JPH10192414A - レーザ補助による薬剤のデリバリー装置 - Google Patents

レーザ補助による薬剤のデリバリー装置

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JPH10192414A
JPH10192414A JP10000478A JP47898A JPH10192414A JP H10192414 A JPH10192414 A JP H10192414A JP 10000478 A JP10000478 A JP 10000478A JP 47898 A JP47898 A JP 47898A JP H10192414 A JPH10192414 A JP H10192414A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レーザにて処置された組織にあらゆる形状に
薬剤を到達させることができるようにすること。 【解決手段】 所定量の薬剤、薬剤溶液或いは他の物質
を、人間の心臓中のTMR経路などの開口や人体内の他
のレーザにて処置された領域に分配するための装置は、
光学ファイバやファイババンドルなどのレーザデリバリ
ー手段を、TMR経路などの開口やレーザにて処置され
た領域を作るために、人間の心臓の表面や他の身体の構
造の近傍にガイドするためのレーザ入口をもつ分岐した
針を備えている。薬剤入口が薬剤を受理して、これをT
MR或いは他のレーザにて処置された領域に送出する。
他の態様において、薬剤導管が、レーザデリバリー手段
内に基本的には同軸に配置される。オプションとして、
穿孔先端および/またh吸引デバイスが、装置を処置す
べき組織の近傍に位置決めるのに役立つ。ピストンつま
りシリンジ要素を駆動することにより、薬剤は、手動で
或いは自動的に分配される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、全般的には、レー
ザのエネルギーの助けにより、身体の部分に、所定の処
方および所定量の薬剤や他の材料を到達させる装置およ
び方法に関する。より詳細には、本発明は、心筋貫通血
管再形成術(TransMyocardial Revascularization :TM
R)処置など、外科的および/または経皮的処置に関し
て、組織の選択された部分に、所定の処方および量の薬
剤、医薬品或いは他の材料を到達させる装置および方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】心臓疾患の処置において、心筋の血液供
給を改善するある方法を、心臓の心筋内に通路を作るこ
と、すなわち、血管貫通血管再形成術(TMR)と称し
ている。外科的な「心筋の鍼術」の形態をなす、針を用
いた処置は、1960年代より、臨床にて用いられてき
た(Deckelbaum. L.I.の「レーザテクノロジーの心臓血
管への応用(外科および内科におけるレーザ15:第31
5頁〜341頁(1994年))」。この技術は、血液が心室から
経路(チャンネル)を経て、直接、経路と連通した他の
血管まで、或いは、心筋の微少循環に連結した心筋の洞
様血管まで通過できることにより、虚血を和らげると信
じられている。多くの外科的TMR研究がなされてき
た。これには、心筋の鍼術をなすために針を用いたり、
組織を機械的に置換および/または除去するためのボー
リングなど初期の研究を含んでいる。このような研究
は、外科的に心臓を露出し、続いて針を挿入して、心外
膜、心筋および心内膜を通った通路を形成し、心室から
の血液を灌流できるようにすることを含んでいる。針を
用いた初期の研究は、新たに生成された経路が急性の血
栓に晒され、その後に、経路の閉鎖を招く組織および繊
維症の凝固が生じることを示している。このような経路
が開いたまま維持されないという知識により、針を用い
たTMRが衰えたことは興味深い。しかしながら、TM
Rの経路を生成するために用いられる医療レーザの出現
により、TMR処置が、再浮上したことも興味深い。組
織学上の開放性の証拠である、レーザにて生成された経
路中の内皮に裏打ちされた区域は、レーザ経路の管腔
が、血液適合性(hemocompatible)を持つことができ、か
つ、開放性を維持している。心臓血管の組織への光学的
照射による、既知の温度効果により、レーザ生成された
経路の周囲に、焼け焦げた薄い領域が生じる。さらに、
最近の組織学的な証拠には、心筋貫通経路(transmyocar
dial channel)をふさぐ膠原質の近傍の新しい血管形成
の可能性が示され、これにより、開放性を維持する経路
が形成され、或いは、これらが形成されていないTMR
からの利益が示唆されている。
【0003】レーザエネルギーを用いた外科的なTMR
処置は先行技術に記載されている。1987年4月21日にHa
rdyに付与された米国特許第4,658,817号は、ハンドピー
スが取り付けられ、接合されたアームに連結されたCO
2レーザを用いた外科的TMRのための装置および方法
を教示している。ハンドピースは、単一のアパーチャか
らレーザエネルギーを発し、かつ、心臓の表面の周囲を
移動して、所望の数の経路を生成する。1995年1月10日
にAita他に付与された米国特許第5,380,316号は、外科
的処置において開かれた胸部のキャビティに挿入された
可撓性のレーザ装置を使用することの教示を表明してい
る。可撓性の装置の遠隔端にあるレンズが、レーザエネ
ルギーの焦点をあわせるために用いられ、装置は、所望
の数の経路を生成するために心臓の表面の周囲を移動す
る。
【0004】1995年2月14日にAita他に付与された米国
特許第5,389,096号は、制御ラインと、その遠隔端にフ
ォーカスレンズ構造を備えた細長い可撓性のレーザ装置
を用いた経皮的TMR法の教示を表明している。この方
法では、圧力を用いて、心臓の壁に抗して装置を安定さ
せる試みが記載されている。引用したTMRの先行技術
の参照には、TMR装置で薬剤を到達させる点につき示
唆がなされていない。薬剤のデリバリーの分野におい
て、現在のところ、人体に薬剤や他の材料を到達させる
ための多くの手法が存在する。これらは他のものも含む
が、経口投与、筋肉内注射(intramuscular injection)
などによる人体の組織への直接注射、化合物を患者の血
管に直接注射する皮膚貫通注射(transcutaneous inject
ion)、或いは、局所投与を含む。一般的或いは直接的
な、典型的で体系的な薬剤の投与により、多くの状況で
は、満足のいく処置がなされるが、患者の身体の選択さ
れた部分に局地的に薬剤を到達させ或いは投与するため
の能力により、促進および/または改良され得る非常に
多くの処置が存在する。
【0005】最近の特許である1996年3月12日にShapla
nd他に付与された米国特許第5,498,238号は、動脈の局
地的な領域での脈管形成および薬剤のデリバリーを同時
になす方法を開示している。この特許は、拡張可能なバ
ルーン端部をもつタイプのカテーテルの使用を教示して
いる。このカテーテルには、薬剤を含有した流体を満た
すことができ、かつ、バルーンの先端の半透膜を介して
薬剤を浸透させることができ、これにより、狭窄した動
脈の動脈硬化症の傷害面に直接到達する。しかしなが
ら、この特許は、いかなるタイプのレーザ処置に関して
も、薬剤のデリバリーを教示していないし、そのような
デリバリーを、レーザエネルギーにて行うことを教示し
ていない。また、この特許は、直接アクセスできない身
体の部分に位置する組織に、直接薬剤或いは他の材料を
到達させることを教示していない。
【0006】Sterzerに付与された米国特許第5,386,837
号は、化学療法が加えられた後に高強度の電磁力の場
(レーザを含む)が加えられるような、腫瘍を処置する
ための「電気化学療法(electrochemotherapeutic)」の
技術を開示している。これは、表面的に着座した腫瘍の
傷害の個々の細胞に、大きな一時的な細孔を生成するこ
とを意図している。上記細胞は、別個に配置されたセラ
ミックホーンの触角の間に配置され、細胞に、高周波パ
ルス波のエネルギーの力場の衝撃の指向性の高いビーム
が、健康な組織を害さないように与えられ、これによ
り、薬剤が細胞内に導入される。しかしながら、この特
許は、処置すべき身体の部分に、薬剤或いは医薬品を充
てるための装置或いは方法を開示しておらず、その代わ
りに、化学療法的な薬剤のデリバリーに依拠している。
この特許からは、心臓の心筋或いは他の内部器官の選択
された場所に薬剤を到達させることを想起することがで
きないが、この特許は、胸部の癌および前立腺癌、或い
は、良性の隆起した過形成(BPH)を処置するための
付加的な化学療法に向けられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来技術のシステムに
よっては生じない多くの重要な問題点が存在する。同様
に処置すべき組織に薬剤を投与して、必要な薬剤、特
に、高価な薬剤の量を最小限にし、かつ、毒薬の投与に
関してより重要であるが、関心のある組織や身体の特定
の部分に薬剤を制限することについて、先行技術は何ら
教示していない。これら問題は、レーザエネルギーのデ
リバリーと協働して、或いは、この助けにより、心臓な
ど内部器官の組織に薬剤を到達させることにより生じ
る。特に、TMR処置に関して、患者に投与される処置
を促進し且つ最適化するために、レーザエネルギーのシ
ステム用は、心臓病の医薬品の最新の開発技術と、TM
R処置の最新の技術とが組み合わされている。
【0008】本発明は、全般的には、人体内の器官や他
の組織を含む構造にレーザにより作られた開口の中、近
傍或いはそのまわりの任意の形状に薬剤を到達させるた
めのシステムを提供することを目的とする。より詳細に
は、本発明は、身体のターゲット領域に形成された経路
に薬剤を直接到達させるためのシステムを提供すること
を目的とする。経路は、基本的には、任意の医療用のレ
ーザシステム、特に、TMR処置にて用いられるレーザ
システムを用いることにより作り出される。TMR処置
が、心臓の血管再形成術(revascularization)に向けら
れているが、装置の原理および本発明の使用法は、身体
の他の領域にも適用可能である。したがって、明細書の
意味において、ターゲット領域、ターゲット区域或いは
ターゲット表面という語句は、患者の心臓のほか、本発
明を実施可能な他の任意の部分を含む。この部分には、
限定する意図はないが、他の通常の組織、異常な組織、
腫瘍、器官、骨および筋肉が含まれる。
【0009】したがって、本発明は、レーザにて処置さ
れた組織にあらゆる形態の薬剤を到達させることができ
るという利点を有している。さらに、本発明は、レーザ
により作られた人体内または組織表面の経路或いは開
口、たとえば、外科的或いは経皮的なTMR箇所に、薬
剤を到達させる装置および方法を提供することが可能と
なる。さらに、本発明は、心臓など身体の局地的なター
ゲット領域に、医薬品を直接到達させることができ、こ
れにより、効果的でコスト効果のある薬剤処置が可能と
なり、特に猛毒の薬剤の場合には、健康な組織に損傷を
与えることを減少させることができる。さらに、多くの
場合にこのような処置の成功は、医薬品が短期間で組織
に到達できることに依拠しているため、本発明は、医薬
品が到達するために要する時間を減少させ、組織に医薬
品を与えるシステムを提供することが可能となる。
【0010】このようなシステムの他の利点は、所定の
デリバリー時間或いはデリバリー率にてターゲット組織
或いはターゲット領域に直接医薬品を投与することがで
きる点にある。このようなシステムの他の利点は、所定
のデリバリー時間或いはデリバリー速度にてターゲット
組織或いはターゲット領域に直接塩類の溶液やフラッシ
ング溶液を投与することができる点にある。さらに、こ
