JPH10192592A - 物干し竿支持装置及び物干し竿支持装置用竿止め具 - Google Patents

物干し竿支持装置及び物干し竿支持装置用竿止め具

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JPH10192592A
JPH10192592A JP133697A JP133697A JPH10192592A JP H10192592 A JPH10192592 A JP H10192592A JP 133697 A JP133697 A JP 133697A JP 133697 A JP133697 A JP 133697A JP H10192592 A JPH10192592 A JP H10192592A
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JP
Japan
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rod
clothes
stopper
receiver
support device
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JP133697A
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Takashi Hiramatsu
喬 平松
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Abstract

(57)【要約】 【課題】常時は物干し竿の竿受けへの掛け外しが容易で
かつ安全であり、必要なときだけに簡便に簡単容易な操
作を行うことによって物干し竿が竿受けから外れる不具
合をなくするようにする、使い勝手のよい物干し竿支持
装置を提供する。 【解決手段】物干し竿の両端をそれぞれ支持梁上に設け
たU字もしくはV字をなす竿受け部に保持せしめて用い
る物干し竿支持装置において、一端側を上記支持装置に
対して物干し竿と直交する面内で回動自在に枢軸取り付
けししかして随時回動操作して他端側に形成した弾性材
からなる湾曲部(12b)に該竿受け上に保持された物
干し竿(30)を弾力的に把持せしめることにより該物
干し竿を留め置きする竿止め具(10)を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物干し竿支持装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、物干し竿の両端を、それぞれ片持
ちもしくは両持ちの支持梁上に設けたU字もしくはてV
字をなす竿受けに保持せしめて用いる物干し竿支持装置
は広く用いられている。代表的には図9に示したような
物干し台が特に広く愛用されている。この従来の物干し
台200はコンクリート製の基台201に設けた孔に通
常2本の、先側がほぼ直角に曲げられて支持梁202
a、203aを形成するようにした鋼管202、203
を立設し、各管の上記支持梁部上にはほぼU字もしくは
V字形状をなす竿受け204、204が固定して設けら
れている。図示の物干し台200を2つ対にして用い、
物干し竿210の両端側を上記竿受け204に掛けるこ
とによって、通常の場合は物干し竿を所定位置に保持さ
せておくことができるとともに物干し竿の物干し台への
掛け外しも大変楽であった。しかしならが、風の強い日
に洗濯物等を掛けて干しておくと強風に煽られて竿が洗
濯物ごと竿受けから外れて地面に落ちてしまうことが起
こり得た。又、布団等の大きくて重いものを竿に掛けよ
うとするとき竿を横方向に押してしまって竿が竿受けか
ら外れてしまうことも起こり得た。
【0003】一方物干し竿が竿受けから外れないように
した物干し竿支持装置として、図10に示す物干し竿固
定具300が提案されている(実開昭58ー3789
5)。それは支持梁に固定するU字形状剛材301と、
該剛材301の両開放端部外側に両端が例えばリベット
303結合により固定されて該剛材の内側において逆タ
コ形状に折り曲げられる弾性材302とから構成されて
