JPH1019660A - 振動聴診器 - Google Patents

振動聴診器

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Publication number
JPH1019660A
JPH1019660A JP17920696A JP17920696A JPH1019660A JP H1019660 A JPH1019660 A JP H1019660A JP 17920696 A JP17920696 A JP 17920696A JP 17920696 A JP17920696 A JP 17920696A JP H1019660 A JPH1019660 A JP H1019660A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibration
pass filter
signal
amplifier
band
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP17920696A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Kida
泰夫 木田
Kazuo Izumiyama
和雄 泉山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP17920696A priority Critical patent/JPH1019660A/ja
Publication of JPH1019660A publication Critical patent/JPH1019660A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】機器の損傷等によって微小な時間変化を伴う異
常振動が発生した場合であっても、異常振動を容易に確
認でき、異常の早期発見を可能とする。 【解決手段】振動加速度センサ1により測定体8の振動
を検出し、その検出信号を増幅器2で増幅した後、バン
ドパスフィルタ3により特定周波数帯域の信号を抽出す
る。すなわち、回転機械などの異常によって発生する特
定周波数帯域の信号をバンドパスフィルタ3により抽出
する。そして、このバンドパスフィルタ3により抽出さ
れた信号を半波整流器4により整流し、その整流された
信号の高周波成分をローパスフィルタ5により取り除い
て包絡波形を求め、その信号を増幅器6により増幅した
後、切替えスイッチ9を介してヘッドホン7により聴音
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機器の振動を検出
し、聴音することで、その機器の異常を確認するために
用いられる振動聴診器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、機器例えば回転機器が正常か異常
かを判断する装置として、その機器の動作時の振動を検
出し、その振動を聴音してその正常・異常を判断する振
動聴診器が用いられている。
【0003】この従来の振動聴診器は、図4に示すよう
に測定体8に振動加速度センサ1を取り付けて測定体8
の振動加速度信号を検出し、その振動加速度信号を増幅
器2により増幅した後、ヘッドホン7を介して聴音する
ことにより、測定体8の正常・異常の確認を行なってい
る。また、その他、機器の異常振動を検出する方法とし
て、聴診棒を使用して機器の正常・異常の確認を行なう
方法がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の振動聴
診器によれば、機器の振動音を耳で聞くことにより、機
器の異常を検出することができる。しかしながら、従来
の振動聴診器は、f=20Hz〜20kHz帯の広い周
波数範囲を耳で聞いているため、特に、回転機械などの
異常において、微小な時間変化を伴う高周波数帯の振動
が発生した場合に、微小な時間変化を伴う異常振動が正
常な振動に埋もれて聴きとり難く、異常の検出が困難で
あった。
【0005】本発明は、上記の課題を解決するためにな
されたもので、その目的とするところは、異常により微
小な時間変化を伴う高周波数帯の振動が発生した場合で
あっても、その異常な振動を、正常な振動に埋もれるこ
となく容易に聞き取ることのできる振動聴診器を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る振動聴診器
は、機器の振動を検出する振動検出用センサと、前記振
動検出用センサの検出信号を増幅する第一の増幅器と、
前記第一の増幅器の出力信号から特定周波数帯域の信号
を抽出するバンドパスフィルタと、前記バンドパスフィ
ルタにより抽出された信号を整流する半波整流器と、前
記半波整流器により整流された信号の高周波成分を遮断
するローパスフィルタと、前記ローパスフィルタの出力
信号を増幅する第二の増幅器と、前記第二の増幅器の出
力信号を聴音する手段とを具備したことを特徴とする。
【0007】本発明による振動聴診器は、上記構成によ
って以下の作用・効果を有する。振動検出用センサによ
り機器の振動を検出し、その検出信号を増幅した後、特
定周波数帯域の信号をバンドパスフィルタにより抽出す
る。すなわち、回転機械などの異常によって発生する特
定周波数帯域の信号をバンドパスフィルタにより抽出す
る。そして、このバンドパスフィルタにより抽出された
信号を半波整流器により整流し、その整流された信号の
高周波成分をローパスフィルタにより取り除いて包絡波
形を求め、その信号を増幅器により増幅してヘッドホン
等により聴音する。
【0008】上記のようにバンドパスフィルタにより特
定周波数帯域の信号を抽出し、半波整流器により整流し
た後、ローパスフィルタを介して包絡波形を求めること
により、微小な時間変化を伴う振動が発生した場合であ
っても、それ以外の周波数帯域の正常な振動に埋もれる
ことなく、その振動を聴音することができ、機器の異常
を容易に確認することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の一実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形
態に係る振動聴診器の構成を示すブロック図である。図
1に示すように、1は振動加速度センサで、回転機械等
の測定体8に取り付けられてその振動を検出する。上記
振動加速度センサ1により検出された信号は、増幅器2
により増幅された後、バンドパスフィルタ3に入力され
て高周波数帯の振動が抽出される。このバンドパスフィ
ルタ3の出力信号は、半波整流器4により整流された
後、ローパスフィルタ5により高周波成分が取り除かれ
る。このローパスフィルタ5の出力信号は、増幅器6で
増幅される。そして、この増幅器6の出力信号、あるい
は上記増幅器2の出力信号が切替えスイッチ9により選
択されてヘッドホン7へ送られる。
【0010】次に上記実施形態の動作を図2及び図3を
参照して説明する。図2は異常発生時、即ち、測定体8
