JPH10197618A - マルチパス分離検出装置 - Google Patents

マルチパス分離検出装置

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JPH10197618A
JPH10197618A JP9002243A JP224397A JPH10197618A JP H10197618 A JPH10197618 A JP H10197618A JP 9002243 A JP9002243 A JP 9002243A JP 224397 A JP224397 A JP 224397A JP H10197618 A JPH10197618 A JP H10197618A
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Nobuyuki Hioka
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電波探知装置において、マルチパスを含んだ
状態でレーダ送信電波を受信した場合においてもレーダ
送信電波のパルス列をより正確に分析する。 【解決手段】 パルスデータ検出時、重複マルチパス判
定器7が自己相関を行って、直接波にオーバラップして
入力した重複マルチパスの有無を判断すると共に、離間
マルチパス判定器5がパルスデータの到来時刻差に基づ
いて直接波と離間して到達した離間マルチパスの有無を
判定する。そして、パルス幅検出器8はその両方の判断
結果を利用して、検出したパルスデータから重複および
離間マルチパスを除去したパルスを検出するようにす
る。このため、直接波とマルチパスが重複して到達して
も、確実にそのマルチパスを除去することができ、より
正確なパルス列分析を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、レーダから発射
された電波を受信し、受信した電波からレーダの属性を
識別する電波探知識別装置等に使用されるマルチパス分
離検出装置に関し、特に、レーダから発射された電波を
受信してパルスデータとして検出し、そのパルスデータ
からマルチパスの除去されたパルス列を検出するマルチ
パス分離検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図11は従来のマルチパス分離検出装置
を示すものである。図において、1はレーダ電波を受信
する受信アンテナ、2は受信アンテナ1が受信した電波
の中から所定周波数の電波のみを検出する周波数フィル
タ、3は周波数フィルタ2で検出した電波をこの後の処
理で使用するために指定時間分だけ蓄積するパルスデー
タ蓄積器、4はパルスデータ蓄積器3が蓄積した電波を
信号処理することにより、パルス幅、パルス到来時刻を
有するパルスデータとして検出するパルスデータ検出
器、5はパルスデータ検出器4が検出したパルスデータ
について、到来時刻(入力時間)差に基づいて基本波と
離間した離間マルチパスを含むか否かの検出を行う離間
マルチパス判定器、6は離間マルチパス判定器5で判定
したマルチパスの有無を考慮して直接波のパルス列を検
出するパルス列検出器である。
【0003】次に動作について説明する。受信アンテナ
1が受信した電波は周波数フィルタ2を通すことによ
り、所定周波数の電波のみに分離される。分離された電
波をパルスデータ蓄積器3で、分析に必要な時間分蓄積
する。蓄積した電波はパルスデータ検出器4において信
号処理され、パルス幅、パルス到来時刻を有するパルス
データとして検出される。また、直接波から不特定時間
遅れて到来した反射波を受信した場合、ここで反射波を
パルスデータとして検出することとなる。
【0004】次に、離間マルチパス判定器5によりマル
チパスであるか否かの判定を行う。一般にマルチパスと
呼ばれる反射波は、レーダからの直接波と同一の周波
数、パルス幅を有しており、直接波が直に受信アンテナ
1に到来するのに対し、反射波は任意の反射物によって
反射された後、受信アンテナ1に到来するため、直接波
から遅れて受信される。尚、この遅れ時間は電波を送信
したレーダ、受信アンテナ1、及び反射物の相対位置関
係によって変化する。このため、離間マルチパス判定器
5では、周波数、パルス幅が同一のパルスについて、そ
の到来時刻差を規定値(時間)と比較し、これより小さ
い場合は遅れて到来したパルスをマルチパスであると判
定し、大きい場合はマルチパスではないと判定する様に
処理する。なお、規定値としては経験値を使用する。こ
こでの判定結果はパルス列検出器6にて送信元のレーダ
毎にパルス列を分類する処理において、反射波のパルス
を直接波のパルス列に含めない様にするために使用す
る。従来技術においてはここまでの動作により、パルス
データとして検出された状態の電波についてはマルチパ
スを検出することが可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のマルチ
パス分離検出装置では、マルチパスを含む電波を受信し
た際、連続したパルスをパルスデータとして検出し、そ
の後そのパルスデータの到来時刻差に基づいてマルチパ
スを含んでいるか否かを判定していたため、直接波とマ
ルチパスとの到来時刻が非常に近接して、重複して到来
した場合には、パルスデータとして検出する段階で分離
することができずに、反射波と直接波とを同一パルスと
認識してしまい、マルチパスを検出できなくなるどころ
か、誤ったパルス幅で検出する可能性がある、といった
問題があった。
【0006】また、従来のマルチパス分離検出装置で
は、検出したパルスデータから、パルスの周波数や、パ
ルス幅および到来時刻差のみからマルチパスの判定をし
ていたため、同一諸元の電波を送信する複数のレーダか
らほぼ同時期に到来したパルスを、誤ってマルチパスと
判定して除去してしまう可能性がある、といった問題が
あった。
【0007】そこで、この発明は上記のような問題を解
消するためのもので、受信電波中に存在するマルチパス
によるパルス列の誤認識を極力削減し、より正確なパル
ス列分析を行うことのできるマルチパス分離検出装置を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、レーダから発射された電波を受信して
パルスデータとして検出し、そのパルスデータからマル
チパスが除去されたパルス列を検出するようにしたマル
チパス分離検出装置において、上記検出されたパルスデ
ータの1パルス毎にその振幅値に基づく自己相関処理を
行ない直接波と重複して到達した重複マルチパスの有無
を判定する重複マルチパス判定器と、パルスデータの到
来時刻差に基づいて直接波と離間して到達した離間マル
チパスの有無を判定する離間マルチパス判定器と、上記
