JPH1019266A - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器

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Publication number
JPH1019266A
JPH1019266A JP17347396A JP17347396A JPH1019266A JP H1019266 A JPH1019266 A JP H1019266A JP 17347396 A JP17347396 A JP 17347396A JP 17347396 A JP17347396 A JP 17347396A JP H1019266 A JPH1019266 A JP H1019266A
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JP
Japan
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cooking
signal
detecting means
pressing operation
operation detecting
Prior art date
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Application number
JP17347396A
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English (en)
Inventor
Nobuaki Ota
宣章 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Publication of JPH1019266A publication Critical patent/JPH1019266A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 調理条件の設定を簡単に行うこと。 【解決手段】 操作パネル4には操作部材8が回動操作
および押圧操作可能に設けられており、操作部材8を上
下方向へ押圧操作すると、調理モードが設定され、回動
操作すると、調理時間が設定される。このため、キーお
よび摘みを操作して調理条件を設定していた従来に比
べ、調理条件の設定が簡単になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、操作部材の操作に
基づいて調理条件を設定する構成の加熱調理器に関す
る。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】例えばヒータ調理機能
付き電子レンジには、「レンジ調理」,「グリル調理」
等の調理モードを選択するキーが調理モード毎に設けら
れており、調理条件を設定するにあたっては、複数のキ
ーを選択的に押圧操作して調理モードを設定した後、摘
みを回動操作することに伴い調理時間を設定していた。
このため、キーおよび摘みの2種類を操作する必要があ
り、調理条件の設定が面倒だった。
【0003】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、調理条件の設定が簡単な加熱調理器
を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の加熱調理
器は、操作パネルに設けられ、回動操作および操作パネ
ルに沿う方向への押圧操作が可能な操作部材と、この操
作部材が回動操作されたことを検出して操作量に応じた
信号を出力する回動操作検出手段と、前記操作部材が押
圧操作されたことを検出して信号を出力する押圧操作検
出手段と、前記回動操作検出手段および前記押圧操作検
出手段からの信号に基づいて異なる種類の調理条件を設
定する調理条件設定手段とを備え、押圧操作力が除去さ
れると、前記操作部材が初期位置へ復帰するところに特
徴を有する。
【0005】上記手段によれば、操作部材を回動操作お
よび押圧操作することに伴い、異なる種類の調理条件が
設定される。このため、キーおよび摘みを操作して調理
条件を設定していた従来に比べ、調理条件の設定が簡単
になる。しかも、操作部材を押圧操作した後に、操作部
材から手を離すと、操作部材が初期位置に復帰する。こ
のため、操作部材をスライド操作して調理条件を設定す
る場合に比べて、操作部材の操作ストロークが小さくな
るので、装置がコンパクトになる。
【0006】請求項2記載の加熱調理器は、調理条件設
定手段が、押圧操作検出手段からの信号に基づいて種類
が少ない調理条件を設定し、回動操作検出手段からの信
号に基づいて種類が多い調理条件を設定するところに特
徴を有する。上記手段によれば、操作部材の押圧操作に
伴い種類が少ない調理条件が設定され、回動操作に伴い
種類が多い調理条件が設定される。このため、調理条件
を設定するにあたって、操作部材を多数回押圧操作する
必要がなくなるので、調理条件の設定が一層簡単にな
る。
【0007】請求項3記載の加熱調理器は、調理条件設
定手段が、押圧操作検出手段からの信号に基づいて調理
モードを選択し、回動操作検出手段からの信号に基づい
て調理時間を設定するところに特徴を有する。上記手段
によれば、操作部材の押圧操作に伴い調理モードが設定
され、回動操作に伴い調理時間が設定される。このた
め、調理時間を設定するにあたって、操作部材を多数回
押圧操作する必要がなくなるので、調理条件の設定が一
層簡単になる。
【0008】請求項4記載の加熱調理器は、調理条件設
定手段が、押圧操作検出手段からの信号に基づいてレン
ジ調理の出力を設定し、回動操作検出手段からの信号に
基づいてレンジ調理時間を設定するところに特徴を有す
る。上記手段によれば、操作部材の押圧操作に伴いレン
ジ調理の出力が設定され、回動操作に伴い調理時間が設
定される。このため、調理時間を設定するにあたって、
操作部材を多数回押圧操作する必要がなくなるので、特
にレンジ調理条件の設定が一層簡単になる。
【0009】請求項5記載の加熱調理器は、調理条件設
定手段が、押圧操作検出手段からの信号に基づいてヒー
タ調理温度を設定し、回動操作検出手段からの信号に基
づいてヒータ調理時間を設定するところに特徴を有す
る。上記手段によれば、操作部材の押圧操作に伴いヒー
タ調理温度が設定され、回動操作に伴い調理時間が設定
される。このため、調理時間を設定するにあたって、操
作部材を多数回押圧操作する必要がなくなるので、特に
ヒータ調理条件の設定が一層簡単になる。
【0010】請求項6記載の加熱調理器は、複数の調理
メニューを複数のグループに分けて記憶する記憶手段を
備え、調理条件設定手段が、押圧操作検出手段からの信
号に基づいてグループを選択し、回動操作検出手段から
の信号に基づいて該グループの中から調理メニューを選
択するところに特徴を有する。上記手段によれば、操作
部材の押圧操作に伴いグループが選択され、操作部材の
回動操作に伴い該グループの中から調理メニューが選択
される。このため、調理メニューを選択するにあたっ
て、操作部材を多数回押圧操作する必要がなくなるの
で、調理メニューの選択が一層簡単になる。
【0011】請求項7記載の加熱調理器は、レンジ調理
およびヒータ調理を選択するための選択手段を備え、レ
ンジ調理の選択時には、調理条件設定手段が、押圧操作
検出手段からの信号に基づいてレンジ調理の出力を設定
し、回動操作検出手段からの信号に基づいてレンジ調理
時間を設定し、ヒータ調理の選択時には、押圧操作検出
手段からの信号に基づいてヒータ調理温度を設定し、回
動操作検出手段からの信号に基づいてヒータ調理時間を
設定するところに特徴を有する。
【0012】上記手段によれば、レンジ調理の選択時に
は、操作部材の押圧操作に伴いレンジ調理の出力が設定
され、回動操作に伴い調理時間が設定される。また、ヒ
ータ調理の選択時には、操作部材の押圧操作に伴いヒー
タ調理温度が設定され、回動操作に伴い調理時間が設定
される。このため、レンジ調理条件およびヒータ調理条
件を設定する専用の操作部材を別々に設ける必要がなく
なるので、構成が簡素化される。これと共に、レンジ調
理時およびヒータ調理時に調理時間を設定するにあたっ
て、操作部材を多数回押圧操作する必要がなくなるの
で、レンジ調理条件およびヒータ調理条件の設定が一層
簡単になる。
【0013】請求項8記載の加熱調理器は、押圧操作検
出手段が操作部材の正方向への押圧操作を検出すると、
調理条件設定手段が、押圧操作検出手段からの信号に基
づいて加熱調理を開始し、押圧操作検出手段が操作部材
