JP2861124B2 - インクジェットプリンタの記録紙搬送処理装置 - Google Patents

インクジェットプリンタの記録紙搬送処理装置

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JP2861124B2
JP2861124B2 JP27327389A JP27327389A JP2861124B2 JP 2861124 B2 JP2861124 B2 JP 2861124B2 JP 27327389 A JP27327389 A JP 27327389A JP 27327389 A JP27327389 A JP 27327389A JP 2861124 B2 JP2861124 B2 JP 2861124B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、インクジェットプリンタに用いられる記録
紙の搬送処理装置に関する。
(従来技術) 多数のノズルからインクを選択的に吐出させて印字を
行うインクジェットプリンタは、騒音を発生することな
く、低いランニングコストで普通紙上に記録書込みがで
きる点で他の方式のものに比べて優れている。
ところが、反面においてこの種のプリンタは、書込み
上の安定性を図る上から通常水溶性のインクが用いられ
るため、記録書込みによって記録紙は水分を含んで大き
く波打ったりあるいは破れ易くなったりして、以降の搬
送を困難にするといった不都合を有している。
もとよりこのような問題に対しては、プリンタに装着
した熱風発生装置によりプラテン上の記録紙に熱風を吹
付けて、記録紙に悪影響を与えることなくインクを乾燥
させるようにしたり、あるいはキャリッジから直接記録
紙面に熱風を吹付けて書込みと同時にインクを乾燥させ
るようにしたものが、それぞれ特開昭54−156536号公報
や米国特許第4340893号明細書において提案されてい
る。しかしながら、記録紙上に書込まれる文字図形等は
部分的に濃淡があるのが普通で、ときには黒ベタ画像が
書込まれる場合もあるため、単にドット像書込み部の下
手側に熱風乾燥器を配設しただけでは、画像密度の大な
る部分を十分に乾燥させることができず、特にページプ
リンタのように拘束で印字するよう構成したものにあっ
ては、部分的に記録紙の撓み等が生じて搬送する上で種
々の不具合いが生じる。
(発明が解決しようとする課題) 本発明はこのような問題に鑑みてなされたもので、そ
の目的とするところは、記録すべき画素密度の如何にか
かわりなく記録紙の確実な乾燥処理と正確な搬送を可能
とする新たなインクジェットプリンタの紙送り装置を提
供することにある。
(課題を解決するための手段) すなわち、本発明はかかる課題を達成するために、書
込むべきドット像の画素密度を判定して、記録紙が記録
書込み手段から乾燥手段のもとへ移送される時間の経過
後に記録紙搬送手段の送り速度を画素密度に応じて制御
する制御手段を備えたインクジェットプリンタにおい
て、記録書込み手段と乾燥手段の間に、記録紙の後端が
搬送手段の記録書込み手段の上手側部分を通過した後
に、制御手段に制御されて記録紙のドット像形成面に接
するように動作する、周面にギザを設けたローラを配設
するようにしたものである。
(実施例) そこで以下に図示した実施例について説明する。
第1図は本発明の一実施例をなすインクジェットプリ
ンタの記録紙搬送処理装置の全容を示したものであり、
第2図、第3図はその要部の詳細を示したものである。
この記録紙搬送処理装置は、大別してファンフォール
ド紙の送り経路と単票紙の送り経路を備えた給紙部10
と、記録書込み部に配設された紙搬送部20と、記録紙S
を乾燥させつつ排出している排出部60とによって構成さ
れている。
給紙部10には、ホッパはね11により上向きに付勢され
た給紙台12が昇降自在に配設され、積層載置した記録紙
Sのうちの最上位の記録紙Sを常時給紙ローラ13の当接
位置させるようにしており、またこの給紙ローラ13から
後述するゲートローラ21へ至る紙送りガイド板14上に
は、図示しない手動操作レバーによって操作される分離
爪開閉レバー17と、このレバー17により起伏操作される
分離爪16が設られ、さらにこの給紙台12の上方には、プ
リンタ本体1(第9図)の前板2に設けたケーシング給
紙口3に臨むファンフォールド紙挿入用のガイド板19が
