JPH10198199A - 転写ローラを備えた画像形成機 - Google Patents

転写ローラを備えた画像形成機

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JPH10198199A
JPH10198199A JP9311722A JP31172297A JPH10198199A JP H10198199 A JPH10198199 A JP H10198199A JP 9311722 A JP9311722 A JP 9311722A JP 31172297 A JP31172297 A JP 31172297A JP H10198199 A JPH10198199 A JP H10198199A
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JP
Japan
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transfer
transfer paper
photosensitive drum
peripheral surface
image forming
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Withdrawn
Application number
JP9311722A
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English (en)
Inventor
Naoyuki Ishida
直行 石田
Yoshifumi Okauchi
慶文 岡内
Koyo Ito
幸洋 伊藤
Masahiko Miyazaki
昌彦 宮崎
Tetsuya Ichigodani
哲也 苺谷
Shoji Hirano
祥司 平野
Takahisa Nakaue
隆久 中植
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
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  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 転写不良を起こすことなく転写画像における
所謂水玉現象の発生を確実に防止することができる転写
ローラを備えた画像形成機を提供する。 【解決手段】 転写ローラ3を備えた画像形成機は、感
光体ドラム2と、感光体ドラムと所定の間隙を設けて対
向して配設された転写ローラと、転写域に向けて転写紙
を給送するレジストローラ対と、レジストローラ対と転
写域との間に配設された転写紙案内手段7と、転写域を
通過した転写紙に転写されたトナー像を定着する定着ロ
ーラ対とを具備している。転写紙案内手段は内側案内板
71と外側案内72とからなり、内側案内板は感光体ド
ラムの所定位置に向けて延びる直線状の案内部を備えて
いる。所定位置は感光体ドラムの回転中心と転写ローラ
の回転中心を結ぶ線から感光体ドラムの回転方向上流側
に12°乃至23°の角度範囲(θ)に設定され、内側
案内板の直線状の案内部は所定位置における感光体ドラ
ムの接戦とのなす角度(α)が19°乃至30°に設定
されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静電複写機やレー
ザプリンタのように、感光体ドラムの周表面に形成され
たトナー像を転写紙に静電的に転写する形態の画像形成
機、更に詳しくは、転写手段として転写ローラを備えた
画像形成機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の画像形成機は、回転自在に配設
され帯電域、静電潜像形成域、現像域、転写域を順次に
通る感光体ドラムと、帯電域に配設され該感光体ドラム
の周表面を特定極性に帯電する帯電器と、静電潜像形成
域に配設され特定極性に帯電された感光体ドラムの周表
面に静電潜像を形成する露光手段と、現像域に配設され
感光体ドラムの周表面に形成された静電潜像をトナー像
に現像する現像装置と、転写域に配設され感光体ドラム
の周表面に形成されたトナー像を転写紙に転写する転写
