JPH10196761A - 油圧式無段変速装置の冷却構造 - Google Patents

油圧式無段変速装置の冷却構造

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JPH10196761A
JPH10196761A JP1741697A JP1741697A JPH10196761A JP H10196761 A JPH10196761 A JP H10196761A JP 1741697 A JP1741697 A JP 1741697A JP 1741697 A JP1741697 A JP 1741697A JP H10196761 A JPH10196761 A JP H10196761A
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JP
Japan
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oil
hydraulic
continuously variable
variable transmission
hydraulic pump
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Application number
JP1741697A
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English (en)
Inventor
Shigenori Sakigawa
薫徳 咲川
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Kanzaki Kokyukoki Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kanzaki Kokyukoki Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 油圧式無段変速装置のハウジング内に貯留さ
れる油の温度を低下させて油圧ポンプや油圧モータなど
の耐久性向上を図る。 【解決手段】 原動機Eにより駆動される油圧ポンプP
と、この油圧ポンプPから送られてくる圧油によって駆
動される油圧モータMとを、リリーフ弁10を備えた閉
回路1、2にて流体接続すると共に、前記油圧ポンプP
や油圧モータMを共通のハウジング20に収容して成る
油圧式無段変速装置において、前記リリーフ弁10が調
圧作動した際に生じるリリーフ油をオイルクーラー14
により冷却した後に、前記ハウジング20内の貯留油と
合流させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原動機により駆動
される油圧ポンプと、この油圧ポンプから送られてくる
圧油によって駆動される油圧モータMとを閉回路にて流
体接続して成る油圧式無段変速装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記油圧式無段変速装置においては閉回
路内を循環する作動油を規定圧力に調整するためのリリ
ーフ弁が備えられ、該リリーフ弁は、油圧式無段変速装
置の稼働中において常時作動して発熱したリリーフ油を
排出し、油圧ポンプや油圧モータを収容するハウジング
内へ直接に排出している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記ハウジング内には
油圧ポンプや油圧モータの回転摺動面などから洩れたリ
ーク油が貯留されており、前記のリリーフ油が常時混入
されるとハウジング内の貯留油は全体的に非常に高温の
状態となり、貯留油中に漬かった油圧ポンプや油圧モー
タの寿命が低下する、等の不具合があった。そこで、例
えば実公平5ー29971号に示されるように、ハウジ
ングの外壁に冷却風を当てるように構成する等の試みが
なされているものの、その中の油を効率よく冷却するに
はあまり有効ではなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、原動機Eにより駆動される油圧ポンプP
と、この油圧ポンプPから送られてくる圧油によって駆
動される油圧モータMとを、リリーフ弁10を備えた閉
回路1、2にて流体接続すると共に、前記油圧ポンプP
や油圧モータMを共通のハウジング20に収容して成る
油圧式無段変速装置Hにおいて、前記リリーフ弁10が
調圧作動した際に生じるリリーフ油をオイルクーラー1
4により冷却した後に、前記ハウジング20内の貯留油
