JPH10191696A - ステッピングモータ駆動装置 - Google Patents

ステッピングモータ駆動装置

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Publication number
JPH10191696A
JPH10191696A JP34756996A JP34756996A JPH10191696A JP H10191696 A JPH10191696 A JP H10191696A JP 34756996 A JP34756996 A JP 34756996A JP 34756996 A JP34756996 A JP 34756996A JP H10191696 A JPH10191696 A JP H10191696A
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JP
Japan
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stepping motor
abnormality
winding
detected
circuit
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Application number
JP34756996A
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English (en)
Inventor
Susumu Saruta
進 猿田
Takeshi Ezaki
猛 江碕
Masahiko Maeda
雅彦 前田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)
  • Control Of Stepping Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、被制御体の位置検知用のセンサを
要さずに、ステッピングモータの動作に異常が有るか否
かを検出することができるようにする。 【解決手段】 駆動回路24には、通常の駆動電源Vd
(12V)と、これより低い直流電源Vh(5V)を切
替え可能に設け、ステッピングモータ19の動作後のホ
ールド動作時に、その低電圧を駆動回路24に印加し、
検出抵抗34による検出電圧Vkに基づいて、断線や、
誤配線といった異常を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、異常検出機能を備
えたステッピングモータ駆動装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、例えば冷蔵庫に
おいては、冷気ダクトを開閉するダンパ板を回動可能に
備えたものが供されている。このダンパ板の駆動源とし
てはステッピングモータを使用するようにしたものがあ
り、このものでは、ステッピングモータの巻線を通断電
する駆動回路を備えると共に、この駆動回路を制御して
ステッピングモータを回転動作させる制御手段とを備え
ている。
【0003】そして、この種の冷蔵庫においては、例え
ば冷蔵室用温度センサの検出温度に基づいてダンパ板を
開放もしくは閉鎖することにより、冷気ダクトを通して
冷蔵室への冷気の供給量を調節し、もって冷蔵室の温度
を所定温度に制御するようになっている。
【0004】ところで、ステッピングモータは、被制御
体たるダンパ板を開放動作あるいは閉鎖動作させるとき
には、その開放あるいは閉鎖の回動ストロークに必要な
数の所定の電圧のパルスをステッピングモータに与える
ようになっている。これによりステッピングモータが所
定角度回動動作してダンパ板を開放あるいは閉鎖させ
る。これは、いわゆる開ループ制御である。
【0005】ところで、電気回路等に故障があると、ス
テッピングモータが停止したままとなる等の異常が発生
する。しかしながら、上記従来構成では、開ループ制御
であるため、ステッピングモータが正常に動作したか否
かを判断することができない。これを解決しようとすれ
ば、ダンパ板が完全な開放位置あるいは閉鎖位置まで動
作したことを検出する位置検知用のセンサを備える必要
があり、コスト高を来たす。