装置、該転写装置によって転写紙に転写されたトナー像
を加熱定着する定着装置を具備している。そして、画像
形成機は、上記転写域に転写紙を給送する転写紙給送装
置を備えている。
【0003】上記転写装置としては、コロナ放電方式が
一般に用いられている。このコロナ放電方式の転写装置
は、転写域に給送された転写紙の裏面にコロナ放電器に
よってコロナ放電を施して感光体ドラムの周表面に形成
されたトナー像を転写紙の表面に転写させる。しかる
に、上記コロナ放電方式の転写装置は、所望の帯電量を
得るために高い印可電圧を必要とし、それによるオゾン
の発生量が多くなるため、環境衛生上の問題がある。
【0004】上述したコロナ放電方式の転写装置の問題
に対処するため、感光体ドラムの周表面に転写ローラを
接触して配設し、この転写ローラにバイアス電圧を印可
するようにした、所謂接触式転写ローラを用いた転写装
置が実用化されている。しかるに、接触式転写ローラを
用いた場合には、感光体ドラムの周表面に対する転写紙
の接触圧が相当大きいことに起因して、所謂中抜け現象
(転写された画像において、例えば文字の一部にトナー
が存在しない現象)や、所謂画像塵現象(転写された画
像において、文字等の近傍にトナーが飛散付着している
現象)が発生する傾向がある。
【0005】感光体ドラムの周表面に対する転写紙の接
触圧が相当大きいことに起因する上記問題を解消するた
めに、所謂非接触式転写ローラを用いた転写装置が提案
されている。非接触式転写ローラを用いた転写装置は、
感光体ドラムの周表面との間に転写紙の厚さより大きい
間隙を設けて転写ローラを配設し、該転写ローラにバイ
アス電圧を印可するようにしたものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】而して、非接触式転写
ローラを用いた転写装置においては、転写紙は感光体ド
ラムの回転中心と転写ローラの回転中心を結ぶ線上の感
光体ドラムの周表面位置(転写ポイント)から感光体ド
ラムの回転方向上流側に供給されるが、上記転写ポイン
トから所定の角度範囲(接触角度範囲)で感光体ドラム
の周表面に密着していることが重要である。この密着範
囲が小さいと転写不良が発生し、密着範囲が大きいと転
写される画像にべた塗りの部分がある場合には図3に示
すような直径1mm程度の白抜けが生ずる所謂水玉現象
が発生する。そこで、従来の画像形成機においては、上
記転写ポイントから感光体ドラムの回転方向上流側へ2
7°前後の角度位置に転写紙が供給されるように設定さ
れている。
【0007】ところで、上記転写ポイントを通過するこ
とにより感光体ドラムの周表面に形成されたトナー像が
転写せしめられた転写紙の先端部が定着装置の定着ロー
ラ対にニップされると、転写紙は定着ローラ対の搬送力
によって引っ張られる状態となり、転写紙の感光体ドラ
ムの周表面への密着度合いが増加する。転写紙の密着度
合いは、転写紙の感光体ドラムの周表面への接触角度範
囲に依存する。この接触角度範囲が小さければ上記密着
度合いの増加は少ないが、接触角度範囲が大きいと転写
紙の感光体ドラムの周表面への巻き付き量が多く給紙に
無理な力がかかるため、上記密着度合いが増大する。転
写紙の感光体ドラムの周表面への密着度合いが大きくな
ると、上記水玉現象が発生する。本発明者等の実験によ
ると、上記接触角度範囲が従来のように27°前後の角
度範囲においては、転写紙の前端部が定着ローラ対にニ
ップされるまでに上記転写ポイントを通過した部分の転
写画像は問題ないが、それ以降の後半部分の転写画像に
は上記水玉現象が発生する場合があることが判った。
【0008】本発明は上記事実に鑑みてなされたもので
あり、その主たる技術課題は、転写不良を起こすことな
く転写画像における所謂水玉現象の発生を確実に防止す
ることができる転写ローラを備えた画像形成機を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記主たる技術課題を解
決するため、本発明によれば、回転自在に配設され周表
面にトナー像が形成される感光体ドラムと、該感光体ド
ラムと所定の間隙を設けて対向して配設され該感光体ド
ラムの周表面に形成されたトナー像を転写紙に転写する
