JP3568277B2 - 液体充填方法 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、容器への液体等の充填包装業界において用いられる液体充填方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
容器への液体等の充填包装業界において、機械化による大量かつ自動的な容器への液体の規定量の充填にあっては、一般的に重量式充填機として、カム操作によって充填ノズルが昇降する液面追従式の充填機が知られている。
【0003】
このものは、液面追従を行なうことで、充填中でのエアの巻き込みによる容量過多に起因する液吹きを防止することが主な目的である。
【0004】
この追従充填は、充填ノズルの先端と液面とのクリアランスをある間隔に保つことや、充填ノズルの先端面を少し液面に触れさせること、あるいは、充填ノズルを液中に入れて行なう液中充填等の手段が挙げられる。
【0005】
一方、液面追従させるために充填ノズルを昇降させるカム形状は、対象となる容器や充填液、あるいは、充填温度等の各条件をもとに、仕様充填能力を満足させるための充填時間や充填条件を設定する構成となる。
【0006】
したがって、液体充填中に、これらの設定条件が変化すると、容器内の液面の上昇速度と充填ノズルの上昇速度との所定の関係を保持することができず、回転式充填機の場合、実際の運転速度が、設定された回転速度より変化すると、目的通りの液面追従ができなくなる。
【0007】
特に、運転速度が設定速度より低くなった場合、あるいは、充填中に本体の回転が停止した場合等の非正常運転は、その最中であっても、充填ノズルからの液体吐出は継続的に行なわれて、所定の液面追従パターンは全く得られず、液面は時間の経過と共に高くなって所定の高さ以上となり、これにより様々な不都合を生ずる。
【0008】
例えば、充填ノズルが液中に浸ってしまい、重量精度が悪くなると共に、液中に触れた充填ノズルの外壁にその液体が付着して、雑菌の付く原因となって不衛生となる上、液だれを生ずる。
【0009】
前記した非正常運転は、充填開始の直後に本体の回転が停止した場合は、充填ノズルは容器の底部付近まで挿入されているもので、この状態で規定の重量まで充填が行なわれると、容器内に挿入されている充填ノズルの体積分が容器内において充填容積が過剰となるため、この分が容器の口から溢れ出てしまう。
【0010】
そのため、停止したときは、充填バルブを閉じることにより液体充填を中止していたが、再スタートして所定の運転速度になる間は充填ノズルが昇降しないため、設定された追従充填にはならず、充填された液体の液面が上昇して充填ノズルがこの液面に触れる、あるいは、液中に入ってしまったりしまう。
等の様々な問題点を有するものであった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、前記した問題点を解決するためになされたもので、回転体の回転速度とこれに見合う液体充填値とをあらかじめ制御手段へ入力し、回転体の回転中に、回転体の実回転速度が設定値より低くなったときまたはゼロとなったとき、設定値と回転体の実回転移動値とを制御手段により演算して、この演算信号により充填手段による液体の吐出量を制御させることにより、運転中に、液面追従手段の速度が所定の速度より低下したり停止しても、充填ノズルからの液体の不正吐出を抑えて、充填精度の向上を計り、ノズルへの液体の付着による液だれや、雑菌の繁殖を防止することができる液体充填方法を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前記した目的を達成するための本発明は、
容器受台と、この容器受台に対応させて液体の充填手段とを取り付けた回転体を有し、この回転体が回転移動するその充填区域内において液面追従手段により、前記充填手段の上昇か前記容器受台の降下かによって、充填された前記容器内の液面と前記充填手段の先端部とに、所定間隔を維持させつつ前記容器への液体充填を行なうもので、前記充填区域内において前記充填手段の移動位置の信号を制御手段へ送る検出手段を備えたロータリー式液体充填機にあって、
前記回転体が回転移動する充填区域内において、該充填区域を所定の角度ごとに細分割して、
前記充填区域における各角度ごとの前記回転体の回転移動値および該回転移動値に対応する容器への液体重量設定値をあらかじめ前記制御手段へ入力してあり、
前記検出手段は、前記充填区域における各角度ごとの前記回転体の回転移動値をそれぞれ検出して制御手段へ送信するものであって、
