JPH10192701A - 脱硫剤の製造方法 - Google Patents
脱硫剤の製造方法Info
- Publication number
- JPH10192701A JPH10192701A JP9015947A JP1594797A JPH10192701A JP H10192701 A JPH10192701 A JP H10192701A JP 9015947 A JP9015947 A JP 9015947A JP 1594797 A JP1594797 A JP 1594797A JP H10192701 A JPH10192701 A JP H10192701A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hot water
- desulfurizing agent
- calcium carbonate
- fly ash
- curing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Treating Waste Gases (AREA)
- Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 石炭灰に炭酸カルシウムを直接反応させて脱
硫剤を製造する方法及びその製品を提供する。 【解決手段】 水に対する溶解度が非常に低い炭酸カル
シウムを炭酸ガス雰囲気下の熱水中でカルシウム(Ca
2+)イオンの形態にし、このカルシウムイオンに炭酸ガ
ス雰囲気下の熱水中で石炭灰から溶出するアルミナ及び
ケイ酸の成分を水和反応させて脱硫剤を製造する方法。
硫剤を製造する方法及びその製品を提供する。 【解決手段】 水に対する溶解度が非常に低い炭酸カル
シウムを炭酸ガス雰囲気下の熱水中でカルシウム(Ca
2+)イオンの形態にし、このカルシウムイオンに炭酸ガ
ス雰囲気下の熱水中で石炭灰から溶出するアルミナ及び
ケイ酸の成分を水和反応させて脱硫剤を製造する方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、石炭火力発電所か
ら大量に発生する石炭灰(フライアッシュ)と炭酸カル
シウムを炭酸ガス雰囲気下で直接反応させる乾式脱硫剤
の製造方法及びその製品に関するものである。さらに詳
しくは、従来の脱硫剤の製造法を改良し、製造コストの
低減化を目的とする熱水養生法による脱硫剤の製造方法
及びその製品に関するものである。本発明で得られる脱
硫剤を用いることにより、石炭、重油等のSO2を含む
燃焼排ガスの乾式脱硫を行うことができる。
ら大量に発生する石炭灰(フライアッシュ)と炭酸カル
シウムを炭酸ガス雰囲気下で直接反応させる乾式脱硫剤
の製造方法及びその製品に関するものである。さらに詳
しくは、従来の脱硫剤の製造法を改良し、製造コストの
低減化を目的とする熱水養生法による脱硫剤の製造方法
及びその製品に関するものである。本発明で得られる脱
硫剤を用いることにより、石炭、重油等のSO2を含む
燃焼排ガスの乾式脱硫を行うことができる。
【0002】
【従来の技術】従来、石炭灰を二酸化ケイ素と酸化アル
ミニウム源とし、炭酸カルシウムをカルシウム源とする
熱水養生法あるいは水蒸気養生法による乾式脱硫剤の製
造方法に関して種々研究がなされてきた。しかし、いず
れの製造方法も石炭灰にカルシウム源としての炭酸カル
シウムを直接反応させて脱硫剤を製造できないため、例
えば、炭酸カルシウムを900℃前後の高温で焼成して
得られる生石灰あるいは焼成後の生石灰に水を反応させ
て得られる水酸化カルシウムをカルシウム源としてい
る。従って、生石灰あるいは水酸化カルシウムを製造す
るための大量の熱源及び大容量の装置が必要であり、そ
れらのコストの脱硫剤製造コストに占める割合は非常に
高い。そこで、その製造コストの低減化を目的とする開
発研究が種々行われている。
ミニウム源とし、炭酸カルシウムをカルシウム源とする
熱水養生法あるいは水蒸気養生法による乾式脱硫剤の製
造方法に関して種々研究がなされてきた。しかし、いず
れの製造方法も石炭灰にカルシウム源としての炭酸カル
シウムを直接反応させて脱硫剤を製造できないため、例
えば、炭酸カルシウムを900℃前後の高温で焼成して
得られる生石灰あるいは焼成後の生石灰に水を反応させ
て得られる水酸化カルシウムをカルシウム源としてい
る。従って、生石灰あるいは水酸化カルシウムを製造す
