JPH10193204A - 突き加工用カッタおよび突き加工カッタ用チップ - Google Patents
突き加工用カッタおよび突き加工カッタ用チップInfo
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- JPH10193204A JPH10193204A JP242297A JP242297A JPH10193204A JP H10193204 A JPH10193204 A JP H10193204A JP 242297 A JP242297 A JP 242297A JP 242297 A JP242297 A JP 242297A JP H10193204 A JPH10193204 A JP H10193204A
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- cutting
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 突き加工用カッタおよび突き加工カッタ用チ
ップにおいて、高送り時や多少の取付誤差や製造誤差が
生じていても、良好な仕上面を安定して得る。 【解決手段】 軸線O回りに回転されるカッタ本体1の
外周に、突き加工カッタ用チップ5が、そのコーナ部2
3をカッタ本体1の外周に突出させて取り付けられ、軸
線O方向に向けて往復移動しつつ突き加工カッタ用チッ
プ5により被削材Wの壁面Sを切削加工するようにした
突き加工用カッタであって、突き加工カッタ用チップ5
のコーナ部23に、カッタ本体1の先端側を向く第1の
切刃21と、後端側を向く第2の切刃22と、これら第
1、第2の切刃21,22の間にあって、第1および第
2の切刃21,22に接する円Cの半径よりも大きな曲
率半径Rの凸曲線状をなし、軸線O方向に向けて延びる
副切刃24とを形成する。
ップにおいて、高送り時や多少の取付誤差や製造誤差が
生じていても、良好な仕上面を安定して得る。 【解決手段】 軸線O回りに回転されるカッタ本体1の
外周に、突き加工カッタ用チップ5が、そのコーナ部2
3をカッタ本体1の外周に突出させて取り付けられ、軸
線O方向に向けて往復移動しつつ突き加工カッタ用チッ
プ5により被削材Wの壁面Sを切削加工するようにした
突き加工用カッタであって、突き加工カッタ用チップ5
のコーナ部23に、カッタ本体1の先端側を向く第1の
切刃21と、後端側を向く第2の切刃22と、これら第
1、第2の切刃21,22の間にあって、第1および第
2の切刃21,22に接する円Cの半径よりも大きな曲
率半径Rの凸曲線状をなし、軸線O方向に向けて延びる
副切刃24とを形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば金型に形成
される縦壁面(立面)を仕上げ加工するための突き加工
用カッタ、および該突き加工用カッタに用いられる突き
加工カッタ用チップに関するものである。
される縦壁面(立面)を仕上げ加工するための突き加工
用カッタ、および該突き加工用カッタに用いられる突き
加工カッタ用チップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、金型等を切削加工する場合、特に
大型の金型等の深い穴や壁面等の立面加工をする工具と
しては、ソリッドエンドミルを用いることが多かった
が、かかるソリッドエンドミルで切削加工する場合、加
工すべき立面の上下方向距離が長くなると、工作機械の
主軸部に保持されるソリッドエンドミルの保持部から切
刃先端までの距離、すなわち突き出し量も大きくなり、
この状態で横送りしつつ立面を切削して仕上げ加工等が
行なわれるため、ビビリ振動を生じ易く、加工面の面精
度が悪化するという欠点があった。また、横送りの際の
切削抵抗により、ソリッドエンドミルに撓みが生じて加
工面が傾斜するといった欠点もあり、このように切削状
態が不安定となるため、無人化による立面加工ができ
ず、切削状態を常時作業員が監視して加工の修正等を随
時行なう必要があった。
大型の金型等の深い穴や壁面等の立面加工をする工具と
しては、ソリッドエンドミルを用いることが多かった
が、かかるソリッドエンドミルで切削加工する場合、加
工すべき立面の上下方向距離が長くなると、工作機械の
主軸部に保持されるソリッドエンドミルの保持部から切
刃先端までの距離、すなわち突き出し量も大きくなり、
この状態で横送りしつつ立面を切削して仕上げ加工等が
行なわれるため、ビビリ振動を生じ易く、加工面の面精
度が悪化するという欠点があった。また、横送りの際の
切削抵抗により、ソリッドエンドミルに撓みが生じて加
工面が傾斜するといった欠点もあり、このように切削状
態が不安定となるため、無人化による立面加工ができ
ず、切削状態を常時作業員が監視して加工の修正等を随
時行なう必要があった。
【0003】そこで、このような実情を鑑みて、先に本
発明の発明者等は、特願平8−108301号におい
て、回転可能なカッタ本体の先端外周に、スローアウェ
イチップを備えたホルダーを着脱可能に取り付け、縦送
り方向に往復移動しつつ上記スローアウェイチップで切
削加工するようにした突き加工用カッタであって、上記
スローアウェイチップは正面刃と外周刃を備えており、
往復移動の一方では前記正面刃により、他方では前記外
周刃によりそれぞれ切削するようにした突き加工用カッ
タを提案するとともに、かかる突き加工カッタ用のスロ
ーアウェイチップとして、特願平8−108302号に
おいて、多角形板状をなし、すくい面の稜線をなす第1
の切刃と第2の切刃とが交差する角部にコーナ刃が直線
状に形成され、このコーナ刃は切削時に被削材の加工面
に平行とされ、または装着されるカッタの中心軸に平行
とされてなる突き加工カッタ用チップを提案した。
発明の発明者等は、特願平8−108301号におい
て、回転可能なカッタ本体の先端外周に、スローアウェ
イチップを備えたホルダーを着脱可能に取り付け、縦送
り方向に往復移動しつつ上記スローアウェイチップで切
削加工するようにした突き加工用カッタであって、上記
スローアウェイチップは正面刃と外周刃を備えており、
往復移動の一方では前記正面刃により、他方では前記外
周刃によりそれぞれ切削するようにした突き加工用カッ
タを提案するとともに、かかる突き加工カッタ用のスロ
ーアウェイチップとして、特願平8−108302号に
おいて、多角形板状をなし、すくい面の稜線をなす第1
の切刃と第2の切刃とが交差する角部にコーナ刃が直線
状に形成され、このコーナ刃は切削時に被削材の加工面
に平行とされ、または装着されるカッタの中心軸に平行
とされてなる突き加工カッタ用チップを提案した。
【0004】しかるに、このような突き加工用カッタに
よれば、金型等の立面加工を縦送りの往復移動による切
削で行えるから、切削時にカッタにびびり振動が起こら
ず、切削抵抗によってカッタが撓んだり加工面が倒れた
りすることがなく、加工面の精度が向上するとともに、
特に上記突き加工カッタ用チップを用いることにより、
ノーズRのコーナ刃と比較してカッタの送りの影響を受
けることなく高送りができ、しかも刃振れの影響が小さ
く、良好な仕上げ加工面ができる。
よれば、金型等の立面加工を縦送りの往復移動による切
削で行えるから、切削時にカッタにびびり振動が起こら
ず、切削抵抗によってカッタが撓んだり加工面が倒れた
りすることがなく、加工面の精度が向上するとともに、
特に上記突き加工カッタ用チップを用いることにより、
ノーズRのコーナ刃と比較してカッタの送りの影響を受
けることなく高送りができ、しかも刃振れの影響が小さ
