。図2に示したように、受信ユニッ
ト11は、マスタ/スレーブ判断用のアナログ入力ポー
トAIと、ディジタルデータの入出力を行うための入出
力ポートI/Oと、これらアナログ入力ポートAIおよ
び入出力ポートI/Oに接続されたCPU(中央処理装
置)21と、このCPU21に接続されたメモリ22
と、CPU21に接続され、ワイヤレスマイクロホン等
の送信機からの信号を受信し処理するための受信部23
とを備えている。
【0017】受信機本体1内には、図1に示したように
直列に接続された5つの抵抗R1 〜R5 が設けられ、こ
れらの抵抗群の一端には電源電圧+Bが印加され、他端
は接地されるようになっている。各抵抗R1 〜R5 の抵
抗値は例えば10kΩである。受信ユニット(1)11
a〜受信ユニット(6)11fのマスタ/スレーブ判断
用のアナログ入力ポートAIには、それぞれ、抵抗R5
の接地側の一端、抵抗R4 ,R5 の接続点、抵抗R3
4 の接続点、抵抗R2 ,R3 の接続点、抵抗R1 ,R
2 の接続点、抵抗R1 の電源電圧側の一端における互い
に異なる電圧が印加されるようになっている。各受信ユ
ニット(1)11a〜受信ユニット(6)11fにおけ
るCPU21は、マスタ/スレーブ判断用のアナログ入
力ポートAIに印加されるアナログ電圧を検出して、そ
のレベルに応じて、自己のアドレス(どの受信ユニット
挿入部5a〜5fに装着された受信ユニット11か)を
判断するようになっている。なお、本実施の形態では、
受信ユニット(1)11aをマスタユニット、他の受信
ユニット(2)11b〜受信ユニット(6)11fをス
レーブユニットと規定しており、上述のアドレスの判断
は、自己がマスタユニットかスレーブユニットかの判断
でもある。
【0018】図1に示したように、受信ユニット(1)
11a〜受信ユニット(6)11fの入出力ポートI/
Oは、受信機本体1内に設けられたバスライン24を介
して互いに接続されている。
【0019】図2に示した受信ユニット11における受
信部23は、本発明における受信手段に対応し、CPU
21およびメモリ22は、本発明における受信チャンネ
ル設定手段に対応する。また、特に、マスタユニットと
なる受信ユニット(1)11aにおけるCPU21およ
びメモリ22は、本発明における記憶手段、グループ設
定手段および受信チャンネル設定制御手段にも対応す
る。
【0020】図8は、本実施の形態に係る受信機の概略
の構成を示すブロック図である。本実施の形態に係る受
信機における受信機本体1は、マザーボード26と、こ
のマザーボード26に接続されたコネクタボード27
と、マザーボード26に接続されたスイッチング電源装
置28とを備えている。コネクタボード27には、受信
ユニット(1)11a〜受信ユニット(6)11fが接
続されるようになっている。マザーボード26には、各
受信ユニット11a〜11fからのオーディオ出力信号
を出力するための端子AF1 OUT〜AF6 OUT
と、各受信ユニット11a〜11fからのオーディオ出
力信号を混合して出力するための端子MIX OUT
と、それぞれアンテナ接続部7A,7Bに接続された2
つのアンテナ端子ANT A IN,ANT B IN
とが設けられている。端子AF1 OUT〜AF6 O
UTおよび端子MIX OUTは、それぞれ、図4にお
けるコネクタ9a〜9gに接続されている。
【0021】スイッチング電源装置28は、図4におけ
る交流電源用プラグ差し込み口10に接続され、この交
流電源用プラグ差し込み口10より供給される交流電圧
100〜240Vより、直流電圧±15Vを生成し、マ
ザーボード26に供給するようになっている。
【0022】コネクタボード27には、図1における抵
抗R1 〜R5 およびバスライン24が設けられていると
共に、アンテナ端子ANT A IN,ANT B I
Nを介して入力されるアンテナ8A,8Bからの入力信
号ANT A,ANT Bを各受信ユニット11a〜1
1fに分配するための分配器が設けられている。コネク
タボード27と各受信ユニット11a〜11fとの間に
は、それぞれ、オーディオ出力信号用ラインAF OU
T、オーディオ出力信号用グラウンドラインAF GN
D、電源電圧+B用のライン、一端が抵抗R1 〜R5
接続され、他端がマスタ/スレーブ判断用のアナログ入
力ポートAIに接続されるアドレス用ラインADDRE
SS、一端がバスライン24に接続され、他端が入出力