の逆方向への押圧操作を検出すると、調理条件設定手段
が、押圧操作検出手段からの信号に基づいて加熱調理を
取消すところに特徴を有する。上記手段によれば、操作
部材を操作して調理条件を設定した後、操作部材を正方
向へ押圧操作すると、加熱調理が開始され、逆方向へ押
圧操作すると、加熱調理が取消される。このため、操作
性が向上するので、調理条件の設定から調理開始に至る
一連の動作が迅速に行われる。
【0014】請求項9記載の加熱調理器は、加熱調理が
実行されている場合、調理条件設定手段が、押圧操作検
出手段からの信号に基づいて加熱調理を取消すことを特
徴を有する。上記手段によれば、加熱調理の実行中に操
作部材を押圧操作すると、加熱調理が取消される。この
ため、加熱調理の実行中に操作部材が不用意に操作さ
れ、調理条件が変更されてしまうことが防止される。
【0015】請求項10記載の加熱調理器は、調理条件
設定手段が、押圧操作検出手段からの信号を検出してい
るときに回動操作検出手段からの信号を検出すると、回
動操作検出手段からの信号を無効化するところに特徴を
有する。上記手段によれば、操作部材を押圧操作して調
理条件を設定するにあたって、操作部材に不用意な回動
力が作用しても、操作部材の回動操作に伴う調理条件の
設定が禁止される。このため、調理条件が意図せずに変
更されることが防止される。
【0016】請求項11記載の加熱調理器は、調理条件
設定手段が、回動操作検出手段からの信号を検出した後
に押圧操作検出手段からの信号を検出すると、押圧操作
検出手段からの信号を無効化するところに特徴を有す
る。上記手段によれば、操作部材の回動操作に伴い調理
条件を設定した後、操作部材が押圧操作されると、押圧
操作検出手段からの信号が無効化され、調理条件の変更
が禁止される。このため、操作部材が不用意に押圧操作
され、調理条件が意図せずに変更されることが防止され
る。
【0017】請求項12記載の加熱調理器は、調理条件
設定手段が、回動操作検出手段からの信号を検出するこ
とに伴い、押圧操作検出手段からの信号に基づいて先に
設定した調理条件を確定するところに特徴を有する。上
記手段によれば、操作部材を押圧操作して調理条件を設
定した後、回動操作して別の調理条件を設定すると、操
作部材の押圧操作に伴って設定した先の調理条件が確定
される。このため、操作部材が不用意に押圧操作され、
調理条件が意図せずに変更されることが防止される。
【0018】請求項13記載の加熱調理器は、調理条件
設定手段が、回動操作検出手段からの信号に基づいて調
理時間を設定し、押圧操作検出手段からの信号に基づい
て加熱調理を開始するところに特徴を有する。上記手段
によれば、操作部材を回動操作して調理時間を設定した
後、押圧操作すると、加熱調理が開始される。このた
め、レンジ調理専用機,ヒータ調理専用機において、操
作部材の操作性が向上し、その結果、調理条件の設定が
一層簡単になる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例を図1
ないし図8に基づいて説明する。まず、図2において、
キャビネット1の内部には調理室2が形成されている。
そして、キャビネット1には扉3が回動可能に取付けら
れており、調理室2の前面開口部(調理物の出入口)
は、扉3の回動に伴い開閉される。
【0020】キャビネット1には、扉3の右側に位置し
て操作パネル4が設けられ、キャビネット1の内部に
は、操作パネル4の裏側に位置して機械室(図示せず)
が形成されている。そして、この機械室内にはマグネト
ロン5(図1参照)が配設されており、マグネトロン5
が作動すると、調理室2内にマイクロ波が照射され、調
理室2内に収容された調理物がレンジ調理される。
【0021】キャビネット1の内部には、上下部に位置
して上ヒータ6aおよび下ヒータ6b(図1参照)が配
設されており、上ヒータ6aおよび下ヒータ6bの双方
が発熱することに伴い、調理室2内に収容された調理物
がトースター調理およびオーブン調理される。また、上
ヒータ6aが発熱することに伴い、調理室2内に収容さ
れた調理物がグリル調理される。
【0022】操作パネル4には、図3に示すケース7の
シャフト7a,7aが回動可能に取付けられている。そ
して、ケース7には操作部材8が回動可能に装着されて
おり、操作部材8を操作パネル4に沿う上下方向へ押圧
すると、ケース7がシャフト7a,7aを中心に回動す
る。
【0023】ケース7の側方にはスイッチ装置9が配設
されている。このスイッチ装置9は押圧操作検出手段に
相当するものであり、スイッチ本体9Aおよび9Bと、
スイッチ本体9Aのプランジャ9aおよびスイッチ本体
9Bのプランジャ9bを連結する連結バー9Cとから構
成されている。
【0024】スイッチ装置9の連結バー9Cはケース7
のシャフト7aを貫通している。従って、操作部材8を
上方へ押圧操作すると、シャフト7aが矢印A方向へ回
動し、連結バー7Cの上端部がプランジャ9aを押圧す
るので、スイッチ本体9Aがオンされる。これと共に、
プランジャ9bが連結バー7Cの下端部により持上げら
れるので、スイッチ本体9Bがオフ状態に保持される。
【0025】また、操作部材8を下方へ押圧操作する
と、シャフト7aが矢印Aと反対方向へ回動し、連結バ
ー7Cの下端部がプランジャ9bを押圧するので、スイ
ッチ本体9Bがオンされる。これと共に、プランジャ9
aが連結バー7Cの上端部により持上げられるので、ス
イッチ本体9Aがオフ状態に保持される。
【0026】ケース7の後方には、上下端部に位置して
圧縮コイルバネ7bが配設されており、これら圧縮コイ
ルばね7b,7bはケース7の後面を支持することに伴
い、操作部材8を操作パネル4に対して略垂直な初期位
置に保持している。従って、操作部材8を上下方向へ押
圧操作すると、一方の圧縮コイルばね7bが収縮し、操
作部材8から手を離すと、一方の圧縮コイルバネ7bの
復元力によりケース7が回動され、操作部材8が初期位
置に復帰する。
【0027】図1の制御装置10は調理条件設定手段お
よび記憶手段に相当するものであり、マイクロコンピュ
ータを主体に構成されている。この制御装置10の記憶
部には「レンジ強」,「レンジ弱」,「トースター」,
「グリル」等の調理モードが記憶されており、制御装置
10は、スイッチ本体9Aおよび9Bのオンを検出する
と、スイッチ本体9Aおよび9Bからのオン信号に基づ
いて調理モードを設定する。
【0028】例えば、制御装置10は、調理モードを設
定していない初期状態で上側のスイッチ本体9Aのオン
を検出すると、オン回数に応じて調理モードを「トース
ター」→「レンジ弱」→「レンジ強」→「グリル」→
「トースター」……の順序で変更する。また、下側のス
イッチ本体9Bのオンを検出すると、オン回数に応じて
調理モードを「トースター」→「グリル」→「レンジ
強」→「レンジ弱」→「トースター」……の順序で変更
する。
【0029】操作パネル4には、図8に示すように、調
理モード表示部11A〜11Dが設けられており、これ
ら表示部11A〜11Dには「レンジ強」〜「グリル」
という文字が記されている。そして、各表示部11A〜
11Dの裏側にはランプ11a〜11d(図1参照)が
配設されており、制御装置10は、調理モードに応じた
ランプ11a〜11dを選択的に点灯させることに伴
い、表示部11A〜11Dを選択的に照明し、調理モー
ドの設定状態を使用者に知らせる。尚、制御装置10
は、調理モードを設定していない場合、全てのランプ1
1a〜11dを消灯する。
【0030】操作部材8の基端部には、図4に示すよう
に、ケース7内に位置して回動操作検出手段に相当する
エンコーダ12が連結されている。このエンコーダ12
は、図5に示すように、スイッチ12aおよび12bか
ら構成されたものであり、スイッチ12aおよび12b
は、図6に示すように、操作部材8の回動に伴いパルス
信号S1 およびS2 を出力する。そして、制御装置10
は、出力信号S1 およびS2 の位相差に基づいて操作部
材8の回動方向を検出し、例えば操作部材8が右方向へ
回動操作されたときには、出力信号S1 のパルス数を加
算し、左方向へ回動操作されたときには出力信号S1 の
パルス数を減算する。
【0031】制御装置10には調理時間演算プログラム
が記憶されており、制御装置10は、出力信号S1 のパ
ルス数の計測結果を調理時間演算プログラムに基づいて
処理することに伴い、調理時間を演算する。そして、操
作パネル4には、図8に示すように、液晶表示装置から
なる表示部13が設けられており、制御装置10は、演
算した調理時間を表示部13に表示する。尚、制御装置
10は、操作部材8が回動操作されていない場合、図8
