JP6925730B2 - 柄収容保持構造及びちり取り - Google Patents

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Description

本発明は、ほうき等の柄を収容して保持するための柄収容保持構造及びその柄収容保持構造を備えたちり取りに関する。
特開平10−262890号公報には、塵取り本体2の後部に1対の突出腕9,9が後ろ向きに突出し、突出腕9,9先端の内側面に1対の突起10,10がそれぞれ突設されており、箒30の箒本体32および掃毛体を本体装着部8および塵留部7に収容し、箒30の柄部31を把手用杆3の柄装着部13に収容するとともに、突出腕9,9の突起10,10に係合させることにより、箒30が塵取り1に対し一体に装着されセット物Sとして取り扱うことができる発明が記載されている。
従来のこのような塵取りは、所定の柄を備えた所定の箒を保持するものであって、種々の外周形状を有し径方向寸法が種々相違する柄を備えた様々な箒を保持することは困難であった。
特開平10−262890号公報
本発明は、柄の外周の形状やある程度の径方向寸法の相違にかかわらず柄を確実に保持することが可能な柄収容保持構造及びその柄収容保持構造を備えたちり取りを提供することを目的とする。
本発明の柄収容保持構造及びちり取りは、次のように表すことができる。
(1) 柄の所定長部分を収容し得る収容溝状部であって、その軸線方向に直交する方向における所定の向きに開口するものを有すると共に、
前記柄のうち前記所定長部分の軸線方向一方の側の部分を挟圧保持し得る柄挟圧機構を、前記収容溝状部の軸線方向の何れかの側に有することを特徴とする柄収容保持構造。
柄の所定長部分を、所定の向きに開口する収容溝状部に収容することにより、その柄の姿勢を収容溝状部により(概ね、軸線方向及び所定の向きの変位を除き)安定的に維持し得る。
更に、その柄のうち前記所定長部分の軸線方向一方の側の部分を、柄挟圧機構により挟圧保持することにより、種々の外周形状を有しまた収容溝状部に収容し得る程度に径方向寸法が種々相違する柄を確実に保持することができる。
すなわち、柄の外周の形状やある程度の径方向寸法の相違にかかわらず、軸線方向に一連に形成された所定の向きに開口する収容溝状部と柄挟圧機構において、柄を安定的な姿勢に維持し且つ確実に保持することが可能である。
(2) 上記柄挟圧機構が、上記柄のうち上記所定長部分の軸線方向一方の側の部分を上記所定の向きと逆向きに受け入れて上記収容溝状部の軸線方向にほぼ直交する方向に挟圧保持し得るものである上記(1)記載の柄収容保持構造。
(3) 上記柄挟圧機構が、上記軸線方向にほぼ直交する方向に相対する挟圧部を有し、その相対する挟圧部同士の間に上記柄を挟圧し得るものである上記(1)又は(2)記載の柄収容保持構造。
(4) 上記柄挟圧機構が、上記柄のうち上記所定長部分の軸線方向一方の側の部分を弾性的に挟圧し得るものである上記(1)乃至(3)の何れか1項に記載の柄収容保持構造。
(5) 上記収容溝状部内の横断面形状が、上記所定の向きと逆向きに漸次溝幅が縮小するもの又は縮小する部分を有するものである上記(1)乃至(4)の何れか1項に記載の柄収容保持構造。
この場合、柄の所定長部分が収容溝状部に収容されることにより、柄の外周の形状や径方向寸法の相違にかかわらず、その柄の姿勢が、収容溝状部により(概ね、軸線方向及び所定の向きの変位を除き)安定的に維持され易い。
(6) 上記収容溝状部の軸線方向の何れかの側に、前記収容溝状部よりも拡幅した状態で前記所定の向きに開口する拡幅溝状部を有し、
前記拡幅溝状部内に上記柄挟圧機構を有する上記(1)乃至(5)の何れか1項に記載の柄収容保持構造。