いる。そして、物干し竿304は弾性材302の狭めら
れた中央部302bを押し開いて竿受けに着脱される。
従って物干し竿を掛ける竿受け(U字形状剛材301)
を支持梁上の他の竿受けに変えようとするときにもいち
いち力を要すると言う使い勝手の悪さがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明の課題は、常
時は物干し竿の竿受けへの掛け外しが容易かつ安全であ
り、必要なときだけに簡便に簡単容易な操作を行うこと
によって物干し竿が竿受けから外れる不具合をなくする
ようにする、使い勝手のよい物干し竿支持装置を提供す
ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】上記課題
を解決するための請求項1に記載の本発明の物干し竿支
持装置は、物干し竿の両端をそれぞれ支持梁上に設けた
U字もしくはV字をなす竿受け部に保持せしめて用いる
物干し竿支持装置において、一端側を上記支持装置に対
して物干し竿と直交する面内で回動自在に枢軸取り付け
ししかして随時回動操作して他端側に形成した弾性材か
らなる湾曲部に該竿受け上に保持された物干し竿を弾力
的に把持せしめることにより該物干し竿を留め置きする
竿止め具を設けたことを特徴とする。
【0006】この請求項1に記載の発明の物干し竿支持
装置は、竿止め具を使用しないときは物干し竿の竿受け
に対する掛け外しは従来通り容易でかつ竿に頭をぶつけ
ることが起こっても竿が簡単に動いて安全であり、一方
風が強いときとか重く大きいものを掛けるとき等の随時
必要なときだけに竿止め具を回動操作して該竿止め具の
弾性材からなる湾曲部で竿受けに保持された物干し竿を
弾力的に把持させるようにし、しかして竿受けと協動し
て竿を竿受け上に留め置くので、随時必要なときに簡便
にして簡単かつ軽い力の操作を行うだけで物干し竿が竿
受けから外れることを確実に防止することができる。又
上記湾曲部は角度180度を越える円弧状をなして竿の
外面を把持するので、湾曲部に代えてフック部を形成し
該フック部を竿の上面に懸架ししかして該フック部と枢
軸取り付け部との間で竿を支持梁を介して押え込むよう
にする場合に比べて、使用中の竿止め具に生じる応力の
大きさの割には大きい竿の回転抑制力が得られる。
【0007】請求項2に記載の本発明の物干し竿支持装
置は、請求項1に記載の物干し竿支持装置において、竿
止め具が、物干し竿の留め置きとその解除のための操作
用取手部を備えたことを特徴とする。この請求項2に記
載の発明の物干し竿支持装置は、竿止め具に竿の留め置
きとその解除操作用の取手部を設けたので請求項1に記
載した発明の作用効果に加えて該竿止め具の操作が容易
に行える。
【0008】請求項3に記載の本発明の物干し竿支持装
置は、請求項1又は2に記載の物干し竿支持装置におい
て、支持梁は鋼又はアルミニューム製であり、竿受け部
を供する竿受けを該支持梁とは別体で作る場合の該竿受
けは鋼、アルミニューム又は合成樹脂製でありかつ竿止
め具の少なくとも湾曲部をなす弾性材は鋼又は合成樹脂
であることを特徴とする。
【0009】この請求項3に記載の発明の物干し竿支持
装置は、支持梁を鋼又はアルミニューム製とするので材
料費、製作費とも比較的安価にかつ充分な必要強度をも
って製作することができる。なお、特に支持梁を支柱と
一体の管体で形成するとともにステンレス鋼又はアルミ
ニュウムの押し出し成形品とするときは、比較的安価で
しかも使用中に錆の発生の無いものが得られる。又支持
梁自体に加工してU字もしくはV字をなす竿受け部を設
ける場合を除き、該竿受け部を供する竿受けを該支持梁
とは別体で作る場合の該竿受けを鋼、アルミニューム又
は合成樹脂製とするので材料費、製作費とも比較的安価
となる。なお、特に竿受けをステンレス鋼、アルミニュ
ウム又は合成樹脂で製作するときは、比較的安価でしか
も使用中に錆の発生の無いものが得られる。又竿止め具
の少なくとも湾曲部をなす弾性材をばね鋼又は合成樹脂
とするので材料費、製作費とも比較的安価にかつ必要な
弾力性をもって製作することができる。なお、特に竿止
め具をステンレスばね鋼又は合成樹脂製とするときは、
