JPH10197U - ルーペ - Google Patents

ルーペ

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JPH10197U
JPH10197U JP644397U JP644397U JPH10197U JP H10197 U JPH10197 U JP H10197U JP 644397 U JP644397 U JP 644397U JP 644397 U JP644397 U JP 644397U JP H10197 U JPH10197 U JP H10197U
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JP
Japan
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lens
main body
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body case
light emitting
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JP644397U
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英明 内山
勲 今川
雅展 知屋城
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Kyushu Hitachi Maxell Ltd
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Kyushu Hitachi Maxell Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 持ち運びに適する小型コンパクトな照明手段
付きルーペを提供する。 【構成】 本体ケース1に、発光素子12及び電源電池
19を上記厚みX内に収まるよう設ける。上記本体ケー
ス1の内壁と上記発光素子12間にフレネルレンズ3を
水平に収納配置する。上記フレネルレンズ3を、上記本
体ケース1に対し突没自在に設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、照明手段を有するルーペに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、照明手段を有するルーペは、実開平2−73606号に示されるように 、発光素子6及び電池9を内蔵した本体ケース7に対しレンズ部5を常時突出し た形態のものが知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
この種ルーペは、外出先でも使用されるものであり、簡単にポケットやカバン 等に収納し携帯できるものが望まれている。
【0004】 ところが、上記した形態のルーペは、常時突出したレンズ部を形成しているた めに、コンパクト性に欠け、携行するには不便であった。また、上記ルーペを従 来から知られている、本体に対しレンズ部を水平スライドさせて突没自在に収納 できるという技術(例えば実開昭62−27321号,実開昭59−11688 3号)を採用したとしても、レンズ部を凸レンズとしているために、同凸レンズ を収納した状態で、同凸レンズの厚みと本体側に設けられた発光素子の厚みとに より、本体の厚みが大きくなり、やはりコンパクト性に欠けるルーペとなる。
【0005】 また、突没自在のスライド式においてはレンズ部の重量により、その支持部や 同支持部周辺のレンズ部基端が落下等により破損する虞れがあるが、凸レンズを 採用するとその厚みからくる重量増により破損の度合いが大きくなる。レンズ部 を破損した状態でレンズ部を本体内に収納すれば、あるいはレンズ部を本体内に 収納した状態で破損すれば、ルーペを使用する際、本体内でレンズ部がこじれて 突出できない状態になる虞れもある。特に、照明付ルーペは、発光素子または電 源電池を具備するために、落下時の衝撃は大きく、水平スライド機構の支持部へ の負担を軽減することが望まれる。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、本体ケース1に、発光素子12及び電源電池19を上記厚みX内に 収まるように設け、上記本体ケース1の内壁と上記発光素子12間にフレネルレ ンズ3を水平に収納配置するとともに、上記フレネルレンズ3を、上記本体ケー ス1に対し突没自在に設けたことにより、携行時にルーペ全長を短縮することが でき、携行するのに便利となる。また、レンズ部を本体ケース1側に収納した際 、同レンズ部は、発光素子12と本体ケース1の厚み方向Xに重なるように収納 配置されることになるが、レンズ部としてフレネルレンズ3を採用したことによ り、レンズ部を薄型に形成することができ、延いてはルーペ全体の厚みXを薄く することができ、発光素子12及び電源電池19を設けた照明付ルーペであって も、極めてコンパクトな形態とすることができる。また、レンズ部を薄型化し重 量を小さくしたことにより、水平スライド機構の支持部への負担を軽減すること ができ、誤って落下等の外力が加わったとしても、支持部や同支持部周辺のレン ズ部基端の破損を可及的に防止することができる。さらに、フレネルレンズ3は 本体ケース1内にその略全部を覆い隠されるように収納されるために、携行時、 仮に器物と接触しても、レンズ部を傷つけることはない。
【0007】 また、上記フレネルレンズ3の厚みと上記フレネルレンズ3の外周部に形成さ れる非レンズ部3aの厚みを略同一にするとともに、上記フレネルレンズ3と上 記非レンズ部3aを一体形成したことにより、従来の凸レンズ外周を支持してい た別枠体を省略し部品点数を少なくすることができるとともに、本体ケース1内 への収納性とレンズ部の外周強度を向上することができる。
【0008】
【実施例】
(実施例1) 次に、図面を参照しながら本考案の実施例を説明する。 図1は上下反転したルーペの斜視図である。1は薄箱形の本体ケースであって 、上ケース1aと下ケース1bから成っている。本体ケース1の先端面にはスリ ット状の開口部2が開口されており、後述するように、この開口部2から板状の レンズ部が前後方向にスライド自在に突出する。また、板状のレンズ部は薄いた め、スリット状の開口部も薄く形成している。
【0009】 下ケース1bの前部には横長の漏光用窓部4が設けられており、この窓部4か ら照明光が照明される。5は下ケース1bの後部に着脱自在に装着された電池蓋 である。
【0010】 図2はルーペの分解図、図3は上ケース1aの内部平面図、図4は断面図であ る。図3において、上ケース1aには、仕切壁11が設けられており、その前方 に発光素子12が配設されている。13は発光素子12が装着されるソケット部 、14は上ケース1aの内壁面に沿って配設された導電板である。発光素子12 としては、通常はグローブ球が考えられるが、指向性のよいニップル球や、電力 消費の少ないLEDなどでもよい。
【0011】 導電板14の先端端子部14aは、ソケット部13の裏面に位置し、発光素子 12の側部端子と当接している。ソケット部13の裏面は、発光素子12の側部 端子が露出するように切り欠いている。15は板ばねから成る端子板であり、発 光素子12の底部端子と接離することにより、電気回路を開閉する。19は発光 素子12に給電する電源電池であって、本体ケース1の後部に収納される。また 、電源電池19は、その長手方向と本体ケース1の厚みX方向に直交する方向と を一致させるとともに、厚みX内に収まるよう収納される。
【0012】 図4に示すように、発光素子12は本体ケース1の略中央部に設けられており 、電源電池19の交換のために電池蓋5を開けると、発光素子12も露呈する。 このように、発光素子12を電池蓋5側に配設すれば、電池蓋5の開放により、 電池19の交換だけでなく、発光素子12を同時に露呈させてその保守管理も行 うことができる。勿論、発光素子12の配設位置は自由に設定できるのであって 、窓部4の近傍に設けてもよい。また、発光素子12はその長手方向と本体ケー ス1の厚みX方向に直交する方向とを一致させるとともに、厚みX内に収まるよ う取り付けられている。
【0013】 図2において、レンズ部はフレネルレンズ3から成っており、その前端自由端 部5は指押圧操作部であり、この指押圧操作部の平面形状が外凸円弧状になって いる。またフレネルレンズ3の周縁部3aは非レンズ部であり、この非レンズ部 3aは、ガイド部18(後述)上をスライドする。レンズ部としてフレネルレン ズ3を採用したことにより、レンズ部を薄型に形成できる。
【0014】 フレネルレンズ3の後部両側部は、支持手段6が設けられており、この支持手 段6は、本体ケース1内面の両側部に沿って配設された左右一対のガイド手段と してのガイドシャフト7にスライド自在に遊嵌されている。またこのガイドシャ フト7には、レンズ部3を前方(上記開口部2側)へ弾発するコイルスプリング 8が装着されている。またレンズ部3にはロック用の孔部9が形成されている。
【0015】 図2及び図4において、下ケース1bの前部内面には、プリズム16が装着さ れている。このプリズム16は、上記窓部4の直上に設けられている。このプリ ズム16の後端面16aは、上記発光素子12に対向しており、またその先端側 は傾斜面16bになっている。
【0016】 したがって発光素子12から照射された光は、プリズム16の内部を透過し、 傾斜面16bにより、窓部4側へ反射されて窓部4から漏光する。なお、光路の 屈折手段としては、プリズム16に替えて、傾斜面16bの位置にミラーを配設 してもよい。
【0017】 図2において、21はロック片であり、下ケース1bの内面に突設されたボス 22に装入される。23はロック片21と下ケース1bの間に介装される弾持用 ばね材である。このロック片21は、上記ロック用の孔部9に係脱自在に係合す る爪部21aを有している。
【0018】 フレネルレンズ3が開口部2から突出している状態で、フレネルレンズ3の前 端部に指先を当て、上記コイルスプリング8を圧縮しながら、フレネルレンズ3 を本体ケース1内に押し込むと、孔部9に爪部21aが係合し、フレネルレンズ 3は本体ケース1内に収納される。この状態で、図3に示すように端子板15は 支持手段6に設けられた突部6aにより後方へ押されて端子部14aから離れ、 電気回路は開いて発光素子12は消灯する。このとき、フレネルレンズ3は、発 光素子12と重なるように上ケース1aの内壁下方に、同内壁に対し水平に収納 配置されるが、フレネルレンズ3を採用したことにより、本体1の厚みX方向を コンパクトにすることができる。
【0019】 また上ケース1aからわずかに突出するロック片21の上面を指先で押圧する と、爪部21aは孔部9から離脱し、フレネルレンズ3はコイルスプリング8の ばね力により本体ケース1の前方へ水平スライドして突出する。またこのように してフレネルレンズ3が前方へ水平スライドすると、上記端子板15は自身の弾 性により原形に復帰して発光素子12の底部端子に指触し、電気回路は閉じて発 光素子12は点灯する。
