JPH10197693A - 放射性物質収納容器の除染装置 - Google Patents

放射性物質収納容器の除染装置

Info

Publication number
JPH10197693A
JPH10197693A JP560197A JP560197A JPH10197693A JP H10197693 A JPH10197693 A JP H10197693A JP 560197 A JP560197 A JP 560197A JP 560197 A JP560197 A JP 560197A JP H10197693 A JPH10197693 A JP H10197693A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
decontamination
chip
lid
storage container
radioactive substance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP560197A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaki Kimura
正貴 木村
Kazuto Sasaki
一人 佐々木
Shiro Tanaka
志郎 田中
Tetsuo Egashira
哲郎 江頭
Kunihiko Kimura
邦彦 木村
Takeshi Onoe
毅 尾上
Sadanobu Sugawara
貞信 菅原
Yusuke Kanbara
祐輔 蒲原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hokkaido Electric Power Co Inc
Tohoku Electric Power Co Inc
Kansai Electric Power Co Inc
Kyushu Electric Power Co Inc
Japan Atomic Power Co Ltd
Chugoku Electric Power Co Inc
Chubu Electric Power Co Inc
Hokuriku Electric Power Co
Shikoku Electric Power Co Inc
Mitsubishi Materials Corp
Global Nuclear Fuel Japan Co Ltd
Tokyo Electric Power Co Holdings Inc
Original Assignee
Hokkaido Electric Power Co Inc
Japan Nuclear Fuel Co Ltd
Tohoku Electric Power Co Inc
Kansai Electric Power Co Inc
Tokyo Electric Power Co Inc
Kyushu Electric Power Co Inc
Japan Atomic Power Co Ltd
Chugoku Electric Power Co Inc
Chubu Electric Power Co Inc
Hokuriku Electric Power Co
Shikoku Electric Power Co Inc
Mitsubishi Materials Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hokkaido Electric Power Co Inc, Japan Nuclear Fuel Co Ltd, Tohoku Electric Power Co Inc, Kansai Electric Power Co Inc, Tokyo Electric Power Co Inc, Kyushu Electric Power Co Inc, Japan Atomic Power Co Ltd, Chugoku Electric Power Co Inc, Chubu Electric Power Co Inc, Hokuriku Electric Power Co, Shikoku Electric Power Co Inc, Mitsubishi Materials Corp filed Critical Hokkaido Electric Power Co Inc
Priority to JP560197A priority Critical patent/JPH10197693A/ja
Publication of JPH10197693A publication Critical patent/JPH10197693A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】放射性物質による汚染を作業員が被曝すること
なく速やかに取除く。 【解決手段】放射性物質収納容器12の蓋12aを汚染
している放射性物質を取除く除染装置11であって、除
染用チップを供給するチップ供給手段26と、除染液を
供給する除染液供給手段31と、拭取った除染用チップ
を置くチップテーブル27と、チップ移動・操作手段4
1とを備える。移動・操作手段が産業用ロボット41で
あり、チップハンド42を備えることが好ましい。チッ
プハンド42は、ロボットに接続されるプレート42a
と、プレートに鉛直方向に摺動可能に設けられたロッド
と、ロッドの下端に設けられた保持部と、スプリング
と、ロッドの変位を検出するポテンショメータとを備え
ることができる。除染用チップは可燃性材料からなる被
保持部と吸液性繊維集合体とにより構成され、チップ供
給手段は複数種類の除染用チップを貯蔵し選択的に供給
するのが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は放射性物質収納容器
を汚染している放射性物質を取除く除染装置に関する。
更に詳しくは、いわゆるダブルカバー方式の放射性物質
