JPH10196917A - 台車冷却装置 - Google Patents

台車冷却装置

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JPH10196917A
JPH10196917A JP472197A JP472197A JPH10196917A JP H10196917 A JPH10196917 A JP H10196917A JP 472197 A JP472197 A JP 472197A JP 472197 A JP472197 A JP 472197A JP H10196917 A JPH10196917 A JP H10196917A
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JP
Japan
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cooling
trolley
bogie
farewell
room
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JP472197A
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English (en)
Inventor
Wataru Ara
渉 荒
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Abstract

(57)【要約】 【課題】狭いスペースの告別兼収骨室であっても一対の
台車冷却プロテクタを回転して向きを変えることによ
り、室を有効に利用でき、告別や収骨が楽に行える台車
冷却装置を提供することにある。 【解決手段】告別兼収骨室1の床面と略面一に設けられ
たベース11上に相対向して一対の台車冷却プロテクタ
12を立設し、これら台車冷却プロテクタ12内に前記
炉内台車15の上面周辺の空気を吸込む排気通路17を
設ける。また、ベース11に内部に排気通路17と連通
する排気室9を有する回転支軸5を設け、この回転支軸
5を告別兼収骨室1の床面に設けたピット4に回転自在
に支持し、前記台車冷却プロテクタ12を水平面内で回
転自在に支持したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、火葬終了後に火
葬炉から収骨室内に搬送した炉内台車を冷却する台車冷
却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】火葬終了後に火葬炉から収骨室に搬送さ
れた炉内台車上の遺骨は高温で熱気を帯びているため、
遺族等が収骨する前に火葬炉内でしばらく自然冷却して
いたが、火葬炉内では冷却効率が悪く、冷却時間が長く
かかるという問題があった。
【0003】そこで、前述した問題を解決するために、
実公平2−27310号公報、実公平6−31303号
公報に示す台車冷却装置が開発され、冷却時間が大幅に
短縮され、しかも炉内台車上の遺骨を含む質量の軽い煤
塵等が吹き飛ばされることなく、衛生的に収骨できるよ
うになった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の台車冷却装置は、収骨室の床面に一対の台車冷
却プロテクタが固定的に立設され、炉内台車を冷却する
ことのみに使用されている。しかし、最近では火葬場の
ための広い土地の確保が困難となり、狭いスペースの範
囲内で、告別室、炉室、収骨室、待合ホール等のレイア
ウトを工夫しているのが実情である。
【0005】ここで、火葬場において遺体を火葬して収
骨するまでの過程を説明すると、送棺車によって運ばれ
た棺を送棺車からキャリア台車に移載し、キャリア台車
によって棺を告別室へ運んで祭壇の後に設置し、遺族等
が最後の別れをする。次に、キャリア台車によって棺を
炉室に運び、棺を炉内台車に移載して火葬炉内で火葬す
る。火葬が終了した後、炉内台車をキャリア台車に載
せ、収骨室内の台車冷却装置の一対の台車冷却プロテク
タの間にセットし、台車冷却装置によって炉内台車を強
制的に冷却し、ある程度冷却が進んだ後に遺族等によっ
て収骨が行われる。
【0006】したがって、遺族等が最後の別れをする告
別と収骨とが別個の部屋で行われるため、告別室と収骨
室とを設ける必要があり、その分だけ告別室と収骨室の
部屋が狭くなり、狭い部屋での告別や収骨が余儀無くさ
れている。
【0007】この発明は、前記事情に着目してなされた
もので、その目的とするところは、告別室と収骨室とを
別個に設けることなく、狭いスペースであっても有効に
利用することにより、告別や収骨が楽に行え、また一対
の台車冷却プロテクタの間にキャリア台車を容易に出入
れできる台車冷却装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は前記目的を達
成するために、請求項1は、告別兼収骨室の床面と略面
一に設けられたベースと、このベース上に相対向して立
設されキャリア台車上に載置した炉内台車の上面より若
干高い一対の台車冷却プロテクタと、これら台車冷却プ
ロテクタ内に設けられ前記炉内台車の上面周辺の空気を
吸込む排気通路と、前記ベースに下方へ突出して設けら
れ内部に前記排気通路と連通する排気室を有する回転支
軸と、前記告別兼収骨室の床面に前記回転支軸と嵌合す
るピットを有し回転支軸を軸心として前記台車冷却プロ