【0006】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、被制御体の位置検知用のセンサを
要さずに、ステッピングモータの動作に異常が有るか否
かを検出することができ、しかもステッピングモータを
回転させずに異常の有無を検出できるステッピングモー
タ駆動装置を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、被制
御体を動作させるステッピングモータと、このステッピ
ングモータの巻線と接続され、この巻線を通断電制御す
る駆動回路と、この駆動回路を制御して前記ステッピン
グモータを回転動作させると共に、該ステッピングモー
タの動作開始前もしくは動作終了後に前記ステッピング
モータをホールド動作させる制御手段と、前記駆動回路
の電源入力側から前記ステッピングモータの巻線までの
回路に検出抵抗を設け、前記ホールド動作時にこの検出
抵抗による検出電圧に基づいて異常の有無を検出する異
常検出手段とを含んで構成される。
【0008】上記構成においては、被制御体を動作させ
る時には、制御手段が、駆動回路を制御して前記ステッ
ピングモータを回転動作させる。この場合、該ステッピ
ングモータの動作開始前もしくは動作終了後に前記ステ
ッピングモータをホールド動作させる。すなわち、ステ
ッピングモータの動作開始前もしくは動作終了後には、
ステッピングモータを動作開始前あるいは動作終了後の
各位置にホールドして被制御体の動きを停止させる。
【0009】そして、異常検出手段は、ホールド動作時
に検出抵抗による検出電圧に基づいて、駆動回路の電源
入力側からステッピングモータの巻線までの回路におけ
る異常の有無を検出する。従って、ステッピングモータ
の動作に異常が有るか否かを判定できる。しかも、検出
抵抗を設ける程度の構成であるので、コストの低廉化も
図ることができるようになる。しかも、被制御体の動き
を停止させるホールド動作時に、上述の異常検出を行な
うから、ステッピングモータを実際に回転動作させるこ
となく、異常の検出を行なうことができ、また、専用の
異常検出期間を設ける場合と違って、制御に要する時間
が長くなることはない。
【0010】請求項2の発明は、冷蔵庫の冷気ダクトを
開閉するように設けられた被制御体たるダンパ板を動作
させるステッピングモータと、このステッピングモータ
の巻線と接続され、この巻線を通断電制御する駆動回路
と、前記ダンパ板を開放および閉鎖させるべく前記駆動
回路を制御して前記ステッピングモータを回転動作させ
ると共に、該ステッピングモータの動作開始前もしくは
動作終了後に前記ステッピングモータをホールド動作さ
せる制御手段と、前記駆動回路の電源入力側から前記ス
テッピングモータの巻線までの回路に検出抵抗を設け、
前記ホールド動作時にこの検出抵抗による検出電圧に基
づいて異常の有無を検出する異常検出手段とを含んで構
成される。
【0011】上記構成においては、被制御体は冷蔵庫の
冷気ダクトを開閉するダンパ板であり、制御手段は、ダ
ンパ板を開放もしくは閉鎖させるときに駆動回路を制御
して前記ステッピングモータを回転動作させる。この場
合、該ステッピングモータの動作開始前もしくは動作終
了後に前記ステッピングモータをホールド動作させ、ダ
ンパ板の動きを停止させる。
【0012】異常検出手段は、ホールド動作時に検出抵
抗による検出電圧に基づいて、駆動回路の電源入力側か
らステッピングモータの巻線までの回路における異常の
有無を検出する。従って、ステッピングモータの動作に
異常が有るか否かを判定できる。しかも、ダンパ板の位
置検知用のセンサも要さず、また検出抵抗を設ける程度
の構成であるので、コストの低廉化も図ることができる
ようになる。しかも、ダンパ板の動きを停止させるホー
ルド動作時に、上述の異常検出を行なうから、ステッピ
ングモータを実際に回転動作させることなく、異常の検
出を行なうことができる。つまり、冷気の供給制御に支
障なく異常の検出を行なうことができる。また、専用の
異常検出期間を設ける場合と違って、制御に要する時間
が長くなることはない。
【0013】請求項3の発明は、異常検出手段が、ステ
ッピングモータの動作開始前のホールド動作時に異常の
有無を検出するようになっているところに特徴を有する
ものである。この構成においては、ステッピングモータ