収納容器の略円形の蓋の周縁を汚染している放射性物質
を取除く放射性物質収納容器の除染装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】プルトニウムのような放射性物質は外部
への汚染を防止するために通常グローブボックス内にお
いて取り扱われている。このグローブボックス内で取り
扱われて生成された放射性物質は運搬又は貯蔵のために
グローブボックスから放射性物質収納容器に移される。
このような容器への放射性物質の移動の際においても放
射性物質の容器外部への放出又は漏洩を防止する必要が
ある。このため従来いわゆるダブルカバー方式の収納容
器が提案され、種々の改良が行われている(例えば実公
昭63−31039)。この従来の一般的なダブルカバ
ー方式の収納容器を図16に示す。即ち一般的な収納容
器12は、放射性物質を収容する収容室12bの円形の
開口部12cのフランジ12dの内側が外方に向かって
広口になるようにテーパ状に形成され、開口部12cの
周縁部には環状パッキン12eが取付けられる。容器の
蓋12aは収容室12bを密封するための落とし込み蓋
で、閉止時には開口部12cに嵌合され、その側面はパ
ッキン12eの内側面に接触し開口部12cを密封する
とともに、その上面が開口部12cのフランジ12dの
上端面とほぼ均一な平面となるように構成される。収容
室12bに放射性物質を収納するときには、蓋12aで
密封された収納容器12の開口部12cが予め蓋13e
で密閉されたグローブボックス13の開口部13aと連
結される。グローブボックス13の開口部13aのフラ
ンジ13fはその内側が内方に向かって広口となるよう
にテーパ状に形成され、開口部13aの口径は収納容器
12の開口部12cよりやや大きく形成される。蓋12
aと対向する蓋13eの上面の周縁には環状パッキン1
3gが取付けられる。
【0003】このように構成されたダブルカバー方式の
収納容器では、収納容器12をグローブボックス13に
連結後、グローブボックスの内側からの任意の適当な手
段で収納容器12の蓋12aとグローブボックス13の
蓋13eとを連結し、破線で示すようにグローブボック
ス13内に移動させると、グローブボックス13と容器
12とが連通する。ここでグローブボックス13の開口
部13aのフランジ13fの端面が容器12の開口部1
2cのフランジ12d周縁に取付けられたパッキン12
eと接触しグローブボックス13と容器12とは密着す
るため、この間において物品を移動させてもグローブボ
ックス13内の放射性物質が容器外部へ漏洩する恐れが
ない。またパッキン13gにより蓋12aと蓋13eの
間の空間に放射性物質が入り込まない。放射性物質を収
納容器12に収納し、蓋13eに連結した蓋12aで容
器12の開口部12cを閉止した後、グローブボックス
13の蓋13eを容器12の蓋12aから外し、容器1
2をグローブボックス13から離脱することにより、放
射性物質の容器12への収納作業が完了する。
【0004】しかし、このようなダブルカバー方式の収
納容器では、グローブボックス内の放射性物質を収納容
器12に収納する際に、容器12の蓋12aにグローブ
ボックス13の蓋13eを密着した状態でグローブボッ
クス内部に置くため、パッキン13gに接触する収納容
器12の蓋12aの周縁が放射性物質で汚染されること
がある。この状態で容器12をグローブボックス13か
ら離脱させたときには、容器12の蓋12aの周縁が放
射性物質により汚染される。このため、従来ではウエ
ス、ろ紙等を用意し、容器12をグローブボックス13
から離脱した状態で作業員が上記のウエス等に除染液で
あるアルコールを湿らせたこの除染具を用いて蓋12a
の周縁を予め拭取り、その後収納容器12の蓋12aの
周縁を汚染している放射性物質をいわゆるスミヤ法によ
り検出し、蓋12aの周縁が放射性物質で汚染していな
いことを確認した上で、収納容器12を貯蔵のために移
動していた。スミヤ法で汚染が確認された場合には、作
業員がアルコールを湿らせた除染具を用いて蓋12aの
該当個所を更に拭取ることにより除染を行っている。こ
こでスミヤ法とは表面汚染モニタリングのために使用さ
れている方法である。この方法は、一定の面積をろ紙片
でこすり、ろ紙片に付着した汚染量を放射能計数装置や
表面汚染検査計等で測定する方法であって、遊離性の表
面汚染量を測定するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記除染方法
では作業員が除染具を手に持って蓋の周縁を拭取ること
から容器内の放射性物質により放出される放射線により
作業員が被曝することになり、作業の安全衛生上好まし
くない。本発明の目的は、放射性物質収納容器を汚染し
ている放射性物質を作業員が被曝することなく速やかに
取除く放射性物質収納容器の除染装置を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
図1に示すように、放射性物質収納容器12を密閉する
略円形の蓋12aの周縁を汚染している放射性物質を取
除く除染装置11であって、放射性物質を拭取るための
除染用チップ21,22,23を供給するチップ供給手
段26と、除染用チップ21,22,23に除染液を供
給する除染液供給手段31と、放射性物質を拭取った除
染用チップ21,22,23を置くチップテーブル27
と、チップ移動・操作手段41とを備えたことにある。
【0007】移動・操作手段41により除染用チップ2
1,22,23をチップ供給手段26から取出し除染液
供給手段31で除染用チップ21,22,23に除染液
を供給し次いで蓋12aの全周縁にわたって除染用チッ
プ21,22,23を所定圧で押付けた後チップテーブ
ル27に除染用チップを置く。蓋12aの全周縁にわた
って除染用チップ21,22,23を押付ける操作は、
