JPH1020007A - 集積化磁気抵抗効果素子回路 - Google Patents
集積化磁気抵抗効果素子回路Info
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- JPH1020007A JPH1020007A JP8178078A JP17807896A JPH1020007A JP H1020007 A JPH1020007 A JP H1020007A JP 8178078 A JP8178078 A JP 8178078A JP 17807896 A JP17807896 A JP 17807896A JP H1020007 A JPH1020007 A JP H1020007A
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 12
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 磁気抵抗効果素子がばらついた場合でも、磁
気抵抗効果素子の抵抗変化を出力できる集積化磁気抵抗
効果素子回路を提供する。 【解決手段】 磁気抵抗効果素子11は一端が直流電源
10の一端に接続され磁界変化によって抵抗値が変化
し、可変抵抗素子12は一端が直流電源10の一端に接
続され、電流ミラー回路は磁気抵抗効果素11の一端が
電流入力端に接続され可変抵抗素子12の一端が電流出
力端に接続され共通端子が直流電源10の他端に接続さ
れ、かつ、磁気抵抗効果素子11及び可変抵抗素子12
に等しい電流を流し、比較回路19は磁気抵抗効果素子
11の一端の電圧と可変抵抗素子12の一端の電圧とを
比較する。
気抵抗効果素子の抵抗変化を出力できる集積化磁気抵抗
効果素子回路を提供する。 【解決手段】 磁気抵抗効果素子11は一端が直流電源
10の一端に接続され磁界変化によって抵抗値が変化
し、可変抵抗素子12は一端が直流電源10の一端に接
続され、電流ミラー回路は磁気抵抗効果素11の一端が
電流入力端に接続され可変抵抗素子12の一端が電流出
力端に接続され共通端子が直流電源10の他端に接続さ
れ、かつ、磁気抵抗効果素子11及び可変抵抗素子12
に等しい電流を流し、比較回路19は磁気抵抗効果素子
11の一端の電圧と可変抵抗素子12の一端の電圧とを
比較する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、集積化磁気抵抗効
果素子回路に関し、特に、磁気抵抗効果素子に製造ばら
つきがあった場合でも、抵抗変化を出力できる回路構成
に関する。
果素子回路に関し、特に、磁気抵抗効果素子に製造ばら
つきがあった場合でも、抵抗変化を出力できる回路構成
に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気抵抗効果素子は磁界の変化により抵
抗が変化するものであり、例えば、この磁気抵抗効果素
子を歯車とバイアス磁石との間に配置し、歯車が回転す
ると、バイアス磁石の磁界が磁気抵抗効果素子で変化す
るため、磁気抵抗効果素子の抵抗値が変化する。
抗が変化するものであり、例えば、この磁気抵抗効果素
子を歯車とバイアス磁石との間に配置し、歯車が回転す
ると、バイアス磁石の磁界が磁気抵抗効果素子で変化す
るため、磁気抵抗効果素子の抵抗値が変化する。
【0003】この抵抗の変化を検出出力電圧として取り
出すことで歯車の回転数を検出することができる。この
場合、磁気抵抗効果素子を含む集積化磁気抵抗効果素子
回路を用いて歯車の回転数を検出する。この種の集積化
磁気抵抗効果素子回路としては、例えば、特開平4−2
36382号公報に記載されたものがある。
出すことで歯車の回転数を検出することができる。この
場合、磁気抵抗効果素子を含む集積化磁気抵抗効果素子
回路を用いて歯車の回転数を検出する。この種の集積化
磁気抵抗効果素子回路としては、例えば、特開平4−2
36382号公報に記載されたものがある。
【0004】図16に前記公報に記載された集積化磁気
抵抗効果素子回路を示す。図16に示す集積化磁気抵抗
効果素子回路は、直流電源10の一端にそれぞれ一端が
接続される磁気抵抗効果素子11,13と、磁気抵抗効
果素子11,13の他端にコレクタが接続されかつエミ
ッタが直流電源10の他端に接続されるトランジスタ1
5,17からなる電流ミラー回路と、磁気抵抗効果素子
11の他端の電圧と磁気抵抗効果素子13の他端の電圧
とを比較するコンパレータ19とから構成される。
抵抗効果素子回路を示す。図16に示す集積化磁気抵抗
効果素子回路は、直流電源10の一端にそれぞれ一端が
接続される磁気抵抗効果素子11,13と、磁気抵抗効
果素子11,13の他端にコレクタが接続されかつエミ
ッタが直流電源10の他端に接続されるトランジスタ1
5,17からなる電流ミラー回路と、磁気抵抗効果素子
11の他端の電圧と磁気抵抗効果素子13の他端の電圧
とを比較するコンパレータ19とから構成される。
【0005】この集積化磁気抵抗効果素子回路におい
て、まず、直流電源10から磁気抵抗効果素子11,1
3に電流が流れると、磁気抵抗効果素子11,13は、
それぞれ異なった磁界を検知し、それぞれ抵抗値が異な
って変化する。
て、まず、直流電源10から磁気抵抗効果素子11,1
3に電流が流れると、磁気抵抗効果素子11,13は、
それぞれ異なった磁界を検知し、それぞれ抵抗値が異な
って変化する。
【0006】そして、電流ミラー回路のトランジスタ1
5,17は、磁気抵抗効果素子11,13に流れる電流
を等しくなるようにする。このため、磁気抵抗効果素子
11,13の両端の電圧降下が異なる。
5,17は、磁気抵抗効果素子11,13に流れる電流
を等しくなるようにする。このため、磁気抵抗効果素子
11,13の両端の電圧降下が異なる。
【0007】さらに、磁気抵抗効果素子11の他端にお
ける電圧V11と磁気抵抗効果素子13の他端における
電圧V12とをコンパレータ19で比較し、検出出力と
して取り出す。
ける電圧V11と磁気抵抗効果素子13の他端における
電圧V12とをコンパレータ19で比較し、検出出力と
して取り出す。
【0008】この場合、トランジスタ15のベース−コ
レクタ間が直結接続されているので、図17(a)に示