前記ロータリー式液体充填機の運転中に、前記容器内の液面と充填ノズルとの間隔を一定に保持する前記液面追従手段の移動速度が変化した場合、あるいは、前記液面追従手段の移動が停止した場合、前記制御手段へ入力された前記回転体の回転移動値に対応する容器への液体重量設定値に基づいて、前記液面と前記充填手段における充填ノズルの先端位置とのあらかじめ定められた前記間隔を維持するように、前記充填手段による液体充填を制御させるものであって、
前記充填手段による液体充填の制御は、
前記充填ノズルから吐出される前記液体の充填量を制御させる液体充填方法にある。
【0013】
そして、容器受台と、この容器受台に対応させて液体の充填手段とを取り付けた回転体を有し、この回転体が回転移動するその充填区域内において液面追従手段により、前記充填手段の上昇か前記容器受台の降下かによって、充填された前記容器内の液面と前記充填手段の先端部とに、所定間隔を維持させつつ前記容器への液体充填を行なうもので、前記充填区域内において前記充填手段の移動位置の信号を制御手段へ送る検出手段を備え、前記液面追従手段の昇降は、該液面追従手段に付設したコロをフレームに取り付けたカムに係合して作動されるカム式を用いたロータリー式液体充填機にあって、
前記回転体が回転移動する充填区域内において、該充填区域を所定の角度ごとに細分割して、
前記充填区域における各角度ごとの前記回転体の回転移動値および該回転移動値に対応する容器への液体重量設定値をあらかじめ前記制御手段へ入力してあり、
前記検出手段は、前記充填区域における各角度ごとの前記回転体の回転移動値をそれぞれ検出して制御手段へ送信するものであって、
前記ロータリー式液体充填機の運転中に、前記容器内の液面と充填ノズルとの間隔を一定に保持する前記液面追従手段の移動速度が変化した場合、あるいは、前記液面追従手段の移動が停止した場合、前記制御手段へ入力された前記回転体の回転移動値に対応する容器への液体重量設定値に基づいて、前記液面と前記充填手段における充填ノズルの先端位置とのあらかじめ定められた前記間隔を維持するように、前記充填手段による液体充填を制御させるものであって、
前記ロータリー式液体充填機の運転中に、前記容器内の液面と前記充填ノズルとの前記液面を一定に保持する前記液面追従手段の移動速度が変化した場合、連続して前記制御手段へ送信される前記検出手段の信号に基づくこの速度変化した前記回転体の回転移動位置において、前記制御手段は、前記検出信号と前記充填重量設定値との演算を行なって、この演算信号に基づいて、実充填重量と検出した前記回転体の回転移動位置における設定重量とを一致させるための前記充填手段による吐出量を、前記充填ノズルの充填バルブの操作により調節するものであり、
前記ロータリー式液体充填機の運転中に、前記容器内の液面と前記充填ノズルとの前記液面を一定に保持する前記液面追従手段の移動が停止した場合、前記検出手段が前記回転体の停止位置を検出して、その信号を制御手段へ送り、該制御手段では、この停止位置の検出信号に相応するあらかじめ記憶させた設定重量と、前記計量手段による実充填重量とを演算して、この演算値における前記容器内の液体重量が規定重量に達しないときは、前記充填手段による液体の充填を続行し、該充填値が規定重量に達していれば、直ちに、前記制御手段から信号を発し、前記充填手段の充填バルブを操作してこれを閉塞し、液体充填を停止させる
液体充填方法にある。
【0015】
【作用】
前記のように構成される本発明は以下に述べる作用を奏する。
【0016】
回転体の回転速度とこの回転速度に見合う液体充填値とをあらかじめ制御手段へ入力し、回転体の回転中に、回転体の実回転速度が設定値より低くなったときまたはゼロとなったとき、前記設定値と回転体の実回転移動値とを制御手段により演算して、この演算信号により充填手段による液体の吐出量を制御させる。
【0017】
特に、回転体が回転する一定の充填区域を、所定の回転角度ごとに複数に細分割して、各角度ごとに対して、回転体の回転移動値と、この回転移動値に対応する液体重量とをあらかじめ制御手段へ入力しておく。
【0018】
そして、回転体の回転中に、回転体の実回転移動値に応じて充填手段による液体の吐出量を制御させる。
【0019】
【実施例】
次に本発明に関する液体充填方法の一実施例を図面に基づいて説明する。
【0020】
図1,図3および図5,図6においてAは、本発明の一実施例方法を採用したロータリー式の液体充填機で、図1に示す装置Aは、液面追従手段すなわち昇降手段3による作動方式が容器bの昇降式で、図3に示す装置Aは充填ノズル11の昇降式をそれぞれ示す。
【0021】
そして、その構成は、容器bの受台1と、充填手段2と、昇降手段3と、検出手段Sと、計量手段4と、制御手段5とよりなる。
【0022】