のようなシステムによれば、デリバリー速度のみなら
ず、制御プロトコルにしたがって、薬剤や他の物質の溶
液の化合物を制御することができる。これには、パルス
レート、血圧或いは体温など患者のパラメータの生命に
関する尺度に基づき、薬剤の投与を変更できることが含
まれる。
【0011】さらに、このようなシステムによれば、心
臓の一部、或いは、レーザエネルギーを用いて薬剤にて
処置すべき他の組織、たとえば、心筋の一部の近傍に、
外科的装置つまりカテーテル装置をしっかりと位置決め
することができる。さらに、本発明は、身体内の選択さ
れたターゲット表面にある、一以上のレーザにより作ら
れた開口或いは経路の生成前、生成中、生成後に、薬剤
を即座に且つ安全に到達させることができる装置を提供
することができる。さらに、より特別な利点は、心筋を
通って延びるTMR経路、心筋内を延びるがこれを貫通
しない行き止まりの経路、心筋内の刺激ポケット、脈管
形成を刺激するためにレーザエネルギーを用いて作られ
た他の刺激領域をレーザにて生成する前、生成中、生成
した後に、薬剤を到達させることができる点にある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の好ましい実施態
様においては、装置は、レーザデリバリー手段と薬剤を
送出する一以上の導管とを有し、レーザデリバリー手段
および一以上の導管はマニフォルド手段において一緒に
なって、同時に或いは択一的に、ターゲット領域に向け
られる。薬剤を送出する導管は、レーザデリバリー手段
から独立し、これら双方は、針或いは管状のマニフォル
ドの分岐でガイドされる。使用において、レーザデリバ
リー手段は、マニフォルドの第1の分岐および共通チュ
ーブを介して、ターゲット表面まで延ばされ、レーザエ
ネルギーが到達して、経路や開口を形成し、或いは、そ
こに作用する。開口或いは経路の形成に先立って、形成
中、或いは、形成後に、薬剤が第2の経路および共通チ
ューブを介して送出される。先端の尖ったチューブを、
レーザデリバリー手段の遠隔端に配置しても良く、或い
は、レーザデリバリー手段が、レーザビームを照射する
のに先立ってターゲット表面を穿孔する先の尖った先端
を有していても良い。
【0013】本発明の第2の実施態様においては、導管
は、光学ファイバケーブルの外被と、光学ファイバや光
学ファイババンドルとの間に、当該光学ファイバケーブ
ルに沿った空隙と、ケーブルの端部にアパーチャまたは
アパーチャのアレイとを有している。薬剤は、アパーチ
ャやアパーチャのアレイを介して、ターゲット領域或い
はターゲット面に新たに形成された経路或いは他の開口
に、或いは、このまわりに漏れ出す。この単一或いは複
数のアパーチャは、半透膜、透過膜、濾過器、一連の濾
過穴などと置換することができる。他の実施態様におい
て、導管は、そのファイババンドルに収容された少なく
とも一つの薬剤チューブであり、薬剤は、ケーブルのタ
ーゲット端面から出る。さらにターゲットの実施態様に
おいて、導管は、光学ファイバデリバリー手段と外被と
の間の一以上のチューブである。穿孔デバイスは、レー
ザデリバリー手段のターゲット端部に取り付けられる。
或いは、レーザビームを印可するのに先立ってターゲッ
ト領域を穿孔する尖った先端をそなた光学ファイバを用
いても良い。或いは、レーザデリバリー手段の遠隔端
が、穿孔機構をもつ或いはもたない吸引カップを有して
いても良い。
【0014】好ましい実施態様において、たとえば、装
置の構造は、手動にて或いは自動的に制御される薬剤の
マガジンを持った一以上のシリンジを収容するハウジン
グを有することができる。薬剤の送出の制御は、操作者
が起動装置を押して、薬剤を導管に到達させること、お
よび、ハウジングを通って延びる関連する従来のレーザ
デリバリー手段により実行される。本発明の他の実施態
様において、レーザデリバリーシステムは、直線状の薬
剤デリバリー装置と物理的に分離している。その従来の
レーザデリバリー手段は、ターゲット組織へのデリバリ
ーのための薬剤を従来のレーザデリバリー手段に食われ
るために、直線状の薬剤デリバリー装置を通っている。
この実施態様において、レーザデリバリー手段のデリバ
リー端部は、必ずしも必要ではないが、ハウジング或い
はハンドピースを備えていても良い。
【0015】レーザエネルギーにより補助された薬剤デ
リバリーを実現するための方法は、機構的手段或いはレ
ーザエネルギーによりターゲット面に穿孔し、レーザエ
ネルギーを用いて開口を生成する前、生成中、或いは、
生成後に薬剤を到達させることを含む。本発明にかかる
好ましい方法において、レーザデリバリー手段の端部か
らのレーザビームは、ターゲット領域にTMR経路或い
は他の開口を生成する。第2のステップは、第1のステ
ップに先立って或いはこれと同時に実行され得る。この
第2のステップにおいて、薬剤が、導管を介して、TM
R経路或いは他の開口に直接送出される。オプションの
ステップが、第1および/または第2のステップに先立
って、或いは、これと同時に実行され得る。このステッ
プにおいては、心外膜、心内膜などのターゲット面が、
機構的な穿孔手段により穿孔され、心筋などの組織のタ
ーゲット領域への初期的なアクセスを提供する。もちろ
ん、薬物のデリバリーは、経路或いは開口の生成の後に
実現され得る。さらに、ターゲット面で吸引をなして、
薬剤のデリバリーおよび/またはレーザ装置を安定化さ
せても良い。
【0016】本発明の数多くの他の利点や特徴は、以下
の、本発明の詳細な説明および実施例や、特許請求の範
囲並びに添付図面から明らかになるであろう。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の実施の形態につき詳細に説明を加える。 薬剤デリバリーの範囲 薬剤デリバリーのコンセプトには、薬剤や他の物質がレ
ーザ処置の領域に到達するようないかなる応用例が含ま
れる。本発明は、全般的には、レーザデリバリー装置に
よる薬剤デリバリーの話題に関しており、より詳細に
は、たとえば、抗不整脈薬剤、成長因子或いは他の薬剤
や化合物がTMR処置中に心臓に到達できるような、T
MRに関する薬剤のデリバリーに関連している。本発明
およびその開示のために、「薬剤」という語句は、ここ
に記載するような意味で用いることができる任意のかつ
全ての薬剤を含む。これには、限定する意図はないが、
以下の表に名前を挙げた化合物、他の医薬品、抗生物
質、ワクチン、ファンクションレギュレータ(function
regulator)、フラッシング、冷却、他の応答の刺激、検
知、分析、モニター、視覚化、制御などを含む機能を実
現するための他の材料が含まれる。前記溶液には、水や
塩類など、固体材料、半固体材料、および、カプセル、
細粒、インプラントを含む任意の形態が含まれる。
【0018】本発明は、液体、固体或いは半固体、タイ
ムリリースフォーミュレーション(time release formul
ation)などのデリバリーを含む。特に固体を溶解させて
生物的に利用可能とするときに、到達させるべき特定の
薬剤或いは他の材料が、完全に溶解せず或いは固まっ
て、受け入れられない局地的な高い集中を避けるのに十
分にゆっくりと溶解しない限り、薬剤を大きく局地的に
集中させることは、流れ或いは組織を生じさせる。移
植、トランスダーマル(transdermal)の応用など意図す
る処置の領域から、固体の材料が漂流したり漂ったりす
るのを防止するための注意が必要である。レーザカテー
テルを経た薬剤のデリバリーの好ましいパラメータは、
単一或いは複数の急性、或いは、慢性の薬剤の投与を提
供し、治療状の効果をなす。さらに、ある薬剤システム
のために、薬剤の半減期は、薬剤が導入される環境にあ
らわれるクリアランスメカニズムと一致すべきである。
長期間にわたって幾度も繰り返し投与することが必要な
薬剤は、繰り返しの入院や通院を要する場合が有る。こ
の例外は、癌の化学療法であり、患者は、通常は、きま
りきった処置の間の薬剤投与のために病院に行くことに
なる。血液の循環により経路内或いはその近傍に到達さ
れた任意の治療が即座に除去されるTMRによる薬剤の
投与の場合に、薬剤が除かれる前に効果が得られるよう
に十分に速く、薬剤が効果を表わすことが求められる。
【0019】レーザ処置に関する薬剤デリバリーの一組
の応用例には、抗体治療が含まれる。ここで、比較的高
価な試薬をできるだけ局地的に集中させるために、抗体
が治療を意図する領域を標的とすることが望ましい。た
とえば、ある癌の治療の研究の下で、酵素にリンクした
抗体療法において、ある腫瘍に固有の抗体にリンクした
酵素が腫瘍の細胞に到達して、腫瘍の細胞を隠すことが
可能となる。したがって、現在のところ、レーザ補助に
より薬剤を到達させる二つの主たる応用例が有利であ
る。これらの一つは、(1)TMRに関する血管由来の要
因のデリバリーであり、もう一つは、(2)レーザを用い
て腫瘍を除去した後の、固体の腫瘍への化学療法のデリ
バリーである。プロドラッグに変更されることにより体
系的に無毒になるドキソルビチン(doxorubicin)或いは
タキソール(taxol)など、通常は毒性の化学療法の薬剤
が、腫瘍に注射される。プロドラッグが活性化した薬剤
に変換されるように抗体にリンクされた酵素と出会うま
で、薬剤は無毒であり続ける。このように、体系的な毒
性が制限要因となるような従来の化学療法で可能である
のと比べて、薬剤をより局地的な集中を、腫瘍のより近
くに作り出すことが可能となる。薬剤治療の範囲レーザ
/カテーテルデバイスを介して到達させるのに有利な治
療は、大きく、4つの重なり合う治療学上のカテゴリー
に分けることができる。
【0020】1)血液凝固カスケード(blood clot casc
ade)に作用する薬剤(agent) 2)炎症或いは細胞癒着/認識プロセスを成立させる薬
剤 3)心臓血管系に効果をなす薬剤 4)癌治療にて用いられる薬剤 これらカテゴリーは広汎に重なり合っており、多くの薬
剤が一以上のカテゴリーに含まれ得る。たとえば、抗体
の薬剤は、4つの全てのカテゴリーにあらわれるであろ
う。ある成長反応抑制剤は、抗癌治療のほか、他の疾病
の治療プロセスのために用いられ得る。以下のチャート
に名を挙げた薬剤は、例示的なものであり、治療学上の
カテゴリーに有用な全ての薬剤の完全なリストを意味し
ていない。あるカテゴリー中に例として表わした薬剤
は、他の治療学上のカテゴリーにて使用され得る。
【0021】有用となり得る付加的なカテゴリー、たと
えば、骨に向けられる薬剤、半透性の嚢に移植する薬
剤、ラジオアイソトープ、将来の遺伝子治療などが存在
することが理解できよう。光力学治療は、他の重要なデ
リバリー法および服用法である。ある治療上有効な、或
いは、他の活性または機能を持つ薬剤或いは他の化合物
を、このような手法を用いて規定することができる。光
活性或いは光適応性のある化合物は、その活性或いは機
能が光エネルギーにより制御されるようなものである。
感光薬剤、或いは、局所的に与えられる処方において薬
剤または他の化合物のブロックアクティビティに対する
保護グループの使用が知られている一方、このような保
護グループを、血管由来の目的で到達される薬剤やTM
Rに関して使用することは知られていない。
【0022】「籠の("caged")」化合物は、化合物本来
の特性を覆い隠す感光性の試薬を有する化合物である。
したがって、これら檻に入れられた光適応性化合物或い
は他の光適応性化合物は、薬理学上不活性な形態でター
ゲット組織およびターゲット領域に到達することができ
る。レーザエネルギーの照射或いはターゲットの作動可
能な電磁照射の際に、保護グループを不活性にして、こ
れにより、治療を活性化させる。これら感光性の保護グ
ループ或いは「籠の」分子は、本質的には、猛毒の薬剤
やマーカ物質に関連して有用である。たとえば、化学療
法の薬剤は、特に毒性があり、したがって、これらの毒