ポートI/Oに接続される通信用ラインMASTER、
および入力信号ANT A,ANT B用の各ラインが
設けられている。コネクタボード27とマザーボード2
6の間には、オーディオ出力信号用ラインAF OU
T、電源電圧+B用のライン、および入力信号ANT
A,ANT B用の各ラインが設けられている。
【0023】図9は、受信ユニット11の詳細な構成を
示すブロック図である。なお、受信ユニット11は、2
つのアンテナ8A,8Bからの各信号のうち受信レベル
の大きい方を総合的に判断して、受信レベルの大きい方
を選択するダイバーシティ受信を行うようになっている
が、図9では、そのための構成は省略している。受信ユ
ニット11は、アンテナ8Aからの入力信号ANT A
またはアンテナ8Bからの入力信号ANT Bを入力す
るための入力端子31と、この入力端子31より入力さ
れた信号(高周波信号)を増幅する高周波増幅回路32
と、この高周波増幅回路32の出力信号を第1中間周波
数信号に変換する第1周波数変換回路(図では第1MI
Xと記す。)33と、この第1周波数変換回路33の出
力信号を増幅する第1中間周波数増幅回路(図では第1
IF増幅回路と記す。)34とを備えている。受信ユニ
ット11は、更に、第1中間周波数増幅回路34の出力
信号を第2中間周波数信号に変換する第2周波数変換回
路(図では第2MIXと記す。)35と、この第2周波
数変換回路35の出力信号を増幅する第2中間周波数増
幅回路(図では第2IF増幅回路と記す。)36と、こ
の第2中間周波数増幅回路36の出力信号を検波するF
M検波回路37とを備えている。受信ユニット11は、
更に、FM検波回路37の出力信号に対してミュート処
理を行うミューティング回路38と、このミューティン
グ回路38の出力信号を増幅する低周波増幅回路39
と、この低周波増幅回路39の出力信号を外部に出力す
るための出力端子40とを備えている。
【0024】受信ユニット11は、更に、図2に示した
CPU21によって出力信号の周波数が制御されるフェ
ーズロックトループ回路(以下、PLLと記す。)41
を備えている。このPLL41の2つの出力信号は、そ
れぞれ第1周波数変換回路33と第2周波数変換回路3
5とに供給されるようになっている。このように、受信
ユニット11は、PLLシンセサイザ方式により、受信
チャンネルを容易に変更可能となっている。
【0025】CPU21には、図2におけるメモリ22
として、ROM(リード・オンリ・メモリ)22aおよ
びRAM(ランダム・アクセス・メモリ)22bが接続
されている。なお、ROM22aは、書き換え可能なR
OM、例えばEEPROM(電気的消去可能なプログラ
マブルROM)を含んでいる。CPU21には、更に、
図5におけるLCD17および操作部42(ボタン14
〜16を含む。)が接続されている。CPU21は、R
AM22bをワーキングエリアとして、ROM22aに
格納されたプログラムを実行することにより、後述する
受信チャンネルの設定等の動作を行うようになってい
る。なお、図9における入力端子31ないし出力端子4
0が、図2における受信部23に対応する。
【0026】EEPROMには、同時運用時に互いに混
信妨害が発生しないかあるいは少ないような受信チャン
ネルのグループが何種類か記憶されている。このような
受信チャンネルのグループとしては、例えば、特公平7
−46782号公報に記載されているように、3次変調
歪が発生せずに複数のワイヤレスマイクロホンを同時運
用可能な受信チャンネルのグループがある。
【0027】図16および図17は、受信チャンネルの
グループの例として、米国向けの受信チャンネルのグル
ープの一例を示したものである。なお、以下、図16に
示したグループを「グループ00」、図17(a)に示
したグループを「グループ11」、図17(b)に示し
たグループを「グループ12」、図17(c)に示した
グループを「グループ13」、図17(d)に示したグ
ループを「グループA1」、図17(e)に示したグル
ープを「グループA2」、図17(f)に示したグルー
プを「グループA3」と称する。これらの図において、
「チャンネル」の欄には受信チャンネルの名称が記載さ
れ、「周波数」の欄には受信チャンネルに対応する周波
数が記載されている。なお、周波数の単位はMHzであ
る。なお、図16に示した「グループ00」は、設定可
能な全てのチャンネルを集めたグループであり、3次変