の動作開始前に行なうから、異常が発生している場合
に、ステッピングモータが異常動作する前に異常を検出
できるようになる。
【0014】請求項4の発明は、異常検出手段が、ホー
ルド動作時の他、電源投入時にも異常の有無を検出する
ようになっているところに特徴を有する。この構成にお
いては、電源投入時にも異常の有無を検出するから、ス
テッピングモータの使用前に異常の有無が分かり、便利
である。
【0015】請求項5の発明は、異常検出手段により異
常が検出されたときにこれを報知する報知手段を備えた
ところに特徴を有する。この構成においては、異常が検
出されたときにこれを報知できるから、異常対策が早急
にとれるようになる。請求項6は、異常検出手段が、異
常検出時における駆動回路への印加電圧を、通常の駆動
電圧より低く設定したところに特徴を有する。この構成
においては、異常検出時にステッピングモータの消費電
力を抑えることができるようになる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施例につ
き図1ないし図11を参照しながら説明する。まず図4
において、冷蔵庫本体1には、冷凍室2が形成されてい
ると共に、これの上部に製氷室3が、またその上部には
冷蔵室4が形成されている。そして、冷凍室3にはこれ
を開閉する引出式の扉5が設けられ、これの内側には収
容容器5aが配設されている。また、製氷室4にはこれ
を開閉する観音開き式の扉6が設けられており、また、
冷蔵室4には、これを開閉する片開き式の扉7が設けら
れている。なお、製氷室4の内部には製氷装置8が設け
られている。
【0017】前記冷凍室2から製氷室3にかけての背面
部には、冷蔵庫本体1背壁からやや離間して隔壁板9が
配設されており、この隔壁板9の裏側の下部は冷気生成
部10とされていて、冷却器10aやファン10bが配
設されている。また、この隔壁板9の裏側の上部には、
冷気供給口11aを有するケース11が設けられてお
り、このケース11にはダクト部11bを形成するよう
に断熱材11cが配設されている。さらに、このダクト
部11bから冷蔵室4背部にかけてダクト部4aが形成
されており、両ダクト部11b,4aとで、冷気ダクト
12が形成されている。そして、上記ダクト部11bに
は、後述するダンパ機構13が設けられている。
【0018】なお、上記冷気生成部10からの冷気は図
示しない吐出口から製氷室3および冷凍室2に供給され
ると共に、ダンパ機構13および冷気ダクト12を経て
冷蔵室4に供給されるようになっている。
【0019】さて、上記ダンパ機構13について述べ
る。本体フレーム14は、水平板部14aと前後左右側
板部14b,14c,14d,14eとを有してなり、
水平板部14aには細長な矩形筒状のダンパ口14fが
形成されている。また本体フレーム14には、上記ダン
パ口14fをその上から開閉するためのダンパ板15が
回動軸15a,15bを介して回動可能に設けられてい
る。この回動軸15a,15bはダンパ板15の左右端
部から一体に突設されていて、左右側板部14d,14
eの孔部に嵌合されている。なお、一方の回動軸15a
は左側板部14dの孔部を貫通して外部に突出してい
る。このダンパ板15の一面には、比較的柔軟な部材例
えばソフトテープからなるシール材16が装着されてい
る。
【0020】本体フレーム14の左側板部14dには、
駆動部17が設けられており、これは、駆動部ケース1
8の内部に、図6に示すように、ステッピングモータ1
9と、これの回転軸に連係するように設けられたギア列
20とを設けて構成されており、ギア列20の最終ギア
20aは扇形をなしており、その軸部である出力軸部2
0bは前記ダンパ板15の回動軸15aと一体回動し得
るように嵌合している。また駆動部ケース18には、こ
の最終ギア20aの回転を規制するためのストッパ2
1,21が設けられている。
【0021】上記ステッピングモータ19は、DC12
Vで駆動される2相・48極の永久磁石形のステッピン
グモータであり、これは、図1に示す2相のA相巻線1
9A、B相巻線19Bに対するパルス印加の順序を変え
ることにより回転方向を正逆変更するようになってい
る。なお、ステッピングモータ19の正方向回転により
ダンパ板15を開放方向に回動させ、ステッピングモー
