JPH10196363A - エンジンの冷却水路構造 - Google Patents

エンジンの冷却水路構造

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Publication number
JPH10196363A
JPH10196363A JP1204497A JP1204497A JPH10196363A JP H10196363 A JPH10196363 A JP H10196363A JP 1204497 A JP1204497 A JP 1204497A JP 1204497 A JP1204497 A JP 1204497A JP H10196363 A JPH10196363 A JP H10196363A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
cooling water
regulating valve
pressure regulating
air
Prior art date
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Pending
Application number
JP1204497A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideyuki Nagamori
秀幸 永盛
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aichi Machine Industry Co Ltd
Original Assignee
Aichi Machine Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Aichi Machine Industry Co Ltd filed Critical Aichi Machine Industry Co Ltd
Priority to JP1204497A priority Critical patent/JPH10196363A/ja
Publication of JPH10196363A publication Critical patent/JPH10196363A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジン内で発生したエアを速やかに外へ抜
くことができ、リザーバータンクの容量を極めて小さく
することのできるエンジンの冷却水路構造の提供を目的
とする。 【構成】 エンジン1とラジエター11を繋ぐ冷却水路
内にサーモスタット6が設けられ、このサーモスタット
6を内装したサーモハウジング2が前記エンジン1の上
部部位に隣接して配設され、このサーモハウジング2の
最上部には、エンジン内で発生するエアを抜くための圧
力調整弁9が配設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、エンジンの冷却水路
構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来、エンジンの冷却水路
は図3に概略図で示すような構造となっており、エンジ
ン51にはホース52を介しラジエター53が接続さ
れ、さらにラジエター53の下部とエンジン51が循環
路54で接続されており、この循環路54内にはサーモ
スタット56とウォーターポンプ55が配設されてお
り、サーモスタット56の部位には前記ホース52と接
続されたバイパス通路57が形成されており、従来にお
いては、前記ラジエター53の上端部または前記ホース
52の上部に圧力調整弁58が設けられ、この圧力調整
弁58には大気解放型のリザーバータンク59が接続さ
れたものとなっている。前記サーモスタット56が閉じ
ている時には冷却水はウォーターポンプ55からエンジ
ン51を通りバイパス通路57を通って循環するが、サ
ーモスタットが開かれた時には前記ホース52を通りラ
ジエター53から循環路54を通り循環されるものであ
り、前記エンジン51内で沸騰等によりエアが発生した
場合には、発生したエアはホース52を通り前記圧力調
整弁58から抜かれて前記リザーバータンク59で冷却
水と置き換えられるものとなっている。
【0003】このような従来構造においては、エンジン
51内でエアが発生した場合、エンジン51から圧力調
整弁58までの水を押し出しエアが抜かれるため、この
押し出された水を受け止めるだけの大容量のリザーバー
タンク59が必要となり、リザーバータンク59が大型
化してしまうという問題点があった。また、従来、図4
に示すような加圧リザーバータンク60を設けた構造の
ものにおいては、加圧リザーバータンク60の上部に圧
力調整弁58が設けられて、この圧力調整弁58にリザ
ーバータンク59が接続されており、また、加圧リザー
バータンク60にはリザーバータンク用通路61が接続
されて、この通路61が前記ホース52及び循環路54
に連通接続されたものとなっており、このような構造に
おいても、前述した図3の構造と同様にエンジン内で沸
騰等によりエアが発生した場合、エンジン51から圧力
調整弁58までの水が押し出されてエアが抜かれるた
め、押し出された水を受け止めるだけの大容量のリザー
バータンク59が必要となるという問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の問題
点に鑑み案出したものであって、リザーバ空間の容量を
極めて小さくすることができるエンジンの冷却水路構造
を提供せんことを目的とし、その要旨は、エンジンとラ
ジエターを繋ぐ冷却水路内にサーモスタットが設けら
れ、該サーモスタットを内装したサーモハウジングが前
記エンジンの上部部位に隣接して配設されているととも
に、該サーモハウジングの最上部には、前記エンジン内
で発生するエアを抜くための圧力調整弁が配設されてい
ることである。
【0005】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、エンジンの冷却水路構造を示す概略構成
図であり、エンジン1の上部部位には隣接状にサーモハ
ウジング2が配設されている。即ち、サーモハウジング
2は図2の拡大断面図で示すように構成されており、サ
ーモハウジング2には、主水路入口3と、その下方にバ
イパス水路入口4が前記エンジン1側にそれぞれ開口さ
れて形成されており、バイパス水路入口4の内側にはサ
ーモスタット6が内装されたものとなっており、前記主