設けられていて、トラクタ15により直接ゲートローラ21
へ紙を送り込めるように構成されている。
一方、これに続く紙搬送部20には、後述するキャリッ
ジ80の走行経路を挟むようにしてその上手側に、図示し
ない駆動力伝達機構に結合したゲートローラ21が配設さ
れ、また、下手側のプラテン46直後の位置には従動ロー
ラ22が配設されていて、ゲートローラ21との間に懸渡し
た紙送用ベルト23を介して同じ周速度で回転するように
構成され、さらにこの紙送りベルト23には、アイドラレ
バー26の一端に支承されたアイドラ25がプラテン46の直
下で接触していて、アイドラレバー26に作用する引張り
バネ27により常時一定の張力が付与されるように構成さ
れている。
29は、上記したゲートローラ21の上方に支点9を支点
として揺動自在に枢支された紙押えローラレバーで、こ
の紙押えローラレバー29は、ここに送り込まれてきた記
録媒体が、ゲートローラ21の外周をなす紙送りベルト23
と紙押えローラ32との間の摩擦力で紙送りがなされる単
票紙もしくは封筒の場合と、トラクタ15によって紙送り
がなされるファンフォールド紙であるかによって、紙送
りベルト23と紙押えローラ32との接触圧を変え得るよう
に構成されている。すなわち、この紙押えローラレバー
29には、その上部アーム29aの端部にレバー29を図中反
時計方向に回動付勢する強い押えばね33が取付けられ、
またこの上部アーム29aの上縁には、この押えばね33に
抗してレバー29を図中時計方向に回動させるカム34が当
接していて、第3図に実線で示したように、カム34の回
動により強い押ばね33を直接レバー29に作用させた場合
には、下部アーム29b下端の弧状凹溝30内に支持した紙
押えローラ32を紙送りベルト23に強く圧接する一方、2
点鎖線で示したように、カム34により図中時計方向に回
動して強い押えばね33の付勢力を解いた場合には、一端
を紙押えローラレバー29に固定した弱いねじりコイルバ
ネ31の他端35によって紙押えローラ32を弱い力で紙送り
ベルト23上に圧接するように構成されている。
これに対して37は、従動ローラ22上の紙送りベルト23
に接離するペーパーベイルで、このペーパーベイル37
は、周縁にギザギザを設けた板状ギザローラを軸36に間
隔をおいて複数個固定したものとして構成されている。
このペーパーベイル37を一端に支持するペーパーベイル
レバー38は、第4図に示したように従動ローラ22の下手
側に支承された支軸39に基端が固定されていて、支軸に
固定したセクタ40と噛合うピニオン41を介して、記録紙
Sの後端がゲートローラ21上を通過する直前に、ペーパ
ーベイル37を紙送りベルト23上に圧接して記録紙Sの送
り出しを行うように構成されている。
ところで、上記したゲートローラ21、従動ローラ22及
びこれらに懸渡された紙送りベルト23を主とする紙送り
機構は、記録紙S上に書込まれる文字、図形等の画素密
度に応じた速度で間欠送り動作をするように構成されて
いる。
すなわち、このインクジェットプリンタは第10図に示
したように、ホストコンピュータ50から送られてきた例
えば1ページ分の書込むべき記録情報がインターフェー
ス51を介してバッファ52に蓄積されるようになってい
て、制御回路53は、ここからの入力信号と予め設定され
たプログラムに応じて、紙送り駆動回路55、ヘッド駆動
回路56及びヒーター駆動回路57に制御信号を出力し、駆
動モータ58、印字ヘッド81、ヒーター93及びファンモー
タ95に所定の紙送り、記録書込み及び記録紙の乾燥の各
動作を行わせるように構成されているが、さらにこのプ
リンタにおいてはバッファ52から印字パターン解析回路
54に蓄積された情報が出力するように構成されていて、
ここで記録書込み情報を解析させ、部分的に画素密度の
大なる部分が存在したら、主走査方向及び副走査方向に
亘って画素密度の大なる部分の度合いと領域を数値デー
タとして制御回路53に出力させ、印字ヘッドから熱風乾
燥ユニットに至るまでの記録紙搬送時間Tの経過後に、
上記領域に相当する長さに亘って、予め設定された画素
密度の度合いに応じたインターバルをもって記録紙Sを
間欠的に搬送するよう駆動モータ58を制御するように構
成されている。
再び第3図に戻って、43はプラテン46の上手側に配設
された記録紙搬入側のガイド板で、この搬入側ガイド板