と合流させるように構成したことを特徴としている。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施例に基
づいて詳細に説明する。図1において油圧式無段変速装
置Hは、原動機の一例であるエンジンEに連結するため
の入力軸Paを備えると共に斜板の角度変更に伴って作
動油の送油量、送油方向を変更することが可能な可変容
積型の油圧ポンプPと、この油圧ポンプPの送油量、送
油方向の変更に伴って出力軸Maの正転、逆転速度が無
段階に変更される定容積型の油圧モータとを閉回路1、
2によって接続し、以って、作動油が油圧ポンプPと油
圧モータMとの間で循環するようにして構成される。
【0006】前記閉回路1、2内の作動油は循環する間
に油圧ポンプPや油圧モータMなどからリークするの
で、そのリーク油に相当する分を補うためにチャージポ
ンプCPを、前記入力軸Paによって駆動されるように
設けている。該チャージポンプCPの吸込回路3は管継
手4から配管を介して油圧式無段変速装置H外に設置し
た油タンク内のオイルフィルタ6に接続される。チャー
ジポンプCPの吐出回路7はチェック弁8a、8bを介
して、前記閉回路1、2にそれぞれ連通する油補給回路
9a、9bに接続され、チャージポンプCPから吐出さ
れた油は前記閉回路1、2のうち低圧側のチェック弁8
a、8bのいずれかを開いて閉回路1、2内へ補給さ
れ、閉回路中の油量を一定に保つように構成される。
【0007】10は、前記チャージポンプCPの吐出回
路7に接続されたリリーフ弁であって、前記閉回路1、
2へ前述のように補給される油圧を、内部のリリーフバ
ネ10aの付勢力に相当する規定圧力に調圧作動する。
この調圧作動した際に生じるリリーフ油は、ドレン回路
11を通って後で詳細に説明する冷却回路を経て貯留油
室へ排出される。
【0008】前記油圧ポンプPと油圧モータMは、図3
に示すハウジング20の内部に収容され、このハウジン
グ20はその一端側開口部を覆うべくセンタセクション
21を取り付けて密閉され後述する油の貯留室を形成す
る。図2に示すようにセンタセクション21の外面には
前記チャージポンプCPを固定設置し、また、油圧ポン
プPと油圧モータMの各々はアキシャルピストンタイプ
に構成され、複数のアキシャルピストンを往復動自在に
備えたシリンダブロックが前記センタセクション21の
内面に回転摺動自在に設置される。前記入力軸Paはハ
ウジング20とセンタセクション21とにまたがるよう
にして回転自在に支持されチャージポンプCPと油圧ポ
ンプPのシリンダブロックと連動連結する。そして、油
圧ポンプPと油圧モータMが回転した時にアキシャルピ
ストンやシリンダブロックの回転摺動面などからリーク
した油はこのハウジング20内に貯留される。
【0009】前記センタセクション21の肉厚部内には
閉回路1、2、に加えて、図2に示すように、前述のチ
ャージポンプCPの吐出回路7、チェック弁8a、8
b、油補給回路9a、9b、並びに、リリーフ弁10と
そのドレン回路11が配設される。ドレン回路11の末
端はセンタセクション22の外面に開口し、管継手12
が取り付けられる。一方、ハウジング20の外壁面には
その内外に通じる油通路16を穿設して管継手15が取
り付けられる。そして、両管継手12、15を配管部材
13によって接続すると共に、この配管部材13の途中
部にオイルクーラ14を介在させ、以って油冷却回路を
構成する。該オイルクーラ14は、図外の車両に装備さ
れたラジェータの近傍などに配設される。
【0010】よって、リリーフ弁10が前述のように調
圧作動して設定圧力以上になったときに排出されるリリ
ーフ油はセンタセクション21内のドレン回路11を流
れて管継手12から一旦、ハウジング20の外へ出て配
管13を通ってオイルクーラ14内に導入される。そし
て、オイルクーラ14を通過した後の冷却された油が配
管13から管継手15を経て油通路16からハウジング
20内に還流して、その中の貯留油と混ざり合って油温
を全体的に低下させ、貯留油中にある油圧ポンプPや油
圧モータMを高温状態にさらすことが無くなり耐久性が
向上する。
【0011】また、図4に示すように、入力軸Paの外
端に、油圧式無段変速装置Hのハウジングの外壁に向け
て冷却風を吹き付けるための冷却ファン26を設置する
と共に、管継手12から管継手15に至る配管13の一
部を放熱フィン付きの配管部材に構成して冷却ファン2
6による冷却風域内に臨ませ、これをオイルクーラ1
4’に代えても良い。この場合、配管部材13の短尺
化、オイルクーラ構成の低コスト化が図れるうえ、ハウ
ジングの内方と外方の両方からから一層効率良く貯留油