く、良好な仕上げ加工面ができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記突き加
工用カッタにおいて、往復移動の前進の際に使用される
カッタ本体の先端側を向く正面刃と、後退の際に使用さ
れるカッタ本体後端側を向く外周刃との間を、単に両切
刃に接する凸円弧によって結んでいわゆる丸コーナとし
た場合には、カッタ本体の往復移動の際の送り量が大き
くなると仕上面精度が劣化するおそれがあるため、送り
量を大きくすることができず、このため加工効率も自ず
と制限されざるを得ない。この点、正面刃および外周刃
となる第1、第2の切刃を直線状のコーナ刃で結んだ上
記突き加工カッタ用チップによれば、このコーナ刃がカ
ッタ本体の軸線や加工面に平行にされていれば、上述の
ように送りの影響を受けることなく高送りができて、し
かも良好な仕上面を得ることができる。しかし、チップ
の取付時の取付誤差やチップ製造時の誤差等により、万
一このコーナ刃がカッタ本体の軸線や加工面に対して傾
いていた場合には、このコーナ刃と第1、第2の切刃と
の角部の形状が加工面に転写されることとなり、却って
加工面粗度の劣化を招く結果となる。
工用カッタにおいて、往復移動の前進の際に使用される
カッタ本体の先端側を向く正面刃と、後退の際に使用さ
れるカッタ本体後端側を向く外周刃との間を、単に両切
刃に接する凸円弧によって結んでいわゆる丸コーナとし
た場合には、カッタ本体の往復移動の際の送り量が大き
くなると仕上面精度が劣化するおそれがあるため、送り
量を大きくすることができず、このため加工効率も自ず
と制限されざるを得ない。この点、正面刃および外周刃
となる第1、第2の切刃を直線状のコーナ刃で結んだ上
記突き加工カッタ用チップによれば、このコーナ刃がカ
ッタ本体の軸線や加工面に平行にされていれば、上述の
ように送りの影響を受けることなく高送りができて、し
かも良好な仕上面を得ることができる。しかし、チップ
の取付時の取付誤差やチップ製造時の誤差等により、万
一このコーナ刃がカッタ本体の軸線や加工面に対して傾
いていた場合には、このコーナ刃と第1、第2の切刃と
の角部の形状が加工面に転写されることとなり、却って
加工面粗度の劣化を招く結果となる。
【0006】本発明は、このような事情を鑑みてされた
もので、その目的とするところは、このような突き加工
用カッタおよび該突き加工用カッタに取り付けられる突
き加工カッタ用チップにおいて、多少の取付誤差や製造
誤差が生じていても、良好な仕上面を安定して得ること
にある。
もので、その目的とするところは、このような突き加工
用カッタおよび該突き加工用カッタに取り付けられる突
き加工カッタ用チップにおいて、多少の取付誤差や製造
誤差が生じていても、良好な仕上面を安定して得ること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決して、か
かる目的を達成するために、本発明の突き加工用カッタ
は、軸線回りに回転されるカッタ本体の外周に、突き加
工カッタ用チップが、そのコーナ部を上記カッタ本体の
外周に突出させて取り付けられ、上記軸線方向に向けて
往復移動しつつ上記突き加工カッタ用チップにより被削
材の壁面を切削加工するようにした突き加工用カッタで
あって、上記突き加工カッタ用チップの上記コーナ部
に、上記カッタ本体の先端側を向く第1の切刃と、後端
側を向く第2の切刃と、これら第1、第2の切刃の間に
あって、該第1および第2の切刃に接する円の半径より
も大きな曲率半径の凸曲線状をなし、上記軸線方向に向
けて延びる副切刃とを形成したことを特徴とする。
かる目的を達成するために、本発明の突き加工用カッタ
は、軸線回りに回転されるカッタ本体の外周に、突き加
工カッタ用チップが、そのコーナ部を上記カッタ本体の
外周に突出させて取り付けられ、上記軸線方向に向けて
往復移動しつつ上記突き加工カッタ用チップにより被削
材の壁面を切削加工するようにした突き加工用カッタで
あって、上記突き加工カッタ用チップの上記コーナ部
に、上記カッタ本体の先端側を向く第1の切刃と、後端
側を向く第2の切刃と、これら第1、第2の切刃の間に
あって、該第1および第2の切刃に接する円の半径より
も大きな曲率半径の凸曲線状をなし、上記軸線方向に向
けて延びる副切刃とを形成したことを特徴とする。
【0008】また、本発明の突き加工カッタ用チップ
は、このような突き加工用カッタに取り付けられるもの
であり、すなわち、軸線回りに回転されつつ該軸線方向
に向けて往復移動される突き加工用カッタのカッタ本体
に着脱自在に取り付けられ、多角形平板状をなすチップ
本体のすくい面とされる多角形面のコーナ部に、このコ
ーナ部を介して互いに隣り合う第1、第2の切刃と、こ
れら第1、第2の切刃の間にあって、該第1および第2
の切刃に接する円の半径よりも大きな曲率半径の凸曲線
状をなす副切刃とを形成し、上記コーナ部を上記カッタ
本体の外周に突出させて、上記第1、第2の切刃をそれ
ぞれ該カッタ本体の先端側と後端側とに向け、かつ上記
副切刃が上記軸線方向に向けて延びるように、上記カッ
タ本体に取り付けられることを特徴とする。
は、このような突き加工用カッタに取り付けられるもの
であり、すなわち、軸線回りに回転されつつ該軸線方向
に向けて往復移動される突き加工用カッタのカッタ本体
に着脱自在に取り付けられ、多角形平板状をなすチップ
本体のすくい面とされる多角形面のコーナ部に、このコ
ーナ部を介して互いに隣り合う第1、第2の切刃と、こ
れら第1、第2の切刃の間にあって、該第1および第2
の切刃に接する円の半径よりも大きな曲率半径の凸曲線
状をなす副切刃とを形成し、上記コーナ部を上記カッタ
本体の外周に突出させて、上記第1、第2の切刃をそれ
ぞれ該カッタ本体の先端側と後端側とに向け、かつ上記
副切刃が上記軸線方向に向けて延びるように、上記カッ
タ本体に取り付けられることを特徴とする。
【0009】しかるに、このように構成された突き加工
用カッタおよび突き加工カッタ用チップによれば、カッ
タ本体の往復移動の際にそれぞれ切削に供される第1、
第2の切刃の間のコーナ部に、曲率半径の大きな凸曲線
状の副切刃が形成されているので、丸コーナとした場合
に比べて送り量を大きくしても仕上げ面精度が劣化する
ことがない。そして、その一方で、この副切刃は凸曲線
状であるため、直線状のコーナ刃を形成した場合に比
べ、取付誤差や製造誤差により副切刃が多少傾いていて
も、第1、第2の切刃との角部よりも該副切刃をカッタ
本体の外周側に突出した状態を維持することができ、従
って仕上げ面精度の劣化を防ぐことが可能となる。
用カッタおよび突き加工カッタ用チップによれば、カッ
タ本体の往復移動の際にそれぞれ切削に供される第1、
第2の切刃の間のコーナ部に、曲率半径の大きな凸曲線
状の副切刃が形成されているので、丸コーナとした場合
に比べて送り量を大きくしても仕上げ面精度が劣化する
ことがない。そして、その一方で、この副切刃は凸曲線
状であるため、直線状のコーナ刃を形成した場合に比
べ、取付誤差や製造誤差により副切刃が多少傾いていて
も、第1、第2の切刃との角部よりも該副切刃をカッタ
本体の外周側に突出した状態を維持することができ、従
って仕上げ面精度の劣化を防ぐことが可能となる。
【0010】ここで、このように高送りの際の仕上げ面
精度の向上を図りつつ、しかも取付誤差や製造誤差によ
り副切刃が傾いたときでも確実に仕上げ面精度の劣化を
防ぐには、上記副切刃の曲率半径は10mm〜100mmの
範囲に設定されるのが望ましく、また上記副切刃の幅は
1.0mm以上とされるのが望ましい。これは、この副切
刃の曲率半径が10mmを下回ったり、副切刃の幅が1.
