JPH10196631A - ネジ連結機構 - Google Patents

ネジ連結機構

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Publication number
JPH10196631A
JPH10196631A JP552797A JP552797A JPH10196631A JP H10196631 A JPH10196631 A JP H10196631A JP 552797 A JP552797 A JP 552797A JP 552797 A JP552797 A JP 552797A JP H10196631 A JPH10196631 A JP H10196631A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid member
housing
ring type
screw
peripheral surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP552797A
Other languages
English (en)
Inventor
Shotaro Takemoto
昌太郎 竹本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osada Research Institute Ltd
Original Assignee
Osada Research Institute Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Osada Research Institute Ltd filed Critical Osada Research Institute Ltd
Priority to JP552797A priority Critical patent/JPH10196631A/ja
Publication of JPH10196631A publication Critical patent/JPH10196631A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 歯科用ハンドピースのヘッド部の蓋部材が使
用中に緩み或いは抜け落ちることがないようにする。 【解決手段】 ハウジング10は、前記螺合部を構成す
る雄ネジ部10aと該雄ネジ部に続く円筒部外周面に環
状溝10bを有する。蓋部材40は螺合部を構成する雌
ネジ部40aと該雌ネジ部に先立つ円筒部内周面に環状
溝40bを有する。螺合時、前記両環状溝10a,40
aが対向し、該対向した環状溝内にまたがって弾性のリ
ング状物70を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネジ連結機構に係
り、例えば、歯科用ハンドピースのヘッド部におけるハ
ウジングと蓋部材とのネジ連結部に適用して好適なネジ
連結機構に関する。
【0002】
【従来の技術】歯科用ハンドピース、例えば、エアータ
ービン或いはマイクロエンジンにおいては、ハンドピー
ス先端のハウジング内に回転自在に装着されたチャック
機構に切削バーを装着し、該チャック機構をエアー或い
はモータにて回転させ、前記切削バーにて歯牙の切削
等、種々の歯科治療を行っている。
【0003】上述のごときハンドピースにおいては、ハ
ウジングの上部に蓋部材を螺合し、該蓋部材を押圧する
ことによりチャック機構を開いて切削バーを挿入し、該
蓋部材の押圧力を解除することにより、前記挿入した切
削バーを挟持するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来、
歯科用ハンドピースは、ヘッド部のハウジングと蓋部材
とはネジによって螺合されている例が多いが、使用中
に、ネジが緩んで、蓋部材が抜け落ちてしまう等の問題
があった。
【0005】本発明は、上述のごとき問題を解決するた
めになされたもので、歯科用ハンドピースのヘッド部の
蓋部材が使用中に緩んだり、脱落したりすることがない
ようにすることを目的としてなされたものであるが、本
発明は、歯科用ハンドピースのヘッド部のみに限定され
るものではなく、その他の全てのネジ連結部に適用して
好適なものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、外周
面に雄ネジを有する部材と、内周面に雌ネジを有する部
材とをネジ連結する機構において、前記外周面及び内周
面に、前記両部材がネジ連結された時に対向する環状溝
を有し、該環状溝内に両環状溝にまたがる弾性のあるリ
ング状の物を有することを特徴とし、該リング状の物を
越えて両部材間のネジ結合が緩まないようにしたもので
ある。
【0007】請求項2の発明は、歯科用ハンドピース先
端部のヘッドハウジングと、該ハウジング内に回転自在
に装置されるチャック機構と、前記ハウジングの上部に
おいて該ハウジングに螺合される蓋部材とを有する歯科
用ハンドピースにおいて、前記ハウジングは、前記螺合
部を構成する雄ネジ部と該雄ネジ部に続く円筒部外周面
に環状溝を有し、前記蓋部材は前記螺合部を構成する雌
ネジ部と該雌ネジ部に先立つ円筒部内周面に環状溝を有
し、螺合時、前記両環状溝が対向し、該対向した環状溝
内に弾性のあるリング状の物を有することを特徴とし、
前記蓋部材が前記リング状の物を越えて緩まないように
したものである。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は、本発明が適用された歯科
用ハンドピースの一例を説明するための要部概略構成図
で、図中、10はハンドピース先端部のハウジング、2
0は該ハウジング内に着脱自在に装着されるカートリッ
ジ外筐、30は該外筐20内に着脱自在に装着されるチ
ャック機構(内部のチャック機構は、周知のチャック機
構なので、ここでの詳細は省略するが、もし、必要なら
ば、例えば、特開平7−143996号公報,特開平7
−59797号公報等参照)、40は蓋部材である。
【0009】カートリッジ外筐20は、該カートリッジ
外筐20の外壁に軸方向に延長して設けられたキー(又
はキー溝)を、ハウジング10の内壁に軸方向に延長し
て設けられたキー溝(又はキー)に位置合せして、該ハ
ウジング10の上方より該ハウジング10内に挿入し、
次いで、チャック機構30をカートリッジ外筐20内に
挿入し、このようにして、カートリッジ外筐20及びチ
ャック機構30をハウジング10内に装着した後、蓋部
材40のネジ40aをハウジング10のネジ10aに螺
合して該蓋部材40を締め付け、カートリッジ外筐20
及びチャック機構30を、ハウジング10内に装着す
る。
【0010】チャック機構30は、軸方向の上下に2箇
のベアリング31,32を有し、かつ、該チャック機構
30を回転させるための歯車33を一体的に有してお
り、周知のように、該歯車33が図示しないモータによ
って回転される歯車50によって回転されることによ
り、該チャック機構に狭持されたバー(切削具)60を
回転する。なお、歯車50は、ハンドピースハウジング