すように、電圧V11(入力電圧)の時間的な変化は小
さいが、電圧V12(入力電圧)の時間的な変化は大き
い。
レクタ間が直結接続されているので、図17(a)に示
すように、電圧V11(入力電圧)の時間的な変化は小
さいが、電圧V12(入力電圧)の時間的な変化は大き
い。
【0009】また、磁気抵抗効果素子11,13の抵抗
値が磁界をかけない状態で、ほぼ同一の抵抗値をもつの
で、図17(a)に示すように、電圧V12と電圧V1
1とが交差し、かつ、電圧V12は、電圧V11に対し
て上下にほぼ同一振幅だけ変動する。
値が磁界をかけない状態で、ほぼ同一の抵抗値をもつの
で、図17(a)に示すように、電圧V12と電圧V1
1とが交差し、かつ、電圧V12は、電圧V11に対し
て上下にほぼ同一振幅だけ変動する。
【0010】これにより、図17(b)に示すように、
電圧V12と電圧V11とが交差する時刻で、かつ電圧
V11が電圧V12よりも大きい期間中に出力電圧V0
が得られる。
電圧V12と電圧V11とが交差する時刻で、かつ電圧
V11が電圧V12よりも大きい期間中に出力電圧V0
が得られる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
集積化磁気抵抗効果素子回路にあっては、磁気抵抗効果
素子11,13の抵抗値や抵抗変化率がばらついた場合
には、図18(a)に示すように、電圧V11と電圧V
12とが完全に離れてしまい、交差しなくなったりす
る。
集積化磁気抵抗効果素子回路にあっては、磁気抵抗効果
素子11,13の抵抗値や抵抗変化率がばらついた場合
には、図18(a)に示すように、電圧V11と電圧V
12とが完全に離れてしまい、交差しなくなったりす
る。
【0012】このような場合には、図18(b)に示す
ように、出力電圧V0が得られず、例えば、歯車の回転
数を検出することができなくなる。
ように、出力電圧V0が得られず、例えば、歯車の回転
数を検出することができなくなる。
【0013】本発明の目的は、磁気抵抗効果素子がばら
ついた場合でも、磁気抵抗効果素子の抵抗変化を出力で
きる集積化磁気抵抗効果素子回路を提供することにあ
る。
ついた場合でも、磁気抵抗効果素子の抵抗変化を出力で
きる集積化磁気抵抗効果素子回路を提供することにあ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の集積化磁気抵抗
効果素子回路は前記課題を解決するために以下の手段を
採用した。請求項1の発明は、一端が直流電源の一端に
接続され磁界変化によって抵抗値が変化する磁気抵抗効
果素子と、一端が直流電源の一端に接続された可変抵抗
素子と、磁気抵抗効果素子の他端が電流入力端に接続さ
れ可変抵抗素子の他端が電流出力端に接続され共通端子
が直流電源の他端に接続され、かつ、磁気抵抗効果素子
及び可変抵抗素子に等しい電流を流す電流ミラー回路
と、磁気抵抗効果素子の他端の電圧と可変抵抗素子の他
端の電圧とを比較する比較回路とを備えることを要旨と
する。
効果素子回路は前記課題を解決するために以下の手段を
採用した。請求項1の発明は、一端が直流電源の一端に
接続され磁界変化によって抵抗値が変化する磁気抵抗効
果素子と、一端が直流電源の一端に接続された可変抵抗
素子と、磁気抵抗効果素子の他端が電流入力端に接続さ
れ可変抵抗素子の他端が電流出力端に接続され共通端子
が直流電源の他端に接続され、かつ、磁気抵抗効果素子
及び可変抵抗素子に等しい電流を流す電流ミラー回路
と、磁気抵抗効果素子の他端の電圧と可変抵抗素子の他
端の電圧とを比較する比較回路とを備えることを要旨と
する。
【0015】この発明によれば、可変抵抗素子の抵抗値
を磁気抵抗効果素子の抵抗値とほぼ同一の値に調整する
と、電流ミラー回路は磁気抵抗効果素子と可変抵抗素子
とに同一の電流を流すので、磁気抵抗効果素子の他端の
電圧に対して可変抵抗素子の他端の電圧が交差するよう
になり、比較回路は、出力信号を出力する。
を磁気抵抗効果素子の抵抗値とほぼ同一の値に調整する
と、電流ミラー回路は磁気抵抗効果素子と可変抵抗素子
とに同一の電流を流すので、磁気抵抗効果素子の他端の
電圧に対して可変抵抗素子の他端の電圧が交差するよう
になり、比較回路は、出力信号を出力する。
【0016】従って、磁気抵抗効果素子の抵抗値または
抵抗率がばらついた場合でも、可変抵抗素子の抵抗値を
調整することにより、安定した出力信号が得られる。
抵抗率がばらついた場合でも、可変抵抗素子の抵抗値を
調整することにより、安定した出力信号が得られる。
【0017】請求項2の発明において、電流ミラー回路
は、電流入力端にコレクタ及びベースが接続された第1
のトランジスタと、電流出力端にコレクタが接続され、
第1のトランジスタのベースにベースが接続され、第1
のトランジスタのエミッタにエミッタが接続される第2
のトランジスタとを有することを要旨とする。
は、電流入力端にコレクタ及びベースが接続された第1
のトランジスタと、電流出力端にコレクタが接続され、
第1のトランジスタのベースにベースが接続され、第1
のトランジスタのエミッタにエミッタが接続される第2
のトランジスタとを有することを要旨とする。
【0018】この発明によれば、第1のトランジスタは
電流入力端にコレクタ及びベースが接続されているの
で、磁気抵抗効果素子の一端の電圧は振幅の小さい電圧
となり、第2のトランジスタのコレクタ電圧が可変抵抗
器の一端の電圧として出力される。
電流入力端にコレクタ及びベースが接続されているの
で、磁気抵抗効果素子の一端の電圧は振幅の小さい電圧
となり、第2のトランジスタのコレクタ電圧が可変抵抗
器の一端の電圧として出力される。
【0019】請求項3の発明は、前記可変抵抗素子の他
端を比較回路の一方の端子に接続し、前記可変抵抗素子
の他端と前記磁気抵抗効果素子の他端との間に直列に接
続された第1の抵抗器及び第2の抵抗器を設け、第1の
抵抗器と第2の抵抗器とを接続した中点端子を前記比較
回路の他方の端子に接続したことを要旨とする。
端を比較回路の一方の端子に接続し、前記可変抵抗素子
の他端と前記磁気抵抗効果素子の他端との間に直列に接
続された第1の抵抗器及び第2の抵抗器を設け、第1の
抵抗器と第2の抵抗器とを接続した中点端子を前記比較
回路の他方の端子に接続したことを要旨とする。