テクタを水平面内で回転自在に支持する回転支持機構
と、前記床面下に設けられたダクトを介して前記回転支
軸の内部の排気室と連通して告別兼収骨室の外部へ排気
する排気装置と、前記告別兼収骨室の外部から告別兼収
骨室の内部に給気する給気装置とを具備したことを特徴
とする台車冷却装置にある。請求項2は、請求項1の台
車冷却プロテクタは、少なくとも90゜回転自在であ
り、キャリア台車の出入り方向に応じて方向変換できる
ことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1は台車冷却装置の全体構成
を示し、1は告別兼収骨室であり、2は例えば機械室で
ある。告別兼収骨室1の床面3には円形のピット4が設
けられている。このピット4には円筒状の回転支軸5が
軸心を垂直にした状態で嵌合され、回転支軸5は回転支
持機構6によって回転自在に支持されている。
【0010】すなわち、ピット4の内周壁には回転支軸
5の外周壁と転動する複数個のローラ7が設けられ、回
転支軸5の下面にはピット4の底面と転動する複数個の
ローラ8が設けられ、これらローラ7と8とによって回
転支軸5は軸心を中心として回転自在に支持されてい
る。
【0011】図2および図3に示すように、回転支軸5
の内部には排気室9が設けられており、回転支軸5の外
周壁には周方向に90゜間隔に接続口10が外方に向か
って突出している。さらに、回転支軸5の上面は前記床
面3より僅かに突出しており、この上面には回転支軸5
に対して長手方向の中間部を固定した矩形状のベース1
1が固定されている。
【0012】このベース11の上面には一対の台車冷却
プロテクタ12が立設され、これら台車冷却プロテクタ
12の一端部相互は壁13によって閉塞され、平面視で
略コ字状に形成されている。この台車冷却プロテクタ1
2は電動式のキャリア台車14上に載せた炉内台車15
の上面15aより若干高く、かつキャリア台車14と略
同一長さで、間隔は炉内台車15の横幅より若干広く形
成され、キャリア台車14を出入口16から出し入れで
きるようになっている。
【0013】台車冷却プロテクタ12はコンクリートの
外面にタイルを装着し、その外面をステンレスパネルに
よって覆った断熱構造であり、内部には排気通路17が
形成されている。さらに、台車冷却プロテクタ12の上
縁部における互いに対向する面には炉内台車15の上面
15aと同一か若干高い位置にその長手方向に亘って空
気吸込み口18が設けられ、この空気吸込み口18は排
気通路17に連通している。さらに、排気通路17は前
記回転支軸5の内部に形成された排気室9に連通してい
る。
【0014】また、前記床面3より下部には排気ダクト
19が設けられ、この排気ダクト19の一端部は前記ピ
ット4の内周壁の一部を貫通してピット4の内部に開口
する吸込み口20を有している。この吸込み口20は回
転支軸5に設けられた接続口10と同一高さおよび同一
口径に形成され、回転支軸5が回転していずれか1つの
接続口10が吸込み口20に対向した時に両者が連通状
態に対向し、残りの3つの接続口10はピット4の内周
壁で閉塞されるようになっている。
【0015】したがって、図4に示すように、接続口1
0の開口縁には断熱性を有する弾性部材、例えばゴム、
合成樹脂からなるシール21が設けられ、吸込み口20
と確実に接続されると共に、ピット4の内周壁によって
確実に閉塞されるようになっている。
【0016】また、図1に示すように、排気ダクト19
は床面3の下部を通って前記機械室2の内部の排気装置
22に接続されている。この排気装置22は排気ダクト
19の途中に設けられたダンパー23、排気ファン24
および排気ガラリ25からなり、強制的に排気するよう
になっている。
【0017】さらに、告別兼収骨室1の天井26には空
気吹出し口27が設けられ、この空気吹出し口27は給
気装置28に接続されている。すなわち、空気吹出し口
27はチャンバー29を介して給気ダクト30に接続さ
れ、給気ダクト30は機械室2に設けられたダンパー3
1を介して給気ファン32に接続され、給気ファン32
は給気ガラリ33から給気するようになっている。
【0018】次に、前述のように構成された台車冷却装
置の作用について説明する。図5に示すように、送棺車
によって運ばれた棺Aを送棺車からキャリア台車14に
移載し、キャリア台車14によって棺Aを告別兼収骨室
1へ運ぶ。告別兼収骨室1には、2点鎖線で示すよう
に、台車冷却プロテクタ12が横向きに設置されている
ため、その台車冷却プロテクタ12の前に祭壇34を設
置する。そして、棺Aを載置したキャリア台車14を台
車冷却プロテクタ12の出入口16から一対の台車冷却
プロテクタ12間に搬入すると、棺Aを載置したキャリ
ア台車14はベース11上にセットされる。
【0019】このとき、台車冷却プロテクタ12は回転
支軸5に支持され、回転支軸5は回転支持機構6によっ
て回転自在に支持されているため、台車冷却プロテクタ
12を手動で回すことにより、出入口16の向きを任意
の方向にすることができ、キャリア台車14の搬入が容
易に行える。
【0020】棺Aを祭壇34の後に設置して遺族等が最
後の別れをした後、キャリア台車14によって棺Aを炉
室35に運び、棺Aを炉内台車15に移載して火葬炉3
6内で火葬する。火葬が終了した後、炉内台車15を再
びキャリア台車14に載せ、告別兼収骨室1内の一対の
台車冷却プロテクタ12の間に搬入する。このとき、台
車冷却プロテクタ12を手動で回し、出入口16を炉室