比較的安価でしかも使用中に錆の発生の無いものが得ら
れる。なお又、竿受けと竿止め具とのいずれか一方又は
両方を合成樹脂製とするときは手ざわりの感触が金属の
場合より優れかつ通常金属製とされる物干し竿を支持し
たり把持したりする際の該竿の表面との間の滑り摩擦係
数が大きくなり、竿が回転し難くなる。又金属との衝突
ないし摩擦音も小さくなって使い心地が優れる。なお、
本発明の物干し竿支持装置では竿止め具の弾性材に合成
樹脂を用いても使用中に竿止め具に生じる弾性応力を小
さくできるので疲労による弾力性の劣化を小さく抑える
ことができる。なお又、支持梁と竿受けとの間の固定に
は、溶接、ネジ止め、圧入、加締め等の接合もしくは結
合手段が、材料に応じて適宜広く採用されるべきであ
る。
【0010】請求項4に記載の本発明の物干し竿支持装
置は、請求項1又は2に記載の物干し竿支持装置におい
て、竿止め具の上記一端側は着脱自在に枢軸取り付けさ
れたことを特徴とする。この請求項4に記載の発明の物
干し竿支持装置は、竿止め具を着脱自在に枢軸取り付け
したので、請求項1又は2に記載の物干し竿支持装置の
組立が容易となり、又竿止め具が錆びたり弾力性が経時
劣化したりしたとき等必要に応じた交換も容易となる。
【0011】請求項5に記載の本発明の竿止め具は、一
端側には物干し竿支持装置に対して物干し竿と直交する
面内で回動自在に枢軸取り付けするための取付部を、他
端側には回動操作することにより該物干し竿支持装置の
竿受け部に保持された上記干し竿を弾力的に把持して留
め置くための弾性材からなる湾曲部を設けたことを特徴
とする。
【0012】この請求項5に記載の発明の竿止め具は、
物干し竿の両端を、それぞれ片持ちもしくは両持ちの支
持梁上に設けたU字もしくはてV字状をなす竿受け部に
保持せしめて用いる物干し竿支持装置に使用することに
より、請求項1に記載した発明の場合の作用・効果と同
様の作用・効果を奏する。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の物干し竿支持装置の第1
の実施形態を図1から図6までに示す。なお、図1は上
記実施形態の物干し竿支持装置の竿止め具の斜視図であ
り、図2は竿受けの斜視図であり、図3は上記竿受けに
上記竿止め具を着脱自在に組み付けた状態の斜視図であ
り、図4は竿止め具を装着した竿受けを支持梁上に固定
して物干し竿支持装置を構成した状態、即ちこの実施形
態の物干し竿支持装置の側面図であり、図5は図4の物
干し竿支持装置状態の正面図であり、図6は竿止め具の
使用状態の側面図である。
【0014】図1の竿止め具10は、ここでは弾性に富
むナイロン樹脂等の合成樹脂の一体成形品とされてあ
る。その一端側には、後述する竿受けに設けられた軸孔
に挿通されることにより竿止め具10を該竿受けに対し
て回動自在に取り付けるようにする軸部11を備える。
上記軸部11からは間を空所にして左右に分かれそれぞ
れが断面四角形状をなした本体部12、12の足部12
a、12aがほぼ真直に延び、続いて他端寄りの側で該
本体部12、12は湾曲部12b、12bを形成する。
上記湾曲部12b、12bの内面は180度から好まし
くは270度までの円弧面をなしその円弧の径は物干し
竿の外径よりも若干小さい目の内径に選ばれている。竿
止め具10の他端側には両本体部12、12を再び連結
するとともにここでは湾曲部12b,12bの共通の終
点をなす先端部13が形成されている。又湾曲部12
b,12bの背面の上記他端寄りの側には腕状に外側に
延びた操作用取手部14を備える。
【0015】図2の竿受け20は、ここではアルミの押
し出し成形体を一定幅で輪切り状に切断して製作された
ものを示し、底部が物干し竿の外形よりも大きい曲率半
径で湾曲した概ねU字形状体をなす。U字状をなす竿受
け部21の左右の腕22、23の長さはここでは後述す
る理由で違えられている。竿受け部21の底側には後述
する支持梁に対する取付部24を備える。取付部24は
取付面25と立ち上がり部26とを備え、該立ち上がり
部26の中央部分は竿受け部21側から取付面25側に
向けて切り込みが入れられていてその底部には後述する