【0020】この発明によれば、可変抵抗素子の他端の
電圧を比較回路の一方の端子に入力し、可変抵抗素子の
他端の電圧と磁気抵抗効果素子の他端の電圧とを第1の
抵抗器及び第2の抵抗器で分圧し、分圧された電圧を比
較回路の他方の端子に入力し、比較回路が電圧の比較を
行なうことで出力信号を得ることもできる。
電圧を比較回路の一方の端子に入力し、可変抵抗素子の
他端の電圧と磁気抵抗効果素子の他端の電圧とを第1の
抵抗器及び第2の抵抗器で分圧し、分圧された電圧を比
較回路の他方の端子に入力し、比較回路が電圧の比較を
行なうことで出力信号を得ることもできる。
【0021】請求項4の発明は、一端が直流電源の一端
に接続されそれぞれが同一の磁界変化を検知しその磁界
変化によって抵抗値が変化する第1及び第2の磁気抵抗
効果素子と、一端が直流電源の一端に接続された可変抵
抗素子と、第1の磁気抵抗効果素子の他端が第1の電流
入力端に接続され、第2の磁気抵抗効果素子の他端が第
2の電流入力端に接続され、可変抵抗素子の他端が電流
出力端に接続され、共通端子が直流電源の他端に接続さ
れ、第1及び第2の磁気抵抗効果素子及び可変抵抗素子
に等しい電流を流すと共に、第1の磁気抵抗効果素子の
両端電圧を抵抗変化に対して微小に変化させる電流ミラ
ー回路と、第2の磁気抵抗効果素子の他端の電圧と可変
抵抗素子の他端の電圧とを比較する比較回路とを備える
ことを要旨とする。
に接続されそれぞれが同一の磁界変化を検知しその磁界
変化によって抵抗値が変化する第1及び第2の磁気抵抗
効果素子と、一端が直流電源の一端に接続された可変抵
抗素子と、第1の磁気抵抗効果素子の他端が第1の電流
入力端に接続され、第2の磁気抵抗効果素子の他端が第
2の電流入力端に接続され、可変抵抗素子の他端が電流
出力端に接続され、共通端子が直流電源の他端に接続さ
れ、第1及び第2の磁気抵抗効果素子及び可変抵抗素子
に等しい電流を流すと共に、第1の磁気抵抗効果素子の
両端電圧を抵抗変化に対して微小に変化させる電流ミラ
ー回路と、第2の磁気抵抗効果素子の他端の電圧と可変
抵抗素子の他端の電圧とを比較する比較回路とを備える
ことを要旨とする。
【0022】この発明によれば、可変抵抗素子の抵抗値
を第1及び第2の磁気抵抗効果素子の抵抗値とほぼ同一
の値に調整すると、電流ミラー回路は第1及び第2の磁
気抵抗効果素子と可変抵抗素子とに同一の電流を流すの
で、第2の磁気抵抗効果素子の他端の電圧に対して可変
抵抗素子の他端の電圧が交差するようになり、比較回路
は、出力信号を出力する。
を第1及び第2の磁気抵抗効果素子の抵抗値とほぼ同一
の値に調整すると、電流ミラー回路は第1及び第2の磁
気抵抗効果素子と可変抵抗素子とに同一の電流を流すの
で、第2の磁気抵抗効果素子の他端の電圧に対して可変
抵抗素子の他端の電圧が交差するようになり、比較回路
は、出力信号を出力する。
【0023】従って、第2の磁気抵抗効果素子の抵抗値
または抵抗率がばらついた場合でも、可変抵抗素子の抵
抗値を調整することにより安定した出力信号が得られ
る。
または抵抗率がばらついた場合でも、可変抵抗素子の抵
抗値を調整することにより安定した出力信号が得られ
る。
【0024】請求項5の発明において、前記電流ミラー
回路は、第1の電流入力端にコレクタ及びベースが接続
された第1のトランジスタと、第2の電流入力端にベー
スが接続された第2のトランジスタと、電流出力端にコ
レクタが接続され、第1のトランジスタのベースにベー
スが接続され、第1及び第2のトランジスタのエミッタ
にエミッタが接続される第2のトランジスタとを有する
ことを要旨とする。
回路は、第1の電流入力端にコレクタ及びベースが接続
された第1のトランジスタと、第2の電流入力端にベー
スが接続された第2のトランジスタと、電流出力端にコ
レクタが接続され、第1のトランジスタのベースにベー
スが接続され、第1及び第2のトランジスタのエミッタ
にエミッタが接続される第2のトランジスタとを有する
ことを要旨とする。
【0025】この発明によれば、第1のトランジスタは
第1の電流入力端にコレクタ及びベースが接続されてい
るので、第1の磁気抵抗効果素子の他端の電圧は振幅の
小さい電圧となり、第2のトランジスタは第2の電流入
力端にベースのみが接続されているので、第2の磁気抵
抗効果素子の他端の電圧は振幅の比較的大きい電圧とな
り、この第2の磁気抵抗効果素子の他端の電圧と可変抵
抗器の他端の電圧とを比較回路に出力する。
第1の電流入力端にコレクタ及びベースが接続されてい
るので、第1の磁気抵抗効果素子の他端の電圧は振幅の
小さい電圧となり、第2のトランジスタは第2の電流入
力端にベースのみが接続されているので、第2の磁気抵
抗効果素子の他端の電圧は振幅の比較的大きい電圧とな
り、この第2の磁気抵抗効果素子の他端の電圧と可変抵
抗器の他端の電圧とを比較回路に出力する。
【0026】請求項6の発明は、可変抵抗素子の他端を
前記比較回路の一方の端子に接続し、前記可変抵抗素子
の他端と前記第2の磁気抵抗効果素子の他端との間に直
列に接続された第1の抵抗器及び第2の抵抗器を設け、
第1の抵抗器と第2の抵抗器とを接続した中点端子を比
較回路の他方の端子に接続したことを要旨とする。
前記比較回路の一方の端子に接続し、前記可変抵抗素子
の他端と前記第2の磁気抵抗効果素子の他端との間に直
列に接続された第1の抵抗器及び第2の抵抗器を設け、
第1の抵抗器と第2の抵抗器とを接続した中点端子を比
較回路の他方の端子に接続したことを要旨とする。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の集積化磁気抵抗効
果素子回路の実施の形態を詳細に説明する。 (実施の形態1)図1に集積化磁気抵抗効果素子回路の
実施の形態1の構成図を示す。図1において、直流電源
10の一端には磁界の変化によって抵抗が変化する磁気
抵抗効果素子11の一端が接続される。直流電源10の
他端にはトランジスタ15,17のエミッタが接続され
る。
果素子回路の実施の形態を詳細に説明する。 (実施の形態1)図1に集積化磁気抵抗効果素子回路の
実施の形態1の構成図を示す。図1において、直流電源
10の一端には磁界の変化によって抵抗が変化する磁気
抵抗効果素子11の一端が接続される。直流電源10の
