JPH10199656A - 水槽水保温器具 - Google Patents

水槽水保温器具

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Publication number
JPH10199656A
JPH10199656A JP1994897A JP1994897A JPH10199656A JP H10199656 A JPH10199656 A JP H10199656A JP 1994897 A JP1994897 A JP 1994897A JP 1994897 A JP1994897 A JP 1994897A JP H10199656 A JPH10199656 A JP H10199656A
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JP
Japan
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heater
water
current
temperature
power supply
Prior art date
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Pending
Application number
JP1994897A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisashi Miyamoto
久士 宮本
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AQUA GAADEN HIGHTECH KK
Original Assignee
AQUA GAADEN HIGHTECH KK
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Filing date
Publication date
Application filed by AQUA GAADEN HIGHTECH KK filed Critical AQUA GAADEN HIGHTECH KK
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  • Farming Of Fish And Shellfish (AREA)
  • Control Of Resistance Heating (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の水槽水保温器具では震災やその他の不
慮の事故により空炊きが起こった場合、火災や漏電など
人体や資産への損害を受ける可能性が高い。 【解決手段】 水槽水保温用ヒーターを水槽やその循環
器系外部へ装着し、その表面温度を検知し、任意の表面
温度を検知した場合ヒーターへの給電を制御停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は水槽内水及びその循
環水を保温する器具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来水槽水を保温する器具としては、結
晶化ガラスからなる有底筒状で中空状の管内にニクロム
線を配したものやチタン管内部にニクロム線を配し、開
口部をシリコン等で封止したものがある。これらの多く
にはヒーターが水から露出したとき、水温調整給電回路
を設けていたとしても、その温度検知素子が水中にあり
所定水温に達せずという認識をした場合、電源を遮断す
るシステムが付加されていない。これらは、水中に配備
されるため美観やメンテナンス性にも問題がある。
【0003】また、上記記載の形式のもので、筒状内部
に温度検知素子を設け、ヒーターへの給電を停止するも
のや、ヒーターとは全く別の箇所に水検知端子や温度検
知素子を設けたものがある。
【0004】ヒーター自身に水検知端子を設け、給電回
路により、水の検知機能を有する特開平8−17297
7記載のファインセラミック製のものがある。
【0005】外部へ張り付けるものとしては、カーボン
面状ヒーターやニクロム線を蛇行状に配し、樹脂シート
で挟み込み水槽下面へ装備するものがある。これらは、
水槽内へ目障りなコードやヒーターを配置されていない
ことから汚れや水中での漏電の心配がないなどの美観維
持、メンテナンス性においては優れたものである。
【0006】
【解決しようとする課題】従来の水保温用ヒーターでは
水中へ装備するため、破損やリークによる漏電の可能性
やヒーターが空気中へ露出した場合、発熱し火災や火傷
する恐れがある。
【0007】水槽外部へ張り付ける面状ヒーターでは水
槽水を十分に保温加熱するためのワット密度を設定する
ことで水槽水及び循環水の保温は可能ではあるが、その
ようなワット密度を設定し、水槽水がないもしくは減少
した場合、ヒーター及びその装着面温度が高温となり、
火傷、水槽や循環器具などの装着物の破壊、それに伴う
漏水、時には火災などが発生する。
【0008】
【発明の目的】本発明に係る水槽水保温器具は従来の技
術の問題点に鑑みて発明されたものであり漏電、火災対
策などの安全性、異物の付着清掃などのメンテナンス
性、水槽内部の空間の拡大など、従来の装置の問題点を
解消した水槽水保温器具を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は水槽外部へ配置
するヒーターの表面温度を制御することで上記目的を達
成する水槽水保温器具を形成する。
【0010】
【作用】上記のように構成することにより、震災やその
他の不慮の事故で水槽水がなくなるもしくは減少したと
き、ヒーターへの給電を停止し、そのヒーターが原因の
火災や火傷、その他の資産に損害を与えることを解消し
た。
【0011】
【実施例】以下添付図面に基ずき詳細に説明する。図1
は、本発明に係る水槽水保温器具の一実施例を示す図で
あり、A1は温度変化に伴う抵抗変化を有しそれを給電
制御回路で検知可能なヒーター、Bは商用電源、Cはヒ
ーターA1への給電を制御停止する給電回路である。
【0012】給電制御停止回路Cは、電流検知部C1と
給電遮断部C2から構成されている。電流検知回路C1
では電流変化を電圧変化として検出する分流器pとそれ
を増幅するアンプqからなる。電流検知部C1で検出し
た電流変化が規定値を上回れば、電源遮断部C2で感知