アルミ製の支持梁に取付けるためのビス孔27が設けら
れている。立ち上がり部26の左右いずれれか一方側寄
り、ここでは短くされた腕23寄りの側には、上記竿止
め具10の軸部11を挿通せしめることにより竿止め具
10を竿受け20に対して回動自在に取り付けるための
軸孔28が、竿受け20が受ける竿の方向と平行に設け
られている。又竿止め具10の上記軸部11を上記軸孔
28に挿入する際に該竿止め具の足部12a,12aを
逃がして通すためのスリット29が設けられている。
【0016】上記竿止め具10の軸部11を、竿受け2
0の上記軸孔28に挿通して該竿止め具10を該竿受け
20に対して回動自在になして装着するには次のように
する。即ち、軸部11を竿受け20の軸孔28に、足部
12a、12aを該竿受け20のスリット29を通して
逃がしながら挿入した後、本体部12の空所内に該竿受
け20の取付部26と腕23とを通しながら立ち上げ方
向に回動させ、更に湾曲部12b,12bの湾曲を取手
部14等を利用して弾力に抗して力を加えて引き伸ばし
ながら更に回動させて先端部13を該竿受け20の短い
方の腕23の先端を乗り越えさせることによって比較的
簡単に行うことができる。この組み付けを終わった状態
を図3に示す。この状態では竿止め具10を戻し方向に
回動させても先端部13が竿受け20の腕23につかえ
て止まるので、安定な組み付け状態が保持される。な
お、竿止め具10を竿受け20から取り外すときには、
組み付けるときの過程と逆の過程を経ることにより、容
易に取り外すことができる。
【0017】竿止め具10を組み付けた竿受け20を、
アルミの押し出し成形パイプ40の一端側をほぼ直角方
向を向くように緩やか折れ曲げて形成した支持梁41上
に取り付けた完成状態の物干し竿支持装置50を図4と
図5とに示す。アルミ製のパイプ40は図に示したよう
に表面に軸方向に沿った溝状凹所42が形成されてい
て、その凹所42内に竿受け20の取付部24が載置さ
れビス43で固定される。通常支持梁41上には複数の
竿受けを取り付けて使用する。普段は図4(図5)の状
態で竿受け20に竿30を掛けて、従来広く用いられて
いる物干し竿支持装置の場合と同様にして、使用する。
そして随時必要とするときに竿止め具10の操作用取手
部14を手で持って回動操作することによって、湾曲部
12b、12bの開口部分がほぼ横方向から竿30に押
し当てられそして、竿受け20上の竿30に弾力的に嵌
着される。その結果、図6に示したように、物干し竿3
0は竿止め具10の湾曲部12bによって弾力的に把持
された状態となる。そして竿30に対してどの方向に強
い力がかかっても竿30は竿受け20から外れることが
なくなる。なお、竿30は竿受け20の軸孔28の回り
に竿止め具10とともに多少回動する余地が残されて
も、竿受け20の軸孔28が、人が立って竿30を竿受
け20に掛けたり干し物を竿30に掛けたりする側にく
るように設けることにより、竿が実際上動くことはなく
なり全く問題はない。なおその場合、竿30を竿受け2
0に掛ける際に竿30が長い方の腕22に当り易く従っ
て竿受け20に掛け易くなる。竿止め具10を竿30か
ら外すときも取手部14を手で持って、逆方向に回動操
作することによって行う。竿止め具10による竿30の
留め置きとその解除のための操作に要する力は、比較的
力の弱い人でも容易にできる程度に小さくすることがで
きる。
【0018】上記第1の実施形態の物干し竿支持装置
は、支持梁41が支柱も兼ねるアルミニュームパイプ4
0の一部として形成され、竿受け20は支持梁41とは
別体のアルミニューム製とされかつ該竿受け20は上記
パイプの表面に形成した軸方向の溝状凹所42内に載置
した上でネジ止めしたので、軽量で取扱い易く、錆の発
生が無く、そして又アルミニューム製の支持梁41上に
同じくアルミニューム製の竿受け20を確実かつ容易に
固定することができる。又竿止め具10の一端側を竿受
け20の支持梁41寄りの部位に枢軸取り付けしたの
で、支持梁側に特別な加工を必要とせず装置の組み付け
も容易となり、又竿止め具10の全長も短くてすみ操作
も容易となり又組み付け後の見栄えもよくなる。又竿止