タ19の逆方向回転によりダンパ板15を閉塞方向に回
動させるようになっている。そして、ステッピングモー
タ19が所定数のパルスで回転されると、その回転がギ
ア列により減速されて、出力軸部20bに伝達され、ダ
ンパ板15を開放動作または閉鎖動作させるようになっ
ている。上述のダンパ機構13は、前述の冷気ダクト1
2のうちダクト部11bに組み込まれている。
【0022】次に図1には、ダンパ板15の開閉制御に
関連する電気回路構成を示しており、制御手段および異
常検出手段を構成する制御回路22は、例えばマイクロ
コンピュータやリレー駆動回路等を含んで構成されてお
り、この制御回路22には、冷蔵室7の温度を検出する
冷蔵室用温度センサ23の検出信号が与えられるように
なっている。また制御回路22は、分配回路35および
駆動回路24を介してステッピングモータ19を正方向
および逆方向に回転駆動するようになっている。さら
に、この制御回路22には、異常報知のための報知手段
たるブザー36が接続されている。
【0023】上記駆動回路24の構成について述べる。
この駆動回路24は、ステッピングモータ19の各相巻
線19A,19Bをそれぞれバイポーラ駆動する構成で
あり、具体的には、NPN形のトランジスタ25、26
をそのコレクタエミッタが順方向となるように直列接続
すると共に、同様に、NPN形のトランジスタ27、2
8を直列接続し、NPN形のトランジスタ29、30を
直列接続し、NPN形のトランジスタ31、32を直列
接続している。そして、各トランジスタ25、27、2
9、31のコレクタをリレースイッチ33の可動接点3
3c−固定接点33a間を介して電圧12Vの直流電源
Vdに接続し、各トランジスタ26、28、30、32
のエミッタはGNDに接続されている。
【0024】さらに、トランジスタ25、26間の共通
接続点P1はA相巻線19Aの一方の引出端子19A1
に接続され、トランジスタ27、28間の共通接続点P
2はA相巻線19Aの他方の引出端子19A2に接続さ
れている。さらにまた、トランジスタ29、30間の共
通接続点Q1はB相巻線19Bの一方の引出端子19B
1に接続され、トランジスタ31、32間の共通接続点
Q2はB相巻線19Bの他方の引出端子19B2に接続
されている。また、前記リレースイッチ33の他方の固
定接点bは検出抵抗34を介して例えば5Vの直流電圧
Vhに接続されている。この検出抵抗34と固定接点b
との共通接続点は制御回路22の入力端子に接続されて
いる。
【0025】ここで、上記各トランジスタ25〜32は
制御回路22および分配回路35によってオン・オフ制
御されるようになっている。すなわち制御回路22は指
令信号を分配回路35に出力し、分配回路35は、オン
・オフさせるトランジスタを選択して制御する。ステッ
ピングモータ19を正回転させる場合には、下記表1に
示すように、モード(1)、(2)、(3)、(4)、
(1)、…の順でトランジスタをオン・オフ制御する。
また、逆回転させる場合には、モードを上述とは逆の順
序、(4)、(3)、(2)、(1)、(4)、…でオ
ン・オフ制御する。なお、各モード1つがパルス1つで
制御されるものである。なお、ほぼ4秒間分のパルスを
出力すると、ダンパ板15が、図7に示すようにほぼ9
0度回転するようになっている。ちなみに、上述のステ
ッピングモータ19の駆動制御は、開ループ制御であ
る。
【0026】
【表1】
【0027】さて、制御回路22におけるステッピング
モータ19の制御内容について、図10のフローチャー
トを参照しながら説明する。冷蔵庫の電源が投入され
て、この制御回路22が起動されると、ステップS1で
示すように、ダンパ板開放制御を実行する。すなわち、
リレースイッチ33の接点(c−a)間を閉成して、ト
ランジスタ25〜32を前掲表1の正回転パターンでオ
ン・オフ制御する。この場合、図8に示すように、ステ
ッピングモータ19をこの正回転パターンで4秒間駆動
して、ダンパ板15をほぼ90度回転させ、その後1秒
間さらにオーバーラン駆動する。なお、このオーバーラ
ン駆動は、完全な開放(閉鎖)を保証するために行な
う。
【0028】この後ステップS2に移行し、異常検出制
御を実行する。この制御内容は、図11にサブルーチン
として示している。すなわち、ステップT1において
