JPH084450Y2 - シーリング剤用収容缶 - Google Patents
シーリング剤用収容缶Info
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- JPH084450Y2 JPH084450Y2 JP1991093914U JP9391491U JPH084450Y2 JP H084450 Y2 JPH084450 Y2 JP H084450Y2 JP 1991093914 U JP1991093914 U JP 1991093914U JP 9391491 U JP9391491 U JP 9391491U JP H084450 Y2 JPH084450 Y2 JP H084450Y2
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- bag
- opening
- bag body
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、建築物の目地塗り作業
やモルタル,コンクリートの亀裂補修作業又は自動車の
作業ラインなどで使用されるシーリング剤を収容するた
めのシーリング剤用収容缶に関する。
やモルタル,コンクリートの亀裂補修作業又は自動車の
作業ラインなどで使用されるシーリング剤を収容するた
めのシーリング剤用収容缶に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種シーリング剤用収容缶とし
て、収容体積が大きい大型のドラム缶や収容体積が小さ
い小型のペール缶などが使用され、これらの各缶は、そ
れぞれ内部にシーリング剤を直接収容し、必要に応じて
外部に取出すようにしている。即ち、例えば多量のシー
リング剤を使用する自動車の作業ラインなどでは、大型
のドラム缶を使用して、該ドラム缶に直接収容されたシ
ーリング剤をプレス機などを用いて各種ラインに圧送
し、この圧送されたシーリング剤を充填機などで各種機
械部品間に注入するのである。また、建築物の目地塗り
作業やモルタル,コンクリートの亀裂補修作業などを行
う場合には、シーリング剤の収容部を備えたシーリング
剤充填ガンを用い、前記収容部内にシーリング剤を充填
させて使用するのであり、このときには小型のペール缶
を用い、該ペール缶に直接収容された前記シーリング剤
を前記充填ガンの収容部内に吸入して充填させるように
している。
て、収容体積が大きい大型のドラム缶や収容体積が小さ
い小型のペール缶などが使用され、これらの各缶は、そ
れぞれ内部にシーリング剤を直接収容し、必要に応じて
外部に取出すようにしている。即ち、例えば多量のシー
リング剤を使用する自動車の作業ラインなどでは、大型
のドラム缶を使用して、該ドラム缶に直接収容されたシ
ーリング剤をプレス機などを用いて各種ラインに圧送
し、この圧送されたシーリング剤を充填機などで各種機
械部品間に注入するのである。また、建築物の目地塗り
作業やモルタル,コンクリートの亀裂補修作業などを行
う場合には、シーリング剤の収容部を備えたシーリング
剤充填ガンを用い、前記収容部内にシーリング剤を充填
させて使用するのであり、このときには小型のペール缶
を用い、該ペール缶に直接収容された前記シーリング剤
を前記充填ガンの収容部内に吸入して充填させるように
している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、以上のよう
に、前記収容缶内にシーリング剤を直接収容させる場合
には、前記収容缶の内部に前記シーリング剤が付着した
りして汚れることから、前記収容缶の使用後に、該収容
缶を回収して再利用するとき、その内部を洗浄したりす
る必要があって再利用コストが高くなる問題があった。
に、前記収容缶内にシーリング剤を直接収容させる場合
には、前記収容缶の内部に前記シーリング剤が付着した
りして汚れることから、前記収容缶の使用後に、該収容
缶を回収して再利用するとき、その内部を洗浄したりす
る必要があって再利用コストが高くなる問題があった。
【0004】本考案は以上のような問題に鑑みてなした
もので、その目的は、缶本体内を汚したりすることなく
シーリング剤を収容することができ、また、使用中に前
記缶本体を汚したりすることも防止できて、再利用時に
洗浄作業を必要とすることなく、そのまま再利用可能と
