JPH10199293A - メモリのデータ保持特性の試験方法 - Google Patents
メモリのデータ保持特性の試験方法Info
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- JPH10199293A JPH10199293A JP35156196A JP35156196A JPH10199293A JP H10199293 A JPH10199293 A JP H10199293A JP 35156196 A JP35156196 A JP 35156196A JP 35156196 A JP35156196 A JP 35156196A JP H10199293 A JPH10199293 A JP H10199293A
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- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11C—STATIC STORES
- G11C29/00—Checking stores for correct operation ; Subsequent repair; Testing stores during standby or offline operation
- G11C29/04—Detection or location of defective memory elements, e.g. cell constructio details, timing of test signals
- G11C29/50—Marginal testing, e.g. race, voltage or current testing
- G11C29/50016—Marginal testing, e.g. race, voltage or current testing of retention
-
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- G11C16/02—Erasable programmable read-only memories electrically programmable
- G11C16/04—Erasable programmable read-only memories electrically programmable using variable threshold transistors, e.g. FAMOS
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- G11C17/00—Read-only memories programmable only once; Semi-permanent stores, e.g. manually-replaceable information cards
- G11C17/14—Read-only memories programmable only once; Semi-permanent stores, e.g. manually-replaceable information cards in which contents are determined by selectively establishing, breaking or modifying connecting links by permanently altering the state of coupling elements, e.g. PROM
Landscapes
- Read Only Memory (AREA)
- For Increasing The Reliability Of Semiconductor Memories (AREA)
- Tests Of Electronic Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 データ保持特性が悪いメモリの検出効率を向
上させ、ひいては試験時間の作業効率を図ることが可能
なメモリのデータ保持特性の試験方法。 【解決手段】 不揮発性メモリに、定格以下の電圧を印
加してテストデータの書込みを行い(ステップS1
0)、該テストデータの書込まれたメモリに対して、当
該テストデータの経時劣化テストを一定期間行い(ステ
ップS11)、該テスト後のメモリから前記テストデー
タを読み出して、該テストデータの保持特性であるVG
−ID 特性を調べ(ステップS12)、そのVG −ID
特性のスレッショルドが評価基準電圧以上か否かによっ
て、不揮発性メモリが良品か否かを判断する。
上させ、ひいては試験時間の作業効率を図ることが可能
なメモリのデータ保持特性の試験方法。 【解決手段】 不揮発性メモリに、定格以下の電圧を印
加してテストデータの書込みを行い(ステップS1
0)、該テストデータの書込まれたメモリに対して、当
該テストデータの経時劣化テストを一定期間行い(ステ
ップS11)、該テスト後のメモリから前記テストデー