の(a)に示すように、表示部13に調理時間「0」を
表示する。
【0032】操作パネル4にはスタートキー14が設け
られており、制御装置10は、スタートキー14の操作
を検出すると、操作部材8により設定された調理条件で
加熱調理を開始する。また、操作パネル4には取消キー
15が設けられており、制御装置10は、加熱調理の非
実行時に取消キー15の操作を検出すると、設定された
調理条件を取消す(具体的には、調理時間を0秒,調理
モードを非設定状態にする)。また、加熱調理の実行時
に取消キー15の操作を検出すると、加熱調理を中止
し、調理時間を0秒,調理モードを非設定状態にする。
尚、図1のセンサ15aは、加熱調理の進行状態を検出
するものである。
【0033】次に上記構成の作用について説明する。加
熱調理を行うにあたっては、操作部材8を上下方向へ押
圧操作して調理モードを選択した後、操作部材8を回動
操作して調理時間を設定する。例えば「グリル調理」を
行うにあたっては、操作部材8を下方へ2回押圧操作す
る。すると、制御装置10は、図7のステップS1でス
イッチ本体9Bの1回目のオンを検出し、ステップS1
からS2へ移行して調理モードを「トースター」に設定
する。これと共に、図8の(b)に示すように、ランプ
11cを点灯させて表示部11Cを照明し、表示部13
に「トースター」を表示する。
【0034】制御装置10は、調理モードを「トースタ
ー」に設定すると、図7のステップS2からS3へ移行
する。そして、エンコーダ12からの出力信号S1 およ
びS2 を検出する。ここでは、操作部材8が回動操作さ
れておらず、出力信号S1 およびS2 が検出されないた
め、ステップS3で「NO」と判断してステップS1に
復帰する。
【0035】制御装置10は、ステップS1に復帰する
と、スイッチ本体9Bの2回目のオンを検出してステッ
プS2へ移行し、調理モードを「トースター」から「グ
リル」に変更する。そして、ランプ11cを消灯してラ
ンプ11dを点灯させることに伴い、図8の(c)に示
すように、表示部11Dを照明する。これと共に、表示
部13に「グリル」を表示した後、図7のステップS2
からS3を経てS1へ復帰し、ステップS1,S3,S
1を繰返す。
【0036】尚、操作部材8が上方向へ4回押圧操作さ
れた場合、制御装置10は、図8において、調理モード
を「トースター」,「レンジ弱」,「レンジ強」,「グ
リル」に順次変更する。そして、ランプ11c,11
b,11a,11dを順次点灯させ、表示部11C,1
1B,11A,11Dを順次照明する。これと共に、表
示部13に「トースター」,「レンジ弱」,「レンジ
強」,「グリル」を順次表示する。
【0037】また、操作部材8を上下方向へ押圧操作す
るにあたって、回動力が作用し、操作部材8が回動操作
された場合、制御装置10は、図7のステップS1で
「YES」と判断してステップS2へ移行し、調理条件
を変更する。従って、エンコーダ12からの信号が無効
化され、調理時間の設定が禁止される。
【0038】この後、操作部材8が回動操作されると、
制御装置10は、図7のステップS3で「YES」と判
断してステップS4へ移行し、エンコーダ12から出力
されるパルス信号S1 のパルス数をカウントする。そし
て、このカウント結果を演算処理することに伴い、調理
時間を演算した後、図8の(c)に示すように、演算結
果を表示部13に表示する。
【0039】尚、制御装置10は、操作部材8が右方向
へ回動された場合、調理時間の表示を「1秒」単位で増
加させ、操作部材8が左方向へ回動された場合、調理時
間の表示を「1秒」単位で減少させる。これに対して使
用者は、表示部13に目的とする調理時間が表示された
ことを視認することに伴い、操作部材8の回動操作を停
止し、調理時間を希望値に設定する。
【0040】制御装置10は、表示部13に調理時間を
表示すると、スタートキー14が操作されるのを待つ。
そして、スタートキー14が操作されると、上ヒータ6
aを作動させ、グリル調理を行う。この後、設定された
調理時間が経過すると、上ヒータ6aを停止させ、グリ
ル調理を終了させる。そして、調理モードを非設定状態
にすると共に、調理時間を「0」にする(初期状態にす
る)。
【0041】上記実施例によれば、操作部材8を回動操
作および押圧操作することに伴い、異なる種類の調理条
件を設定した。このため、キーおよび摘みを操作して調
理条件を設定していた従来に比べ、調理条件の設定が簡
単になる。しかも、操作部材8を押圧操作した後に、操
作部材8から手を離すと、操作部材8が初期位置に復帰
する。このため、操作部材8をスライド操作して調理モ
ードを設定する場合に比べて、操作部材8の操作ストロ
ークが小さくなるので、装置がコンパクト化される。
【0042】また、操作部8の押圧操作に伴い調理モー
ドを設定し、回動操作に伴い調理時間を設定した。この
ため、調理時間を設定するにあたって、操作部材8を多
数回押圧操作する必要がなくなるので、調理条件の設定
が一層簡単になる。また、操作部材8を上下方向へ押圧
操作するにあたって、回動力が作用し、操作部材8が回
動操作された場合、エンコーダ12からの信号を無効化
し、調理時間の設定を禁止した。このため、操作部材8
に不用意な回動力が作用して、調理モードが意図せずに
変更されることが防止される。
【0043】次に本発明の第2実施例を図9に基づいて
説明する。尚、上記第1実施例と同一の部材については
同一の符号を付して説明を省略し、以下、異なる部材に
ついてのみ説明を行う。制御装置10は、スイッチ本体
9Aおよび9Bのオンを検出すると、スイッチ本体9A
および9Bからのオン信号に基づいてマグネトロン5の
出力を設定する。
【0044】例えば、制御装置10は、マグネトロン5
の出力を設定していない初期状態で上側のスイッチ本体
9Aのオンを検出すると、オン回数に応じてマグネトロ
ン5の出力を「400W」→「500W」→「200
W」→「300W」→「400W」……の順序で変更す
る。また、下側のスイッチ本体9Bのオンを検出する
と、オン回数に応じてマグネトロン5の出力を「400
W」→「300W」→「200W」→「500W」→
「400W」……の順序で変更する。
【0045】操作パネル4には、マイクロ波出力表示部
16A〜16Dが設けられている。これら表示部16A
〜16Dは「500W」〜「200W」という文字が記
されたものであり、各表示部16A〜16Dの裏側には
ランプが配設されている。そして、制御装置10は、マ
グネトロン5の出力を設定していない場合、複数のラン
プを消灯している。
【0046】次に上記構成の作用について説明する。レ
ンジ調理を行うにあたっては、操作部材8を上下方向へ
押圧操作してマグネトロン5の出力を設定した後、操作
部材8を回動して調理時間を設定する。例えば、マグネ
トロン5の出力を300Wに設定する場合、操作部材8
を下方へ2回押圧操作したり、あるいは、上方へ4回押
圧操作する。
【0047】操作部材8が下方へ2回押圧操作された場
合、制御装置10は、スイッチ本体9Bのオンを検出
し、マグネトロン5の出力を「400W」,「300
W」の順序で変更する。そして、複数のランプを順次点
灯させることに伴い、表示部16B,16Cを順次照明
する。
【0048】また、操作部材8が上方へ4回押圧操作さ
れた場合、制御装置10は、スイッチ本体9Aのオンを
検出し、マグネトロン5の出力を「400W」,「50
0W」,「200W」,「300W」の順序で変更す
る。そして、複数のランプを順次点灯させ、表示部16
B,16A,16D,16Cを順次照明する。
【0049】この後、スタートキー14が操作される
と、制御装置10は、マグネトロン5を設定出力で駆動
し、設定された調理時間が経過するまでレンジ調理を行
う。尚、制御装置10は、レンジ調理を終了させると、
マグネトロン5の出力を非設定状態にすると共に、調理
時間を「0」にする(初期状態にする)。
【0050】また、制御装置10は、加熱調理の非実行
時に取消キー15の操作を検出すると、設定された調理
条件を取消す(具体的には、調理時間を0秒,マグネト
ロン5の出力を非設定状態にする)。また、加熱調理の
実行時に取消キー15の操作を検出すると、加熱調理を
中止し、調理時間を0秒,マグネトロン5の出力を非設
定状態にする。
【0051】上記実施例によれば、操作部材8の押圧操
作に伴いレンジ調理の出力を設定し、回動操作に伴いレ
ンジ調理時間を設定した。このため、調理時間を設定す
るにあたって、操作部材8を多数回押圧操作するといっ
た面倒な操作が不要になるので、レンジ調理条件の設定
が一層簡単になる。