拡幅溝状部は収容溝状部よりも拡幅しているので、柄挟圧機構を設けるため又は柄挟圧機構が作動するための幅方向空間が得られ、而も柄挟圧機構が拡幅溝状部により覆われているので、柄の挟圧保持以外の取り扱い上も好ましい。
(7) 上記相対する挟圧部として相対する挟圧片を備えた挟圧部材を有し、その挟圧部材の基部側部分が、上記拡幅溝状部の溝底側に結合して上記柄挟圧機構を構成している上記(6)記載の柄収容保持構造。
(8) 把手部を有するちり取りであって、前記把手部に上記(1)乃至(5)の何れか1項に記載の柄収容保持構造を備え、その把手部の軸線方向と上記収容溝状部の軸線方向が対応しているちり取り。
柄の外周の形状やある程度の径方向寸法の相違にかかわらず、把手部が備える柄収容保持構造における軸線方向に一連に形成された収容溝状部と柄挟圧機構において、柄を安定的な姿勢を維持し且つ確実に保持することが可能である。
(9) 把手部を有するちり取りであって、前記把手部に上記(6)又は(7)記載の柄収容保持構造を備え、その把手部の軸線方向と上記収容溝状部の軸線方向が対応しており、
前記把手部と結合したちり受け部を有し、前記把手部が備える前記柄収容保持構造における収容溝状部又は拡幅溝状部が、その軸線方向において、前記ちり受け部の内側の空間に開口しているちり取り。
柄の外周の形状やある程度の径方向寸法の相違にかかわらず、把手部が備える柄収容保持構造における軸線方向に一連に形成された所定の向きに開口する収容溝状部と拡幅溝状部の柄挟圧機構において、柄を安定的な姿勢を維持し且つ確実に保持することが可能である。
而も、把手部が備える上記柄収容保持構造における収容溝状部又は拡幅溝状部が、その軸線方向において、ちり受け部の内側の空間に開口しているという構造を利用して、柄を収容保持する箒やモップ等とちり取りを全体としてコンパクト化することができる。
(10) 把手部が備える上記柄収容保持構造における収容溝状部に所定長部分が収容されて上記柄挟圧機構により挟圧保持され得る柄を有する箒又はモップを備えた上記(8)又は(9)記載のちり取り。
本発明の柄収容保持構造及びちり取りによれば、柄の外周の形状やある程度の径方向寸法の相違にかかわらず、軸線方向に一連に形成された収容溝状部と柄挟圧機構において、柄を安定的な姿勢に維持し且つ確実に保持することが可能である。
ちり取りの正面図である。 ちり取りの正面側斜視図である。 ちり取りの側面図である。 ちり取りの正面側分解斜視図である。 ちり取りの背面側斜視図である。
[1] 本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。
図面は本発明の実施の形態の一例に関するものである。
(1) この例のちり取りDは、ちり受け部Pの基部に把手部Hの先端部(正面図における下端部)が結合してなるものであり、柄挟圧機構Nを除いて合成樹脂により一体的に成形されてなる。
(2) ちり受け部Pの横幅(正面図における左右幅)は、基部から前方(正面図における下方)に向かうに従って拡大する。正面図におけるちり受け部Pの基部(正面図の上部)は、弦に相当する部分が前側に位置する略弓形状をなす。
(3) ちり取りDの背面側を水平面上に載置した状態において、ちり受け部Pの底板部(正面図における背面側に位置する)は、先端部から基部側に向かって一定の縦幅(正面図における上下方向幅)にわたり上向き(図3における左向き)に傾斜した掃き込み縁部Paを有し、次いで急下降(図3における右向き)し、その後、基部まで水平状(図3における垂直状)をなす。
同じくちり取りDの背面側を水平面上に載置した状態において、ちり受け部Pの周壁部Wは、ちり受け部Pの先端部の両側から基部の把手部Hの先端部が結合した部分まで一定高さであり、把手部Hが結合した部分の周壁部Wは、把手部Hの底部(背面側)に沿ったU字状に高さが変化する。
(4) 把手部Hは、その全長にわたり正面側(所定の向き。図3における左向き)に開口し、軸線方向が直線状である略U字状横断面の溝状部を構成している。
把手部Hのうち、基部側の所定長部分は横断面略U字形状の収容溝状部Gを構成し、先端側の部分は、収容溝状部Gよりも正面図における左右幅が拡幅した横断面略U字形状の拡幅溝状部Kを構成し、収容溝状部Gと拡幅溝状部Kは、横断面略U字形状で両側が湾曲状(正面図における下方に向かって漸次拡開する)をなす幅変化部Jを介して、一定の軸線に沿った溝状構造が軸線方向に連続している。
収容溝状部Gは、内部の横断面形状がその軸線方向において一定であり、対象とする柄S1の所定長部分を収容し得る。柄S1の所定長部分が収容溝状部Gに収容されることにより、柄S1の姿勢が収容溝状部Gにより(概ね、軸線方向及び所定の向きである正面向きの変位を除き)安定的に維持され得る。
把手部Hの基端部(正面図における上端部)は、収容溝状部Gが軸線方向(正面図における上方)において外部空間に開口する。
把手部Hの先端部は、拡幅溝状部Kが軸線方向(正面図における下方)においてちり受け部Pの内側の空間に開口している。
ちり取りDの背面側を水平面上に載置した状態において、把手部Hの底部(背面側)は、水平面の上方に位置し、把手部Hの上部(正面側)の高さ位置は、周壁部Wの上部(正面側)の高さ位置と等しい。
(5) 柄挟圧機構N
拡幅溝状部K内には、対象とする柄S1のうち所定長部分の軸線方向一方の側の部分を、所定の向きである正面向きと逆向き(背面向き)に受け入れて正面図における左右方向に弾性的に挟圧保持し得る柄挟圧機構Nを有する。
柄挟圧機構Nは、正面図における左右方向に相対する弾性挟圧片N2(可動挟圧部)を備えた合成樹脂製の挟圧部材N1の基部側部分が、拡幅溝状部Kの溝底側に固定されることにより構成されている。柄S1の挟圧保持は、左右の弾性挟圧片N2が、柄S1の外周の形状や径方向寸法の相違に応じた状態に互いに左右に弾性的に拡開して行い得る。すなわち例えば、柄の径が比較的大きい場合は弾性挟圧片N2は左右に比較的大きく拡開してその柄を挟圧保持し得、柄の径が比較的小さい場合は弾性挟圧片N2は左右に比較的小さく拡開してその柄を挟圧保持し得、また、柄の外周の形状に応じた具合に弾性挟圧片N2が左右に拡開してその柄を挟圧保持し得る。
この柄挟圧機構Nを有する拡幅溝状部Kと収容溝状部Gにより、柄収容保持構造が構成されている。拡幅溝状部K内は収容溝状部Gよりも拡幅しているので、種々の外周形状を有しまた径方向寸法が種々相違する柄の挟圧保持のための弾性挟圧片N2の可動域を拡幅溝状部Kの両内側壁との間に有するものとすることができる。
(6) 箒
この柄収容保持構造が対象とする柄S1は、主に箒Sの柄S1である。
柄S1は、例えばアルミニウム若しくはステンレス鋼製の円筒状又は略楕円筒状のものの他、外周面部に節を有し枝は除去された天然の竹若しくは天然の竹を模したものであってもよい。柄S1の軸線は直線状又はほぼ直線状である。
図1に二点鎖線で示されるように、柄S1の所定長部分が収容溝状部Gに収容され、その柄S1のうちその所定長部分の先端側(正面図における下端側)の部分が柄挟圧機構Nにおける挟圧部材N1の弾性挟圧片N2に保持された状態において、箒Sの掃き部S2は、ちり受け部Pにほぼ収容される。なお、図1において弾性挟圧片N2は非拡開状態を示す。
[2] 本発明の実施の形態を、上記以外の形態を含めて更に説明する。
(1) 本発明の柄収容保持構造は、収容溝状部と柄挟圧機構を有し、本発明のちり取りは、本発明の柄収容保持構造を備えた把手部を有する。
(2) 柄
本発明の柄収容保持構造が対象とする柄は、例えば、箒やモップ等の柄であるが、これに限るものではない。
柄は例えば筒状若しくは棒状等とすることができ、柄の外周面部の形状は、例えば、円、楕円若しくはその他の閉曲線断面の筒状、正10角形、正八角形、正六角形、正方形等の正多角形、若しくはその他の多角形、外周面部に節を有し枝は除去された天然の竹の形状若しくは天然の竹を模した形状、天然の木若しくは天然の木を模した形状とすることができるが、これらに限るものではない。
柄の軸線は直線であることが最も一般的であるが、必ずしもこれに限るものではない。
柄の材質としては、例えば、鋼若しくはステンレス鋼、アルミニウム若しくはアルミニウム合金等の金属(表面に合成樹脂被覆や塗装を施されたものを含む)、合成樹脂、竹や木等の天然素材を挙げることができる。
(3) 収容溝状部
収容溝状部は、その軸線方向に直交する方向における所定の向きに開口し、対象とする柄の所定長部分(必ずしも柄における位置が特定されていることを要するものではない。)を収容し得るものである。収容溝状部については、外周部を把持し得る部分(例えば把手部の一部又は全部)として用いることもできる。
柄の所定長部分が収容溝状部に収容されることにより、柄の姿勢が収容溝状部により(概ね、軸線方向及び所定の向きの変位を除き)安定的に維持され得る。
収容溝状部内の横断面形状は、前記所定の向きと逆向きに漸次溝幅(概ね、収容溝状部の軸線方向及び所定の向きに直交する方向の幅)が縮小するもの又は縮小する部分を(例えば溝底部側、開口部側、又は中間部の何れかの位置に)有するものであることが望ましい(例えば横断面が略V字形状、略半円形状、略U字形状等であるもの)。柄の所定長部分が収容溝状部に収容されることにより、柄の外周の形状や径方向寸法の相違にかかわらず、柄の姿勢が収容溝状部により(概ね、軸線方向及び所定の向きの変位を除き)安定的に維持され易いからである。
収容溝状部内の横断面形状は、その軸線方向において一定であるものとすることが望ましいが、これに限るものではない。
収容溝状部は、その軸線方向における両側に開口するものとすることができるほか、例えば、拡幅溝状部を有する側に開口し他の側は閉塞したものとすることもできる。
(4) 柄挟圧機構
収容溝状部の軸線方向の何れかの側に、対象とする柄のうち所定長部分の軸線方向一方の側の部分を(例えば弾性的に)挟圧保持し得る柄挟圧機構を有する。
この柄挟圧機構は、対象とする柄のうち所定長部分の軸線方向一方の側の部分を前記所定の向きと逆向きに受け入れて収容溝状部の軸線方向にほぼ直交する方向(好ましくは所定の向きにほぼ直交する方向)に挟圧保持し得るものとすることができる。
柄挟圧機構は、拡幅溝状部の軸線方向にほぼ直交する方向(好ましくは所定の向きにほぼ直交する方向)に相対する挟圧部を有し、その相対する挟圧部同士の間に柄を(例えば弾性的に)挟圧し得るものとすることができる。
前記挟圧部は、相対する両方又は一方が可動の挟圧部(好ましくは両方が可動の挟圧部)とすることができ、相対する両方又は一方の可動挟圧部は例えば挟圧片(好ましくは弾性挟圧片)とすることができる。
また、前記相対する挟圧片を備えた挟圧部材(例えば合成樹脂製および/または金属製の挟圧部材)を有し、その挟圧部材の基部側部分が、拡幅溝状部の溝底側に結合(例えば、ねじやビス等による固定や嵌合固定等)して柄挟圧機構を構成しているものとすることもできる。
(5) 拡幅溝状部等
