JPS5837560Y2 - 小ねじ等の締弛工具 - Google Patents

小ねじ等の締弛工具

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Publication number
JPS5837560Y2
JPS5837560Y2 JP1980043267U JP4326780U JPS5837560Y2 JP S5837560 Y2 JPS5837560 Y2 JP S5837560Y2 JP 1980043267 U JP1980043267 U JP 1980043267U JP 4326780 U JP4326780 U JP 4326780U JP S5837560 Y2 JPS5837560 Y2 JP S5837560Y2
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JP
Japan
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worm
worm gear
tightening
drive shaft
tool
Prior art date
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Expired
Application number
JP1980043267U
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English (en)
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JPS56151770U (ja
Inventor
豊三郎 前田
Original Assignee
株式会社 前田精密製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社 前田精密製作所 filed Critical 株式会社 前田精密製作所
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  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、小ねじ等の締張工具に関する。
機器の組立、分解作業等において、スパナやソケットレ
ンチで締めつけるための回転角がとれないような狭い空
間部で、ボルトやナツトを締めつねばならないことがあ
る。
そのために実開昭48−59297号、実開昭54−1
0997号や実開昭54−127696号記載のように
、ウオームねじとウオーム歯車との回転伝達を利用して
ボルトやナツトを側方から能率よくねじ締めするソケッ
トレンチやねじ締機が開発されている。
しかし、これらのものにあっては、ウオーム歯車を所定
の収容部である工具本体に収容し、蓋体をボルト、ナツ
ト等の固着具で工具本体に脱着自在に取着しているもの
である。
したがって、工具本体の製造が簡単でなく、また、固着
具を脱着して蓋体を開閉しなければウオーム歯車を装着
したり、交換することができないため、ウオーム歯車の
装着、交換に手数がかかり、簡易、迅速に行なえない欠
点がある。
本考案は上記のような点に鑑みたもので、ウオーム歯車
を装着する工具本体を簡単な構成として製造が簡単にで
きるとともに、ウオーム歯車をボルト、ナツト等の固着
具を脱着することなく、簡単、迅速に工具本体に装着で
き、また交換することができる小ねじ等の締張工具を提
供するにある。
以下本考案を実施例にもとすいて説明する。
第1図は本考案の小ねじ等の締張工具の一実施例で、ウ
オーム駆動軸1、ウオーム歯車2、工具本体3で構成し
ている。
ウオーム駆動軸1はピアノ線のような2.3mm位の細
径の弾性線で、その下端部にウオームねじ4をウオーム
駆動軸1に一体的に形成している。
ウオーム歯車2は3.4mm位の薄肉、10〜20mm
位の小径で、外周のウオーム歯車4が上記ウオームねじ
4とかみ合い、中央部に第2図のように十字穴付の小ね
じ6を締弛するドライバーの先のようなビット先部7を
小ねじ6の頭部がウオーム歯車2の側面に当たらない程
度にわずか突き出して、ウオーム歯車2に一体的に形成
している。
またウオーム歯車2の両側面の外周部には、ウオームね
じ4にウオーム歯5がかみ合ってウオーム歯車2が回転
できるように凹設した円形状の段周部8をそれぞれ周設
している。
工具本体3は、第1図、第3図のように、1mm厚さ位
のばね材を断面はは゛U形状に新曲して、その折曲部に
ウオーム駆動軸1を挿着できるようにウオームねじ4の
両側にあたる上下部に回転軸挿着部9をそれぞれ設け、
側方部に上記したウオーム歯車2を回転できるように段
周部8が嵌着する嵌合孔10を穿設し、第3図のように
ばね力に抗して側方に押しひろげられるようにしてウオ