35の方向に方向変換することにより、炉内台車15を
載せたキャリア台車14の搬入が容易に行える。
【0021】炉内台車15の上面には高温で、熱気を帯
びた遺骨Bが載置されており、台車冷却装置によって炉
内台車15を強制的に冷却する必要がある。そこで、排
気装置と給気装置28を同時に動作する。すると、給気
装置28の給気ファン32の作動によって天井26に設
けられた空気吹出し口27から告別兼収骨室1内の炉内
台車15に向かって給気される。また、同時に排気装置
22の排気ファン24の作動によって排気ダクト19を
介して強制的に排気が行われるため、台車冷却プロテク
タ12の空気吸込み口18から排気され、排気通路1
7、排気室9、接続口10、排気ダクト19の順に排気
される。
【0022】したがって、炉内台車15の表面から対流
する熱気や軽い煤塵等が台車冷却プロテクタ12の空気
吸込み口18から強制排気され、炉内台車15が強制的
に冷却される。
【0023】ある程度冷却が進んだ後に遺族等によって
収骨が行われるが、台車冷却プロテクタ12を手動で回
すことにより、告別兼収骨室1で台車冷却プロテクタ1
2を縦向き(図5に実線に示す)に方向変換でき、狭い
スペースの告別兼収骨室1であっても遺族等が整然と収
骨できる。しかも、台車冷却プロテクタ12の空気吸込
み口18から常時強制排気されているため、炉内台車1
5の表面から対流する熱気が上昇することなく、排気装
置22によって排気されるとともに、給気装置28によ
って常時新しい空気が給気されるため、告別兼収骨室1
内で自然冷却する場合に比べ、冷却効率の向上を図るこ
とができる。
【0024】また遺族等が炉内台車15に近づいても遺
族等を熱気および軽い煤塵等から安全に守ることがで
き、衛生的であると共に、火葬から収骨までの時間を短
縮できるという効果がある。
【0025】なお、前記実施の形態においては、台車冷
却プロテクタを回転支軸で支持し、回転支軸をピットに
回転自在に嵌合することにより、手動で方向変換できる
ようにしたが、ピットにモータを設け、回転支軸をモー
タによって回転駆動するようにしてもよい。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように請求項1によれば、
告別室と収骨室とを別個に設けることなく、狭いスペー
スの告別兼収骨室であっても一対の台車冷却プロテクタ
を回転して向きを変えることにより、室を有効に利用で
き、告別や収骨が楽に行える。さらに、炉内台車の上面
の空気を台車冷却プロテクタの排気通路を介して排気す
るとともに、告別兼収骨室に給気することにより、炉内
台車の表面から対流する熱気が上昇することなく、排気
装置によって排気されるとともに、給気装置によって常
時新しい空気が給気されるため、告別兼収骨室内で自然
冷却する場合に比べ、冷却効率の向上を図ることができ
る。
【0027】また遺族等が炉内台車に近づいても遺族等
を熱気および軽い煤塵等から安全に守ることができ、衛
生的であると共に、火葬から収骨までの時間を短縮でき
るという効果がある。
【0028】また、請求項2によれば、台車冷却プロテ
クタは、少なくとも90゜回転自在にしてキャリア台車
の出入り方向に応じて方向変換できるため、一対の台車
冷却プロテクタの間にキャリア台車を容易に出入れでき
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態に係る台車冷却装置の全体
構成図。
【図2】同実施形態に係る台車冷却装置の縦断側面図。
【図3】同実施形態に係る台車冷却装置の平面図。
【図4】同実施形態に係り、図2のX部を拡大した断面
図。
【図5】同実施形態の作用説明図。
【符号の説明】
1…告別兼収骨室 3…床面 4…ピット 5…回転支軸 6…回転支持機構 9…排気室 12…台車冷却プロテクタ 15…炉内台車 17…排気通路 22…排気装置 28…給気装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 告別兼収骨室の床面と略面一に設けられ
    たベースと、 このベース上に相対向して立設されキャリア台車上に載
    置した炉内台車の上面より若干高い一対の台車冷却プロ
    テクタと、 これら台車冷却プロテクタ内に設けられ前記炉内台車の
    上面周辺の空気を吸込む排気通路と、 前記ベースに下方へ突出して設けられ内部に前記排気通
    路と連通する排気室を有する回転支軸と、 前記告別兼収骨室の床面に前記回転支軸と嵌合するピッ
    トを有し回転支軸を軸心として前記台車冷却プロテクタ
    を水平面内で回転自在に支持する回転支持機構と、 前記床面下に設けられたダクトを介して前記回転支軸の
    内部の排気室と連通して告別兼収骨室の外部へ排気する
    排気装置と、 前記告別兼収骨室の外部から告別兼収骨室の内部に給気
    する給気装置と、 を具備したことを特徴とする台車冷却装置。
  2. 【請求項2】 台車冷却プロテクタは、少なくとも90
    ゜回転自在であり、キャリア台車の出入り方向に応じて
    方向変換できることを特徴とする請求項1に記載の台車
    冷却装置。
JP472197A 1997-01-14 1997-01-14 台車冷却装置 Pending JPH10196917A (ja)

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