JPH10194201A - 液体洗浄剤の充填ライン制御装置 - Google Patents

液体洗浄剤の充填ライン制御装置

Info

Publication number
JPH10194201A
JPH10194201A JP42497A JP42497A JPH10194201A JP H10194201 A JPH10194201 A JP H10194201A JP 42497 A JP42497 A JP 42497A JP 42497 A JP42497 A JP 42497A JP H10194201 A JPH10194201 A JP H10194201A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filling
liquid level
product containers
rough
nozzle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP42497A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidetoshi Nezu
英俊 根津
Kenichi Yajima
健一 矢島
Hiroo Mizuguchi
博雄 水口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lion Corp filed Critical Lion Corp
Priority to JP42497A priority Critical patent/JPH10194201A/ja
Publication of JPH10194201A publication Critical patent/JPH10194201A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Basic Packing Technique (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 液体洗浄剤を粗充填と精細充填の組み合わせ
による液面式充填法で粗充填を行う場合、容器毎の液面
センサーでノズルを閉じると、同一のフィーラーに接続
されている他の製品容器のノズルの圧力が高くなり、次
の容器の液面センサーの動作ノズル閉止では先に充填を
停止した容器よりも液面が高くなってしまう。粗充填の
設定量如何によっては粗充填だけで規定量オーバーとな
り、製品不良となってしまうこともある。 【解決手段】 液面検知によって充填終了を知る充填終
了レベル検知装置を具備し、粗充填と精細充填の組み合
わせにより充填を行う。粗充填は複数の製品容器のうち
どれか一つの製品容器の粗充填終了レベルの検知により
すべての製品容器に対する粗充填を終了させ、精細充填
は複数の製品容器のそれぞれの精細充填終了レベルの検
知により、複数の製品容器のそれぞれの精細充填を終了
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体洗浄剤生産工
程における、液体洗浄剤を製品容器に充填する充填ライ
ンののうち液面式充填の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】粉体や液体の生産工程における、従来の
充填ラインは通常粉体や液体を製品容器に充填する充填
器の他に、箱詰めで納入された製品容器を箱から取り出
す機器、製品容器を充填ラインに供給する搬送機器、製
品が充填された容器を一定個数まとめて梱包する梱包機
器などから成り立っており、通常これらの機器は各々の
ブロックで独立に稼働するようになっている。
【0003】充填ラインを起動させるには、充填機に上
流からの包材をストックしておき、充填ラインの各機器
の処理速度をそれぞれ調整してから、下流から順次起動
させる。処理速度の調整は充填器より後の工程は、下流
側の処理速度を速くする設定とする。各ブロックの滞留
や詰まりに対しては、各々のブロックに設けられた起動
/停止ボタンを操作することによってオペレーターが対
応する。この際、上流側が停止するまでは人手によって
トラブル箇所の材料を取り除いている。
【0004】充填方式はシリンダー等で一定容量を計量
する容量式充填、ロードセル等で重量充填する重量式充
填および容器の液面を一定にする液面式充填に大別され
る。容量式充填は製品の比重、温度などの物性が一定で
あれば計量精度を高めることができる等の利点がありよ
く使われる。重量式充填はロードセルの計量範囲等から
比較的中量〜重量物の計量に適しており、缶容器等の充
填に使われることが多い。また、液面式充填は容器の形
状のばらつきに拘わらず液面を一定に保つことができる
ので透明容器や大容量容器の充填に使われることが多
い。
【0005】液面式充填装置では、充填の高速化を目的
として、フィーラーによる高速、大容量の粗充填と小容
量の精細充填の組み合わせで行われることが多く、各々