43の始端は、給紙ローラ13から延びる紙送りガイド板14
とファンフォールド紙挿入用のガイド板19の合流部に位
置し、また終端は、プラテン46と接続する印字部の直前
に位置していて、この印字部直前の位置には、紙押え板
45がそれ自体の弾性により当接している。
これに対して、キャリッジの走行径路直下に配設され
たプラテン46は、下手側に設けた支点軸47に基端が固定
され、分離爪開閉レバー17を操作する上記した手動操作
レバーとリンクを介して結合した図示しないレバーによ
り図中2点鎖線位置へ下降退避して、分厚い封筒類の通
過を可能とするように構成されている。
他方排紙部60には、従動ローラ22に隣接するようにし
てその下手側に一対の中間排紙ローラ軸62、65が配設さ
れている。排紙ガイド板612の下方に配設された一方の
中間排紙ローラ軸62には、弾性材よりなる複数の短い排
紙中間ローラ63が間隔をおいて固定され、これらの各ロ
ーラ63には、第5図に示したように、その両端に若干小
径の薄肉筒状64、64が一体的に形成されていて、他方の
中間排紙ローラ軸65に固定した薄い板状のギザローラ6
6、66をこれらの薄肉筒状部64、64に接触転動させるこ
とによって、湿った記録紙Sに無理な力を加えることな
く排出し得るように構成されている。
これに対して68、71は、後述する熱風乾燥ユニット90
の下手側に配設された一対の排紙ローラ軸で、排紙ガイ
ド板61の下方に配設された一方の排紙ローラ軸68には、
第6図に示したように、一端にのみ薄肉ラッパ部70を設
けた弾性材よりなる複数の排紙ローラ69が固定され、ま
た他方の排紙ローラ軸71には、薄肉ラッパ部70に対して
軸方向に若干位置をズラせ、かつ径方向には若干重なり
合うようにして薄い板状のギザローラ72が固定されてい
て、乾燥処理した記録紙Sに搬送方向に向く大きなウエ
ーブを形成させ、それによって強められたコシにより平
らにせり出させて排紙トレイ14へ送り込むように構成さ
れている。
図中符号80は、記録紙搬送方向と直行するよう印字部
上方に懸渡された2本のガイドレール81、81に沿って走
行するキャリッジで、ここには、記録書込み信号によっ
て選択した少なくとも1つのノズルからインクを記録紙
S状に吐出させるインクジェットヘッド82のほかに、記
録紙S上に付着した紙粉あるいはゴミ等を吹払うダクト
ー体型のファン83と、ヘッド82の走行方向前方の記録紙
S部分を押える紙押えレバー86が配設されている。
すなわち、このキャリッジ80の紙搬送方向下手側に
は、第7、8図に示したように、逆V字型の吹出し口を
持つダクト一体型のファン83が設けられていて、一側下
方に設けた垂直な導風板84に沿ってヘッド82を避けるよ
うに左右に分流しつつ吹き降りたエアを、記録紙S面に
沿わせて他側へ導きながら記録紙S面に付着した紙粉等
を吹払うように構成されている。
一方、このキャリッジ80の両側には、第7図に示した
ように一対のソレノイド87、87が設けられ、またキャリ
ッジ80の下面両側には、ヘッド82の先端部82aを挟むよ
うにしてこれらの各ソレノイド87、87により揺動駆動さ
れる一対の紙押えレバー86、86が枢支されていて、キャ
リッジ80の走行方向前方に位置する紙押えレバー86の先
端部86aを下降させる一方、走行方向後方に位置する紙
押えレバー86の先端を上昇させるよう交互にシーソー状
に揺動させることによって、走行方向前方の記録紙S部
分を紙押えレバー86の先端部86aによってプラテン46面
に押え付けながら印字するように構成されている。
また、さらにこのキャリッジ80の上手側下面には、押
え板45先端との間に若干の間隔を存するようにして浮き
上がり規制片88が設けられ、封筒のような厚手の記録媒
体が印字部に送り込まれた際の押え板45の浮き上がりを
抑えるように構成されている。
一方図中符号90は、記録書込み処理を終えた記録紙S
に熱風を吹き当てて乾燥させる熱風乾燥ユニットで、こ
のユニット90は、第9図に示したように、プリンタ本体
1の両側板4、4に支持されて排紙ガイド板61上に対向
位置するダクト91と、このダクト91の内部に配設された
ヒータ93と、プリンタ本体1内の適所に配設されたファ
ン94とによって構成され、ファン94から送風パイプ96を
介してダクト91内に導いたエアをヒータ93により加熱す
るとともに、加熱されたエアをダクト91の下面に設けた
紙搬送方向下手側に向く多数の吹出し小孔92‥‥より記
録紙S面上に吹付けるように構成されている。
つぎに上述した装置の記録紙搬送処理動作について説
明する。
単票紙を対象とする紙送りモードの場合、給紙部10に
位置する分離爪開閉レバー17を図示しない手動操作レバ
ーにより倒伏して、分離爪16を第2図の実線で示したよ
うに積層した記録紙Sの先端に位置させ、またプラテン
46を、リンク機構を介して手動操作レバーに結合したレ
バーにより紙搬入ガイド板43と同一面となるように引上
げ、さらに、カム34による押圧を解いて紙押えローラレ
バー29に強い押えばね33を作用させ、レバー29下端の紙
押えローラ32を紙送りベルト23に強く圧接させる。
この状態で、紙送り信号により回転を始めた給紙ロー
ラ13が給紙台12上の記録紙Sを送り出すと、最上位の記
録紙Sは分離爪16により分離され、紙送りガイド板14と
搬入側ガイド板43に導かれてゲートローラ21上に達し、
ここで紙送りベルト23とこれに強く圧接している紙押え
ローラ32の間を通って印字部へと送られる。
そして、押え板45に軽く押えられた状態で印字部に送
り込まれた記録紙Sは、キャリッジ80の走行方向前方に
位置する紙押えレバー86によりプラテン46面上に押えら
れながら記録すべき情報に応じた文字、図形等が書込ま
れる。また、この書込みの際に、キャリッジ80上のダク
ト一体型ファン83は、逆V字型をなす吹出し口より吹出
したエアを記録紙Sの両側に吹き分けつつ他側に向けて
流し、記録紙S上に付着した紙粉やゴミ等を吹払って紙
粉等がノズルに付着するのを抑える。
一方、紙送りの当初においてペーパーベイルレバー38
はセクタ40と噛合うピニオン41に駆動されて上向きに回
動し、その先端に支承したペーパーベイル37を紙送りベ
ルト23から離間させているから、記録書込み処理を経た
記録紙Sは、引上げられているペーパーベイル37の下を
通ってドット像を乱されることなく排紙部60へ送り出さ
れる。
ところで、上述したように従動ローラ22の直後に配設
された中間排紙ローラは、両端に薄肉筒状部64、64を備
えた中間ローラ63と、これらの薄肉筒状部64、64に接触
する薄いギザローラ66とからなっているため、インクに
よる書込み処理を受けて湿った記録紙Sは、これらの間
に緩く挟まれた状態で、しかも薄いギザローラ66により
表面に書込まれたドット像を乱されることなく排紙ガイ
ド板61に案内されて熱風乾燥ユニット90内に送り込ま
れ、ここで熱風による所要の乾燥処理を受けて排紙ロー
ラ69、72により排紙トレイ74へと排出される。
このような動作が続き、やがて記録紙Sの後端がゲー
トローラ21の上を通過する直前に、ここに配設された図
示しない紙端検出センサはこの状態を検出し、その検出
出力によりピニオン41、セクタ40を介してペパーベイル
レバー38を下降させ、その先端のペーパーベイル37を紙
送りベルト23に接触させて、ゲートローラ21による搬送
を断たれた記録紙Sを、従動ローラ22とペーパーベイル
37の薄いギザローラとにより記録書込み像に悪影響を与
えることなく熱風乾燥ユニット90に向けて送り出す。
ところでこのドット像記録の書込みに当って、図形等
を構成している画素の密度が著しく大であるような場合
には、多量のインク滴を受けた記録紙Sの該当部分が著
しく湿潤して大きく波打ったりあるいは膨潤したりする
が、このような事態はバッファ52から記録情報を入力し
た印字パターン解体回路54がいち早く検出しその検出内
容を駆動回路55に出力する。このため駆動回路57は、こ
の画素密度の大きな領域及び画素密度に応じて駆動モー
タ58を制御し、記録紙Sの該当する部分が熱風乾燥ユニ
ット90に達するまでの時間Tが経過した後に、画素密度
の大きな領域が熱風乾燥ユニット90内を通過するまでの
間、画素密度の程度に応じて紙送りのインターバルを延
長させ、熱風乾燥に要する時間を大となして、この部分
の乾燥を確実に行う。
一方、給紙台12に積層した封筒類に対して印字を行う
場合には、手動操作レバーにより分離爪開閉レバー17を
立上げて封筒類の先端から分離爪16を除去し、また図示
しないリンク機構を介して手動操作レバーとともに作動
するレバーによりプラテン46を第3図の2点鎖線で示し
た位置へと下降退避させる。
これにより給紙ローラ13により引出された封筒類は、