は、リレースイッチ33を接点(c−b)間閉成とし、
ステップT2においては、各トランジスタ25〜32を
表1のモード(2)または(4)に切替えて、オン・オ
フ制御してステッピングモータ19をホールド動作させ
る。この場合の印加電圧Vhは5Vである。
【0029】制御回路22は、ステップT2において、
各ホールド動作時において検出電圧Vkを読み込んで、
異常の有無を検出する。この異常の種類としては、断線
や、誤配線等があり、これを表2に示す。
【0030】
【表2】
【0031】この表2の見方について述べると、ステッ
ピングモータ19のA相巻線19Aの一方の引出端部1
9A1に対して、接続点P1が接続されると、これは正
常な接続であり、以下、他方の引出端部19A2に対し
ては接続点P2、B相巻線19Bの一方の引出端部19
B1に対しては接続点Q1、他方の引出端部19B2に
対しては接続点Q2がそれぞれ接続されると、正常であ
る。また、断線としては、符号*で示す断線箇所が予想
される。すなわち、引出端部19A1から接続点P1ま
での間、引出端部19A2から接続点P2までの間、引
出端部19B1から接続点Q1までの間、引出端部19
B2から接続点Q2までの間が断線箇所として予想され
る。
【0032】また誤配線のパターンとしては、誤配線パ
ターン(1)が示されていて、その内の最上欄の例につ
いて述べると、引出端部19A1に対して接続点Q1が
接続され、引出端部19A2に対して接続点P2が接続
され、引出端部19B1に対して接続点P1が接続さ
れ、引出端部19B2に対して接続点Q2が接続されて
いる。また、別の誤配線のパターンとしては、誤配線パ
ターン(2)が示されていて、これは、A相巻線19A
1に対して、接続点P1,P2を逆に取り付ける場合
と、B相巻線19A1に対して、接続点Q1,Q2を逆
に取り付ける場合とがある。
【0033】
【表3】
【0034】しかして、表3に示すように、直流電源V
hから駆動回路24さらにはステッピングモータ19ま
での回路に上述した異常があると、その異常の種類に応
じて検出電圧Vkが変化するものである。すなわち、正
常時には、検出電圧Vkはほぼ「3.8V」となり、同
様に、A相側およびB相側の片方の回路が断線している
と、検出電圧Vkはほぼ「4.0V」となり、両方の回
路が断線している場合および誤配線パターン(1)の場
合には、「4.2V」となる。
【0035】制御回路22は、ステップT3において、
検出電圧Vkが、「3.8V」のときには正常であると
判断し、「4.0V」あるいは「4.2V」の時には異
常有りと判断する。異常が有れば、ブザー36を報知動
作させて図10のステップS3に移行する。異常がなけ
ればこのステップT4を実行せずにステップS3に移行
する。
【0036】ステップS3においては、ダンパ15を閉
鎖制御する。すなわち、ステッピングモータ19を逆回
転方向へ例えば4秒駆動し(図9参照)、そして1秒オ
ーバーラン動作させる。この後、ステップS4に移行し
て、ステップS2と同様の異常検出制御を実行する。次
のステップS5およびステップS6では温度センサ23
による検出温度が設定された温度範囲内であるか否かを
判断し、その温度範囲内であれば(ステップS5の
「N」およびステップS6の「N」)、ダンパ板15は
この状態のままとし(このステップS5,S6が繰返さ
れ)、この温度範囲を上回れば、ステップS7に移行し
てダンパ板15を開放制御した後、ステップS8にて異
常検出制御を実行し、上記温度範囲以下(ステップS5
の「N」)のときにはステップS9に移行してダンパ板
15を閉鎖制御した後、ステップS10にて異常検出制
御を実行する。
【0037】このような本実施例によれば、検出抵抗3
4による検出電圧Vkに基づいて、駆動回路24の入力
側からステッピングモータ19の巻線19a,19bま
での回路における異常の有無を検出するようにしたか
ら、ステッピングモータ19の動作に異常が有るか否か
を判定できる。しかも、ダンパ板15の位置検知用のセ
ンサも要さず、また検出抵抗34を設ける程度の構成で
あるので、コストの低廉化も図ることができるようにな
る。
【0038】しかも、ダンパ板15の動きを停止させる
ホールド動作時に、上述の異常検出を行なうから、ステ
ッピングモータ19を実際に回転動作させることなく、