パルス内マルチパスの判定結果および上記マルチパス判
定器の判定結果に基づいて上記検出されたパルスデータ
から上記重複マルチパスおよび上記離間マルチパスを除
去してパルス列を検出するパルス列検出器とを備えたも
のである。なお、相関処理を行なう技術が特開平5−2
64729号公報に記載されているが、この技術は、相
関の対象が自身が送信したパルスであるのに対し、本発
明は、受信したパルスの自己相関を行っているのであ
り、相関の対象が異なるものである。
【0009】また、次の発明では、さらに、重複マルチ
パス判定器によって直接波と重複したマルチパスが有る
と判定された場合、そのパルス内で最初に到達したパル
スのパルス幅を検出するパルス幅検出器を具備し、パル
ス列検出器は、重複マルチパス判定器によって重複マル
チパスが有ると判定された場合には、上記パルス幅検出
器によって検出されたパルス幅を直接波のパルス幅とし
て上記重複マルチパスを除去するものである。
【0010】また、次の発明では、さらに、重複マルチ
パス判定器によって重複マルチパスが有ると判定された
場合、そのパルスについてパルス圧縮することにより重
複マルチパスを分離除去するパルス内マルチパス除去器
を具備し、パルス列検出器は、重複マルチパス判定器に
よって上記重複マルチパスが有ると判定された場合に
は、上記パルス内マルチパス除去器によって上記重複マ
ルチパスの分離除去されたパルスデータを使用するもの
である。
【0011】また、次の発明では、さらに、重複マルチ
パス判定器によって上記重複マルチパスが有ると判定さ
れた場合、パルス内マルチパス除去器によって重複マル
チパスを分離除去されたパルスデータをその圧縮比率だ
け復元してパルス幅を測定するパルス復元器を具備し、
パルス列検出器は、重複マルチパス判定器によって上記
重複マルチパスが有ると判定された場合には、上記パル
ス複元器によって測定されたパルス幅を直接波のパルス
幅として上記重複マルチパスを除去するものである。
【0012】また、次の発明では、離間マルチパス判定
器によって離間マルチパスがあると判定されたパルスデ
ータについて、さらに到来時刻が先のパルスと後のパル
スとの振幅値を比較して上記離間マルチパス判定器の判
定が正しいか否かを判定するマルチパス振幅判定器をさ
らに具備し、パルス列検出器は、離間マルチパス判定器
によって離間マルチパスがあると判定され、且つ、上記
マルチパス振幅判定器によって上記離間マルチパス判定
器の判定が正しいと判断された場合、上記パルスデータ
から上記離間マルチパスを除去して直接波のみからなる
パルス列を検出するものである。
【0013】また、次の発明では、レーダから発射され
た電波を受信してパルスデータとして検出し、そのパル
スデータからマルチパスが除去されたパルス列を検出す
るようにしたマルチパス分離検出装置において、パルス
データの到来時刻差に基づいて直接波と離間して到達し
た離間マルチパスの有無を判定する離間マルチパス判定
器と、上記離間マルチパス判定器によって離間マルチパ
スがあると判定されたパルスデータについて、さらに到
来時刻が先のパルスと後のパルスとの振幅値を比較して
上記離間マルチパス判定器の判定が正しいか否かを判定
するマルチパス振幅判定器と、上記パルス内マルチパス
の判定結果および上記マルチパス振幅判定器の判定結果
に基づいてパルスデータから上記離間マルチパスが除去
されたパルス列を検出するパルス列検出器とを備えたも
のである。
【0014】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下、この発明の実施の形態1を説明す
る。図1は、本発明に係るマルチパス分離検出装置の実
施の形態1におけるマルチパス分離検出装置の構成を示
すものである。図において、1はレーダ電波を受信する
受信アンテナ、2は受信アンテナ1が受信した電波の中
から所定周波数の電波のみを検出する周波数フィルタ、
3は周波数フィルタ2で検出した電波をこの後の分析処
理で使用するために指定時間分だけ蓄積するパルスデー
タ蓄積器、4はパルスデータ蓄積器3が蓄積した電波を
信号処理することにより、パルス幅、パルス到来時刻を
有するパルスデータとして検出するパルスデータ検出
器、7はパルスデータ検出器4が検出したパルスデータ
についていわゆる自己相関を行うことにより直接波と重
複して到達した重複マルチパスの有無を判定する重複マ
ルチパス判定器、5はパルスデータ検出器4が検出した
パルスデータについて、到来時刻(入力時間)差に基づ
いて基本波と離間した離間マルチパスを含むか否かの検
出を行う離間マルチパス判定器、6は離間マルチパス判
定器5および重複マルチパス判定器7の判定結果を考慮
して直接波のみからなるパルス列を検出するパルス列検
出器である。
【0015】次に動作について説明する。この実施の形
態1では、パルスデータが検出されるまでは、従来技術
の場合と同じであり、すなわち、受信アンテナ1が受信
した電波は周波数フィルタ2を通すことにより、所定周
波数の電波のみに分離され、分離された電波はパルスデ
ータ蓄積器3で分析に必要な時間分だけ蓄積される。蓄
積された電波はパルスデータ検出器4において信号処理
され、パルス幅、パルス到来時刻を有するパルスデータ
として検出される。また、直接波から不特定時間遅れて
到来した反射波を受信した場合、その反射波がパルスデ
ータとして検出されることとなる。
【0016】次に、この実施の形態1では、パルスデー
タ検出器4によって検出されたパルスデータについて、
重複マルチパス判定器5が自己相関処理を行う。
【0017】図2(a),(b)に、この実施の形態1
の重複マルチパス判定器7による自己相関処理の結果を
示す。図2(a)は、複数のパルスがオーバラップ、す
なわち重複していない状態の受信パルス波形と自己相関
結果を模式的に示しており、直接波のみで構成されたパ
ルスについて自己相関処理を行った場合、自己相関のピ
ークは一個となる。
【0018】これに対し、図2(b)は、複数のパルス
がオーバラップした状態の受信パルス波形と自己相関結
果を模式的に示しており、反射波が直接波にオーバラッ
プしたパルスの場合、反射波の振幅は直接波のものに比
較して低い値となるため、このように複数のパルスがオ
ーバラップした状態のパルスについて自己相関処理を行
うと、自己相関のピークは図中に示すとおり三個とな
る。
【0019】このため、重複マルチパス判定器7は、自
己相関処理を行った後、相関のピーク数をカウントし、
図2(a)の自己相関結果に示すように相関のピーク数
が1個の場合は直接波と重複して到達した重複マルチパ
スは含んでいないと判定する一方、図2(b)の自己相
関結果に示すように相関のピーク数複数個ある場合に重
複マルチパスを含んでいるものと判定して、その判定結