蓋12aを停止して除染用チップ21,22,23を蓋
12aの全周縁に巡らせても良く、反対に除染用チップ
21,22,23を蓋12aの周縁で停止させておいて
蓋12aを回転させてもよい。
【0008】請求項2に係る発明は、請求項1に係る発
明において、移動・操作手段が産業用ロボット41であ
る放射性物質収納容器の除染装置である。産業用ロボッ
ト41は作業員に代わって除染用チップ21,22,2
3を放射性物質で汚染された収納容器13まで移動し、
そこで除染操作できるため、作業員は放射線による被曝
の恐れがなく、作業の安全衛生面での向上をはかること
ができる。この産業用ロボット41は三次元空間的な動
きが可能であり、制御回路の変更により被除染物の変更
に対しても速やかに対応することができ、かつ自動的に
放射性物質を除染することができる。
【0009】請求項3に係る発明は、図1及び図5に示
すように、請求項2に係る発明において、産業用ロボッ
ト41が除染用チップ21,22,23を着脱可能なチ
ップハンド42を備え、チップハンド42は、基端がロ
ボット41のアーム先端に接続されるプレート42a
と、プレート42aの先端に鉛直方向に摺動可能に設け
られたロッド43と、ロッド43の下端に設けられた除
染用チップの保持部44と、プレート42aの先端と保
持部44との間に設けられたスプリング46と、プレー
ト42aに設けられロッド43の変位を検出するポテン
ショメータ47とを備えた放射性物質収納容器の除染装
置である。チップハンド42は複数種類の除染用チップ
21,22,23を択一的に保持する。スプリング46
はロボット41が除染用チップ21,22,23を収納
容器12の蓋12aに当接させた場合の圧力を吸収し、
ポテンショメータ47はロッド43の変位を電流に変換
して保持部44の変位量を検出する。これによりロボッ
ト41が除染用チップ21,22,23を蓋12aに当
接させた場合の所望の押付け圧力を検出することができ
る。
【0010】請求項4に係る発明は、図6ないし図11
に示すように、請求項3に係る発明において、除染用チ
ップ21,22,23がチップハンド42の保持部44
に保持される可燃性材料からなる被保持部21a,22
a,23aと被保持部21a,22a,23aに取付け
られた可燃性材料からなる吸液性繊維集合体21b,2
2b,23bとにより構成された放射性物質収納容器の
除染装置である。可燃性材料から除染用チップを作成す
ることにより除染後に焼却処理し、減容することができ
る。なお、被保持部21a,22a,23aは木又は圧
縮紙が好ましい。吸液性繊維集合体21b,22b,2
3bは吸液性があれば織物、編物又は不織布のいずれで
も良く、特にフェルトが好ましい。
【0011】請求項5に係る発明は、図6及び図7に示
すように、請求項4に係る発明において、除染用チップ
21の被保持部21aが有底円筒のディッシュ状に形成
され、被保持部21aの底部に吸液性繊維集合体21b
が接合され、かつ集合体21bの全周縁に面取りが施さ
れた放射性物質収納容器の除染装置である。被保持部2
1aをディッシュ状に形成し、集合体21bの全周縁に
面取りを施すことにより、比較的広範囲の除染が可能に
なる。
【0012】請求項6に係る発明は、図8及び図9に示
すように、請求項4に係る発明において、除染用チップ
22の被保持部22aがスティック状に形成され、被保
持部22aの先端が吸液性繊維集合体22bにより被包
され、集合体22bの先端が半球状に形成された放射性
物質収納容器の除染装置である。被保持部22aをステ
ィック状に形成し、集合体22bの先端を半球状に形成
することにより、局部的な汚染に対し汚染を拡大するこ
となく除染することができる。
【0013】請求項7に係る発明は、図10及び図11
に示すように、請求項4に係る発明において、除染用チ
ップ23の被保持部23aがスティック状に形成され、
被保持部23aの先端が吸液性繊維集合体23bにより
被包され、集合体23bの全周縁に面取りが施された放
射性物質収納容器の除染装置である。保持部23aをス
ティック状に形成し、集合体23bの全周縁に面取りを
施すことにより、ある程度広がりを持った局部的な汚染
を除染することができる。
【0014】請求項8に係る発明は、図2に示すよう
に、請求項1ないし請求項7のいずれかに係る発明にお
いて、チップ供給手段26が複数種類の除染用チップ2
1,22,23を貯蔵し、複数種類の除染用チップ2
1,22,23を選択的に供給するように構成された放
射性物質収納容器の除染装置である。複数種類の除染用
チップ21,22,23を選択的に供給することにより
除染対象部位の形状に応じた除染を行うことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面に
基づいて詳しく説明する。図1〜図17に示すように、
除染装置11は、放射性物質収納容器12を密閉する略
円形の蓋12aの周縁を汚染している放射性物質を取除
く。放射性物質収納容器12はいわゆるダブルカバー方
式の収納容器であって、このダブルカバー方式の収納容
器12は、図16に示すように、放射性物質を収納する
収容室12bの開口部12cのフランジ12dの内側が
外方に向かって広口になるようにテーパ状に形成され、
開口部12cの周縁部には、内側面と上端面にシール面
を形成するゴムのような弾性物質よりなる断面多角形の
環状パッキン12eが取付けられる。容器の蓋12aは
落とし込みの蓋で、閉止時には開口部12cに嵌合さ
れ、その側面はパッキン12eの内側面に接触し開口部
12cを密封するとともに、その上面が開口部12cの
フランジ12dの上端面とほぼ均一な平面となるように
構成される。収容室12bに放射性物質を収納するとき
には、蓋12aで密封された収納容器12の開口部12
cが予め蓋13eで密閉されたグローブボックス13の
開口部13aと連結される。グローブボックス13の開