ための転写ローラと、該感光体ドラムと該転写ローラが
対向する転写域の転写紙搬送方向上流側に配設され転写
紙を給送するレジストローラ対と、該レジストローラ対
と該転写域との間に配設され該レジストローラ対によっ
て給送された転写紙を該感光体ドラムの周表面の所定位
置に向けて案内する転写紙案内手段と、該転写域を通過
することによって転写紙に転写されたトナー像を定着す
る定着ローラ対と、を具備する転写ローラを備えた画像
形成機において、該転写紙案内手段は内側案内板と外側
案内板とからなり、該内側案内板は該感光体ドラムの周
表面の所定位置に向けて延びる直線状の案内部を備えて
おり、該所定位置は該感光体ドラムの回転中心と該転写
ローラの回転中心を結ぶ線から該感光体ドラムの回転方
向上流側に12°乃至23°の角度範囲(θ)に設定さ
れ、該内側案内板の該直線状の案内部は該所定位置にお
ける該感光体ドラムの接戦とのなす角度(α)が19°
乃至30°に設定されている、ことを特徴とする転写ロ
ーラを備えた画像形成機が提供される。上記感光体ドラ
ムは、その直径が25〜35mmに構成されていること
が望ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明に従って構成された転写ローラを備えた画像形成機の
一実施形態を詳細に説明する。図1および図2には、本
発明に従って構成された転写ローラを備えた画像形成機
の一実施形態が示されている。図1において、符号2で
示す像担持体としての感光体ドラムは、機体ハウジング
内に回転自在に配設され、図示しない駆動機構によって
矢印Aで示す方向に回転駆動せしめられる。なお、図示
の実施形態においては、感光体ドラムは、直径が25〜
35mmのアルミニウム合金からなる円筒体によって構
成されており、その周表面に電荷発生剤および電荷輸送
剤を含有する有機感光層が形成されている。矢印Aで示
す方向に回転する感光体ドラム2の周表面は、帯電域に
おいて帯電器によって特定極性に均一に帯電(例えば、
+800V)せしめられる。このように帯電された感光
体ドラム2の周表面には、静電潜像形成域においてレー
ザーユニット等の露光手段によって画像情報の静電潜像
が形成される。このようにして感光体ドラム2の周表面
に形成された静電潜像は、現像域おいて現像装置によっ
てトナー像に現像される。そして、感光体ドラム2の周
表面に形成されたトナー像は、転写域Bを通過する際に
後述するように転写紙に転写される。
【0011】上記転写域Bには、転写手段としての転写
ローラ3が配設されている。転写ローラ3の周表面と感
光体ドラム2の周表面との間隙は、転写紙の厚さより大
きく設定されており、図示の実施形態においては0.3
〜0.4mmに構成されている。転写ローラ3は、その
硬度がアスカーC硬度で70〜78度程度のソリッドタ
イプのウレタンゴムによって形成され、体積電気抵抗が
106 〜108 Ω・cm程度に構成されている。このよ
うに構成された転写ローラ3は、図示しない駆動機構に
よって矢印で示す方向に回転駆動せしめられる。なお、
感光体ドラム2の回転中心20と転写ローラ3の回転中
心30を結ぶ線上の感光体ドラム2の周表面位置が転写
ポイント(T)となる。図示の実施形態においては、転
写ローラ3の周表面に圧接して配設されたクリーニング
プレート4を備えている。このクリーニングプレート4
は、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)等の
合成樹脂フィルムによって構成されており、転写ローラ
3の周表面に付着したトナーを掻き落として転写ローラ
3の周表面をクリーニングする。なお、図示の実施形態
においては、転写ローラ3がアスカーC硬度で70〜7
8度程度のゴム材としては高い硬度のソリッドタイプの
ウレタンゴムによって構成されているので、クリーニン
グプレート4による付着トナーの掻き落としの際にその
周表面が弾性的に逃げることがないため、転写ローラ3
の周表面に付着したトナーは確実に除去される。
【0012】上記のように構成された転写ローラ3は、
バイアス電圧印加手段5に接続されている。バイアス電
圧印加手段5は、電源51と定電流制御器52とからな
っており、上記転写ローラ3に上記感光体ドラム2の周