図1に示す装置Aにあって、受台1は、回転体6へ昇降自在の取付体7を介して取り付けられていて、その上部に容器bが安定載置される受面1aが形成されている。
【0023】
また、前記した充填手段2は、充填すべき液体の所定量を収容した液タンク8と、この液タンク8と配管9により接続されて送液と液停止とを行なうと共に、液体の充填中において、液体の大流量および小流量との切換可能な充填バルブ10と、この充填バルブ10に連接して垂下させた充填ノズル11とにより構成されるものであって、該充填ノズル11の下縁部から液タンク8の液体が吐出される。
【0024】
前記した昇降手段すなわち液面追従手段3は、受台1における取付体7へ連係させて、受台1すなわち容器bを所定のタイミングにより昇降させるものであって、カム式を採用するものであり、取付体7に付設したコロ12をフレーム(図示せず)に取り付けたカム13に係合させてある。
【0025】
このカム13は、図2に示すような充填区域xに対して、少なくともその全工程において設けられているもので、受台1は、図1に示すように、最降下位置から最上昇位置までの移動距離yが得られるようにしてあり、液体の充填作業は前記した充填区域xにおいて完了するように設定されている。
【0026】
そして、この充填区域xは、回転体6の回転移動において、例えば、約270°前後の範囲が設定されるもので、更には、該充填区域xを所定の角度ごと、例えば、2〜20°ごとに分割して、各角度における部位の液体充填重量が後記する制御手段5にあらかじめ記憶させてある。
【0027】
この記憶させるパターンは、例えば、図4において線グラフで表わされる内容のものが用いられるもので、例えば、回転体6の回転基点0°から進んで50°回転したとき充填が開始され、100°回転時は容器b内に15%が充填され、150°回転時は30%が、200°回転時は60%が充填されるとのように設定される。
【0028】
この充填区域xの設定角度および細分化した部位の角度値は、前記した例に限定されるものではなく、任意に設定し得ることはもちろんであり、特にこの部位は、回転体6に取り付けた充填手段2のヘッド数や単一ヘッドにおける移動時間に比例して増減する設定も考えられる。
【0029】
前記した計量手段4は、受台1へ付設して該受台1上に載置された容器bの充填液重量を計測するもので、慣用のひずみ計(ロードセル)等が用いられるもので、この検出信号は制御手段5へ送られる。
【0030】
前記した制御手段5は、昇降手段3と充填手段2および計量手段4とに連係させてあって、入力部や出力部,表示部,記憶部,演算部,制御部等を備えたコンピュータを用いる。
【0031】
前記した検出手段Sは、充填区域xが分割された各部を検出してその検出信号を制御手段5へ送るものであって、光電管や近接スイッチ,リミットスイッチ,回転体6の回転角を検出する例えばロータリーエンコーダー,パルスカウンター等の慣用の検出器が用いられる。
【0032】
したがって、前記した実施例によれば、図1に示すように、充填ノズル11先端の容器底からの距離(位置)は、容器受台1に連係させて昇降手段3におけるの昇降用カム13への対応位置によって決まる。
【0033】
また、充填区域xにおいて各角度の部位では、図4に示すようなパターンにより、その部位ごとに充填重量が設定され制御手段5に記憶されている。
【0034】
この状態でロータリー式充填機Aを運転させると、回転体6は、図2において矢印pに示す方向に回転を始め、かつ、移送手段15から受渡手段16を介して連続して容器が充填機Aに送り込まれる。
【0035】
そして、充填区域x内において容器内に所定容量(重量)の液体が充填され、充填区域xを過ぎた位置において接続させた取出手段17を介して搬出手段18へ次々と取り出される。
【0036】
また、充填区域xにおける各角度の部位において、検出手段Sによる検出信号は、常にリアルタイムで送信され続け、この信号に基づいて、制御手段5は各部位ごと演算して、この演算信号を、充填手段2における充填バルブ10へ送られている。
【0037】
このとき、充填機Aにおける回転体6が充填区域xの途中において停止したときは、検出手段Sが回転体6の停止位置を検出して、その信号を制御手段5へ送る。
【0038】
すると、制御手段5では、この停止位置の検出信号に相応するあらかじめ記憶させた設定重量と、計量手段4による実充填重量とを演算して、この演算値における容器b内の液体重量が規定重量に達しないときは、充填手段による液体の充填を続行し、該充填値が規定重量に達していれば、直ちに、制御手段5から信号を発し、充填手段4の充填バルブ10を操作してこれを閉塞し、液体充填を停止させる。
【0039】