を冷却することが可能となる。
【0012】なお、図3に示す23は、前記油圧ポンプ
Pの前記斜板を角度変更するための回動軸であってハウ
ジング20の外側壁に取り付けられたストッパプレート
22より外方へ突出して制御アーム24が固着される。
該制御アーム24は、図外の車両に装備される変速レバ
ーに連係され回動軸23まわりに揺動自在で、かつ、そ
の両側面がストッパプレート22の突起22a、22b
に当接することで揺動範囲が制限されている。
【0013】また、制御アーム24にはロック部材25
を、その先端をストッパプレート22に向けて係合・解
除自在に固着して設けている。この実施例ではロック部
材25にボルトを用いて制御アーム24にネジ留めして
あるが、差し込みピンを用いても良い。このロック部材
25は、油圧式無段変速装置Hの出荷試験のときに油圧
ポンプPの斜板の正確な中立位置を得た後にストッパプ
レート22に係合させて制御アーム24を揺動不能にロ
ックしておき、この状態で油圧式無段変速装置Hを車両
フレームに据え付け、変速レバーとつながるリンク機構
に制御アーム24を接続した後に、解除される。これに
より、油圧ポンプPの斜板を正確な中立位置に影響する
ことなく変速レバーと制御アーム24との間の遊びの調
整が行い易くなる利点がある。
【0014】
【発明の効果】以上のように本発明は、原動機Eにより
駆動される油圧ポンプPと、この油圧ポンプPから送ら
れてくる圧油によって駆動される油圧モータMとを、リ
リーフ弁10を備えた閉回路1、2にて流体接続すると
共に、前記油圧ポンプPや油圧モータMを共通のハウジ
ング20に収容して成る油圧式無段変速装置において、
前記リリーフ弁10が調圧作動した際に生じるリリーフ
油をオイルクーラー14により冷却した後に、前記ハウ
ジング20内の貯留油と合流させるように構成したの
で、リリーフ弁10から排出されるリリーフ油を積極的
に冷却させ、その油をハウジング20内に還流させるこ
とにより、中の貯留油と混ざり合って油温を確実、か
つ、効率的に低下させることができ、貯留油中にある油
圧ポンプPや油圧モータMが高温状態にさらされずそれ
らの耐久性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る油圧式無段変速装置の油圧回路図
である。
【図2】同じく油圧式無段変速装置の後面一部破断面図
である。
【図3】同じく油圧式無段変速装置の右側面一部破断面
図である。
【図4】同じく他の実施例に係る油圧回路図である。
【符号の説明】
H 油圧式無段変速装置 P 油圧ポンプP M 油圧モータM 10 リリーフ弁10 14 オイルクーラー 20 ハウジング

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原動機Eにより駆動される油圧ポンプP
    と、この油圧ポンプPから送られてくる圧油によって駆
    動される油圧モータMとを、リリーフ弁10を備えた閉
    回路1、2にて流体接続すると共に、前記油圧ポンプP
    や油圧モータMを共通のハウジング20に収容して成る
    油圧式無段変速装置Hにおいて、前記リリーフ弁10が
    調圧作動した際に生じるリリーフ油をオイルクーラー1
    4により冷却した後に、前記ハウジング20内の貯留油
    と合流させるように構成したことを特徴とする油圧式無
    段変速装置の冷却構造。
JP1741697A 1997-01-13 1997-01-13 油圧式無段変速装置の冷却構造 Pending JPH10196761A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005282599A (ja) * 2004-03-26 2005-10-13 Fuji Heavy Ind Ltd 左右駆動力配分装置
JP2005351247A (ja) * 2004-06-14 2005-12-22 Kanzaki Kokyukoki Mfg Co Ltd 油圧ポンプユニット
US7934578B2 (en) 2004-04-13 2011-05-03 Kanzaki Kokyukoki Mfg. Co., Ltd. Hydraulic pump unit, hydraulic pump set, and working vehicle
WO2013078810A1 (zh) * 2011-11-29 2013-06-06 湖南三一智能控制设备有限公司 自降温旋挖钻机动力头液压马达系统及旋挖钻机

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