調歪が発生せずに同時運用可能な受信チャンネルのグル
ープではない。図17(a)〜(f)に示した各グルー
プは、それぞれ、3次変調歪が発生せずに同時運用可能
な受信チャンネルのグループである。
【0028】ここで、図9に示した構成の受信ユニット
11の動作について簡単に説明する。CPU21は、後
述する動作によって受信チャンネルの設定を行い、設定
した受信チャンネルに対応する周波数を信号を選択的に
受信可能とするようにPLL41を制御する。PLL4
1の2つの出力信号は、それぞれ第1周波数変換回路3
3と第2周波数変換回路35とに供給される。入力端子
31より入力された信号は、高周波増幅回路32によっ
て増幅され、第1周波数変換回路33によって、PLL
41の出力信号に基づいて、例えば49.4MHzの第
1中間周波数信号に変換される。第1周波数変換回路3
3の出力信号は、第1中間周波数増幅回路34によって
増幅され、第2周波数変換回路35によって、PLL4
1の出力信号に基づいて、例えば10.7MHzの第2
中間周波数信号に変換される。第2周波数変換回路35
の出力信号は、第2中間周波数増幅回路36によって増
幅され、FM検波回路37によって検波される。FM検
波回路37の出力信号は、ミューティング回路38によ
ってミュート処理を施され、低周波増幅回路39によっ
て増幅されて、オーディオ出力信号として出力端子40
より出力される。
【0029】次に、図10ないし図15の流れ図を参照
して、本実施の形態に係る受信機のにおける受信チャン
ネルの設定の動作について説明する。
【0030】図10は、受信機本体1に装着された各受
信ユニット11における主に受信チャンネルの設定に関
する動作を示す流れ図である。この図に示したように、
受信機の電源がオンにされる(ステップS101)と、
各受信ユニット11にも電力が供給され、イニシャライ
ズ処理(ステップS102)、セットアップ処理(ステ
ップS103)、キー入力処理(ステップS104)、
ミュート処理(ステップS105)が順に実行され、受
信チャンネルの設定に関する動作が終了する。セットア
ップ処理およびキー入力処理については、後で詳しく説
明する。イニシャライズ処理は、CPU21における種
々の初期化の処理である。ミュート処理は、CPU21
が各種の状態をチェックして、その状態に応じてオーデ
ィオ出力を出すかミュート(消音)するかを決定する処
理である。なお、図10におけるステップS102およ
びS103は電源がオンにされた際に1回だけ実行され
るが、ステップS104およびS105は、所定の周期
で繰り返し実行される。
【0031】図11は、図10におけるセットアップ処
理(ステップS103)を示す流れ図である。このセッ
トアップ処理では、まず、CPU21が、所定のアナロ
グ入力ポートの端子電圧を検出することによって仕向け
(日本国向け,米国向け,英国向け等)の情報を読み込
む(ステップS111)。受信チャンネルのグループが
仕向けによって異なる場合には、ここで読み込まれた仕
向けの情報に従って、選択可能なグループの集合体が決
定される。次に、CPU21は、機種判断およびマスタ
/スレーブ判断(ステップS112)を行う。この機種
判断およびマスタ/スレーブ判断については、後で詳し
く説明する。次に、CPU21は、EEPROMの内容
をチェックし、EEPROMに記憶されているグループ
と受信チャンネルのデータを取り出す(ステップS11
3)。なお、後述する動作によってグループと受信チャ
ンネルの設定が行われた場合には、設定されたグループ
と受信チャンネルのデータがEEPROMに記憶され、
その結果、EEPROMには、最後に設定されたグルー
プと受信チャンネルのデータが記憶されている。次に、
CPU21は、EEPROMより取り出したデータに従
ってグループと受信チャンネルを設定する(ステップS
114)。従って、ここでは、以前に最後に設定された
グループと受信チャンネルが再度設定される。次に、C
PU21は、PLL41がロックするとHレベル、ロッ
クしていないときはLレベルとなるロックディテクト端
子をチェックし(ステップS115)、Hレベルすなわ
ちロックしている場合には、LCD17上にグループと
受信チャンネルのデータを表示して(ステップS11
6)、図10に示した動作に戻る。
【0032】図12は、図11における機種判断および
マスタ/スレーブ判断(ステップS112)の処理を示
