JP4081605B2 - 床暖房用発熱体のコントローラー - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
この発明は、床暖房に使用する電気的発熱体、就中、PTC特性を持つ発熱体のコントローラーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、広い箇所における暖房として、たとえば室内全般を温める暖房としては、ニクロム線などを利用した電熱線熱源方式の床暖房があるが、このような電熱線熱源による床暖房は、温度をコントロールしないと高温になり過ぎる。そしてこのような床暖房は人体に直接接触して用いるが、仲々快適な温度を得難く、そのために温度をコントロールする必要があるし、勿論、それは安全性からも必要である。そしてこの温度のコントロールとしては、所望の一定温度を設定し、それを超えたときに電流を切り、一定温度以下となったときに、再度通電するというのが一般的である。
【0003】
ここでPTC発熱体[PTCヒーターと呼ばれるもので、たとえば絶縁フィルム上にPTC(正温度係数;Positive Temperture Coefficient)特性を持つ発熱体(合成樹脂材などにカーボン粉末を介在させたもの)を配置したもので、自己温度制御機能を有するヒーター]は、比較的低温度(45度Cなど)で温度制御され易いことが特徴である。またこのPTCヒーターはその温度が上昇すると、電気的な抵抗値が上昇し、電流が減少し、所望のある設定温度(たとえば40度Cとか50度C)近辺で安定するという特性がある。このようにしてPTCヒーターは直接、身体の近くで使用しても安全であり、足もとのマット、床暖房などに使用するのに適している。また前記のPTC特性を有するので、所望の設定温度に近ずくほど電流が減り、消費電力が下がる。この状態を安定的に連続させることが、省エネルギーに叶うこととなり、これらの特徴により近年その使用が増加しつつある。
【0004】
しかしこのようなPTC発熱体を用いた床暖房においても、当然、それを設備した場合、その後の安全管理や補修について考慮する必要性がある。一般に床暖房のように床下における通常、見えない部分に設置する設備については、一旦、施工が行われると、それを点検することが行われ難くなる問題を有する。しかし設備時の工事の完全性の担保(設置時の設置不良の検討を含めて)、設備後の経年変化による設置の点検・補修(メンティナンス)の問題は不可避であり、設備の安全性、効率性からみれば、その万全を図ることは常に考慮すべきことである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は面状発熱体、就中、PTC特性を有するものを用いて、床暖房として設備した後における設備の安全管理、補修の必要性などを、正確に効率的に知ることのできるコントローラーを得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
PTC特性を持つ発熱体の抵抗値をコントローラ内で測定し、併せて前記発熱体に近接して配置した温度センサーによって、前記発熱体の温度を測定し、設置初期の温度と抵抗値の相関的数値を記憶し、経年劣化による特性が変化して異常値を検知したときにそれを判定して警報を出すこと特徴とする床暖房用の発熱体のコントローラーの構成とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
この発明の実施の形態を、実施例に基づき図面を参照して説明する。先ず、図1(a)に示すのは床暖房設備として、床面(1)の下方にたとえば面状発熱体[前記のPTCヒーター](2)を設置した状態である。それは図1(b)にさらに詳細に示すように、ヒーター(2a),(2b),(2c),……(2n)からなるPTCヒーター(2)を床下(A)に配置し、その床上(B)において、当該設備に供給する電源(E)からの配線の中間に、コントローラー(C)を配置した状態を示している。PTCヒーター(2)の近くには温度センサー(T)を設け、後述のコントローラー(C)の制御部(X1)に接続して温度信号を送る。つぎに図1(c)に示すように、コントローラー(C)内にはカレントセンサー(s)が内蔵されており、ヒーター(2a),(2b),(2c),……(2n)からなるPTCヒーター(2)と、その配線部分を含めて供給電流の変化により抵抗値の変化を測定し、その値を演算し、判断する。
【0008】
なおここで電圧は、常時大きく変化することはないので、それを考慮しなくても差し支えない。なおPTCヒーターは温度が変わると抵抗値が変わる特性がある。つぎに設備後の経年変化などでPTCヒーターの形成物質間における物性変化、すなわち劣化などの性能減を起こすことも考えられるが、そのような現象が発生したときにおいて、常に前述の温度センサー(T)によって温度が判り、或る温度(たとえば20度C)で、本来あるべきではない抵抗値、または上下に振れるなどの不安定な状態の抵抗値、すなわち異常値[本来あるべき抵抗値は、設備の設置初期において、マイコン部(X3)から記憶部(X4)に正常値として入力しておく]であれば信号を出し、リレー(X2)を切るとともに、図示してない表示灯や音声などの警報で異常表示を行う。なおこのようなコントローラーは、床暖房設備の施工後におけるその他一般の電気的な発熱体においても、その電気的発熱体およびその電気系統の抵抗値を測定し、経年変化などで、たとえば断線間際の不安定による抵抗値の異常値を検知したときに、それを判定して警報を出すものとして役立つものである。
【0009】
【発明の効果】
この発明は、電気的な発熱体、就中、PTCヒーターを用いた暖房設備の劣化の自己診断機能を有するコントローラーとすることにより、ヒーター自体あるは配線の経年変化などによる不備を効率的に検知することができ、それによって使用者に多大の安心感を与えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のコントローラーの実施例を示す図。
【符号の説明】
(1)床面
(2)PTCヒーター
(A)床下
(B)床上
(C)コントローラー
(E)電源
(T)温度センサー
(s)カレントセンサー
(X1)制御部
(X2)リレー
(X3)マイコン部
(X4)記憶部
Claims (1)
- PTC特性を持つ発熱体の抵抗値をコントローラ内で測定し、併せて前記発熱体に近接して配置した温度センサーによって、前記発熱体の温度を測定し、設置初期の温度と抵抗値の相関的数値を記憶し、経年劣化による特性が変化して異常値を検知したときにそれを判定して警報を出すこと特徴とする床暖房用の発熱体のコントローラー。
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JP2002270785A JP4081605B2 (ja) | 2002-08-13 | 2002-08-13 | 床暖房用発熱体のコントローラー |
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JP2002270785A JP4081605B2 (ja) | 2002-08-13 | 2002-08-13 | 床暖房用発熱体のコントローラー |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2004077100A JP2004077100A (ja) | 2004-03-11 |
JP4081605B2 true JP4081605B2 (ja) | 2008-04-30 |
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JP (1) | JP4081605B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN107194477A (zh) * | 2017-06-13 | 2017-09-22 | 芜湖桑乐金电子科技有限公司 | 电暖画的维护方法 |
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2002
- 2002-08-13 JP JP2002270785A patent/JP4081605B2/ja not_active Expired - Fee Related
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