タを読み出して、該テストデータの保持特性であるVG
−ID 特性を調べ(ステップS12)、そのVG −ID
特性のスレッショルドが評価基準電圧以上か否かによっ
て、不揮発性メモリが良品か否かを判断する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ保存性が悪
いメモリセルの有無を確実に検出することが可能な不揮
発性メモリ等のメモリのデータ保持特性の試験方法に関
する。
いメモリセルの有無を確実に検出することが可能な不揮
発性メモリ等のメモリのデータ保持特性の試験方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来におけるメモリのデータ保持特性の
テストを、図4ないし図8に基づいて説明する。図4
は、不揮発性メモリ1(以下、メモリセルという)のデ
ータ保存特性を調べるテストの動作フローを示す。
テストを、図4ないし図8に基づいて説明する。図4
は、不揮発性メモリ1(以下、メモリセルという)のデ
ータ保存特性を調べるテストの動作フローを示す。
【0003】ステップS1の全ビットデータ書込みにお
いて、図6に示すように、各メモリセル1のゲート端子
2に、昇圧回路によって昇圧されたゲート電圧VG を印
加する。このとき、ソース端子3は0Vにし、ドレイン
端子4はオープンの状態にしておく。また、図8は、デ
ータ書込み時にゲート端子2に印加する回路を示す。こ
こでは、メモリセル1の定格電圧V1 がゲート電圧VG
としてゲート端子2に印加される。これにより、図6に
示すように、フローティングゲート5に一定量の電荷
(−)を蓄積することができる。
いて、図6に示すように、各メモリセル1のゲート端子
2に、昇圧回路によって昇圧されたゲート電圧VG を印
加する。このとき、ソース端子3は0Vにし、ドレイン
端子4はオープンの状態にしておく。また、図8は、デ
ータ書込み時にゲート端子2に印加する回路を示す。こ
こでは、メモリセル1の定格電圧V1 がゲート電圧VG
としてゲート端子2に印加される。これにより、図6に
示すように、フローティングゲート5に一定量の電荷
(−)を蓄積することができる。
【0004】次に、ステップS2において、その電荷が
蓄積された各メモリセル1を、一定期間、高温環境下の
中に放置する。これにより、図6のフローティングゲー
ト5内に蓄積された電荷の抜けが促進され、経時劣化に
よる電荷量の変化をみることができる。
蓄積された各メモリセル1を、一定期間、高温環境下の
中に放置する。これにより、図6のフローティングゲー
ト5内に蓄積された電荷の抜けが促進され、経時劣化に
よる電荷量の変化をみることができる。
【0005】次に、ステップS3において、メモリセル
1における電圧VREADでのデータ読み出しを行う。図7
は、データ読み出し時のメモリセル1の状態を示す。こ
のようなデータ読み出しは、ドレイン端子4からのドレ
イン電流ID を検出することによって行う。
1における電圧VREADでのデータ読み出しを行う。図7
は、データ読み出し時のメモリセル1の状態を示す。こ
のようなデータ読み出しは、ドレイン端子4からのドレ
イン電流ID を検出することによって行う。
【0006】図5は、高温放置テスト前後のVG −ID
特性の変化を示す。ここで、波形10は、ゲート電圧V
G として定格電圧V1 を印加したときの高温放置テスト
前のドレイン電流ID の波形を示す。一方、波形11,
12は、高温放置テスト後のドレイン電流ID の波形を
示す。
特性の変化を示す。ここで、波形10は、ゲート電圧V
G として定格電圧V1 を印加したときの高温放置テスト
前のドレイン電流ID の波形を示す。一方、波形11,
12は、高温放置テスト後のドレイン電流ID の波形を
示す。
【0007】この場合、波形11は、データ保持特性の
よいメモリセルの例を示すものである。フローティング
ゲート5内に蓄積された電荷はほとんど抜けが生じてい
ないため、波形10の位置からそれほど移動(低下)し
ていない。言い替えると、この波形11は、ある程度の
電荷抜けが見られるが、VREADの評価基準値を割るまで
至っていないため、正常なデータが出る。この移動は良
いメモリセルよりはるかに大きいが、定格電圧V1 で書
き込んだとき、チャージ量が多く検出できない。また、
良いメモリセルは波形10と変わらない。
よいメモリセルの例を示すものである。フローティング
ゲート5内に蓄積された電荷はほとんど抜けが生じてい
ないため、波形10の位置からそれほど移動(低下)し
ていない。言い替えると、この波形11は、ある程度の
電荷抜けが見られるが、VREADの評価基準値を割るまで
至っていないため、正常なデータが出る。この移動は良
いメモリセルよりはるかに大きいが、定格電圧V1 で書
き込んだとき、チャージ量が多く検出できない。また、
良いメモリセルは波形10と変わらない。
【0008】これに対して、波形12は、データ保持特
性の悪いメモリセル(不良メモリセル)の例を示すもの
である。一定量以上に蓄積されていた電荷の抜けが生じ