す流れ図である。この処理では、まず、CPU21が、
所定の機種判断用のアナログ入力ポート(AI)の端子
電圧がHレベルか否かを判断する(ステップS12
1)。なお、ここでは、6個の受信ユニット11を装着
可能な本実施の形態に係る受信機(ここでは、機種名を
WRR−801とする。)では、上記端子電圧をHと
し、他の種類の受信機(ここでは、機種名をWRR−8
00およびSRP−Z800とする。)では、上記端子
電圧をLとするように規定している。従って、CPU2
1は、上記端子電圧がHレベルではないとき(ステップ
S121;N)は、受信機の機種がWRR−800また
はSRP−Z800であると判断して(ステップS12
2)、図11に示した動作に戻る。一方、上記端子電圧
がHレベルであるとき(ステップS121;Y)は、受
信機の機種がWRR−801であると判断して(ステッ
プS123)、受信機本体1に装着された各受信ユニッ
ト11のアドレスの設定を行って(ステップS12
4)、図11に示した動作に戻る。アドレスの設定で
は、マスタ/スレーブ判断用のアナログ入力ポートAI
の端子電圧に基づいて、受信ユニット(1)11aはマ
スタユニット、受信ユニット(2)11b〜受信ユニッ
ト(6)11fはスレーブユニット1〜5とされる。
【0033】ここで、図10におけるキー入力処理(ス
テップS104)について説明する前に、図7を参照し
て、本実施の形態に係る受信機における受信チャンネル
の設定等に関する操作手順について説明する。
【0034】受信チャンネルのグループを変更する場合
には、セットボタン16を押しながらグループボタン1
4を押す。すると、グループボタン14を押す度にグル
ープが順番に変わる。グループの名称は表示部17aの
上位2桁に表示される。なお、後述する動作により表示
部17aに周波数が表示されているときに、上述のグル
ープの変更の操作を行った場合には、表示部17aにお
ける表示はグループおよびチャンネルの名称の表示に切
り換わって、グループが変更される。
【0035】受信チャンネルを変更する場合には、セッ
トボタン16を押しながらチャンネルボタン15を押
す。すると、設定されたグループ内で、チャンネルボタ
ン15を押す度にチャンネルが順番に変わる。チャンネ
ルの名称は表示部17aの下位4桁に表示される。な
お、表示部17aに周波数が表示されているときに、上
述のチャンネルの変更の操作を行った場合には、表示部
17aにおける表示は周波数の表示のままで、チャンネ
ルが変更される。
【0036】表示部17aにおける表示を切り換える場
合には、セットボタン16を押さずにグループボタン1
5を押す。表示部17aにグループおよびチャンネルの
名称が表示されているときにグループボタン15を押す
と、表示部17aにおける表示は、チャンネルに対応す
る周波数の表示に切り換わる。一方、表示部17aに周
波数が表示されているときにグループボタン15を押す
と、表示部17aにおける表示は、グループおよびチャ
ンネルの名称の表示に切り換わる。
【0037】次に、空チャンネル検索および自動チャン
ネル設定の操作手順について説明する。マスタユニット
のセットボタン16を3秒間押し続けると、マスタユニ
ットは、マスタユニットにおいて設定されたグループ内
で、空チャンネルを自動的に検索する。この自動検索の
結果に従って、マスタユニットと各スレーブユニットに
おけるチャンネルは空チャンネルに順番に自動的に設定
される。この空チャンネル検索および自動チャンネル設
定の操作を行った場合には、表示部17aに周波数が表
示されている受信ユニット11でも、全てグループおよ
びチャンネルの名称の表示に切り換わり、グループおよ
びチャンネルが自動的に設定される。なお、このような
自動的なグループおよびチャンネルの設定の後でも、各
受信ユニット11では、個別にグループおよびチャンネ
ルの変更が可能である。
【0038】図13は、図10におけるキー入力処理
(ステップS104)を示す流れ図である。このキー入
力処理では、CPU21は、まず、キー入力の有無、す
なわち図7に示した各ボタン14〜16が操作されたか
否かをチェックする(ステップS131)。次に、CP
U21は、セットボタン16が3秒押されたか否かを判
断する(ステップS132)。セットボタン16が3秒
押された場合(Y)には、空チャンネル検索および自動
チャンネル設定(ステップS133)の処理を行ってス