性は、最も効果的且つ安全にしようされるような身体の
正確な領域に薬剤を到達されるまで、除去される。適当
な波長、周波数および期間の光エネルギーの光適応性化
合物の照射は、薬剤或いは光適応性の薬剤を活性状態に
保持することができる。 服用 体系的に与えられた活性の化合物は、体重のキログラム
に対する薬剤のミリグラムとして表わされる通常の治療
上のウィンドウを有している。局地的に薬剤を投与した
ときに、治療上受け入れられる薬剤の量は、薬剤の作用
の毒性およびメカニズムの考慮にしたがって最適化され
た、ターゲット処置領域のキログラム(たとえば、器官
の重量)に対する薬剤のミリグラムとして近似すること
ができる。
【0023】特定の箇所に到達する薬剤は、デリバリー
ポイントで局地的な集中を達成することができる。最適
な薬剤の服用は、薬剤を体系的ではなく局地的に投与し
たときに、異なる尺度となる。したがって、治療上の効
果を達成するために到達させるべき所定量の薬剤を、
(局地的および体系的な)毒性のレベル、薬剤の作用の
メカニズム、薬剤のクリアランスのメカニズムおよび薬
剤の拡散レベルの考慮にしたがって最適化しなければな
らない。 カテゴリー1−血液凝固カスケードに作用する薬剤 これら薬剤は、血液凝固カスケードの通路を促進し或い
は抑制することにより働く。これら薬剤は、実際の血液
凝固カスケードの仲間であり、実際の血液凝固カスケー
ドの仲間、或いは、酵素として作用する薬剤や、血液凝
固カスケードと関連して酵素を抑制する薬剤を真似てい
る。このカテゴリーに含まれる薬剤の一例は表1に示す
通りである。
【0024】
【表1】 カテゴリー2−炎症或いは細胞癒着および/または細胞
認識プロセスを成立させる薬剤 これら薬剤は、細胞の合図している通路および認識プロ
セスに作用し、レセプター拮抗剤を含む。これら薬剤の
一部は、炎症および免疫応答を媒介する。このカテゴリ
ーに含まれる薬剤の例を表2に示す。
【0025】
【表2】 カテゴリー3−心臓血管の薬剤の例 これら薬剤は、心臓血管およびこれに関する系の種々の
ポイントで作用する。このカテゴリーおよび癌治療のカ
テゴリーにおいては、血管由来の要因および抗血管由来
の要因があらわれる。このカテゴリーに含まれる薬剤の
例を表3ないし表5に示す。
【0026】
【表3】
【0027】
【表4】
【0028】
【表5】 カテゴリー4−癌治療上の薬剤の例 癌治療は、種々の異なるラインに沿って進められ得る。
これら全ては、ホストに与える損傷を最小にしつつ、癌
細胞を殺し或いは癌細胞の成長を抑制するために癌細胞
を探している。したがって、癌細胞の特性(たとえば、
代謝、細胞表面の抗原の描写)の、健康なホストの細胞
とのあらゆる相違が、利用のためのターゲットとなる。
治療上の局地的な投与により、これら異なる要因を作り
出すことができ、および/または、搾取することができ
る。たとえば、サイトトキシン(cytotoxin)或いはター
ゲットの成長抑制剤の局地的投与により、体系的な投与
により達成されるよりもより局地的に化合物を集中させ
ることができる。細胞表面の認識分子の違いは、抗体療
法のための場所となり得る。また、腫瘍の形態は、潜在
的な干渉箇所となる。たとえば、VEGFが硬い腫瘍の
内部の血管形成を遅らせるのに有用な場合があり、これ
により、その成長速度を落すことができる。このカテゴ
リーに含まれる薬剤の例を表6に示す。
【0029】
【表6】 TMRおよび血管由来の要因 TMRは、血管が左心室から経路に直接流れ、次いで、
心筋の血管の叢(plexus)に流れるという原理に基づいて
いる。TMRのメカニズムは、いまだに研究中である
が、経路が生成された後に、著しい期間、開放性を維持
することがある程度示されている。経路に出入りする血
液の洗浄および付属物の筋肉への拡散により、心筋に十
分な酸素が供給されるのか否かという疑問が存在する。
TMRが二次的な血管を形成するため、血管形成を引き
起こすためにいかなる信号を与えても、当該信号が、薬
理学上増殖され得るという可能性がある。このタイプ
の、生じた血管再形成のメカニズムは、組織の損傷(V
EGF或いはターゲットの成長因子に由来する要因、或
いは、レーザにより生じる温度損傷によって作られる心
臓衝撃プロテイン(heart-shock protein))により生じ
る要因から引き起こされる可能性が有る。実際のメカニ
ズムにかかわらず、TMRに関して用いられる血管由来
の要因は、このテクニックの有効性を増大させ得る。
【0030】共通して有用な血管由来の要因(たとえ
ば、VEGF,FGF−1、FGF−2、EGF)のう
ちの一つがVEGF(血管内皮成長因子:vascular endo
thelial growth factor)である。VEGFには、ウサ
ギの虚血性ハインドリム(hindlimb)モデルにおいて、単
一の丸薬の投与の後に、血管形成を改善する効果が有る
ことが示されている。また、VEGFは、6分間以下の
血清の半減期(公表されていない)を有し、VEGFの
あるアイソフォーム(isoform)は、細胞表面を固める特
性を有している。すなわち、効果を表わすためにVEG
Fは長期間現れている必要が無い。したがって、TMR
経路内或いはその近傍にVEGFを加えて、虚血性の心
筋の血管再形成を増大させることが可能となる。虚血の
原因が毛細血管の床から上流への血液供給の狭窄である
場合に、VEGF治療のみでは、TMRのみよりも、効
果的ではないことが示されるであろう。心筋内のVEG
Fにより作られた血管誘導は、虚血の原因が冠状動脈の
閉塞の結果である場合には、限定された効果しか奏し得
ない。これは、心筋への有効な血液量を制限する。TM
R/VEGFの組み合わせの治療は、TMRにて作られ
た壁を通った経路が、他には無効な新たに形成された心
筋への血液源を提供し得るという点で有利である。
【0031】FGF−2としても知られている線維芽細
胞(fibroblast)の成長因子(bFGF)は、他の考えら
れる薬剤である。VEGFおよびbFGFを一緒に使用
した方が、何れかを単独で使用するよりも、より効果的
であるという指標が存在する。 マニフォルドを備えたレーザ補助による薬剤デリバリー
装置 明確にするために、ここに開示された発明の構造的およ
び/または機能的に同一の要素に対応して、一致した参
照番号が、添付図面を通して用いられている。図1ない
し図7は、独立したレーザおよび薬剤導管を用いたレー
ザデリバリー装置を示している。これらレーザおよび薬
剤導管は、マニフォルドにて集合し、これいより、レー
ザエネルギーおよび薬剤を、共通の出口を経て、独立し
て到達させることができる。図10ないし図21は、レ
ーザ装置と薬剤とを組み合わせたレーザ薬剤デリバリー
装置を示している。
【0032】図1は、本発明の好ましい実施の形態にか
かるマニフォルド薬剤デリバリー装置に適用されるレー
ザデリバリー手段の概略図である。レーザ源100は、
レーザエネルギーを与える。レーザエネルギーは、レー
ザデリバリー手段102を介して送出される。前記レー
ザデリバリー手段102は、独立した光学ファイバ、光
学ファイバのバンドル、ケーブル、ロッド、導波路、関
節アーム或いは当業者に既知の他のデバイスを含む任意
の適当なレーザデリバリー手段であり得る。薬剤リザー
バおよび分配機構104が、マニフォルド手段106
に、薬剤導管108を介して、薬剤、溶液、固体および
他の物質を分配する。薬剤導管108は、フラッシング
および塩類の溶液を含む、ターゲット組織110に到達
させるべき分配された薬剤を、薬剤リザーバ手段および
分配機構104からマニフォルド手段106まで運ぶ。
図1は、概略的でかつ象徴的なものであり、本発明は、
薬剤或いは他の物質を、医療器具の任意の位置に配置さ
れたレーザデリバリー手段と関連付けるマニフォルド手
段106を介して、一以上の薬剤を到達させること含
む。
【0033】図2は、本発明の好ましい実施の形態にか
かるレーザ補助による薬剤デリバリー装置のマニフォル
ド手段106の略側面図である。図面およびこの開示か
ら明らかなように、人体のターゲット領域に到達させる
べき薬剤は、薬剤導管108から、本発明のかかるマニ
フォルド手段106の薬剤入口114に流れる。レーザ
デリバリー手段の遠隔端112は、レーザ入口116に
入っている。流体シール200は、薬剤、溶液或いは他
の物質がレーザ入口116を介して逆流するのを防止す
る。好ましくは、マニフォルド手段106は、管状の共
通チューブ117で終端している。共通チューブ117
は、アパーチャ、或いは、光学的に中空の斜めにカット
された外科用または他の針の先端118を有している。
この先端118は、マニフォルド用に用いられるのと同
一の材料から形成でき、或いは、一般にタンタル、ステ
ンレス鋼、ガラスなどを含むがこれらに限定されないよ
うな他の材料からも形成できる。経皮的なアプローチ或
いは外科的なアプローチにて用いるときに、レーザデリ
バリー手段102の遠隔端112で、先端118は、初
期的に、ターゲット領域の表面に穿孔するために用いら
れ得る。TMR処置のために、これは、心外膜からの出
血を最小限にし、領域の可視性を改善し、かつ、心外膜
の表面と心膜の嚢(sac)との間の癒着の発生を減少させ
る。さらに、血管のアプローチにて使用されるカテーテ
ルアセンブリにおいて、このような穿孔は、たとえば、
心臓表面上で、或いは、心室内からデバイスを安定させ
る。穿孔機構は、傾斜したファイバであっても良く、か
つ、穿孔機構の有無によらず、ターゲット表面で、吸引
を使用しても良い。図示した共通チューブ117は、単
一の管腔を画定するが、当業者は、一以上の管腔を含む
ことができ、かつ、共通チューブがレーザエネルギーの
デリバリー箇所にて薬剤を分配するようにデリバリー在
されることを理解できるであろう。
【0034】次いで、穿孔用先端118とともに、或い
は、これ無しに、ファイバつまりレーザデリバリー手段
を、心筋などの組織に所定の距離だけ前進させると、到
達したレーザエネルギーは、薬剤を到達させるためのT
MR経路などの開口や他の処置箇所を生成する。以下に
述べるように、レトロレージング(retrolasing)が、本
発明にかかる方法および装置により実行され得る。さら
に、二股或いはそれ以上に分岐した針としてここに記述
した実施例のマニフォルド手段106は、本発明の範囲
に含まれると考えられる可能性のある種々のデバイスの
例示に過ぎない。たとえば、限定するように解釈すべき
ものではないが、針の形状には、ワイ(“Y”)型或い
はブイ(“V”)型などを含む。図3は、本発明の好ま
しい実施の形態にかかるレーザ補助による薬剤デリバリ
ー装置の略等角図である。これら実施の形態において、
レーザ補助による薬剤デリバリー装置は、細長いハウジ
ング132を有している。装置のハウジング132は、
ハンドル部分120およびネック部分122を画定す
る。ハウジング132は、一以上のリザーバ手段134
内の収容された薬剤を、所望の正確な量だけ、制御して
分配するための手段を有している。好ましい実施の形態
にかかる装置は、さらに、レーザデリバリー手段進行手
段166を有している。図示するように、このような物
質を制御して分配するための手段は、この場合にシリン
ジタイプの薬剤リザーバ134を有している。ピスト
ン、プランジャ或いはペレットのディスペンサ136
は、リードアーム138により軸方向に、リードスクリ
ュー140に駆動されて、移動する。バッテリーなどの
電源142は、小さいモータ144を駆動し、このモー
タは、ギヤヘッド146によりリードスクリュー140
に連結されている。好ましい実施の形態においては、ス
テッピングモータが用いられている。モータ144は、
たとえば、印刷回路基板に配置された電子回路などのコ
ントローラ148により生成され、受理された信号によ
り駆動される。図4に示すように、分配ボタン150
は、手動にて押されたときに、少なくとも一つのアリコ