0mmを下回ったりすると、高送りの際の仕上げ面精度の
向上が十分に図られなくなるおそれがあり、また副切刃
の曲率半径が100mmを上回ると、この副切刃が直線状
に近くなりすぎて、取付誤差等により該副切刃が傾斜し
た際の仕上げ面精度の劣化を、確実に防ぐことができな
くなるおそれがあるからである。
精度の向上を図りつつ、しかも取付誤差や製造誤差によ
り副切刃が傾いたときでも確実に仕上げ面精度の劣化を
防ぐには、上記副切刃の曲率半径は10mm〜100mmの
範囲に設定されるのが望ましく、また上記副切刃の幅は
1.0mm以上とされるのが望ましい。これは、この副切
刃の曲率半径が10mmを下回ったり、副切刃の幅が1.
0mmを下回ったりすると、高送りの際の仕上げ面精度の
向上が十分に図られなくなるおそれがあり、また副切刃
の曲率半径が100mmを上回ると、この副切刃が直線状
に近くなりすぎて、取付誤差等により該副切刃が傾斜し
た際の仕上げ面精度の劣化を、確実に防ぐことができな
くなるおそれがあるからである。
【0011】一方、上記突き加工用カッタにおいては、
上記突き加工カッタ用チップを、上記コーナ部の二等分
線、すなわち第1、第2の切刃の二等分線が、上記軸線
に直交する平面上に配置されるように配設してもよく、
また上記軸線に対して傾斜する方向に配置されるように
配設してもよい。前者の構成によれば、カッタ本体の軸
線に対する上記第1、第2の切刃の傾斜角が等しくなる
ので、カッタ本体の往復の際の切削量が等しくなり、例
えば突き加工用カッタを前進させるときと後退させると
きとで均等に切削を行わせる場合などにおいて、均一な
仕上面を得ることができる。また、後者の構成によれ
ば、第1、第2の切刃の一方が他方よりも軸線に対して
大きく傾斜させられるので、例えば突き加工用カッタを
前進させるときか、後退させるときかに主として切削を
行わせる場合などにおいて、この大きく傾斜した切刃に
よって切削を行うことにより、切刃の単位長さに作用す
る切削負荷を低減させることができ、従って切刃の負担
を抑えて一層高い送り量を設定することが可能となる。
上記突き加工カッタ用チップを、上記コーナ部の二等分
線、すなわち第1、第2の切刃の二等分線が、上記軸線
に直交する平面上に配置されるように配設してもよく、
また上記軸線に対して傾斜する方向に配置されるように
配設してもよい。前者の構成によれば、カッタ本体の軸
線に対する上記第1、第2の切刃の傾斜角が等しくなる
ので、カッタ本体の往復の際の切削量が等しくなり、例
えば突き加工用カッタを前進させるときと後退させると
きとで均等に切削を行わせる場合などにおいて、均一な
仕上面を得ることができる。また、後者の構成によれ
ば、第1、第2の切刃の一方が他方よりも軸線に対して
大きく傾斜させられるので、例えば突き加工用カッタを
前進させるときか、後退させるときかに主として切削を
行わせる場合などにおいて、この大きく傾斜した切刃に
よって切削を行うことにより、切刃の単位長さに作用す
る切削負荷を低減させることができ、従って切刃の負担
を抑えて一層高い送り量を設定することが可能となる。
【0012】さらに、上記突き加工用カッタにおいて
は、上記突き加工カッタ用チップを上記カッタ本体に着
脱自在に装着するとともに、該カッタ本体に、上記突き
加工カッタ用チップを上記軸線に対する径方向に進退せ
しめる振れ調整手段を備えるようにしてもよく、これに
より突き加工カッタ用チップの径方向の振れを高精度で
一致させて加工面精度の一層の向上を図ることができる
とともに、チップ取付時の誤差を低減することができ
る。
は、上記突き加工カッタ用チップを上記カッタ本体に着
脱自在に装着するとともに、該カッタ本体に、上記突き
加工カッタ用チップを上記軸線に対する径方向に進退せ
しめる振れ調整手段を備えるようにしてもよく、これに
より突き加工カッタ用チップの径方向の振れを高精度で
一致させて加工面精度の一層の向上を図ることができる
とともに、チップ取付時の誤差を低減することができ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】図1ないし図5は、本発明の突き
加工用カッタおよび突き加工カッタ用チップの第1の実
施形態を示すものである。本実施形態の突き加工用カッ
タは、円筒状のカッタ本体1の中央部に、その軸線Oに
沿って当該カッタ本体1を工作機械の主軸部に取り付け
るための取付穴2が形成されるとともに、外周部には所
定間隔で複数の凹部3…が形成されており、これらの凹
部3…にそれぞれホルダ4を介して突き加工カッタ用チ
ップ5が着脱自在に装着された構成となっている。ここ
で、ホルダ4には凹溝6が形成されており、この凹溝6
に挿通されたクランプネジ7をカッタ本体1にねじ込む
ことにより、ホルダ4はカッタ本体1の径方向にネジ止
めされて凹部3に取り付けられるとともに、カッタ本体
1の後端面には上記凹部3に向けて凹穴8が形成されて
いて、この凹穴8に挿通されたクランプネジ9をホルダ
4にねじ込んで締め付けることにより、ホルダ4は凹部
3の後端側に引き込まれて固定される。
加工用カッタおよび突き加工カッタ用チップの第1の実
施形態を示すものである。本実施形態の突き加工用カッ
タは、円筒状のカッタ本体1の中央部に、その軸線Oに
沿って当該カッタ本体1を工作機械の主軸部に取り付け
るための取付穴2が形成されるとともに、外周部には所
定間隔で複数の凹部3…が形成されており、これらの凹
部3…にそれぞれホルダ4を介して突き加工カッタ用チ
ップ5が着脱自在に装着された構成となっている。ここ
で、ホルダ4には凹溝6が形成されており、この凹溝6
に挿通されたクランプネジ7をカッタ本体1にねじ込む
ことにより、ホルダ4はカッタ本体1の径方向にネジ止
めされて凹部3に取り付けられるとともに、カッタ本体
1の後端面には上記凹部3に向けて凹穴8が形成されて
いて、この凹穴8に挿通されたクランプネジ9をホルダ
4にねじ込んで締め付けることにより、ホルダ4は凹部
3の後端側に引き込まれて固定される。
【0014】また、上記ホルダ4の先端部のカッタ回転
方向T側を向く面10は、このカッタ回転方向Tの後方
側に一段凹むように形成され、これによりチップポケッ
ト11が形成されている。そして、このホルダ4先端部
のカッタ回転方向T側を向く面10の先端外周部には、
該面10からさらに一段凹むようにしてチップ取付座1
2が形成されており、このチップ取付座12に上記突き
加工カッタ用チップ5がクランプネジ13により着脱自
在に取り付けられている。なお、ホルダ4にはカッタ本
体1の径方向に、本実施形態における振れ調整手段とし
ての振れ調整ネジ14がねじ込まれて、その先端はホル
ダ4の径方向内側の側面から突出して凹部3の壁面に当