果をパルスデータに付与して出力する。
【0020】次に、離間マルチパス判定器5が検出され
たパルスデータを従来と同様に到来時刻差によって直接
波と離間して到達した離間マルチパスの有無を判定し
て、その判定結果をパルスデータに付与して出力する。
すると、パルス列検出器6が重複マルチパス判定器7お
よび離間マルチパス判定器5の判定結果に基づいて、パ
ルスデータに重複マルチパスおよび離間マルチパスが含
まれている場合には、それらを除去して、重複マルチパ
スおよび離間マルチパスの含まれていない直接波のみか
らなるパルス列を検出するようにする。
【0021】従って、この実施の形態1によれば、離間
マルチパス判定器5だけでなく重複マルチパス判定器7
を設けたので、離間マルチパス判定器5のパルスデータ
到来時刻差による離間マルチパスの有無だけではなく、
重複マルチパス判定器7が振幅値に基づく自己相関によ
る重複マルチパスの有無も検出することができ、離間マ
ルチパス判定器5がパルスデータの到来時刻差による判
定のみで離間マルチパスの有無を判定する場合と比べ、
重複マルチパスをパルス列に含めて分析することを防止
でき、より正確な分析を行うことができる。
【0022】実施の形態2.上記実施の形態1では受信
電波をパルスデータとして検出した時点で、パルス内に
おける直接波と反射波のオーバラップの有無を判定する
ことによりパルス列分析性能の向上を図ったが、この実
施の形態2では、さらにマルチパスを含むパルスのパル
ス幅を検出するパルス幅検出器を備えたことを特徴とす
るものである。
【0023】図3は、本発明に係るマルチパス分離検出
装置の実施の形態2におけるマルチパス分離検出装置の
構成を示すものである。図において、1はレーダ電波を
受信する受信アンテナ、2は受信アンテナ1が受信した
電波の中から所定周波数の電波のみを検出する周波数フ
ィルタ、3は周波数フィルタ2で検出した電波をこの後
の分析処理で使用するために指定時間分だけ蓄積するパ
ルスデータ蓄積器、4はパルスデータ蓄積器3が蓄積し
た電波を信号処理することにより、パルス幅、パルス到
来時刻を有するパルスデータとして検出するパルスデー
タ検出器、7はパルスデータ検出器4が検出したパルス
データについて自己相関を行うことにより直接波と重複
して到達した重複マルチパスの有無を判定する重複マル
チパス判定器、8は重複マルチパス判定器7がパルス内
にマルチパスを有していると判定した場合に、それを考
慮してパルス幅の検出を行うパルス幅検出器、5はパル
スデータ検出器4が検出したパルスデータについて、到
来時刻(入力時間)差に基づいて基本波と離間した離間
マルチパスを含むか否かの検出を行う離間マルチパス判
定器、6は離間マルチパス判定器5および重複マルチパ
ス判定器7の判定結果を考慮して直接波のみからなるパ
ルス列を検出するパルス列検出器である。
【0024】次に動作について説明する。なお、パルス
データ検出器4までの処理は、上記実施の形態1や従来
技術の場合と同じであるので、それ以降の処理について
説明する。
【0025】つまり、パルスデータ検出器4によってパ
ルスデータが検出されると、続いて重複マルチパス判定
器7が、上記実施の形態1の場合と同様に、その検出さ
れたパルスデータについて自己相関を行うことにより直
接波と重複して到達した重複マルチパスの有無を判定し
た際、重複マルチパスを有すると判定した場合には、そ
の判明したパルスについて、パルス幅検出器8が直接波
のみのパルス幅を検出するようにする。具体的には、パ
ルス幅検出器8はパルス到来時点から振幅値の最初の立
ち下がりまでを直接波のパルス幅として検出する。直接
波とマルチパスである反射波は、振幅値が異なるからで
ある。これによって正常な周波数、パルス幅、パルス到
来時刻を有するパルスデータとして検出することができ
る。
【0026】そして、検出されたパルスデータは、さら
に、離間マルチパス判定器5にて到来時刻差による離間
マルチパスの有無が判定され、その判定結果が付与され
て出力され、パルス列検出器6にて、そのパルスデータ
に付与されているパルス幅検出器8による直接波のパル
ス幅および離間マルチパス判定器5の判定結果に基づい
て、重複マルチパスおよび離間マルチパスが含まれてい
る場合にはそれらが除去されて、重複マルチパスおよび
離間マルチパスの含まれていない直接波のみからなるパ
ルス列として検出されることになる。
【0027】従って、この実施の形態2によれば、重複
マルチパス判定器7およびパルス幅検出器8を設けたの
で、離間マルチパス判定器5のパルスデータ到来時刻差
による判定のみだけでなく、さらに重複マルチパス判定
器7が振幅値に基づく自己相関を行うことにより直接波
と重複した重複マルチパスの存在の有無を検出すると共
に、マルチパスが存在する場合にはそのパルス内で最初
に受信した波、すなわち直接波のパルス幅を検出するこ
とができ、直接波のパルス幅の検出によって重複マルチ
パスをパルス列に含めて分析することを防止でき、より
正確な分析を行うことができる。
【0028】実施の形態3.上記実施の形態1では受信
電波をパルスデータとして検出した時点で、パルス内に
おける直接波と反射波のオーバラップの有無を判定する
ことによりパルス列分析性能の向上を図ったが、この実
施の形態3では、マルチパスを含むパルスからマルチパ
スを除去するパルス内マルチパス除去器を備えたことを
特徴とするものである。
【0029】図4は本発明に係るマルチパス分離検出装
置の実施の形態3におけるマルチパス分離検出装置の構
成を示すものである。図において、1はレーダ電波を受
信する受信アンテナ、2は受信アンテナ1が受信した電
波の中から所定周波数の電波のみを検出する周波数フィ
ルタ、3は周波数フィルタ2で検出した電波をこの後の
分析処理で使用するために指定時間分だけ蓄積するパル
スデータ蓄積器、4はパルスデータ蓄積器3が蓄積した
電波を信号処理することにより、パルス幅、パルス到来
時刻を有するパルスデータとして検出するパルスデータ
検出器、7はパルスデータ検出器4が検出したパルスデ
ータについて自己相関を行うことにより直接波と重複し
て到達した重複マルチパスの有無を判定する重複マルチ
パス判定器、9は重複マルチパス判定器7が検出したマ
ルチパスを有するパルスのマルチパスを除去するパルス
内マルチパス除去器、5はパルスデータ検出器4が検出
したパルスデータについて、到来時刻(入力時間)差に
基づいて基本波と離間した離間マルチパスを含むか否か
の検出を行う離間マルチパス判定器、6は離間マルチパ
ス判定器5の判定結果を考慮して直接波のみからなるパ
ルス列を検出するパルス列検出器である。
【0030】次に動作について説明する。なお、パルス
データ検出器4までの処理は、上記実施の形態1や従来