収容溝状部の軸線方向の何れかの側に、前記収容溝状部よりも拡幅(概ね、拡幅溝状部の軸線方向及び所定の向きに直交する方向の幅が拡幅)した状態で前記所定の向きに開口する拡幅溝状部を有するものとすることができる。拡幅溝状部については、外周部を把持し得る部分(例えば把手部の一部)として用いることもできる。
収容溝状部と拡幅溝状部は、溝状構造が軸線方向に連続している(例えば、傾斜状若しくは湾曲状の幅変化部を介して連続するもの、幅が変化する段差部を介して連続するもの等)ことが、外周部を把持し得る部分(例えば把手部の全部又は一部)として用いる場合等において全体としての強度や剛性を高める上で好ましい。但し、必ずしもこれに限るものではなく、例えば収容溝状部と拡幅溝状部が非溝状の連結部を介して連結しているものとすることもできる。これら何れの場合も収容溝状部と拡幅溝状部が軸線方向に一連に形成されているものとすることができる。
収容溝状部の軸線と拡幅溝状部の軸線は、概ね、一致する又は平行であることが好ましいが、必ずしもこれに限るものではない。
拡幅溝状部内には、対象とする柄のうち所定長部分の軸線方向一方の側の部分を、前記所定の向きと逆向きに受け入れて拡幅溝状部の軸線方向にほぼ直交する方向(好ましくは所定の向きにほぼ直交する方向)に(例えば弾性的に)挟圧保持し得る柄挟圧機構を有する。柄を挟圧保持するための柄挟圧機構が拡幅溝状部内に位置するので、柄の挟圧保持以外の取り扱い上(例えば外周部を把手部等として把持する等の取り扱い上)好ましい。
拡幅溝状部内は収容溝状部よりも拡幅しているので、柄挟圧機構を設けるため又は柄挟圧機構が作動するための幅方向空間が得られ、種々の外周形状を有しまた径方向寸法が種々相違する柄を挟圧保持し得る柄挟圧機構を設けることができる。例えば前記可動の挟圧部が拡幅溝状部の幅方向に可動である場合に、種々の外周形状を有しまた径方向寸法が種々相違する柄の挟圧保持のための挟圧部の可動域を有するものとすることができる。
収容溝状部の軸線方向のうち拡幅溝状部を有しない側は、例えば、軸線方向に開口するもの、閉塞したもの、筒状、棒状又はその他の形状であるものとすることができる。
収容溝状部を含み、その収容溝状部の軸線方向に延びる構造部としては、例えば、その全部又は部分が溝状部であってその溝状部の全長を収容溝状部と拡幅溝状部が形成するものとすること、前記構造部のうちの部分が溝状部であって非溝状部を介して収容溝状部と拡幅溝状部が位置するものとすること、又は、前記構造部のうちの部分が溝状部であってその溝状部が収容溝状部であり非溝状部に柄挟圧機構を有するものとすることができる。或いは例えば、前記構造部の全部又は部分が溝状部であり、溝状部のうち部分が収容溝状部で、それ以外の溝状部に柄挟圧機構を有し、溝状部のうち柄挟圧機構を有する部分の側壁部が外側方突出状に形成されているか又は外側方に開口する等して柄挟圧機構が占める空間又は柄挟圧機構の作動空間が設けられているものとすることができる。
(6) ちり取り
本発明のちり取りは、把手部を有し、その把手部に本発明の柄収容保持構造を備えており、その把手部の軸線方向と、柄収容保持構造における収容溝状部の軸線方向が対応している(例えば一致又は平行状である)ものである。
また本発明のちり取りは、把手部と結合したちり受け部を有し、その把手部が備える柄収容保持構造における収容溝状部又は拡幅溝状部が、その軸線方向において、ちり受け部の内側の空間に開口しているものとすることができる。
また本発明のちり取りは、把手部が備える柄収容保持構造における収容溝状部に所定長部分が収容されて拡幅溝状部における柄挟圧機構により(好ましくは弾性的に)挟圧保持され得る柄を有する箒又はモップを備えたものとすることができる。