異常の検出を行なうことができる。つまり、ダンパ板1
5を開閉することなく異常検出を行なうことができて、
冷気供給量制御に支障を来たすことがない。さらには、
専用の異常検出期間を設ける場合と違って、制御に要す
る時間が長くなることはない。
【0039】また、本実施例によれば、電源投入時に
も、異常の有無を検出するようになっているから、ステ
ッピングモータ19の使用前に異常の有無が分かり、便
利である。特に、メーカー側での製品検査時において
は、電源を投入するだけで、異常の検出ができ、便利で
ある。ちなみに、断線は、製品製造時以外に、製品使用
中に何らかの原因で発生することもあり、これはメーカ
ー側の製品検査時には検出できないものであるが、本実
施例では、ダンパ板15を開放および閉鎖させる都度異
常の検出を行なうから、この使用中の断線も良好に検出
できる。
【0040】さらに本実施例によれば、異常が検出され
たときにこれを報知するブザー36を設けたから、異常
対策が早急にとれ、便利である。また本実施例によれ
ば、異常検出時における駆動回路24への印加電圧を、
通常の駆動電圧(12V)より低く(5Vに)設定した
から、異常検出時にステッピングモータ19の消費電力
を抑えることができるようになる。
【0041】図12および図13には、本発明の第2の
実施例を示しており、この実施例では、ダンパ板15の
開放の前後および閉鎖の前後にもホールド動作をするよ
うにしており、そして、この実施例では、異常検出制御
は、前後のホールド動作のうち、ダンパ板15の開放前
と、閉鎖前に行なうようにしている。この実施例におい
ては、ステッピングモータ19の動作開始前に、異常検
出制御を行なうから、異常が発生している場合に、ステ
ッピングモータ19が異常動作する前に異常を検出で
き、便利である。
【0042】なお本発明は、次のようにしても良い。冷
蔵庫だけでなく、ステッピングモータを搭載した他の機
器、例えば複写機やファクシミリ等にも適用できる。ま
た、ステッピングモータとしては、永久磁石形でなく、
可変リラクタンス形等にでも良い。報知手段としては、
発光手段や音声出力手段でも良い。
【0043】
【発明の効果】本発明は以上の説明から明らかなよう
に、次の効果を得ることができる。請求項1の発明によ
れば、検出抵抗による検出電圧に基づいて、駆動回路の
電源入力側からステッピングモータの巻線までの回路に
おける異常の有無を検出するようにしたから、ステッピ
ングモータの動作に異常が有るか否かを判定できる。し
かも、検出抵抗を設ける程度の構成であるので、コスト
の低廉化も図ることができる。さらに、被制御体の動き
を停止させるホールド動作時に、上述の異常検出を行な
うから、ステッピングモータを実際に回転動作させるこ
となく、異常の検出を行なうことができ、また、専用の
異常検出期間を設ける場合と違って、制御に要する時間
が長くなることはない。
【0044】請求項2の発明によれば、冷蔵庫のダンパ
板を動作させるステッピングモータの動作に異常が有る
か否かを判定でき、しかも、冷蔵庫コストの低廉化に寄
与でき、さらに、ダンパ板の動きを停止させるホールド
動作時に、異常検出を行なうから、ダンパ板を実際に開
閉することなく異常検出を行なうことができて、冷気供
給量制御に支障を来たすことがない。また、専用の異常
検出期間を設ける場合と違って、制御に要する時間が長
くなることはない。
【0045】請求項3の発明によれば、ステッピングモ
ータの動作開始前に、異常検出制御を行なうから、異常
が発生している場合に、ステッピングモータが異常動作
する前に異常を検出でき、便利である。請求項4の発明
によれば、電源投入時にも、異常の有無を検出するよう
になっているから、ステッピングモータの使用前に異常
の有無を判定でき、便利である。
【0046】請求項5の発明によれば、異常が検出され
たときにこれを報知できるから、異常対策が早急にとれ
る。請求項6の発明によれば、異常検出時における駆動
回路への印加電圧を、通常の駆動電圧より低く設定した
から、異常検出時にステッピングモータの消費電力を抑
えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すステッピングモー
タ回りの電気回路図
【図2】ダンパ機構部分の縦断側面図