また、回転体6を運転して、液体充填を再スタートさせるときは、該回転体6が回転を始めたと同時に、充填区域xに設定した各角度ごとの部位における通過信号を検出手段Sが検出し、これを制御手段5へその都度送信して、その設定値内に演算値が納まっているかどうかを確認して充填終了まで進行する。
【0040】
したがつて、この充填区域x内において容器bには、設定重量を超過する異常充填は全く起こることがなく、これに起因する液吹きや重量精度の低下、あるいは、充填ノズル11の液中接触等のトラブルの発生がない。
【0041】
また、充填機Aにおける回転体6が充填区域xの途中において、回転体6の回転速度が低下に変化したときは、充填手段2からは事態の変化にかかわらず、同一の充填条件で充填を続けようとするが、検出手段Sは絶えず充填区域xにおける各角度の部位の位置を検出し続けているので、低速となった部位の検出手段Sによる信号が制御手段5へ送られているため、制御手段5は検出信号と設定値との演算がリアルタイムで行なわれ、この演算信号に基づいて、実充填重量と検出した部位における設定重量とを一致させるための充填手段2による吐出量を、その充填バルブ10の操作により調節する。
【0042】
この回転体6の回転速度が速くなったときであっても、前記した演算に基づく同様の作動がなされる。
【0043】
次に、図3においてAは、昇降手段3による充填ノズル11の昇降式の例を示す液体充填装置で、容器bの受台1は取付体7を介して回転体6へ固着されており、また、受台1へ連係させた計量手段4,検出手段5,制御手段5の構成は、前記した受台昇降式の例とほぼ同様の構成によるので、その詳細な説明は省略する。
【0044】
この例における前記した昇降手段すなわち液面追従手段3は、充填手段2へ連係させて、該昇降手段3の充填ノズル11を所定のタイミングにより昇降させるものであって、カム式を採用するものであり、取付体7に付設したコロ20をフレーム(図示せず)に取り付けたカム21に係合させてある。
【0045】
このカム21は、図2に示すような充填区域xに対して、少なくともその全工程において設けられているもので、充填手段2は、図3に示すように、最降下位置から最上昇位置までの移動距離yが得られるようにしてあり、液体の充填作業は前記した充填区域xにおいて完了するように設定されている。
【0046】
したがって、この例の装置Aも、前記した例と同様の作用効果が得られるもので、詳細は前記した作用を援用する。
【0047】
本発明における液体の吐出量の制御とは、図1および図3に基づいて前記のように詳述したように、計量手段4における容器b内のすでに充填された液体重量を計測して、この信号に基づいて充填手段2を制御する場合と、図5に示すように、検知手段における容器b内のすでに充填された液体容量を計測して、この信号に基づいて充填手段2を制御する場合と、図示してないが、単一容器当たりの液体充填量を収容したタンク内の液面と充填ノズル先端までの高さ、すなわち、液圧と、充填バルブの開閉時間とにより制御する場合とが挙げられる。
【0048】
そして、前記した容量式の場合は、図5に示すように、可透性容器b内の充填済液体面を、光電管やカメラセンサー等による検知手段25により検出して、この信号を制御手段5へ送り、充填区域xにおける各部位ごとのあらかじめ定めた充填容量と実充填容量とを演算させて吐出量を制御する。
【0049】
また、図6に示すように、ピストン式充填手段2において、数値制御される送出手段26の液体の送出容量(充填容量)を、充填区域xにおける各部位ごとあらかじめ定めて、計量手段4による実充填重量か、あるいは、検知手段25による実充填容量とを演算させて吐出量を制御する。
【0050】
【発明の効果】
前述のように構成される本発明は、運転中に回転体の速度が所定速度より低下したり、あるいは、回転体が停止したりした場合であっても、充填手段と容器内の液面との間隔は常に定められた設定値に維持され、過充填による液吹き,発泡等や、充填手段への充填液の付着が防止され、これに起因する雑菌の繁殖や液だれ、更には容器または充填付近の液体による汚染が可及的に抑えられて、重量、容量いずれでも正確な液体充填が行なわれる格別な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関する液体充填方法を実施した装置の受台昇降式を概略的に示す要部の正面図である。
【図2】本発明に関する液体充填方法を実施した装置における充填区域を示す説明図である。
【図3】本発明に関する液体充填方法を実施した装置の充填手段昇降式を概略的に示す要部の正面図である。
【図4】本発明に関する液体充填方法を実施するための充填パターンを示すグラフ図である。
【図5】本発明に関する液体充填方法を実施した装置の充填容量式を概略的に示す要部の説明図である。