表面に付着されたトナーの帯電極性(図示の実施形態に
おいては、プラス極性)と逆極性の所定の定電流(例え
ば、−0.5〜−15μA)を印可する。このときの電
圧は、図示の実施形態においては−1〜−2Vである。
【0013】図示の実施形態における画像形成機は、転
写域Bの転写紙搬送方向上流側に配設され、感光体ドラ
ム2に向けて転写紙Pを給送する転写紙給送装置を構成
するレジストローラ対6を備えている。このレジストロ
ーラ対6は、転写紙給送装置を構成する給紙手段によっ
て送られた転写紙を一端停止し、感光体ドラム2の周表
面に形成されたトナー像とタイミングをとって矢印で示
す方向に回転駆動されて、転写紙を感光体ドラム2に向
けて給送する。
【0014】上記レジストローラ対6と転写域Bとの間
には、レジストローラ対6によって搬送される転写紙P
を案内する転写紙案内手段7が配設されている。この転
写紙案内手段7は、図示の実施形態においては内側案内
板71と外側案内板72とからなっている。この内側案
内板71および外側案内板72について、図2を参照し
て説明する
【0015】内側案内板71は、上記レジストローラ対
6から図において上方に向けて延びる第1の案内部71
1と、該第1の案内部711の転写紙搬送方向下流側に
形成され上記転写ポイント(T)から感光体ドラム2の
回転方向上流側の所定位置(E)に向けて直線状に延び
る第2の案内部712とを有している。図示の実施形態
においては、上記転写ポイント(T)から感光体ドラム
2の回転方向上流側の所定位置(E)までの角度(θ)
が12°〜23°の角度範囲に設定されている。この角
度(θ)が12°より小さいと転写不良が発生すること
があり、角度(θ)が23°より大きくなると転写紙の
前端部が後述する定着ローラ対にニップされてから転写
域を通過した部分の転写画像には上述した水玉現象が発
生する場合がある。また、図示の実施形態においては、
上記内側案内板71の第2の案内部712と上記所定位
置(E)における感光体ドラム2の接線(L)とのなす
角度(α)が19°〜30°の角度範囲に設定されてい
る。この角度(α)が19°より小さいと転写不良が発
生し、一方、上記角度(α)が30°より大きくなると
水玉現象が発生する。
【0016】上記外側案内板72は上記レジストローラ
対6から給送される転写紙Pの前端が当接する案内部7
21を備えている。この案内部721は転写紙Pを上記
所定位置(E)に向けて案内するするように、レジスト
ローラ対6からの搬送方向に対して所定の角度に形成さ
れている。
【0017】次に、図1に戻って説明する。上記転写域
Bより転写紙搬送方向下流側には、定着手段としての定
着ローラ対8が配設されている。定着ローラ対8を構成
する一対のローラの少なくとも一方には加熱手段が配設
されており、矢印で示す方向に回転駆動される。この定
着ローラ対8を転写紙Pが通過することにより、転写紙
Pに転写されたトナー像が加熱定着される。なお、上記
転写域Bと定着ローラ対8との間には転写紙案内板9
1、92が配設されており、該転写紙案内板91、92
によって転写域Bにおいてトナー像が転写された転写紙
Pは定着ローラ対8に向けて案内される。
【0018】図示の実施形態における転写ローラを備え
た画像形成機は以上のように構成されており、以下、そ
の作用について説明する。図示しない転写紙給送装置を
構成する給紙手段によって送られた転写紙Pはレジスト
ローラ対6のニップ部に当接して一端停止し、この際に
斜め給紙された転写紙Pの傾きが修正される。その後、
レジストローラ対6は、感光体ドラム2の周表面に形成
されたトナー像とタイミングをとって駆動され、転写紙
Pを転写紙案内手段7を構成する内側案内板71と外側
案内板22との間を図1において上方に向けて給送す
る。レジストローラ対6によって給送された転写紙P
は、その前端が外側案内板72の案内部721に当接し
て搬送方向が変更され、上記転写ポイント(T)から感
光体ドラム2の回転方向上流側の所定位置(E)に向け
て搬送される。そして、転写紙Pは、その先端が上記所
定位置(E)付近で感光体ドラム2の周表面に当接した
後、感光体ドラム2に沿って搬送され、転写域Bを通過
する際に、転写ローラ3にはバイアス電圧印加手段5か
