JPH1130304A - 静流体圧伝動装置に於ける発熱防止装置 - Google Patents

静流体圧伝動装置に於ける発熱防止装置

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JPH1130304A
JPH1130304A JP18397097A JP18397097A JPH1130304A JP H1130304 A JPH1130304 A JP H1130304A JP 18397097 A JP18397097 A JP 18397097A JP 18397097 A JP18397097 A JP 18397097A JP H1130304 A JPH1130304 A JP H1130304A
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JP
Japan
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hydraulic
circuit
pump
case
motor
Prior art date
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JP18397097A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Kosoto
博 小曽戸
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Uchida Oil Hydraulics Mfg Co Ltd
Original Assignee
Uchida Oil Hydraulics Mfg Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】静流体圧伝動装置の系全体の機器の温度を均一
化できる安価で保守の容易な発熱防止装置を提供するこ
と 【解決手段】油圧ポンプ3と油圧モータ5を閉油圧回路
6にて接続し、該閉油圧回路へリリーフ弁9を備えた補
充回路7を介して作動油を補充するチャージポンプ8を
設けた静流体圧伝動装置に於いて、該リリーフ弁の2次
側9aから該油圧ポンプのポンプケース3a内と該油圧
モータのモータケース5a内を順次に介してタンク13
へ連なる循環回路14を設けた。該油圧モータに歯車減
速機4を連結し、循環回路を該歯車減速機の減速機ケー
ス4a内を循環して設けてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、農業機械、建設機
械、産業車両等の回転用或いは走行用に使用される静流
体圧伝動装置の作動流体の発熱を防止する装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばコンクリートミキサー車に
使用される静流体圧伝動装置では、図1に見られるよう
に、走行用エンジンaで回転される可変容量油圧ポンプ
bとミキシングドラムcに減速機dを介して連結した油
圧モータeを閉油圧回路fにより接続し、該油圧ポンプ
bと共に回転されるチャージポンプgから補充回路jを
介して該閉油圧回路fへ漏洩により不足する作動油を補
充し且つ該ポンプbの容量を制御するサーボレギュレー
タhへも制御弁iを介してその容量制御のために該チャ
ージポンプgから供給することが行われている。該補充
回路jにはチャージポンプgの吐出圧を一定に維持する
ためのリリーフ弁kが設けられ、閉油圧回路fには内部
の作動油をフラッシングするためのシャトル弁lとフラ
ッシングリリーフ弁mで構成されたフラッシング弁が設
けられる。該フラッシングリリーフ弁mは、シャトル弁
lにより閉油圧回路fを構成する往復の回路のうちの低
い方から抽出した作動油をタンクnへ戻す。oはクロス
オーバーバルブである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】該油圧ポンプbから閉
油圧回路fへ吐出された作動油は、油圧モータeを回転
させて該ポンプbへと戻り、該制御弁iを操作して該ポ
ンプbのサーボレギュレータhを作動することにより、
該ポンプbの吐出量が制御され、該モータeの回転数を
自在に制御できる。該リリーフ弁kの設定圧力はフラッ
シングリリーフ弁mの設定圧よりもわずかに高く、該閉
油圧回路fの低圧側の圧力がフラッシングリリーフ弁m
の設定圧よりも高くなったとき、タンクnへ該閉油圧回
路f内の作動油の一部を戻し、該フラッシングリリーフ