るための大量の熱源及び大容量の装置が必要であり、そ
れらのコストの脱硫剤製造コストに占める割合は非常に
高い。そこで、その製造コストの低減化を目的とする開
発研究が種々行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】脱硫剤製造コストの低
減化は種々考えられるが、最も重要な課題はカルシウム
源として炭酸カルシウムを生石灰あるいは水酸化カルシ
ウムにいったん変換する工程を除くことである。即ち、
本発明は、石炭灰に炭酸カルシウムを直接反応させて脱
硫剤を製造する方法及びその製品を提供することをその
課題とする。
減化は種々考えられるが、最も重要な課題はカルシウム
源として炭酸カルシウムを生石灰あるいは水酸化カルシ
ウムにいったん変換する工程を除くことである。即ち、
本発明は、石炭灰に炭酸カルシウムを直接反応させて脱
硫剤を製造する方法及びその製品を提供することをその
課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは前記課題を
解決すべく鋭意検討の結果、本発明を完成するに至っ
た。即ち、本発明は、水に対する溶解度が非常に低い炭
酸カルシウムを炭酸ガス雰囲気下の熱水中でカルシウム
(Ca2+)イオンの形態にし、このカルシウムイオンに
炭酸ガス雰囲気下の熱水中で石炭灰から溶出するアルミ
ナ及びケイ酸の成分を水和反応させて脱硫剤を製造する
方法である。
解決すべく鋭意検討の結果、本発明を完成するに至っ
た。即ち、本発明は、水に対する溶解度が非常に低い炭
酸カルシウムを炭酸ガス雰囲気下の熱水中でカルシウム
(Ca2+)イオンの形態にし、このカルシウムイオンに
炭酸ガス雰囲気下の熱水中で石炭灰から溶出するアルミ
ナ及びケイ酸の成分を水和反応させて脱硫剤を製造する
方法である。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の製造方法を図面に基づい
て詳細に説明する。図1は、本発明に係わる乾式脱硫剤
の製造工程の一例を示している。本発明を実施するに
は、先ず、石炭灰と微粉砕した炭酸カルシウムを準備す
る。次に、炭酸ガスを流通させた熱水中に炭酸カルシウ
ムを入れ、撹拌しながら溶解させる。次いで、この液に
石炭灰を水に分散させて形成した石炭灰の水性スラリー
液を加え、両者を熱水養生して、水和反応を行う。一定
時間後、スラリー水和物(反応生成物)を脱水後乾燥
し、必要に応じて破砕あるいは造粒して粒径を調整す
る。尚、図1の製造工程は、本発明に係わる脱硫剤の製
造方法の一例を示したものであり、上記の製造工程にお
いて、熱水養生反応容器としては慣用のものを用いるこ
とができ、また、粒径の調整は常法により行うことが可
能である。
て詳細に説明する。図1は、本発明に係わる乾式脱硫剤
の製造工程の一例を示している。本発明を実施するに
は、先ず、石炭灰と微粉砕した炭酸カルシウムを準備す
る。次に、炭酸ガスを流通させた熱水中に炭酸カルシウ
ムを入れ、撹拌しながら溶解させる。次いで、この液に
石炭灰を水に分散させて形成した石炭灰の水性スラリー
液を加え、両者を熱水養生して、水和反応を行う。一定
時間後、スラリー水和物(反応生成物)を脱水後乾燥
し、必要に応じて破砕あるいは造粒して粒径を調整す
る。尚、図1の製造工程は、本発明に係わる脱硫剤の製
造方法の一例を示したものであり、上記の製造工程にお
いて、熱水養生反応容器としては慣用のものを用いるこ
とができ、また、粒径の調整は常法により行うことが可
能である。
【0006】本発明においては、炭酸ガス雰囲気下の熱
水中で石炭灰の粒子表面のガラス質から溶出した二酸化
ケイ素及び酸化アルミナとカルシウムイオンとが反応
し、針状結晶や板状結晶からなるアルミナ−ケイ酸−カ
ルシウム水和物が生成する。この場合の反応は次式で表
される。
水中で石炭灰の粒子表面のガラス質から溶出した二酸化
ケイ素及び酸化アルミナとカルシウムイオンとが反応
し、針状結晶や板状結晶からなるアルミナ−ケイ酸−カ
ルシウム水和物が生成する。この場合の反応は次式で表
される。
【化1】
【0007】本発明による脱硫剤の製造方法は、60〜
90wt%、好ましくは70〜80wt%の石炭灰と、
CaO換算で10〜40wt%、好ましくは20〜30
wt%の炭酸カルシウムとの混合物を、炭酸ガス雰囲気
下において、80〜120℃の温度で8〜15時間熱水
養生することによって実施される。炭酸ガス雰囲気は、
