JPH10193721A - インクジェットプリンタ - Google Patents

インクジェットプリンタ

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JPH10193721A
JPH10193721A JP120397A JP120397A JPH10193721A JP H10193721 A JPH10193721 A JP H10193721A JP 120397 A JP120397 A JP 120397A JP 120397 A JP120397 A JP 120397A JP H10193721 A JPH10193721 A JP H10193721A
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JP120397A
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Hiroshi Yamaguchi
浩志 山口
Kyoichi Shibata
協一 柴田
Hiroaki Watanabe
広昭 渡辺
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TEC CORP
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Abstract

(57)【要約】 【課題】乾燥手段の大型化,コスト高を抑えつつインク
乾燥時間を長期化可能とする。 【解決手段】一定周速度で回転可能な回転部材(10)
の外周面11に印字媒体Mを保持可能かつ回転部材(1
0)とともに回転中の印字媒体Mにインクジェットノズ
ル207を用いて印字可能に形成し、印字後に回転部材
(10)から保持解除された印字媒体Mを所定方向に排
出搬送する媒体排出搬送手段160と,排出搬送中の印
字媒体Mの印刷面を乾燥させる乾燥手段180とを設け
るとともに、印字媒体Mの後端が回転部材(10)から
保持解除された後に媒体排出搬送手段160の排出搬送
速度を回転部材(10)の周速度相当速度よりも低速に
切替え可能に形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一定周速度で回転
可能な回転部材の外周面に印字媒体を保持可能かつ回転
部材とともに回転中の印字媒体にインクジェットノズル
を用いて印字可能に形成されたインクジェットプリンタ
に関する。
【0002】
【従来の技術】各色用ノズルヘッドを行方向の全長に渡
って往復移動させかつその各往動中に印字して1行印字
をし、1行印字後に印字媒体(普通紙,OHP用紙等)
Mを列方向に1行送りしてこれらを繰り返すいわゆるシ
リアル型のインクジェットプリンタに比較して大幅な印
字高速化を図れかつ多数枚に渡って連続印字運転可能で
あるとともに、いわゆるレーザープリンタに比較して大
幅な小型化を図れるインクジェットプリンタが本出願人
から提案(例えば、特願平8−296959号)されて
いる。
【0003】図6において、ドラム(回転部材)10は
一定の周速度で回転可能でありかつその外周面11に印
字媒体Mを保持可能である。すなわち、ドラム10の外
周面11に媒体保持手段による保持力を利用して印字媒
体Mを保持かつドラム10の回転を利用して回転移送さ
せる。
【0004】このドラム10の回転(Y)方向には各色
用ノズルヘッド(印字ヘッド)200が配設されてい
る。したがって、行方向(紙面に垂直方向)の全長に一
体型の各色用ノズルヘッド200あるいは行方向に複数
のノズルヘッド要素を並べた一体的な各色用ノズルヘッ
ド200を、往復移動手段を用いて例えばインクジェッ
トノズル間ピッチ(例えば、1/75インチ)分だけ連
続または間歇的に往復移動させつつ回転中の印字媒体M
に各色用インクジェットノズル207からインクを吹付
けて行方向印字させるとともに、インクジェットノズル
間ピッチの往動中にドラム10の回転を利用しつつ列方
向印字させることができる。つまり、行方向印字と列方
向印字とを同時的に進行可能であるから大幅な印字高速
化を図れる。
【0005】また、各色用ノズルヘッド200と当該各
色用インクタンク(インクカセット)213とが離れた
位置に配設されているので、各色用ノズルヘッド200
を軽くでき行方向の往復移動速度をより大幅に高められ
る点も一層の印字高速化を助長するとともに、各色用イ
ンクタンク(インクカセット)213の容量を大幅に拡
大できるので、例えば500枚以上の連続印字運転がで
きるわけである。
【0006】これらを実現化するために、ドラム10の
一方(図6で右)側には媒体給送手段60と媒体供給手
段90とが設けられ、他方(図6で左)側には媒体剥離
手段140と媒体排出搬送手段160と方向切換手段1