他端にはトランジスタ15,17のエミッタが接続され
る。
【0028】磁気抵抗効果素子11の他端にはトランジ
スタ15のコレクタが接続される。直流電源10の一端
には抵抗が変化する可変抵抗器12の一端が接続され
る。可変抵抗器12の他端にはトランジスタ17のコレ
クタが接続される。トランジスタ15,17は、npn
トランジスタで構成される。
スタ15のコレクタが接続される。直流電源10の一端
には抵抗が変化する可変抵抗器12の一端が接続され
る。可変抵抗器12の他端にはトランジスタ17のコレ
クタが接続される。トランジスタ15,17は、npn
トランジスタで構成される。
【0029】トランジスタ15のベースとトランジスタ
17のベースとは接続され、トランジスタ15のコレク
タ−ベース間は直結接続されている。前記トランジスタ
15,17とで電流ミラー回路を構成する。トランジス
タ15,17は、磁気抵抗効果素子11と可変抵抗器1
2との相互に等しい電流が流れるように動作する。
17のベースとは接続され、トランジスタ15のコレク
タ−ベース間は直結接続されている。前記トランジスタ
15,17とで電流ミラー回路を構成する。トランジス
タ15,17は、磁気抵抗効果素子11と可変抵抗器1
2との相互に等しい電流が流れるように動作する。
【0030】可変抵抗器12の他端における電圧V1は
入力電圧としてコンパレータ19の非反転入力端子に入
力される。磁気抵抗効果素子11の他端における電圧V
2は入力電圧としてコンパレータ19の反転入力端子に
入力される。
入力電圧としてコンパレータ19の非反転入力端子に入
力される。磁気抵抗効果素子11の他端における電圧V
2は入力電圧としてコンパレータ19の反転入力端子に
入力される。
【0031】コンパレータ19は、電圧V1と電圧V2
とが交差する時刻で、かつ電圧V2が電圧V1よりも大
きい期間中に出力電圧V0を出力する。
とが交差する時刻で、かつ電圧V2が電圧V1よりも大
きい期間中に出力電圧V0を出力する。
【0032】次に、このように構成された集積化磁気抵
抗効果素子回路の実施の形態1の動作を図面を参照して
説明する。
抗効果素子回路の実施の形態1の動作を図面を参照して
説明する。
【0033】まず、図2(a)に示すように、可変抵抗
器12の値が磁気抵抗効果素子11の抵抗値よりも大き
く設定されている場合について説明する。
器12の値が磁気抵抗効果素子11の抵抗値よりも大き
く設定されている場合について説明する。
【0034】直流電源10からトランジスタ15を通し
て磁気抵抗効果素子11に電流が流れると共にトランジ
スタ17を通して可変抵抗器12に電流が流れる。この
場合、トランジスタ15,17は、磁気抵抗効果素子1
1及び可変抵抗器12に同一の電流を流す。
て磁気抵抗効果素子11に電流が流れると共にトランジ
スタ17を通して可変抵抗器12に電流が流れる。この
場合、トランジスタ15,17は、磁気抵抗効果素子1
1及び可変抵抗器12に同一の電流を流す。
【0035】磁気抵抗効果素子11は、図示しない磁界
の変化を検知し、抵抗値が変化する。ここで、磁気抵抗
効果素子11に流れる電流が増加すると、磁気抵抗効果
素子の抵抗値は減少し、磁気抵抗効果素子11の他端の
電圧V2は減少する。
の変化を検知し、抵抗値が変化する。ここで、磁気抵抗
効果素子11に流れる電流が増加すると、磁気抵抗効果
素子の抵抗値は減少し、磁気抵抗効果素子11の他端の
電圧V2は減少する。
【0036】一方、可変抵抗器12に流れる電流が増加
すると、可変抵抗器12の他端の電圧V1は増加する。
このため、図2(b)に示すように、磁気抵抗効果素子
11の他端の電圧V2は可変抵抗器12の他端の電圧V
1とは逆相の関係にあり、また、抵抗値がかなり異なる
ので、電圧V2は電圧V1に交差しない。その結果、図
2(c)に示すように、コンパレータ19の出力は得ら
れない。
すると、可変抵抗器12の他端の電圧V1は増加する。
このため、図2(b)に示すように、磁気抵抗効果素子
11の他端の電圧V2は可変抵抗器12の他端の電圧V
1とは逆相の関係にあり、また、抵抗値がかなり異なる
ので、電圧V2は電圧V1に交差しない。その結果、図
2(c)に示すように、コンパレータ19の出力は得ら
れない。
【0037】なお、トランジスタ15のベース−コレク
タ間が接続されているので、電圧V2は、エミッタ−コ
レクタ間の電圧によって決定され、振幅の小さい電圧波
形となる。
タ間が接続されているので、電圧V2は、エミッタ−コ
レクタ間の電圧によって決定され、振幅の小さい電圧波
形となる。
【0038】次に、図3(a)に示すように、可変抵抗
器12の抵抗値を磁気抵抗効果素子11の抵抗値とほぼ
同一の値に調整すると、図3(b)に示すように、電圧
V2は電圧V1に交差するようになる。その結果、図3
(c)に示すように、コンパレータ19は、電圧V2が
電圧V1よりも大きい期間中に出力電圧VOを出力す
る。
器12の抵抗値を磁気抵抗効果素子11の抵抗値とほぼ
同一の値に調整すると、図3(b)に示すように、電圧
V2は電圧V1に交差するようになる。その結果、図3
(c)に示すように、コンパレータ19は、電圧V2が
電圧V1よりも大きい期間中に出力電圧VOを出力す
る。
【0039】このように、磁気抵抗効果素子11の抵抗
値または抵抗率がばらついた場合でも、可変抵抗器12
の抵抗値を調整することにより、電圧V1と電圧V2と
を重なるようにすれば、安定した出力信号が得られる。
値または抵抗率がばらついた場合でも、可変抵抗器12
の抵抗値を調整することにより、電圧V1と電圧V2と
を重なるようにすれば、安定した出力信号が得られる。
【0040】(実施の形態2)図4に集積化磁気抵抗効
果素子回路の実施の形態2の構成図を示す。図4におい
て、直流電源10の他端にはトランジスタ15,17,
16のエミッタが接続される。
果素子回路の実施の形態2の構成図を示す。図4におい
て、直流電源10の他端にはトランジスタ15,17,
16のエミッタが接続される。
【0041】トランジスタ15のコレクタには磁界の変
化によって抵抗が変化する磁気抵抗効果素子11の他端
が接続され、トランジスタ16のコレクタには磁界の変
化によって抵抗が変化する磁気抵抗効果素子14の他端