【0052】次に本発明の第3実施例を図10に基づい
て説明する。尚、上記第1実施例と同一の部材について
は同一の符号を付して説明を省略し、以下、異なる部材
についてのみ説明を行う。制御装置10は、スイッチ本
体9Aおよび9Bのオンを検出すると、スイッチ本体9
Aおよび9Bからのオン信号に基づいて、ヒータ調理時
の庫内温度を設定する。
【0053】例えば、制御装置10は、庫内温度を設定
していない初期状態で上側のスイッチ本体9Aのオンを
検出すると、オン回数に応じて庫内温度を「200°
C」→「250°C」→「100°C」→「150°
C」→「200°C」……の順序で変更する。また、下
側のスイッチ本体9Bのオンを検出すると、オン回数に
応じて庫内温度を「200°C」→「150°C」→
「100°C」→「250°C」→「200°C」……
の順序で変更する。
【0054】操作パネル4には、庫内温度表示部17A
〜17Dが設けられている。これら表示部17A〜17
Dは「250°C」〜「100°C」という文字が記さ
れたものであり、各表示部17A〜17Dの裏側にはラ
ンプが配設されている。そして、制御装置10は、庫内
温度を設定してない場合、複数のランプを消灯してい
る。
【0055】次に上記構成の作用について説明する。オ
ーブン調理,グリル調理,トースター調理等のヒータ調
理を行うにあたっては、操作部材8を上下方向へ押圧操
作して庫内温度を設定した後、操作部材8を回動して調
理時間を設定する。例えば、庫内温度を「100°C」
に設定する場合には、操作部材8を下方へ3回押圧操作
したり、あるいは、上方へ3回押圧操作する。
【0056】操作部材8が下方へ3回押圧操作された場
合、制御装置10は、スイッチ本体9Bのオンを検出
し、庫内温度を「200°C」,「150°C」,「1
00°C」の順序で変更する。そして、複数のランプを
順次点灯させることに伴い、表示部17B,17C,1
7Dを順次照明する。
【0057】また、操作部材8が上方へ3回押圧操作さ
れた場合、制御装置10は、スイッチ本体9Aのオンを
検出し、庫内温度を「200°C」,「250°C」,
「100°C」の順序で変更する。そして、複数のラン
プを順次点灯させることに伴い、表示部17B,17
A,17Dを順次照明する。
【0058】この後、スタートキー14が操作される
と、制御装置10は、上ヒータ6aおよび6bを選択的
に通断電制御することに伴い、調理室2内を設定された
庫内温度に維持し、設定時間が経過するまで、ヒータ調
理を行う。
【0059】尚、調理室2内には温度センサ(図示せ
ず)が配設されており、制御装置10による上ヒータ6
aおよび6bの通断電制御は、温度センサからの出力信
号が設定された庫内温度値になるように行われる。ま
た、制御装置10は、オーブン調理を終了させると、庫
内温度を非設定状態にすると共に、調理時間を「0」に
する(初期状態にする)。
【0060】また、制御装置10は、加熱調理の非実行
時に取消キー15の操作を検出すると、設定された調理
条件を取消す(具体的には、調理時間を0秒,庫内温度
を非設定状態にする)。また、加熱調理の実行時に取消
キー15の操作を検出すると、加熱調理を中止し、調理
時間を0秒,庫内温度を非設定状態にする。
【0061】上記実施例によれば、操作部材8の押圧操
作に伴い庫内温度を設定し、回動操作に伴い調理時間を
設定した。このため、調理時間を設定するにあたって、
操作部材8を多数回押圧操作するといった面倒な操作が
不要になるので、ヒータ調理条件の設定が一層簡単にな
る。
【0062】次に本発明の第4実施例を図11および図
12に基づいて説明する。尚、上記第1実施例と同一の
部材については同一の符号を付して説明を省略し、以
下、異なる部材についてのみ説明を行う。制御装置10
の記憶部には、複数の調理メニューが3つのグループに
分けて記憶されている。これら各グループ内の調理メニ
ューには、調理メニューを特定するためのメニュー番号
が付与されており、制御装置10は、スイッチ本体9A
および9Bのオンを検出すると、スイッチ本体9Aおよ
び9Bからのオン信号に基づいてメニューグループを選
択する。
【0063】例えば、制御装置10は、メニューグルー
プを選択していない初期状態で上側のスイッチ本体9A
のオンを検出すると、オン回数に応じてメニューグルー
プを「第2のグループ」→「第1のグループ」→「第3
のグループ」→「第2のグループ」……の順序で変更す
る。また、下側のスイッチ本体9Bのオンを検出する
と、オン回数に応じてメニューグループを「第2のグル
ープ」→「第3のグループ」→「第1のグループ」→
「第2のグループ」……の順序で変更する。
【0064】操作パネル4には、図11に示すように、
調理メニュー表示部18A〜18Cが設けられており、
これら表示部18A〜18Cには、第1のグループに属
する複数の調理メニュー〜第3のグループに属する複数
の調理メニューが記されている。そして、各表示部18
A〜18Cの裏側にはランプ(図示せず)が配設されて
おり、制御装置10は、メニューグループに応じたラン
プを選択的に点灯させることに伴い、表示部18A〜1
8Cを選択的に照明し、メニューグループの選択状態を
使用者に知らせる。尚、制御装置10は、メニューグル
ープを設定していない場合、全てのランプを消灯してい
る。
【0065】制御装置10にはメニュー番号演算プログ
ラムが記憶されており、制御装置10は、エンコーダ1
2から出力される信号S1 のパルス数の計測結果をメニ
ュー番号演算プログラムに基づいて処理することに伴
い、メニュー番号を演算し、演算したメニュー番号を表
示部13に表示する。尚、制御装置10は、操作部材8
が回動操作されていない場合、表示部13にメニュー番
号「0」を表示する。
【0066】次に上記構成の作用について説明する。加
熱調理を行うにあたっては、操作部材8を上下方向へ押
圧操作してメニューグループを選択した後、操作部材8
を回動することに伴い、グループの中から調理メニュー
を選択する。例えば第1のグループの中の「肉じゃが」
を行う場合には、操作部材8を上方へ2回押圧操作す
る。
【0067】すると、制御装置10は、図12のステッ
プS11で、スイッチ本体9Aの1回目のオンを検出
し、ステップS11からS12へ移行してメニューグル
ープを「第2のグループ」に設定する。これと共に、所
定のランプを点灯させ、図11の表示部18Bを照明す
る。
【0068】制御装置10は、メニューグループを「第
2のグループ」に設定すると、図12のステップS12
からS13へ移行し、エンコーダ12からの出力信号S
1 およびS2 を検出する。ここでは、操作部材8が回動
操作されておらず、出力信号S1 およびS2 が検出され
ないため、ステップS13で「NO」と判断してステッ
プS11に復帰する。
【0069】制御装置10は、ステップS11に復帰す
ると、スイッチ本体9Aの2回目のオンを検出してステ
ップS12へ移行し、メニューグループを「第2のグル
ープ」から「第1のグループ」に変更する。そして、別
のランプを点灯させることに伴い、図11の表示部18
Aを照明した後、図12のステップS12からS13を
経てS11へ復帰し、ステップS11,S13,S11
……を繰返す。
【0070】尚、操作部材8を上下方向へ押圧操作する
にあたって、回動力が作用し、操作部材8が回動操作さ
れた場合、制御装置10は、ステップS11で「YE
S」と判断してステップS12へ移行し、メニューグル
ープを変更する。従って、エンコーダ12からの信号が
無効化され、後述するメニュー番号の設定が禁止される
ことになる。
【0071】また、操作部材8が下方へ3回押圧操作さ
れた場合、制御装置10は、メニューグループを「第2
のグループ」,「第3のグループ」,「第1のグルー
プ」に順次変更する。そして、ランプを順次点灯させ、
表示部18B,18C,18Aを順次照明する。
【0072】この後、操作部材8が回動操作されると、
制御装置10は、図12のステップS13で「YES」
と判断してステップS14へ移行し、メニューグループ
が選択されているかを判断する。ここでは、メニューグ
ループが選択されているため、ステップS14からS1
5へ移行し、エンコーダ12から出力されるパルス信号
S1 のパルス数をカウントすることに伴い、メニュー番
号を演算した後、演算結果を表示部13に表示する。
【0073】尚、制御装置10は、操作部材8が右方向
へ回動操作された場合、メニュー番号の表示を「1」ず
つ増加させ、操作部材8が左方向へ回動操作された場
合、メニュー番号の表示を「1」ずつ減少させる。これ
に対して使用者は、表示部13に目的とするメニュー番