テップS134へ進む。セットボタン16が3秒押され
ていない場合(ステップS132;N)には、そのまま
ステップS134へ進む。なお、ステップS132およ
びステップS133は、マスタユニットのみが実行可能
となっており、スレーブユニットではスキップされる。
【0039】ステップS134では、CPU21は、セ
ットボタン16が押されながらグループボタン14が押
されたか否かを判断する。セットボタン16が押されな
がらグループボタン14が押された場合(Y)には、そ
の度にグループを順番に変更し、変更後のグループを設
定し(ステップS135)、ステップS136へ進む。
他の場合(ステップS134;N)には、そのままステ
ップS136へ進む。ステップS136では、CPU2
1は、セットボタン16が押されながらチャンネルボタ
ン15が押されたか否かを判断する。セットボタン16
が押されながらチャンネルボタン15が押された場合
(Y)には、その度にチャンネルを順番に変更し、変更
後のチャンネルを設定し(ステップS137)、ステッ
プS138へ進む。他の場合(ステップS136;N)
には、そのままステップS138へ進む。ステップS1
38では、CPU21は、グループボタンが押されたか
否かを判断し(ステップS138)、押された場合
(Y)には、表示部17aにグループおよびチャンネル
の名称が表示されていた場合には周波数の表示に切り換
え、表示部17aに周波数が表示されていた場合にはグ
ループおよびチャンネルの名称の表示に切り換え(ステ
ップS139)、図10に示した動作に戻る。グループ
ボタンが押されなかった場合(ステップS138;N)
には、そのまま図10に示した動作に戻る。
【0040】図14は、図13における空チャンネル検
索および自動チャンネル設定(ステップS133)の処
理を示す流れ図である。なお、この処理は、前述のよう
にマスタユニットのみが実行可能である。この処理で
は、CPU21は、まず、マスタユニットにおいて設定
されたグループの名称が「グループ00」か否かを判断
する(ステップS141)。「グループ00」である場
合(Y)は、設定可能な全てのチャンネルを集めたグル
ープが設定されていることを意味し、この場合にはその
まま図13に示した動作に戻る。「グループ00」では
ない場合(ステップS141;N)は、3次変調歪が発
生せずに同時運用可能な受信チャンネルのグループが選
択されていることを意味し、この場合には、CPU21
は、マスタユニットにおける設定グループ内で空チャン
ネルを確認し、記憶する(ステップS142)。具体的
には、CPU21が、設定グループ内の各チャンネルに
ついて、数字の小さい方から順に、アンテナ8A,8B
からの入力信号のレベルが、所定のミュートレベル以上
か否かを調べる。なお、ミュートレベルとは、そのレベ
ル以上の場合にオーディオ出力を出すようにするレベル
であり、例えば30dBμVである。CPU21は、ミ
ュートレベル以上のチャンネルは、各受信ユニット11
で受信および処理すべき信号以外の信号が存在するチャ
ンネル、すなわち既に使用中あるいは妨害波のあるチャ
ンネルと判断し、記憶すると共に、それ以外のチャンネ
ルを空チャンネルと判断し、空きチャンネルとして記憶
する。次に、CPU21は、全てのユニットのチャンネ
ル設定、表示(ステップS143)の処理を行って、図
13に示した動作に戻る。
【0041】図15は、図14における全てのユニット
のチャンネル設定、表示(ステップS143)の処理を
示す流れ図である。この処理では、CPU21は、ま
ず、空チャンネルの中で最も数字の小さいチャンネルを
選択して、マスタユニットにおけるチャンネルとして設
定する(ステップS151)。次に、CPU21は、空
チャンネルの中で次に数字の小さいチャンネルを選択
し、そのチャンネルのデータおよびそのチャンネルを設
定させる命令を、バスライン24を介してスレーブユニ
ット1(受信ユニット(2)11b)に対して送出する
(ステップS152)。なお、各スレーブユニットは、
マスタユニットからのデータおよび命令を受け取るよう
に準備しており、これらを受け取り、命令を実行した後
に、実行終了の信号を、バスライン24を介してマスタ
ユニットに対して送出するようになっている。CPU2
1は、スレーブユニット1からの実行終了の信号を受信
したか否か判断し(ステップS153)、受信していな
い場合(N)には、命令送出後1秒経過したか否かを判