ート(aliquot)の薬剤を分配する。コントローラおよび
その論理がプログラムされて、一連の回数分の分別され
た薬剤を、所定の間隔或いは他のパラメータにしたがっ
て、薬剤導管108からマニフォルド手段106に分配
しても良い。
【0035】図4(a)ないし図4(d)は、本発明の
好ましい実施の形態にかかるマガジンタイプのマニフォ
ルドを備えた分配装置の概略図である。薬剤ユニット、
ペレット、カプセル或いは他の固体または半固体210
は、薬剤入口114に貯蔵されている。薬剤ユニット或
いは他の薬剤固体210のスタックは、スプリング部材
212により前方に付勢されている。ブロック部材21
4により、レーザデリバリー手段102の遠隔先端11
2がマニフォルド手段106を通って延びていないとき
に、最前の薬剤ユニット210が共通チューブ117お
よび先端118に入るのが防止される。したがって、図
4(a)ないし図4(d)に示すように、レーザデリバ
リー手段102の遠隔端112は、マニフォルド106
を通り、かつ、共通チューブ118および先端118を
通って延びることができる。レーザデリバリー手段の遠
隔先端112をD方向に進めることにより、TMR経
路、或いは、他のレーザによりおよび/または機械的に
生成された開口172を組織に形成することができる。
その後に、レーザデリバリー手段を引き抜くことがで
き、これにより、最前の薬剤ユニット210がマニフォ
ルド手段106内に装填することができ、薬剤ユニット
210は、ブロック部材214により所定の位置に保持
される。このような薬剤ユニットを分配するための図示
した機構的装置を、光学センサ、ステップモータなどを
有するように変更し得ること、および、これが本発明の
範囲に含まれることが理解できよう。図4(c)および
図4(d)に示すように、レーザデリバリー手段が再度
前進するのにしたがって、レーザデリバリー手段の遠隔
端112が、プッシュロッドとして機能し、これによ
り、薬剤ユニット210がが、先端118を介して分配
され、開口172内に配置される。次いで、この開口
は、自然に或いは他の手法でシール216される。
【0036】図5(a)および図5(b)は、本発明の
好ましい実施の形態にかかるマガジンタイプのマニフォ
ルドを備えたディスペンサ装置の概略図である。各々が
小さな端部218を有する薬剤ユニット210が用いら
れる。このような薬剤ユニット210は、プランジャ2
20により押されて、共通チューブ117および先端1
18に向かう。プランジャ220、プッシュロッド、ス
プリング機構、光学スイッチなどが単独で、或いは、他
の装置と協働して、最前のつまり最も遠隔端に近い薬剤
ユニットを所定の位置に進める。次いで、ひとたびレー
ザデリバリー手段102が進められると、遠隔端112
は、薬剤ユニット210の端部218と係合して、図5
(b)に示すように、薬剤ユニット210を進める。上
述したように、薬剤ユニット210は、所望のように、
たとえば、行き止まりつまり行き詰まりのTMR経路や
開口端の経路などに分配されて配置される。薬剤ユニッ
ト進行機構の他の多くの実施例が可能であり、かつ、こ
れらが本発明にかかる方法および装置の範囲内であるこ
とが理解できよう。
【0037】TMRの分野における最近の進歩を考える
と、種々のTMR手段が知られている。このようなTM
R手段には、限定の意図はないが、フィンガーチップデ
バイス、ガイドブロックデバイス或いは種々のハンドピ
ースが含まれ、かつ、これらには、限定する意図はない
が、ファイバ進行手段、深さ停止調整手段、回転制御手
段などが設けられ、単一の開口から二つ以上の経路を形
成する。図3などを参照すると、外科的および最も組織
を破壊することのない外科的な(MIS:Minimally In
vasive Surgical)処置に用いるための本発明の好まし
い実施の形態は、血管再形成術(revascularize)或いは
他の処置を施すべき心臓の外部に抗して或いはこれに隣
接して配置されるヘッド部164を有している。レーザ
デリバリー手段102は、ハウジング132の後部12
4に入り、図示するように、B方向に移動可能である。
また、レーザデリバリー手段102を、反対の方向に引
き込むこともできる。サムホイール(thumbwheel)或いは
他のレーザ進行手段166は、レーザデリバリー手段1
02の遠隔端112を自動的に進行させて、複数のTM
R経路を形成するために用いられる。これらTMR経路
には、前記形成に先立ち、同時に、および/または、こ
れに引き続いて薬剤が配置される。
【0038】作動において、薬剤リザーバに、上述した
ような薬剤、或いは、TMR経路などレーザにて作られ
た開口をフラッシングし、冷却し或いは他の処置を施す
ための塩類の溶液や他のフラッシング溶液が、ひとたび
チャージされると、図示するように、ピストン136が
延長位置に配置される。作動のときに、ピストン136
がC方向に駆動される。計量された量の薬剤の流れは、
薬剤導管108を介して、マニフォルド手段106の薬
剤入口114に進む。ここから、薬剤の流れは、選択1
18を介して、直接開口172に、或いは、レーザデリ
バリー手段102を囲繞して(図7参照)開口172に
流れる。好ましい実施例にかかる薬剤デリバリー装置1
04は、任意の広汎な薬剤リザーバを備えることができ
る。典型的なリザーバ134の量は、1、2および/ま
たは3ミリリットルである。完全なピストンストローク
の分数としてのアリコート(aliquot)は、リザーバの全
体量の1/30、1/50、1/100および1/30
0である。このアリコートは、ボタンやスイッチの起動
により、少なくとも薬剤が流れ始め、ボタンの開放或い
は不活性化により流れつづけるような自動的な分配のた
めのものである。特定のリザーバの量を選択することに
より、ある量の制御された、前記薬剤リザーバに集中す
る薬剤や他の物質、特に、本質的に予め選択された分量
或いは他の分量の薬剤や他の物質が、正確に分配され
る。ハウジング132に任意に配置されるセレクタスイ
ッチ(図示せず)などのセレクタ手段を、ユーザにより
設定される選択をなすために設けても良い。このような
セレクタ手段を被覆する透明のプラスチックドアは、装
置の操作者に、現在の設定に関する直接の情報を提供し
て、所望でないおよび/または意図していないパラメー
タ調整を防止するために役立つ。
【0039】本発明の他の有益な特徴は、フラッシング
やクーリングのために装置を使用できることにある。塩
類の溶液および血液や、薬剤または他の特定の化合物を
含む溶液は、本発明にかかる装置を介して、制御されて
分配され得る。したがって、図1に関して、薬剤リザー
バが搭載されていないものとともに、搭載されているよ
うなシステムを、本発明にかかる方法および装置が含み
得ることが、当業者にとって明らかになるであろう。薬
剤、フラッシング或いはクーリングの溶液などを収容し
たリザーバを、本発明にかかる装置と管などにより連結
されて、処置器具内の便利な場所に保持することができ
る。また、図示したように一以上のリザーバを装置に搭
載するものとともに、装置の外部の一以上のリザーバと
連結された装置を提供することも便利である。
【0040】図6は、本発明の好ましい実施の形態にか
かるレーザ補助による薬剤デリバリー装置の電気的なブ
ロックダイヤグラムである。以下は、本発明の実施の形
態の一つであり、多数の好ましい実施の形態をなし得る
ことが明らかであり、それらが本発明の範囲に含まれる
ことが理解できよう。ファイバ進行駆動手段は、サムホ
イール166などのスイッチ手段190を有している。
スイッチ手段190は、電源142からファイバ進行機
構192に電力をスイッチし、ファイバ進行機構192
によりB方向に、レーザデリバリー手段102を前進さ
せる。サムホイール166や他のファイバ進行手段は、
所定の角度範囲、たとえば60°〜15°にわたって作
動可能である。また、好ましい実施の形態において、ス
イッチ手段190は、警報機など可視インジケータを備
え、操作者にファイバの一を指示する。たとえば、第1
の警報または第1の警報の組が、引き込まれた位置を示
し、他の警報または警報の組が、完全に進みきった位
置、ハードストップの5ミリ前或いは後ろなどを含むよ
うな他の位置を示す。
【0041】電源142により、複数のインジケータの
うちの、一以上のインジケータを照明することができ
る。このインジケータには、アリコートサイズのインジ
ケータ152が含まれる。アリコートサイズ選択手段1
54、典型的には、トグルボタンまたはプッシュボタン
のタイプのスイッチにより、ユーザは、分配すべきアリ
コートのサイズを修正しおよび/または選択することが
できる。上述したことに基づくと、本発明の好ましい実
施の形態においては、トグルボタンやプッシュボタン、
メイク/ブレイクスイッチなど分配起動手段150の手
動操作により、薬剤のデリバリーが開始されることが理
解できよう。このような分配起動手段150は、コント
ローラ148に直接信号を送信し、所定の時間間隔で、
一以上のアリコートを分配する。コントローラ148
は、モータ144を駆動し、リードスクリュー140を
回転させる。リードスクリュー140と同じに回転する
ように形成された付加的なフラグ156により、センサ
158によるリードスクリュー140の回転方向の検出
が可能となる。このようなセンサには、赤外線LEDセ
ンサ、モーションセンサなどが含まれる。回転が生じる
と、ピストン136が、C方向に薬剤リザーバ134に
向かって駆動され、これにより、所定量の薬剤や薬剤溶
液が、A方向に、薬剤導管108を介してマニフォルド
手段106に向けて分配される。分配サイクル、すなわ
ち、一以上の個々のアリコートの分配が完了すると、こ
れが、サイクル完了インジケータ手段160により聴取
可能に表示される。このサイクル完了インジケータ手段
160は、警報機からなり、警報音や一連の警報音また
は他の視聴可能な音声を生成し、或いは、インジケータ
光などを駆動する。また、このサイクル完了インジケー
タ手段160は、薬剤リザーバが空であることや、他の
一時的或いは設定された作動パラメータ、装置診断など
を表示するために形作られ、これらの指示のために駆動
されても良い。
【0042】図7は、本発明の好ましい実施の形態にか
かるレーザ補助による薬剤デリバリー装置の分岐マニフ
ォルド手段188の概略図である。複数の薬剤入口分岐
194や、レーザデリバリー手段102の入口分岐19
6が、分岐マニフォルド手段188を形成する。分岐マ
ニフォルド手段188は図示的なものであり、このよう
な分岐マニフォルド手段の多数の実施の形態があり得る
ことが理解できよう。本発明にかかるレーザ補助による
薬剤デリバリー装置は、複数の薬剤リザーバを含むこと
ができる。こららには、装置、TMR経路或いはレーザ
により生成された他の開口をフラッシングするための塩
類の溶液が含まれ、或いは、これらに、一以上の異なる
薬剤の溶液や他の物質を収容することもできる。また、
この装置は、各々が本発明にかかる装置の主ハウジング
に隣接或いは離間して配置された複数の薬剤リザーバ1
98を収容することができる。これらの各々は、対応す
る薬剤入口経路194を備えている。また、この装置
は、複数の独立した分配起動ボタンやこれに関連するピ
ストンなど、或いは、このような複数の薬剤の溶液、塩
類のフラッシュ、吸引溶液または他の物質を選択的に分
配可能な他の内部構造を備えていてもよい。 直線状の薬剤デリバリー装置に適用されるレーザデリバ
リー手段 明確にするために、ここに開示された発明の構造的およ
び/または機能的に同一の要素に対応して、一致した参
照番号が、添付図面を通して用いられている。
【0043】図10は、本発明の好ましい実施の形態に
かかるレーザ補助による薬剤デリバリー装置の使用法を
示す図である。レーザ源100はレーザエネルギーを提