この場合、柄の所定長部分が収容溝状部に収容され、その柄のうち前記所定長部分の軸線方向一方の側の部分が柄挟圧機構により挟圧保持された状態において、箒の掃き部又はモップヘッドがちり受け部にほぼ収容され得るものとすることが好ましい。
D ちり取り
G 収容溝状部
H 把手部
J 幅変化部
K 拡幅溝状部
N 柄挟圧機構
N1 挟圧部材
N2 弾性挟圧片
P ちり受け部
Pa 掃き込み縁部
S 箒
S1 柄
S2 掃き部
W 周壁部

Claims (10)

  1. 柄の所定長部分を収容し得る収容溝状部であって、その軸線方向に直交する方向における所定の向きに開口するものを有すると共に、
    前記収容溝状部の軸線方向の何れかの側に、前記収容溝状部よりも拡幅した状態で前記所定の向きに開口する拡幅溝状部を有し、
    前記柄のうち前記所定長部分の軸線方向一方の側の部分を挟圧保持し得る柄挟圧機構を、前記拡幅溝状部内に有し、
    前記柄挟圧機構と前記拡幅溝状部との間に、前記柄挟圧機構が前記柄の外周形状や径方向寸法に応じてその柄を挟圧保持するための当該柄挟圧機構の可動域を有することを特徴とする柄収容保持構造。
  2. 上記柄挟圧機構が、上記拡幅溝状部の軸線方向にほぼ直交する方向に相対する挟圧部を有し、その相対する挟圧部同士の間に上記柄を挟圧し得るものであり、
    前記相対する挟圧部の両方が可動の挟圧部であり、その両可動挟圧部と前記拡幅溝状部との間に、それぞれ、当該可動挟圧部の可動域を有する請求項記載の柄収容保持構造。
  3. 上記柄挟圧機構が、上記拡幅溝状部の軸線方向にほぼ直交する方向に相対する挟圧部を有し、その相対する挟圧部同士の間に上記柄を挟圧し得るものであり、
    前記相対する挟圧部の一方が可動の挟圧部であり、その可動挟圧部と前記拡幅溝状部との間に、当該可動挟圧部の可動域を有する請求項記載の柄収容保持構造。
  4. 上記相対する挟圧部として相対する挟圧片を備えた挟圧部材を有し、その挟圧部材の基部側部分が、上記拡幅溝状部の溝底側に結合して上記柄挟圧機構を構成している請求項2又は3記載の柄収容保持構造。
  5. 上記柄挟圧機構が、上記柄のうち上記所定長部分の軸線方向一方の側の部分を上記所定の向きと逆向きに受け入れて上記拡幅溝状部の軸線方向にほぼ直交する方向に挟圧保持し得るものである請求項1乃至4の何れか1項に記載の柄収容保持構造。
  6. 上記柄挟圧機構が、上記柄のうち上記所定長部分の軸線方向一方の側の部分を弾性的に挟圧し得るものである請求項1乃至の何れか1項に記載の柄収容保持構造。
  7. 上記収容溝状部内の横断面形状が、上記所定の向きと逆向きに漸次溝幅が縮小するもの又は縮小する部分を有するものである請求項1乃至の何れか1項に記載の柄収容保持構造。
  8. 把手部を有するちり取りであって、前記把手部に請求項1乃至の何れか1項に記載の柄収容保持構造を備え、その把手部の軸線方向と上記収容溝状部の軸線方向が対応しているちり取り。
  9. 把手部を有するちり取りであって、前記把手部に請求項1乃至7の何れか1項に記載の柄収容保持構造を備え、その把手部の軸線方向と上記収容溝状部の軸線方向が対応しており、
    前記把手部と結合したちり受け部を有し、前記把手部が備える前記柄収容保持構造における収容溝状部又は拡幅溝状部が、その軸線方向において、前記ちり受け部の内側の空間に開口しているちり取り。
  10. 把手部が備える上記柄収容保持構造における収容溝状部に所定長部分が収容されて上記柄挟圧機構により挟圧保持され得る柄を有する箒又はモップを備えた請求項8又は9記載のちり取り。
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