ら上記感光体ドラム2の周表面に付着されたトナーの帯
電極性と逆極性の定電流が印可されていることにより、
転写ローラ3から転写紙Pの裏面に微小コロナ放電電流
が施される。このように転写紙Pの裏面に施される微小
コロナ放電電流により、感光体ドラム2の周表面に形成
されているトナー像が転写紙Pの表面に転写される。ト
ナー像が転写された転写紙Pは、感光体ドラム2から剥
離し転写紙案内板91、92に案内されて定着ローラ対
8に向けて搬送される。そして、転写紙Pが定着ローラ
対8を通過する際に、転写紙Pの表面に転写されたトナ
ー像が加熱定着される。
【0019】なお、転写紙Pの先端部が定着ローラ対8
にニップされると、転写紙Pは定着ローラ対8によって
搬送されるため、定着ローラ対8より感光体ドラム側の
転写紙Pは定着ローラ対8の搬送力によって引っ張られ
る状態となる。この結果、上記所定位置(E)付近より
後方の転写紙Pは、図2に示すように内側案内板71の
第2の案内部712側に寄せられて、該第2の案内部7
12に沿って上記所定位置(E)に向けて送られる。上
記のように、転写紙Pが定着ローラ対8によって搬送さ
れることにより、転写紙Pが引っ張られる状態になる
と、転写紙Pの感光体ドラム2の周表面への密着度合い
が増加する傾向となるが、図示の実施形態においては上
記転写ポイント(T)から上記所定位置(E)までの接
触角度範囲(θ)が12°〜23°の角度範囲に設定さ
れているので、上記密着度合いの増加量は少なく転写画
像に影響を及ぼすことはない。また、転写紙Pが定着ロ
ーラ対8によって搬送された後における転写紙Pの案内
面となる内側案内板71の第2の案内部712は、上記
所定位置(E)における感光体ドラム2の接線(L)と
のなす角度(α)が19°〜30°の角度範囲に設定さ
れているので、上記のように水玉現象や転写不良が発生
することはない。
【0020】
【実施例1】上述した図示の画像形成機において、直径
30mmの感光体ドラム2を用い、上記転写ポイント
(T)から上記所定位置(E)までの接触角度範囲
(θ)を17.6°に設定し、上記内側案内板71の第
2の案内部712と上記所定位置(E)における感光体
ドラム2の接線(L)とのなす角度(α)を24.2°
に設定して画像形成機を構成し、実験した結果、水玉現
象や転写不良は発生しなかった。
【0021】
【実施例2】上記接触角度範囲(θ)を上記実施例1よ
り5°マイナスした12.6°に設定し、その他は上記
実施例1と同じ条件で実験した結果、水玉現象や転写不
良は発生しなかった。
【0022】
【実施例3】上記接触角度範囲(θ)を上記実施例1よ
り5°プラスした22.6°に設定し、その他は上記実
施例1と同じ条件で実験した結果、水玉現象や転写不良
は発生しなかった。
【0023】
【実施例4】上記角度(α)を上記実施例1より5°マ
イナスした19.2°に設定し、その他は上記実施例1
と同じ条件で実験した結果、水玉現象や転写不良は発生
しなかった。
【0024】
【実施例5】上記角度(α)を上記実施例1より5°プ
ラスした29.2°に設定し、その他は上記実施例1と
同じ条件で実験した結果、水玉現象や転写不良は発生し
なかった。
【0025】
【比較例】
比較例:上記接触角度範囲(θ)を24.4°に設定
し、上記角度(α)を38.1に設定して、その他は上
記実施例と同じ条件で実験した結果、水玉現象が発生し
た。
【0026】上記実験結果から、上記転写ポイント
(T)から上記所定位置(E)までの接触角度範囲
(θ)を12〜23°に設定し、上記内側案内板71の
第2の案内部712と上記所定位置(E)における感光
体ドラム2の接線(L)とのなす角度(α)を19〜3
0°に設定すれば、水玉現象や転写不良は発生しないこ
とが判った。
【0027】
【発明の効果】本発明による転写ローラを備えた画像形
成機は以上のように構成されているので、以下の作用効
果を奏する。
【0028】即ち、本発明によれば、レジストローラ対
と転写域との間に配設されレジストローラ対によって給
送された転写紙を該感光体ドラムの周表面の所定位置に
向けて案内する転写紙案内手段は、内側案内板と外側案
内板とからなり、該内側案内板は該感光体ドラムの周表