供する。レーザエネルギーは、レーザデリバリー手段5
02を介して送出される。前記レーザデリバリー手段5
02は、独立した光学ファイバ、光学ファイバのバンド
ル、ケーブル、ロッド、導波路、関節アーム或いは当業
者に既知の他のデバイスを含む任意の適当なレーザデリ
バリー手段であり得ることが理解できよう。薬剤デリバ
リー装置504に適用されるレーザデリバリー手段は、
図15(a)に示すように、塩類、フラッシング溶液、
冷却溶液など一以上の薬剤、薬剤溶液、固体または他の
物質を、薬剤リザーバ534からコネクタ506を介し
て薬剤導管508に分配する。薬剤導管508は、レー
ザデリバリー手段502と協働してターゲット組織11
0に到達させるべき薬剤を収容する。好ましい実施の形
態において、以下に詳述するように、薬剤導管508
は、濾過チューブや端部チューブ、或いは、好ましくは
レーザデリバリー手段502の遠隔端512の領域で薬
剤デリバリー装置504に適用可能なレーザデリバリー
手段により分配される薬剤を分配するための他の手段を
備えている。図10は、概略的で例示的なものであり、
本発明は、薬剤や他の物質を、医師用の器具中の任意の
場所に配置されたレーザデリバリー手段と関連付けるコ
ネクタを介して一以上の薬剤および/または他の物質を
到達させることを含む。
【0044】図11(a)ないし図11(d)は、本発
明の実施の形態にかかる薬剤デリバリー装置に適用され
るレーザデリバリー手段の斜視図、略側面図、略横断面
図である。好ましくは、レーザデリバリー手段502の
遠隔端512は、コネクタ506に離間する薬剤導管5
08中に配置されている。薬剤導管508の近接端52
0は、コネクタ506に隣接して配置されている。薬剤
は薬剤デリバリー装置504から連通して、薬剤導管5
08に入る。本発明にかかる薬剤導管508の部分は、
これに限定されるものではないが、高密度のポリプロピ
レンである「クリスタル−フレックス(crystal-flex)」
タイプのチューブを含む任意の適当な材料から作られ得
る。その製造および直径は、使用されるレーザデリバリ
ー手段502のタイプ、すなわち、単一のファイバ、フ
ァイババンドル、導波路、ロッド、或いは、関節アーム
中に支持されたロッドまたは導波路などに依拠してい
る。
【0045】タンタルのバンド200や他のマーキング
デバイスを、レーザデリバリー手段402の遠隔端51
2に隣接して、装置の端部に配置しても良い。タンタル
のバンド200は、レーザデリバリー手段502の遠隔
端412を、可視のために電波を透過させない状態(rad
io opaque)にするのに役立つことが知られている。他の
種々の可視を促進する構造の付属装置や材料を種々の手
法にて称することができ、これらも本発明の範囲に含ま
れると考えられる。薬剤は、薬剤経路518を介して流
れ或いは伝達される。薬剤経路518は、薬剤導管50
8の内壁面とレーザデリバリーケーブル502との間の
空隙に形成され、薬剤は、薬剤導管508の遠隔端52
2を介して、レーザにて生成された開口へ、或いは、そ
のまわりに達する。
【0046】図12(a)ないし図12(d)は、本発
明の実施の形態にかかる薬剤デリバリー装置に適用され
るレーザデリバリー手段の濾過チューブの概略図、略断
面図および詳細図である。レーザデリバリー手段502
は、薬剤導管508中に配置されている。薬剤導管50
8の遠隔端522は、濾過チューブ、すなわち、複数
(一以上)の薬剤導管508の壁を通って形成されたパ
ーフォレーション524を形成している。これらパーフ
ォレーション524により、空隙518内の薬剤が、薬
剤導管508を通って流出することができ、或いは、伝
達され得る。レーザデリバリー手段502の遠隔端51
2は、薬剤導管508の遠隔端522を過ぎて延びてい
るのが好ましい。図示するように、好ましいタイプのレ
ーザデリバリー手段502は、ここの光学ファイバ51
4のバンドルからなる。単一のファイババンドルの場合
に、その外被516は、ファイババンドルを「捕える」
ためのエポキシや高分子物質或いは他の適当な材料を含
む。この捕らえる材料は、ファイバを、互いに対してお
よび外被516に対して所定の位置に保持ために役立
つ。
【0047】薄いプラスチックの管材料などの外被51
6は、個々のファイバ514のバンドルを囲繞し、作動
する配置にてこれらを保持するために役立つ。また、外
被516は、ファイバからファイバに戻る光の漏れ、或
いは、レーザデリバリー手段502の遠隔端512から
少なくとも外の光の漏れを反射するために役立つ。した
がって、外被516および薬剤導管508の組み合わせ
は、隙間のある薬剤経路518を画定し、薬剤が、薬剤
経路518を通って、コネクタ506から導管508を
介して、複数のパーフォレーション524の外に運ばれ
る。外被516が随意的なものであり、省略され得るこ
とが理解できるであろう。この場合に、導管508中に
取り付けられた単一のファイバを使用することにより、
上述したものと本質的には同じように、複数のパーフォ
レーション524から薬剤が送出される。しかしなが
ら、外被516のないファイバのバンドルの場合には、
薬剤の溶液或いは他の物質は、バンドル中の個々のファ
イバ514の各々のまわりでコネクタ506を通って流
れ、したがって、パーフォレーションおよび/またはフ
ァイバのバンドルの遠隔端512で、薬剤導管508か
らの薬剤が浸透する。
【0048】図示した実施の形態において、個々のパー
フォレーション524は、外被516まわりに離間して
配置されている。より多くの或いはより少ないパーフォ
レーションを使用することができ、かつ、パーフォレー
ションが、薬剤導管508の遠隔端522に隣接して配
置された種々の軸方向の位置に配置されていても良い。
パーフォレーション524を、透過性或いは半透性の材
料の部分に置換して、そこからの薬剤の溶液や他の材料
の流出を制御することもできる。図13(a)は、本発
明の他の好ましい実施の形態にかかるレーザ補助による
薬剤デリバリー装置に適用される、濾過チューブおよび
レーザデリバリー手段の略平面図である。この実施の形
態において、レーザデリバリー手段502は、個々の光
学ファイバ514を備え、各々が密着し或いは互いに隣
接して位置し、かつ、傾きを持って切断された鋭い先端
526が形成された遠隔端512を有している。この鋭
い先端526には、一体として薬剤導管508が形成さ
れていても良いし、或いは、先端526は、レーザデリ
バリー手段502の遠隔端512で外被516および/
またはマーキングバンド200により形成されていても
良い。この鋭い先端526は、薬剤導管508或いはフ
ァイバ外被516に用いられるのと同一の材料から形成
され得る。経皮的アプローチ或いは外科的アプローチに
用いる場合に、レーザデリバリー手段502の遠隔端5
12で、鋭い先端526を、まず、ターゲット領域の表
面を穿孔するために用いることができる。外科的TMR
の場合に、これは、心外膜からの出血を最小限にし、組
織内のデバイスを安定化し、領域の可視性を改善し、か
つ、心外膜の表面と心膜の嚢(sac)との間の癒着の発生
を減少させる。さらに、形成術のアプローチにて用いら
れるカテーテルアセンブリにおいて、随意的な穿孔デバ
イスつまり穿孔手段がデバイスを安定させる。次いで、
レーザエネルギーの到達により薬剤を到達させるための
TMR経路や他の処置箇所などの開口が生成されつつ、
ファイバ或いは他のレーザデリバリー手段を、心筋の内
外に所定の距離だけ前後させる。
【0049】図13(b)は、本発明の好ましい実施の
形態にかかるレーザ補助による薬剤デリバリー装置に適
用されるレーザデリバリー手段の濾過チューブと協働す
るコネクタ506を示す略断面図である。このコネクタ
506の略断面図には、光学ファイババンドル或いは他
のレーザデリバリー手段502が示されている。薬剤
は、一以上の薬剤ポート528を介してコネクタ506
に導入される。レーザデリバリー手段502は、レーザ
デリバリー手段のポート530でコネクタに入ってい
る。前記ポートの双方とも、薬剤導管508の近接端5
20に位置している。薬剤経路518は、薬剤導管50
8の近接端520から、導管508の遠隔端522まで
延びている。シール手段602により、薬剤、溶液或い
は他の物質が導管手段508から逆流するのが防止され
る。
【0050】図13(c)は、本発明の好ましい実施の
形態にかかるレーザ補助による薬剤デリバリー装置に適
用される浸出チューブ604をもつレーザデリバリー手
段の略横断面図である。この実施例において、浸出チュ
ーブ604は、薬剤および他の物質と適合性のある材
料、たとえば、テフロンから作られた適切なサイズのチ
ューブである。浸出チューブ604は、その近接端(図
示せず)を介して、送るべき薬剤を受理するコネクタ5
06(図示せず)から、レーザデリバリー手段502の
遠隔端512或いはその付近にある遠隔端606まで延
びている。さらに、随意的な導管508の複数の導管5
08により、随意的な濾過穴(leach holes)を介して薬
剤経路518から薬剤が浸出することができ、或いは、
必要であれば、レーザデリバリー手段502の個々のフ
ァイバ514の遠隔端で薬剤が浸出することができる。
浸出チューブ604の遠隔端が、レーザデリバリー手段
502の個々のファイバ514の遠隔端面により画定さ
れる平面と同一の平面にて本質的に終端しているのが好
ましい。
【0051】図14(a)は、本発明の好ましい実施の
形態にかかるレーザ補助による薬剤デリバリー装置に適
用される浸出経路606をもつレーザデリバリー手段の
略横断面図である。この実施の形態において、上に定義
したような随意的な導管経路518を設けられることが
理解できよう。図14(b)は、本発明の好ましい実施
の形態にかかるレーザ補助による薬剤デリバリー装置に
適用される複数の管腔薬剤導管をもつレーザデリバリー
手段の略断面図である。複数の管腔612は、薬剤導管
508の近接端520から、薬剤導管の長さに沿って遠
隔端522まで延びている。これら複数の管腔612
は、レーザデリバリー手段502内に配置され、或い
は、レーザデリバリー手段502に隣接して配置された
独立した細長いチューブとすることができる。好ましい
実施の形態において、複数の管腔612は、薬剤を連通
させる一以上の個々の薬剤経路518を提供する。
【0052】図14(c)は、本発明の好ましい実施の
形態にかかるレーザ補助による薬剤デリバリー装置に適
用される拡散ストリップをもつレーザデリバリー手段の
斜視図である。この実施の形態において、薬剤或いは他
の物質614は、レーザデリバリー手段502の遠隔端
512に直接固定されている。薬剤或いは他の物質61
4は、固体或いは接着剤に裏打ちされて配置された他の
材料であり、当該薬剤或いは他の物質614をレーザデ
リバリー手段の遠隔端に固定できるようになっているこ
とが理解できよう。この実施の形態において、薬剤或い
は他の物質614のデリバリーは、レーザデリバリー手
段502の遠隔端512によりターゲット組織に開口を
生成し、薬剤と接触する囲繞した組織に薬剤或いは他の
物質614を拡散させることにより達成される。
【0053】図14(d)は、本発明の好ましい実施の
形態にかかるレーザ補助による薬剤デリバリー装置に適
用されるレーザデリバリー手段502の遠隔端512を
示す図である。中空の開口つまり薬剤経路518は、バ
ンドルや他の手法にて構成された複数の独立した光学フ
ァイバ514により形成される。数学的には、手奥定の
光学ファイバ、特定の直径などを用いて切除の範囲、深
さ、時間などを決定することができる。限定を意図する
ものではないが、たとえば、全体で1ミリメートルのフ
ァイバが、パルスエネルギー(パルスごとに約2.5ジ
ュール)あたり、1ミリメートルの深さで切除すると考
える。たとえば、ある傾斜角700、たとえば、11°