のフィーラーは各容器へ充填するノズル毎に、液面セン
サーによりON/OFF制御されていた。また、充填を
高速化するため、粗充填によってできるだけ規定の容量
に近い量まで充填する傾向があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで上述の方法に
は、容量式充填は容器形状のばらつきに左右され、液面
が一定にならず製品外観を損なうという欠点があり、液
面式充填では容器形状のばらつきに左右されないが、液
面センサーの調整が難しく計量のばらつきが多くなる。
【0007】具体的には、粗充填と精細充填の組み合わ
せによる液面式充填法で粗充填を行う場合、複数の製品
容器のそれぞれで液面を検知して個々に充填をON/O
FF制御しているが、たとえば、いずれか一つの容器が
最初に規定レベルに達したことをこの容器の液面センサ
ーが検知して、当該容器へのノズル開閉バルブを閉じる
と、同一のフィーラーに接続されている他の製品容器の
ノズルの圧力が瞬間的に高くなり、単位時間当たりの充
填量が増加してしまう。
【0008】次に、前記他の製品容器の液面センサーが
動作してノズル開閉バルブを閉じても液面センサーの動
作からノズル開閉バルブが閉じられるまでの動作遅れ時
間は変わらないので、単位時間当たりの充填量の増加に
より、先に充填を停止した容器よりも液面が高くなって
しまう。特に、高速化を目的として、規定量に極めて近
くなるまで粗充填しようとすると、粗充填の段階で規定
量オーバーとなり、製品不良となってしまうことも起こ
り得る。本発明はこのような背景の下になされたもの
で、液面式充填法における量目のばらつきと不良品率を
下げ、必要とする手直し時間を短くして処理速度を速く
することができる液体洗浄剤の充填ライン制御装置を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
液体洗浄剤を複数の製品容器に同時に並行して充填する
充填ラインの制御装置において、前記複数の製品容器の
それぞれで液体洗浄剤の液面を検知する充填レベル検知
装置と、前記複数の製品容器のうち、どれか一つの製品
容器が所定の液面に達することにより全ての前記製品容
器への充填を停止する第1の充填装置とを具備すること
を特徴とする液体洗浄剤の充填ライン制御装置を提供す
る。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の充
填ラインの制御装置において、前記複数の製品容器のそ
れぞれの充填終了レベルの検知により、前記複数の製品
容器のそれぞれの充填を終了させる第2の充填装置を付
加することを特徴とする液体洗浄剤の充填ライン制御装
置を提供する。この発明では、前記第1の充填装置の動
作終了後に前記第2の充填装置の動作を開始する方法
と、前記第1の充填装置と前記第2の充填装置とを同時
に動作を開始する方法とがある。請求項3記載の発明
は、請求項2記載の充填ラインの制御装置において、前
記第1の充填装置は前記第2の充填装置より高速な充填
を行うことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施形態による
液体洗浄剤の充填ラインの構成を示すブロック図であ
る。図1において、符号1〜4は製品容器、5は各フィ
ーラーに送る製品を貯蔵する製品槽、6は加圧ポンプ、
7はメインバルブ、8はドレインバルブである。符号9
〜12は粗充填系統の機器を表し、9は流量調整バル
ブ、10はNo.1加圧タンク、11は粗充填系統の4
つの製品容器1〜4への4本のノズルが接続されるN
o.1フィーラー、12は前記各ノズルの開閉を行うノ
ズル開閉バルブであり、1つの開閉指令により同時に動
作する。
【0012】また符号13〜19は精細充填系統の機器
を表し、13は流量調整バルブ、14はNo.2加圧タ
ンク、15はNo.2フィーラー、16〜19はノズル
開閉バルブで各製品容器の液面センサーにより個別に開
閉される。図2は図1の充填ラインのノズル開閉バルブ
の動作説明図であり、図2(a)は粗充填系統を表し、
符号21〜24は粗充填系統の各ノズルの液面センサ
ー、25は前記各液面センサーの出力の論理和をとる判
別部である。図2(b)は精細充填系統を表し、26〜
29は各ノズルの液面センサーである。これらのセンサ
ーは、各々液面を検出し、この検出結果により、各ノズ
ル毎に液面制御が行われるようになっている。
【0013】各ノズルの具体的構成を、図3により説明
する。図3は充填時のノズルと容器の状況を示す実体図
であり、図3(a)は図2(a)の粗充填の場合を表
し、ノズル31から洗浄剤を充填し、センシングエアー
32によって、液面からの反射圧を測定することによっ
て液面検知を行う様子を示している。各容器毎に規定液
面の検知を行い、判別部による論理和によって各容器の
ノズル開閉バルブを同時に閉じる。図3(b)は図2
(b)の精細充填の場合を示し、ノズル33で充填し、
センシングエアー34によって液面検知を行うことは、