の振動の高周波成分に微小な時間変化を伴う異常のある
場合の各部の信号波形、図3は正常時における各部の信
号波形を示したものである。上記図2及び図3の各信号
波形において、(a)は増幅器2の出力波形、(b)は
バンドパスフィルタ3の出力波形、(c)は半波整流器
4の出力波形、(d)はローパスフィルタ5の出力波
形、(e)は増幅器6の出力波形であり、横軸に時間
(t)、縦軸に電圧(V)をとって示した。
【0011】測定体8の異常振動を検出する場合、ま
ず、検出対象となる測定体8に振動加速度センサ1を取
り付けると共に、切替えスイッチ9を増幅器6側に切替
える。以下、測定体8に異常振動が生じている場合につ
いて、図2に示した信号波形を参照して動作を説明す
る。
【0012】上記振動加速度センサ1により測定体8の
振動が検出され、その振動加速度信号は、増幅器2によ
り増幅されて図2(a)に示す波形の高周波信号が出力
される。この時点では、高周波数帯域に微小な時間変化
を伴う振動の異常がある場合でも、その信号成分は非常
に小さいので、聴音してもその異常を確認する事が困難
である。次に、増幅器2により増幅された信号は、バン
ドパスフィルタ3に送られて、図2(b)に示すように
異常によって発生する信号成分を含む特定高周波数帯域
の信号が抽出される。
【0013】このバンドパスフィルタ3の出力信号は、
半波整流器4に入力されて図2(c)に示すように半波
整流される。この半波整流された信号は、ローパスフィ
ルタ5により図2(d)に示すように高周波数成分が取
り除かれ、抽出した波形の包絡波形が得られる。この包
絡線波形が増幅器6で図2(e)に示すように増幅さ
れ、切替えスイッチ9を介してヘッドホン7に送られ
る。従って、測定者は、上記増幅器6から出力される所
定の振幅を持った低周波信号をヘッドホン7を介して聴
くことになり、回転機械の異常などによって発生する振
動の微小な時間変化を容易に確認することができる。
【0014】一方、測定体8が正常な場合であれば、増
幅器2により増幅された図3(a)に示す信号に対し、
バンドパスフィルタ3により特定の高周波数帯域の信号
を取り出しても、図3(b)に示すようにその信号中に
は異常振動により生ずる信号は含まれていない。従っ
て、このバンドパスフィルタ3の出力信号を半波整流器
4で半波整流し、更にローパスフィルタ5及び増幅器6
を介して取り出しても、図3(e)に示すように、その
包絡波形に変化はない。このためヘッドホン7からは何
も聴きとれず、測定体8に異常が発生していないことを
確認することができる。
【0015】また、切替えスイッチ9を増幅器2側に切
替えた場合には、振動加速度センサ1の出力信号を単に
増幅器2で増幅した信号をヘッドホン7で聴くことがで
き、従来と同様の聴診が可能である。
【0016】スイッチを切替えることによって20Hz
〜20kHzの広域の周波数帯の振動の正常・異常も判
断することができる。よって、回転機械等に限らず、様
々な機器の聴診を行なうことができる。
【0017】なお、上記実施形態では、ヘッドホン7を
用いて聴診する場合について説明したが、ヘッドホン7
に代えてスピーカを使用しても良いことは勿論である。
また、回転機械に限らず、振動を生ずる様々な機器の聴
診を行なうことが可能である。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、機
器の損傷等によって微小な時間変化を伴う異常振動が発
生した場合であっても、その異常振動を容易に確認で
き、機器の正常・異常を確実に判断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る振動聴診器の構成を
示すブロック図。
【図2】同実施形態における異常発生時の各部の信号波
形を示す図。
【図3】同実施形態における正常時の各部の信号波形を
示す図。
【図4】従来の振動聴診器の概略構成を示す図。
【符号の説明】
1 振動加速度センサ 2 増幅器 3 バンドパスフィルタ 4 半波増幅器 5 ローパスフィルタ 6 増幅器 7 ヘッドホン 8 測定体 9 切替えスイッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器の振動を検出する振動検出用センサ
    と、 前記振動検出用センサの検出信号を増幅する第一の増幅
    器と、 前記第一の増幅器の出力信号から特定周波数帯域の信号
    を抽出するバンドパスフィルタと、 前記バンドパスフィルタにより抽出された信号を整流す
    る半波整流器と、 前記半波整流器により整流された信号の高周波成分を遮
    断するローパスフィルタと、 前記ローパスフィルタの出力信号を増幅する第二の増幅
    器と、 前記第二の増幅器の出力信号を聴音する手段とを具備し
    たことを特徴とする振動聴診器。
JP17920696A 1996-07-09 1996-07-09 振動聴診器 Withdrawn JPH1019660A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17920696A JPH1019660A (ja) 1996-07-09 1996-07-09 振動聴診器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17920696A JPH1019660A (ja) 1996-07-09 1996-07-09 振動聴診器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1019660A true JPH1019660A (ja) 1998-01-23

Family

ID=16061790

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17920696A Withdrawn JPH1019660A (ja) 1996-07-09 1996-07-09 振動聴診器

Country Status (1)

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JP (1) JPH1019660A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7493238B2 (en) 2006-01-30 2009-02-17 Nissan Motor Co., Ltd. Abnormal noise correction verification apparatus

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7493238B2 (en) 2006-01-30 2009-02-17 Nissan Motor Co., Ltd. Abnormal noise correction verification apparatus

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20031007