石炭灰と炭酸カルシウムと水からなる混合物(養生液)
を充填した養生反応器内に炭酸ガスを流通させるか又は
圧入することにより形成することができる。また、養生
液中に溶解するカルシウムイオンは、Caとして、水1
リットル当り、7〜28g、好ましくは14〜20gの
範囲にコントロールするのがよい。このカルシウムイオ
ン濃度は、養生反応器内の炭酸ガス分圧でコントロール
することができる。
90wt%、好ましくは70〜80wt%の石炭灰と、
CaO換算で10〜40wt%、好ましくは20〜30
wt%の炭酸カルシウムとの混合物を、炭酸ガス雰囲気
下において、80〜120℃の温度で8〜15時間熱水
養生することによって実施される。炭酸ガス雰囲気は、
石炭灰と炭酸カルシウムと水からなる混合物(養生液)
を充填した養生反応器内に炭酸ガスを流通させるか又は
圧入することにより形成することができる。また、養生
液中に溶解するカルシウムイオンは、Caとして、水1
リットル当り、7〜28g、好ましくは14〜20gの
範囲にコントロールするのがよい。このカルシウムイオ
ン濃度は、養生反応器内の炭酸ガス分圧でコントロール
することができる。
【0008】本発明による脱硫剤の乾燥温度は、110
〜250℃、好ましくは200〜220℃である。乾燥
温度110℃未満では乾燥が充分でなく、250℃を超
えると熱水養生で生成したアルミナ−ケイ酸−カルシウ
ム水和物からその水酸基及び結晶水が除去されるため製
品が収縮し、脱硫性能の低下が起る。200〜220℃
での乾燥水和物は、80%以上の脱硫性能を有する。
〜250℃、好ましくは200〜220℃である。乾燥
温度110℃未満では乾燥が充分でなく、250℃を超
えると熱水養生で生成したアルミナ−ケイ酸−カルシウ
ム水和物からその水酸基及び結晶水が除去されるため製
品が収縮し、脱硫性能の低下が起る。200〜220℃
での乾燥水和物は、80%以上の脱硫性能を有する。
【0009】
【実施例】次に、本発明を実施例によりさらに具体的に
説明するが、本発明は実施例により何ら限定されるもの
ではない。
説明するが、本発明は実施例により何ら限定されるもの
ではない。
【0010】実施例1〜5 75wt%の石炭灰と微粉砕した25wt%の炭酸カル
シウム(CaO換算)を養生時間:10時間、養生温
度:80℃(実施例1)、90℃(実施例2)、100
℃(実施例3)、110℃(実施例4)及び120℃
(実施例5)の各条件で、炭酸ガスを流通させた約40
0mlの熱水中で水和反応させ脱硫剤を製造した。50
0ml容量のガラス製反応容器をマントルヒーターを用
いて温度調節器で反応温度を調節し、熱水容量を常時一
定量に保持して撹拌しながら反応を行った。反応終了後
の水和物は脱水後、200℃で2時間乾燥し、破砕して
粒径1〜2mmに調整した。脱硫剤の性能評価は、石炭
の燃焼排ガスを模擬した混合ガス(SO2:900pp
m、NO:450ppm、O2:6%、CO2:13%、
H2O:10%、残りバランスガス:N2)を130〜1
65℃に保持し、5gの脱硫剤と接触させて混合ガス中
の残存SO2を測定し、脱硫率を求めた。ここで得られ
た脱硫剤の脱硫率(%)と養生温度との関係を表1に示
す。
シウム(CaO換算)を養生時間:10時間、養生温
度:80℃(実施例1)、90℃(実施例2)、100
℃(実施例3)、110℃(実施例4)及び120℃
(実施例5)の各条件で、炭酸ガスを流通させた約40
0mlの熱水中で水和反応させ脱硫剤を製造した。50
0ml容量のガラス製反応容器をマントルヒーターを用
いて温度調節器で反応温度を調節し、熱水容量を常時一
定量に保持して撹拌しながら反応を行った。反応終了後
の水和物は脱水後、200℃で2時間乾燥し、破砕して
粒径1〜2mmに調整した。脱硫剤の性能評価は、石炭
の燃焼排ガスを模擬した混合ガス(SO2:900pp
m、NO:450ppm、O2:6%、CO2:13%、
H2O:10%、残りバランスガス:N2)を130〜1
65℃に保持し、5gの脱硫剤と接触させて混合ガス中
の残存SO2を測定し、脱硫率を求めた。ここで得られ
た脱硫剤の脱硫率(%)と養生温度との関係を表1に示
す。
【0011】
【表1】
【0012】実施例5で得られた脱硫剤のSO2吸収曲
線及びSO2吸収速度の一例をそれぞれ図2、図3に示
す。混合ガスを脱硫剤に接触後、30分で約85%の脱
硫率が得られ、その後90%以上の脱硫率が約3時間維