弁mの設定圧よりも高く且つリリーフ弁kの設定圧より
も低いときにチャージポンプgから補充を受け、該閉油
圧回路f内の作動油を少しずつ入れ替え、該回路f内の
作動油の温度上昇を防ぐようにフラッシング作動を行
う。
【0004】しかし、このフラッシング作動では、該シ
ャトル弁lの切り替わりにより作動する弁が入れ替わる
ため、閉油圧回路fの低圧側回路からタンクnへ流れる
流量が変化し、且つ該低圧側回路の圧力自体も変動し、
その結果、サーボレギュレータhの制御圧が変動して制
御特性が損なわれる不都合を生じる。
【0005】また、該油圧ポンプb及び油圧モータeに
於いて生じる閉油圧回路fからの漏れや摺動部の摺動抵
抗或いはポンプケース、モータケース内で作動油が回転
部により撹拌される際の撹拌抵抗等により作動流体が発
熱し、リリーフ弁kから流出するときや各種弁を制御流
が流れるときにも作動流体は発熱するので、作動流体を
オイルクーラなどの冷却装置で冷却し、系全体の機器を
或る温度以下に平均化して使用することが好ましいが、
該シャトル弁lが作動しないときは、チャージポンプg
からの流量のうちの閉油圧回路fの系に必要とする以外
の流量(余剰流量)は、リリーフ弁kからポンプケース
内を介してタンクnへ排除され、その際、ポンプ部に発
生する熱を外部へ持ち去ることができるものの、油圧モ
ータeに発生する熱は持ち去られないため、油圧モータ
の構成部品は高温になってしまう不都合があった。すな
わち、油圧モータ部では、高温で作動油が劣化し、摺動
部分は焼き付き、オイルシール等はシール性を損なう危
険がある。
【0006】本発明は、静流体圧伝動装置の系全体の機
器の温度を均一化できる安価で保守の容易な発熱防止装
置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、油圧ポンプ
と油圧モータを閉油圧回路にて接続し、該閉油圧回路へ
リリーフ弁を備えた補充回路を介して作動油を補充する
チャージポンプを設けた静流体圧伝動装置に於いて、該
リリーフ弁の2次側から該油圧ポンプのポンプケース内
と該油圧モータのモータケース内を順次に介してタンク
へ連なる循環回路を設けたことにより、上記の目的を達
成するようにした。該油圧モータに歯車減速機を連結
し、該循環回路を該歯車減速機の減速機ケース内を循環
して設けるようにしてもよい。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図2に基づ
き説明すると、同図に於いて、符号1は、エンジン2に
より回転される可変容量型アキシャルピストンポンプの
油圧ポンプ3と、減速機4を介してアクチュエータへ回
転を伝達するピストンモータの油圧モータ5を閉油圧回
路6により接続するとともに、該閉油圧回路6へ補充回
路7を介して作動油を補充するチャージポンプ8を設け
た静流体圧伝動装置を示す。該補充回路7にはその圧力
を制御するリリーフ弁9が設けられる。10は閉油圧回
路6に設けたクロスオーバーバルブである。該チャージ
ポンプ8は小容量の歯車ポンプが使用され、該エンジン
2により該油圧ポンプ3と共に回転される。該補充回路
7はチェック弁11を介して閉油圧回路6に接続される
ほかに該油圧ポンプ3の吐出量を制御するサーボレギュ
レータ12にも接続される。
【0009】こうした構成は従来のものと変わりがない
が、本発明のものでは、該リリーフ弁9の2次側9a
を、該油圧ポンプ3のポンプケース3a内と該油圧モー
タ5のモータケース5a内を順次に介してタンク13へ
と接続し、該チャージポンプ8の吐出量の一部が循環す
る循環回路14を設けるようにした。該循環回路14の
端部にオイルクーラー15を介在させ、該循環回路14
を流れる作動油を強制冷却するようにした。該オイルク
ーラー15はタンク13に設けることも可能である。ま
た、図3に示したように、該循環回路14を歯車減速機
4の減速機ケース4a内を循環して設けるようにしても
よい。
【0010】該油圧ポンプ3から閉油圧回路6に吐出さ
れた作動油は、油圧モータ5を回転させて該油圧ポンプ
3へと戻り、その作動中に該ポンプやモータ等の機器か
ら漏れる作動油は、チャージポンプ8から補充回路7及
びチェック弁11を介して不足しないように補充され
る。該補充回路7の圧力は、リリーフ弁9により維持さ
れ、該チャージポンプ8からの流量のうち、補充すべき
流量及びサーボレギュレータ12の操作に必要な流量以
外は該リリーフ弁9の2次側9aから排除される。ピス
トン型の該油圧ポンプ3及び油圧モータ5は、ポンプケ