して再利用コストを低廉にできるシーリング剤用収容缶
を提供することにある。
もので、その目的は、缶本体内を汚したりすることなく
シーリング剤を収容することができ、また、使用中に前
記缶本体を汚したりすることも防止できて、再利用時に
洗浄作業を必要とすることなく、そのまま再利用可能と
して再利用コストを低廉にできるシーリング剤用収容缶
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案の収容缶は、缶本体1と、該缶本体1内に収
容可能な大きさのシーリング剤充填用袋体4とから成
り、この袋体4は、該袋体4の開放部を閉鎖する閉鎖手
段5を備えると共に、前記缶本体1に、前記袋体4の開
放部が貫通可能な開口部61をもち、前記缶本体1の内
壁に対応する外径をもった開放部保持体6を前記缶本体
1の開口側から底部に向かって移動可能に内装している
ことを特徴とするものである。
め、本考案の収容缶は、缶本体1と、該缶本体1内に収
容可能な大きさのシーリング剤充填用袋体4とから成
り、この袋体4は、該袋体4の開放部を閉鎖する閉鎖手
段5を備えると共に、前記缶本体1に、前記袋体4の開
放部が貫通可能な開口部61をもち、前記缶本体1の内
壁に対応する外径をもった開放部保持体6を前記缶本体
1の開口側から底部に向かって移動可能に内装している
ことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】前記缶本体1に収容された前記袋体4内のシー
リング剤を外部に取出すときには、前記保持体6の開口
部61から突出される前記袋体4の開放部を、前記閉鎖
手段5を解除操作することにより開放させ、この開放部
から前記袋体4内のシーリング剤を取出すのである。こ
のとき、例えばプレス機などを用いて取出す場合には、
このプレス機などによる加圧力を前記保持体6に付与す
ることにより、該保持体6が前記缶本体1の内壁に沿っ
て内方側へと押圧され、この押圧力が前記袋体4に付与
されながら、該袋体4の開放部から内部のシーリング剤
が外部に強制的に取出されることから、このシーリング
剤が前記袋体4内に残存したりすることなく最後まで確
実に取出すことができる。
リング剤を外部に取出すときには、前記保持体6の開口
部61から突出される前記袋体4の開放部を、前記閉鎖
手段5を解除操作することにより開放させ、この開放部
から前記袋体4内のシーリング剤を取出すのである。こ
のとき、例えばプレス機などを用いて取出す場合には、
このプレス機などによる加圧力を前記保持体6に付与す
ることにより、該保持体6が前記缶本体1の内壁に沿っ
て内方側へと押圧され、この押圧力が前記袋体4に付与
されながら、該袋体4の開放部から内部のシーリング剤
が外部に強制的に取出されることから、このシーリング
剤が前記袋体4内に残存したりすることなく最後まで確
実に取出すことができる。
【0007】また、前記袋体4内のシーリング剤をシー
リング剤充填ガンの収容部に吸入充填させるときには、
この充填ガンの先端側に設けたノズル部を前記袋体4の
開放部から内方に挿入させて、前記充填機のピストン操
作部を操作することにより、前記収容部内に前記シーリ
ング剤を吸入して充填させるのであり、斯かる収容部へ
の吸入充填作業を行う場合にも、前記保持体6を手など
で押圧しながら、該保持体6を前記缶本体1の内壁に沿
って内方側へと移動させることにより、前記袋体4から
前記収容部内へのシーリング剤の吸入充填作業を簡単に
行うことができるのである。
リング剤充填ガンの収容部に吸入充填させるときには、
この充填ガンの先端側に設けたノズル部を前記袋体4の
開放部から内方に挿入させて、前記充填機のピストン操
作部を操作することにより、前記収容部内に前記シーリ
ング剤を吸入して充填させるのであり、斯かる収容部へ
の吸入充填作業を行う場合にも、前記保持体6を手など
で押圧しながら、該保持体6を前記缶本体1の内壁に沿
って内方側へと移動させることにより、前記袋体4から
前記収容部内へのシーリング剤の吸入充填作業を簡単に
行うことができるのである。
【0008】更に、以上のように、前記袋体4内にシー
リング剤を充填させて、この袋体4を前記缶本体1内に
収容させることにより、該缶本体1の内部が前記シーリ
ング剤で汚れたりするのが防止され、また、前述したよ
うなプレス機や充填ガンなどを使用して、前記シーリン
グ剤を前記袋体4から外部に取出す場合には、該袋体4