ないし14°を与えると、レーザデリバリー手段502
の遠隔端512からのある距離704で切除をなす直径
702の作動範囲を所望のように計算することができ
る。 直線状の薬剤デリバリー装置 図15(a)は、本発明の好ましい実施の形態にかか
る、薬剤を上述した導管に分配するための直線状の薬剤
デリバリー装置の斜視図であり、レーザデリバリーケー
ブルが、薬剤デリバリー装置自体を通っている。図15
(b)は、好ましい実施の形態にかかるコネクタの部分
拡大図である。図16は、本発明の好ましい実施の形態
にかかる直線状の薬剤デリバリー装置の分解図である。
これら実施の形態の全てでは、レーザデリバリー手段5
02により多数の異なる手法をもって(図11(a)な
いし図14(b)参照)、リザーバ手段534からの薬
剤が、コネクタ506を介して薬剤導管508に通じる
ことができるようにすることが意図されている。その後
に、レーザデリバリー手段は、フィンガーチップデバイ
ス、ガイドブロックデバイス、J−グリップデバイスな
どを含む、複数のレーザデリバリー手段のハンドピース
装置の何れかに向けられる。このような構成を備えたハ
ンドピースは、限定を意図してはいないが、ファイバ進
行手段、深さ停止調整手段、回転制御手段を含む。さら
に、レーザのデリバリーは、ハンドピースなしにターゲ
ット組織に与えても良く、また、導波路や関節アームを
介して向けても良い。
【0054】図15(a)ないし図16を参照すると、
直線状の薬剤デリバリー装置504に適用されるレーザ
デリバリー手段は、細長いハウジング532を備えてい
る。ハウジング532は、当該ハウジング532内に収
容された薬剤を、所望な正確な量だけ制御して分配する
ための手段を備えている。図示するように、物質を制御
して分配する手段は、一以上の薬剤リザーバ534、こ
の場合にはシリンジタイプのものを有している。ピスト
ンつまりプランジャ536は、リードスクリュー540
により駆動されたリードアーム538によって、軸方向
に動かされる。バッテリーなどの電源542は、ギヤヘ
ッド546によりリードスクリュー540に連結されて
いる。好ましい実施の形態において、ステッピングモー
タにより、小さな丸薬を正確に繰り返し提供することが
できる。モータは、コントローラ548、たとえば、プ
リント基板に取り付けられた電子回路により生成されて
受理された信号により駆動される。また、レーザデリバ
リー手段502は、ハウジング532内の固定された動
かない場所に取り付けられ、ハウジング532を通っ
て、ターゲット面と作動可能な関係を持って位置したハ
ンドピース或いは他の遠隔先端装置(図示せず)まで延
びている。
【0055】作動において、ひとたび薬剤リザーバが充
填されると、ピストン536が図示するように延長位置
に配置される。起動の際に、ピストン536は、C方向
に駆動される。その結果、所定量の薬剤が、一以上の薬
剤ポート528を介してコネクタ506に流れる。ここ
から、薬剤は、レーザデリバリー手段502を囲繞する
薬剤経路518を介して、薬剤導管508の近接端52
0から遠隔端522まで流れる。好ましい実施の形態に
かかる直線状の薬剤デリバリー装置504は、種々のタ
イプの薬剤リザーバ534を備えることができ、また、
幾つかの異なる薬剤をそこから分配するための一以上の
リザーバを備えても良い。典型的なリザーバの体積は
1、2および/または3ミリリットルである。
【0056】自動的、すなわわ、あるボタンやスイッチ
の起動の際に分配するための、完全なピストンストロー
クの分数としてのアリコートは、リザーバの全体量の1
/30、1/50、1/100および1/300であ
る。ボタンやスイッチの駆動により薬剤が流れ始め、開
放され或いは不活性にされるまで流れ続け、或いは、所
定時間或いは所定量だけ流れ続ける。特定のリザーバの
量を選択することにより、ある量の制御された、前記薬
剤リザーバに集中する薬剤や他の物質、特に、本質的に
予め選択された分量或いは他の分量の薬剤や他の物質
が、正確に分配される。ハウジング132の一部で当該
ハウジングの内側に任意に配置されるセレクタスイッチ
(図示せず)などのセレクタ手段を、ユーザにより設定
される選択をなすために設けても良い。このようなセレ
クタ手段を被覆する透明のプラスチックドアは、装置の
操作者に、現在の設定に関する直接の情報を提供して、
所望でないおよび/または意図していないパラメータ調
整を防止するために役立つ。分配ボタン550が手動に
て押されたときに、当該分配ボタン550は、少なくと
も一回分だけ分配する。コントローラおよびその論理が
プログラムされて、一連のアリコートの分別された薬剤
を、所定の間隔或いは他のパラメータにしたがって、薬
剤導管508により画定される薬剤経路518に分配し
ても良い。
【0057】図17は、本発明の好ましい実施の形態に
かかる直線状の薬剤デリバリー装置に適用されるレーザ
デリバリー手段の電気的なブロックダイヤグラムであ
る。以下は、本発明の実施の形態の一つであり、多数の
好ましい実施の形態をなし得ることが明らかであり、そ
れらが本発明の範囲に含まれることが理解できよう。電
源542により、複数のアリコートサイズのインジケー
タライト552のうちの一つ或いはそれ以上を照明する
ことができる。アリコートサイズ選択手段554、典型
的には、トグルボタンまたはプッシュボタンのタイプの
スイッチにより、ユーザは、分配すべきアリコートのサ
イズを修正しおよび/または選択することができる。上
述したことに基づくと、本発明の好ましい実施の形態に
おいては、トグルボタンやプッシュボタン、メイク/ブ
レイクスイッチなど分配起動手段550の手動操作によ
り、薬剤のデリバリーが開始されることが理解できよ
う。このような分配起動手段550は、コントローラ5
48に直接信号を送信し、所定の時間間隔で、一以上の
アリコートを分配する。コントローラ548は、モータ
544を駆動し、リードスクリュー540を回転させ
る。リードスクリュー540と同じに回転するように形
成された付加的なフラグ556により、センサ558に
よるリードスクリュー540の回転方向の検出が可能と
なる。このようなセンサには、赤外線LEDセンサ、モ
ーションセンサなどが含まれる。回転が生じると、ピス
トン536が、C方向に薬剤リザーバ534に向かって
駆動され、これにより、所定量の薬剤や薬剤溶液が、A
方向に、一以上の薬剤ポート528、薬剤導管508お
よびパーフォレーション524を介してを分配される。
或いは、上述したように、小型のステッピングモータ
が、所定量の薬剤のアリコートを、個々に連続して提供
する。分配サイクル、すなわち、一以上の個々のアリコ
ートの分配が完了すると、これが、サイクル完了インジ
ケータ手段560により聴取可能に表示される。このサ
イクル完了インジケータ手段560は、警報機からな
り、警報音や一連の警報音または他の聴取可能な音声を
生成し、或いは、インジケータ光などを駆動する。ま
た、このサイクル完了インジケータ手段560は、薬剤
リザーバが空であることや、他の一時的或いは設定され
た作動パラメータ、装置診断などを表示するために形作
られ、これらの指示のために駆動されても良い。
【0058】図18は、本発明の好ましい実施の形態に
かかる直線状の薬剤デリバリー装置504に適用され
る、手持ち型のレーザハンドピース562と協働するレ
ーザデリバリー手段の斜視図である。図19(a)は、
本発明の好ましい実施の形態にかかるレーザハンドピー
ス562の略横断面図である。図19(b)は、本発明
の好ましい実施の形態にかかるレーザハンドピース56
2の詳細図である。TMRの分野における最近の進歩を
考えると、医学レーザテクノロジーの分野において、種
々のレーザハンドピース562が知られている。このよ
うなハンドピースには、限定の意図はないが、手持ち型
のデバイスが含まれ、これらデバイスには、ファイバ進
行機構、ファイバ回転機構、種々の吸引タイプのデバイ
スの任意のものなど、心臓の特定のポイント或いは心室
内にTMRヘッドを固定するための機構、心臓に接近す
る血管用のカテーテルデバイス、内冠状動脈TMRデバ
イス、正確に一以上のTMR経路を配置するための前も
って形成された、或いは、形成可能なデバイスが含まれ
る。或いは、ハンドピースなしにファイバを使用するこ
とができ、或いは、レーザエネルギーを導波路を持って
或いは導波路なしに関節アームを介して到達させても良
い。図示したレーザハンドピース562は、手持ち型で
棒状であり、血管再形成術或いは他の処置を施すべき心
筋に対して或いは心筋に隣接して配置されるヘッド部5
64を有している。TMR経路など複数のレーザにより
作られた開口を形成するために、サムホイール566が
用いられ、レーザデリバリー手段502の遠隔端512
を、送出すべき薬剤を収容した薬剤導管508の遠隔端
522内に進める。
【0059】図19(b)に示す詳細図において、針6
16が、レーザハンドピース562のヘッド564に隣
接して配置される。中空の針616が使用されて、レー
ザにて作られる開口を作り出すために、ターゲット組織
の表面に穴が空けられる。機械的な穿孔に先立ち、同時
に、或いは、これに引き続いて、本発明にかかる直線上
の薬剤デリバリー装置に適用されるレーザデリバリー手
段502は、針616を通って延びることができる。上
述したように、経皮的或いは外科的なアプローチを用い
るときに、レーザデリバリー手段502の遠隔端512
で、穿孔針616は、まず、ターゲット領域の表面を穿
孔するために用いられる。これは、心外膜からの出血を
最小限にし、領域の可視性を改善し、かつ、心外膜の表
面と心膜の嚢との間の癒着の発生を減少させる。さら
に、血管のアプローチにて使用されるカテーテルアセン
ブリにおいて、このような穿孔は、たとえば、心臓表面
上で、或いは、心室内からデバイスを安定させる。次い
で、レーザエネルギーの到達により薬剤を到達させるた
めのTMR経路や他の処置箇所などの開口を生成しつ
つ、ファイバ或いは他のレーザデリバリー手段を、心筋
の内外に所定の距離だけ前後させる。
【0060】図20は、本発明の好ましい実施の形態に
かかる薬剤デリバリー装置に適用される進行手段を備え
た手持ち型のレーザデリバリー手段の部分図である。図
示するように、レーザデリバリー手段502は、D方向
に前後され、したがって、薬剤ポート528も、動く状
態となる。したがって、薬剤経路518に薬剤が供給さ
れる薬剤ポート528の間での相対移動を可能にするた
めに、可撓性のチューブ材料710が、薬剤リザーバ5
34と薬剤導管508の近接端520との間を連結して
いる。これにより、レーザデリバリー手段502が前進
している間でも、リザーバ534と薬剤導管508との
間の連通が維持される。図21は、本発明の好ましい実
施の形態にかかる薬剤デリバリー装置に適用される進行
手段を備えた手持ち型のレーザデリバリー手段の部分図
である。この部分図において、図15(b)に示したよ
うなものと同じタイプのアパーチャコネクタ506が使
用されていることが理解できよう。A方向の薬剤の流れ
により、薬剤は、外被516と、レーザデリバリー手段
502の個々のファイバ514との間を流れる。その後
に、矢印D方向に横向きにファイバが前進および後退す
ることにより、外被の開口が、コネクタ506内に動
く。しかしながら、レーザデリバリー手段502の動き
が図示した距離に制限されている限り、流体シール72
0により、たとえば、薬剤導管を介してレーザデリバリ
ー手段502の近接端に向かって正しくない方向に流れ
るような、システムの漏れや他の薬剤のロスを防止する
ことができる。 図1〜7の実施の形態の使用法 図8は、本発明にかかるレーザ補助による薬剤デリバリ
ー装置の使用法のステップを示す図である。ステップ1
は、マニフォルド手段106の先端118が、第1面1
68に挿入されていることを示す。第1面は、心外膜の