図3(a)と同様だが、単位時間当たりの充填量が小さ
く、それぞれの容器の液面センサー出力によって個別に
ノズル開閉バルブを動作させる点が異なる。
【0014】次に、図1および図2により本実施形態の
動作を説明する。図1において、4つの製品容器1〜4
にはNo.1加圧タンク10、No.1フィーラー11
による粗充填系統のノズルと、No.2加圧タンク1
4、No.2フィーラー15による精細充填系統のノズ
ルとの2系統のノズルが接続され、2系統のノズルから
同時に充填を開始する方法と、粗充填終了後に精細充填
を開始する方法とがあり、本実施形態はどちらの方法に
も適用可能だが、説明の都合上粗充填終了後に精細充填
を開始するものとする。
【0015】まず、空の製品容器1〜4はNo.1フィ
ーラーによる粗充填が行われる。粗充填は流量調整バル
ブ9の開度を大きくとり、単位時間当たりの充填量を大
きくし、全充填量のたとえば約80%を短時間で充填す
る仕様として、図2(a)の液面センサー21〜24に
よって規定液面への到達を監視する。製品容器1〜4の
うち、どれか1つの液面センサーが規定液面への到達を
検知すると、この液面センサー出力は判別部26に送ら
れ、各信号の論理和によってノズル開閉バルブを閉じる
動作を行う。即ち、製品容器1〜4のうちどれか1つの
容器が粗充填の規定液面に達すると、4つの製品容器へ
の給液を同時にストップさせ、粗充填を終了する。
【0016】粗充填終了後、No.2フィーラーによる
精細充填を図2(b)に示すように、各ノズル毎に液面
センサーを設け、かつ液面センサーによる規定液面検知
により、各ノズルの開閉を個別に行う方法で実行する。
精細充填は粗充填のときに問題となる1つのノズルの閉
止による他のノズルへの圧力変化の影響が小さくなるよ
うに、単位時間当たりの充填量を小さく設定し、個別液
面センシング、個別ノズル開閉での液面の規定レベルか
らの偏位を小さくできるような設定で行われる。
【0017】以上、本発明の一実施形態の動作を図面を
参照して詳述してきたが、本発明はこの実施形態に限ら
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設
計変更等があっても本発明に含まれる。例えば、上述の
説明では粗充填終了後に精細充填を開始するように説明
したが、粗充填と精細充填を同時に開始する場合などで
ある。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、液体洗浄剤を複数の製品容器に同時に充填する充填
ラインの制御装置において、液面検知によって充填終了
を知る充填終了レベル検知装置を具備し、粗充填と精細
充填の組み合わせにより充填を行い、粗充填は複数の製
品容器のうちどれか一つの製品容器の粗充填終了レベル
の検知により、すべての製品容器に対する粗充填を終了
させ、精細充填は複数の製品容器のそれぞれの精細充填
終了レベルの検知により、複数の製品容器のそれぞれの
精細充填を終了させるようにしたので、所定の充填速度
を維持しながら、充填量のばらつきや製品不良を減少さ
せることができるという効果が得られる。
【0019】従って、規定量に極めて近い値まで粗充填
を行う設定として充填工程を行うことができ、充填工程
の高速化と量目のばらつきの減少とが達成できる。因み
に、従来方式と本発明による量目のばらつきのデータ例
を以下に示す。従来方式ではσの最大値が89.5であ
ったのが4.7に改善されていることが判る。
【表1】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態による液体洗浄剤の充填
ラインの構成を示すブロック図である。
【図2】 図1の充填ラインのノズル開閉バルブの動作
説明図である。
【図3】 充填時のノズルと容器の状況を示す実体図で
ある。
【符号の説明】
1〜4 製品容器 5 製品槽 6 加圧ポンプ 7 メインバルブ 8 ドレインバルブ 9、13 流量調整バルブ 10 No.1加圧タンク 11 No.1フィーラー 12 ノズル開閉バルブ 14 No.2加圧タンク 15 No.2フィーラー 16〜19 ノズル開閉バルブ 21〜24 液面センサー 25 判別部 26〜29 液面センサー 31、33 ノズル 32、34 センシングエアー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体洗浄剤を複数の製品容器に同時に並
    行して充填する充填ラインの制御装置において、 前記複数の製品容器のそれぞれで液体洗浄剤の液面を検
    知する充填レベル検知装置と、 前記複数の製品容器のうち、どれか一つの製品容器が所
    定の液面に達することにより全ての前記製品容器への充
    填を停止する第1の充填装置とを具備することを特徴と
    する液体洗浄剤の充填ライン制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の充填ラインの制御装置に