の開放部を前記保持体6の開口部61から外方に突出さ
せて、前記保持体6を缶本体1の底部に向かって押圧し
て移動することにより、シーリング剤が前記袋本体4内
に残存したりすることなく、最後まで確実に取り出すこ
とができるのである。しかも、シーリング剤の取出し作
業時、保持体6の移動により、この保持体6の開口部6
1で前記袋体4の開放部が常に該保持体6に対し所定位
置に位置規制された状態で該開放部から前記シーリング
剤の取出しが行われ、さらに、前記袋体4のシーリング
剤取出時に汚れ易い開放部の外周囲に前記保持体6が配
設されることになるため、前記袋体4の開放部から前記
シーリング剤を取出すときにも、該シーリング剤が缶本
体1の内部に撥着したり、取りこぼされることなく、前
記缶本体1内の汚れを防止できるのである。従って、前
記缶本体1を回収して再利用するとき、該缶本体1の洗
浄作業を必要としたりすることなく、そのまま再利用で
きて再利用コストを低廉にできるのである。
リング剤を充填させて、この袋体4を前記缶本体1内に
収容させることにより、該缶本体1の内部が前記シーリ
ング剤で汚れたりするのが防止され、また、前述したよ
うなプレス機や充填ガンなどを使用して、前記シーリン
グ剤を前記袋体4から外部に取出す場合には、該袋体4
の開放部を前記保持体6の開口部61から外方に突出さ
せて、前記保持体6を缶本体1の底部に向かって押圧し
て移動することにより、シーリング剤が前記袋本体4内
に残存したりすることなく、最後まで確実に取り出すこ
とができるのである。しかも、シーリング剤の取出し作
業時、保持体6の移動により、この保持体6の開口部6
1で前記袋体4の開放部が常に該保持体6に対し所定位
置に位置規制された状態で該開放部から前記シーリング
剤の取出しが行われ、さらに、前記袋体4のシーリング
剤取出時に汚れ易い開放部の外周囲に前記保持体6が配
設されることになるため、前記袋体4の開放部から前記
シーリング剤を取出すときにも、該シーリング剤が缶本
体1の内部に撥着したり、取りこぼされることなく、前
記缶本体1内の汚れを防止できるのである。従って、前
記缶本体1を回収して再利用するとき、該缶本体1の洗
浄作業を必要としたりすることなく、そのまま再利用で
きて再利用コストを低廉にできるのである。
【0009】
【実施例】図1は、シーリング剤用収容缶の一例として
ドラム缶を示しており、このドラム缶は、上部に開口部
11をもつ缶本体1と、該缶本体1の開口部11に開閉
可能に被嵌される蓋体2とを備え、前記缶本体1の内部
に、該缶本体1に収容可能な大きさとされ、内部にシー
リング剤3が充填された上部に開放部41をもつ袋体4
を収容させるのである。
ドラム缶を示しており、このドラム缶は、上部に開口部
11をもつ缶本体1と、該缶本体1の開口部11に開閉
可能に被嵌される蓋体2とを備え、前記缶本体1の内部
に、該缶本体1に収容可能な大きさとされ、内部にシー
リング剤3が充填された上部に開放部41をもつ袋体4
を収容させるのである。
【0010】また、前記袋体4の上部側には、その開放
部41を閉鎖する閉鎖手段5を設けて、該閉鎖手段5で
前記袋体4の内部を閉鎖状態に保持することにより、該
袋体4内に充填された前記シーリング剤3の空気との接
触による硬化や劣化などを防止するのである。前記閉鎖
手段5としては、例えばC形状とされた金属リングやク
リップその他の金具が使用される。また、前記袋体4の
内部には、前記シーリング剤3と共に窒素ガスなどを充
填させると、該シーリング剤3の硬化や劣化などを確実
に防止することができる。
部41を閉鎖する閉鎖手段5を設けて、該閉鎖手段5で
前記袋体4の内部を閉鎖状態に保持することにより、該
袋体4内に充填された前記シーリング剤3の空気との接
触による硬化や劣化などを防止するのである。前記閉鎖
手段5としては、例えばC形状とされた金属リングやク
リップその他の金具が使用される。また、前記袋体4の
内部には、前記シーリング剤3と共に窒素ガスなどを充
填させると、該シーリング剤3の硬化や劣化などを確実
に防止することができる。
【0011】更に、前記缶本体1の内部には、この缶本
体1の内径よりやや小径とされた外径をもち、該缶本体
1内の開口側から底部に向かって移動可能とされた円板
状の保持体6を設けると共に、この保持体6の中央部に
前記袋体4の開放部41が貫通される開口部61を形成
して、該開口部61から前記袋体4の開放部41を上方