持される(図2参照)。SO2吸収速度は、SO2初濃度
を150〜1500ppmの範囲で変化させた時、SO
2濃度に対して概略一乗に比例して増加する(図3参
照)。脱硫剤の性能評価を行う際の混合ガス温度の脱硫
率に対する影響は、表2に示したように100〜165
℃でほぼ一定である。従って、以下の実施例では165
℃で脱硫性能試験を行った。
線及びSO2吸収速度の一例をそれぞれ図2、図3に示
す。混合ガスを脱硫剤に接触後、30分で約85%の脱
硫率が得られ、その後90%以上の脱硫率が約3時間維
持される(図2参照)。SO2吸収速度は、SO2初濃度
を150〜1500ppmの範囲で変化させた時、SO
2濃度に対して概略一乗に比例して増加する(図3参
照)。脱硫剤の性能評価を行う際の混合ガス温度の脱硫
率に対する影響は、表2に示したように100〜165
℃でほぼ一定である。従って、以下の実施例では165
℃で脱硫性能試験を行った。
【0013】
【表2】
【0014】実施例6〜9 75wt%の石炭灰と微粉砕した25wt%の炭酸カル
シウム(CaO換算)を養生温度:120℃、養生時
間:6時間(実施例6)、8時間(実施例7)、10時
間(実施例8)及び15時間(実施例9)の各条件で、
実施例1と同様に脱硫剤を製造し、性能評価を行った。
ここで得られた脱硫剤の脱硫率(%)と養生時間の関係
を表3に示す。
シウム(CaO換算)を養生温度:120℃、養生時
間:6時間(実施例6)、8時間(実施例7)、10時
間(実施例8)及び15時間(実施例9)の各条件で、
実施例1と同様に脱硫剤を製造し、性能評価を行った。
ここで得られた脱硫剤の脱硫率(%)と養生時間の関係
を表3に示す。
【0015】
【表3】
【0016】実施例10〜14 石炭灰と炭酸カルシウム(CaO換算)の割合を85w
t%:15wt%(実施例10)、80wt%:20w
t%(実施例11)、75wt%:25wt%(実施例
12)、70wt%:30wt%(実施例13)及び6
5wt%:35wt%(実施例14)と変えて、養生時
間:10時間、養生温度:120℃の条件で実施例1と
同様に脱硫剤を製造し、脱硫性能評価を行った。ここで
得られた脱硫剤の脱硫率(%)と石炭灰−炭酸カルシウ
ムの混合割合の関係を表4に示す。
t%:15wt%(実施例10)、80wt%:20w
t%(実施例11)、75wt%:25wt%(実施例
12)、70wt%:30wt%(実施例13)及び6
5wt%:35wt%(実施例14)と変えて、養生時
間:10時間、養生温度:120℃の条件で実施例1と
同様に脱硫剤を製造し、脱硫性能評価を行った。ここで
得られた脱硫剤の脱硫率(%)と石炭灰−炭酸カルシウ
ムの混合割合の関係を表4に示す。
【0017】
【表4】
【0018】実施例15〜18 75wt%の石炭灰と微粉砕した25wt%の炭酸カル
シウムを養生温度:120℃、養生時間:10時間で熱
水養生し、生成した水和物を脱水後、150℃(実施例
15)、200℃(実施例16)、250℃(実施例1
7)及び300℃(実施例18)の各条件で2時間乾燥
した。得られた脱硫剤の脱硫率(%)と乾燥温度の関係
を表5に示した。
シウムを養生温度:120℃、養生時間:10時間で熱
水養生し、生成した水和物を脱水後、150℃(実施例
15)、200℃(実施例16)、250℃(実施例1
7)及び300℃(実施例18)の各条件で2時間乾燥
した。得られた脱硫剤の脱硫率(%)と乾燥温度の関係
を表5に示した。
【0019】
【表5】
【0020】
【発明の効果】本発明による炭酸ガス雰囲気下の熱水養
生法による脱硫剤の製造方法は、従来の製造方法の最大
の問題点とされていた高コストの原因とされる炭酸カル
シウムを生石灰あるいは水酸化カルシウムにいったん変
換する前処理工程を必要としないため、脱硫剤の製造コ
ストを大幅に減らす利点がある。従って、本発明は、石
炭火力等を対象にした脱硫剤として、また石炭火力発電
所から大量に発生する石炭灰の有効利用面から発展して
いくことが期待できる。
生法による脱硫剤の製造方法は、従来の製造方法の最大
の問題点とされていた高コストの原因とされる炭酸カル
シウムを生石灰あるいは水酸化カルシウムにいったん変
換する前処理工程を必要としないため、脱硫剤の製造コ
ストを大幅に減らす利点がある。従って、本発明は、石
炭火力等を対象にした脱硫剤として、また石炭火力発電
所から大量に発生する石炭灰の有効利用面から発展して