紙送り板14の手前側に設けた斜面14aに案内されてゲー
トローラ21へと搬送され、紙押えローラ32と紙送りベル
ト23との間で強い摩擦を受けながら印字部へと送り込ま
れる。そして、上述したように封筒類への印字に際して
はプラテン46が下降しているから、封筒類がここに送り
込まれると、その封止ヘラ部はプラテン46との間を楽に
通過しながら上記した単票紙と同様にこの面に正確に印
字がなされる。
なお、トラクタ15を用いたファンフォールド紙への印
字処理に当っては、カム34を第3図の2点鎖線位置へと
回動し、紙押えローラレバー29を図中時計方向に回動し
て強いばね33の付勢力を解き、紙押えローラ32を弱いば
ね35により紙折りベルト23に圧接させた状態となして、
ファンフォールド紙を印字へ送り込むようにする。
(効果) 以上述べたように本発明によれば、乾燥手段を備えた
インクジェットプリンタに、画素密度の程度に応じて速
度を変えるようにした搬送手段を配設したので、書込む
べきドット像の一部に画素密度の大なる部分があって記
録媒体が大きく湿潤した場合でも、この部分を含めて記
録媒体全体を均一に乾燥処理することができるばかりで
なく、書込み手段と乾燥手段との間に、周面にギザを有
する板上のローラを配設して、これを記録媒体の後端が
書込み手段の上手側に位置する部分を経過した以後にの
み記録媒体と接触させるように制御したので、書込まれ
たばかりのドット像に悪影響を与えることなく、かつ、
濡れてコシの弱くなった記録媒体をも破損させることな
く、これを確実に乾燥手段のもとへ送り込むことができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例をなす装置の全体図、第2
図、第3図は同上装置の要部を示した拡大図、第4図は
ペーパーベイル機構を示した図、第5図、第6図はいず
れも排紙側のローラを示した断面図、第7図はキャリッ
ジの概要を示した斜視図、第8図(a)(b)はダクト
一体型ファンによる紙粉等の除去処理状態を示した説明
図、第9図は熱風乾燥ユニットを主として示したインク
ジェットプリンタの外観図、第10図はプリンタの制御回
路を示した図である。 13……給紙ローラ、21……ゲートローラ 22……従動ローラ、23……紙送りベルト 29……紙押えローラレバー 32……紙押えローラ 37……ペーパーベイル 38……ペーパーベイルレバー 63……中間排紙ローラ、64……薄肉筒状部 66……ギザローラ、69……排紙ローラ 70……薄肉ラッパ状部、72……ギザローラ 80……キャリッジ、82……ヘッド 83……ダクト一体型ファン 86……紙押えレバー 90……熱風乾燥ユニット
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 2/01,2/13,11/00 B41F 23/04 G01D 15/24

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】書込むべきドット像の画素密度を判定し
    て、記録紙が記録書込み手段から乾燥手段のもとへ移送
    される時間の経過後に記録紙搬送手段の送り速度を上記
    画素密度に応じて制御する制御手段を備えたインクジェ
    ットプリンタにおいて、 上記記録書込み手段と上記乾燥手段の間に、記録紙の後
    端が上記搬送手段の記録書込み手段の上手側部分を通過
    した後に、制御手段に制御されて記録紙のドット像形成
    面に接するように動作する、周面にギザを設けたローラ
    を配設したことを特徴とするインクジェットプリンタの
    記録紙搬送処理装置。
  2. 【請求項2】上記記録書込み手段と上記乾燥手段の間
    に、記録紙の裏面に接する側を薄肉筒状ローラ、ドット
    像形成面に接する側を周面にギザを設けた板状のローラ
    となした排紙ローラ対を配設したことを特徴とする請求
    項1記載のインクジェットプリンタの記録紙搬送処理装
    置。
JP27327389A 1989-10-19 1989-10-19 インクジェットプリンタの記録紙搬送処理装置 Expired - Lifetime JP2861124B2 (ja)

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