号が表示されたことを視認することに伴い、操作部材8
の回動操作を停止し、メニュー番号を希望値に設定す
る。
【0074】また、制御装置10は、ステップS14に
おいて、メニューグループが選択されていないと判断す
ると、ステップ14からS11へ復帰する。従って、操
作部材8を押圧操作する前に回動操作しても(メニュー
グループの選択前にメニュー番号を選択しても)、メニ
ュー番号が設定されないことになる。
【0075】制御装置10は、表示部13にメニュー番
号を表示すると、スタートキー14の操作を待つ。そし
て、スタートキー14が操作されると、調理メニュー
「肉じゃが」に対応する自動調理プログラムに従って上
ヒータ6a,下ヒータ6b,マグネトロン9を選択的に
駆動制御し、設定時間が経過するまで自動調理を行う。
尚、制御装置は、自動調理が終了すると、メニューグル
ープおよびメニュー番号を非選択状態にクリア(初期状
態にする)する。
【0076】また、制御装置10は、加熱調理の非実行
時に取消キー15の操作を検出すると、設定された調理
条件を取消す(具体的には、メニューグループおよびメ
ニュー番号を非設定状態にする)。また、加熱調理の実
行時に取消キー15の操作を検出すると、加熱調理を中
止し、メニューグループおよびメニュー番号を非設定状
態にする。
【0077】上記実施例によれば、操作部材8の押圧操
作に伴いメニューグループを選択し、操作部材8の回動
操作に伴いメニューグループの中から調理メニューを選
択した。このため、調理メニューを選択するにあたっ
て、操作部材8を多数回押圧操作する必要がなくなるの
で、調理メニューの選択が簡単になる。
【0078】また、操作部材8を上下方向へ押圧操作す
るにあたって、回動力が作用し、操作部材8が回動操作
された場合、エンコーダ12からの信号を無効化し、メ
ニューグループの設定を禁止した。このため、操作部材
8に不用意な回動力が作用して、メニューグループが意
図せずに変更されることが防止される。
【0079】また、操作部材8が押圧操作される前に回
動操作された場合には、エンコーダ12からの信号を無
効化し、メニュー番号の設定を禁止した。このため、不
用意に操作部材8が回動操作され、メニュー番号が設定
されることが防止される。
【0080】尚、上記第4実施例においては、初期状態
で操作部材8を上下方向へ押圧操作すると、メニューグ
ループが「第2のグループ」に設定される構成とした
が、これに限定されるものではない。しかしながら、操
作部材8の押圧操作回数を極力低減する点から、最も使
用頻度が高いメニューグループが設定されるようにする
と良い。
【0081】また、上記第4実施例においては、スイッ
チ本体9Aおよび9Bのオン回数に基づいてメニューグ
ループを設定したが、これに限定されるものではなく、
例えばスイッチ本体9Aおよび9Bのオン時間に基づい
て設定しても良い。
【0082】次に本発明の第5実施例を図13および図
14に基づいて説明する。尚、上記第1〜第3実施例と
同一の部材については同一の符号を付して説明を省略
し、以下、異なる部材についてのみ説明を行う。まず、
図13において、操作パネル4には、選択手段に相当す
るレンジキー19aおよびヒータキー19bが設けられ
ている。
【0083】そして、制御装置10は、レンジキー19
aの操作を検出すると、上記第2実施例と同様、スイッ
チ本体9Aおよび9Bからのオン信号に基づいてマグネ
トロン5の出力を設定する。また、ヒータキー19bの
操作を検出すると、上記第3実施例と同様、スイッチ本
体9Aおよび9Bからのオン信号に基づいて庫内温度を
設定する。
【0084】操作パネル4には、マイクロ波出力表示部
16A〜16Dおよび庫内温度表示部17A〜17Dが
設けられており、制御装置10は、レンジキー19aが
操作されると、上記第2実施例と同様、操作部材8の押
圧操作に伴い複数のランプを選択的に点灯させ、マイク
ロ波出力表示部16A〜16Dを照明する。また、ヒー
タキー19bが操作されると、上記第3実施例と同様、
操作部材8の押圧操作に伴い複数のランプを選択的に点
灯させ、庫内温度表示部17A〜17Dを照明する。
【0085】次に上記構成の作用について説明する。加
熱調理を行うにあたっては、レンジキー19aあるいは
ヒータキー19bを操作することに伴い、調理モードを
選択する。そして、操作部材8を上下方向へ押圧操作す
ることに伴い、マグネトロン5の出力あるいは庫内温度
を設定した後、操作部材8を回動することに伴い調理時
間を設定する。
【0086】例えばレンジキー19aが操作された場
合、制御装置10は、図14のステップS21で「YE
S」と判断してステップS22へ移行し、スイッチ本体
9Aおよび9Bの操作を検出してステップS23へ移行
する。そして、第2実施例と同様、スイッチ本体9Aお
よび9Bのオン回数に応じてマグネトロン5の出力を変
更すると共に、図13のマイクロ波出力表示部16A〜
16Dを照明する。
【0087】制御装置10は、マグネトロン5の出力を
変更すると、図14のステップS23からS24へ移行
し、エンコーダ12からの出力信号S1 およびS2 を検
出する。そして、ステップS24からS25へ移行し、
出力信号S1 およびS2 に基づいてレンジ調理時間を演
算し、演算結果を表示部13に表示した後、スタートキ
ー14の操作に伴い、レンジ調理を開始する。
【0088】また、ヒータキー19bが操作された場
合、制御装置10は、ステップS21からS26へ移行
し、ステップS26で「YES」と判断してステップS
27へ移行する。そして、スイッチ本体9Aおよび9B
の操作を検出してステップS28へ移行し、第3実施例
と同様、スイッチ本体9Aおよび9Bのオン回数に応じ
て庫内温度を変更すると共に、図13の庫内温度表示部
17A〜17Dを照明する。
【0089】制御装置10は、庫内温度を変更すると、
図14のステップS28からS24へ移行し、エンコー
ダ12からの出力信号S1 およびS2 を検出する。そし
て、ステップS24からS25へ移行し、出力信号S1
およびS2 に基づいてヒータ調理時間を演算し、演算結
果を表示部13に表示した後、スタートキー14の操作
に伴いヒータ調理を開始する。
【0090】上記実施例によれば、レンジキー19aの
操作時には、操作部材8の押圧操作に伴いマグネトロン
5の出力を設定し、回動操作に伴いレンジ調理時間を設
定した。また、ヒータキー19bの操作時には、操作部
材8の押圧操作に伴い庫内温度を設定し、回動操作に伴
いヒータ調理時間を設定した。このため、レンジ調理条
件およびヒータ調理条件を設定する専用の操作部材を別
々に設ける必要がなくなるので、構成が簡素化される。
これと共に、レンジ調理時間およびヒータ調理時間を設
定するにあたって、操作部材8を多数回押圧操作する必
要がなくなるので、調理条件の設定が一層簡単になる。
【0091】尚、上記第2および第5実施例において
は、初期状態で操作部材8を上下方向へ押圧操作する
と、マグネトロン5の出力が「400W」に設定される
構成としたが、これに限定されるものではなく、要は、
最も使用頻度が高い出力が設定されるようにすると良
い。
【0092】また、上記第2および第5実施例において
は、スイッチ本体9Aおよび9Bのオン回数に基づいて
マグネトロン5の出力を設定したが、これに限定される
ものではなく、例えばスイッチ本体9Aおよび9Bのオ
ン時間に基づいて設定しても良い。
【0093】また、上記第3および第5実施例において
は、初期状態で操作部材8を上下方向へ押圧操作する
と、庫内温度が「200°C」に設定される構成とした
が、これに限定されるものではなく、要は、最も使用頻
度が高い庫内温度が設定されるようにすると良い。
【0094】また、上記第3および第5実施例において
は、スイッチ本体9Aおよび9Bのオン回数に基づいて
庫内温度を設定したが、これに限定されるものではな
く、例えばスイッチ本体9Aおよび9Bのオン時間に基
づいて設定しても良い。
【0095】また、上記第1〜第5実施例においては、
操作部材8を上下方向へ押圧操作する構成としたが、こ
れに限定されるものではなく、例えば操作パネル4に沿
う左右方向へ押圧操作する構成としても良い。
【0096】また、上記第1〜第5実施例においては、
操作部材8の押圧操作に伴いケース7を回動させ、操作
部材8を傾斜させる構成としたが、これに限定されるも
のではなく、例えば本発明の第6実施例を示す図15お
よび図16のように構成しても良い。
【0097】ここで、操作パネル4には、スリット20
aを有する縦長なケース20が配設されており、このケ
ース20内には、上端部に位置して圧縮コイルバネ21