90とが設けられている。
【0007】媒体給送手段60は、カセット給送手段7
1および手差給送手段61のいずれか一方から選択的に
1枚ずつ印字媒体Mを給送できる。媒体供給手段90
は、給送されて来た印字媒体Mを所定のタイミングでド
ラム10側へ給送する。媒体剥離手段140は印字後印
字媒体Mをドラム10から剥離し、かつ媒体排出搬送手
段160は剥離された印字媒体Mを図6で左方向に排出
搬送する。方向切換手段190は排出トレイ192およ
び上部排出トレイ193のいずれかに選択切換する。
【0008】ここにおいて、上記従来インクジェットプ
リンタの場合は、印字済印字媒体をプリンタ前面空間に
放置する形態とされている。印字速度が非常に遅い(例
えば、10分以上)からインク乾燥時間を十二分に確保
できる。しかし、実質的平面的外形が大きくかつ媒体の
取扱いが難しい。
【0009】換言すれば、印字速度が遅いので、インク
乾燥時間を考慮しなくてもよかったわけである。しかる
に、特に多色カラー印字の飛躍的高速化を図るには、迅
速なインク乾燥が必要である。インクが乾燥していなけ
れば、前の印字媒体(印字面または非印字面)に後の印
字媒体(非印字面または印字面)が接触してしまうの
で、インク混ざりが生じたり非印字面が汚れる。これで
は、印字高速化を図れても多数枚(例えば、500枚)
の連続印字運転ができない。
【0010】かくして、図6に示すように、回転中のド
ラム10に保持されて印字された印字媒体Mのインクを
乾燥促進するためのヒーター等からなる第1のインク乾
燥手段130と,媒体排出搬送手段160による排出搬
送終了時に印字面を完全乾燥するヒーター等からなる乾
燥手段180を設けるのがよい。
【0011】かくして、印字媒体Mの給送,供給,保
持,回転移送,印字,インク乾燥,剥離,排出搬送,完
全乾燥を連続して行えるから、1分間に例えば20枚以
上のA4サイズについて多色カラー印字することができ
る。しかも、例えば500以上の連続印字運転もでき
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記先提案
インクジェットプリンタでは、基本的にドラム回転速度
等を高速化すればする程に一層の印字高速化を図れる。
この際、インク乾燥速度も比例的に高める必要がある。
【0013】だからと言って、インクの乾燥手段13
0,180をより大容量としたのでは、大型化とコスト
高とを招くばかりか、単位時間内に急激乾燥したのでは
インク変質が生じたり構成要素に悪影響を及ぼす虞れが
強い。
【0014】本発明の目的は、乾燥手段の大型化,コス
ト高を抑えつつ乾燥時間を長期化可能としてインク乾燥
を確実に行えるインクジェットプリンタを提供すること
にある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記先提案インクジェッ
トプリンタと同様な構成とした場合を考えると、回転中
の回転部材に印字媒体を供給しかつ保持させるためには
供給速度を回転部材の周速度相当速度として供給するの
が自然的である。したがって、基本的に、媒体排出搬送
速度もその周速度相当速度とすべきである。
【0016】しかるに、回転部材の高速回転およびその
複数回転を利用して印字することを考えると、印字媒体
は回転部材側から媒体排出搬送手段側へ間歇的に引渡さ
れることになる。少くとも1枚印字のために選択された
回転部材の複数回転時間ごとである。
【0017】ここに、本発明は、この間歇引渡しに着目
し、そのインターバル間に印字媒体の排出搬送速度を低
速に切替えることにより、その期間をインク乾燥時間長
期化に利用可能に形成し、前記目的を達成するものであ
る。
【0018】すなわち、請求項1の発明は、一定周速度
で回転可能な回転部材の外周面に印字媒体を保持可能か
つ回転部材とともに回転中の印字媒体にインクジェット
ノズルを用いて印字可能に形成し、印字後に回転部材か
ら保持解除された印字媒体を所定方向に排出搬送する媒
体排出搬送手段と,排出搬送中の印字媒体の印刷面を乾
燥させる乾燥手段とを設けるとともに、印字媒体の後端
が回転部材から保持解除された後に媒体排出搬送手段の
排出搬送速度を回転部材の周速度相当速度よりも低速に
切替え可能に形成した、ことを特徴とする。
【0019】かかる発明では、印字媒体は回転部材が周
速度で回転部材から剥離されて、回転部材の周速度相当
速度(高速)とされている媒体排出搬送手段へ引渡され
かつ搬出搬送される。そして、当該印字媒体の後端が回
転部材から保持解除された後に、つまり後端が回転部材
に保持されていることにより印字媒体の先端側と後端側
とが同じ速度で排出搬送可能な状態になった後に、媒体
排出搬送手段の排出搬送速度を低速に切替える。したが
って、次の印字媒体が回転部材から剥離されるまでの期