め具10を合成樹脂製としたので、物干し竿の留め置き
とその解除のための操作に際して手触りの感触が金属の
場合よりも優れかつ竿止め具10が通常金属製とされる
物干し竿を把持した際の該竿の表面との間の滑り摩擦係
数も大きくなり竿が回転し難くなる。又金属との衝突な
いし接触音も小さくなって使い心地が優れる。
【0019】上記第1の実施形態では、竿止め具10の
一端側を竿受け20と一体の部分に枢軸取付するように
したが、これを支持梁に対して枢軸取付するようにして
も、竿止め具を竿受けに保持された竿に対して用いた状
態で該竿止め具の湾曲部の開口する部分が斜め下方を向
くように構成される限り、一向に差し支えない。又、上
記第1の実施形態では、竿止め具と竿受けとは竿の軸方
向中心を一致させて設けたが、竿止め具の該中心を竿受
けの該中心よりも竿の軸方向外側又は内側のいずれかに
ずらして竿止め具を該竿受けに沿って並ぶ形に設けるよ
うにしてもよい。
【0020】本発明の物干し竿支持装置の第2の実施形
態を図7と図8とに示す。なお、図7は本発明の上記第
2の実施形態の物干し竿支持装置の、竿止め具を使用し
ないで物干し竿を竿受けに掛けた状態を示し、(イ)は
側面図であり、(ロ)は正面図である。図8は竿止め具
を使用した状態を示し、(イ)は側面図であり、(ロ)
は正面図である。
【0021】竿止め具60は、ばね鋼の線体61を曲げ
加工して形成されている。即ち、一端側を後述する支持
梁に設けた軸孔に回動自在に取り付けるための軸部61
aをなすべき直線部分を残して適当な曲率で3/4回転
捻りしかして捻る前の該直線部分(軸部61a)に接し
つつ直交方向へ延びるように成形し、該直交方向へ延び
た部分で該軸部61aに直交する面内で湾曲する湾曲部
61bを形成し、更にその先の該線体61の他端側を該
湾曲部61bの湾曲方向とは反対方向に湾曲するように
曲げて操作用取手部61cを形成している。上記湾曲部
61bの内面はほぼ、180度越え好ましくは270度
までの円弧をなしかつ該円弧の径は後述する物干し竿の
外径よりも若干小さ目の内径に形成されている。鋼帯板
をほぼV字形状に曲げて竿受け部71が形成された竿受
け70は、支持梁91上に溶接で固定されている。な
お、上記支持梁91は鋼管90の、物干し台支柱とすべ
き部分を残した先側部分をほぼ直交方向に緩やな曲線を
描いて折れ曲げて形成してある。支持梁91の、上記竿
受け70のほぼ直下の位置には、該支持梁91をなす管
の中心を通りかつ竿受け70に掛けられる物干し竿80
の方向の軸孔91aが穿設されている。
【0022】上記竿止め具60は、その一端側の上記軸
部61aを上記支持梁91の軸孔91aに一方側から緩
く挿通するとともに、該軸孔91aの他方側から突き出
さしめた先端部分の予め形成してあるねじ部に、袋ナッ
ト62を強くねじ込んで抜け止めすることにより、物干
し竿80と直交する面内で回動自在にして枢軸取り付け
される。竿止め具60を使用しないときは図7に示す状
態で物干し竿が用いられる。そして随時竿止め具60を
使用するときには、竿止め具60を回動させ竿受け70
上の竿80に対して斜上方から操作用取手を用いて押圧
することにより、上記湾曲部61bで該竿80を弾力的
に把持せしめる。このとき図8に示したように、物干し
竿80は竿止め具10の湾曲部12bによって弾力的に
把持された状態となる。そして竿80に対してどの方向
に強い力がかかっても竿80は竿受け70から外れるこ
とがなくなる。なお、竿80は支持梁91の軸孔91a
の回りに竿止め具60とともに多少回動する余地が残さ
れても、人が立って竿80を竿受け70に掛けたり干し
物を該竿80に掛けたりする側から上記湾曲部61bを
該竿上に押圧してこれを把持せしめるようにすることに
より、使用中に物干し竿80が実際上動くことはなく全
く問題はない。竿止め具60を竿80から外すときも取
手部61cを手で持って、逆方向に回動操作することに
よって行う。竿止め具60による竿80の留め置きとそ
の解除のための操作に要する力は、比較的力の弱い人で
も容易にできる程度に小さくすることができる。
【0023】上記第2の実施形態の物干し竿支持装置で