口部13aのフランジ13fはその内側が内方に向かっ
て広口となるようにテーパ状に形成される。
【0016】グローブボックス13は、図17に示すよ
うに、箱形に構成され、その内部で放射性物質が取り扱
われる。グローブボックス13には作業者が視覚により
その内部状況を把握するための複数の窓13bと、実際
に放射性物質を取り扱うためのゴム製のグローブを有す
る多数の孔13cが設けられる。ゴム製のグローブを用
いることにより、作業者は放射性物質を直接触れること
なく作業することができるようになっている。グローブ
ボックス13の下面には開口部13aが設けられる。図
16に示すように、この開口部13aの口径は収納容器
12の開口部12cよりやや大きく形成される。蓋12
aと対向する蓋13eの上面の周縁には環状パッキン1
3gが取付けられる。この開口部13aは収納容器12
の蓋12aと密着可能な蓋13eにより閉止される。グ
ローブボックス13の開口部13aに収納容器12の開
口部12cが密着した状態では任意の適当な手段で収納
容器12の蓋12aとグローブボックス13の蓋13a
を密着した状態で連結し、図16の破線で示すようにグ
ローブボックス13内に移動させることによりグローブ
ボックス13と収納容器12は連通するように構成され
る。この際、グローブボックス13の開口部13aのフ
ランジ13fの端面は収納容器12の開口部12cのフ
ランジ12d周縁に取付けられたパッキン12eの上端
面と接触しグローブボックス13と収納容器12とは密
閉されるようになっている。
【0017】図17に示すように、グローブボックス1
3の開口部13aの周囲にはフード14が設けられ、フ
ード14の側面には図示しない開閉扉が設けられる。ま
た、放射性物質収納容器12は図15に示すように、台
車16の内部に収容され、台車16は図15の二点鎖線
の矢印で示すように、収納容器12を蓋12aの周方向
に回転させる回転手段である図示しないモータを備え
る。
【0018】図1に戻って、グローブボックス13の開
口部13aに隣接して除染装置11が設けられる。除染
装置11は基台11aの上に設けられ、放射性物質を拭
取るための除染用チップ21,22,23(図6〜図1
1)を供給するチップ供給手段26と、除染用チップ2
1,22,23に除染液を供給する除染液供給手段31
と、チップ移動・操作手段である多関節型の産業用ロボ
ット41とを備える。基台11aの周囲には作業員が不
注意に触れないように安全網11bが設けられ、その一
部は装置の点検のために開閉可能に構成される。
【0019】図2に示すように、チップ供給手段26は
箱形の本体26aと、その上面に設けられたこの例では
3種類の除染用チップ21,22,23をそれぞれ保存
する3本の保存管26bと、保存管26bの下方から内
部に保存されている除染用チップ21,22,23を上
方に押上げるそれぞれの保存管26bに設けられたモー
タ26c(図では1台のみ示す)と、保存管26bの上
部に除染用チップ21,22,23が存在するときにモ
ータ26cの駆動を停止し、除染用チップ21,22,
23が不存在の時に除染用チップ21,22,23を保
存管26bの上部に押上げるようにモータ26cを駆動
させるセンサ26dとを有する。従って、チップ供給手
段26はこの例では3種類の除染用チップ21,22,
23を貯蔵し、3種類の除染用チップ21,22,23
を選択的に供給するように構成される。また、本体26
aの上面には放射性物質を拭取った除染用チップ21,
22,23を置くために所定の大きさに区切られたチッ
プテーブル27が設けられる。
【0020】図3に示すように、除染液供給手段31は
内部に除染液貯留タンク32を備えた箱体33の上面
に、先端に除染液を貯留する受け皿34aが設けられた
支柱34が突設され、受け皿34aに貯留タンク32か
ら除染液を供給するポンプ36とを備える。この例にお
ける除染液はアルコールであって、ポンプ36は箱体3
3の上面に固定され、受け皿34aにはシリンダ34e
により図の矢印で示すように受け皿34aを開閉する蓋
体34bが設けられる。蓋体34bは除染液の無用な蒸
発を防止するものである。
【0021】図4に示すように、チップ移動・操作手段
である産業用ロボット41は、実線矢印で示すように、
三次元空間的に自由な動きが可能である。図1に示すよ
うに、産業用ロボット41は、除染用チップ21,2
2,23をチップ供給手段26から取出し除染液供給手
段31で除染用チップ21,22,23に除染液を供給
し次いで、蓋12aの全周縁にわたって除染用チップ2
1,22,23を所定圧で押付けた後、チップテーブル
27に除染用チップ21,22,23を置くように構成
される。産業用ロボット41はチップハンド42を介し
て除染用チップ21,22,23を保持する。図5に示
すように、ロボット41のアーム先端41aにはチップ
ハンド42のプレート42aの基端に設けられた雌型4
2bに圧縮空気等により離脱可能に固着する雄型41b
が設けられ、雌型42bに雄型41bを圧縮空気等によ
り固着することによりロボット41はチップハンド42
を保持し、また離脱することができるように構成され
る。
【0022】また、チップハンド42は、基端がロボッ
ト41のアーム先端41aに雌型42bを介して保持さ
れるプレート42aと、プレート42aの先端に鉛直方
向に摺動可能に設けられたロッド43と、ロッド43の
下端に設けられた除染用チップの保持部44とを有す
る。保持部44は3本の爪44aを有し、この3本の爪
44aが互いに広がり又は窄まることにより除染用チッ
プ21,22,23を保持可能に構成される。また、チ
ップハンド42はプレート42aの先端と保持部44と
の間に設けられたスプリング46と、プレート42aに
設けられロッド43の変位を検出するポテンショメータ
47とを備える。スプリング46はロボット41が除染
用チップ21,22,23を収納容器12の蓋12aに