技術の場合と同じであるので、それ以降の処理について
説明する。
【0031】つまり、重複マルチパス判定器7が、上記
実施の形態1の場合と同様に、パルスデータ検出器4に
よって検出されたパルスデータについて自己相関を行う
ことにより直接波と重複して到達した重複マルチパスの
有無を判定した際、マルチパスを有すると判定した場合
には、その判明したパルスについて、パルス内マルチパ
ス除去器9が重複マルチパスを除去する。具体的には、
パルス内マルチパス除去器9では、パルス圧縮によって
直接波と反射波に分離して、両者の内、到来時刻が遅い
方のパルスを反射波として除去する。
【0032】そして、振幅値の差に基づく自己相関処理
によってマルチパスの除去されたパルスデータは離間マ
ルチパス判定器5に入力し、離間マルチパス判定器5が
到来時刻差による判定を行うことにより直接波と離間し
て到達した離間マルチパスが含まれているか否かを判定
し、その判定結果に基づいてパルス列検出器6は、反射
波による離間マルチパルスを直接波のパルス列に含めな
いようにしてパルス列を検出するようにする。
【0033】従って、この実施の形態3によれば、重複
マルチパス判定器7およびパルス内マルチパス除去器9
を設けたので、重複マルチパス判定器7が振幅値に基づ
く自己相関を行うことにより直接波と重複した重複マル
チパスの存在の有無を検出すると共に、重複マルチパス
が存在する場合には、重複マルチパスを除去することが
でき、上記実施の形態1等と同様に重複マルチパスをパ
ルス列に含めて分析することを防止でき、より正確な分
析を行うことができる。
【0034】実施の形態4.上記実施の形態1では受信
電波をパルスデータとして検出した時点で、パルス内に
おける直接波と反射波のオーバラップの有無を判定する
ことによりパルス列分析性能の向上を図ったが、この実
施の形態4では、マルチパスを含むパルスからマルチパ
スを除去するパルス内マルチパス除去器、及び圧縮され
たパルスを復元するパルス復元器を備えたことを特徴と
するものである。
【0035】図5は本発明に係るマルチパス分離検出装
置の実施の形態4におけるマルチパス分離検出装置の構
成を示すものである。図において、1はレーダ電波を受
信する受信アンテナ、2は受信アンテナ1が受信した電
波の中から所定周波数の電波のみを検出する周波数フィ
ルタ、3は周波数フィルタ2で検出した電波をこの後の
分析処理で使用するために指定時間分だけ蓄積するパル
スデータ蓄積器、4はパルスデータ蓄積器3が蓄積した
電波を信号処理することにより、パルス幅、パルス到来
時刻を有するパルスデータとして検出するパルスデータ
検出器、7はパルスデータ検出器4が検出したパルスデ
ータについて自己相関を行うことにより直接波と重複し
て到達した重複マルチパスの有無を判定する重複マルチ
パス判定器、9は重複マルチパス判定器7が検出したマ
ルチパスを有するパルスのマルチパスを除去するパルス
内マルチパス除去器、10はパルス内マルチパス除去器
9が圧縮したパルスについて、圧縮時の圧縮比率だけ元
に復元するパルス復元器、5はパルスデータ検出器4が
検出したパルスデータについて、到来時刻(入力時間)
差に基づいて基本波と離間した離間マルチパスを含むか
否かの検出を行う離間マルチパス判定器、6は離間マル
チパス判定器5および重複マルチパス判定器7の判定結
果を考慮して直接波のみからなるパルス列を検出するパ
ルス列検出器である。
【0036】次に動作について説明する。なお、パルス
データ検出器4までの処理は、上記実施の形態1や従来
技術の場合と同じであるので、それ以降の処理について
説明する。
【0037】つまり、重複マルチパス判定器7が、上記
実施の形態1の場合と同様に、パルスデータ検出器4に
よって検出されたパルスデータについて自己相関を行う
ことにより直接波と重複して到達した重複マルチパスの
有無を判定した際、マルチパスを有すると判定した場合
には、その判明したパルスについて、パルス内マルチパ
ス除去器9が、パルス圧縮によって直接波と反射波に分
離して、両者の内、到来時刻が遅い方のパルスを反射波
として除去する。そして、パルス復元器10はパルス内
マルチパス除去器9によって圧縮された比率分だけ復元
し、復元したパルスのパルス幅を測定してパルスデータ
に付加して出力する。
【0038】そして、このパルスデータは、さらに離間
マルチパス判定器5にて到来時刻差による判定を行うこ
とにより直接波と離間した離間マルチパスの有無が判定
され、パルス列検出器6は、パルス復元器10によって
測定された直接波のパルス幅と、離間マルチパス判定器
5の判定結果に基づいて、重複マルチパスや離間マルチ
パスを除去した直接波のみからなるパルス列を検出する
ようにする。
【0039】従って、この実施の形態4によれば、離間
マルチパス判定器5のパルスデータ到来時刻差による判
定のみでだけでなく、さらに重複マルチパス判定器7が
振幅値に基づく自己相関を行うことにより直接波と重複
した重複マルチパスの存在の有無を検出すると共に、重
複マルチパスが存在する場合には、パルス複元器10が
重複マルチパスを除去した直接波を抽出し、さらに抽出
した直接波を圧縮比率だけ復元することにより、直接波
のパルス幅を測定することができるので、より正確なパ
ルス列分析を行うことができる。
【0040】実施の形態5.上記実施の形態1では受信
電波をパルスデータとして検出した時点で、パルス内に
おける直接波と反射波のオーバラップの有無を判定する
ことによりパルス列分析性能の向上を図ったが、この実
施の形態5では、到来時刻差によるマルチパス判定時に
振幅値の違いによる判定を加えることを特徴とするもの
である。
【0041】図6は、本発明に係るマルチパス分離検出
装置の実施の形態5におけるマルチパス分離検出装置の
構成を示すものである。図において、1はレーダ電波を
受信する受信アンテナ、2は受信アンテナ1が受信した
電波の中から所定周波数の電波のみを検出する周波数フ
ィルタ、3は周波数フィルタ2で検出した電波をこの後
の分析処理で使用するために指定時間分だけ蓄積するパ
ルスデータ蓄積器、4はパルスデータ蓄積器3が蓄積し
た電波を信号処理することにより、パルス幅、パルス到
来時刻を有するパルスデータとして検出するパルスデー
タ検出器、5はパルスデータ検出器4が検出したパルス
データについて、到来時刻差に基づいてマルチパスを含
むか否かの検出を行う離間マルチパス判定器、11は離
間マルチパス判定器5でマルチパスの可能性があると判
定したパルスについて振幅値の差によるマルチパス判定
を行うマルチパス振幅判定器、6はマルチパス振幅判定
器11で判定したマルチパスの有無を考慮して直接波の
パルス列を検出するパルス列検出器である。
【0042】次に動作について説明する。なお、パルス