が接続される。
化によって抵抗が変化する磁気抵抗効果素子11の他端
が接続され、トランジスタ16のコレクタには磁界の変
化によって抵抗が変化する磁気抵抗効果素子14の他端
が接続される。
【0042】磁気抵抗効果素子11,14は、図5に示
すように、絶縁基板8に設けられ、この絶縁基板8は、
歯車21とバイアス磁石23との間に配置される。
すように、絶縁基板8に設けられ、この絶縁基板8は、
歯車21とバイアス磁石23との間に配置される。
【0043】磁気抵抗効果素子11,14は、図6に示
すように、同一方向に配置され、かつ、バイアス磁石2
3から同一の磁界がかけられるので、抵抗の変化が同一
となる。図7に磁気抵抗効果素子11,14のMRパタ
ーン110を示した。
すように、同一方向に配置され、かつ、バイアス磁石2
3から同一の磁界がかけられるので、抵抗の変化が同一
となる。図7に磁気抵抗効果素子11,14のMRパタ
ーン110を示した。
【0044】一方、トランジスタ17のコレクタには抵
抗が変化する可変抵抗器12の他端が接続される。
抗が変化する可変抵抗器12の他端が接続される。
【0045】トランジスタ15,16,17のそれぞれ
のベースは相互に接続される。トランジスタ15のコレ
クタ−ベース間は直結接続されている。前記トランジス
タ15,16,17とで電流ミラー回路を構成する。ト
ランジスタ15,16,17は、磁気抵抗効果素子11
と可変抵抗器12との相互に等しい電流が流れるように
動作する。
のベースは相互に接続される。トランジスタ15のコレ
クタ−ベース間は直結接続されている。前記トランジス
タ15,16,17とで電流ミラー回路を構成する。ト
ランジスタ15,16,17は、磁気抵抗効果素子11
と可変抵抗器12との相互に等しい電流が流れるように
動作する。
【0046】可変抵抗器12の他端における電圧V1は
入力電圧としてコンパレータ19の非反転入力端子
(+)に入力される。トランジスタ17のコレクタとコ
ンパレータ19の反転入力端子(−)との間には第1の
抵抗器20aが接続される。
入力電圧としてコンパレータ19の非反転入力端子
(+)に入力される。トランジスタ17のコレクタとコ
ンパレータ19の反転入力端子(−)との間には第1の
抵抗器20aが接続される。
【0047】トランジスタ16のコレクタとコンパレー
タ19の反転入力端子との間には第2の抵抗器20bが
接続され、コンパレータ19の反転入力端子にはコンデ
ンサ18の一端が接続され、コンデンサ18の他端は接
地される。
タ19の反転入力端子との間には第2の抵抗器20bが
接続され、コンパレータ19の反転入力端子にはコンデ
ンサ18の一端が接続され、コンデンサ18の他端は接
地される。
【0048】なお、第1の抵抗器20aの抵抗値は第2
の抵抗器20bの抵抗値と同一値である。
の抵抗器20bの抵抗値と同一値である。
【0049】磁気抵抗効果素子14の電圧V2と可変抵
抗器12の電圧V1とを、第1の抵抗器20aと第2の
抵抗器20bとで分割した分割電圧V3が、入力電圧と
してコンパレータ19の反転入力端子に入力される。
抗器12の電圧V1とを、第1の抵抗器20aと第2の
抵抗器20bとで分割した分割電圧V3が、入力電圧と
してコンパレータ19の反転入力端子に入力される。
【0050】コンパレータ19は、電圧V1と電圧V3
とが交差する時刻で、かつ電圧V3が電圧V1よりも大
きい期間中に出力電圧V0を出力する。
とが交差する時刻で、かつ電圧V3が電圧V1よりも大
きい期間中に出力電圧V0を出力する。
【0051】次に、このように構成された集積化磁気抵
抗効果素子回路の実施の形態2の動作を図面を参照して
説明する。
抗効果素子回路の実施の形態2の動作を図面を参照して
説明する。
【0052】まず、図8(a)に示すように、可変抵抗
器12の値が磁気抵抗効果素子11の抵抗値よりも大き
く設定されている場合について説明する。
器12の値が磁気抵抗効果素子11の抵抗値よりも大き
く設定されている場合について説明する。
【0053】直流電源10からトランジスタ15,16
を通して磁気抵抗効果素子11,14に電流が流れると
共にトランジスタ17を通して可変抵抗器12に電流が
流れる。この場合、トランジスタ15,16,17は、
磁気抵抗効果素子11,14及び可変抵抗器12に同一
の電流を流す。
を通して磁気抵抗効果素子11,14に電流が流れると
共にトランジスタ17を通して可変抵抗器12に電流が
流れる。この場合、トランジスタ15,16,17は、
磁気抵抗効果素子11,14及び可変抵抗器12に同一
の電流を流す。
【0054】磁気抵抗効果素子11,14は、磁界の変
化を検知し、抵抗値が変化する。ここで、磁気抵抗効果
素子14に流れる電流が増加すると、磁気抵抗効果素子
14の抵抗値は減少し、磁気抵抗効果素子14の他端の
電圧V2は減少する。
化を検知し、抵抗値が変化する。ここで、磁気抵抗効果
素子14に流れる電流が増加すると、磁気抵抗効果素子
14の抵抗値は減少し、磁気抵抗効果素子14の他端の
電圧V2は減少する。
【0055】また、トランジスタ15のベース−コレク
タ間が接続されているので、磁気抵抗効果素子11の電
圧は、エミッタ−コレクタ間の電圧によって決定され、
振幅の小さい電圧波形となる。
タ間が接続されているので、磁気抵抗効果素子11の電
圧は、エミッタ−コレクタ間の電圧によって決定され、
振幅の小さい電圧波形となる。
【0056】一方、可変抵抗器12に流れる電流が増加
すると、可変抵抗器12の他端の電圧V1は増加する。
このため、図8(b)に示すように、磁気抵抗効果素子
14の他端の電圧V2は可変抵抗器12の他端の電圧V
1とは逆相の関係にあり、また、抵抗値がかなり異なる
ので、電圧V2は電圧V1に交差しない。
すると、可変抵抗器12の他端の電圧V1は増加する。
このため、図8(b)に示すように、磁気抵抗効果素子
14の他端の電圧V2は可変抵抗器12の他端の電圧V
1とは逆相の関係にあり、また、抵抗値がかなり異なる
ので、電圧V2は電圧V1に交差しない。
【0057】さらに、第1の抵抗器20aと第2の抵抗
器20bとの抵抗値が同一であるので、電圧V3は、電
圧V1と電圧V2との和の半分になる。電圧V3は電圧
V1に交差しない。その結果、図8(c)に示すよう