ーム歯車2をウオーム駆動軸1に係合して挿脱可能に挟
着できるようにしている。
また工具本体3の両側面は、ウオーム歯車2の両側面よ
り突き出さないように段周部8に嵌合させ、外周部もウ
オーム歯車2をウオーム駆動軸1に係合保持する部分を
除いてウオーム歯車2の外周面より外方に突き出さず外
周面の内方に配設するように小径に形成している。
このように構成した小ねじ等の締張工具の一使用例につ
いて説明する。
ウオーム駆動軸1に挿着した工具本体3を第3図のよう
に工具本体3のばね力に抗して押しひろげ、所定のビッ
ト先部7をもったウオーム歯車2を第1図のように工具
本体3に挟着する。
このように、工具本体3にウオーム歯車2を装着するに
あっては、従来のようにボルト、ナツト等の固着具を何
ら脱着したりすることなく、きわめて簡単かつ迅速に行
なえるものである。
そして、第4図のようにウオーム駆動軸1の上端部を電
動ドライバー11に挿着し、ピンセット等で゛所定の小
ねしらをビット先部7に取りつける。
そして締張工具を電子機器や時計等の小型機器12の指
の偏位の狭い空間部13に挿入する。
ウオーム駆動軸を細径とし、ウオーム歯車を薄肉、小径
とし、工具本体を薄肉としているため、指の偏位の空間
部にも挿入できるものである。
つぎに、空間部13の所定のねし孔14に小ねじ6の先
端を挿入しウオーム歯車2をねじ孔14の方に押しつけ
るようにして、電動ドライバー11を回転すると、ウオ
ーム駆動軸1、ウオームねじ4、ウオーム歯5を介して
ウオーム歯車2が回転し、ビット先部7により小ねじ6
をねし孔14に締着できるものである。
なお、電動ドライバーにトルクリミット付きものを使用
すれば、小径の小ねじを確実に所定のトルクで締着でき
るものである。
またウオーム歯車を小径とし、工具本体をウオーム歯車
の外周面より内方に配設しているため、空間部の端面よ
りほぼウオーム歯車の半径近くの、例えば5〜lQmm
位のところまでのねじの締張が行なえ、いわゆるデッド
ゾーンを非常に少なくできるものである。
なお、小ねじ等を弛めてとりはずすときも、上記と逆の
操作で、はぼ同様にしてできるものである。
本実施例では、ウオーム駆動軸をピアノ線のような弾性
線で形成しているため、空間部がやや折曲していてもウ
オーム駆動軸を折曲できて、小ねじ等の締張ができるも
のである。
そして、サイズの異なる小ねじを締張する場合にあって
も、上記と同様に工具本体を押しひろげて所定のウオー
ム歯車を装着すれば簡単に行なえるものであり、一定溝
付きや三角穴付き等の多角穴付きのものや六角状のナツ
ト等の形状の異なった異種のねじやナツト等であっても
上記と同様に所定のウオーム歯車を簡単かつ迅速に工具
本体に装着できて、作業の迅速化がはかれるものである
また、ウオーム歯車としては、以下のように適宜に変形
することができるものであり、これらにあっても、上記
と同様の効果を奏するものである。
第5図は本考案のウオーム歯車2の他の実施例で、中央
部のピッI・先部7を外側に突き出さずに凹設している
ものである。
本実施例では、前記のものよりビット先部の凹設量だけ
さらに狭い空間部に締張工具を挿入できて、小ねじ等を
締張できるものでかる。
なおこの場合には、特に工具本体の側面をビット先部を
設けたウオーム歯車の側面より内方に配設することが必
要である。
第6図は本考案のウオーム歯車2のさらに他の実施例で
、ビット先部7のまわりに合成樹脂材等の弾性筒状の小
わじ等が保持できる保持筒15を配設したものである。
本実施例では、保持筒で小ねじ等を確実にビット先部に
保持できるため、小ねじ等が途中で脱落するのを防止で
き、作業性の向上がはかれるものである。
第7図は本考案のウオーム歯車2部のさらに他の実施例
で、保持筒15を設けたビット先部7に小径の減圧吸引
用孔16を穿設し、ウオーム歯車2のビット先部7を設
けた反対面に凹所17を凹設するとともに、この凹所1
7にOリングのようなシール体18を介してシール体押
え材19に回転自在に嵌着し、シール体押え材19に減
圧吸引用パイプ20を貫通して、上記減圧吸引用孔16
と連通ずるようにしたものである。
本実施例では、減圧吸引用パイプの他端を真空装置(図
外)等で吸引することにより、減圧吸引用孔を介してピ
ッ1ル先部に小ねじ等を吸引して固定することができ、
小ねじ等をピンセット等でビット先部に取りつけなくて
も、ビット先部を小ねじの頭部に近づけると簡単に吸い
つけて固定でき、空間部の所定の取りつけ位置に脱落す
ることなく、確実に挿入できて締着できるものである。
このことは、分解するときにわじ孔から弛めてはずした
小ねじ等を脱落せずに、確実に所定の位置に取り出せる
ものである。
第8図は本考案のさらに他の実施例で、ウオームねじ4
とピン21で連結したウオーム駆動軸1の下端に軸方向
に十字穴付きねじ、一字溝付きねじ等の操作端部22を