水路入口3の下流側にはホース5が接続され、また、前
記サーモスタット6の下流側には循環路8が接続された
ものとなっており、さらにサーモスタット6から下方側
へバイパス通路7が設けられたものとなっている。ま
た、前記主水路入口3の上部、即ちサーモハウジング2
の最上部には上方へ突出してエンジン1の上面より高い
位置に圧力調整弁9が配設されている。
【0006】このような構造のサーモハウジング2がエ
ンジン1の上部部位に隣接して配設され、前記ホース5
はラジエター11に接続されるとともに、また、前記循
環路8はラジエター11の下部部位に接続されるもので
あり、また、前記バイパス通路7はエンジン1と接続さ
れ、その内部にはウォーターポンプ12が設けられたも
のである。また、前記圧力調整弁9には大気開放型のリ
ザーバータンク10が接続されて構成されている。
【0007】このようなエンジンの冷却水路構造におい
ては、エンジン内で沸騰等によりエアが発生した時に
は、発生したエアは近接されているサーモハウジング2
の主水路入口3から圧力調整弁9を通し速やかに外へ抜
けることができるものであり、エアと同時に押し出され
る水の量はエンジン1と圧力調整弁9の距離が極めて小
であるため、小水量であり、従って従来のような大容量
のリザーバータンク10は必要ではなく、押し出される
水量が少ないため極めて小容量のリザーバータンク10
を圧力調整弁9に接続しておけば良いこととなる。
【0008】このようにリザーバータンク10を極めて
小型化させることができるため、自動車のエンジンルー
ム内にコンパクトにレイアウトして搭載することができ
るものとなる。なお、さらにラジエター11のキャップ
の下にリザーバ空間を設けて、前記リザーバータンク1
0を無くすことも可能となり、よりコンパクト化を図る
ことができる。また、従来のように圧力調整弁がラジエ
ターの上端にある場合にはラジエターをエンジンよりも
上部にレイアウトする必要があるが、その必要もなく、
ラジエター11をエンジン1よりも下部にレイアウトす
ることができ、また、ラジエターの上部にある気液分離
のためのタンクを小さくすることができるため、ラジエ
ター11を小型化させることができる。また、冷却水の
リザーバータンク10へ押し出される量が少なく、移動
水量が少なくなるため、冷却水の劣化を防ぐこともでき
るものとなる。
【0009】
【発明の効果】本発明のエンジンの冷却水路構造は、エ
ンジンとラジエターを繋ぐ冷却水路内にサーモスタット
が設けられ、該サーモスタットを内装したサーモハウジ
ングが前記エンジンの上部部位に隣接して配設されてい
るとともに、該サーモハウジングの最上部には、前記エ
ンジン内で発生するエアを抜くための圧力調整弁が配設
されていることにより、エンジン内で発生したエアは極
めて距離の短い位置に設けられた圧力調整弁から速やか
に外へ抜けることができ、エアと同時に押し出される冷
却水の量を従来よりも極めて少なくすることができ、そ
のためリザーバータンクまたはリザーバ空間の容量を極
めて小さく設定することができる効果を有する。また、
押し出される冷却水量が少ないため、冷却水の移動量が
少なくなり、冷却水の劣化をも良好に防ぐことができる
派生的な効果をも有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】エンジンの冷却水路構造の概略構成図である。
【図2】エンジンの上部部位に隣接状に配設されたサー
モハウジングの拡大断面構成図である。
【図3】従来のエンジンの冷却水路構造の概略構成図で
ある。
【図4】さらに異なる従来のエンジンの冷却水路構造の
概略構成図である。
【符号の説明】
1 エンジン 2 サーモハウジング 3 主水路入口 4 バイパス水路入口 5 ホース 6 サーモスタット 7 バイパス通路 8 循環路 9 圧力調整弁 10 リザーバータンク 11 ラジエター 12 ウォーターポンプ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンとラジエターを繋ぐ冷却水路内
    にサーモスタットが設けられ、該サーモスタットを内装
    したサーモハウジングが前記エンジンの上部部位に隣接
    して配設されているとともに、該サーモハウジングの最
    上部には、前記エンジン内で発生するエアを抜くための
    圧力調整弁が配設されていることを特徴とするエンジン
    の冷却水路構造。
JP1204497A 1997-01-06 1997-01-06 エンジンの冷却水路構造 Pending JPH10196363A (ja)

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JP1204497A JPH10196363A (ja) 1997-01-06 1997-01-06 エンジンの冷却水路構造

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Publications (1)

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JPH10196363A true JPH10196363A (ja) 1998-07-28

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ID=11794607

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002054439A (ja) * 2000-08-11 2002-02-20 Honda Motor Co Ltd 車両用エンジンの冷却装置
JP2012092751A (ja) * 2010-10-27 2012-05-17 Toyota Motor Corp エンジン冷却システム
JP2012092771A (ja) * 2010-10-28 2012-05-17 Toyota Motor Corp 内燃機関の冷却装置
CN112901331A (zh) * 2021-01-12 2021-06-04 武汉路特斯汽车有限公司 一种多回路冷却液共用的加注装置

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CN112901331B (zh) * 2021-01-12 2022-04-22 武汉路特斯汽车有限公司 一种多回路冷却液共用的加注装置

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