およびスイッチ本体9Aが配設され、下端部に位置して
圧縮コイルバネ21およびスイッチ本体9Bが配設され
ている。
【0098】ケース20内にはケース7が収容されてお
り、操作部材8はケース20のスリット20aを通して
外部に突出している。そして、操作部材8に押圧力が作
用していない状態では、両圧縮コイルばね21により、
ケース7および操作部材8がスリット20aの上下方向
中間部(初期位置)に支持され、ケース7の上端面がス
イッチ本体9Aのプランジャ9aに略接触し、下端面が
スイッチ本体9Bのプランジャ9bに略接触し、スイッ
チ本体9Aおよび9Bがオフされている。
【0099】従って、操作部材8を操作パネル4に沿う
上下方向へ押圧操作すると、ケース7の上下端面がプラ
ンジャ9aおよび9bを押圧し、スイッチ本体9Aおよ
び9Bが選択的にオンされる。また、この状態から手を
離すと、圧縮コイルバネ21の復元力によりケース7が
押圧され、スリット20aの中間部に復帰する。このた
め、操作部材8の操作ストロークが一層短縮されるの
で、装置が一層小形化される。
【0100】次に本発明の第7実施例を図17ないし図
19に基づいて説明する。尚、上記第1実施例と同一の
部材については同一の符号を付して説明を省略し、以
下、異なる部材についてのみ説明を行う。まず、図18
において、操作パネル4には、枠体22のシャフト22
a,22aが回動可能に取付けられている。
【0101】枠体22には、ケース7のシャフト7a,
7aが回動可能に取付けられており、操作部材8を操作
パネル4に沿う上下方向へ押圧操作すると、枠体22お
よびケース7が両シャフト22aを中心に上下方向へ回
動する。また、操作部材8を操作パネル4に沿う左右方
向へ押圧操作すると、両シャフト7aを中心として、ケ
ース7が枠体22に対して左右方向へ回動する。
【0102】ケース7の後方にはスイッチ装置9が配設
されており、操作部材8を左右方向へ押圧操作すると、
連結バー9Cの左右端部がプランジャ9aおよび9bを
押圧するので、スイッチ本体9Aおよび9Bが選択的に
オンされる。
【0103】枠体22の後方にはスイッチ装置23が配
設されている。このスイッチ装置23は押圧操作検出手
段に相当するものであり、スイッチ本体23Aおよび2
3Bと、スイッチ本体23Aのプランジャ23aおよび
スイッチ本体23Bのプランジャ23bを連結する連結
バー23Cとから構成されている。
【0104】スイッチ装置23の連結バー23Cは枠体
22のシャフト22aを貫通している。従って、操作部
材8を上方へ押圧操作すると、シャフト22aが矢印A
方向へ回動し、連結バー23Cの上端部がプランジャ2
3aを押圧するので、スイッチ本体23Aがオンされ
る。これと共に、プランジャ23bが連結バー23Cの
下端部により持上げられるので、スイッチ本体23Bが
オフ状態に保持される。
【0105】また、操作部材8を下方へ押圧操作する
と、シャフト22aが矢印Aと反対方向へ回動し、連結
バー23Cの下端部がプランジャ23bを押圧するの
で、スイッチ本体23Bがオンされる。これと共に、プ
ランジャ23aが連結バー23Cの上端部により持上げ
られるので、スイッチ本体23Aがオフ状態に保持され
ることになる。
【0106】ケース7の後方には、左右端部に位置して
圧縮コイルバネ7bが配設されており、これら圧縮コイ
ルばね7b,7bはケース7の後面を支持している。ま
た、枠体22の後方には、上下端部に位置して圧縮コイ
ルバネ7cが配設されており、これら圧縮コイルばね7
c,7cは枠体22の後面を支持している。これによ
り、操作部材8が操作パネル4に対して略垂直な初期位
置に保持されている。
【0107】従って、操作部材8を左右方向へ押圧操作
すると、一方の圧縮コイルばね7bが収縮し、操作部材
8から手を離すと、一方の圧縮コイルバネ7bの復元力
によりケース7が回動され、操作部材8が初期位置に復
帰する。また、操作部材8を上下方向へ押圧操作する
と、一方の圧縮コイルばね7cが収縮し、操作部材8か
ら手を離すと、一方の圧縮コイルバネ7cの復元力によ
り枠体22が回動され、操作部材8が初期位置に復帰す
る。
【0108】制御装置10は、スイッチ本体9Aおよび
9Bのオンを検出すると、スイッチ本体9Aおよび9B
からのオン信号に基づいて調理モードを変更する。例え
ば、調理モードを設定していない初期状態で左側のスイ
ッチ本体9Aのオンを検出すると、図17において、オ
ン回数に応じて調理モードを「トースター」→「レンジ
弱」→「レンジ強」→「グリル」→「トースター」……
の順序で変更する。また、右側のスイッチ本体9Bのオ
ンを検出すると、オン回数に応じて調理モードを「トー
スター」→「グリル」→「レンジ強」→「レンジ弱」→
「トースター」……の順序で変更する。
【0109】操作パネル4には、調理モード表示部11
A〜11Dが設けられ、各表示部11A〜11Dの裏側
にはランプ11a〜11d(図1参照)が配設されてお
り、制御装置10は、調理モードに応じたランプ11a
〜11dを選択的に点灯させることに伴い、表示部11
A〜11Dを選択的に照明し、調理モードの設定状態を
使用者に知らせる。尚、制御装置10は、調理モードを
設定していない場合、全てのランプ11a〜11dを消
灯する。
【0110】制御装置10は、上側のスイッチ本体23
Aのオンを検出すると、設定された調理モードおよび調
理時間で加熱調理を開始する。また、加熱調理が実行さ
れていない状態で下側のスイッチ本体23Bのオンを検
出すると、調理モードおよび調理時間を非設定状態にす
る(加熱調理の取消し)。
【0111】次に上記構成の作用について説明する。操
作部材8を左右方向へ押圧操作すると、制御装置10
は、図19のステップS31で「YES」と判断してス
テップS32へ移行し、調理時間が設定されているかを
判断する。ここでは、操作部材8が回動操作されておら
ず、調理時間が設定されていないので、「NO」と判断
してステップS33へ移行し、スイッチ本体9Aおよび
9Bのオン回数に応じて調理モードを変更する。そし
て、ランプ11a〜11dを点灯させ、表示部11A〜
11Dを照明した後、ステップS31へ復帰する。
【0112】尚、操作部材8を左右方向へ押圧操作する
にあたって、回動力が作用し、操作部材8が回動操作さ
れた場合、制御装置10は、ステップS31で「YE
S」と判断してステップS32およびS33へ移行し、
調理条件を変更する。従って、エンコーダ12からの信
号が無効化され、調理時間の設定が禁止される。
【0113】この状態で操作部材8が回動操作される
と、制御装置10は、ステップS31からS34へ移行
し、ステップS34で「YES」と判断してステップS
35へ移行する。そして、調理モードが設定されている
かを判断する。ここでは、調理モードが設定されている
ので、「YES」と判断してステップS36へ移行し、
エンコーダ12からの出力信号S1 およびS2 に基づい
て調理時間を設定し、第1実施例と同様、表示部13に
表示した後、ステップS31へ復帰する。
【0114】尚、この状態で操作部材8が左右方向へ押
圧操作されると、制御装置10は、ステップS31から
S32へ移行し、調理時間が設定されているかを判断す
る。ここでは、調理時間が設定されているので、ステッ
プS32で「YES」と判断してステップS31へ復帰
する。従って、操作部材8を回動操作した後に左右方向
へ押圧操作した場合には、調理モードの変更が禁止され
る。
【0115】また、調理時間の設定後に操作部材8が下
方へ押圧操作され、スイッチ本体23Bがオンされる
と、制御装置10は、ステップS31からS34を経て
S37へ移行し、ステップS37で「YES」と判断す
ることに伴い、ステップS38へ移行する。そして、設
定した調理モードおよび調理時間を取消した後、ステッ
プS31へ復帰する。
【0116】また、操作部材8が上方へ押圧操作され、
スイッチ本体23Aがオンされると、制御装置31は、
ステップS31,S34,S37からS39へ移行し、
ステップS39で「YES」と判断することに伴いステ
ップS40へ移行する。そして、調理モードおよび調理
時間が設定されているかを判断する。ここでは、調理モ
ードおよび調理時間が設定されているので、ステップS
40で「YES」と判断してステップS41へ移行す
る。
【0117】制御装置10は、ステップS41へ移行す
ると、設定された調理モードおよび調理時間で加熱調理
を開始した後、ステップS41からS42へ移行し、設
定された調理時間が経過したかを判断する。例えば、設
定時間が経過していない場合、ステップS42からS4
3へ移行し、スイッチ本体9A,9B,23A,23B