の頸部,及び、カートリッジ20の孔を通して該カート
リッジ外筐20内に挿入されて、チャック部材30の歯
車33と係合し、該歯車33を回転する。
【0011】蓋部材40は弾性を有し、該蓋部材40を
矢印Rにて示す方向に押下すると、該蓋部材40がチャ
ック機構の上部面30aに当り、それによって、周知の
ように、チャック機構を開き、バー60の挿脱を可能に
し、押圧力Rを解くと、チャック機構30が閉まり、バ
ー60を保持する。
【0012】上述のように、従来の歯科用ハンドピース
のヘッド部構造において、ハウジング10と蓋部材40
とがネジ10a,40aにて螺合される形式のものがあ
るが、このようにネジにて螺合されている場合、使用中
の回転振動等によってネジが緩み、更には、蓋部材が抜
け落ちてしまう等の問題があった。
【0013】本発明は、上述のごとき問題を解決するた
めになされたもので、図1中、10bはハウジング10
の外周面に設けられた環状溝、40bは蓋部材40の内
周面に設けられた環状溝、70はこれら環状溝10b,
40bに収納された弾性のあるリング状の物で、これら
は、本発明によって付加されたものである。なお、前記
環状溝の形状は、図示形状のものに限定されるものでは
なく、また、ハウジング側と蓋部材側とで逆にしてもよ
いし、また、ハウジング側を雌ネジ、蓋部材側を雄ネジ
にしてもよい。
【0014】図2は、図1に示したII部の詳細を説明す
るための拡大図で、図2(A)は、ハウジング10に蓋
部材40を螺合する時の図で、図示のように、環状溝1
0b内にリング状物70を収納した状態で、蓋部材40
をハウジング10に螺合していく。リング状物70は弾
性を有するので、該リング状物70は蓋部材10の内周
面によって圧縮されて環状溝10b内に押し込められ、
これによって、蓋部材40をハウジング10に螺合させ
ることができる。螺合が所定量進むと、ハウジング側の
溝10bと蓋部材40側の溝40bとが対向し、この
時、リング状物70はその弾性力によって膨み、図2
(B)に示すように、環状溝10bと40bの両方にま
たがる。従って、この状態にしておけば、ネジが緩んで
も、リング状物70を乗り越えない限り、蓋部材40が
それ以上緩むことはなく、蓋部材が脱落するような心配
もない。なお、蓋部材40を取り外す必要がある場合
は、該蓋部材40を一定以上のトルクを加えて回せば、
リング状物70がつぶれて取り外しができる。
【0015】なお、以上には、本発明を歯科用ハンドピ
ースのヘッド部に適用した場合の例について説明した
が、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、
全てのネジ結合部において、必要に応じて任意に採用し
て好適なものである。
【0016】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によると、ネジ結合された2部材間のネジの緩みを防止
し、また、ネジの緩みによる離脱を防止することがで
き、例えば、歯科用ハンドピースのヘッド部における蓋
部材のハウジングに対する緩みを所定量以下に抑え、或
いは、蓋部材の離脱を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が適用された歯科用ハンドピースの一
例を説明するための要部概略構成図である。
【図2】 図1に示したII部の詳細を説明するための拡
大図である。
【符号の説明】
10…ヘッド部ハウジング、10a…ネジ部、10b…
環状溝、20…カートリッジ外筐、30…チャック機
構、31,32…ベアリング、33…歯車、40…蓋部
材、40a…ネジ部、40b…環状溝、50…歯車、6
0…切削バー、70…リング状物。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周面に雄ネジを有する部材と、内周面
    に雌ネジを有する部材とをネジ連結する機構において、
    前記外周面及び内周面に、前記両部材がネジ連結された
    時に対向する環状溝を有し、該環状溝内に両環状溝にま
    たがる弾性のあるリング状の物を有することを特徴とす
    るネジ連結機構。
  2. 【請求項2】 歯科用ハンドピース先端部のヘッドハウ
    ジングと、該ハウジング内に回転自在に装置されるチャ
    ック機構と、前記ハウジングの上部において該ハウジン
    グに螺合される蓋部材とを有する歯科用ハンドピースに
    おいて、前記ハウジングは、前記螺合部を構成する雄ネ
    ジ部と該雄ネジ部に続く円筒部外周面に環状溝を有し、
    前記蓋部材は前記螺合部を構成する雌ネジ部と該雌ネジ
    部に先立つ円筒部内周面に環状溝を有し、螺合時、前記
    両環状溝が対向し、該対向した環状溝内にまたがって弾
    性のあるリング状の物を有することを特徴とする歯科ハ
    ンドピースにおけるヘッド部ネジ連結機構。
JP552797A 1997-01-16 1997-01-16 ネジ連結機構 Pending JPH10196631A (ja)

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JP552797A JPH10196631A (ja) 1997-01-16 1997-01-16 ネジ連結機構

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JP552797A JPH10196631A (ja) 1997-01-16 1997-01-16 ネジ連結機構

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JP552797A Pending JPH10196631A (ja) 1997-01-16 1997-01-16 ネジ連結機構

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017023505A (ja) * 2015-07-24 2017-02-02 株式会社吉田製作所 歯科用ハンドピース
EP3298981A1 (de) * 2016-09-22 2018-03-28 Sirona Dental Systems GmbH Handstückkopf für ein zahnärztliches handstück

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017023505A (ja) * 2015-07-24 2017-02-02 株式会社吉田製作所 歯科用ハンドピース
WO2017018226A1 (ja) * 2015-07-24 2017-02-02 株式会社吉田製作所 歯科用ハンドピース
EP3298981A1 (de) * 2016-09-22 2018-03-28 Sirona Dental Systems GmbH Handstückkopf für ein zahnärztliches handstück

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