接されており、この振れ調整ネジ4を回転させてホルダ
4の側面からの突出量を調節することにより、上記突き
加工カッタ用チップ5がホルダ4ごとカッタ本体1の径
方向に進退させられて、その径方向の振れが調整可能と
されている。
方向T側を向く面10は、このカッタ回転方向Tの後方
側に一段凹むように形成され、これによりチップポケッ
ト11が形成されている。そして、このホルダ4先端部
のカッタ回転方向T側を向く面10の先端外周部には、
該面10からさらに一段凹むようにしてチップ取付座1
2が形成されており、このチップ取付座12に上記突き
加工カッタ用チップ5がクランプネジ13により着脱自
在に取り付けられている。なお、ホルダ4にはカッタ本
体1の径方向に、本実施形態における振れ調整手段とし
ての振れ調整ネジ14がねじ込まれて、その先端はホル
ダ4の径方向内側の側面から突出して凹部3の壁面に当
接されており、この振れ調整ネジ4を回転させてホルダ
4の側面からの突出量を調節することにより、上記突き
加工カッタ用チップ5がホルダ4ごとカッタ本体1の径
方向に進退させられて、その径方向の振れが調整可能と
されている。
【0015】一方、上記突き加工カッタ用チップ5は、
そのチップ本体15が図4および図5に示すように略正
三角形平板状をなすポジティブチップであって、本実施
形態ではCBN等の硬質材料により形成されており、こ
のチップ本体1のすくい面16とされる一の三角形面と
逃げ面17とされる3つの側面との交差稜線部には、そ
れぞれ切刃18が形成されている。また、このチップ本
体15には、上記すくい面16の中央から、該すくい面
16とは反対側の着座面19とされる他の一の三角形面
の中央にかけて、上記クランプネジ13が挿通される取
付穴20が形成されている。さらに、上記切刃18はそ
れぞれ、図4に示すようにすくい面16に対向する方向
から見て、上記取付穴20を中心に反時計回り方向側の
部分が第1の切刃21とされるとともに、時計回り方向
側の部分が第2の切刃22とされており、また互いに隣
接する一対の切刃18,18のうちの一方の第1の切刃
21と他方の第2の切刃22とがなすコーナ部23に
は、副切刃24が形成されている。
そのチップ本体15が図4および図5に示すように略正
三角形平板状をなすポジティブチップであって、本実施
形態ではCBN等の硬質材料により形成されており、こ
のチップ本体1のすくい面16とされる一の三角形面と
逃げ面17とされる3つの側面との交差稜線部には、そ
れぞれ切刃18が形成されている。また、このチップ本
体15には、上記すくい面16の中央から、該すくい面
16とは反対側の着座面19とされる他の一の三角形面
の中央にかけて、上記クランプネジ13が挿通される取
付穴20が形成されている。さらに、上記切刃18はそ
れぞれ、図4に示すようにすくい面16に対向する方向
から見て、上記取付穴20を中心に反時計回り方向側の
部分が第1の切刃21とされるとともに、時計回り方向
側の部分が第2の切刃22とされており、また互いに隣
接する一対の切刃18,18のうちの一方の第1の切刃
21と他方の第2の切刃22とがなすコーナ部23に
は、副切刃24が形成されている。
【0016】そしてこの副切刃24は、本実施形態では
上記すくい面16の外方に膨らむ凸円弧状に形成されて
おり、この凸円弧の曲率半径Rは、当該副切刃24と第
1、第2の切刃21,22との交点において両切刃2
1,22に接する仮想円弧Cの曲率半径よりも大きく設
定されている。具体的には、この副切刃24がなす円弧
の曲率半径Rは10mm〜100mmの範囲に設定されるの
が望ましく、本実施形態では60mmとされている。ま
た、この副切刃24の幅Lは1.0mm以上とされてい
る。さらに本実施形態では、この副切刃24は、上記第
1、第2の切刃21,22に対して等しい角度で交差す
るように形成されており、従ってこれら第1、第2の切
刃21,22の二等分線Mと副切刃24との交点Pは図
4に示すように副切刃24の中点上に位置するととも
に、上記二等分線Mはこの交点Pにおける副切刃24の
接線に直交し、かつ当該副切刃24はこの交点Pにおい
て最も外側に膨らむこととなる。なお、この副切刃24
と第1、第2の切刃21,22との交差部分は、比較的
曲率半径の小さな円弧により滑らかに連ねられている。
上記すくい面16の外方に膨らむ凸円弧状に形成されて
おり、この凸円弧の曲率半径Rは、当該副切刃24と第
1、第2の切刃21,22との交点において両切刃2
1,22に接する仮想円弧Cの曲率半径よりも大きく設
定されている。具体的には、この副切刃24がなす円弧
の曲率半径Rは10mm〜100mmの範囲に設定されるの
が望ましく、本実施形態では60mmとされている。ま
た、この副切刃24の幅Lは1.0mm以上とされてい
る。さらに本実施形態では、この副切刃24は、上記第
1、第2の切刃21,22に対して等しい角度で交差す
るように形成されており、従ってこれら第1、第2の切
刃21,22の二等分線Mと副切刃24との交点Pは図
4に示すように副切刃24の中点上に位置するととも
に、上記二等分線Mはこの交点Pにおける副切刃24の
接線に直交し、かつ当該副切刃24はこの交点Pにおい
て最も外側に膨らむこととなる。なお、この副切刃24
と第1、第2の切刃21,22との交差部分は、比較的
曲率半径の小さな円弧により滑らかに連ねられている。
【0017】このように構成された本実施形態の突き加
工カッタ用チップ5は、図4に示すように上記すくい面
16をカッタ回転方向T側に向けるとともに、一のコー
ナ部23をカッタ本体1の外周に突出させ、かつこのコ
ーナ部23における第1、第2の切刃21,22の上記
二等分線Mを、カッタ本体1の軸線Oに直交する平面上
に位置するようにして、ホルダ4の上記チップ取付座1
2に装着され、これにより本実施形態の突き加工用カッ
タが構成される。従って、カッタ本体1の外周に突出し
た上記コーナ部23においては、第1の切刃21がカッ
タ本体1の先端側に向けられるとともに、第2の切刃2
2はカッタ本体1の後端側に向けられ、さらに副切刃2
4は、上記二等分線Mとの交点Pを最もカッタ本体1の
外周側に突出させて、軸線O方向に向けて延びるように
配置される。
工カッタ用チップ5は、図4に示すように上記すくい面
16をカッタ回転方向T側に向けるとともに、一のコー
ナ部23をカッタ本体1の外周に突出させ、かつこのコ
ーナ部23における第1、第2の切刃21,22の上記
二等分線Mを、カッタ本体1の軸線Oに直交する平面上
に位置するようにして、ホルダ4の上記チップ取付座1
2に装着され、これにより本実施形態の突き加工用カッ
タが構成される。従って、カッタ本体1の外周に突出し