当接させた場合の圧力を吸収し、ポテンショメータ47
は保持部44の変位量を電流に変換するものである。
【0023】図6〜図11に示すように、除染用チップ
21,22,23はチップハンド42の保持部44に保
持される可燃性材料からなる被保持部21a,22a,
23aと、被保持部21a,22a,23aに取付けら
れた可燃性材料からなる吸液性繊維集合体21b,22
b,23bとにより構成される。本例における除染用チ
ップは第1、第2及び第3除染用チップの3種類からな
り、被保持部21a,22a,23aは木材を使用して
おり、吸液性繊維集合体21b,22b,23bはフェ
ルトを使用している。
【0024】第1除染用チップ21は、図6及び図7に
示すように、除染用チップ21の被保持部21aが有底
円筒のディッシュ状に形成され、被保持部21aの底部
に吸液性繊維集合体21bが接着剤により接合され、か
つ集合体21bの全周縁に面取りが施される。第2除染
用チップ22は、図8及び図9に示すように、被保持部
22aがスティック状に形成され、被保持部22aの先
端が吸液性繊維集合体22bにより被包され、集合体2
2bの先端が半球状に形成される。第3除染用チップ2
3は、図10及び図11に示すように、被保持部23a
がスティック状に形成され、被保持部23aの先端が吸
液性繊維集合体23bにより被包され、集合体23bの
全周縁に面取りが施される。なお、第2及び第3除染用
チップ22,23の吸液性繊維集合体22b,23bに
は雌ねじが設けられ、被保持部22a,23aに形成さ
れた雄ねじに螺合する事により被保持部22a,23a
の先端が吸液性繊維集合体22b,23bにより被包さ
れる。
【0025】図1に戻って、チップハンド42は待機位
置である基台11a上に設けられた台座11cの上に通
常置かれ、収納容器12の蓋12aの周縁を除染する際
に産業用ロボット41により待機位置から収納容器12
の蓋12aの上面の所定位置との間を移動するように構
成される。図12に示すように、ロボット41の動作は
制御回路53により行われる。制御装置61にはチップ
ハンド42、チップ供給手段26及び除染液供給手段3
1を駆動させる駆動回路62と、除染装置11全体を制
御するコントローラ63とを有する。コントローラ63
にはポテンショメータ47の出力が入力され、ポテンシ
ョメータ47の出力がコントローラ63に入力されると
コントローラ63はその検出結果によりロボット41を
介して除染用チップ21,22,23が蓋12aを押付
ける押付け圧の調整又はその確認を行うように構成され
る。
【0026】このように構成された放射性物質収納容器
の除染装置の動作を説明する。プルトニウムのような放
射性物質は通常外部への放射能汚染を防止するためにグ
ローブボックス13内において取り扱われる。このグロ
ーブボックス13内の放射性物質は運搬又は貯蔵のため
にグローブボックス13から放射性物質収納容器12に
移される。この収納容器12への放射性物質の移動は、
図13(a)に示すように、まず台車16をグローブボ
ックス13に設けられた開口部13aの下方に位置さ
せ、収納容器12を図示しない昇降手段により上昇さ
せ、グローブボックス13の開口部13aに当接させて
収納容器12の開口部12cとグローブボックス13の
開口部13aと連結させる。次に収納容器12の蓋12
aとグローブボックス13の蓋13eとを連結し密着状
態でグローブボックス13内に矢印で示すように移動さ
せた後、収納容器12内に放射性物質を入れた缶15を
矢印で示すように収納する。放射性物質収納後はグロー
ブボックス13内に置かれた蓋12a及び13eを逆の
手順で収納容器12の開口部12c及びグローブボック
ス13の開口部13aに嵌合して開口部12c,13a
をそれぞれ密閉する。図13(b)に示すように放射性
物質を貯蔵した収納容器12は図示しない昇降手段によ
り下降させ、収納容器12を台車16内に戻す。図13
(c)に示すように、台車16内に戻された収納容器1
2の蓋12aの周囲は除染装置11により除染される。
【0027】除染動作は図1及び図5に示すように、台
座11cにおかれているチップハンド42をロボット4
1が雄型42bに雌型41bを固定することによりチッ
プハンド42を保持して待機位置である台座11cの上
面からチップハンド42を移動させる。ロボット41は
制御回路53の出力に基づきチップ供給手段から除染対
象部位の形状に応じた最も適切な、この例では第1除染
用チップ21をチップハンド42の保持部44に把持さ
せチップ供給手段26から取出す。次にロボット41は
除染液供給手段31の受け皿34aに貯留されている除
染液であるアルコールに除染用チップ21の吸液性繊維
集合体21bを浸漬することによりアルコールを浸透さ
せ、その状態でフード14の図示しない開閉扉を通っ
て、図14に示すように、収納容器12の蓋12aの所
定の除染位置に移動させる。
【0028】図14に示すように、除染用チップ21を
蓋12a上方の所定の位置に移動したならば除染動作を
行う。ロボット41は除染用チップ21をチップハンド
42を介して図の実線矢印で示すように下降させ、除染
用チップ21の吸液性繊維集合体21bを除染する蓋1
2aの所定位置に当接させる。ポテンショメータ47は
そのときの保持部44の移動量を電気信号に変換してコ
ントローラ63に出力する。図12に示すように、コン
トローラ63はポテンショメータ47の出力を入力し、
除染用チップ21が蓋12aに当接していることを確認
するとともに、その当接圧力を確認する。除染用チップ
21が蓋12aに適正な圧力で当接していることを確認
した場合にコントローラ63は制御回路53に命令を発
し、ロボット41を介して除染用チップ21を図14の
破線矢印で示すように蓋12aの周縁に従って回転させ
て除染を行う。図1に戻って、除染後コントローラ63
はロボット41を介してチップテーブル27に除染後の
除染用チップ21を置き、チップハンド42を待機位置
である基台11aの上に移動させる。その後ロボット4
1はチップハンド42をその先端41aから離脱し、元
の待機位置に戻ることにより汚染作業を終了する。除染
作業後は放射性物質が検出されないことを確認した上
で、台車16は収納容器12を入れた状態で次の工程に
向って移動する。
【0029】
【実施例】次に本発明の除染装置の実施例を説明する。 <実施例1>乾式粉砕して得られたUO2粉末を試験対
象面に付着させ汚染を模擬した。この汚染量は、1から
3Bqの範囲に調整した。このように蓋12aの周囲に
模擬的に汚染させた粉末を本発明の除染装置により除染
した。使用した除染用チップ21は被保持部21aが直
径30mmの有底円筒のディッシュ状に形成され、吸液
性繊維集合体として全周縁に面取りを施したフェルトを
使用し、除染液にはアルコールを使用した。ロボット4
1による除染用チップの蓋12aへの押付け圧力は2.
7kgfに設定し、拭取り速度は50mm/secと
し、拭取り回数は1回とした。
【0030】<比較例1>除染用チップ21に除染液で
あるアルコールを浸透させなかったことを除いて実施例
1と同様に除染動作を行った。 <比較例2>ロボット41による除染用チップの蓋12
aへの押付け圧力を1.6kgfに設定したことを除い
て実施例1と同様に除染動作を行った。 <比較例3>ロボット41による除染用チップの拭取り
速度を100mm/secとしたことを除いて実施例1
と同様に除染動作を行った。 <比較例4>ロボット41による除染用チップの拭取り
回数を2回行ったことを除いて実施例1と同様に除染動
作を行った。
【0031】<結果>実施例1においては目視により放
射性物質の飛散は認めらず、また拭き残りも発見されな
かった。このためスミヤ法による放射線の測定行った結
果ほとんどの場合に放射性物質が除染されていることが
判明した。比較例1においては僅かではあるが放射性物
質の拭き残りが認められた。比較例2及び比較例3にお
いても同様に僅かな放射性物質の拭き残りが認められ
た。比較例4においては実施例1と同様に放射性物質の
拭き残りは発見されなかった。スミヤ法による放射線の
測定結果でも完全に放射性物質が除染されていることが
判明した。
【0032】<評価>実施例1及び比較例1の結果より
除染液の使用により明らかに除染効果が向上している。
これは除染液が放射性物質の除染用チップへの付着性を
改善しているものと考えられる。実施例1及び比較例2
の結果より除染用チップの蓋12aへの押付け圧力が不
足すると除染が十分されないことが判明し、除染の際に
はある程度の圧力で押付ける必要があることが判明し
た。実施例1及び比較例3の結果より除染用チップの拭
取り速度が速すぎると除染が十分されないことが判明
し、除染の際の拭取り速度を所定量以下とする必要があ
ることが判明した。実施例1及び比較例4の結果より最
初に十分除染できなかった場合には、複数回拭き取るこ
とにより十分に除染できることが判った。従って、所定
の条件設定は必要であるが、本発明の除染装置で十分な
除染が可能であることが判明した。
【0033】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、チ
ップ供給手段と、除染用チップに除染液を供給する除染
液供給手段と、放射性物質を拭取った除染用チップを置
くチップテーブルと、チップ移動・操作手段とを備え、
移動・操作手段により除染用チップをチップ供給手段か
ら取出し除染液供給手段で除染用チップに除染液を供給
し次いで、蓋の全周縁にわたって除染用チップを所定圧
で押付けた後チップテーブルに除染用チップを置くよう
に構成したので、作業員は放射性物質の近傍に位置する
必要はなく、放射性物質収納容器を汚染している放射性
物質を作業員が被曝することなく速やかに取除くことが
できる。
【0034】また、移動手段に三次元空間的な動きが可
能な産業用ロボット41を使用すれば除染対象物の変更
に対しても速やかに対応することができ、かつ自動的に
除染することが可能になる。更に、除染用チップを可燃
性材料からなる被保持部と吸液性繊維集合体とにより構
成すれば、焼却減容することが可能となり、処分するこ
とが容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の除染装置の全体構成を示す斜視
図。
【図2】そのチップ供給手段を示す斜視図。
【図3】その除染液供給手段を示す斜視図。
【図4】その移動・操作手段である産業用ロボットの斜
視図。
【図5】そのチップハンドが台座上におかれた状態を示
す側面図。
【図6】その第1除染用チップの斜視図。
【図7】その第1除染用チップの側面図。
【図8】その第2除染用チップの斜視図。
【図9】その第2除染用チップの側面図。
【図10】その第3除染用チップの斜視図。
【図11】その第3除染用チップの側面図。
【図12】その制御装置の回路構成図。
【図13】核燃料をグローブボックスから収納容器に収
納する状態を示す図。
【図14】チップハンドにより保持された除染用チップ
が除染する状態を示す図。
【図15】その収納容器が台車に格納されている状態を
示す図。
【図16】その収納容器がグローブボックスの開口部に
密着した状態を示す図。
【図17】そのグローブボックスを斜め下方からみた斜
視図。
【符号の説明】
11 除染装置 12 放射性物質収納容器 12a 蓋 21,22,23 除染用チップ 21a,22a,23a 被保持部 21b,22b,23b 吸液性繊維集合体 26 チップ供給手段 27 チップテーブル 31 除染液供給手段 41 産業用ロボット(チップ移動・操作手段) 42 チップハンド 42a プレート 43 ロッド 44 保持部 46 スプリング 47 ポテンショメータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 000213297 中部電力株式会社 愛知県名古屋市東区東新町1番地 (71)出願人 000242644 北陸電力株式会社 富山県富山市牛島町15番1号 (71)出願人 000156938 関西電力株式会社 大阪府大阪市北区中之島3丁目3番22号 (71)出願人 000211307 中国電力株式会社 広島県広島市中区小町4番33号 (71)出願人 000180368 四国電力株式会社 香川県高松市丸の内2番5号 (71)出願人 000164438 九州電力株式会社 福岡県福岡市中央区渡辺通2丁目1番82号 (71)出願人 000230940 日本原子力発電株式会社 東京都千代田区大手町1丁目6番1号 (71)出願人 597006470 日本原燃株式会社 青森県青森市本町1丁目2番15号 (72)発明者 木村 正貴 東京都千代田区内幸町2丁目2番2号 日 本原燃株式会社再処理建設部再処理技術課 内 (72)発明者 佐々木 一人 青森県上北郡六ケ所村大字尾鮫字沖附4− 91 日本原燃株式会社再処理建設所第三主 設課内 (72)発明者 田中 志郎 東京都文京区小石川1丁目3番25号 三菱 マテリアル株式会社再処理施設建設センタ ー内 (72)発明者 江頭 哲郎 東京都文京区小石川1丁目3番25号 三菱 マテリアル株式会社原子力事業センター内 (72)発明者 木村 邦彦 茨城県那珂郡那珂町大字向山字六人頭1002 番地の14 三菱マテリアル株式会社那珂エ ネルギー研究所内 (72)発明者 尾上 毅 茨城県那珂郡那珂町大字向山字六人頭1002 番地の14 三菱マテリアル株式会社那珂エ ネルギー研究所内 (72)発明者 菅原 貞信 茨城県那珂郡那珂町大字向山字六人頭1002 番地の14 三菱マテリアル株式会社那珂エ ネルギー研究所内 (72)発明者 蒲原 祐輔 茨城県那珂郡那珂町大字向山字六人頭1002 番地の14 三菱マテリアル株式会社那珂エ ネルギー研究所内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放射性物質収納容器(12)を密閉する略円
    形の蓋(12a)の周縁を汚染している放射性物質を取除く
    除染装置(11)であって、 前記放射性物質を拭取るための除染用チップ(21,22,23)
    を供給するチップ供給手段(26)と、 前記除染用チップ(21,22,23)に除染液を供給する除染液
    供給手段(31)と、 前記放射性物質を拭取った除染用チップ(21,22,23)を置
    くチップテーブル(27)と、 前記除染用チップ(21,22,23)を前記チップ供給手段(26)
    から取出し前記除染液供給手段(31)で前記除染用チップ
    (21,22,23)に除染液を供給し次いで前記蓋(12a)の全周
    縁にわたって前記除染用チップ(21,22,23)を所定圧で押
    付けた後前記チップテーブル(27)に前記除染用チップを
    置くチップ移動・操作手段(41)とを備えたことを特徴と
    する放射性物質収納容器の除染装置。
  2. 【請求項2】 チップ移動・操作手段が産業用ロボット
    (41)である請求項1記載の放射性物質収納容器の除染装
    置。
  3. 【請求項3】 産業用ロボット(41)が除染用チップ(21,
    22,23)を着脱可能なチップハンド(42)を備え、 前記チップハンド(42)は、 基端が前記ロボット(41)のアーム先端に接続されるプレ
    ート(42a)と、 前記プレート(42a)の先端に鉛直方向に摺動可能に設け
    られたロッド(43)と、 前記ロッド(43)の下端に設けられた除染用チップの保持
    部(44)と、 前記プレート(42a)の先端と前記保持部(44)との間に設
    けられたスプリング(46)と、 前記プレート(42a)に設けられ前記ロッド(43)の変位を
    検出するポテンショメータ(47)とを備えた請求項2記載
    の放射性物質収納容器の除染装置。
  4. 【請求項4】 除染用チップ(21,22,23)がチップハンド
    (42)の保持部(44)に保持される可燃性材料からなる被保
    持部(21a,22a,23a)と前記被保持部(21a,22a,23a)に取付
    けられた可燃性材料からなる吸液性繊維集合体(21b,22
    b,23b)とにより構成された請求項3記載の放射性物質収
    納容器の除染装置。
  5. 【請求項5】 除染用チップ(21)の被保持部(21a)が有
    底円筒のディッシュ状に形成され、前記被保持部(21a)
    の底部に吸液性繊維集合体(21b)が接合され、かつ前記
    集合体(21b)の全周縁に面取りが施された請求項4記載
    の放射性物質収納容器の除染装置。
  6. 【請求項6】 除染用チップ(22)の被保持部(22a)がス
    ティック状に形成され、前記被保持部(22a)の先端が吸
    液性繊維集合体(22b)により被包され、前記集合体(22b)
    の先端が半球状に形成された請求項4記載の放射性物質
    収納容器の除染装置。
  7. 【請求項7】 除染用チップ(23)の被保持部(23a)がス
    ティック状に形成され、前記被保持部(23a)の先端が吸
    液性繊維集合体(23b)により被包され、前記集合体(23b)
    の全周縁に面取りが施された請求項4記載の放射性物質
    収納容器の除染装置。
  8. 【請求項8】 チップ供給手段(26)が複数種類の除染用
    チップ(21,22,23)を貯蔵し、前記複数種類の除染用チッ
    プ(21,22,23)を選択的に供給するように構成された請求
    項1ないし7いずれか記載の放射性物質収納容器の除染
    装置。