データ検出器4までの処理は、上記実施の形態1や従来
技術の場合と同じであるので、それ以降の処理について
説明する。
【0043】つまり、パルスデータ検出器4によってパ
ルスデータが検出されると、続いて離間マルチパス判定
器5が到来時刻差によって離間マルチパスが存在するか
否かを判定する。そして、離間マルチパスが存在すると
判定されたパルスについて、マルチパス振幅判定器11
がパルスの振幅によってさらに離間マルチパスの可能性
を判定することにより離間マルチパス判定器5の判定が
正しいか否かを判定する。
【0044】具体的には、マルチパス振幅判定器11
は、パルス間の到来時刻差が規定時間内である場合にそ
れぞれの振幅値を比較し、到来時刻が後のパルスの振幅
値が他方の振幅値よりも低い場合に限って、離間マルチ
パスが有ると判定して、パルス列検出器6に離間パルス
列をパルス列から除去させるようにする。それ例外の場
合は、離間マルチパス判定器5によって離間マルチパス
が存在すると判定されても、その離間マルチパスは同様
の電波諸元を送信するレーダからの受信波である可能性
があるため、パルス列からの除去はしないようにする。
こうして得たパルスデータを使用して、パルス列検出器
6がパルス列を検出するようにする。
【0045】従って、この実施の形態5によれば、離間
マルチパス判定器5の後段にマルチパス振幅判定器を設
けたので、到来時刻によってマルチパスの可能性ありと
なったものについても、さらに上述のように振幅値によ
る判定を行うことにより、誤ってマルチパス以外のパル
スを除去することを防止でき、より正確なパルス列分析
を行うことができる。
【0046】実施の形態6.上記実施の形態1では受信
電波をパルスデータとして検出した時点で、パルス内に
おける直接波と反射波のオーバラップの有無を判定する
ことによりパルス列分析性能の向上を図ったが、この実
施の形態6では、それに加えて到来時刻差によるマルチ
パス判定時に振幅値の違いによる判定を加えたことを特
徴とするものである。
【0047】図7は本発明に係るマルチパス分離検出装
置の実施の形態6におけるマルチパス分離検出装置の構
成を示すものである。図において、1はレーダ電波を受
信する受信アンテナ、2は受信アンテナ1が受信した電
波の中から所定周波数の電波のみを検出する周波数フィ
ルタ、3は周波数フィルタ2で検出した電波をこの後の
分析処理で使用するために指定時間分だけ蓄積するパル
スデータ蓄積器、4はパルスデータ蓄積器3が蓄積した
電波を信号処理することにより、パルス幅、パルス到来
時刻を有するパルスデータとして検出するパルスデータ
検出器、7はパルスデータ検出器4が検出したパルスデ
ータについて自己相関を行うことにより直接波と重複し
て到達した重複マルチパスの有無を判定する重複マルチ
パス判定器、5は重複マルチパス判定器7が検出したパ
ルスデータについて、到来時刻差に基づいてマルチパス
を含むか否かの検出を行う離間マルチパス判定器、11
は離間マルチパス判定器5でマルチパスの可能性がある
と判定したパルスについて振幅値の差によるマルチパス
判定を行うマルチパス振幅判定器、6は離間マルチパス
判定器5および重複マルチパス判定器7の判定結果を考
慮して直接波のみからなるパルス列を検出するパルス列
検出器である。
【0048】次に動作について説明する。なお、パルス
データ検出器4までの処理は、上記実施の形態1や従来
技術の場合と同じであるので、それ以降の処理について
説明する。
【0049】つまり、パルスデータ検出器4によってパ
ルスデータが検出されると、続いて重複マルチパス判定
器7が、上記実施の形態1の場合と同様に、パルスデー
タ検出器4によって検出されたパルスデータについて自
己相関を行うことにより直接波と重複して到達した重複
マルチパスの有無を判定し、その際、重複マルチパスを
有すると判定された場合には、その判明したパルスにつ
いて、離間マルチパス判定器5が到来時刻差によって直
接波と離間して到達した離間マルチパスが存在するか否
かを判定する。そして、離間マルチパスが存在すると判
定されたパルスについて、マルチパス振幅判定器11が
上記実施の形態5の場合と同様にパルスの振幅により離
間マルチパスの有無の可能性をさらに判定する。こうし
て得たパルスデータを使用して、パルス列検出器6がパ
ルス列を検出するようにする。
【0050】従って、この実施の形態6によれば、離間
マルチパス判定器5の前段に重複マルチパス判定器7を
設けるだけでなく、離間マルチパス判定器5の後段にマ
ルチパス振幅判定器11を設けるようにしたので、直接
波と重複した重複マルチパスを除去できると共に、到来
時刻によって離間マルチパスの可能性ありとなったもの
について、上述の振幅値による判定を行うことにより、
誤って離間マルチパス以外のパルスを除去することを防
げることができ、より正確なパルス列分析を行うことが
できる。
【0051】実施の形態7.上記実施の形態1では受信
電波をパルスデータとして検出した時点で、パルス内に
おける直接波と反射波のオーバラップの有無を判定する
ことによりパルス列分析性能の向上を図ったが、この実
施の形態7では、マルチパスを含むパルスのパルス幅を
検出するパルス幅検出器を備えてパルス幅を検出し、到
来時刻差によるマルチパス判定時に振幅値の違いによる
判定を加えるようにしたことを特徴とするものである。
【0052】図8は本発明に係るマルチパス分離検出装
置の実施の形態7におけるマルチパス分離検出装置の構
成を示すものである。図において、1はレーダ電波を受
信する受信アンテナ、2は受信アンテナ1が受信した電
波の中から所定周波数の電波のみを検出する周波数フィ
ルタ、3は周波数フィルタ2で検出した電波をこの後の
分析処理で使用するために指定時間分だけ蓄積するパル
スデータ蓄積器、4はパルスデータ蓄積器3が蓄積した
電波を信号処理することにより、パルス幅、パルス到来
時刻を有するパルスデータとして検出するパルスデータ
検出器、7はパルスデータ検出器4が検出したパルスデ
ータについて自己相関を行うことにより直接波と重複し
て到達した重複マルチパスの有無を判定する重複マルチ
パス判定器、8は重複マルチパス判定器7がパルス内に
マルチパスを有していると判定した場合に、それを考慮
してパルス幅の検出を行うパルス幅検出器、5はパルス
データ検出器4が検出したパルスデータについて、到来
時刻(入力時間)差に基づいて基本波と離間した離間マ
ルチパスを含むか否かの検出を行う離間マルチパス判定
器、11は離間マルチパス判定器5でマルチパスの可能
性があると判定したパルスについて振幅値の差によるマ
ルチパス判定を行うマルチパス振幅判定器、6は離間マ
ルチパス判定器5および重複マルチパス判定器7の判定
結果を考慮して直接波のみからなるパルス列を検出する
パルス列検出器である。