てしまうため、波形10の位置から随分移動してしまっ
ていることがわかる。これにより、電圧VREADを評価基
準値として、ドレイン電流ID の変化を測定することに
よって、メモリセル1が良品か不良品かの判別を行うこ
とができる。
性の悪いメモリセル(不良メモリセル)の例を示すもの
である。一定量以上に蓄積されていた電荷の抜けが生じ
てしまうため、波形10の位置から随分移動してしまっ
ていることがわかる。これにより、電圧VREADを評価基
準値として、ドレイン電流ID の変化を測定することに
よって、メモリセル1が良品か不良品かの判別を行うこ
とができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
テスト方法で、ステップS1のデータ書込み時におい
て、ゲート端子2に印加するゲート電圧VG は定格電圧
V1 によって行っているため、メモリセル1内のフロー
ティングゲート5に蓄積される電荷量は多い。このよう
に蓄積される電荷量が多くなると、VG −ID 特性の波
形の位置が高温放置テストによって変動しても、あるメ
モリセルによってはVG −ID 特性のスレッショルドが
データ読み出し診断の基準となる電圧VREADの位置を下
回らない状況がでてきて、これによって不良メモリセル
の検出が不可能となる場合がある。
テスト方法で、ステップS1のデータ書込み時におい
て、ゲート端子2に印加するゲート電圧VG は定格電圧
V1 によって行っているため、メモリセル1内のフロー
ティングゲート5に蓄積される電荷量は多い。このよう
に蓄積される電荷量が多くなると、VG −ID 特性の波
形の位置が高温放置テストによって変動しても、あるメ
モリセルによってはVG −ID 特性のスレッショルドが
データ読み出し診断の基準となる電圧VREADの位置を下
回らない状況がでてきて、これによって不良メモリセル
の検出が不可能となる場合がある。
【0010】また、不良メモリセルであるか否かを確実
に検出しようとして、VG −ID 特性の波形が電圧V
READの位置を下回るまで高温放置を続けると、その高温
放置時間がかなりかかってしまい、作業効率が悪いとい
う問題も生じてくる。
に検出しようとして、VG −ID 特性の波形が電圧V
READの位置を下回るまで高温放置を続けると、その高温
放置時間がかなりかかってしまい、作業効率が悪いとい
う問題も生じてくる。
【0011】そこで、本発明の目的は、データ保持特性
が悪いメモリの検出効率を向上させ、ひいては試験時間
の作業効率を図ることが可能なメモリのデータ保持特性
の試験方法を提供することにある。
が悪いメモリの検出効率を向上させ、ひいては試験時間
の作業効率を図ることが可能なメモリのデータ保持特性
の試験方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、電気的に書換
え可能なメモリのデータ保持特性の試験方法であって、
前記メモリに、定格以下の電圧を印加してテストデータ
の書込みを行うステップAと、該テストデータの書込ま
れたメモリに対して、当該テストデータの経時劣化テス
トを一定期間行うステップBと、該テスト後のメモリか
ら前記テストデータを読み出し、該テストデータの保持
特性を調べるステップCとによって、メモリのデータ保
持特性の試験方法を提供することができる。
え可能なメモリのデータ保持特性の試験方法であって、
前記メモリに、定格以下の電圧を印加してテストデータ
の書込みを行うステップAと、該テストデータの書込ま
れたメモリに対して、当該テストデータの経時劣化テス
トを一定期間行うステップBと、該テスト後のメモリか
ら前記テストデータを読み出し、該テストデータの保持
特性を調べるステップCとによって、メモリのデータ保
持特性の試験方法を提供することができる。
【0013】ここで、前記メモリは、不揮発性メモリに
より構成することができる。
より構成することができる。
【0014】前記ステップAは、ゲートに定格以下の電
圧を印加するに際し、ゲート電圧に対するドレイン電流
の変化を示すVG −ID 特性のスレッショルドを評価基
準電圧付近になるように設定することによって、テスト
データの書込みを行うことができる。この場合、前記ゲ
ートに正電圧を印加し、フローティングゲートに負電荷
を蓄積することができる。
圧を印加するに際し、ゲート電圧に対するドレイン電流
の変化を示すVG −ID 特性のスレッショルドを評価基
準電圧付近になるように設定することによって、テスト
データの書込みを行うことができる。この場合、前記ゲ
ートに正電圧を印加し、フローティングゲートに負電荷
を蓄積することができる。
【0015】前記ステップCは、ドレイン電流を検出す
ることにより、前記テストデータを読み出すことができ
る。
ることにより、前記テストデータを読み出すことができ
る。
【0016】前記ステップCは、前記VG −ID 特性の
スレッショルドが評価基準電圧以上か否かによって、前
記メモリが良品か否かを判断することができる。
スレッショルドが評価基準電圧以上か否かによって、前