取りつけたものである。
23は抜は正側カラーである。
したがって、本実施例では、1の締張工具でもってウオ
ーム駆動軸の軸方向と軸方向に直角方向といのいずれの
方向に対してのねじの締張を行なうことができるもので
ある。
なお、操作端部は、ウオーム駆動軸に一体的に形成しな
いで、着脱可能としてもよいものである。
またウオーム駆動軸をパイプ状として、上記と同様に保
持筒を設けた操作端部と連通ずるようにし、減圧吸引し
て小ねじ等を取着しやすくすることもできるものである
なお、ウオーム駆動軸は、上記のようにウオームねじを
穿設したものの他にウオーム駆動軸自体をウオームねじ
状に巻回するようにしてもよく、また弾性線に限るもの
ではなく細径の剛線であってもよいものである。
以上のように本考案にあっては、工具本体の構造がきわ
めて簡単でかつウオーム駆動軸に簡単に組み立てられ、
簡単、迅速に製造することができるものである−ととも
に、ウオーム歯車をボルト、ナツト等の固着具を脱着す
ることなく、簡単、迅速に工具本体に装着でき、また交
換することができるというきわめて実用的効果を奏する
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の一部省略した側面図、第2
図は同上のウオーム歯車の拡大側断面図、第3図は同上
の工具本体の拡大平面図、第4図は同上の一側用例の一
部省略しまた側断面図、第5図、第6図はそれぞれ同上
のウオーム歯車の他の実施例の拡大側断面図、第7図は
同−上のウオーム歯車部のさらに他の実施例の拡大側断
面図、第8図は同上の他の実施例の一部省略した側断面
図である。 1・・・・・・ウオーム駆動軸、2・・・・・・ウオー
ム歯車、3・・・・・・工具本体、4・・・・・・ウオ
ームねし、6・・・・・・小ねじ、7・・・・・・ビッ
ト先部、15・・・・・・保持筒、16・・・・・・減
圧吸弓用孔、20・・・・・・減圧吸引用パイプ、22
・・・・・・操作端部。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)軸端部にウオームねじを設けたウオーム駆動軸に
    小ねじ等の締張用のビット先部等を設けたウオーム歯車
    を回転伝達自在に係合して小ねじ等を締弛するようにし
    た締張工具において、ビット先部等を設けたウオーム歯
    車をウオーム駆動軸に保持するための工具本体を断面は
    ぼU字状に弾性材で形成してウオーム歯車を挟着してウ
    オーム駆動軸に挿着するとともに、上記工具本体にウオ
    ーム歯車を工具本体の弾性力に抗して押しひろげて挿脱
    自在に挟着するようにしたことを特徴とする小ねじ等の
    締張工具。
  2. (2)ウオーム駆動軸を折曲可能な弾性線で形成した実
    用新案登録請求の範囲第1項記載の小ねじ等の締張工具
JP1980043267U 1980-03-31 1980-03-31 小ねじ等の締弛工具 Expired JPS5837560Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980043267U JPS5837560Y2 (ja) 1980-03-31 1980-03-31 小ねじ等の締弛工具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980043267U JPS5837560Y2 (ja) 1980-03-31 1980-03-31 小ねじ等の締弛工具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56151770U JPS56151770U (ja) 1981-11-13
JPS5837560Y2 true JPS5837560Y2 (ja) 1983-08-24

Family

ID=29638591

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1980043267U Expired JPS5837560Y2 (ja) 1980-03-31 1980-03-31 小ねじ等の締弛工具

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JP (1) JPS5837560Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4859297U (ja) * 1971-11-08 1973-07-27

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JPS56151770U (ja) 1981-11-13

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