のオンを検出する。
【0118】ここで、加熱調理の実行中に操作部材8が
上下左右のいずれかの方向に押圧操作され、スイッチ本
体9A,9B,23A,23Bのいずれかがオンされる
と、制御装置10は、ステップS43で「YES」と判
断してステップS44へ移行する。そして、加熱調理を
停止させ、調理モードおよび調理時間を非設定状態にク
リアすることに伴い、加熱調理を取消した後、ステップ
S31へ復帰する。
【0119】また、設定した調理時間が経過するまで、
操作部材8が上下左右のいずれの方向にも押圧操作され
ない場合、制御装置10は、ステップS42で「YE
S」と判断してステップS45へ移行し、加熱調理を終
了した後、ステップS31へ復帰する。尚、制御装置1
0は、加熱調理を終了させると、調理モードおよび調理
時間を非設定状態にクリアする。
【0120】上記実施例によれば、操作部材8が上方へ
押圧操作されることに伴い、加熱調理を開始し、下方へ
押圧操作されることに伴い、加熱調理を取消した。この
ため、調理条件の設定から加熱調理の開始に至る一連の
操作が、同一の操作部材8により迅速に行われるように
なる。しかも、操作部材8が比較的操作され難い上方へ
押圧されることに伴い、加熱調理を開始した。このた
め、操作部材8の誤操作により加熱調理が開始されてし
まうことが防止される。
【0121】また、加熱調理の実行中に操作部材8が押
圧操作されると、加熱調理を取消した。このため、加熱
調理の実行中に操作部材8が不用意に操作され、調理条
件が変更されてしまうことが防止される。
【0122】また、操作部材8の回動操作に伴い調理時
間を設定した後、操作部材8が左右方向へ押圧されたと
きには、スイッチ本体9Aおよび9Bからのオン信号を
無効化し、調理モードの変更を禁止した。このため、操
作部材8が不用意に押圧され、調理モードが意図せずに
変更されることが防止される。
【0123】また、操作部材8を左右方向へ押圧操作し
て調理モードを設定した後、回動操作して調理時間を設
定すると、上述したように、調理モードの変更が禁止さ
れ、調理モードが確定される。このため、操作部材8が
不用意に押圧操作され、調理モードが意図せずに変更さ
れることが防止される。
【0124】また、操作部材8を左右方向へ押圧操作す
るにあたって、回動力が作用し、操作部材8が回動操作
された場合、エンコーダ12からの信号を無効化し、調
理時間の設定を禁止した。このため、操作部材8に不用
意な回動力が作用して、調理モードが意図せずに変更さ
れることが防止される。
【0125】尚、上記第1および第7実施例において
は、初期状態で操作部材8を押圧操作すると、調理モー
ドが「トースター」に設定される構成としたが、これに
限定されるものではない。しかしながら、操作部材8の
押圧操作回数を極力低減する点から、最も使用頻度が高
い調理モードが設定されるようにすると良い。また、上
記第1および第7実施例においては、スイッチ本体9A
および9Bのオン回数に基づいて調理モードを設定した
が、これに限定されるものではなく、例えばスイッチ本
体9Aおよび9Bのオン時間に基づいて設定しても良
い。
【0126】また、上記第7実施例においては、操作部
材8の押圧操作に伴いケース7および枠体22を回動さ
せる構成としたが、これに限定されるものではなく、例
えば本発明の第8実施例を示す図20のように構成して
も良い。
【0127】ここで、操作パネル4には、十字状のスリ
ット24aを有する十字状のケース24が配設されてお
り、ケース24内には、上下端部に位置してスイッチ本
体23Aおよび23Bが配設され、左右端部に位置して
スイッチ本体9Aおよび9Bが配設されている。そし
て、ケース24内にはケース7が収容されており、操作
部材8はケース24のスリット24aを通して外部に突
出している。
【0128】ケース24内には、上下左右端部に位置し
て圧縮コイルバネ21が収容されており、操作部材8に
押圧力が作用していない状態では、4つの圧縮コイルば
ね21により、ケース7および操作部材8がスリット2
4aの中間部(初期位置)に支持されている。そして、
第6実施例と同様、ケース7の上端面がスイッチ本体2
3Aのプランジャ23aに略接触し、下端面がスイッチ
本体23Bのプランジャ23bに略接触している。しか
も、ケース7の左端面がスイッチ本体9Aのプランジャ
9aに略接触し、下端面がスイッチ本体9Bのプランジ
ャ9bに略接触し、スイッチ本体9A,9B,23A,
23Bがオフされている。
【0129】従って、操作部材8を操作パネル4に沿う
上下方向へ押圧操作すると、ケース7の上下端面がプラ
ンジャ23aおよび23bを押圧し、スイッチ本体23
Aおよび23Bが選択的にオンされ、操作部材8を操作
パネル4に沿う左右方向へ押圧操作すると、ケース7の
左右端面がプランジャ9aおよび9bを押圧し、スイッ
チ本体9Aおよび9が選択的にオンされる。
【0130】また、この状態から手を離すと、圧縮コイ
ルバネ21の復元力によりケース7が押圧され、スリッ
ト24aの中間部に復帰する。このため、操作部材8の
操作ストロークが一層短縮されるので、装置が一層小形
化される。
【0131】また、上記第1〜第8実施例においては、
ヒータ調理機能を有する電子レンジに本発明を適用した
が、これに限定されるものではなく、例えばレンジ調理
専用機およびヒータ調理専用機に適用し、操作部材8の
回動操作に伴い調理時間を設定した後、操作部材8を操
作パネル4に沿う方向へ押圧操作すると、加熱調理が開
始される構成にしても良い。この構成の場合、レンジ調
理専用機,ヒータ調理専用機において、操作性が向上す
るので、調理条件の設定が簡単になる。
【0132】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の加熱調理器は次の効果を奏する。請求項1記載の手段
によれば、操作部材を回動操作および押圧操作すること
に伴い、異なる種類の調理条件を設定した。このため、
キーおよび摘みを操作して調理条件を設定していた従来
に比べ、調理条件の設定が簡単になる。しかも、押圧操
作力の除去に伴い、操作部材を初期位置に復帰させた。
このため、操作部材をスライド操作して調理条件を設定
する場合に比べて、操作部材の操作ストロークが小さく
なるので、装置がコンパクトになる。
【0133】請求項2記載の手段によれば、操作部材の
押圧操作に伴い種類が少ない調理条件を設定し、回動操
作に伴い種類が多い調理条件を設定した。このため、調
理条件を設定するにあたって、操作部材を多数回押圧操
作する必要がなくなるので、調理条件の設定が一層簡単
になる。請求項3記載の手段によれば、操作部材の押圧
操作に伴い調理モードを選択し、回動操作に伴い調理時
間を設定した。このため、調理時間を設定するにあたっ
て、操作部材を多数回押圧操作する必要がなくなるの
で、調理条件の設定が一層簡単になる。
【0134】請求項4記載の手段によれば、操作部材の
押圧操作に伴いレンジ調理の出力を設定し、回動操作に
伴い調理時間を設定した。このため、調理時間を設定す
るにあたって、操作部材を多数回押圧操作する必要がな
くなるので、レンジ調理条件の設定が一層簡単になる。
請求項5記載の手段によれば、操作部材の押圧操作に伴
いヒータ調理温度を設定し、回動操作に伴い調理時間を
設定した。このため、調理時間を設定するにあたって、
操作部材を多数回押圧操作する必要がなくなるので、ヒ
ータ調理条件の設定が一層簡単になる。
【0135】請求項6記載の手段によれば、操作部材の
押圧操作に伴いメニューグループを選択し、操作部材の
回動操作に伴いメニューグループの中から調理メニュー
を選択した。このため、調理メニューを選択するにあた
って、操作部材を多数回押圧操作する必要がなくなるの
で、調理メニューの選択が一層簡単になる。
【0136】請求項7記載の手段によれば、レンジ調理
の選択時には、操作部材の押圧操作に伴いレンジ調理の
出力を設定し、回動操作に伴い調理時間を設定した。ま
た、ヒータ調理の選択時には、操作部材の押圧操作に伴
いヒータ調理温度を設定し、回動操作に伴い調理時間を
設定した。このため、レンジ調理条件およびヒータ調理
条件を設定する専用の操作部材を別々に設ける必要がな
くなるので、構成が簡素化される。これと共に、レンジ
調理時間およびヒータ調理時間を設定するにあたって、
操作部材を多数回押圧操作する必要がなくなるので、レ
ンジ調理条件およびヒータ調理条件の設定が一層簡単に
なる。
【0137】請求項8記載の手段によれば、操作部材の
正方向への押圧操作に伴い加熱調理を開始し、逆方向へ
の押圧操作に伴い加熱調理を取消した。このため、操作