断する(ステップS154)。なお、ここで、命令送出
後1秒というのは、スレーブユニットが命令を受け取っ
て実行し、実行終了の信号をマスタユニットに送出する
のに十分な時間として設定されている。CPU21は、
命令送出後1秒経過していない場合(ステップS15
4;N)には、ステップS153に戻る。CPU21
は、命令送出後1秒経過した場合(ステップS154;
Y)には、スレーブユニット1は受信機本体1に装着さ
れていないと判断して、ステップS155へ進む。ま
た、CPU21は、スレーブユニット1からの実行終了
の信号を受信した場合(ステップS153;Y)には、
そのままステップS155へ進む。ステップS155で
は、全てのスレーブユニットに対して設定すべきチャン
ネルのデータおよび命令の送出が終了したか否かを判断
する。送出が終了していない場合(N)には、次のスレ
ーブユニットを選択して、ステップS152に戻り、ス
テップS152〜S154の動作を実行する。なお、こ
こで、スレーブユニットに送出されるチャンネルのデー
タは、空チャンネルで且つ未だに設定されていないチャ
ンネルの中で、最も数字の小さいチャンネルのデータで
ある。全てのスレーブユニットに対して設定すべきチャ
ンネルのデータおよび命令の送出が終了した場合(ステ
ップS155;Y)には、図14に示した動作に戻る。
なお、マスタユニットおよび各スレーブユニットにおい
て設定されたグループおよびチャンネルのデータは、各
ユニットにおける表示部17aに表示される。
【0042】このようにして、マスタユニットのCPU
21は、受信機本体1に装着されている全ての受信ユニ
ット11に対して、空チャンネルの中で互いに異なるチ
ャンネルを設定させる。各受信ユニット11のCPU2
1は、設定されたチャンネルに対応する周波数の信号を
選択的に受信するようにPLL41を制御する。
【0043】次に、具体例を挙げて、各受信ユニット1
1におけるチャンネルの設定の動作について更に詳しく
説明する。各受信ユニット11におけるチャンネルの設
定を自動的に行わせることを望む場合、使用者は、マス
タユニットにおけるセットボタン16を押しながらグル
ープボタン14を所定回数だけ押して、「グループ0
0」以外のグループを選択、設定する。ここで、例えば
図17(a)に示したような「グループ11」を設定し
たとすると、設定可能なチャンネルは、68−05,6
8−14,68−25,68−41,68−47,69
−12,69−16,69−30,69−37,69−
40,69−42の11個となる。
【0044】使用者は、次に、マスタユニットにおける
セットボタン16を3秒間押す。すると、マスタユニッ
トは、「グループ11」中の各チャンネルについて、数
字の小さい方(68−05)から順に受信し、アンテナ
8A,8Bからの入力信号のレベルがミュートレベル以
上か否かを調べ、ミュートレベル以上のチャンネルを、
使用中あるいは妨害波のあるチャンネルとして記憶する
と共に、それ以外のチャンネルを空チャンネルとして記
憶する。マスタユニットは、自己の受信チャンネルとし
て、空チャンネルの中で最も数字の小さいチャンネルを
設定する。例えば、「グループ11」中の各チャンネル
のうち68−05および68−25が使用中あるいは妨
害波のあるチャンネルと判断された場合には、マスタユ
ニットの受信チャンネルは68−14に設定される。
【0045】マスタユニットは、次に、スレーブユニッ
ト1(受信ユニット(2)11b)に対して、空チャン
ネルの中で次に数字の小さいチャンネルすなわち68−
41のデータおよびそのチャンネルを設定させる命令
を、バスライン24を介して送出する。スレーブユニッ
ト1が受信機本体1に装着されている場合には、スレー
ブユニット1は、送出された命令に従って受信チャンネ
ルを設定し、命令実行終了の信号を、バスライン24を
介してマスタユニットに送出する。
【0046】マスタユニットは、次に、スレーブユニッ
ト2(受信ユニット(3)11c)に対して、空チャン
ネルの中で次に数字の小さいチャンネルすなわち68−
47のデータおよびそのチャンネルを設定させる命令
を、バスライン24を介して送出する。スレーブユニッ
ト2が受信機本体1に装着されている場合には、スレー
ブユニット2は、送出された命令に従って受信チャンネ
ルを設定し、命令実行終了の信号を、バスライン24を
介してマスタユニットに送出する。以下、他のスレーブ
ユニットについて同様である。