表面、心内膜の表面、或いは、薬剤を到達させるべき人
体内の他の構造であり得ることが理解できよう。流体シ
ール200を、薬剤入口114内或いはこれに隣接し
て、および/または、レーザ入口116内或いはこれに
隣接して配置することができる。典型的に、このような
流体シール200は、圧縮可能なラバーや、他の材料の
ガスケット或いはストッパーの構成を含む。ガイドヘッ
ド202、或いは、ヘッド164のような他のヘッド
は、吸引が有っても無くても、表面168に対して、デ
バイスおよびマニフォルド手段を、静止したまま維持す
るのに役立つ。ステップ2において、レーザデリバリー
手段102の遠隔端112を、マニフォルド手段106
のレーザ入口116および先端118を介して延びるこ
とにより、TMR経路或いは他のレーザにより作られた
開口172が形成される。TMR経路或いは他のレーザ
により作られた開口172は、心筋内のある位置で終端
していても良いし、或いは、構造および第2面174を
貫通しても良い。第2面174は、同様に、心内膜の表
面或いは人体内の表面を画定する他の構造であり得る。
このステップの間、すなわち、開口172を形成すると
きに、薬剤がレーザデリバリー手段102の遠隔端11
2のまわりに、および/または、これを囲繞して流れる
場合に、開口172中に配置するために第1の入口経路
114を介して薬剤を分配することができる。
【0061】ステップ3において、レーザデリバリー手
段102が開口172から後退する。その前に、この位
置で、開口172中に配置するためにマニフォルド手段
106の薬剤入口114を介して薬剤を分配しても良
い。ステップ4において、先端118およびガイドブロ
ックが除去され、典型的には分配された薬剤の溶液や他
の物質を収容するTMR経路や他のレーザにより作られ
た開口172が後に残される。 図10〜21の実施の形態の使用法 図8を参照すると、ステップ1において穿孔手段を有し
或いは有していないレーザデリバリー手段の遠隔端が、
第1面168を介してターゲット領域170に挿入され
ることが理解できよう。
【0062】ステップ2において、TMR経路或いは他
のレーザにより作られた開口172中のある位置に、薬
剤導管が配置される。或いは、直線状の薬剤のデリバリ
ーに適したレーザデリバリー手段をわずかに後退させる
ことにより、開口172内のパーフォレーションを正確
に且つ作動可能に配置する。ステップ3において、薬剤
が、薬剤導管のパーフォレーション524を介して分配
され、開口172に入る。ステップ4において、レーザ
デリバリー手段502を備えた薬剤導管が、開口172
から後退し、分配された薬剤が残存し、或いは、心内膜
や他の表面を通った経路や他のレーザにより作られた開
口を持つTMRタイプの処置のための経路を介して薬剤
が流れ出す。上述したステップには、薬剤デリバリーの
方法が含まれる。他のステップには、穿孔に引き続き、
或いは、付加的なレーザ照射の前の部分的な経路の生成
に引き続き、薬物を到達させることが含まれ得る。
【0063】図9(a)ないし図9(f)は、本発明の
好ましい実施の形態にかかる、任意のレーザ補助による
薬剤デリバリー装置にてなすことができる薬剤デリバリ
ーの領域および経路を示すダイヤグラムである。前述し
たように、本発明により、単一のTMR経路或いは他の
レーザにより作られた開口172を形成することができ
る。このような開口は、本質的には人体内の任意の構造
である第1面168から始まっている。“Y”型のTM
R経路或いは他のレーザにより作られた開口176を作
ることができる。この場合には、“Y”型の開口176
の枝178に、或いは、この近くに、薬剤を配置するの
が特に効果的である。実際には、“Y”型の開口176
中の任意の位置に薬剤を配置することができることが理
解できよう。同様に、“V”型のTMR経路或いは他の
レーザにより作られた開口180の場合に、この中の任
意の位置に、薬剤の溶液或いは他の物質を配置すること
ができる。
【0064】図9(a)、(e)および(f)が、行き
止まりつまり行き詰まりの経路を示していることに留意
すべきである。前述したことから明らかなように、これ
らのタイプの経路は、本質的には、薬剤のデリバリー、
特に、薬剤の固体、ペレット、タイムリリースフォーミ
ュレーション(time release formulation)に関して適し
ている。このような経路のパターンは、しばしば、単一
の開口を表面に作り、第1の経路を第1の所定の角度に
て作り、レーザデリバリー手段を後退させてレーザファ
イバまたはデバイスの向きを変え、続いて、互いに異な
る角度の一以上の経路を形成することにより作成され得
る。図9(f)は、組織の表面から少しの距離だけ下側
で、かつ、本質的には当該表面に平行に作られたTMR
経路を示している。このような、表面の毛細血管の1〜
3ミリメートルの境界層の下での血管再形成術(revascu
larization)は、典型的には、筋肉、より深いに心筋或
いは組織の他の部分に向かって下向きにこれら毛細血管
が成長することを促進する。
【0065】TMR処置を実行するためのものとして本
発明を説明したが、ここに記載した装置および方法を、
保管場所へのアクセスを得るためにレーザエネルギーを
用いて身体の部分に薬剤を配置すべき任意の適当な処置
においても、同様に使用する意図があることが理解でき
よう。たとえば、「刺激」として知られる他の処置が、
レーザエネルギーを用いて領域つまりポケット182を
作成することにより実現される。この処置においては、
随意的に、少なくとも初期的に、ブラッドボーン成長(b
lood born growth)因子および治癒因子を導入するため
に、組織が除去されて相互連結経路184が相互連結さ
れ、レーザ照射された領域つまりポケットを囲繞する毛
細血管の成長が刺激されて、組織の酸素供給を増大さ
せ、したがって、心筋或いは他の身体組織に新たな活性
を与える。薬剤、溶液或いは他の物質を、これら領域つ
まりポケットに配置することができる。
【0066】或いは、本発明にかかる装置および方法を
用いて、レトロレージングを実現することができる。こ
の新規な使用には、好ましくは先端を持ったファイバ或
いは他のレーザデリバリー手段を、所定の距離だけ心筋
中を進行させて、次いで、ファイバ、レーザデリバリー
手段或いは他の機能的デバイスを後退させつつ、レーザ
エネルギーを送出して、TMR経路或いは他の治療場所
を作り出す。したがって、TMRに関して、レーザエネ
ルギーが、ファイバの後退中のみに送出されるので、フ
ァイバを進めすぎて、心外膜を通ってレーザ照射がなさ
れる可能性がなくなり、限定する意図はないが、心臓病
用のタンポンの挿入(tamponade)(心膜の嚢における過
度の液体たとえば血液の蓄積)や癒着の増殖を含む心外
膜のパーフォレーションの結果合併症が生じる。しかし
ながら、薬剤のデリバリーに関して、穿孔中、穿孔後、
レトロレージング中、或いは、その後のある時点で、処
置中の基本的には任意のときに、薬剤の溶液或いは他の
物質を配置することができる。
【0067】適当な血液シール手段、クランプなどの深
さ停止手段、可視手段、マーカー手段、他のハードウェ
アや手法などの付属品の使用も本発明の範囲に含まれる
ものと考えられる。視覚化は、超音波により、或いは、
構造に対して電波を透過させない材料、金属や他の材料
のホイルやバンドを、光学ファイバの遠隔端或いはその
近傍にて使用すること、若しくは、これらを薬剤の溶液
の所望自体の一部として使用することにより促進され
る。これは、実務家にとって、X線透視法や他の視覚化
手法において、装置を正確に位置決めして、薬剤の溶液
或いは他の物質を配置するために役立つであろう。さら
に、視覚化は、医師にとっても、薬剤到達プロセスおよ
び/または経路やポケット中の薬剤の実効性を観察する
ために有用であろう。
【0068】本発明は、医療用レーザとともに使用する
ことが意図される。特に、Holmiumレーザ或いはexcimer
レーザが、本発明に特に適している。しかしながら、パ
ルスやその他の任意の適当なレーザ源が、本発明にかか
る方法を実現するために本発明にかかるレーザデリバリ
ー手段にレーザエネルギーを提供することができる。同
様に、本発明にて引用され、今日或いは将来に医療や他
の学問の分野にて知られ且つ使用されたカテーテルや医
療機器が、この開示の範囲に含まれるであろう。このよ
うなレーザデリバリー手段には、限定する意図はない
が、個々の光学ファイバやファイバのバンドル、穿孔先
端の有るものや無いもの、点火する先端の有るものや無
いもの、形成されたつまり形作られた端面を有するも
の、レーザビームやエネルギーデリバリー手段を選択的
に分岐させるもの、ロッド、ケーブル、関節アーム、ミ
ラー構造、および、フォーカスレンズの有る他のレーザ
デリバリー手段やフォーカスレンズの無い他のレーザデ
リバリー手段などが含まれる。また、ここに記載したよ
うな本発明にかかる装置および方法は、新規な組み合わ
せ或いは任意の従来の機構とともに使用することを含
み、これらも本発明の範囲に含まれる。
【0069】本発明は、以上の実施の形態に限定される
ことなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内
で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内
に包含されるものであることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明の好ましい実施の形態にかか
るレーザ補助による薬剤デリバリー装置の概略図であ
る。
【図2】 図2は、本発明の好ましい実施の形態にかか
るレーザ補助による薬剤デリバリー装置のマニフォルド
手段の略側面図である。
【図3】 図3は、本発明の好ましい実施の形態にかか
るレーザ補助による薬剤デリバリー装置の略等角図であ
る。
【図4】 図4(a)ないし(d)は、本発明の好まし
い実施の形態にかかるマガジンタイプのマニフォルドを
備えたディスペンサ装置の概略図である。
【図5】 図5(a)および(b)は、本発明の好まし
い実施の形態にかかるマガジンタイプのマニフォルドを
備えたディスペンサ装置の概略図である。
【図6】 図6は、本発明の好ましい実施の形態にかか
るレーザ補助による薬剤デリバリー装置の電気的なブロ
ックダイヤグラムである。
【図7】 図7は、本発明の好ましい実施の形態にかか
るレーザ補助による薬剤デリバリー装置の分岐したマニ
フォルド手段の概略図である。
【図8】 図8は、本発明の好ましい実施の形態にかか
るレーザ補助による薬剤デリバリー装置の使用法のステ
ップを示す図である。
【図9】 図9(a)ないし(f)は、本発明の好まし
い実施の形態にかかるレーザ補助による薬剤デリバリー
装置にてなすことができる薬剤デリバリーの領域および
経路を示すダイヤグラムである。
【図10】 図10は、本発明の好ましい実施の形態に
かかるレーザ補助による薬剤デリバリー装置の使用法を
示す図である。
【図11】 図11(a)ないし(c)は、本発明の好
ましい実施の形態にかかるレーザ補助による薬剤デリバ
リー装置に適用されるレーザデリバリー手段の斜視図、
略側面図および略横断面図である。
【図12】 図12(a)ないし(d)は、本発明の好
ましい実施の形態にかかるレーザ補助による薬剤デリバ
リー装置に適用されるレーザデリバリー手段の濾過チュ
ーブの例を示す斜視図、略側面図、略断面図および詳細
図である。
【図13】 図13(a)は、本発明の他の好ましい実
施の形態にかかるレーザ補助による薬剤デリバリー装置
に適用される、濾過チューブおよびレーザデリバリー手
段の例を示す略平面図、図13(b)は、本発明の好ま
しい実施の形態にかかるレーザ補助による薬剤デリバリ
ー装置に適用されるレーザデリバリー手段の濾過チュー
ブの例と協働するコネクタを示す略断面図、図13