    おいて、 前記複数の製品容器のそれぞれの充填終了レベルの検知
    により、前記複数の製品容器のそれぞれの充填を終了さ
    せる第2の充填装置を付加することを特徴とする液体洗
    浄剤の充填ライン制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の充填ラインの制御装置に
    おいて、 前記第1の充填装置は前記第2の充填装置より高速な充
    填を行うことを特徴とする液体洗浄剤の充填ライン制御
    装置。
JP42497A 1997-01-06 1997-01-06 液体洗浄剤の充填ライン制御装置 Withdrawn JPH10194201A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP42497A JPH10194201A (ja) 1997-01-06 1997-01-06 液体洗浄剤の充填ライン制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP42497A JPH10194201A (ja) 1997-01-06 1997-01-06 液体洗浄剤の充填ライン制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10194201A true JPH10194201A (ja) 1998-07-28

Family

ID=11473434

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP42497A Withdrawn JPH10194201A (ja) 1997-01-06 1997-01-06 液体洗浄剤の充填ライン制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10194201A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010126230A (ja) * 2008-11-28 2010-06-10 Shikoku Kakoki Co Ltd 液体充填包装装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010126230A (ja) * 2008-11-28 2010-06-10 Shikoku Kakoki Co Ltd 液体充填包装装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3373515B2 (ja) 装置集積システム
US9102429B2 (en) Apparatus for dispensing and inserting packaging material in containers and method therefore
JPH024604A (ja) 重量式計量充填包装機
JPH04128184A (ja) 容器の中に流体、ジェラチン、腐食性若しくは粘着性の生成物、又は研摩剤の懸濁液を充満させる方法及びその方法を実施する機械装置
CN202440146U (zh) 一种静态称重动态送料系统
CA2666181A1 (en) Dispensing apparatus and weighing process with control unit
EP1897848B1 (en) Filling failure judging device and filling device
CN109520587A (zh) 包裹体积测量装置及方法
JPH10194201A (ja) 液体洗浄剤の充填ライン制御装置
JP2011162224A (ja) 充填装置
JPH08285657A (ja) 液体の充填量補正方法と装置
US6374160B1 (en) Method and device for monitoring fluid consumption
JP4926443B2 (ja) 重量検査装置
CN109506734A (zh) 用于测量填充水平的方法
JP3568277B2 (ja) 液体充填方法
JP2011051624A (ja) 液体の定量充填方法および装置
JPH0630740B2 (ja) 不良品検出方法および不良品検出排除装置
JP2016078976A (ja) 材料輸送供給装置及び材料輸送供給方法
JPS6191520A (ja) 計量充填制御方法およびその装置
JP2002087401A (ja) 重量式流体充填方法
JPH0333561B2 (ja)
KR200326253Y1 (ko) 중량판정장치
JPH0329791A (ja) 液体充填装置における計量制御方法及び装置
CN207141458U (zh) 一种预发机自动检料装置
JPS62245115A (ja) 計量充填制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20040406