に、コンパレータ19の出力は得られない。
器20bとの抵抗値が同一であるので、電圧V3は、電
圧V1と電圧V2との和の半分になる。電圧V3は電圧
V1に交差しない。その結果、図8(c)に示すよう
に、コンパレータ19の出力は得られない。
【0058】次に、図9(a)に示すように、可変抵抗
器12の抵抗値を磁気抵抗効果素子14の抵抗値とほぼ
同一の値に調整すると、図9(b)に示すように、電圧
V2,V3は電圧V1に交差するようになる。その結
果、図9(c)に示すように、コンパレータ19は、電
圧V3が電圧V1よりも大きい期間中に出力電圧VOを
出力する。
器12の抵抗値を磁気抵抗効果素子14の抵抗値とほぼ
同一の値に調整すると、図9(b)に示すように、電圧
V2,V3は電圧V1に交差するようになる。その結
果、図9(c)に示すように、コンパレータ19は、電
圧V3が電圧V1よりも大きい期間中に出力電圧VOを
出力する。
【0059】このように、磁気抵抗効果素子14の抵抗
値または抵抗率がばらついた場合でも、可変抵抗器12
の抵抗値を調整することにより、電圧V1と電圧V3と
を重なるようにすれば、安定した出力信号が得られる。
値または抵抗率がばらついた場合でも、可変抵抗器12
の抵抗値を調整することにより、電圧V1と電圧V3と
を重なるようにすれば、安定した出力信号が得られる。
【0060】(実施の形態3)図10に集積化磁気抵抗
効果素子回路の実施の形態3の構成図を示す。図10に
示す実施の形態3の集積化磁気抵抗効果素子回路は、実
施の形態1の変形例である。
効果素子回路の実施の形態3の構成図を示す。図10に
示す実施の形態3の集積化磁気抵抗効果素子回路は、実
施の形態1の変形例である。
【0061】実施の形態3の回路では、実施の形態1の
回路に対して、可変抵抗器12の他端とコンパレータ1
9の反転入力端子との間に第1の抵抗器20aを接続
し、磁気抵抗効果素子11の他端とコンパレータ19の
反転入力端子との間に第2の抵抗器20bを接続する。
回路に対して、可変抵抗器12の他端とコンパレータ1
9の反転入力端子との間に第1の抵抗器20aを接続
し、磁気抵抗効果素子11の他端とコンパレータ19の
反転入力端子との間に第2の抵抗器20bを接続する。
【0062】また、コンパレータ19の反転入力端子に
コンデンサ18の一端を接続し、コンデンサ18の他端
を接地する。
コンデンサ18の一端を接続し、コンデンサ18の他端
を接地する。
【0063】その他の構成は実施の形態1の構成と同一
であるので、同一部分には同一符号を付し、その詳細は
省略する。
であるので、同一部分には同一符号を付し、その詳細は
省略する。
【0064】このような構成によれば、図11(a)に
示すように、可変抵抗器12と磁気抵抗効果素子11の
抵抗値が異なる場合には、図11(b)に示すように、
電圧V1と電圧V2とは交差しない。
示すように、可変抵抗器12と磁気抵抗効果素子11の
抵抗値が異なる場合には、図11(b)に示すように、
電圧V1と電圧V2とは交差しない。
【0065】また、電圧V3は電圧V1と電圧V2との
平均電圧であるので、電圧V3と電圧V1とも交差しな
い。このため、出力電圧V0は得られない。
平均電圧であるので、電圧V3と電圧V1とも交差しな
い。このため、出力電圧V0は得られない。
【0066】一方、図12(a)に示すように、可変抵
抗器12の抵抗値を磁気抵抗効果素子11の抵抗値とほ
ぼ同一の値に調整すると、図12(b)に示すように、
電圧V2,V3は電圧V1に交差するようになる。その
結果、図12(c)に示すように、コンパレータ19
は、電圧V3が電圧V1よりも大きい期間中に出力電圧
VOを出力する。
抗器12の抵抗値を磁気抵抗効果素子11の抵抗値とほ
ぼ同一の値に調整すると、図12(b)に示すように、
電圧V2,V3は電圧V1に交差するようになる。その
結果、図12(c)に示すように、コンパレータ19
は、電圧V3が電圧V1よりも大きい期間中に出力電圧
VOを出力する。
【0067】このように、磁気抵抗効果素子11の抵抗
値または抵抗率がばらついた場合でも、可変抵抗器12
の抵抗値を調整することにより、電圧V1と電圧V3と
を重なるようにすれば、安定した出力信号が得られる。
値または抵抗率がばらついた場合でも、可変抵抗器12
の抵抗値を調整することにより、電圧V1と電圧V3と
を重なるようにすれば、安定した出力信号が得られる。
【0068】(実施の形態4)図13に集積化磁気抵抗
効果素子回路の実施の形態4の構成図を示す。図13に
示す実施の形態4の集積化磁気抵抗効果素子回路は、実
施の形態2の変形例である。
効果素子回路の実施の形態4の構成図を示す。図13に
示す実施の形態4の集積化磁気抵抗効果素子回路は、実
施の形態2の変形例である。
【0069】実施の形態4の回路では、実施の形態2の
回路に対して、第1の抵抗器20a、第2の抵抗器20
b、コンデンサ18を除去し、磁気抵抗効果素子14の
他端を直接にコンパレータ19の反転入力端子に接続し
たものである。
回路に対して、第1の抵抗器20a、第2の抵抗器20
b、コンデンサ18を除去し、磁気抵抗効果素子14の
他端を直接にコンパレータ19の反転入力端子に接続し
たものである。
【0070】その他の構成は実施の形態2の構成と同一
であるので、同一部分には同一符号を付し、その詳細は
省略する。
であるので、同一部分には同一符号を付し、その詳細は
省略する。
【0071】このような構成によれば、図14(a)に
示すように、可変抵抗器12と磁気抵抗効果素子11の
抵抗値が異なる場合には、図14(b)に示すように、
電圧V1と電圧V2とは交差しないため、出力電圧V0
は得られない。
示すように、可変抵抗器12と磁気抵抗効果素子11の
抵抗値が異なる場合には、図14(b)に示すように、
電圧V1と電圧V2とは交差しないため、出力電圧V0
は得られない。
【0072】一方、図15(a)に示すように、可変抵
抗器12の抵抗値を磁気抵抗効果素子11の抵抗値とほ
ぼ同一の値に調整すると、図14(b)に示すように、
電圧V2は電圧V1に交差するようになる。その結果、
図14(c)に示すように、コンパレータ19は、電圧
V2が電圧V1よりも大きい期間中に出力電圧VOを出
力する。