【0053】次に動作について説明する。なお、パルス
データ検出器4までの処理は、上記実施の形態1や従来
技術の場合と同じであるので、それ以降の処理について
説明する。
【0054】つまり、パルスデータ検出器4によってパ
ルスデータが検出されると、続いて重複マルチパス判定
器7が、上記実施の形態1の場合と同様に、パルスデー
タ検出器4によって検出されたパルスデータについて自
己相関を行うことにより直接波と重複して到達した重複
マルチパスの有無を判定し、その際、マルチパスを有す
ると判定された場合には、その判明したパルスについ
て、パルス幅検出器8がパルス幅を検出する。
【0055】具体的には、パルス幅検出器8は、パルス
到来時点から振幅値の最初の立ち下がりまでをパルス幅
として検出する。これによって正常な周波数、パルス
幅、パルス到来時刻を有するパルスデータとして検出す
ることができる。検出したパルスデータは離間マルチパ
ス判定器5にて到来時刻差により離間マルチパスの有無
の判定を行った後、離間マルチパスの可能性があるもの
については、さらにマルチパス振幅判定器11がパルス
の振幅による離間マルチパスの可能性を判定する。こう
して得たパルスデータを使用して、パルス列検出器6が
直接波のみからなるパルス列を検出する。
【0056】従って、この実施の形態7によれば、離間
マルチパス判定器5の前段に重複マルチパス判定器7お
よびパルス幅検出器8を設けると共に、離間マルチパス
判定器5の後段にマルチパス振幅判定器11を設けるよ
うにしたので、直接波と重複した重複マルチパスの存在
を判定してそのパルス幅を測定できると共に、到来時刻
によって離間マルチパスの可能性ありとなったものにつ
いてさらに振幅値による判定を行うことにより、誤って
離間マルチパス以外のパルスを除去することを防げるこ
とができ、より正確なパルス列分析を行うことができ
る。
【0057】実施の形態8.上記実施の形態1では受信
電波をパルスデータとして検出した時点で、パルス内に
おける直接波と反射波のオーバラップの有無を判定する
ことによりパルス列分析性能の向上を図ったが、この実
施の形態8では、マルチパスを含むパルスからマルチパ
スを除去するパルス内マルチパス除去器を備え、更に到
来時刻差によるマルチパス判定時に振幅値の違いによる
判定を加えるようにしたことを特徴とするものである。
【0058】図9は本発明に係るマルチパス分離検出装
置の実施の形態8におけるマルチパス分離検出装置の構
成を示すものである。図において、1はレーダ電波を受
信する受信アンテナ、2は受信アンテナ1が受信した電
波の中から所定周波数の電波のみを検出する周波数フィ
ルタ、3は周波数フィルタ2で検出した電波をこの後の
分析処理で使用するために指定時間分だけ蓄積するパル
スデータ蓄積器、4はパルスデータ蓄積器3が蓄積した
電波を信号処理することにより、パルス幅、パルス到来
時刻を有するパルスデータとして検出するパルスデータ
検出器、7はパルスデータ検出器4が検出したパルスデ
ータについて自己相関を行うことにより直接波と重複し
て到達した重複マルチパスの有無を判定する重複マルチ
パス判定器、9は重複マルチパス判定器7が検出したマ
ルチパスを有するパルスのマルチパスを除去するパルス
内マルチパス除去器、5はパルスデータ検出器4が検出
したパルスデータについて、到来時刻(入力時間)差に
基づいて基本波と離間した離間マルチパスを含むか否か
の検出を行う離間マルチパス判定器、11は離間マルチ
パス判定器5でマルチパスの可能性があると判定したパ
ルスについて振幅値の差によるマルチパス判定を行うマ
ルチパス振幅判定器、6はマルチパス振幅判定器11で
判定したマルチパスの有無を考慮して直接波のパルス列
を検出するパルス列検出器である。
【0059】次に動作について説明する。なお、パルス
データ検出器4までの処理は、上記実施の形態1や従来
技術の場合と同じであるので、それ以降の処理について
説明する。
【0060】つまり、パルスデータ検出器4によってパ
ルスデータが検出されると、続いて重複マルチパス判定
器7が、上記実施の形態1の場合と同様に、パルスデー
タ検出器4によって検出されたパルスデータについて自
己相関を行うことにより直接波と重複して到達した重複
マルチパスの有無を判定し、その際、マルチパスを有す
ると判定された場合には、その判明したパルスについ
て、パルス内マルチパス除去器9がその重複マルチパス
を除去する。具体的には、パルス内マルチパス除去器9
では、パルス圧縮によって直接波と反射波に分離して、
両者の内、到来時刻が遅い方のパルスを反射波として除
去する。
【0061】そして、その後のパルスデータは離間マル
チパス判定器5に入力して、離間マルチパス判定器5は
到来時刻差による離間マルチパスの有無の判定を行った
後、離間マルチパスの可能性があるものについては、さ
らにマルチパス振幅判定器11にてパルスの振幅による
離間マルチパスの可能性を判定して離間マルチパス判定
器5の判定が正しいか否かを判定する。そして、これら
のパルスデータを使用して、パルス列検出器6は離間マ
ルチパルス判定器5およびマルチパス振幅判定器11に
よって離間マルチパスが含まれていると判定された場合
には、重複マルチパスが除去等されたパルスデータから
その離間マルチパスを除去して直接波のみからなるパル
ス列を検出するようにする。
【0062】従って、この実施の形態8によれば、離間
マルチパス判定器5の前段に重複マルチパス判定器7お
よびパルス内マルチパス除去器9を設けると共に、離間
マルチパス判定器5の後段にマルチパス振幅判定器11
を設けるようにしたので、直接波と重複した重複マルチ
パスの存在を判定して重複マルチパスを含むと判定され
たパルスについて重複マルチパスを除去することができ
ると共に、到来時刻によって離間マルチパスの可能性あ
りとなったものについて、さらに振幅値による判定を行
うことにより、誤って離間マルチパス以外のパルスを除
去することを防げることができ、より正確なパルス列分
析を行うことができる。
【0063】実施の形態9.上記実施の形態1では受信
電波をパルスデータとして検出した時点で、パルス内に
おける直接波と反射波のオーバラップの有無を判定する
ことによりパルス列分析性能の向上を図ったが、この実
施の形態9では、マルチパスを含むパルスからマルチパ
スを除去するパルス内マルチパス除去器、及び圧縮され
たパルスを復元するパルス復元器を備え、更に到来時刻
差によるマルチパス判定時に振幅値の違いによる判定を
加えるようにしたことを特徴とするものである。
【0064】図10は本発明に係るマルチパス分離検出
装置の実施の形態9におけるマルチパス分離検出装置の
構成を示すものである。図において、1はレーダ電波を
受信する受信アンテナ、2は受信アンテナ1が受信した