面の所定位置に向けて延びる直線状の案内部を備えてお
り、該所定位置は該感光体ドラムの回転中心と該転写ロ
ーラの回転中心を結ぶ線から該感光体ドラムの回転方向
上流側に12°乃至23°の角度範囲(θ)に設定さ
れ、該内側案内板の該直線状の案内部は該所定位置にお
ける該感光体ドラムの接戦とのなす角度(α)が19°
乃至30°に設定されているので、転写不良を起こすこ
となく転写画像における所謂水玉現象の発生を確実に防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成された転写ローラを備えた
画像形成機の一実施形態を概略的に示す正面図。
【図2】図1に示す転写ローラを備えた画像形成機の要
部を拡大して示す説明図。
【図3】転写画像における水玉現象を表す図。
【符号の説明】
2:感光体ドラム 3:転写ローラ 4:クリーニングプレート 5:バイアス電圧印加手段 51:電源 52:定電流制御器 6:レジストローラ対 7:転写紙案内手段 71:内側案内板 711:第1の案内部 712:第2の案内部 72:外側案内板 721:案内部 8:定着ローラ対 91:転写紙案内板 92:転写紙案内板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮崎 昌彦 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内 (72)発明者 苺谷 哲也 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内 (72)発明者 平野 祥司 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内 (72)発明者 中植 隆久 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転自在に配設され周表面にトナー像が
    形成される感光体ドラムと、該感光体ドラムと所定の間
    隙を設けて対向して配設され該感光体ドラムの周表面に
    形成されたトナー像を転写紙に転写するための転写ロー
    ラと、該感光体ドラムと該転写ローラが対向する転写域
    の転写紙搬送方向上流側に配設され転写紙を給送するレ
    ジストローラ対と、該レジストローラ対と該転写域との
    間に配設され該レジストローラ対によって給送された転
    写紙を該感光体ドラムの周表面の所定位置に向けて案内
    する転写紙案内手段と、該転写域を通過することによっ
    て転写紙に転写されたトナー像を定着する定着ローラ対
    と、を具備する転写ローラを備えた画像形成機におい
    て、 該転写紙案内手段は内側案内板と外側案内板とからな
    り、該内側案内板は該感光体ドラムの周表面の所定位置
    に向けて延びる直線状の案内部を備えており、 該所定位置は該感光体ドラムの回転中心と該転写ローラ
    の回転中心を結ぶ線から該感光体ドラムの回転方向上流
    側に12°乃至23°の角度範囲(θ)に設定され、該
    内側案内板の該直線状の案内部は該所定位置における該
    感光体ドラムの接戦とのなす角度(α)が19°乃至3
    0°に設定されている、 ことを特徴とする転写ローラを備えた画像形成機。
  2. 【請求項2】 該感光体ドラムは、その直径が25〜3
    5mmに構成されている、請求項1記載の転写ローラを
    備えた画像形成機。
JP9311722A 1996-11-15 1997-11-13 転写ローラを備えた画像形成機 Withdrawn JPH10198199A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9311722A JPH10198199A (ja) 1996-11-15 1997-11-13 転写ローラを備えた画像形成機

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8-304281 1996-11-15
JP30428196 1996-11-15
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