側へと突出させて、前記保持体6を缶本体1の底部に向
かって押圧して移動することにより、或いは取出しによ
るシーリング剤の降下に伴い底部に移動することによ
り、この開放部41から前記シーリング剤3を取出すと
き、前記開放部41を常に所定位置に位置規制して、該
シーリング剤が缶本体1の内部に撥着したり、取りこぼ
されることなく、該開放部41の位置変動で前記缶本体
1の内部を汚したりするのを防止するようになすのであ
る。
体1の内径よりやや小径とされた外径をもち、該缶本体
1内の開口側から底部に向かって移動可能とされた円板
状の保持体6を設けると共に、この保持体6の中央部に
前記袋体4の開放部41が貫通される開口部61を形成
して、該開口部61から前記袋体4の開放部41を上方
側へと突出させて、前記保持体6を缶本体1の底部に向
かって押圧して移動することにより、或いは取出しによ
るシーリング剤の降下に伴い底部に移動することによ
り、この開放部41から前記シーリング剤3を取出すと
き、前記開放部41を常に所定位置に位置規制して、該
シーリング剤が缶本体1の内部に撥着したり、取りこぼ
されることなく、該開放部41の位置変動で前記缶本体
1の内部を汚したりするのを防止するようになすのであ
る。
【0012】また、前記シーリング剤3が充填される前
記袋体4は、図2で明らかにしたように、例えばアルミ
ニゥムとポリエチレンなどの樹脂フィルムから成る焼却
可能なラミネートシートを用い、このラミネートシート
の周縁部をウエルダー加工して、上部側に開放部41を
設け、かつ、下方底部42側を側面視概略台形状を呈す
るように閉鎖して形成される。斯かる形状に前記袋体4
を形成することにより、前記シーリング剤3が充填され
た袋体4を前記缶本体1内に収容するとき、該缶本体1
の内底部側に前記袋体4の底部42を密接させた良好な
状態で収容することができ、この袋体4の開放部41か
ら前記シーリング剤3を取出すときに、その取出作業を
容易に行うことができ、また、前記袋体4を焼却可能な
ラミネートシートを用いて形成することにより、該袋体
4の使用後に簡単に焼却処分することができる。更に、
前記保持体6も焼却可能な例えばポリエチレン樹脂や合
成紙などで形成すると、使用後に簡単に焼却処分するこ
とができる。尚、本考案において、前記シーリング剤3
とは、填隙性能をもつ材料全般を総称するものであっ
て、パテや粘着剤及び接着剤などを含むものである。
記袋体4は、図2で明らかにしたように、例えばアルミ
ニゥムとポリエチレンなどの樹脂フィルムから成る焼却
可能なラミネートシートを用い、このラミネートシート
の周縁部をウエルダー加工して、上部側に開放部41を
設け、かつ、下方底部42側を側面視概略台形状を呈す
るように閉鎖して形成される。斯かる形状に前記袋体4
を形成することにより、前記シーリング剤3が充填され
た袋体4を前記缶本体1内に収容するとき、該缶本体1
の内底部側に前記袋体4の底部42を密接させた良好な
状態で収容することができ、この袋体4の開放部41か
ら前記シーリング剤3を取出すときに、その取出作業を
容易に行うことができ、また、前記袋体4を焼却可能な
ラミネートシートを用いて形成することにより、該袋体
4の使用後に簡単に焼却処分することができる。更に、
前記保持体6も焼却可能な例えばポリエチレン樹脂や合
成紙などで形成すると、使用後に簡単に焼却処分するこ
とができる。尚、本考案において、前記シーリング剤3
とは、填隙性能をもつ材料全般を総称するものであっ
て、パテや粘着剤及び接着剤などを含むものである。
【0013】次に、以上の構成とした収容缶の作用につ
いて説明する。前記缶本体1に収容された前記袋体4内
のシーリング剤3を外部に取出すときには、先ず、前記
缶本体1から蓋体2を取外し、この後前記袋体4の上部
側に取付けられた前記閉鎖手段5を構成する金属リング
やクリップなどを取外して、前記袋体4の開放部41を
前記保持体6の開口部61から上方に突出させた状態で
開放させ、この開放部41から前記袋体4内のシーリン
グ剤3を取出すのである。
いて説明する。前記缶本体1に収容された前記袋体4内
のシーリング剤3を外部に取出すときには、先ず、前記
缶本体1から蓋体2を取外し、この後前記袋体4の上部
側に取付けられた前記閉鎖手段5を構成する金属リング
やクリップなどを取外して、前記袋体4の開放部41を
前記保持体6の開口部61から上方に突出させた状態で
開放させ、この開放部41から前記袋体4内のシーリン
グ剤3を取出すのである。
【0014】そして、前記袋体4から前記シーリング剤
3を取出す場合で、例えばプレス機などを用いて取出す
ときには、このプレス機などに備えた取出管を前記保持
体6の開口部61上に突出される前記袋体4の開放部4
1から内方へと突入させ、かつ、前記プレス機などによ
る加圧力を前記保持体6に付与させるのである。する
と、前記保持体6が前記缶本体1の内壁に沿って下方側
へと徐々に押圧され、この押圧力が前記袋体4に付与さ
れながら、該袋体4の開放部41から前記シーリング剤
3が前記取付管を介して外部に強制的に取出されること
となるため、前記シーリング剤3が前記袋体4内に残存
したりすることなく最後まで確実に取出すことができ
る。
3を取出す場合で、例えばプレス機などを用いて取出す
ときには、このプレス機などに備えた取出管を前記保持
体6の開口部61上に突出される前記袋体4の開放部4
1から内方へと突入させ、かつ、前記プレス機などによ
る加圧力を前記保持体6に付与させるのである。する
と、前記保持体6が前記缶本体1の内壁に沿って下方側
へと徐々に押圧され、この押圧力が前記袋体4に付与さ
れながら、該袋体4の開放部41から前記シーリング剤
3が前記取付管を介して外部に強制的に取出されること
となるため、前記シーリング剤3が前記袋体4内に残存
したりすることなく最後まで確実に取出すことができ
る。
【0015】一方、前記袋体4内のシーリング剤3をシ
ーリング剤充填ガンの収容部に吸入充填させるようなと
きには、この充填ガンの先端側に設けたノズル部を前記
保持体6の開口部61上に突出される前記袋体4の開放
部41から内方に挿入させて、前記充填機のピストン操
作部を操作することにより、前記シーリング剤3を前記
収容部内に吸入して充填させるのであり、斯かる収容部
への吸入充填作業を行う場合にも、前記保持体6を手な
どで押圧し、この保持体6を前記缶本体1の内壁に沿っ
て下方側へと移動させることにより、前記袋体4から前
記収容部内へのシーリング剤3の吸入充填作業を簡単に
行うことができる。
ーリング剤充填ガンの収容部に吸入充填させるようなと
きには、この充填ガンの先端側に設けたノズル部を前記
保持体6の開口部61上に突出される前記袋体4の開放
部41から内方に挿入させて、前記充填機のピストン操
作部を操作することにより、前記シーリング剤3を前記
収容部内に吸入して充填させるのであり、斯かる収容部
への吸入充填作業を行う場合にも、前記保持体6を手な
どで押圧し、この保持体6を前記缶本体1の内壁に沿っ
て下方側へと移動させることにより、前記袋体4から前
記収容部内へのシーリング剤3の吸入充填作業を簡単に
行うことができる。
【0016】更に、以上のように、前記袋体4内にシー
リング剤3を充填させて、この袋体4を前記缶本体1内
に収容させることにより、該缶本体1の内部が前記シー
リング剤3で汚れたりするのが防止され、また、前述し
たようにプレス機や充填ガンなどを使用して、前記シー
リング剤3を前記袋体4から外部に取出す場合には、こ
の袋体4の開放部41を前記保持体6の開口部61から
上方側に突出させて、前記保持体6を缶本体1の底部に
向かって押圧して移動することにより、或いは取出しに
よるシーリング剤の降下に伴い底部に移動することによ
り、前記開放部41の位置が前記シーリング剤3の取出
時に変動したりすることなく、前記保持体6の開口部6
1で前記袋体4の開放部41が常に所定位置に位置規制
された状態で該開放部41から前記シーリング剤3の取
出しが行われ、しかも、前記袋体4のシーリング剤取出
時に汚れ易い前記開放部41の外周囲に前記保持体6が
位置されていることから、前記袋体4の開放部41から
前記シーリング剤3を取出すときにも、該シーリング剤
が撥着したり、取りこぼされることがなく、前記缶本体
1の内部が汚れるのを確実に防止することができる。
リング剤3を充填させて、この袋体4を前記缶本体1内
に収容させることにより、該缶本体1の内部が前記シー
リング剤3で汚れたりするのが防止され、また、前述し
たようにプレス機や充填ガンなどを使用して、前記シー
リング剤3を前記袋体4から外部に取出す場合には、こ
の袋体4の開放部41を前記保持体6の開口部61から
上方側に突出させて、前記保持体6を缶本体1の底部に
向かって押圧して移動することにより、或いは取出しに
よるシーリング剤の降下に伴い底部に移動することによ
り、前記開放部41の位置が前記シーリング剤3の取出
時に変動したりすることなく、前記保持体6の開口部6
1で前記袋体4の開放部41が常に所定位置に位置規制
された状態で該開放部41から前記シーリング剤3の取
出しが行われ、しかも、前記袋体4のシーリング剤取出
時に汚れ易い前記開放部41の外周囲に前記保持体6が
位置されていることから、前記袋体4の開放部41から
前記シーリング剤3を取出すときにも、該シーリング剤
が撥着したり、取りこぼされることがなく、前記缶本体
1の内部が汚れるのを確実に防止することができる。
【0017】従って、前記缶本体1を回収して再利用す
るとき、該缶本体1の洗浄作業を必要としたりすること
なく、そのまま再利用できて再利用コストを低廉にでき
るのである。また、前記したように、前記シーリング剤
3が充填された前記袋体4を前記閉鎖手段5で閉鎖し
て、この閉鎖状態とされた前記袋体4を前記缶本体1に
収容させることにより、前記シーリング剤3の空気との
接触による硬化や劣化を防止することができる。
るとき、該缶本体1の洗浄作業を必要としたりすること
なく、そのまま再利用できて再利用コストを低廉にでき
るのである。また、前記したように、前記シーリング剤
3が充填された前記袋体4を前記閉鎖手段5で閉鎖し
て、この閉鎖状態とされた前記袋体4を前記缶本体1に
収容させることにより、前記シーリング剤3の空気との
接触による硬化や劣化を防止することができる。
【0018】尚、以上の実施例では、シーリング剤用収
容缶としてドラム缶について説明したが、本考案は、缶
本体に大きな開口部を備え、該開口部を蓋体などで開閉
するようにしたペール缶などにも適用することも可能で
あり、この場合にも、前述したドラム缶の場合と同様
に、前記缶本体の汚れを確実に防止して、該缶本体の再
利用コストを低廉となすことができ、また、前記袋体か
ら前記シーリング剤を簡単に取出すことができるのであ
る。
容缶としてドラム缶について説明したが、本考案は、缶
本体に大きな開口部を備え、該開口部を蓋体などで開閉
するようにしたペール缶などにも適用することも可能で
あり、この場合にも、前述したドラム缶の場合と同様
に、前記缶本体の汚れを確実に防止して、該缶本体の再
利用コストを低廉となすことができ、また、前記袋体か
ら前記シーリング剤を簡単に取出すことができるのであ
る。
【0019】
【考案の効果】以上説明したように本考案のシーリング
剤用収容缶では、缶本体1と、該缶本体1内に収容可能
な大きさのシーリング剤充填用袋体4とから成り、この
袋体4は、該袋体4の開放部を閉鎖する閉鎖手段5を備
えると共に、前記缶本体1に、前記袋体4の開放部が貫
通可能な開口部61をもち、前記缶本体1の内壁に対応
する外径をもった開放部保持体6を前記缶本体1の開口
側から底部に向かって移動可能に内装するようにしたか
ら、前記缶本体1の内部を汚すことなく、前記袋体4を
介して前記シーリング剤3を収容することができ、ま
た、前記シーリング剤を前記袋体4から外部に取出す場
合には、該袋体4の開放部を前記保持体6の開口部61
から外方に突出させて、前記保持体6を缶本体1の底部
に向かって押圧して移動することにより、シーリング剤
が前記袋本体4内に残存したりすることなく、最後まで
確実に取り出すことができるのである。しかも、シーリ
ング剤の取出し作業時、保持体6の移動により、この保
持体6の開口部61で前記袋体4の開放部が該保持体6
に対し所定位置に保持された状態で該開放部から前記シ
ーリング剤の取出しが行われ、さらに、前記袋体4のシ
ーリング剤取出時に汚れ易い開放部の外周囲に前記保持
体6が配設されることになるため、前記袋体4の開放部
から前記シーリング剤を取出すときにも、該シーリング
剤が缶本体1の内部に撥着したり、取りこぼされること
なく、前記缶本体1内の汚れを防止できて、この缶本体
1の再利用時に洗浄作業を必要としたりすることなく、
そのまま再利用することが可能となって再利用コストを
低廉にできるのである。
剤用収容缶では、缶本体1と、該缶本体1内に収容可能
な大きさのシーリング剤充填用袋体4とから成り、この
袋体4は、該袋体4の開放部を閉鎖する閉鎖手段5を備
えると共に、前記缶本体1に、前記袋体4の開放部が貫
通可能な開口部61をもち、前記缶本体1の内壁に対応