(c)は、本発明の好ましい実施の形態にかかるレーザ
補助による薬剤デリバリー装置に適用される浸出経路を
もつレーザデリバリー手段の例を示す略横断面図であ
る。
【図14】 図14(a)は、本発明の好ましい実施の
形態にかかるレーザ補助による薬剤デリバリー装置に適
用される浸出経路をもつレーザデリバリー手段の例を示
す略横断面図、図14(b)は、本発明の好ましい実施
の形態にかかるレーザ補助による薬剤デリバリー装置に
適用される、複数の管腔薬剤導管をもつレーザデリバリ
ー手段の例を示す略横断面図、図14(c)は、本発明
の好ましい実施の形態にかかるレーザ補助による薬剤デ
リバリー装置に適用される拡散ストリップをもつレーザ
デリバリー手段の例を示す斜視図、図14(d)は、本
発明の好ましい実施の形態にかかるレーザ補助による薬
剤デリバリー装置に適用されるレーザデリバリー手段の
遠隔端を示す図である。
【図15】 図15(a)は、本発明の好ましい実施の
形態にかかるレーザデリバリー手段のケーブルに薬剤を
加えるような直線状の薬剤デリバリー装置の略等角図で
あり、当該ケーブルが薬剤デリバリー装置を通って延び
ており、図15(b)は、薬剤リザーバおよびコネクタ
の詳細図であり、薬剤リザーバからの薬剤をファイバケ
ーブルに加えることを示している。
【図16】 図16は、本発明の好ましい実施の形態に
かかる直線状の薬剤デリバリー装置の分解図である。
【図17】 図17は、本発明の好ましい実施の形態に
かかる薬剤デリバリー装置に適用されるレーザデリバリ
ー手段の電気的なブロックダイヤグラムである。
【図18】 図18は、本発明の好ましい実施の形態に
かかる直線状の薬剤デリバリー装置に適用される手持ち
型のTMR手段の斜視図である。
【図19】 図19(a)は、本発明の好ましい実施の
形態にかかる薬剤デリバリー装置に適用される手持ち型
のレーザデリバリー手段の略横断面図であり、図19
(b)は、本発明の好ましい実施の形態にかかる薬剤デ
リバリー装置に適用される手持ち型のレーザデリバリー
手段の遠隔側先端の詳細図である。
【図20】 図20は、本発明の好ましい実施の形態に
かかる薬剤デリバリー装置に適用される進行手段を備え
た手持ち型のレーザデリバリー手段の部分図である。
【図21】 図21は、本発明の好ましい実施の形態に
かかる薬剤デリバリー装置に適用される進行手段を備え
た手持ち型のレーザデリバリー手段の部分図である。
【符号の説明】
100 レーザ源 102 レーザデリバリー手段 104 分配機構 106 マニフォルド手段 108 薬剤導管 110 ターゲット組織 112 遠隔端 114 薬剤入口 116 レーザ入口 117 共通チューブ 118 先端
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 リチャード エル ミュエラー アメリカ合衆国 カリフォルニア州 94089 サニーヴェイル ウェッデル ド ライヴ 559 (72)発明者 スチュアート ディー ハーマン アメリカ合衆国 カリフォルニア州 94089 サニーヴェイル ウェッデル ド ライヴ 559 (72)発明者 ラリー ウィーサム アメリカ合衆国 カリフォルニア州 94306 パロ アルト ピーオーボックス 60801 (72)発明者 ロバート リンカーン ラースロップ ザ サード アメリカ合衆国 カリフォルニア州 95128 サン ホセ サウス ウィンチェ スター ブールヴァード 1101 (72)発明者 ブルース ジェイ リチャードソン アメリカ合衆国 カリフォルニア州 95128 サン ホセ サウス ウィンチェ スター ブールヴァード 1101 (72)発明者 スティーヴン エイ ダニエル アメリカ合衆国 カリフォルニア州 94089 サニーヴェイル ウェッデル ド ライヴ 559

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザエネルギーを送出するとともに、
    一以上の選択された薬剤を、人体内の一以上のターゲッ
    ト領域に分配する、レーザ補助による薬剤デリバリー装
    置であって、 一以上の選択された薬剤を受理するとともに、これらを
    送出するための少なくとも一つの薬剤入口と、 レーザデリバリー手段を受け入れてこれをガイドするた
    めの少なくとも一つのレーザ入口と、 前記少なくとも一つの薬剤入口と前記少なくとも一つの
    レーザ入口とが作動可能に連通するような共通チューブ
    とを備え、レーザデリバリー手段の遠隔端が、レーザ入
    口および共通チューブを介して、一以上のターゲット領
    域の近傍に延び、レーザエネルギーを、当該一以上のタ
    ーゲット領域に向け、かつ、一以上の薬剤が、共通入口
    を介して、薬剤入口に分配できるように構成されたこと
    を特徴とする薬剤デリバリー装置。
  2. 【請求項2】 さらに、一以上のターゲット領域に隣接
    した表面を穿孔する穿孔手段を備えたことを特徴とする
    請求項1に記載の薬剤デリバリー装置。
  3. 【請求項3】 さらに、分配すべき一以上の選択された
    薬剤を収容するための一以上のリザーバを備えたことを
    特徴とする請求項1に記載の薬剤デリバリー装置。
  4. 【請求項4】 さらに、一以上のリザーバからの一以上
    の選択された薬剤を、薬剤入口に分配するための少なく
    とも一つの分配手段を備えたことを特徴とする請求項3
    に記載の薬剤デリバリー装置。
  5. 【請求項5】 さらに、リザーバから、制御された量の
    一以上の選択された薬剤を選んで、これを分配するため
    の制御機構を備えたことを特徴とする請求項4に記載の
    薬剤デリバリー装置。
  6. 【請求項6】 さらに、レーザエネルギーを送出してい
    る間や一以上のターゲット領域に薬剤を分配している間
    などに、所望のように、一以上のターゲット領域と装置
    を連結する吸引手段を備えたことを特徴とする請求項1
    に記載の薬剤デリバリー装置。
  7. 【請求項7】 レーザ入口および共通チューブを介し
    て、レーザデリバリー手段の遠隔端を制御して進めるた
    めのレーザデリバリー手段進行手段を備えたことを特徴
    とする請求項1に記載の薬剤デリバリー装置。
  8. 【請求項8】 前記共通チューブが、一以上の管腔を有
    するチューブからなることを特徴とする請求項1に記載
    の薬剤デリバリー装置。
  9. 【請求項9】 一以上の薬剤の一つが、VGGFである
    ことを特徴とする請求項1に記載の薬剤デリバリー装
    置。
  10. 【請求項10】 レーザエネルギーを送出するととも
    に、一以上のリザーバからの一以上の薬剤を、人体内の
    一以上のターゲット領域に分配し且つ到達させる薬剤デ
    リバリー装置であって、 レーザ源から一以上のターゲット領域に、レーザエネル
    ギーを伝達するレーザデリバリー手段であって、近接端
    と、遠隔端と、レーザ導波路を囲繞する外被とを有する
    レーザデリバリー手段と、 一以上のリザーバからレーザデリバリー手段に、一以上
    の薬剤を運ぶコネクタと、 コネクタとレーザデリバリー手段の遠隔端との間を延び
    て、一以上の薬剤を通す少なくとも一つの薬剤導管であ
    って、レーザデリバリー手段の近傍に一以上の薬剤を分
    配するための薬剤導管とを備えたことを特徴とする薬剤
    デリバリー装置。
  11. 【請求項11】 少なくとも一つの薬剤導管が、 レーザ導波路の外被と導波路自体との間に形成された輪
    状の空隙であって、薬剤導管から一以上のレーザ処置さ
    れたターゲット領域に、薬剤或いは他の物質を通す輪状
    の空隙を有することを特徴とする請求項10に記載の薬
    剤デリバリー装置。
  12. 【請求項12】 レーザデリバリー導波路が、独立した
    複数の光学ファイバを有し、少なくとも一つの薬剤導管
    が、 レーザ導波路の外被と独立した複数の光学ファイバとの
    間に形成された輪状の空隙であって、薬剤導管から一以
    上のレーザ処置されたターゲット領域に薬剤或いは他の
    材料を通す輪状の空隙を有することを特徴とする請求項
    10に記載の薬剤デリバリー装置。
  13. 【請求項13】 レーザデリバリー導波路が、独立した
    複数の光学ファイバを有し、少なくとも一つの薬剤導管
    が、 独立した複数の光学ファイバの内側に形成され、当該光
    学ファイバの軸方向に延びる中空の開口であって、薬剤
    導管から一以上のレーザ処置されたターゲット領域に薬
    剤或いは他の材料を通す中空の開口を有することを特徴
    とする請求項10に記載の薬剤デリバリー装置。
  14. 【請求項14】 レーザデリバリー導波路が、独立した
    複数の光学ファイバを有し、少なくとも一つの薬剤導管
    が、 独立した複数の光学ファイバ内に配置された中空開口の
    内側の管状部材であって、薬剤導管から一以上のレーザ
    処置されたターゲット領域に薬剤或いは他の材料を通す
    管状部材を有することを特徴とする請求項10に記載の
    薬剤デリバリー装置。
  15. 【請求項15】 少なくとも一つの薬剤導管が、 レーザデリバリー手段の遠隔端の近傍で、その外被に少
    なくとも一つのパーフォレーションであって、薬剤導管
    から一以上のレーザ処置されたターゲット領域に薬剤或
    いは他の材料を通すパーフォレーションを有することを
    特徴とする請求項10に記載の薬剤デリバリー装置。
  16. 【請求項16】 さらに、レーザデリバリー手段の遠隔
    端の近傍に設けられ、一以上のターゲット領域に隣接し
    た表面を機械的に穿孔する穿孔手段を備えたことを特徴
    とする請求項10に記載の薬剤デリバリー装置。
  17. 【請求項17】 レーザデリバリー手段が、一以上のタ
    ーゲット領域に隣接した表面を穿孔するための穿孔手段
    を形成する遠隔端を備えた複数の光学ファイバを有する
    ことを特徴とする請求項10に記載の薬剤デリバリー装
    置。
  18. 【請求項18】 マニフォルドが、一以上のリザーバか
    らの少なくとも一つの薬剤を薬剤導管に転送するための
    少なくとも一つの薬剤ポートを有することを特徴とする
    請求項10に記載の薬剤デリバリー装置。
  19. 【請求項19】 さらに、分配すべき一以上の薬剤を収
    容するための少なくとも一つのリザーバを備えたことを
    特徴とする請求項10に記載の薬剤デリバリー装置。
  20. 【請求項20】 さらに、少なくとも一つのリザーバか
    らの一以上の薬剤を、コネクタに移動させるための一以
    上のディスペンサを備えたことを特徴とする請求項19
    に記載の薬剤デリバリー装置。
  21. 【請求項21】 一以上のディスペンサが、分配起動ボ
    タンを押すことにより生成される制御信号によって制御
    されることを特徴とする薬剤デリバリー装置。
JP00047898A 1996-12-27 1998-01-05 レーザ補助による薬剤のデリバリー装置 Expired - Lifetime JP3980143B2 (ja)

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US08/773430 1996-12-27
US08/773872 1996-12-27
US08/773,872 US5925012A (en) 1996-12-27 1996-12-27 Laser assisted drug delivery
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