記メモリが良品か否かを判断することができる。
【0017】また、本発明は、電気的に書込み可能なメ
モリのデータ保持特性の試験方法であって、前記メモリ
に、定格以下の電圧を印加してテストデータの書込みを
行うステップAと、該テストデータの書込まれたメモリ
に対して、当該テストデータの経時劣化テストを一定期
間行うステップBと、該テスト後のメモリから前記テス
トデータを読み出し、該テストデータの保持特性を調べ
るステップCとからなることによって、メモリのデータ
保持特性の試験方法を提供することができる。
モリのデータ保持特性の試験方法であって、前記メモリ
に、定格以下の電圧を印加してテストデータの書込みを
行うステップAと、該テストデータの書込まれたメモリ
に対して、当該テストデータの経時劣化テストを一定期
間行うステップBと、該テスト後のメモリから前記テス
トデータを読み出し、該テストデータの保持特性を調べ
るステップCとからなることによって、メモリのデータ
保持特性の試験方法を提供することができる。
【0018】ここで、前記メモリは、PROMにより構
成することができる。
成することができる。
【0019】前記定格以下の電圧とは、データの書込
み、又は、データの読み出しを行える最低限レベル以上
の電圧とすることができる。
み、又は、データの読み出しを行える最低限レベル以上
の電圧とすることができる。
【0020】前記ステップBは、前記メモリを一定期間
高温放置することにより、経時劣化テストを行うことが
できる。
高温放置することにより、経時劣化テストを行うことが
できる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態を詳細に説明する。
実施の形態を詳細に説明する。
【0022】本発明の実施の形態を、図1〜図3に基づ
いて説明する。なお、従来例と同様な部分については、
同一符号を付して説明は省略する。
いて説明する。なお、従来例と同様な部分については、
同一符号を付して説明は省略する。
【0023】図1は、不揮発性メモリ1(以下、メモリ
セルという)を用いたデータ保持特性のテスト方法の1
例を示す。
セルという)を用いたデータ保持特性のテスト方法の1
例を示す。
【0024】図3は、データ書込み時(前記図6参照)
にゲート端子2に印加する回路を示し、ここでは定格以
下の電圧V2 がゲート電圧VG として印加される。ただ
し、ここでいう定格以下の電圧V2 とは、データの書込
み、又は、データの読み出しが行える最低限レベル以上
の値をいう。
にゲート端子2に印加する回路を示し、ここでは定格以
下の電圧V2 がゲート電圧VG として印加される。ただ
し、ここでいう定格以下の電圧V2 とは、データの書込
み、又は、データの読み出しが行える最低限レベル以上
の値をいう。
【0025】図2のVG −ID 特性において、波形20
は、本発明に係る定格以下の電圧によって、各メモリセ
ル1にデータ書込みを行った後の波形である。波形10
は、従来と同様に、定格電圧でデータ書込みを行った後
の波形である。また、波形21は、データ書込みを行っ
た波形20のメモリセル1に対して、高温放置テストを
行った後の波形である。
は、本発明に係る定格以下の電圧によって、各メモリセ
ル1にデータ書込みを行った後の波形である。波形10
は、従来と同様に、定格電圧でデータ書込みを行った後
の波形である。また、波形21は、データ書込みを行っ
た波形20のメモリセル1に対して、高温放置テストを
行った後の波形である。
【0026】以下、メモリセル1のテスト方法を、図1
に基づいて説明する。ステップS10において、ゲート
端子2に定格以下の電圧を印加することによって、メモ
リセル1のフローティングゲート5にデータ書込みを行
う(前記図6参照)。この場合、全ビットのデータ書込
みは、図3の回路に示す定格以下の電圧V2 で行う。こ
のような書込みを行うことによって、フローティングゲ
ート5に蓄積(チャージ)される電荷量は、定格電圧V
1 による書込み時の電荷量よりも少なくなるため、VG
−ID 特性の波形20の位置は、図2に示すように評価
基準の電圧VREADの位置に近づく。
に基づいて説明する。ステップS10において、ゲート
端子2に定格以下の電圧を印加することによって、メモ
リセル1のフローティングゲート5にデータ書込みを行
う(前記図6参照)。この場合、全ビットのデータ書込
みは、図3の回路に示す定格以下の電圧V2 で行う。こ
のような書込みを行うことによって、フローティングゲ
ート5に蓄積(チャージ)される電荷量は、定格電圧V
1 による書込み時の電荷量よりも少なくなるため、VG
−ID 特性の波形20の位置は、図2に示すように評価
基準の電圧VREADの位置に近づく。
【0027】次に、ステップS11において、そのよう
な波形20の特性をもつメモリセル1を、一定期間、高
温環境下に放置して、フローティングゲート5にチャー
ジされた電荷の抜けの促進を図る高温放置テスト(経時
劣化テスト)を行う。
な波形20の特性をもつメモリセル1を、一定期間、高
温環境下に放置して、フローティングゲート5にチャー