【0020】 上述のように、開口部2から突出したフレネルレンズ3の前端自由端部を指先 で押し込むことにより、フレネルレンズ3を本体ケース1内に収納するが、この 場合、フレネルレンズ3の支持手段6は、シャフト7に対し片持ち支持される支 持構造になっているので、斜方向の押し込み力が作用すると、フレネルレンズ3 の支持手段6とシャフト7の間にこねるような無理な力が作用し、支持部分が変 形して、レンズ部3のスムーズな水平スライドに支障をきたすようになる。
【0021】 そこで本手段では、フレネルレンズ3の前端自由端部5の平面形状を外凸円弧 状とすることにより、フレネルレンズ3を本体ケース1に収納する際には、使用 者が必然的にフレネルレンズ3の中央突端部をまっすぐ本体ケース1側に押し込 むようにし、且つ完全に押し込まないと爪部21aが孔部9に係合されないよう にしている。
【0022】 またフレネルレンズ3の周縁部3aを非レンズ部とし、この周縁部3aが摺動 するガイド部18を上ケース1aの前端両側部に設けており、このように構成す ることにより、レンズ部3が水平スライドする際に、レンズ面が他の構成部品に 摺接して傷つかないようにしている。また、非レンズ部3aとレンズ部(フレネ ルレンズ3)の厚みを略同一としたので、本体1内への収納性と非レンズ部3a の強度を向上することができる。なお本実施例では、コイルスプリング8のばね 力により、フレネルレンズ3を本体ケース1から突出させるようにしているが、 手動的にスライドさせて突出させてもよく、また発光素子12を点消灯させるた めの電気回路の開閉も、手動的に行ってよいものである。また、前後に水平スラ イドさせるものに限らず、本体1に対して、回動して水平スライドするものであ ってもよい。
【0023】 図4において、20は上ケース1aに設けられたCdSのような受光センサで あり、昼間の明るい時に、レンズ部3が突出して端子板15が発光素子12の底 部端子に接触しても、発光素子12が点灯して電力が無駄に消耗されないように している。
【0024】 上記構成の本ルーペは、本体ケース1を保持してロック片21を押圧すれば、 レンズ部3が本体ケース1から突出して発光素子12は自動的に点灯する。そこ で、レンズ部3を通して、紙面などを見るが、この場合、プリズム16の横長傾 斜面16bから照射された照射光は、図5に示すように、横長窓部4を介して紙 面の読み取り方向Nに沿う横長エリアAを照明するので、直線状の明暗境界部イ を文字の行(あいう・・・)に沿わせながら、紙面を読むことができる。 また収納するときは、レンズ部3の先端面5を指先で押し込むことにより、レ ンズ部3を本体ケース1内に簡単に収納できる。
【0025】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、本体ケース1に、発光素子12及び電源電池1 9を上記厚みX内に収まるように設け、上記本体ケース1の内壁と上記発光素子 12間にフレネルレンズ3を水平に収納配置するとともに、上記フレネルレンズ 3を、上記本体ケース1に対し突没自在に設けたことにより、携行時にルーペ全 長を短縮することができ、携行するのに便利となる。また、レンズ部を本体ケー ス1側に収納した際、同レンズ部は、発光素子12と本体1の厚み方向Xに重な るように収納配置されることになるが、レンズ部としてフレネルレンズ3を採用 したことにより、レンズ部を薄型に形成することができ、延いてはルーペ全体の 厚みXを薄くすることができ、発光素子12及び電源電池19を設けた照明付ル ーペであっても、極めてコンパクトな形態とすることができる。また、レンズ部 を薄型化し重量を小さくしたことにより、水平スライド機構の支持部への負担を 軽減することができ、誤って落下等の外力が加わったとしても、支持部や同支持 部周辺のレンズ部基端の破損を可及的に防止することができる。さらに、フレネ ルレンズ3は本体ケース1内にその略全部を覆い隠されるように収納されるため に、携行時、仮に器物と接触しても、レンズ部を傷つけることはない。また、使 用時は、携行時にレンズ部を保護していた本体ケース1は、ルーペの把持部とな り使い勝手がよい。
【0026】 また、上記フレネルレンズ3の厚みと上記フレネルレンズ3の外周部に形成さ れる非レンズ部3aの厚みを略同一にするとともに、上記フレネルレンズ3と上 記非レンズ部3aを一体形成したことにより、従来の凸レンズ外周を支持してい た別枠体を省略し部品点数を少なくすることができるとともに、本体ケース1内 への収納性とレンズ部の外周強度を向上することができる。
【0027】
【図面の簡単な説明】
【図1】ルーペの上下反転斜視図
【図2】ルーペの分解図
【図3】ルーペの内部平面図
【図4】ルーペの断面図
【図5】紙面の平面図
【符号の説明】
1 本体ケース 3 フレネルレンズ 12 発光素子 19 電源電池

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体ケース1に、発光素子12及び電源
    電池19を上記本体ケース1の厚みX内に収まるように
    設け、上記本体ケース1の内壁と上記発光素子12間に
    フレネルレンズ3を水平に収納配置するとともに、上記
    フレネルレンズ3を、上記本体ケース1に対し突没自在
    に設けたことを特徴とするルーペ。
  2. 【請求項2】 上記フレネルレンズ3の厚みと上記フレ
    ネルレンズ3の外周部に形成される非レンズ部3aの厚
    みを略同一にするとともに、上記フレネルレンズ3と上
    記非レンズ部3aを一体形成したことを特徴とするルー
    ペ。
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