部材の操作性が向上し、調理条件の設定から調理開始に
至る一連の動作が迅速に行われるようになる。請求項9
記載の手段によれば、加熱調理の実行中に操作部材が押
圧操作されることに伴い、加熱調理を取消した。このた
め、加熱調理の実行中に操作部材が不用意に操作され、
調理条件が変更されてしまうことが防止される。
【0138】請求項10記載の手段によれば、操作部材
が押圧操作中に回動されたときには、操作部材の回動操
作に伴う調理条件の設定を禁止した。このため、操作部
材の押圧操作時に不用意な回動力が作用し、調理条件が
意図せずに変更されることが防止される。請求項11記
載の手段によれば、操作部材が回動操作された後に押圧
操作されたときには、操作部材の押圧操作に伴う調理条
件の変更を禁止した。このため、操作部材が不用意に押
圧操作され、調理条件が意図せずに変更されることが防
止される。
【0139】請求項12記載の手段によれば、操作部材
が押圧操作および回動操作されることに伴い、操作部材
の押圧操作に伴って設定した先の調理条件を確定させ
た。このため、操作部材が不用意に押圧操作され、調理
条件が意図せずに変更されることが防止される。請求項
13記載の手段によれば、操作部材の回動操作に伴い調
理時間を設定し、押圧操作に伴い加熱調理を開始した。
このため、レンジ調理専用機,ヒータ調理専用機におい
て、操作性が向上し、調理条件の設定が簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す図(電気的構成の概
略を示すブロック図)
【図2】全体構成を示す斜視図
【図3】操作部材の回動機構を示す斜視図
【図4】エンコーダを示す斜視図
【図5】要部の電気回路図
【図6】エンコーダからの出力信号を示す図
【図7】制御装置の制御内容を示すフローチャート
【図8】操作パネルを拡大して示す図
【図9】本発明の第2実施例を示す図8相当図
【図10】本発明の第3実施例を示す図8相当図
【図11】本発明の第4実施例を示す図8相当図
【図12】図7相当図
【図13】本発明の第5実施例を示す図8相当図
【図14】図7相当図
【図15】本発明の第6実施例を示す図(操作部材の移
動機構を示す斜視図)
【図16】スイッチ本体および圧縮コイルばねの収容状
態を示す斜視図
【図17】本発明の第7実施例を示す図8相当図
【図18】図3相当図
【図19】図7相当図
【図20】本発明の第8実施例を示す図15相当図
【符号の説明】
4は操作パネル、8は操作部材、9はスイッチ装置(押
圧操作検出手段)、10は制御装置(調理条件設定手
段,記憶手段)、12はエンコーダ(回動操作検出手
段)、19aはレンジキー(選択手段)、19bはオー
ブンキー(選択手段)、23はスイッチ装置(押圧操作
検出手段)を示す。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作パネルに設けられ、回動操作および
    操作パネルに沿う方向への押圧操作が可能な操作部材
    と、 この操作部材が回動操作されたことを検出して操作量に
    応じた信号を出力する回動操作検出手段と、 前記操作部材が押圧操作されたことを検出して信号を出
    力する押圧操作検出手段と、 前記回動操作検出手段および前記押圧操作検出手段から
    の信号に基づいて異なる種類の調理条件を設定する調理
    条件設定手段とを備え、 前記操作部材は、押圧操作力が除去されると初期位置へ
    復帰することを特徴とする加熱調理器。
  2. 【請求項2】 調理条件設定手段は、押圧操作検出手段
    からの信号に基づいて種類が少ない調理条件を設定し、
    回動操作検出手段からの信号に基づいて種類が多い調理
    条件を設定することを特徴とする請求項1記載の加熱調
    理器。
  3. 【請求項3】 調理条件設定手段は、押圧操作検出手段
    からの信号に基づいて調理モードを選択し、回動操作検
    出手段からの信号に基づいて調理時間を設定することを
    特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
  4. 【請求項4】 調理条件設定手段は、押圧操作検出手段
    からの信号に基づいてレンジ調理の出力を設定し、回動
    操作検出手段からの信号に基づいてレンジ調理時間を設
    定することを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
  5. 【請求項5】 調理条件設定手段は、押圧操作検出手段
    からの信号に基づいてヒータ調理温度を設定し、回動操
    作検出手段からの信号に基づいてヒータ調理時間を設定
    することを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
  6. 【請求項6】 複数の調理メニューを複数のグループに
    分けて記憶する記憶手段を備え、 調理条件設定手段は、押圧操作検出手段からの信号に基
    づいてグループを選択し、回動操作検出手段からの信号
    に基づいて該グループの中から調理メニューを選択する
    ことを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
  7. 【請求項7】 レンジ調理およびヒータ調理を選択する
    ための選択手段を備え、 調理条件設定手段は、レンジ調理が選択されると、押圧
    操作検出手段からの信号に基づいてレンジ調理の出力を
    設定し、回動操作検出手段からの信号に基づいてレンジ
    調理時間を設定し、ヒータ調理が選択されると、押圧操
    作検出手段からの信号に基づいてヒータ調理温度を設定
    し、回動操作検出手段からの信号に基づいてヒータ調理
    時間を設定することを特徴とする請求項1記載の加熱調
    理器。
  8. 【請求項8】 調理条件設定手段は、押圧操作検出手段
    が操作部材の正方向への押圧操作を検出すると、押圧操
    作検出手段からの信号に基づいて加熱調理を開始し、押
    圧操作検出手段が操作部材の逆方向への押圧操作を検出
    すると、押圧操作検出手段からの信号に基づいて加熱調
    理を取消すことを特徴とする請求項1記載の加熱調理
    器。
  9. 【請求項9】 調理条件設定手段は、加熱調理が実行さ
    れている場合、押圧操作検出手段からの信号に基づいて
    加熱調理を取消すことを特徴とする請求項1記載の加熱
    調理器。
  10. 【請求項10】 調理条件設定手段は、押圧操作検出手
    段からの信号を検出しているときに回動操作検出手段か
    らの信号を検出すると、回動操作検出手段からの信号を
    無効化することを特徴とする請求項1記載の加熱調理
    器。
  11. 【請求項11】 調理条件設定手段は、回動操作検出手
    段からの信号を検出した後に押圧操作検出手段からの信
    号を検出すると、押圧操作検出手段からの信号を無効化
    することを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
  12. 【請求項12】 調理条件設定手段は、回動操作検出手
    段からの信号を検出することに伴い、押圧操作検出手段
    からの信号に基づいて先に設定した調理条件を確定する
    ことを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
  13. 【請求項13】 調理条件設定手段は、回動操作検出手
    段からの信号に基づいて調理時間を設定し、押圧操作検
    出手段からの信号に基づいて加熱調理を開始することを
    特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
JP17347396A 1996-07-03 1996-07-03 加熱調理器 Pending JPH1019266A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002347433A (ja) * 2001-05-25 2002-12-04 Fuji Heavy Ind Ltd 車両用空調装置

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JP2002347433A (ja) * 2001-05-25 2002-12-04 Fuji Heavy Ind Ltd 車両用空調装置

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