する外径をもった開放部保持体6を前記缶本体1の開口
側から底部に向かって移動可能に内装するようにしたか
ら、前記缶本体1の内部を汚すことなく、前記袋体4を
介して前記シーリング剤3を収容することができ、ま
た、前記シーリング剤を前記袋体4から外部に取出す場
合には、該袋体4の開放部を前記保持体6の開口部61
から外方に突出させて、前記保持体6を缶本体1の底部
に向かって押圧して移動することにより、シーリング剤
が前記袋本体4内に残存したりすることなく、最後まで
確実に取り出すことができるのである。しかも、シーリ
ング剤の取出し作業時、保持体6の移動により、この保
持体6の開口部61で前記袋体4の開放部が該保持体6
に対し所定位置に保持された状態で該開放部から前記シ
ーリング剤の取出しが行われ、さらに、前記袋体4のシ
ーリング剤取出時に汚れ易い開放部の外周囲に前記保持
体6が配設されることになるため、前記袋体4の開放部
から前記シーリング剤を取出すときにも、該シーリング
剤が缶本体1の内部に撥着したり、取りこぼされること
なく、前記缶本体1内の汚れを防止できて、この缶本体
1の再利用時に洗浄作業を必要としたりすることなく、
そのまま再利用することが可能となって再利用コストを
低廉にできるのである。
【図1】本考案にかかるシーリング剤用収容缶を示す断
面図である。
面図である。
【図2】同収容缶に使用される袋体の斜視図である。
1 缶本体 3 シーリング剤 4 袋体 41 開放部 5 閉鎖手段 6 保持体 61 開口部
Claims (1)
- 【請求項1】 缶本体1と、該缶本体1内に収容可能な
大きさのシーリング剤充填用袋体4とから成り、この袋
体4は、該袋体4の開放部を閉鎖する閉鎖手段5を備え
ると共に、前記缶本体1に、前記袋体4の開放部が貫通
可能な開口部61をもち、前記缶本体1の内壁に対応す
る外径をもった開放部保持体6を前記缶本体1の開口側
から底部に向かって移動可能に内装していることを特徴
とするシーリング剤用収容缶。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991093914U JPH084450Y2 (ja) | 1991-11-15 | 1991-11-15 | シーリング剤用収容缶 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991093914U JPH084450Y2 (ja) | 1991-11-15 | 1991-11-15 | シーリング剤用収容缶 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0562465U JPH0562465U (ja) | 1993-08-20 |
JPH084450Y2 true JPH084450Y2 (ja) | 1996-02-07 |
Family
ID=14095741
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991093914U Expired - Lifetime JPH084450Y2 (ja) | 1991-11-15 | 1991-11-15 | シーリング剤用収容缶 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH084450Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002194088A (ja) * | 2000-12-26 | 2002-07-10 | Hodogaya Chem Co Ltd | 樹脂供給方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5640699Y2 (ja) * | 1977-01-14 | 1981-09-22 | ||
JPH0414364Y2 (ja) * | 1986-11-13 | 1992-03-31 |
-
1991
- 1991-11-15 JP JP1991093914U patent/JPH084450Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0562465U (ja) | 1993-08-20 |
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