【図3】図2のA−A線断面図
【図4】冷蔵庫の主要部を示す縦断側面図
【図5】ダンパ機構の斜視図
【図6】駆動部の側面図
【図7】ダンパ板の開放・閉鎖状態を示す概略側面図
【図8】ダンパ板開放時における通電の様子および開閉
の様子を示す図
【図9】ダンパ板閉鎖時における通電の様子および開閉
の様子を示す図
【図10】制御内容のフローチャート
【図11】異常検出制御のフローチャート
【図12】本発明の第2の実施例を示す図8相当図
【図13】図9相当図
【符号の説明】
12は冷気ダクト、13はダンパ機構、15はダンパ
板、19はステッピングモータ、22は制御回路(制御
手段および異常検出手段)、23は冷蔵室用温度セン
サ、24は駆動回路、34は検出抵抗、36はブザー
(報知手段)を示す。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被制御体を動作させるステッピングモー
    タと、 このステッピングモータの巻線と接続され、この巻線を
    通断電制御する駆動回路と、 この駆動回路を制御して前記ステッピングモータを回転
    動作させると共に、該ステッピングモータの動作開始前
    もしくは動作終了後に前記ステッピングモータをホール
    ド動作させる制御手段と、 前記駆動回路の電源入力側から前記ステッピングモータ
    の巻線までの回路に検出抵抗を設け、前記ホールド動作
    時にこの検出抵抗による検出電圧に基づいて異常の有無
    を検出する異常検出手段とを備えてなるステッピングモ
    ータ駆動装置。
  2. 【請求項2】 冷蔵庫の冷気ダクトを開閉するように設
    けられた被制御体たるダンパ板を動作させるステッピン
    グモータと、 このステッピングモータの巻線と接続され、この巻線を
    通断電制御する駆動回路と、 前記ダンパ板を開放および閉鎖させるべく前記駆動回路
    を制御して前記ステッピングモータを回転動作させると
    共に、該ステッピングモータの動作開始前もしくは動作
    終了後に前記ステッピングモータをホールド動作させる
    制御手段と、 前記駆動回路の電源入力側から前記ステッピングモータ
    の巻線までの回路に検出抵抗を設け、前記ホールド動作
    時にこの検出抵抗による検出電圧に基づいて異常の有無
    を検出する異常検出手段とを備えてなるステッピングモ
    ータ駆動装置。
  3. 【請求項3】 異常検出手段は、ステッピングモータの
    動作開始前のホールド動作時に異常の有無を検出するよ
    うになっていることを特徴とする請求項1または2記載
    のステッピングモータ駆動装置。
  4. 【請求項4】 異常検出手段は、ホールド動作時の他、
    電源投入時にも異常の有無を検出するようになっている
    ことを特徴とする請求項1または2記載のステッピング
    モータ駆動装置。
  5. 【請求項5】 異常検出手段により異常が検出されたと
    きにこれを報知する報知手段を備えたことを特徴とする
    請求項1または2記載のステッピングモータ駆動装置。
  6. 【請求項6】 異常検出手段は、異常検出時における駆
    動回路への印加電圧を、通常の駆動電圧より低く設定し
    たことを特徴とする請求項1または2記載のステッピン
    グモータ駆動装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1617555A3 (en) * 2004-07-12 2008-01-16 Motorola, Inc. Current sensing in a two-phase motor
JP2015089166A (ja) * 2013-10-28 2015-05-07 リンナイ株式会社 ステッピングモータの回路システムの異常検知装置

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EP1617555A3 (en) * 2004-07-12 2008-01-16 Motorola, Inc. Current sensing in a two-phase motor
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