ース或いはモータケースの内部に複数のシリンダ室を設
けた回転自在のシリンダブロックを有し、該シリンダ室
に設けた往復動自在のピストンにより該シリンダ室内の
作動油を加圧するポンプ作動を行うか、加圧された作動
油により該ピストンを押し出すモータ作動を行うが、該
シリンダ室からは多少の作動油が該ケース内へ漏れ、こ
のとき作動油は発熱し、また該ケース内の作動油はシリ
ンダブロックの回転で撹拌され、このときにも発熱し、
更に、ピストンとシリンダ壁面間に進入した作動油は摺
動抵抗により発熱する。静流体圧伝動系全体からみれ
ば、これらの作動油温上昇原因の他にリリーフ弁9を通
過するときにも作動油温を上昇させ、サーボレギュレー
タ12の操作等の各種制御に使用することによっても昇
温する。作動油温の上昇は作動油を劣化させ、シールを
損傷させる原因となるので、作動油を滞留させずタンク
へ還流させ、局所的な高温化を防ぐことが好ましく、本
発明に於いては該リリーフ弁9の2次側9aから排出さ
れる作動油を該油圧ポンプ3のポンプケース3a内へ導
き、そこで該油圧ポンプ3のシリンダブロック等から漏
れる作動油を合流させ、合流した流量を該ポンプケース
3a内から更に油圧モータ5のモータケース5a内へ導
き、該モータ5のシリンダブロック等から漏れる作動油
を合流してタンクへと戻る循環回路14を設け、静流体
圧伝動装置の系全体の作動油を強制的に循環させるよう
にした。これによって昇温しやすい油圧ポンプ3及び油
圧モータ5のケース内は、リリーフ弁9がリリーフ作動
を行うあいだ継続して作動油が循環し、局部的昇温箇所
がなくなる。該閉油圧回路6内の作動油は、油圧ポンプ
3と油圧モータ5のケース内が作動油の循環で冷却され
るので、さしたる昇温がなく、特別にフラッシングする
必要がないのでフラッシング装置が不要になる。また、
該閉油圧回路6にフラッシング装置を設けずに済むか
ら、補充回路7の圧力を変動させる原因が減り、サーボ
レギュレータ12の制御操作が正確になる。
【0011】該油圧モータ5に歯車減速機4を連結した
ものでは、図3のようにモータケース5a内に続いて該
減速機4の減速機ケース4a内を作動油が循環するよう
に循環回路14を設け、減速機の潤滑油の昇温を防ぐよ
うにしてもよい。
【0012】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、静流体圧
伝動装置の閉油圧回路へ作動油を補充するリリーフ弁の
2次側から、油圧ポンプのポンプケース内と油圧モータ
のモータケース内を順次に介してタンクに連なる循環回
路を設けたので、静流体圧伝動系が局所的に高温化する
ことを防止できて各機器の温度を均一化でき、作動油の
劣化やシールの破損が防止されるから耐久性が向上する
と共に保守が容易になり、フラッシング装置が不要にな
るから安価に製作できる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の静流体圧伝動装置の線図
【図2】本発明の実施の形態を示す線図
【図3】本発明の他の実施の形態の線図
【符号の説明】
1 静流体圧伝動装置、3 油圧ポンプ、3a ポンプ
ケース、4 減速機、5油圧モータ、5a モータケー
ス、6 閉油圧回路、7 補充回路、8 チャージポン
プ、9 リリーフ弁、9a 2次側、13 タンク、1
4 循環回路、15 オイルクーラー、

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】油圧ポンプと油圧モータを閉油圧回路にて
    接続し、該閉油圧回路へリリーフ弁を備えた補充回路を
    介して作動油を補充するチャージポンプを設けた静流体
    圧伝動装置に於いて、該リリーフ弁の2次側から該油圧
    ポンプのポンプケース内と該油圧モータのモータケース
    内を順次に介してタンクへ連なる循環回路を設けたこと
    を特徴とする静流体圧伝動装置に於ける発熱防止装置。
  2. 【請求項2】上記油圧モータに歯車減速機を連結し、上
    記循環回路を該歯車減速機の減速機ケース内を循環して
    設けたことを特徴とする請求項1に記載の静流体圧伝動
    装置に於ける発熱防止回路。
JP18397097A 1997-07-09 1997-07-09 静流体圧伝動装置に於ける発熱防止装置 Pending JPH1130304A (ja)

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