抗器12の抵抗値を磁気抵抗効果素子11の抵抗値とほ
ぼ同一の値に調整すると、図14(b)に示すように、
電圧V2は電圧V1に交差するようになる。その結果、
図14(c)に示すように、コンパレータ19は、電圧
V2が電圧V1よりも大きい期間中に出力電圧VOを出
力する。
【0073】このように、磁気抵抗効果素子11の抵抗
値または抵抗率がばらついた場合でも、可変抵抗器12
の抵抗値を調整することにより、電圧V1と電圧V2と
を重なるようにすれば、安定した出力信号が得られる。
値または抵抗率がばらついた場合でも、可変抵抗器12
の抵抗値を調整することにより、電圧V1と電圧V2と
を重なるようにすれば、安定した出力信号が得られる。
【0074】また、可変抵抗器12と磁気抵抗効果素子
11とを含んだ回路の集積化も容易に行なえる。
11とを含んだ回路の集積化も容易に行なえる。
【0075】
【発明の効果】本発明によれば、可変抵抗素子の抵抗値
を磁気抵抗効果素子の抵抗値とほぼ同一の値に調整する
と、電流ミラー回路は磁気抵抗効果素子と可変抵抗素子
とに同一の電流を流すので、磁気抵抗効果素子の他端の
電圧に対して可変抵抗素子の他端の電圧が交差するよう
になり、比較回路は、出力信号を出力する。
を磁気抵抗効果素子の抵抗値とほぼ同一の値に調整する
と、電流ミラー回路は磁気抵抗効果素子と可変抵抗素子
とに同一の電流を流すので、磁気抵抗効果素子の他端の
電圧に対して可変抵抗素子の他端の電圧が交差するよう
になり、比較回路は、出力信号を出力する。
【0076】従って、磁気抵抗効果素子の抵抗値または
抵抗率がばらついた場合でも、可変抵抗素子の抵抗値を
調整することにより、安定した出力信号が得られる。
抵抗率がばらついた場合でも、可変抵抗素子の抵抗値を
調整することにより、安定した出力信号が得られる。
【0077】また、第1のトランジスタは電流入力端に
コレクタ及びベースが接続されているので、磁気抵抗効
果素子の一端の電圧は振幅の小さい電圧となり、第2の
トランジスタのコレクタ電圧が可変抵抗器の一端の電圧
として出力される。
コレクタ及びベースが接続されているので、磁気抵抗効
果素子の一端の電圧は振幅の小さい電圧となり、第2の
トランジスタのコレクタ電圧が可変抵抗器の一端の電圧
として出力される。
【0078】また、可変抵抗素子の他端の電圧を比較回
路の一方の端子に入力し、可変抵抗素子の他端の電圧と
磁気抵抗効果素子の他端の電圧とを第1の抵抗器及び第
2の抵抗器で分圧し、分圧された電圧を比較回路の他方
の端子に入力し、比較回路が電圧の比較を行なうことで
出力信号を得ることもできる。
路の一方の端子に入力し、可変抵抗素子の他端の電圧と
磁気抵抗効果素子の他端の電圧とを第1の抵抗器及び第
2の抵抗器で分圧し、分圧された電圧を比較回路の他方
の端子に入力し、比較回路が電圧の比較を行なうことで
出力信号を得ることもできる。
【0079】また、可変抵抗素子の抵抗値を第1及び第
2の磁気抵抗効果素子の抵抗値とほぼ同一の値に調整す
ると、電流ミラー回路は第1及び第2の磁気抵抗効果素
子と可変抵抗素子とに同一の電流を流すので、第2の磁
気抵抗効果素子の他端の電圧に対して可変抵抗素子の他
端の電圧が交差するようになり、比較回路は、出力信号
を出力する。
2の磁気抵抗効果素子の抵抗値とほぼ同一の値に調整す
ると、電流ミラー回路は第1及び第2の磁気抵抗効果素
子と可変抵抗素子とに同一の電流を流すので、第2の磁
気抵抗効果素子の他端の電圧に対して可変抵抗素子の他
端の電圧が交差するようになり、比較回路は、出力信号
を出力する。
【0080】従って、第2の磁気抵抗効果素子の抵抗値
または抵抗率がばらついた場合でも、可変抵抗素子の抵
抗値を調整することにより安定した出力信号が得られ
る。
または抵抗率がばらついた場合でも、可変抵抗素子の抵
抗値を調整することにより安定した出力信号が得られ
る。
【0081】また、第1のトランジスタは第1の電流入
力端にコレクタ及びベースが接続されているので、第1
の磁気抵抗効果素子の他端の電圧は振幅の小さい電圧と
なり、第2のトランジスタは第2の電流入力端にベース
のみが接続されているので、第2の磁気抵抗効果素子の
他端の電圧は振幅の比較的大きい電圧となり、この第2
の磁気抵抗効果素子の他端の電圧と可変抵抗器の他端の
電圧とを比較回路に出力することができる。
力端にコレクタ及びベースが接続されているので、第1
の磁気抵抗効果素子の他端の電圧は振幅の小さい電圧と
なり、第2のトランジスタは第2の電流入力端にベース
のみが接続されているので、第2の磁気抵抗効果素子の
他端の電圧は振幅の比較的大きい電圧となり、この第2
の磁気抵抗効果素子の他端の電圧と可変抵抗器の他端の
電圧とを比較回路に出力することができる。
【図1】本発明の集積化磁気抵抗効果素子回路の実施の
形態1の構成図である。
形態1の構成図である。
【図2】実施の形態1で可変抵抗器及び磁気抵抗効果素
子の抵抗値が大幅に異なる場合のタイミングチャートで
ある。
子の抵抗値が大幅に異なる場合のタイミングチャートで
ある。
【図3】実施の形態1で可変抵抗器及び磁気抵抗効果素
子の抵抗値がほぼ同一である場合のタイミングチャート
である。
子の抵抗値がほぼ同一である場合のタイミングチャート
である。
【図4】本発明の集積化磁気抵抗効果素子回路の実施の
形態2の構成図である。
形態2の構成図である。
【図5】実施の形態2の磁気抵抗効果素子の配置の一例
を示す図である。
を示す図である。
【図6】実施の形態2の2つの磁気抵抗効果素子の構成
例を示す図である。
例を示す図である。
【図7】実施の形態2の2つの磁気抵抗効果素子のパー
タンを示す図である。
タンを示す図である。
【図8】実施の形態2で可変抵抗器及び磁気抵抗効果素
子の抵抗値が大幅に異なる場合のタイミングチャートで
ある。
子の抵抗値が大幅に異なる場合のタイミングチャートで
ある。
【図9】実施の形態2で可変抵抗器及び磁気抵抗効果素
子の抵抗値がほぼ同一である場合のタイミングチャート
である。
子の抵抗値がほぼ同一である場合のタイミングチャート
である。
【図10】本発明の集積化磁気抵抗効果素子回路の実施
の形態3の構成図である。
の形態3の構成図である。
【図11】実施の形態3で可変抵抗器及び磁気抵抗効果
素子の抵抗値が大幅に異なる場合のタイミングチャート