間を印字面の乾燥時間として有効利用できる。よって、
乾燥手段の大容量化を抑制しつつインク乾燥を安定して
確実に行える。
【0020】また、請求項2の発明は、前記印字媒体の
前記回転部材からの保持解除を前記媒体排出搬送手段に
よって排出搬送された印字媒体の排出搬送量から間接的
に検出する検出手段と,この検出手段からの検出信号に
基き前記媒体排出搬送手段の排出搬送速度を前記低速に
切替える速度切替制御手段とが設けられているインクジ
ェットプリンタである。
【0021】かかる発明では、検出手段は、回転部材側
から剥離されかつ排出搬送中の印字媒体の排出搬送量を
検出する。すなわち、印字媒体の後端が回転部材から保
持解除されたことを間接的に検出する。すると、速度切
替制御手段が、媒体排出搬送手段の排出搬送速度を低速
に切替える。したがって、請求項1の発明の場合と同様
な作用効果を奏し得る他、さらに検出手段の型,検出方
法等の選択により低速への切替えタイミングの設定変更
が容易となりかつ印字媒体を実際検出することにより空
運転中は切替えしない等の運用を図れるので、適用性が
広い。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。 (第1の実施形態)本インクジェットプリンタは、図1
に示す如く、基本的構成が先提案インクジェットプリン
タ(図6)の場合と同様とされかつ一定周速度で回転可
能な回転部材(10)の外周面11に印字媒体Mを保持
可能かつ回転部材(10)とともに回転中の印字媒体M
にインクジェットノズル207を用いて印字可能に形成
し、印字後に回転部材(10)から保持解除された印字
媒体Mを所定方向に排出搬送する媒体排出搬送手段16
0と,排出搬送中の印字媒体Mの印刷面を乾燥させる乾
燥手段180とを設けるとともに、印字媒体Mの後端が
回転部材(10)から保持解除された後に媒体排出搬送
手段160の排出搬送速度を回転部材(10)の周速度
相当速度よりも低速に切替え可能に形成されている。
【0023】なお、先提案インクジェットプリンタ(図
6)の場合と共通する部分についての説明は簡単化乃至
省略する。
【0024】まず、回転部材を形成するドラム10は、
図1に示すサーボモータ10Mで回転される。ドラム1
0の回転位置(角度)検出器10Sからの信号をフィー
ドバックして例えば20PPMを達成可能な一定周速度
で回転される。
【0025】媒体保持手段は、ドラム10側の印字媒体
Mの先端を吸引保持する負圧吸引部12および機械的に
挟持する挟持爪13と,ドラム10(外周面11)に接
離可能な帯電ローラ20とから形成されいる。したがっ
て、媒体供給手段90のアライニングローラ91,92
の働きにより供給されて来た印字媒体Mの先端を外周面
11に保持しつつ帯電ローラ20で電荷吸着力を付与す
ることによって、当該印字媒体Mを外周面11に密着保
持させることができる。
【0026】印字運転中に減衰した電荷吸着力は、補充
用帯電器21によって補充される。また、媒体剥離手段
(剥離爪)140でその先端を外周面11から剥離する
に先立って、負圧吸引部12の吸引保持力および挟持爪
13による挟持力が解除されるとともに除電器22によ
って電荷吸着力も保持解除される。
【0027】媒体排出搬送手段160は、印字媒体Mの
非印字面側に接するベルトコンベア161と印字側の幅
方向両端側に接する左右一対の押えコンベア162とか
らなる。
【0028】なお、送気ファン131とヒーター132
とからなるインク乾燥手段130は、ドラム10に保持
された印字媒体M上のインクを乾燥させる他、ガイドプ
レート133,134,135との協働により気流発生
手段をも形成する。つまり、排出搬送中の印字媒体Mの
バタツキを抑えつつインク乾燥促進も図る。その後は、
排気ファン139によって、速やかに筐体1外へ排出さ
れる。
【0029】図2に示す駆動制御部250は、CPU,
ROM,RAM等を含み、プリンタ全体を駆動制御可能
である。
【0030】すなわち、入力されたドラム位置(角度)
検出器10Sからの検出信号を基準として、印字媒体M
の先端が丁度負圧吸引部12で吸引保持可能かつ挟持爪
13で挟持可能な供給タイミング(図3のST11のY
ES)で、媒体供給手段90(アライニングモータ90
M)を供給運転させる(ST12)。供給速度は、ドラ
ム周速度相当速度である。
【0031】引続き、帯電ローラ20を接触させ印字媒
体Mを帯電しつつ電荷吸着力を付与する。保持された印
字媒体Mがノズルヘッド200を通過するときに、画像
データに基き各色用インクジェットノズル207を働か
せて印字させる。例えば、ドラム4回転で全行列を印字
終了させる。
【0032】印字終了となると、負圧吸引部12および
挟持爪13を保持解除させ除電器22を働かせて電荷吸