【0047】ところで、もし、設定されたグループ中の
チャンネルから使用中あるいは妨害波のあるチャンネル
を除いた空チャンネルの数が、受信機本体1に装着され
ている受信ユニット11の数よりも少ない場合には、受
信チャンネルを設定できない受信ユニット11が生じて
しまう。マスタユニットは、このような受信ユニット1
1に対しては、予め決められた特定のチャンネルのデー
タおよびそのチャンネルを設定させる命令を送出する。
特定のチャンネルは、例えば、受信ユニット11が受信
可能なチャンネルのうち最も周波数の低いチャンネル
(受信可能なチャンネルが図16に示したものである場
合には、68─01)とする。この特定のチャンネルが
設定された受信ユニット11では、オーディオ出力をミ
ュートし、その旨および使用できない旨を、LCD17
に表示する。
【0048】以上説明したように、本実施の形態に係る
受信機によれば、1つの受信ユニット11a(マスタユ
ニット)においてグループを設定するだけで、受信機本
体1に装着されている全ての受信ユニット11に対し
て、3次変調歪が発生せずに同時運用可能な受信チャン
ネルのグループ中で互いに異なる受信チャンネルを自動
的に設定することができる。従って、各受信ユニット1
1の受信チャンネルの設定を速やかに且つ簡単に行うこ
とができると共に、同時運用可能な受信チャンネルのグ
ループ中で互いに異なる受信チャンネルを確実に設定す
ることができ、誤ったグループや受信チャンネルを設定
してしまうことがなくなる。
【0049】更に、本実施の形態に係る受信機によれ
ば、上述のような受信チャンネルの自動設定の際に、簡
単に、使用中や妨害のあるチャンネルを避けて受信チャ
ンネルの設定を行うことができ、予め混信等の問題を避
けることができる。
【0050】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
ず、例えば、実施の形態では1つの受信機本体1内に6
個の受信ユニット11を装着可能な受信機の例を挙げた
が、本発明の受信機における受信ユニットの数は6個に
限らず、複数であれば良い。また、複数の受信ユニット
は、必ずしも1つの筐体内に収納される必要はなく、マ
スタユニットとスレーブユニット間で通信を行うことが
できれば、互いに別体となっていても良い。
【0051】また、実施の形態では各受信ユニット11
間をバスライン24によって接続したが、例えば、マス
タユニットを中心とするスター型の接続によってマスタ
ユニットと各スレーブユニット間とで通信を行うことが
できるようにしても良い。また、例えば、マスタユニッ
トと各スレーブユニットをリング状に接続し、マスタユ
ニットからの信号を各スレーブユニットを一巡してマス
タユニットに戻すことで、通信を行うことができるよう
にしても良い。
【0052】また、本発明における予め定められた受信
チャンネルのグループは、必ずしも、3次変調歪が発生
せずに同時運用可能な受信チャンネルのグループである
必要はなく、例えば、複数のワイヤレスマイクロホンを
互いに所定距離以内に近づけなければ混信妨害が発生し
ないような受信チャンネルのグループ等、もっとゆるや
かな条件に従ったグループでも良い。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように請求項1または2記
載の受信機によれば、複数の受信ユニットのうちの1つ
の受信ユニットの受信チャンネル設定制御手段が、自己
を含む複数の受信ユニットの各受信チャンネル設定手段
に対して、グループ設定手段によって設定されたグルー
プ内で互いに異なる受信チャンネルを設定させるように
したので、各受信ユニットの受信チャンネルを、速やか
に且つ確実に、所望の受信チャンネルのグループ内にお
ける互いに異なる受信チャンネルに設定することができ
るという効果を奏する。
【0054】また、請求項2記載の受信機によれば、受
信チャンネル設定制御手段が、グループ設定手段によっ
て設定されたグループ内の各チャンネルについて、各受
信ユニットで受信および処理すべき信号以外の信号が存
在するか否か確認し、各受信ユニットで受信および処理
すべき信号以外の信号が存在するチャンネルを避けて受
信チャンネルを設定させるようにしたので、上記効果に
加え、簡単に、使用中や妨害のあるチャンネルを避けて