は、竿止め具60を1本のばね鋼の線体を曲げ加工して
枢軸取り付け部をなす転部61aまで一体に形成した場
合を示したが、これを枢軸取り付け部をなすべき軸体を
別途支持梁91に対して回転自在に又は固定して設け、
この軸体に対して先側に湾曲部を形成したばね鋼の線体
又は帯状体からなる竿止め具を固定して又は回転自在に
して取り付けてもよいことは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の物干し竿支持装置の
竿止め具の斜視図である。
【図2】上記第1の実施形態の竿受けの斜視図である。
【図3】上記第1の実施形態の竿受けに竿止め具を着脱
自在に組み付けた後の状態の斜視図である。
【図4】上記第1の実施形態の物干し竿支持装置の側面
図である。
【図5】上記第1の実施形態の物干し竿支持装置の正面
図である。
【図6】上記第1の実施形態の竿止め具の使用状態の側
面図である。
【図7】本発明の第2の実施形態の物干し竿支持装置
の、竿止め具を使用しないときの状態を示し、(イ)は
側面図であり、(ロ)は正面図である。
【図8】上記第2の実施形態の物干し竿支持装置の、竿
止め具を使用したときの状態を示し、(イ)は側面図で
あり、(ロ)は正面図である。
【図9】従来の物干し竿支持装置の側面図である。
【図10】従来の他の物干し竿支持装置の竿受けの側面
図である。
【符号の説明】
10、60…竿止め具 20、70…竿受け 30、80…物干し竿 41、91…支持梁 50、100…物干し竿支持装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物干し竿の両端をそれぞれ支持梁上に設
    けたU字もしくはV字をなす竿受け部に保持せしめて用
    いる物干し竿支持装置において、一端側を上記支持装置
    に対して物干し竿と直交する面内で回動自在に枢軸取り
    付けししかして随時回動操作して他端側に形成した弾性
    材からなる湾曲部に該竿受け上に保持された物干し竿を
    弾力的に把持せしめることにより該物干し竿を留め置き
    する竿止め具を設けたことを特徴とする物干し竿支持装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の物干し竿支持装置にお
    いて、竿止め具が、物干し竿の留め置きとその解除のた
    めの操作用取手部を備えたことを特徴とする物干し竿支
    持装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の物干し竿支持装
    置において、支持梁は鋼又はアルミニューム製であり、
    竿受け部を供する竿受けを該支持梁とは別体で作る場合
    の該竿受けは鋼、アルミニューム又は合成樹脂製であり
    かつ竿止め具の少なくとも湾曲部をなす弾性材は鋼又は
    合成樹脂であることを特徴とする物干し竿支持装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2に記載の物干し竿支持装
    置において、竿止め具の上記一端側は着脱自在に枢軸取
    り付けされたことを特徴とする物干し竿支持装置。
  5. 【請求項5】 一端側には物干し竿支持装置に対して物
    干し竿と直交する面内で回動自在に枢軸取り付けするた
    めの取付部を、他端側には回動操作することにより該物
    干し竿支持装置の竿受け部に保持された上記干し竿を弾
    力的に把持して留め置くための弾性材からなる湾曲部を
    設けたことを特徴とする物干し竿支持装置用竿止め具。
JP133697A 1997-01-08 1997-01-08 物干し竿支持装置及び物干し竿支持装置用竿止め具 Pending JPH10192592A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018121755A (ja) * 2017-01-30 2018-08-09 三協立山株式会社 竿掛け
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