し、リレーtにおいて、ヒーターA1への給電を停止す
る。
【0013】図2は市販の自動水温調節器Dとの併用実
施の一例である。このように市販の自動水温調整器との
組み合わせや、水温制御回路に本発明である給電制御停
止回路Cを組み込むことも可能である。
【0014】ここにキュリー温度80℃、常温(25
℃)抵抗50Ωの正特性サーミスタを面状に加工しヒー
ターA1とし、市販60cm水槽ガラス面に密着させ5
5lの水を張り保温加熱した。この時常温では2Aの電
流が流れることになる。通常、観賞魚水槽では水槽水温
検知方式による自動水温調整器により20〜30℃程度
に保温する。その時の給電時のヒーター表面温度はガラ
ス面を通じ水槽水へ吸熱されるため25〜40℃程度と
なった。自動水温調整器を短絡させ給電を続けた場合、
室温24℃での水温は40℃程度に上昇した。その時の
ヒーター表面温度は50℃程度で流れる電流は1.8A
程度であった。ひとたび、水槽水を排除し自動水温調整
器を短絡させた状態ではヒーター表面温度が3分程度で
100℃程度に上昇し危険な状態が人為的に給電を停止
するまで継続した。
【0015】本実施例では上記記載の水を排除して自動
温度調節器を短絡させた状態で図1の要領で、給電回路
に電流検知機能を設け抵抗変化に伴う電流変化が1A以
下を検知しヒーターへの給電を遮断した。その時のヒー
ター表面温度は約80℃で、給電が停止されるまでに要
する時間は常温から3分以内であった。このことにより
前記記載の危険な状態を回避することに成功した。
【0016】ヒーターA1は水槽やその循環器系外部に
安全に装着でき、発熱体が温度変化により抵抗値が変化
し任意に設定された表面温度での制御停止が可能なもの
であれば、いかなる形態のものでも使用可能で、給電制
御停止回路もヒーターへの給電を任意のヒーター表面温
度での制御停止可能なものであれば、いかなるものをい
かなる場所へも使用配置することができる。
【0017】図3はヒーター表面温度を検知するための
一実施例を示す図であり、24はヒーター表面温度を検
知する温度検知素子、Aはヒーター、Bは商用電源、C
はヒーターAへの給電を制御停止する給電回路である。
【0018】図4は市販の自動水温調節器Dとの併用実
施の一例である。このように市販の自動水温調整器との
組み合わせや、水温制御回路に本発明である給電制御停
止回路Cを組み込むことも可能である。
【0019】ここに、市販60cm水槽ガラス面に密着
させるよう作られた200Wの発熱量を有するカーボン
面状ヒーターを使用し、55lの水を保温加熱した。水
槽に水道水を投入した時の水温は約15℃であった。そ
の時の給電中の面状ヒーター表面温度は20℃程度であ
った。自動水温調節器を短絡させた状態で、室温21℃
で水温38℃まで上昇した。この時のヒーター表面温度
は約45℃程度であった。ひとたび、水槽水を排除し、
自動水温調整器を短絡給電させた状態では約2分程度で
ヒーター表面温度は100℃を上回わり危険な状態が人
為的に給電を停止するまで継続した。
【0020】本実施例ではヒーター表面温度検知素子を
配置し、給電回路においてヒーター表面温度検知素子で
60℃以上と認識した場合、ヒーターへの給電を停止す
る仕組みを取った。このことにより前記記載の危険な状
態を回避することに成功した。
【0021】図5は温度検知素子の配置実施例の断面図
である。Xは水槽やその循環器系壁面で、ヒーターAと
Xを介し相反する面には通常保温加熱される水が存在す
る。ヒーターAは水槽やその循環器系外部に安全に装着
でき、任意の表面温度を温度検知素子で直接もしくは間
接的に検知可能なものであれば、いかなる形態のもので
も使用配置できる。しかし、ヒーター表面上で表面温度
が相対的に最も高くなりうる場所に直接温度検知素子を
配置することがより望ましい。また、水中ヒーターでも
同様であるが温度検知素子を複数配置し、より安全度の
高いヒーター表面温度検知をすることもできる。
【0022】給電制御停止回路もヒーターへの給電を任
意のヒーター表面温度での制御停止可能なものであれ
ば、いかなるものをいかなる場所へ使用配置することが
できる。
【0023】図6は水槽内もしくは循環器系内から外部
のヒーター温度を検知する一実施例の断面図である。通
常温度検知素子24の回りに水が存在する場合、壁面か
ら熱を受けたとしても、水に温度検知素子は吸熱され一
定以上の温度は検知しない。しかし、ひとたび水が排除
された場合ヒーターに給電されていれば壁面Xを介し、
温度検知素子24は水中にある時より高い温度を検知す
ることになる。その検知された温度が任意の温度以上に
なればヒーター表面温度が認識され電源を遮断すること
ができる。また、温度検知素子24やそれに伴う給電制
御停止回路を使用せずとも、図4記載の自動水温調整器
Dの水温検知端子D1を本実施例の温度検知素子24の
変わりに配置し、自動水温調整器内の給電制御回路で給
電を制御停止することもできる。
【0024】請求項2と請求項3を併用することも可能
でより安全な表面温度管理ができる。
【0025】本発明では水槽水を保温するためには水槽
壁やその循環器系壁を介して保温加熱せねばならない。
その介される面は通常ガラスや樹脂である。しかし熱伝
導性の高い例えば耐食ステンレスやチタンなどの耐食性
金属や現在水槽やその循環器系に使用されているものよ
り熱伝導性が高い例えば、肉厚が薄く強度があり、水へ
の熱伝導率が高い、もしくは肉厚が大きくとも熱伝導性
がよいものを使用することが熱効率という点で望まし
い。
【0026】
【発明の効果】以上のように、本発明ではヒーターの表
面温度を制御することにより震災などの不慮の事故によ
る水槽漏水による空炊きを阻止し、人体や資産に被害を
与えることのない水槽水保温器具を提供することとなっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る水槽水保温器具の実施を示す一例
である。
【図2】本発明に係る水槽水保温器具の実施を示す一例
である。
【図3】本発明に係る水槽水保温器具の実施を示す一例
である。
【図4】本発明に係る水槽水保温器具の実施を示す一例
である。
【図5】本発明に係る水槽水保温器具の温度検知素子の
配置を示す例である。
【図6】本発明に係る水槽水保温器具の温度検知素子の
水中配置を示す一例である。
【符号の説明】 A1 ヒーター A2 ヒーター C 給電制御停止回路 D 自動水温調整器 X 水槽等の壁面 Y 被保温水