である。
素子の抵抗値が大幅に異なる場合のタイミングチャート
である。
【図12】実施の形態3で可変抵抗器及び磁気抵抗効果
素子の抵抗値がほぼ同一である場合のタイミングチャー
トである。
素子の抵抗値がほぼ同一である場合のタイミングチャー
トである。
【図13】本発明の集積化磁気抵抗効果素子回路の実施
の形態4の構成図である。
の形態4の構成図である。
【図14】実施の形態4で可変抵抗器及び磁気抵抗効果
素子の抵抗値が大幅に異なる場合のタイミングチャート
である。
素子の抵抗値が大幅に異なる場合のタイミングチャート
である。
【図15】実施の形態4で可変抵抗器及び磁気抵抗効果
素子の抵抗値がほぼ同一である場合のタイミングチャー
トである。
素子の抵抗値がほぼ同一である場合のタイミングチャー
トである。
【図16】従来の集積化磁気抵抗効果素子回路の一例を
示す図である。
示す図である。
【図17】従来の集積化磁気抵抗効果素子回路における
コンパレータの入出力電圧を示すタイミングチャートで
ある。
コンパレータの入出力電圧を示すタイミングチャートで
ある。
【図18】従来の集積化磁気抵抗効果素子回路における
磁気抵抗効果素子のばらつき時のコンパレータの入出力
電圧を示すタイミングチャートである。
磁気抵抗効果素子のばらつき時のコンパレータの入出力
電圧を示すタイミングチャートである。
8 絶縁基板 10 直流電源 11,13,14 磁気抵抗効果素子 12 可変抵抗器 15,16,17 トランジスタ 18 コンデンサ 19 コンパレータ 20a 第1の抵抗器 20b 第2の抵抗器 21 歯車 23 バイアス磁石 110 MRパターン
Claims (6)
- 【請求項1】 一端が直流電源の一端に接続され磁界変
化によって抵抗値が変化する磁気抵抗効果素子と、 一端が直流電源の一端に接続された可変抵抗素子と、 磁気抵抗効果素子の他端が電流入力端に接続され可変抵
抗素子の他端が電流出力端に接続され共通端子が直流電
源の他端に接続され、かつ、磁気抵抗効果素子及び可変
抵抗素子に等しい電流を流す電流ミラー回路と、 磁気抵抗効果素子の他端の電圧と可変抵抗素子の他端の
電圧とを比較する比較回路と、を備えることを特徴とす
る集積化磁気抵抗効果素子回路。 - 【請求項2】 前記電流ミラー回路は、電流入力端にコ
レクタ及びベースが接続された第1のトランジスタと、
電流出力端にコレクタが接続され、第1のトランジスタ
のベースにベースが接続され、第1のトランジスタのエ
ミッタにエミッタが接続された第2のトランジスタとを
有することを特徴とする請求項1に記載の集積化磁気抵
抗効果素子回路。 - 【請求項3】 前記可変抵抗素子の他端を前記比較回路
の一方の端子に接続し、前記可変抵抗素子の他端と前記
磁気抵抗効果素子の他端との間に直列に接続された第1
の抵抗器及び第2の抵抗器を設け、第1の抵抗器と第2
の抵抗器とを接続した中点端子を前記比較回路の他方の
端子に接続したことを特徴とする請求項1または請求項
2に記載の集積化磁気抵抗効果素子回路。 - 【請求項4】 一端が直流電源の一端に接続されそれぞ
れが同一の磁界変化を検知しその磁界変化によって抵抗
値が変化する第1及び第2の磁気抵抗効果素子と、 一端が直流電源の一端に接続された可変抵抗素子と、 第1の磁気抵抗効果素子の他端が第1の電流入力端に接
続され、第2の磁気抵抗効果素子の他端が第2の電流入
力端に接続され、可変抵抗素子の他端が電流出力端に接
続され、共通端子が直流電源の他端に接続され、第1及
び第2の磁気抵抗効果素子及び可変抵抗素子に等しい電
流を流すと共に、第1の磁気抵抗効果素子の両端電圧を
抵抗変化に対して微小に変化させる電流ミラー回路と、 第2の磁気抵抗効果素子の他端の電圧と可変抵抗素子の
他端の電圧とを比較する比較回路と、を備えることを特
徴とする集積化磁気抵抗効果素子回路。 - 【請求項5】 前記電流ミラー回路は、第1の電流入力
端にコレクタ及びベースが接続された第1のトランジス
タと、第2の電流入力端にベースが接続された第2のト
ランジスタと、電流出力端にコレクタが接続され、第1
のトランジスタのベースにベースが接続され、第1及び
第2のトランジスタのエミッタにエミッタが接続される
第2のトランジスタとを有することを特徴とする請求項
4に記載の集積化磁気抵抗効果素子回路。 - 【請求項6】 前記可変抵抗素子の他端を前記比較回路
の一方の端子に接続し、前記可変抵抗素子の他端と前記
第2の磁気抵抗効果素子の他端との間に直列に接続され
た第1の抵抗器及び第2の抵抗器を設け、第1の抵抗器
と第2の抵抗器とを接続した中点端子を前記比較回路の
他方の端子に接続したことを特徴とする請求項4または
請求項5に記載の集積化磁気抵抗効果素子回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8178078A JPH1020007A (ja) | 1996-07-08 | 1996-07-08 | 集積化磁気抵抗効果素子回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8178078A JPH1020007A (ja) | 1996-07-08 | 1996-07-08 | 集積化磁気抵抗効果素子回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1020007A true JPH1020007A (ja) | 1998-01-23 |
Family
ID=16042245
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8178078A Pending JPH1020007A (ja) | 1996-07-08 | 1996-07-08 | 集積化磁気抵抗効果素子回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1020007A (ja) |
-
1996
- 1996-07-08 JP JP8178078A patent/JPH1020007A/ja active Pending
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