た上記コーナ部23においては、第1の切刃21がカッ
タ本体1の先端側に向けられるとともに、第2の切刃2
2はカッタ本体1の後端側に向けられ、さらに副切刃2
4は、上記二等分線Mとの交点Pを最もカッタ本体1の
外周側に突出させて、軸線O方向に向けて延びるように
配置される。
【0018】このような構成の突き加工用カッタは、カ
ッタ本体1の上記取付穴2により工作機械の主軸部に取
り付けられて、軸線O回りにカッタ回転方向Tに回転さ
れつつこの軸線O方向に往復移動させられ、カッタ本体
1の先端側に前進させられる際には、図6に実線で示す
ように上記第1の切刃21により被削材Wに立面Sを形
成するとともに、副切刃24によりこの立面Sを仕上げ
加工し、逆にカッタ本体1の後端側に後退させられる際
には、図6に鎖線で示すように上記第2の切刃22によ
り立面Sを形成するとともに、副切刃24によりこの立
面Sの仕上げを行う。しかるに、本実施形態の突き加工
用カッタおよび突き加工カッタ用チップ5では、この副
切刃24が曲率半径Rの大きい円弧により形成されてお
り、従ってカッタ本体1の軸線O方向への往復移動の送
り量を高くしても、仕上げ面精度が損なわれることはな
い。
ッタ本体1の上記取付穴2により工作機械の主軸部に取
り付けられて、軸線O回りにカッタ回転方向Tに回転さ
れつつこの軸線O方向に往復移動させられ、カッタ本体
1の先端側に前進させられる際には、図6に実線で示す
ように上記第1の切刃21により被削材Wに立面Sを形
成するとともに、副切刃24によりこの立面Sを仕上げ
加工し、逆にカッタ本体1の後端側に後退させられる際
には、図6に鎖線で示すように上記第2の切刃22によ
り立面Sを形成するとともに、副切刃24によりこの立
面Sの仕上げを行う。しかるに、本実施形態の突き加工
用カッタおよび突き加工カッタ用チップ5では、この副
切刃24が曲率半径Rの大きい円弧により形成されてお
り、従ってカッタ本体1の軸線O方向への往復移動の送
り量を高くしても、仕上げ面精度が損なわれることはな
い。
【0019】その一方で、このように副切刃24が円弧
状に形成されることにより、本実施形態では、突き加工
カッタ用チップ5の取り付けの際の誤差や、あるいはチ
ップ本体15の製造時の誤差等により、万一上記副切刃
24が僅かに傾いた状態となったとしても、当該突き加
工カッタ用チップ5においてカッタ本体1の外周側に最
も突出した位置は、上記交点Pから副切刃24に沿って
先端側または後端側に移動するだけであって、円弧状の
副切刃24が外周側に突出している状態に変わりはな
い。従って、このような取付誤差や製造誤差等が生じて
も、例えば副切刃を直線状に形成した場合のように副切
刃と第1または第2の切刃との曲率半径の小さな交差部
分が外周側に突出するようなことはなく、このため、か
かる誤差により立面Sの仕上げ面精度が劣化するのを防
ぐことができる。
状に形成されることにより、本実施形態では、突き加工
カッタ用チップ5の取り付けの際の誤差や、あるいはチ
ップ本体15の製造時の誤差等により、万一上記副切刃
24が僅かに傾いた状態となったとしても、当該突き加
工カッタ用チップ5においてカッタ本体1の外周側に最
も突出した位置は、上記交点Pから副切刃24に沿って
先端側または後端側に移動するだけであって、円弧状の
副切刃24が外周側に突出している状態に変わりはな
い。従って、このような取付誤差や製造誤差等が生じて
も、例えば副切刃を直線状に形成した場合のように副切
刃と第1または第2の切刃との曲率半径の小さな交差部
分が外周側に突出するようなことはなく、このため、か
かる誤差により立面Sの仕上げ面精度が劣化するのを防
ぐことができる。
【0020】ところで、本実施形態では上記副切刃24
がなす円弧の曲率半径Rは、上述のように副切刃24と
第1、第2の切刃21,22との交点において該切刃2
1,22に接する仮想円弧Cの曲率半径よりも大きく設
定されるのであるが、この曲率半径Rが大きすぎると副
切刃24の形状が直線状に近くなり、取付誤差や製造誤
差によって副切刃24が傾斜したときの仕上げ面精度の
劣化を確実に防ぐことが困難となるおそれがある。一
方、逆にこの曲率半径Rが小さすぎて、上記仮想円弧C
の曲率半径に近くなると単なる丸コーナと同じとなっ
て、高送り加工の際に良好な仕上げ面精度を維持するこ
とができなくなるおそれがある。これは、この副切刃2
4の幅Lが小さすぎても同様である。このため、この副
切刃24の曲率半径Rおよび幅Lは、本実施形態のよう
に曲率半径Rが10mm〜100mmの範囲に、また幅Lが
1.0mm以上となるように設定されるのが望ましい。
がなす円弧の曲率半径Rは、上述のように副切刃24と
第1、第2の切刃21,22との交点において該切刃2
1,22に接する仮想円弧Cの曲率半径よりも大きく設
定されるのであるが、この曲率半径Rが大きすぎると副
切刃24の形状が直線状に近くなり、取付誤差や製造誤
差によって副切刃24が傾斜したときの仕上げ面精度の
劣化を確実に防ぐことが困難となるおそれがある。一
方、逆にこの曲率半径Rが小さすぎて、上記仮想円弧C
の曲率半径に近くなると単なる丸コーナと同じとなっ
て、高送り加工の際に良好な仕上げ面精度を維持するこ
とができなくなるおそれがある。これは、この副切刃2
4の幅Lが小さすぎても同様である。このため、この副
切刃24の曲率半径Rおよび幅Lは、本実施形態のよう
に曲率半径Rが10mm〜100mmの範囲に、また幅Lが
1.0mm以上となるように設定されるのが望ましい。
【0021】一方、本実施形態の突き加工用カッタで
は、ホルダ4に振れ調整ネジ14がねじ込まれて振れ調
整手段が具備されており、この振れ調整ネジ14を回転
させることにより、突き加工カッタ用チップ5がホルダ
4ごとカッタ本体1の径方向に進退させられて、その径
方向の振れが調整可能とされている。従って、本実施形
態によれば、カッタ本体1の外周側に突出するこの突き
加工カッタ用チップ5の副切刃24の径方向の振れを、
各突き加工カッタ用チップ5…間で高精度で一致させ、
これにより仕上げ面精度の一層の向上を図ることができ
るとともに、こうして突き加工カッタ用チップ5をホル
ダ4に取り付けた後でその振れ精度を調整可能であるこ
とから、この取付時の誤差自体の低減を図ることも可能
となる。
は、ホルダ4に振れ調整ネジ14がねじ込まれて振れ調
整手段が具備されており、この振れ調整ネジ14を回転
させることにより、突き加工カッタ用チップ5がホルダ
4ごとカッタ本体1の径方向に進退させられて、その径
方向の振れが調整可能とされている。従って、本実施形
態によれば、カッタ本体1の外周側に突出するこの突き
加工カッタ用チップ5の副切刃24の径方向の振れを、