【図6】図5における他の例を示す正面図である。
【符号の説明】
A ロータリー式液体充填機
b 容器
1 受台
2 充填手段
3 液面追従手段(昇降手段)
4 計量手段
S 検出手段
5 制御手段
6 回転体
Claims (2)
- 容器受台と、この容器受台に対応させて液体の充填手段とを取り付けた回転体を有し、この回転体が回転移動するその充填区域内において液面追従手段により、前記充填手段の上昇か前記容器受台の降下かによって、充填された前記容器内の液面と前記充填手段の先端部とに、所定間隔を維持させつつ前記容器への液体充填を行なうもので、前記充填区域内において前記充填手段の移動位置の信号を制御手段へ送る検出手段を備えたロータリー式液体充填機にあって、
前記回転体が回転移動する充填区域内において、該充填区域を所定の角度ごとに細分割して、
前記充填区域における各角度ごとの前記回転体の回転移動値および該回転移動値に対応する容器への液体重量設定値をあらかじめ前記制御手段へ入力してあり、
前記検出手段は、前記充填区域における各角度ごとの前記回転体の回転移動値をそれぞれ検出して制御手段へ送信するものであって、
前記ロータリー式液体充填機の運転中に、前記容器内の液面と充填ノズルとの間隔を一定に保持する前記液面追従手段の移動速度が変化した場合、あるいは、前記液面追従手段の移動が停止した場合、前記制御手段へ入力された前記回転体の回転移動値に対応する容器への液体重量設定値に基づいて、前記液面と前記充填手段における充填ノズルの先端位置とのあらかじめ定められた前記間隔を維持するように、前記充填手段による液体充填を制御させるものであって、
前記充填手段による液体充填の制御は、
前記充填ノズルから吐出される前記液体の充填量を制御させることを特徴とする液体充填方法。 - 容器受台と、この容器受台に対応させて液体の充填手段とを取り付けた回転体を有し、この回転体が回転移動するその充填区域内において液面追従手段により、前記充填手段の上昇か前記容器受台の降下かによって、充填された前記容器内の液面と前記充填手段の先端部とに、所定間隔を維持させつつ前記容器への液体充填を行なうもので、前記充填区域内において前記充填手段の移動位置の信号を制御手段へ送る検出手段を備え、前記液面追従手段の昇降は、該液面追従手段に付設したコロをフレームに取り付けたカムに係合して作動されるカム式を用いたロータリー式液体充填機にあって、
前記回転体が回転移動する充填区域内において、該充填区域を所定の角度ごとに細分割して、
前記充填区域における各角度ごとの前記回転体の回転移動値および該回転移動値に対応する容器への液体重量設定値をあらかじめ前記制御手段へ入力してあり、
前記検出手段は、前記充填区域における各角度ごとの前記回転体の回転移動値をそれぞれ検出して制御手段へ送信するものであって、
前記ロータリー式液体充填機の運転中に、前記容器内の液面と充填ノズルとの間隔を一定に保持する前記液面追従手段の移動速度が変化した場合、あるいは、前記液面追従手段の移動が停止した場合、前記制御手段へ入力された前記回転体の回転移動値に対応する容器への液体重量設定値に基づいて、前記液面と前記充填手段における充填ノズルの先端位置とのあらかじめ定められた前記間隔を維持するように、前記充填手段による液体充填を制御させるものであって、
前記ロータリー式液体充填機の運転中に、前記容器内の液面と前記充填ノズルとの前記液面を一定に保持する前記液面追従手段の移動速度が変化した場合、連続して前記制御手段へ送信される前記検出手段の信号に基づくこの速度変化した前記回転体の回転移動位置において、前記制御手段は、前記検出信号と前記充填重量設定値との演算を行なって、この演算信号に基づいて、実充填重量と検出した前記回転体の回転移動位置における設定重量とを一致させるための前記充填手段による吐出量を、前記充填ノズルの充填バルブの操作により調節するものであり、
前記ロータリー式液体充填機の運転中に、前記容器内の液面と前記充填ノズルとの前記液面を一定に保持する前記液面追従手段の移動が停止した場合、前記検出手段が前記回転体の停止位置を検出して、その信号を制御手段へ送り、該制御手段では、この停止位置の検出信号に相応するあらかじめ記憶させた設定重量と、前記計量手段による実充填重量とを演算して、この演算値における前記容器内の液体重量が規定重量に達しないときは、前記充填手段による液体の充填を続行し、該充填値が規定重量に達していれば、直ちに、前記制御手段から信号を発し、前記充填手段の充填バルブを操作してこれを閉塞し、液体充填を停止させることを特徴とする液体充填方法。
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