ジされた電荷の抜けの促進を図る高温放置テスト(経時
劣化テスト)を行う。
【0028】次に、ステップS12において、電圧V
READにおいて、データ読み出しの診断を行う(前記図7
参照)。このとき、データ保持特性の良いメモリセル1
は、フローティングゲート5からチャージされた電荷の
抜けがほとんど無いため、VG−ID 特性は波形20の
ままで変化しない。これに対して、データ保存特性の悪
い不良メモリセル1の場合は、フローティングゲート5
からチャージされた電荷の一定量以上の抜けが生じてし
まい、VG −ID 特性は波形21のようになり、大きく
変動する。
READにおいて、データ読み出しの診断を行う(前記図7
参照)。このとき、データ保持特性の良いメモリセル1
は、フローティングゲート5からチャージされた電荷の
抜けがほとんど無いため、VG−ID 特性は波形20の
ままで変化しない。これに対して、データ保存特性の悪
い不良メモリセル1の場合は、フローティングゲート5
からチャージされた電荷の一定量以上の抜けが生じてし
まい、VG −ID 特性は波形21のようになり、大きく
変動する。
【0029】そして、実際にデータ読み出しを行うと、
波形20は、そのスレッショルドが電圧VREADを上回る
ため、正常なデータが読み出され、これにより良品のメ
モリセル1であることを判別できる。一方、波形21
は、そのスレッショルドが電圧VREADを下回るため、正
常なデータを読み出すことができず、これにより不良品
のメモリセル1であることを判別できる。このようにし
て、全ビットに対してデータ書込みの電圧を定格以下の
値とすることによって、従来に比べて短時間で不良品の
検出を行うことが可能となる。
波形20は、そのスレッショルドが電圧VREADを上回る
ため、正常なデータが読み出され、これにより良品のメ
モリセル1であることを判別できる。一方、波形21
は、そのスレッショルドが電圧VREADを下回るため、正
常なデータを読み出すことができず、これにより不良品
のメモリセル1であることを判別できる。このようにし
て、全ビットに対してデータ書込みの電圧を定格以下の
値とすることによって、従来に比べて短時間で不良品の
検出を行うことが可能となる。
【0030】また、定格以下の電圧でデータ書込みを行
うことによって、電荷抜け量が通常よりも少なくても不
良品の検出を確実に行うことができるため、高温環境下
に放置する時間も短縮することができるようになる。
うことによって、電荷抜け量が通常よりも少なくても不
良品の検出を確実に行うことができるため、高温環境下
に放置する時間も短縮することができるようになる。
【0031】なお、本例においては、書換え可能なタイ
プの不揮発性メモリについて述べたが、これに限るもの
ではなく、書込み可能なタイプ、例えばPROMについ
ても同様な試験方法を適用できる。
プの不揮発性メモリについて述べたが、これに限るもの
ではなく、書込み可能なタイプ、例えばPROMについ
ても同様な試験方法を適用できる。
【0032】また、本例においては、ユニポーラ技術に
より作製されたメモリについて述べたが、これに限るも
のではなく、バイポーラ技術により作製されたメモリに
ついても同様な試験方法を適用できる。
より作製されたメモリについて述べたが、これに限るも
のではなく、バイポーラ技術により作製されたメモリに
ついても同様な試験方法を適用できる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
不揮発性メモリのデータ書込みを定格以下の電圧で行う
ようにしたので、データ保持特性の悪いメモリセルの検
出効率を向上させることができる。
不揮発性メモリのデータ書込みを定格以下の電圧で行う
ようにしたので、データ保持特性の悪いメモリセルの検
出効率を向上させることができる。
【0034】また、定格以下の電圧でデータ書込みを行
い、VG −ID 特性のスレッショルドを電圧VREAD付近
になるように設定したので、電荷抜け量が通常よりも少
なくても不良品の検出を確実に行うことができ、これに
より、高温環境下に放置する時間も短縮することがで
き、作業効率を図ることも可能となる。
い、VG −ID 特性のスレッショルドを電圧VREAD付近
になるように設定したので、電荷抜け量が通常よりも少
なくても不良品の検出を確実に行うことができ、これに
より、高温環境下に放置する時間も短縮することがで
き、作業効率を図ることも可能となる。
【図1】本発明の実施の形態である電気的に書換え可能
なメモリを用いた場合におけるデータ保持特性の試験方
法を示すフローチャートである。
なメモリを用いた場合におけるデータ保持特性の試験方
法を示すフローチャートである。
【図2】定格電圧以下で書込まれたメモリおよびチャー
ジ電荷抜けした後のメモリのゲート電圧−ドレイン電流
特性を示す特性図である。
ジ電荷抜けした後のメモリのゲート電圧−ドレイン電流
特性を示す特性図である。
【図3】データ書込み時の定格以下の電圧を印加する回
路を示す回路図である。
路を示す回路図である。
【図4】従来例を示すものであり、電気的に書換え可能