各突き加工カッタ用チップ5…間で高精度で一致させ、
これにより仕上げ面精度の一層の向上を図ることができ
るとともに、こうして突き加工カッタ用チップ5をホル
ダ4に取り付けた後でその振れ精度を調整可能であるこ
とから、この取付時の誤差自体の低減を図ることも可能
となる。
【0022】また、本実施形態の突き加工用カッタにお
いては、カッタ本体1の外周側に突出する突き加工カッ
タ用チップ5のコーナ部2の第1、第2の切刃21,2
2の二等分線Mがカッタ本体1の軸線Oに直交する平面
上に配置されるように、上記突き加工カッタ用チップ5
が配設されており、これにより軸線Oに対する第1、第
2の切刃21,22の傾斜角は互いに等しく設定され
る。従って、本実施形態によれば、突き加工により立面
Sを形成するのにカッタ本体1を前進させるときと後退
させるときとで、第1、第2の切刃21,22の切刃角
等の切削条件を同じとすることができ、すなわちカッタ
本体1の往復移動の往路と復路とで均一な切削を行うこ
とができる。このため、本実施形態の突き加工用カッタ
は、例えばこのカッタ本体1の往復移動の往路と復路と
で立面Sを均等に形成しようとする場合などに用いて、
均一な仕上面を得ることができるという効果を奏する。
いては、カッタ本体1の外周側に突出する突き加工カッ
タ用チップ5のコーナ部2の第1、第2の切刃21,2
2の二等分線Mがカッタ本体1の軸線Oに直交する平面
上に配置されるように、上記突き加工カッタ用チップ5
が配設されており、これにより軸線Oに対する第1、第
2の切刃21,22の傾斜角は互いに等しく設定され
る。従って、本実施形態によれば、突き加工により立面
Sを形成するのにカッタ本体1を前進させるときと後退
させるときとで、第1、第2の切刃21,22の切刃角
等の切削条件を同じとすることができ、すなわちカッタ
本体1の往復移動の往路と復路とで均一な切削を行うこ
とができる。このため、本実施形態の突き加工用カッタ
は、例えばこのカッタ本体1の往復移動の往路と復路と
で立面Sを均等に形成しようとする場合などに用いて、
均一な仕上面を得ることができるという効果を奏する。
【0023】ただし、上記第1の実施形態では、このよ
うに上記二等分線Mを軸線Oに直交する平面上に配置し
て、第1、第2の切刃21,22の傾斜角を等しくした
が、場合によっては、これを、図6および図7に示す本
発明の第2の実施形態のように、第1、第2の切刃2
1,22の二等分線Mがカッタ本体1の軸線Oに対して
傾斜するように配置し、両切刃21,22の軸線Oに対
する傾斜角を異なるようにしてもよい。ただし、この図
6および図7に示す第2の実施形態では、図1ないし図
5に示した第1の実施形態と共通する部分については、
同一の符号を配して説明を簡略化する。
うに上記二等分線Mを軸線Oに直交する平面上に配置し
て、第1、第2の切刃21,22の傾斜角を等しくした
が、場合によっては、これを、図6および図7に示す本
発明の第2の実施形態のように、第1、第2の切刃2
1,22の二等分線Mがカッタ本体1の軸線Oに対して
傾斜するように配置し、両切刃21,22の軸線Oに対
する傾斜角を異なるようにしてもよい。ただし、この図
6および図7に示す第2の実施形態では、図1ないし図
5に示した第1の実施形態と共通する部分については、
同一の符号を配して説明を簡略化する。
【0024】すなわち、この第2の実施形態において
は、その突き加工カッタ用チップ31が略正三角形平板
状のポジティブチップとされている点では、上記第1の
実施形態の突き加工カッタ用チップ5に共通するもの
の、図7に示すように曲率半径の大きな円弧状の副切刃
32が第1の切刃33に垂直な方向に延びるように、す
なわち円弧状の副切刃32の弦が第1の切刃33に垂直
に延びるように形成されており、従ってこの副切刃32
は第2の切刃34に対しては鈍角に交差する方向に延び
ることとなる。また、この第2の実施形態の突き加工用
カッタにおいては、このような突き加工カッタ用チップ
31が、上記第1の切刃33をカッタ本体1の軸線Oに
直交する平面上に位置させるようにして配置されてお
り、従って上記副切刃32は第1の実施形態と同様にカ
ッタ本体1の軸線O方向に延びるように配置されるとと
もに、第1の切刃33と第2の切刃34との二等分線M
は、上述のようにカッタ本体1の内周側に向かうに従い
後端側に向かうように傾斜して配置されることとなる。
は、その突き加工カッタ用チップ31が略正三角形平板
状のポジティブチップとされている点では、上記第1の
実施形態の突き加工カッタ用チップ5に共通するもの
の、図7に示すように曲率半径の大きな円弧状の副切刃
32が第1の切刃33に垂直な方向に延びるように、す
なわち円弧状の副切刃32の弦が第1の切刃33に垂直
に延びるように形成されており、従ってこの副切刃32
は第2の切刃34に対しては鈍角に交差する方向に延び
ることとなる。また、この第2の実施形態の突き加工用
カッタにおいては、このような突き加工カッタ用チップ
31が、上記第1の切刃33をカッタ本体1の軸線Oに
直交する平面上に位置させるようにして配置されてお
り、従って上記副切刃32は第1の実施形態と同様にカ
ッタ本体1の軸線O方向に延びるように配置されるとと
もに、第1の切刃33と第2の切刃34との二等分線M
は、上述のようにカッタ本体1の内周側に向かうに従い
後端側に向かうように傾斜して配置されることとなる。
【0025】しかるに、このように構成された第2の実
施形態によれば、副切刃32が曲率半径Rの大きな円弧
状をなしてカッタ本体1の軸線O方向に向けて延びるよ
うに配置されているので、上記第1の実施形態と同様、
高送りの際の仕上げ面精度の向上を図ることができると
ともに、取付誤差や製造誤差によって突き加工カッタ用
チップ31の副切刃32が傾いていても、仕上げ面精度
に影響が及ぶのを抑えることができる。
施形態によれば、副切刃32が曲率半径Rの大きな円弧
状をなしてカッタ本体1の軸線O方向に向けて延びるよ
うに配置されているので、上記第1の実施形態と同様、
高送りの際の仕上げ面精度の向上を図ることができると
ともに、取付誤差や製造誤差によって突き加工カッタ用
チップ31の副切刃32が傾いていても、仕上げ面精度
に影響が及ぶのを抑えることができる。
【0026】また、本実施形態では、突き加工カッタ用
チップ31が、その第1、第2の切刃33,34の二等
分線Mをカッタ本体1の軸線Oに対して傾斜させて配置
されており、これにより両切刃33,34の軸線Oに対
する傾斜角が異なる角度とされ、具体的には、カッタ本
体1の先端側を向く第1の切刃33が軸線Oに直交する
平面上に配置されるのに対し、カッタ本体1の後端側を
向く第2の切刃34は軸線O方向後端側に向かうに従い