JP560197A 1997-01-16 1997-01-16 放射性物質収納容器の除染装置 Pending JPH10197693A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP560197A JPH10197693A (ja) 1997-01-16 1997-01-16 放射性物質収納容器の除染装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP560197A JPH10197693A (ja) 1997-01-16 1997-01-16 放射性物質収納容器の除染装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10197693A true JPH10197693A (ja) 1998-07-31

Family

ID=11615750

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP560197A Pending JPH10197693A (ja) 1997-01-16 1997-01-16 放射性物質収納容器の除染装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10197693A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007013169A1 (ja) * 2005-07-29 2007-02-01 Du Pont-Mitsui Fluorochemicals Co., Ltd. 放射性物質の除染用溶剤組成物及び除染材、並びに放射性物質の除染方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007013169A1 (ja) * 2005-07-29 2007-02-01 Du Pont-Mitsui Fluorochemicals Co., Ltd. 放射性物質の除染用溶剤組成物及び除染材、並びに放射性物質の除染方法
JPWO2007013169A1 (ja) * 2005-07-29 2009-02-05 三井・デュポンフロロケミカル株式会社 放射性物質の除染用溶剤組成物及び除染材、並びに放射性物質の除染方法
US8748363B2 (en) 2005-07-29 2014-06-10 Du Pont-Mitsui Fluorochemicals Co., Ltd. Solvent composition for removing radioactive substance and removing material, and method for removing radioactive substance

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5728373B2 (ja) 原子炉格納容器内部の遠隔作業方法
JP2005525940A (ja) 無菌環境を含んだ密封チャンバ上で操作装置を組み立てる方法
JP2013516253A (ja) 一般固形廃棄物類と同様の廃棄物として処分することができるように医療系廃棄物又はその他の特別廃棄物の含有細菌を中和する機械
US8376172B2 (en) Container lid gasket protective strip for double door transfer system
JPH10197693A (ja) 放射性物質収納容器の除染装置
CN104517662A (zh) 一种放射源封装密封装置及封装密封方法
JP2016080579A (ja) 原子炉構造物の遠隔除染装置及び遠隔除染方法
US20060016856A1 (en) Apparatus and method for sealing a container
JP2978729B2 (ja) グローブボックス内装機器の撤去・更新方法
CN220222153U (zh) 一种手术室废液打包防漏设备
JP4679456B2 (ja) 表面汚染検査装置
JPS6033440Y2 (ja) 放射性物質のダブルカバ−装填手段に於ける放射線漏洩防止装置
KR101996983B1 (ko) 원자력시설의 핫셀 내 방사성 물질 제거장치 및 방사성 물질 제거방법
JPH0530159Y2 (ja)
JP5219887B2 (ja) 液体試料の移送具
Crawford Retained Gas Sampler Calibration and Simulant Tests
JPH06138296A (ja) 処理室からの放射性廃棄物の搬出設備
JP2019200190A (ja) 原子炉建屋内のプールに収容された物品の搬出装置及びその搬出方法
JP3122803U (ja) アンモニア漏れ試験用キット
JP2022157806A (ja) プラント環境の改善方法
TWI608497B (zh) 高活度污染孔內除污方法
JPS643113Y2 (ja)
JPH084450Y2 (ja) シーリング剤用収容缶
Wahlquist Design and fabrication of a glovebox for the Plasma Hearth Process radioactive bench-scale system
JP2016176720A (ja) 液体サンプリング装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20040115

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Effective date: 20070131

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20070213

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070619