着力を解除させるとともに、媒体剥離手段(剥離爪)1
40を働かせ、印字媒体Mの先端をドラム外周面11か
ら剥離させる。剥離爪(140)は、引渡し手段も兼用
可能とされているので、先端は媒体排出搬送手段160
へ引渡されかつ排出搬送される。
【0033】ここに、排出搬送速度は、搬送モータ16
0Mを回転駆動することにより、ドラム周速度相当速度
と同じとしてコントロールされる(ST10)。これを
高速運転とする。また、印字媒体Mの後端が回転部材
(10)から保持解除(ST13のYES)された後
に、媒体排出搬送手段160を低速運転(ST14)に
切替える。
【0034】“印字媒体Mの後端が回転部材(10)か
ら保持解除された”とは、ドラム位置検出器10Sで検
出されたドラム10の回転位置(角度)が唯一絶対の値
となった場合のみを意味しない。つまり、印字媒体Mの
サイズ(長さ),媒体保持手段(20)の構成・機能等
々により変化する範囲も含む。要は印字媒体Mの先端側
と後端側とに大きな媒体変形やしわを発生させるような
速度差が生じない状態となった場合を意味する。
【0035】したがって、当該印字運転に対応させて設
定したタイミングになると、駆動制御部250は、速度
切替制御手段として働き、媒体排出搬送手段160(搬
送モータ160M)の排出搬送速度をドラム周速度相当
速度よりも低速に切替える(ST14)。これと前後し
てあるいは同時的に、乾燥手段180を駆動しておく。
【0036】かくして、印字媒体Mを低速で排出搬送す
るので、印字面を乾燥するための乾燥手段180を通過
する時間を長引きさせることができるので、確実で安定
したインク乾燥を行えるとともに、気流発生手段(13
0)からの暖気流と印字媒体Mとの排出搬送方向におけ
る相対速度が速まるので、この点からもインク乾燥を促
進できる。
【0037】また、駆動制御部250は、印字媒体Mが
一定量だけ排出搬送されると、媒体排出搬送速度を高速
に戻す(ST10)。後の印字媒体Mの排出搬送に備え
るためである。前の印字媒体Mの排出搬送量を一定量と
したのは、後の印字媒体Mがドラム10側から媒体排出
搬送手段160側に引渡される直前までのタイミングと
いう意味の他、さらに、当該前の印字媒体Mの後端が乾
燥手段180を通過した後まで低速としておく必要がな
いので、速やかに後の印字媒体Mの取入体制を整えると
いう意味である。
【0038】しかして、この第1の実施形態によれば、
一定周速度で回転可能な回転部材(10)の外周面11
に印字媒体Mを保持可能かつ回転部材(10)とともに
回転中の印字媒体Mにインクジェットノズル207を用
いて印字可能に形成し、媒体排出搬送手段160と乾燥
手段180とを設けるとともに、印字媒体Mの後端が回
転部材(10)から保持解除された後に媒体排出搬送手
段160の排出搬送速度を回転部材(10)の周速度相
当速度よりも低速に切替え可能に形成されているので、
乾燥手段180の大型化,コスト高を抑えつつインク乾
燥時間長期化を可能としてインク乾燥を確実かつ安定し
て行える。
【0039】また、媒体排出搬送手段160の高速,低
速間の切替えが、ドラム回転位置検出器10Sで検出さ
れたドラム回転位置(角度)を基礎として実行されるの
で、保持解除タイミングを正確に設定できかつ設定変更
も可能である。
【0040】さらに、気流発生手段(130)を設けて
あるので、印字媒体Mのバタツキを抑えられるから円滑
排出搬送とともに乾燥手段180によるインク乾燥を安
定かつ均一的に行える。しかも、低速とすることにより
暖気流と印字媒体Mとの排出搬送方向の相対速度を速め
られるので一段とインク乾燥を促進できる。
【0041】(第2の実施形態)この第2の実施形態
は、図4,図5に示される。
【0042】第1の実施形態の場合に比較して、印字媒
体Mの回転部材(10)からの保持解除を、検出手段1
60Sによって媒体排出搬送手段160で排出搬送され
た印字媒体Mの排出搬送量から間接的に検出するものと
形成しかつ速度切替制御手段(250)がこの検出手段
160Sからの検出信号に基き低速に切替えるものと形
成されている。すなわち、印字媒体Mが設定された排出
搬送量だけ排出搬送されたことをもって、その後端がド
ラム10(11)から保持解除されたとする考え方であ
る。
【0043】この実施形態では、検出手段160Sを図
1に( )で示した先端検出センサ(160S)から形
成し、排出搬送量をその先端位置を検出することにより
擬制的に検出可能に形成してある。これに伴い、低速運
転時間は、先端が検出された時からタイマー160Tに
設定された時間Tsまでとしてある。設定時間Tsは設
定変更可能であるが、後の印字媒体Mの先端がドラム1
0から剥離される時までの時間より短く設定する。
【0044】したがって、検出手段160Sが印字媒体