受信チャンネルの設定を行うことができるという効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の形態に係る受信機にお
ける受信ユニット同士の接続関係を示す説明図である。
【図2】図1に示した受信ユニットの主要部の構成を示
すブロック図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係る受信機の正面図で
ある。
【図4】図3に示した受信機の背面図である。
【図5】図3における受信ユニットの正面図である。
【図6】図5に示した受信ユニットの側面図である。
【図7】図5に示した受信ユニットのフロントパネルを
詳細に示す説明図である。
【図8】本発明の一実施の形態に係る受信機の概略の構
成を示すブロック図である。
【図9】本発明の一実施の形態における受信ユニットの
詳細な構成を示すブロック図である。
【図10】本発明の一実施の形態における受信ユニット
の動作を示す流れ図である。
【図11】図10におけるセットアップ処理を示す流れ
図である。
【図12】図11における機種判断およびマスタ/スレ
ーブ判断の処理を示す流れ図である。
【図13】図10におけるキー入力処理を示す流れ図で
ある。
【図14】図13における空チャンネル検索および自動
チャンネル設定の処理を示す流れ図である。
【図15】図14における全てのユニットのチャンネル
設定、表示の処理を示す流れ図である。
【図16】本発明の一実施の形態に係る受信機で使用す
る受信チャンネルのグループの例を示す説明図である。
【図17】本発明の一実施の形態に係る受信機で使用す
る受信チャンネルのグループの例を示す説明図である。
【符号の説明】
1…受信機本体、11…受信ユニット、21…CPU、
22…メモリ、23…受信部、24…バスライン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ送信機からの信号を受信および
    処理可能な複数の受信ユニットを含む受信機において、 複数の受信ユニットは、それぞれ、送信機からの信号を
    受信および処理するための受信手段と、この受信手段に
    おいて選択的に受信および処理する受信チャンネルを設
    定するための受信チャンネル設定手段とを備え、 複数の受信ユニットのうちの1つの受信ユニットは、1
    種類以上の予め定められた受信チャンネルのグループの
    情報を記憶する記憶手段と、この記憶手段によって情報
    が記憶された受信チャンネルのグループの中から使用す
    るグループを設定するためのグループ設定手段と、自己
    を含む複数の受信ユニットの各受信チャンネル設定手段
    に対して、前記グループ設定手段によって設定されたグ
    ループ内で互いに異なる受信チャンネルを設定させる受
    信チャンネル設定制御手段とを備えたことを特徴とする
    受信機。
  2. 【請求項2】 前記受信チャンネル設定制御手段は、前
    記グループ設定手段によって設定されたグループ内の各
    チャンネルについて、各受信ユニットで受信および処理
    すべき信号以外の信号が存在するか否か確認し、各受信
    ユニットで受信および処理すべき信号以外の信号が存在
    するチャンネルを避けて、複数の受信ユニットの各受信
    チャンネル設定手段に対して受信チャンネルを設定させ
    ることを特徴とする請求項1記載の受信機。
JP435797A 1997-01-14 1997-01-14 受信機 Pending JPH10200434A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012119939A (ja) * 2010-11-30 2012-06-21 Toa Corp ワイヤレス受信機およびワイヤレスマイクロフォンシステム
JP2013066081A (ja) * 2011-09-19 2013-04-11 Tamura Seisakusho Co Ltd 受信機用ラック及び受信機監視システム

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JP2012119939A (ja) * 2010-11-30 2012-06-21 Toa Corp ワイヤレス受信機およびワイヤレスマイクロフォンシステム
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