なメモリの試験方法を示すフローチャートである。
なメモリの試験方法を示すフローチャートである。
【図5】定格電圧で書込まれたメモリおよびチャージ電
荷抜けした後のメモリのゲート電圧−ドレイン電流特性
を示す特性図である。
荷抜けした後のメモリのゲート電圧−ドレイン電流特性
を示す特性図である。
【図6】電気的に書換え可能なメモリのデータ書込み時
の状態を示す断面図である。
の状態を示す断面図である。
【図7】電気的に書換え可能なメモリのデータ読み出し
時の状態を示す断面図である。
時の状態を示す断面図である。
【図8】従来のデータ書込み時の電圧を印加する回路を
示す回路図である。
示す回路図である。
1 不揮発性メモリ 2 ゲート 3 ソース 4 ドレイン 5 フローティングゲート
Claims (12)
- 【請求項1】 電気的に書換え可能なメモリのデータ保
持特性の試験方法であって、 前記メモリに、定格以下の電圧を印加してテストデータ
の書込みを行うステップAと、 該テストデータの書込まれたメモリに対して、当該テス
トデータの経時劣化テストを一定期間行うステップB
と、 該テスト後のメモリから前記テストデータを読み出し、
該テストデータの保持特性を調べるステップCとからな
ることを特徴とするメモリのデータ保持特性の試験方
法。 - 【請求項2】 前記メモリは、不揮発性メモリであるこ
とを特徴とする請求項1記載のメモリのデータ保持特性
の試験方法。 - 【請求項3】 前記ステップAは、ゲートに定格以下の
電圧を印加するに際し、ゲート電圧に対するドレイン電
流の変化を示すVG −ID 特性のスレッショルドを評価
基準電圧付近になるように設定することによって、テス
トデータの書込みを行うことを特徴とする請求項2記載
のメモリのデータ保持特性の試験方法。 - 【請求項4】 前記ゲートに正電圧を印加し、フローテ
ィングゲートに負電荷を蓄積することを特徴とする請求
項3記載のメモリのデータ保持特性の試験方法。 - 【請求項5】 前記ステップCは、ドレイン電流を検出
することにより、前記テストデータを読み出すことを特
徴とする請求項2ないし4のいずれかに記載のメモリの
データ保持特性の試験方法。 - 【請求項6】 前記ステップCは、前記VG −ID 特性
のスレッショルドが評価基準電圧以上か否かによって、
前記メモリが良品か否かを判断することを特徴とする請
求項2ないし5のいずれかに記載のメモリのデータ保持
特性の試験方法。 - 【請求項7】 前記定格以下の電圧とは、データの書込
み、又は、データの読み出しを行える最低限レベル以上
の電圧であることを特徴とする請求項1ないし6のいず
れかに記載のメモリのデータ保持特性の試験方法。 - 【請求項8】 前記ステップBは、前記メモリを一定期
間高温放置することにより、経時劣化テストを行うこと
を特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載のメモ
リのデータ保持特性の試験方法。 - 【請求項9】 電気的に書込み可能なメモリのデータ保
持特性の試験方法であって、 前記メモリに、定格以下の電圧を印加してテストデータ
の書込みを行うステップAと、 該テストデータの書込まれたメモリに対して、当該テス
トデータの経時劣化テストを一定期間行うステップB
と、 該テスト後のメモリから前記テストデータを読み出し、
該テストデータの保持特性を調べるステップCとからな
ることを特徴とするメモリのデータ保持特性の試験方
法。 - 【請求項10】 前記メモリは、PROMであることを
特徴とする請求項9記載のメモリのデータ保持特性の試
験方法。 - 【請求項11】 前記定格以下の電圧とは、データの書
込み、又は、データの読み出しを行える最低限レベル以
上の電圧であることを特徴とする請求項9又は10に記
載のメモリのデータ保持特性の試験方法。 - 【請求項12】 前記ステップBは、前記メモリを一定
期間高温放置することにより、経時劣化テストを行うこ
とを特徴とする請求項9ないし11のいずれかに記載の
メモリのデータ保持特性の試験方法。
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JP35156196A JPH10199293A (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | メモリのデータ保持特性の試験方法 |
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JP35156196A JPH10199293A (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | メモリのデータ保持特性の試験方法 |
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US6233705B1 (en) | 2001-05-15 |
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