Mの先端を検出(図5のST23のYES)すると、速
度切替制御手段(250)が排出搬送速度を低速に切替
える(ST24)。そして、設定時間Tsが経過する
(ST25のYES)と、再び高速(ST20)に切替
え、後の印字媒体Mに備える。なお、図5のST20〜
ST22は、図3のST10〜ST12の場合と同じで
ある。
【0045】しかして、この第2の実施形態によれば、
第1の実施形態の場合と同様な作用効果を奏し得る他、
さらに検出手段の型,検出方法等の選択により低速への
切替えタイミングの設定変更が容易となりかつ印字媒体
Mを実際検出することにより空運転中は切替えない等の
運用を図れるので、適用性が広い。
【0046】なお、検出手段160Sは、ベルトコンベ
ア161の排出搬送方向において、取付位置を変更可能
に形成されているが、複数の検出手段(160S)を設
けかつ印字媒体Mのサイズ(長さ)によって自動切替使
用可能に形成することもできる。
【0047】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、一定周速度で
回転可能な回転部材の外周面に印字媒体を保持可能かつ
回転部材とともに回転中の印字媒体にインクジェットノ
ズルを用いて印字可能に形成し、媒体排出搬送手段と乾
燥手段とを設け、印字媒体の後端が回転部材から保持解
除された後に媒体排出搬送手段の排出搬送速度を回転部
材の周速度相当速度よりも低速に切替え可能に形成され
ているので、次の印字媒体が回転部材から剥離される期
間をインク乾燥時間として有効利用できる。よって、乾
燥手段の大容量化を抑制しつつインク乾燥を安定して確
実に行える。
【0048】また、請求項2の発明によれば、印字媒体
の回転部材からの保持解除を媒体排出搬送手段によって
排出搬送された印字媒体の排出搬送量から間接的に検出
する検出手段と,この検出手段からの検出信号に基き媒
体排出搬送手段の排出搬送速度を低速に切替える速度切
替制御手段とが設けられているので、請求項1の発明の
場合と同様な効果を奏し得る他、さらに検出手段の型,
検出方法等の選択により低速への切替えタイミングの設
定変更が容易となりかつ印字媒体を実際検出することに
より空運転中は切替えしない等の運用を図れるので、適
用性が広い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す側面図である。
【図2】同じく、駆動制御部を説明するための図であ
る。
【図3】同じく、切替動作を説明するためのフローチャ
ートである。
【図4】本発明の第2の実施形態の駆動制御部を説明す
るための図である。
【図5】同じく、切替動作を説明するためのフローチャ
ートである。
【図6】先提案インクジェットプリンタを説明するため
の図である。
【符号の説明】
10 ドラム(回転部材) 10S ドラム回転位置検出器 11 外周面 20 帯電ローラ 60 媒体給送手段 90 媒体供給手段 130 インク乾燥手段 140 媒体剥離手段 160 媒体排出搬送手段 160S 検出手段 180 乾燥手段 200 ノズルヘッド 207 インクジェットノズル 250 駆動制御部(速度切替制御手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定周速度で回転可能な回転部材の外周
    面に印字媒体を保持可能かつ回転部材とともに回転中の
    印字媒体にインクジェットノズルを用いて印字可能に形
    成し、印字後に回転部材から保持解除された印字媒体を
    所定方向に排出搬送する媒体排出搬送手段と,排出搬送
    中の印字媒体の印刷面を乾燥させる乾燥手段とを設ける
    とともに、印字媒体の後端が回転部材から保持解除され
    た後に媒体排出搬送手段の排出搬送速度を回転部材の周
    速度相当速度よりも低速に切替え可能に形成した、こと
    を特徴とするインクジェットプリンタ。
  2. 【請求項2】 前記印字媒体の前記回転部材からの保持
    解除を前記媒体排出搬送手段によって排出搬送された印
    字媒体の排出搬送量から間接的に検出する検出手段と,
    この検出手段からの検出信号に基き前記媒体排出搬送手
    段の排出搬送速度を前記低速に切替える速度切替制御手
    段とが設けられている請求項1記載のインクジェットプ
    リンタ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9126435B2 (en) 2013-10-17 2015-09-08 Fuji Xerox Co., Ltd. Image forming apparatus

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