電波の中から所定周波数の電波のみを検出する周波数フ
ィルタ、3は周波数フィルタ2で検出した電波をこの後
の分析処理で使用するために指定時間分だけ蓄積するパ
ルスデータ蓄積器、4はパルスデータ蓄積器3が蓄積し
た電波を信号処理することにより、パルス幅、パルス到
来時刻を有するパルスデータとして検出するパルスデー
タ検出器、7はパルスデータ検出器4が検出したパルス
データについて自己相関を行うことにより直接波と重複
して到達した重複マルチパスの有無を判定する重複マル
チパス判定器、9は重複マルチパス判定器7が検出した
マルチパスを有するパルスのマルチパスを除去するパル
ス内マルチパス除去器、10はパルス内マルチパス除去
器9が圧縮したパルスについて、圧縮時の圧縮比率だけ
元に復元するパルス復元器、5はパルスデータ検出器4
が検出したパルスデータについて、到来時刻(入力時
間)差に基づいて基本波と離間した離間マルチパスを含
むか否かの検出を行う離間マルチパス判定器、11は離
間マルチパス判定器5でマルチパスの可能性があると判
定したパルスについて振幅値の差によるマルチパス判定
を行うマルチパス振幅判定器、6は離間マルチパス判定
器5および重複マルチパス判定器7の判定結果を考慮し
て直接波のみからなるパルス列を検出するパルス列検出
器である。
【0065】次に動作について説明する。なお、パルス
データ検出器4までの処理は、上記実施の形態1や従来
技術の場合と同じであるので、それ以降の処理について
説明する。
【0066】つまり、パルスデータ検出器4によってパ
ルスデータが検出されると、続いて重複マルチパス判定
器7が、上記実施の形態1の場合と同様に、パルスデー
タ検出器4によって検出されたパルスデータについて自
己相関を行うことにより直接波と重複して到達した重複
マルチパスの有無を判定し、その際、重複マルチパスを
有すると判定された場合には、その判明したパルスにつ
いて、パルス内マルチパス除去器9がパルス圧縮によっ
て直接波と反射波に分離して、両者の内、到来時刻が遅
い方のパルスを反射波として除去することにより重複マ
ルチパスを除去し、続いてパルス復元器10がパルス内
マルチパス除去器9によって圧縮された比率分だけ復元
して、復元されたパルスのパルス幅を測定してパルスデ
ータに付与する。
【0067】そして、このようにして重複マルチパスが
除去等されたパルスデータを離間マルチパス判定器5が
到来時刻差によって離間マルチパスが有るか否か判定
し、その後、離間マルチパスの可能性があるものについ
て、さらにマルチパス振幅判定器11がパルスの振幅に
よって離間マルチパスの可能性を判定して離間マルチパ
ス判定器5の判定が正しいか否かを判定する。そして、
このパルスデータを使用して、離間マルチパス判定器5
aおよびマルチパス振幅判定器11によって離間マルチ
パスが含まれていると判定された場合には、重複マルチ
パスが除去等されたパルスデータからその離間マルチパ
スを除去して直接波のみからなるパルス列を検出するよ
うにする。
【0068】従って、この実施の形態9によれば、離間
マルチパス判定器5の前段に重複マルチパス判定器7、
パルス内マルチパス除去器9およびパルス復元器10を
設けると共に、離間マルチパス判定器5の後段にマルチ
パス振幅判定器11を設けるようにしたので、自己相関
処理により重複マルチパスを含むと判定されたパルスに
ついて、重複マルチパスを除去して、更に抽出した直接
波を圧縮比率だけ復元することにより、直接波のパルス
幅を測定することができる。また、到来時刻によって離
間マルチパスの可能性ありとなったものについては、さ
らに振幅値による判定を行うことにより、誤って離間マ
ルチパス以外のパルスを除去することを防ぎ、より正確
なパルス列分析を行うことができる。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、パル
スデータの1パルス毎にその振幅値に基づく自己相関処
理を行ない直接波と重複して到達した重複マルチパスの
有無を判定すると共に、パルスデータの到来時刻差に基
づいて直接波と離間して到達した離間マルチパスの有無
を判定して、その判定結果に基づいて検出されたパルス
データから重複マルチパスおよび離間マルチパスが除去
されたパルス列を検出するようにしたので、離間マルチ
パスだけでなく重複マルチパスも除去することができ、
より確実にマルチパスの除去を行うことが可能となり、
本装置を電波探知装置等に使用した場合には、その受信
電波分析能力を向上することができる。
【0070】また、次の発明では、さらに、直接波と重
複したマルチパスが有ると判定された場合、そのパルス
内で最初に到達したパルスのパルス幅を検出して、その
パルス幅を直接波のパルス幅として重複マルチパスを除
去するようにしたので、そのパルス幅をパルス列の検出
に使用することにより、より正確なパルス列分析を行う
ことができる。
【0071】また、次の発明では、さらに、重複マルチ
パスが有ると判定された場合、そのパルスについてパル
ス圧縮することにより重複マルチパスを分離除去するよ
うにしたので、より正確なパルス列分析を行うことがで
きる。
【0072】また、次の発明では、さらに、重複マルチ
パスが有ると判定された場合、パルス内マルチパス除去
器によって重複マルチパスを分離除去されたパルスデー
タをその圧縮比率だけ復元してパルス幅を測定し、その
測定されたパルス幅を直接波のパルス幅として上記重複
マルチパスを除去するようにしたので、より正確なパル
ス列分析を行うことができる。
【0073】また、次の発明では、さらに、離間マルチ
パス判定器の到来時刻差によって離間マルチパスがある
と判定されたパルスデータについて、さらにマルチパス
振幅判定器が到来時刻が先のパルスと後のパルスとの振
幅値を比較して離間マルチパス判定器の判定が正しいか
否かを判定して、パルスデータから離間マルチパスを除
去するようにしたので、重複マルチパスを含むと判定さ
れたパルスから重複マルチパスを除去することができる
と共に、更に抽出した直接波を圧縮比率だけ復元するこ
とにより、パルス幅を測定することができる。また、到
来時刻によってマルチパスの可能性ありとなったものに
ついて、振幅値による判定を行うことにより、同一電波
諸元を有する複数のレーダからの受信電波を誤って離間
マルチパスとして除去するのを防止でき、より正確なパ
ルス列分析を行うことができる。その結果、本装置を電
波探知装置等に使用した場合には、その電波探知装置の
受信電波分析能力がより向上することができる。
【0074】また、次の発明では、離間マルチパス判定
器の到来時刻差によって離間マルチパスがあると判定さ
れたパルスデータについて、さらにマルチパス振幅判定
器が到来時刻が先のパルスと後のパルスとの振幅値を比