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給電回路からヒーターへ給電することに
    より水槽内の水を保温加熱する装置の分野の中で水槽及
    びその循環器系統の外部へ装着されたヒーター装置にお
    いて、そのヒーター表面温度が一定以上になればそのヒ
    ーターへの給電を制御停止することを特徴とする水槽水
    保温器具。
  2. 【請求項2】 ヒーター抵抗値が温度変化により変化す
    ることを特徴とする請求項1に記載の水槽水保温器具。
  3. 【請求項3】 ヒーター表面温度を検知するための温度
    検知素子を配置することを特徴とする請求項1に記載の
    水槽水保温器具。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の水槽水保温器具を装着
    する面が熱伝導性の良い例えば金属のようなものである
    ことを特徴とする水槽及びその循環器系。 【0001】
JP1994897A 1997-01-16 1997-01-16 水槽水保温器具 Pending JPH10199656A (ja)

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JP1994897A JPH10199656A (ja) 1997-01-16 1997-01-16 水槽水保温器具

Applications Claiming Priority (1)

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JP1994897A JPH10199656A (ja) 1997-01-16 1997-01-16 水槽水保温器具

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JPH10199656A true JPH10199656A (ja) 1998-07-31

Family

ID=12013438

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1994897A Pending JPH10199656A (ja) 1997-01-16 1997-01-16 水槽水保温器具

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JP (1) JPH10199656A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011115094A (ja) * 2009-12-03 2011-06-16 Kyoei Aqua Tec Kk 水槽用外付け温度制御装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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