カッタ本体1の内周側に向かうように傾斜して配置され
ている。従って、この第2の実施形態によれば、上記第
2の切刃34については同じ切込深さであっても切削に
供される切刃長が長くなり、逆に単位長さ当たりの切刃
に作用する切削負荷は軽減されるので、この第2の切刃
34により主として切削を行うように、すなわちカッタ
本体1を後退させるときに主として被削材Wの立面Sが
形成されるように切削を行うことにより、この第2に切
刃34への負担を抑えてより高い送りで突き加工を行う
ことが可能となり、一層の加工効率の向上を図ることが
できる。
チップ31が、その第1、第2の切刃33,34の二等
分線Mをカッタ本体1の軸線Oに対して傾斜させて配置
されており、これにより両切刃33,34の軸線Oに対
する傾斜角が異なる角度とされ、具体的には、カッタ本
体1の先端側を向く第1の切刃33が軸線Oに直交する
平面上に配置されるのに対し、カッタ本体1の後端側を
向く第2の切刃34は軸線O方向後端側に向かうに従い
カッタ本体1の内周側に向かうように傾斜して配置され
ている。従って、この第2の実施形態によれば、上記第
2の切刃34については同じ切込深さであっても切削に
供される切刃長が長くなり、逆に単位長さ当たりの切刃
に作用する切削負荷は軽減されるので、この第2の切刃
34により主として切削を行うように、すなわちカッタ
本体1を後退させるときに主として被削材Wの立面Sが
形成されるように切削を行うことにより、この第2に切
刃34への負担を抑えてより高い送りで突き加工を行う
ことが可能となり、一層の加工効率の向上を図ることが
できる。
【0027】なお、上記第1、第2の実施形態では、突
き加工カッタ用チップ5,31を略正三角形平板状とし
て、その3つのコーナ部23…に副切刃24,32を形
成しているが、この突き加工カッタ用チップの形状とし
ては、例えば正方形平板状や菱形平板状など、他の多角
形平板状とすることも可能である。また、この突き加工
カッタ用チップ5,31に形成される副切刃24,32
の形状も、上記第1、第2の実施形態では曲率半径Rの
大きな円弧状としているが、例えば楕円円弧状や放物線
など、他の凸曲線を採用することもできる。さらに、切
刃21,22,24,32,33,34に与えられる各
レーキ角は、切削条件に合わせて適宜に設定可能である
が、カッタ本体1を往復移動させて切削を行う突き加工
用カッタにおいて前進、後退時の切削条件の著しい変動
を防ぐには、アキシャルレーキ角については±10°程
度とされるのが望ましい。ただし、上記突き加工用カッ
タおよび突き加工カッタ用チップ5,31によれば、上
述のように副切刃24,32が凸曲線状とされているの
で、アキシャルレーキ角を大きくしたとしても、カッタ
本体1の軸線Oから副切刃24,32上の各点までの距
離が大きく変化するのを抑えることができ、これにより
仕上げ面精度が劣化するのを一層確実に防ぐことができ
る。
き加工カッタ用チップ5,31を略正三角形平板状とし
て、その3つのコーナ部23…に副切刃24,32を形
成しているが、この突き加工カッタ用チップの形状とし
ては、例えば正方形平板状や菱形平板状など、他の多角
形平板状とすることも可能である。また、この突き加工
カッタ用チップ5,31に形成される副切刃24,32
の形状も、上記第1、第2の実施形態では曲率半径Rの
大きな円弧状としているが、例えば楕円円弧状や放物線
など、他の凸曲線を採用することもできる。さらに、切
刃21,22,24,32,33,34に与えられる各
レーキ角は、切削条件に合わせて適宜に設定可能である
が、カッタ本体1を往復移動させて切削を行う突き加工
用カッタにおいて前進、後退時の切削条件の著しい変動
を防ぐには、アキシャルレーキ角については±10°程
度とされるのが望ましい。ただし、上記突き加工用カッ
タおよび突き加工カッタ用チップ5,31によれば、上
述のように副切刃24,32が凸曲線状とされているの
で、アキシャルレーキ角を大きくしたとしても、カッタ
本体1の軸線Oから副切刃24,32上の各点までの距
離が大きく変化するのを抑えることができ、これにより
仕上げ面精度が劣化するのを一層確実に防ぐことができ
る。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
カッタ本体の先端側および後端側を向く第1、第2の切
刃がなすコーナ部に形成される副切刃が、曲率半径の大
きな凸曲線状とされているので、送り量を大きく設定し
ても良好な仕上げ面精度を得ることができるとともに、
突き加工カッタ用チップの取付誤差や製造誤差等によ
り、この副切刃がカッタ本体の軸線に対して傾いて配置
されたとしても、副切刃が第1、第2の切刃との交差部
分よりもカッタ本体の外周側に突出することがなく、こ
のため仕上げ面精度が劣化するような事態を防止するこ
とが可能となる。
カッタ本体の先端側および後端側を向く第1、第2の切
刃がなすコーナ部に形成される副切刃が、曲率半径の大
きな凸曲線状とされているので、送り量を大きく設定し
ても良好な仕上げ面精度を得ることができるとともに、
突き加工カッタ用チップの取付誤差や製造誤差等によ
り、この副切刃がカッタ本体の軸線に対して傾いて配置
されたとしても、副切刃が第1、第2の切刃との交差部
分よりもカッタ本体の外周側に突出することがなく、こ
のため仕上げ面精度が劣化するような事態を防止するこ
とが可能となる。
【図1】 本発明の第1の実施形態の突き加工用カッタ
を示す側断面図である。
を示す側断面図である。
【図2】 図1に示す突き加工用カッタを外周側から見
た一部破断側面図である。
た一部破断側面図である。
【図3】 図1に示す突き加工用カッタの底面図であ
る。
る。
【図4】 本発明の第1の実施形態の突き加工カッタ用
チップ5を示す、カッタ本体1に装着された状態でのす
くい面16に対向する方向から見た平面図である。
チップ5を示す、カッタ本体1に装着された状態でのす
くい面16に対向する方向から見た平面図である。
【図5】 図4に示す突き加工カッタ用チップ5の側面
図である。
図である。
【図6】 本発明の第2の実施形態の突き加工用カッタ
を示す側断面図である。
を示す側断面図である。
【図7】 本発明の第2の実施形態の突き加工カッタ用
チップ31を示す、カッタ本体1に装着された状態での
すくい面16に対向する方向から見た平面図である。
チップ31を示す、カッタ本体1に装着された状態での
すくい面16に対向する方向から見た平面図である。
1 カッタ本体 3 凹部 4 ホルダ 5,31 突き加工カッタ用チップ 12 チップ取付座 14 振れ調整ネジ(振れ調整手段) 15 チップ本体 18 切刃 21,33 第1の切刃 22,34 第2の切刃 23 コーナ部 24,32 副切刃 O カッタ本体1の軸線 T カッタ回転方向 R 副切刃24,32の曲率半径 L 副切刃24,32の幅 M 第1の切刃21,33と第2の切刃22,34との
二等分線 P 副切刃24,32と二等分線Mとの交点 W 被削材 S 被削材Wに形成された立面
二等分線 P 副切刃24,32と二等分線Mとの交点 W 被削材 S 被削材Wに形成された立面
Claims (9)
- 【請求項1】 軸線回りに回転されるカッタ本体の外周
に、突き加工カッタ用チップが、そのコーナ部を上記カ
ッタ本体の外周に突出させて取り付けられ、上記軸線方
向に向けて往復移動しつつ上記突き加工カッタ用チップ
により被削材の壁面を切削加工するようにした突き加工
用カッタであって、上記突き加工カッタ用チップの上記
コーナ部には、上記カッタ本体の先端側を向く第1の切
刃と、後端側を向く第2の切刃と、これら第1、第2の
切刃の間にあって、該第1および第2の切刃に接する円
の半径よりも大きな曲率半径の凸曲線状をなし、上記軸
線方向に向けて延びる副切刃とが形成されていることを
特徴とする突き加工用カッタ。 - 【請求項2】 上記副切刃の曲率半径が、10mm〜10
0mmの範囲に設定されていることを特徴とする請求項1
に記載の突き加工用カッタ。 - 【請求項3】 上記副切刃の幅が1.0mm以上とされて
いることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の
突き加工用カッタ。 - 【請求項4】 上記コーナ部の二等分線が、上記軸線に
直交する平面上に配置されていることを特徴とする請求
項1ないし請求項3のいずれかに記載の突き加工用カッ
タ。 - 【請求項5】 上記コーナ部の二等分線が、上記軸線に
対して傾斜した方向に配置されていることを特徴とする
請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の突き加工用
カッタ。 - 【請求項6】 上記突き加工カッタ用チップは、上記カ
ッタ本体に着脱自在に装着されるとともに、該カッタ本
体には、上記突き加工カッタ用チップを上記軸線に対す
る径方向に進退せしめる振れ調整手段が備えられている
ことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに
記載の突き加工用カッタ。 - 【請求項7】 軸線回りに回転されつつ該軸線方向に向
けて往復移動される突き加工用カッタのカッタ本体に着
脱自在に取り付けられる突き加工カッタ用チップであっ
て、多角形平板状をなすチップ本体のすくい面とされる
多角形面のコーナ部に、このコーナ部を介して互いに隣
り合う第1、第2の切刃と、これら第1、第2の切刃の
間にあって、該第1および第2の切刃に接する円の半径
よりも大きな曲率半径の凸曲線状をなす副切刃とが形成
され、上記コーナ部を上記カッタ本体の外周に突出させ
て、上記第1、第2の切刃をそれぞれ該カッタ本体の先
端側と後端側とに向け、かつ上記副切刃が上記軸線方向
に向けて延びるように、上記カッタ本体に取り付けられ
ることを特徴とする突き加工カッタ用チップ。 - 【請求項8】 上記副切刃の曲率半径が、10mm〜10
0mmの範囲に設定されていることを特徴とする請求項7
に記載の突き加工カッタ用チップ。 - 【請求項9】 上記副切刃の幅が1.0mm以上とされて
いることを特徴とする請求項7または請求項8に記載の
突き加工カッタ用チップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP242297A JPH10193204A (ja) | 1997-01-09 | 1997-01-09 | 突き加工用カッタおよび突き加工カッタ用チップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP242297A JPH10193204A (ja) | 1997-01-09 | 1997-01-09 | 突き加工用カッタおよび突き加工カッタ用チップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10193204A true JPH10193204A (ja) | 1998-07-28 |
Family
ID=11528824
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP242297A Pending JPH10193204A (ja) | 1997-01-09 | 1997-01-09 | 突き加工用カッタおよび突き加工カッタ用チップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10193204A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6913424B2 (en) | 2000-10-27 | 2005-07-05 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Cutting tip for rotating cutting tool and rotating cutting tool using the tip, and method of machining using the tool |
WO2009125785A1 (ja) | 2008-04-11 | 2009-10-15 | 三菱マテリアル株式会社 | プランジ加工用カッタの工具本体、プランジ加工用カッタ、およびプランジ加工方法 |
-
1997
- 1997-01-09 JP JP242297A patent/JPH10193204A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6913424B2 (en) | 2000-10-27 | 2005-07-05 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Cutting tip for rotating cutting tool and rotating cutting tool using the tip, and method of machining using the tool |
WO2009125785A1 (ja) | 2008-04-11 | 2009-10-15 | 三菱マテリアル株式会社 | プランジ加工用カッタの工具本体、プランジ加工用カッタ、およびプランジ加工方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030311 |