較して離間マルチパス判定器の判定が正しいか否かを判
定して、パルスデータから離間マルチパスを除去するよ
うにしたので、同一電波諸元を有する複数のレーダから
の受信電波を誤って離間マルチパスとして除去するのを
防止でき、より正確なパルス列分析を行うことができ
る。その結果、本装置を電波探知装置等に使用した場合
には、その電波探知装置の受信電波分析能力がより向上
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るマルチパス分離検出装置の実施
の形態1の構成図である。
【図2】 実施の形態1の重複マルチパス判定器による
自己相関処理を示す模式図である。
【図3】 本発明に係るマルチパス分離検出装置の実施
の形態2の構成図である。
【図4】 本発明に係るマルチパス分離検出装置の実施
の形態3の構成図である。
【図5】 本発明に係るマルチパス分離検出装置の実施
の形態4の構成図である。
【図6】 本発明に係るマルチパス分離検出装置の実施
の形態5の構成図である。
【図7】 本発明に係るマルチパス分離検出装置の実施
の形態6の構成図である。
【図8】 本発明に係るマルチパス分離検出装置の実施
の形態7の構成図である。
【図9】 本発明に係るマルチパス分離検出装置の実施
の形態8の構成図である。
【図10】 本発明に係るマルチパス分離検出装置の実
施の形態9の構成図である。
【図11】 従来のマルチパス分離検出装置の構成図で
ある。
【符号の説明】
1 受信アンテナ、2 周波数フィルタ、3 パルスデ
ータ蓄積器、4 パルスデータ検出器、5 離間マルチ
パス判定器、6 パルス列検出器、7 重複マルチパス
判定器、8 パルス幅検出器、9 パルス内マルチパス
除去器、10パルス復元器、11 マルチパス振幅判定
器。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーダから発射された電波を受信してパ
    ルスデータとして検出し、そのパルスデータからマルチ
    パスが除去されたパルス列を検出するようにしたマルチ
    パス分離検出装置において、 上記検出されたパルスデータの1パルス毎にその振幅値
    に基づく自己相関処理を行ない直接波と重複して到達し
    た重複マルチパスの有無を判定する重複マルチパス判定
    器と、 パルスデータの到来時刻差に基づいて直接波と離間して
    到達した離間マルチパスの有無を判定する離間マルチパ
    ス判定器と、 上記パルス内マルチパスの判定結果および上記マルチパ
    ス判定器の判定結果に基づいて上記検出されたパルスデ
    ータから上記重複マルチパスおよび上記離間マルチパス
    が除去されたパルス列を検出するパルス列検出器と、 を備えたことを特徴とするマルチパス分離検出装置。
  2. 【請求項2】 さらに、重複マルチパス判定器によって
    直接波と重複したマルチパスが有ると判定された場合、
    そのパルス内で最初に到達したパルスのパルス幅を検出
    するパルス幅検出器を具備し、 パルス列検出器は、重複マルチパス判定器によって重複
    マルチパスが有ると判定された場合には、上記パルス幅
    検出器によって検出されたパルス幅を直接波のパルス幅
    として上記重複マルチパスを除去する、ことを特徴とす
    る請求項1記載のマルチパス分離検出装置。
  3. 【請求項3】 さらに、重複マルチパス判定器によって
    重複マルチパスが有ると判定された場合、そのパルスに
    ついてパルス圧縮することにより重複マルチパスを分離
    除去するパルス内マルチパス除去器を具備し、 パルス列検出器は、重複マルチパス判定器によって上記
    重複マルチパスが有ると判定された場合には、上記パル
    ス内マルチパス除去器によって上記重複マルチパスの分
    離除去されたパルスデータを使用する、ことを特徴とす
    る請求項1記載のマルチパス分離検出装置。
  4. 【請求項4】 さらに、重複マルチパス判定器によって
    上記重複マルチパスが有ると判定された場合、パルス内
    マルチパス除去器によって重複マルチパスを分離除去さ
    れたパルスデータをその圧縮比率だけ復元してパルス幅
    を測定するパルス復元器を具備し、 パルス列検出器は、重複マルチパス判定器によって上記
    重複マルチパスが有ると判定された場合には、上記パル
    ス複元器によって測定されたパルス幅を直接波のパルス
    幅として上記重複マルチパスを除去する、ことを特徴と
    する請求項3記載のマルチパス分離検出装置。
  5. 【請求項5】 離間マルチパス判定器によって離間マル
    チパスがあると判定されたパルスデータについて、さら
    に到来時刻が先のパルスと後のパルスとの振幅値を比較
    して上記離間マルチパス判定器の判定が正しいか否かを
    判定するマルチパス振幅判定器をさらに具備し、 パルス列検出器は、離間マルチパス判定器によって離間
    マルチパスがあると判定され、且つ、上記マルチパス振
    幅判定器によって上記離間マルチパス判定器の判定が正
    しいと判断された場合、上記パルスデータから上記離間
    マルチパスを除去して直接波のみからなるパルス列を検
    出する、ことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれ
    かに記載のマルチパス分離検出装置。
  6. 【請求項6】 レーダから発射された電波を受信してパ
    ルスデータとして検出し、そのパルスデータからマルチ
    パスが除去されたパルス列を検出するようにしたマルチ
    パス分離検出装置において、 パルスデータの到来時刻差に基づいて直接波と離間して
    到達した離間マルチパスの有無を判定する離間マルチパ
    ス判定器と、 上記離間マルチパス判定器によって離間マルチパスがあ
    ると判定されたパルスデータについて、さらに到来時刻
    が先のパルスと後のパルスとの振幅値を比較して上記離
    間マルチパス判定器の判定が正しいか否かを判定するマ
    ルチパス振幅判定器と、 上記パルス内マルチパスの判定結果および上記マルチパ
    ス振幅判定器の判定結果に基づいてパルスデータから上
    記離間マルチパスが除去されたパルス列を検出するパル
    ス列検出器と、 を備えたことを特徴とするマルチパス分離検出装置。
JP00224397A 1997-01-09 1997-01-09 マルチパス分離検出装置 Expired - Fee Related JP3292075B2 (ja)

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