いくことが期待できる。
【図1】本発明に係わる乾式脱硫剤の製造工程の一実施
例を示す説明図である。
例を示す説明図である。
【図2】実施例5で製造した脱硫剤のSO2吸収曲線の
一例である。
一例である。
【図3】実施例5で製造した脱硫剤のSO2吸収速度の
一例である。
一例である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石崎 紘三 北海道札幌市豊平区月寒東2条17丁目2番 1号 工業技術院北海道工業技術研究所内 (72)発明者 野田 良男 北海道札幌市豊平区月寒東2条17丁目2番 1号 工業技術院北海道工業技術研究所内
Claims (2)
- 【請求項1】 石炭灰と炭酸カルシウムとの混合物を炭
酸ガス雰囲気下で熱水養生することを特徴とする脱硫剤
の製造方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の方法により得られる脱硫
剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9015947A JP3020143B2 (ja) | 1997-01-13 | 1997-01-13 | 脱硫剤の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9015947A JP3020143B2 (ja) | 1997-01-13 | 1997-01-13 | 脱硫剤の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10192701A true JPH10192701A (ja) | 1998-07-28 |
JP3020143B2 JP3020143B2 (ja) | 2000-03-15 |
Family
ID=11902969
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9015947A Expired - Lifetime JP3020143B2 (ja) | 1997-01-13 | 1997-01-13 | 脱硫剤の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3020143B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101346561B1 (ko) * | 2012-11-30 | 2014-02-14 | 한국남부발전 주식회사 | 비산재를 이용한 혼화재와 이것의 제조방법 |
CN105879603A (zh) * | 2016-05-26 | 2016-08-24 | 张锐 | 一种优质脱硫剂及其制备方法 |
CN111330424A (zh) * | 2020-01-20 | 2020-06-26 | 北京宝聚能源科技有限公司 | 一种烟气脱硫剂及其制备方法和应用 |
CN112209528A (zh) * | 2020-10-20 | 2021-01-12 | 广东佳德环保科技有限公司 | 一种脱硫废水与飞灰协同处理的方法 |
CN113082957A (zh) * | 2021-03-29 | 2021-07-09 | 内蒙古工业大学 | 一种工业烟气二氧化硫脱除剂及制备方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102050968B (zh) * | 2009-11-06 | 2012-11-21 | 东营格瑞橡塑新材料有限公司 | 反式-1,4-聚二烯烃复合橡胶及其制备方法 |
-
1997
- 1997-01-13 JP JP9015947A patent/JP3020143B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101346561B1 (ko) * | 2012-11-30 | 2014-02-14 | 한국남부발전 주식회사 | 비산재를 이용한 혼화재와 이것의 제조방법 |
CN105879603A (zh) * | 2016-05-26 | 2016-08-24 | 张锐 | 一种优质脱硫剂及其制备方法 |
CN111330424A (zh) * | 2020-01-20 | 2020-06-26 | 北京宝聚能源科技有限公司 | 一种烟气脱硫剂及其制备方法和应用 |
CN112209528A (zh) * | 2020-10-20 | 2021-01-12 | 广东佳德环保科技有限公司 | 一种脱硫废水与飞灰协同处理的方法 |
CN113082957A (zh) * | 2021-03-29 | 2021-07-09 | 内蒙古工业大学 | 一种工业烟气二氧化硫脱除剂及制备方法 |
CN113082957B (zh) * | 2021-03-29 | 2023-04-28 | 内蒙古工业大学 | 一种工业烟气二氧化硫脱除剂及制备方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3020143B2 (ja) | 2000-03-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA2635549C (en) | Method of forming a hydrated lime for acid gas removal from flue gas | |
CN104496235B (zh) | 镁氧水泥及其制造方法 | |
Milne et al. | High-temperature, short-time sulfation of calcium-based sorbents. 2. Experimental data and theoretical model predictions | |
CN105967201A (zh) | 一种用粉煤灰酸渣生产p型沸石的方法 | |
JPH02501139A (ja) | 炭酸カルシウムとその混合物の焼成法 | |
JP3020143B2 (ja) | 脱硫剤の製造方法 | |
Fan et al. | Study on magnesium slag desulfurizer modified by additives in quenching hydration | |
US20100196239A1 (en) | Calcium and/or magnesium hydroxide with very high reactivity, and preparation thereof | |
Cai et al. | Efficient carbon dioxide adsorption properties of cellular structure Li4SiO4 sorbents prepared by additive manufacturing based on polymer-derived ceramics strategy | |
CN117466305A (zh) | 一种具有磨擦清洁性能的硅酸钙及其制备方法 | |
WO2013024141A2 (en) | Calcium sorbent doping process | |
JPH044015B2 (ja) | ||
JP2006102561A (ja) | 炭酸ガス吸収材、及び炭酸ガス反応装置 | |
CN112191093A (zh) | 一种用水泥基材料固定二氧化碳的方法及装置 | |
Blamey et al. | Enhancement of natural limestone sorbents for calcium looping processes | |
JPH11221432A (ja) | 石灰石系脱硫剤およびその製造方法 | |
JP2000053456A (ja) | フライアッシュの吸湿による凝集固結の防止方法 | |
US20190119160A1 (en) | Pozzolanic cementitious materials and methods of making same | |
JPH0417088B2 (ja) | ||
JPS5874553A (ja) | 水蒸気養生軽量気泡コンクリ−トの製造法 | |
JP2652198B2 (ja) | 炭酸カルシウムの製造方法 | |
JP7522142B2 (ja) | 炭酸化促進剤 | |
JP2002160918A (ja) | 合成炭酸カルシウム系球状多孔質造粒体及びその製造方法 | |
KR0128125B1 (ko) | 석회석 슬러지를 이용한 분생석회의 제조방법 | |
JP7474275B2 (ja) | Co2固定化材及びco2固定化物の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |