JPH1019162A - ランプ表示電気回路取付構造 - Google Patents

ランプ表示電気回路取付構造

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JPH1019162A
JPH1019162A JP17222696A JP17222696A JPH1019162A JP H1019162 A JPH1019162 A JP H1019162A JP 17222696 A JP17222696 A JP 17222696A JP 17222696 A JP17222696 A JP 17222696A JP H1019162 A JPH1019162 A JP H1019162A
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JP
Japan
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valve
electric circuit
lamp display
coil
circuit board
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JP17222696A
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English (en)
Inventor
Kiyotatsu Natsume
清辰 夏目
Hiroyuki Mizuno
博之 水野
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CKD Corp
Original Assignee
CKD Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気基板を保護した上で、コイル組立の取り
外しが容易であり、常にランプ表示を電磁弁のボディ上
面から見ることができるランプ表示電気回路取付構造を
提供することことを目的とする。 【解決手段】 コイル部81と弁体部80より構成され
ているパイロットエアを制御するためのパイロット用電
磁弁1に対して、その作動状況を知らせるランプ12の
表示を制御する電気回路基板9を、オペレータ電磁弁1
に取り付けるためのランプ表示電気回路取付構造におい
て、オペレータ弁5とランプ表示電気回路基板9との間
に、コイル部81と弁体部80にまたがるような電気回
路基板9を保持する基板支持部材7を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パイロットエアに
より主弁を駆動するパイロット形電磁弁に関するもので
あり、さらに詳細には、オペレータ弁の作動状況を知ら
せるランプの表示を制御するランプ表示電気回路の取付
構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、空気圧機器はローコストで、
省力化、自動化が可能となるために、多方面の産業にお
いて使用されている。また、空気圧は環境に対して清潔
に保てるために、最近半導体の製造ラインにおいても使
用されている。特に自動制御用の空気圧機器において
は、パイロット形電磁弁が使用されており、その電磁弁
の作動状況が分かるようにランプにより表示を行なって
いる。現在、電磁弁は製造ラインの1ラインにおいて数
百個単位で使用されいるので、故障した電磁弁をいち早
く検索するための手段として、このランプ表示は非常に
重要である。そこで、ランプ表示を行なうために、パイ
ロット形電磁弁にはランプの表示を制御するランプ表示
回路等の電気基板が内蔵されている。従って、ランプ表
示回路等が正常に機能するように、その取付構造部は水
やほこり等の外部環境から電気回路を保護でき、しかも
基板自体をしっかりと保持できるような構造をとり、ま
た使用者ができるだけランプの表示が見やすい(故障し
た電磁弁を発見しやすい)位置、すなわち電磁弁のボデ
ィ上面付近、に発光素子を組み込む必要がある。
【0003】ここで、従来のランプ表示電気回路取付構
造の第1の従来例として、横置きソレノイド形のパイロ
ット形電磁弁を図7に示す。電気基板40は、図7に示
すように、コイルから熱の影響を受けないように、オペ
レータ弁41の端部に取り付けられている。そして、外
部環境に対する保護構造として、電気基板40全面を覆
うようにカバー42が取り付けられている。そして、こ
のカバー42自体が電気基板40を保持している。ま
た、上面からランプ表示を確認できるように、発光素子
44は電気基板40の上方に組み込まれている。
【0004】また、コイル組立41と主弁43との連結
部からエアが洩れないよう取り付けるために、図7に示
すように、エア流路からできるだけ近いところで固定ネ
ジ39により接合されている。しかし、上記のような構
造ではオペレータ弁41の固定ネジ39がカバー42の
中にあるために、カバー42を外さないとオペレータ弁
41を主弁43から取り外すことができないというメン
テナンス性の問題があった。
【0005】そこで、第1の従来例の問題点を解決し
た、縦置きソレノイド形のパイロット形電磁弁のランプ
表示電気回路取付構造を、第2の従来例として図8に示
す。電気基板45は、図8に示すように、オペレータ弁
46のコイルモールド面49の範囲内に取り付けて、カ
バー38で外部環境に対する保護、コイルモールド面4
9で電気基板45を保護する構造をとっている。よっ
て、図8に示すように、カバー38を外すことなく、主
弁38とオペレータ弁46の取り外しを行なうことが可
能である。
【0006】また、電気基板45は縦15mm、横10
mmぐらいの長方形状であり、この基板上に電気回路の
搭載場所やコネクタ部を確保すると、残りのスペースが
非常に限られたものになる。そして、この空きスペース
に発光素子が組み込まれている。本従来例では、図8に
示すように電気基板45の下方に組み込まれている。但
し、コネクタ部を下方へ移動させて、電気基板45の上
方に空きスペースを作り、その部分に発光素子を組み込
むことは可能である。しかし、この場合においても、発
光素子の組み込み位置はパイロット用電磁弁のボディ上
面付近にはならない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、第2の
従来例のランプ表示電気回路取付構造では、図8に示す
ように、パイロット用電磁弁のボディ上面にランプ表示
を見ることができないという問題がある。この問題によ
り、前述した通り、ランプ表示が見にくいので故障した
電磁弁を検索するのが困難であるため、修理保全性が非
常に悪くなる。
【0008】例えば、図8に点線で示すように、電気基
板を上方へ延長した電気基板48を使用して、その延長
部分に発光素子を組み込めば、ランプ表示をパイロット
用電磁弁のボディ上面付近に見ることはできる。しか
し、完全にパイロット用電磁弁の上面からランプ表示を
見れないので、上記の問題解決には至っていない。しか
も、弁体部37とコイルモールド面49の境界に段差が
あるために、延長電気基板48の延長部分を保持でき
ず、延長部分の電気基板が曲がったりする恐れがある。
電気基板が曲がると、その曲がりの部分で電気基板の回
路に断線が発生し信頼性に関して問題がある。また、コ
イルモールド面49は、コイルに水分等が付着してショ
ートを起こさないようにシールする必要があるため、コ
イルと一体で成形される。よって、この部分の精度はあ
まり良くないため、弁体部37とコイルモールド面49
の境界に段差をなくすことは非常に困難である。
【0009】そこで、本発明は上記した問題点を解決す
るためになされたものであり、電気基板を保護した上
で、オペレータ弁の取り外しが容易であり、常にランプ
を電磁弁のボディ上面に見ることができるランプ表示電
気回路取付構造を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、第1の発明によれば、パイロットエアを制御する
ために、固定鉄心と可動鉄心とを備えるコイル部と流路
切換弁を備える弁体部により構成されるオペレータ弁
と、電気信号を処理する電装部との組合せで構成されて
いるパイロット用電磁弁に対して、その作動状況を知ら
せるランプの表示を制御するランプ表示電気回路を、前
記パイロット用電磁弁に取り付けるためのランプ表示電
気回路取付構造において、前記オペレータ弁と前記ラン
プ表示電気回路との間にあって、前記コイル部と前記弁
体部にまたがるような前記ランプ表示電気回路を保持す
る基板支持部材を有する。
【0011】また、第2の発明によれば上記問題点を解
決するために、前記パイロット用電磁弁に対して、前記
ランプ表示電気回路を前記オペレータ弁に取り付けるた
めのランプ表示電気回路取付構造において、前記コイル
部のコイルと一体成形されているコイルモールド面が、
前記弁体部にまたがるように形成されている。
【0012】また、第3の発明によれば上記問題点を解
決するために第1の発明において、前記基板支持部材が
樹脂で成形されている。
【0013】上記構成を有するランプ表示電気回路取付
構造は次のように作用する。すなわち、ランプ表示電気
回路を保持する基板支持部材及びコイルモールド面が、
コイル部と弁体部にまたがっているので、電気基板の取
付面はフラットになっている。よって、コイル部と弁体
部の境界面の位置に関わらず、コイル部と弁体部にまた
がって、ランプ表示電気回路をしっかりと保持した状態
で、取り付けることができる。従って、この電気回路基
板上なら何れの位置でも発光素子を組み込むことが可能
であり、しかも電気回路の断線も防ぐことができる。故
に、オペレータ弁の配置方向に関わらず電磁弁のボディ
上面からランプ表示を見ることができる。
【0014】また、基板支持部材及びコイルモールド面
に対して、カバーを取り付けることで外部環境に対して
保護できる、および電気基板を基板支持部材及びコイル
モールド面でしっかりと保持できる、構造をとることが
できる。従って、前記保護構造により、電気回路の断線
やショート等を防ぐことができ、電気的な信頼性が向上
する。さらに、ランプ表示電気回路を保護するカバーを
外すことなく、主弁とオペレータ弁の取り外しができる
ので、メイテナンス性が向上する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るランプ表示電
気回路取付構造について、具体化した実施の形態を挙
げ、図面に基づいて詳細に説明する。図1、図2に本発
明の第1の実施の形態であるランプ表示電気回路取付構
造を有するパイロット用電磁弁の分解斜視図を示す。図
1はパイロット用電磁弁1の電装部4の分解斜視図、図
2はパイロット用電磁弁1のコイル部81と弁体部80
の分解斜視図である。パイロット用電磁弁1は、図1に
示すように、コイル部81、弁体部80、及び電装部4
より構成されている。
【0016】電装部4は、図1に示すように、基板支持
部材7、電気回路基板9、及びカバー8より構成されて
いる。基板支持部材7は板状の樹脂で、上部に主弁22
とオペレータ弁5との取付ネジの位置に、ネジを脱着す
るための工具のにげとして切り欠けが設けられている。
さらに、基板支持部材7のほぼ中央部に外部からの給電
用の端子19が設置されている。この基板支持部材7に
より電気回路基板9をしっかりと保持しているので、電
気回路の断線を防ぐことができる。また、基板支持部材
7の材質はポリブチレンテレフタレートであるが、この
樹脂に制限されるものではなく、他の樹脂でも使用する
ことができる。
【0017】電気回路基板9はコイルへの通電やランプ
表示の制御をするための電気回路が組み込まれた長方形
状の基板であり、その大きさは縦15mm、横10mm
ほどである。この電気回路基板9に発光素子12を組み
込み、発光素子12がランプとして作動している。この
発光素子12は図示した位置に限らず、電気回路基板9
上なら何れの位置にでも組み込み可能である。よって、
電磁弁の配置により、上面からランプ表示を見れるよう
に組み込み位置を変えれば、常にランプ表示を上面から
見ることができる。
【0018】カバー8は電気回路基板9を水やほこり等
の外部環境から保護するためのもので、基板支持部材7
とほぼ同形状で、中央部に取付用のネジ穴11とコネク
タ受口21が形成されている。カバー8と基板保持部材
7の間にシールガスケット13を装着して、カバー8を
取り付けるので電気回路基板9を外部から完全に遮断す
ることができる。従って、電気回路基板9を水やほこり
等の外部環境から保護することができる。
【0019】ここで、上記電装部4の構成部品をオペレ
ータ弁5に取り付ける方法について説明する。まず、コ
イル部81のコイルモールド面2に形成されているピン
3にOリング14を介してソケットピン10を挿入す
る。そして、ソケットピン10が基板支持部材7のソケ
ットピン穴16に嵌入するように、基板支持部材7をオ
ペレータ弁5に装着する。さらに、基板支持部材7の上
にソケットピン10が電気回路基板9のソケットピン穴
18に、端子19が端子穴17にそれぞれ嵌入するよう
に電気回路基板9を装着する。次に、ソケットピン10
の先端及び端子19の根元と電気回路基板9とを半田づ
けで固定する。よって、電気回路基板9と基板支持部材
7は一体部品となるが、この一体部品はオペレータ弁5
に対してソケットピン10により取り外しが可能であ
る。最後に、ガスケット13を介してカバー8を取付け
て、固定ネジ20によりオペレータ弁5に取り付ける。
【0020】上記取付構造よれば、このカバー8により
電気回路基板9を外部から完全に遮断しているので、電
気回路基板9を水やほこり等の外部環境から保護するこ
とができる。また、コイル部81と弁体部80にまたが
る基板支持部材7を有することにより、電気回路基板9
をフラットな面でしっかりと保持することができる。よ
って、電気回路の断線を防ぐことができ電気的な信頼性
が向上する。そして、コイル部81と弁体部80の境界
面の位置に関わらず電気回路基板9を取り付けることが
できるので、この電気回路基板9上なら何れの位置でも
発光素子12を組み込むことが可能である。従って、電
気回路基板9上のスペースに余裕ができ、図1に示すよ
うに、電気回路基板9の上方へ発光素子12を組み込め
るので、パイロット用電磁弁1のボディ上面よりランプ
表示を確認することが可能となる。
【0021】さらに、カバー8及び基板支持部材7に
は、オペレータ弁5と主弁22との固定ネジを取り付け
る際にその取付作業が単独でできるように、切り欠けを
設けているので、カバー8を外すことなくオペレータ弁
5と主弁22の取り外しが可能になる。よって、常に電
気回路基板9を水やほこり等の外部環境から完全に遮断
した状態を保てるので断線やショート等の電気的な信頼
性が向上する。また、カバー8を外すことなくオペレー
タ弁5と主弁22の取り外しができるので、メンテナン
ス性も向上する。
【0022】次に、オペレータ弁5の構造を図2に基づ
いて説明する。図2はオペレータ弁5の分解斜視図であ
る。オペレータ弁5は、図1に示すように、弁体部80
とコイル部81から構成されている。オペレータ弁5は
弁体ブロック83を中心にして、上方に手動用のスイッ
チが、下方に切換弁部が構成されている。手動用のスイ
ッチは、弁体ブロック83に手動ピン84とバネ85を
介して、手動ボタン86を挿入し、蓋87を装着して構
成している。切換弁部は、バネ88を介し、弁53、弁
ガイド90及び弁座89を一体にして、下方から弁体ブ
ロック83に挿入して構成されている。そして、電磁石
91にバネ57を介してプランジャ54を挿入して構成
されたコイル部81を、上記のように構成された弁体部
80に接続して、オペレータ弁5を構成している。
【0023】ここで、各々の構成部品について説明す
る。弁体ブロック83には、図3に示すように、パイロ
ットエアの流路すなわちパイロット給気ポート50、パ
イロット排気ポート51及びパイロット出力ポート52
が形成されている。また、バネ88、弁53、弁ガイド
90及び弁座89を嵌入するために中央付近まで下面よ
り穴加工されている。さらに、手動ボタン86、バネ8
5及び手動ピン84を嵌入するために上面にも穴加工さ
れている。そして上面には蓋87を取り付けるためのネ
ジ穴が2箇所、側面中央部には主弁22との取付けに使
用するネジ用の貫通穴が2箇所加工されている。
【0024】弁体ブロック83の上方に組み込まれる構
成部品について説明する。蓋87は長方形の板状のもの
で、その大きさは弁体ブロック83の上面の大きさと同
じである。そして、蓋87には弁体ブロック83との取
付けに使用するネジ用の貫通穴が2箇所に、中央部には
手動ボタン86の頭部が出るような穴が加工されてい
る。手動ボタン86は円柱状のもので、下方よりバネ8
5が嵌入かつ摺動できるような穴が加工されている。よ
って、その断面は、図3に示すように、コの字形であ
り、穴加工部分にバネ85が少し縮んだ状態で固定され
ている。従って、手動ボタン86はバネ85の力により
上方に押し付けられている。手動ボタン86を押すとそ
の力が手動ピン84を介して弁53に加わり、弁53が
下方へ動く。
【0025】次に、弁体ブロック83の下方に組み込ま
れる構成部品について説明する。バネ88は圧縮状態で
弁体ブロック83内に固定されているので、弁53を下
方へ押し付けている。弁53は3段構成の円盤形状のも
ので、中段部が一番大きく、下段部、上段部は中段部よ
り小さくなっている。さらに、弁53は上段部の上面で
パイロット給気ポート50を、下段部の下面でパイロッ
ト排気ポート51を閉鎖する。そして、中段部の下面を
弁ガイド90に支持されている。すなわち、弁53の下
段部は弁ガイド90の中に入った状態になっている。弁
ガイド90は円形の蓋状のもので、下部に2本の脚を持
っている。蓋状部分で弁53を支持し、脚部でプランジ
ャ54の上面と接している。
【0026】弁座89は円柱形状のもので、外側に3段
の溝が形成されていて、1段目と3段目の溝にはOリン
グを備えている。また、内側には弁ガイド90及びプラ
ンジャ54を嵌入かつ摺動できるように上下から穴加工
がなされており、図3に示すように、H型の形状になっ
ている。そして、穴加工されていない部分にパイロット
エア流路が形成され、この流路は2段目の溝を介して、
弁体ブロック83のパイロット排気ポート51に連通し
ている。さらに、この部分に弁ガイド90の脚が摺動で
きるような貫通穴が形成されていて、弁ガイド90の脚
部とプランジャ54の上面が接している。よって、バネ
57とバネ88の力により、弁ガイド90とプランジャ
54とが一体になって摺動することが可能になってい
る。弁座89は弁体ブロック83と電磁石91の接続に
より固定され、1段目と3段目に備わるOリングによっ
てパイロットエアの洩れを防いでいる。
【0027】プランジャ54は円柱形状の鉄心であり、
バネ57により上方へ押し付けられていて、コイル55
に通電することで発生する吸引力で下方へ動く。バネ5
7の力はバネ88の力より強いので、プランジャ54が
上方に押し付けられるとともに、弁ガイド90及び弁5
3も上方へ押し付けられている。
【0028】上記のように構成されたオペレータ弁5は
次のように作用する。まず、コイル55に通電していな
い状態では、図3に示すように、プランジャ54がばね
57により上方へ押し付けられている。このとき、ばね
88の力よりプランジャ54からの力の方が強いため
に、プランジャ54により弁ガイド90及び弁53が上
方へ押し付けられている。よって、パイロットエアの流
路として、パイロット出力ポート52とパイロット排気
ポート51が連通している。
【0029】ここで、コイル55に通電すると、図4に
示すように、プランジャ54がばね57の力に打ち勝っ
て、下方へ動く。すると、ばね88により弁53及び弁
ガイド90が下方へ動く。従って、パイロットエアの流
路が切り替わり、パイロット給気ポート50とパイロッ
ト出力ポート52が連通する。このときに、発光素子1
2が発光して、コイル55に通電していること、すなわ
ち、パイロットエアが出力されていることを外部に表示
している。そして、発光素子12が電気回路基板9の上
方に組み込まれているので、パイロット用電磁弁1のボ
ディ上面からランプ表示の確認が可能となる。また、手
動ボタンによる作動は、前述した通り、手動ボタン86
を押すと手動ピン84を介して弁53が動き、パイロッ
トエアの流路が切り替わる。このときにはランプ表示は
されない。
【0030】上記のように構成されたパイロット用電磁
弁1を、図5に示すように、5ポート弁である主弁22
に取り付けてパイロット形電磁弁として使用する。パイ
ロット用電磁弁1の駆動により主弁22の流路が切り替
わるので、ランプ表示にてパイロット形電磁弁の作動状
況を知ることができる。よって、電磁弁が故障している
かをランプ表示により知ることができる。
【0031】以上説明した通り第1の実施の形態のラン
プ表示電気回路取付構造によれば、コイル部81と弁体
部80にまたがる基板支持部材7を有することにより、
コイル部81と弁体部80の境界面の位置に関わらず、
コイル部81と弁体部80にまたがって、電気回路基板
9を取り付けることができ、この電気回路基板9上なら
何れの位置でも発光素子12を組み込むことが可能であ
る。よって、主弁22に対してパイロット用電磁弁1を
どのように配置しても、その配置形態に対して電気回路
基板9の上方となる位置に発光素子12を組み込むこと
ができる。従って、主弁22に対してパイロット用電磁
弁1をどのように配置しても、パイロット用電磁弁1の
ボディ上面からランプ表示の確認をすることができる。
また、基板支持部材7によりしっかりと電気回路基板9
を保持しているので、電気回路の断線も防ぐことができ
る。
【0032】さらに、カバー8及び基板支持部材7に
は、オペレータ弁5と主弁22との固定ネジを取り付け
る際にその取付作業が単独でできるように、切り欠け部
を設けているので、カバー8を外すことなくオペレータ
弁5と主弁22の取り外しが可能になる。従って、オペ
レータ弁5と主弁22の取付作業が容易になり、メンテ
ナンス性が向上する。しかも、主弁22と電磁弁1の取
り外しの際に、ランプ表示電気回路の保護カバー8を取
り外さないので、常に電気回路基板9を水やほこり等の
外部環境から完全に遮断した状態を保てるので断線やシ
ョート等の電気的な信頼性が向上する。
【0033】また、第2の実施の形態を図6に示す。図
6は電磁弁の分解斜視図である。電装部34はコイルモ
ールド面32、電気回路基板9、及びカバー8より構成
されている。本実施の形態では、基板支持部材7の代わ
りにコイルモールド面32を、弁体部80にまたがるよ
うに延長して、コイルモールド面32で電気回路基板9
を保持している。コイルモールド面32の形状は基板支
持部材7と同じ形状である。また、基板支持部材7に設
けられていた給電用の端子はコイルモールド面32に形
成されている。コイルモールド面32で電気回路基板9
をしっかりと保持しているので、電気回路の断線を防ぐ
ことができる。
【0034】ここで、上記電装部34の構成部品をオペ
レータ弁5に取り付ける方法を説明する。まず、コイル
部81のコイルモールド面32に形成されているピン3
が電気回路基板9のピン穴28に、端子19が電気回路
基板9の端子穴17にそれぞれ嵌入するように電気回路
基板9をコイルモールド面32上に装着する。次に、ピ
ン3の先端及び端子19の根元と電気回路基板9とを半
田づけで固定する。最後に、ガスケット13を介してカ
バー8を取付けて、固定ネジ20によりオペレータ弁5
に取り付ける。
【0035】上記取付構造よれば、第1の実施の形態と
同様に、コイル部81と弁体部80にまたがるようにコ
イルモールド面32を形成することにより、電気回路基
板9をフラットな面でしっかりと保持することができ
る。よって、コイル部81と弁体部80の境界面の位置
に関わらず電気回路基板9を取り付けることができ、こ
の電気回路基板9上なら何れの位置でも発光素子12を
組み込むことが可能である。従って、電気回路基板9上
のスペースに余裕ができ、図6に示すように、電気回路
基板9の上方へ発光素子12を組み込めるので、電磁弁
のボディ上面よりランプ表示を確認することが可能とな
る。また、電気回路の断線も防ぐことができる。
【0036】さらに、カバー8及びコイルモールド面3
2には、オペレータ弁5と主弁22との固定ネジを取り
付ける際にその取付作業が単独でできるように、切り欠
け部を設けているので、カバー8を外すことなくオペレ
ータ弁5と主弁22の取り外しが可能になる。従って、
オペレータ弁5と主弁22の取付作業が容易になり、メ
ンテナンス性が向上する。しかも、主弁22と電磁弁1
の取り外しの際に、ランプ表示電気回路の保護カバー8
を取り外さないので、常に電気回路基板9を水やほこり
等の外部環境から完全に遮断した状態を保てるので断線
やショート等の電気的な信頼性が向上する。また、基板
支持部材を必要としないので、構成部品の削減になり、
コストダウンが図れる。
【0037】以上本発明の実施の形態について説明した
が、本発明は、上記実施の形態に限ることなく、色々な
応用が可能である。すなわち、例えば第1の実施の形態
では、基板支持部材の材質はポリブチレンテレフタレー
トであるが、この材質に限らず樹脂であれば他の樹脂で
も本発明は適応可能である。また、主弁として5ポート
弁を使用しているが、もちろん3ポート弁及び4ポート
弁の主弁に対しても本発明は適応可能である。
【0038】
【発明の効果】本発明のランプ表示電気回路取付構造に
よれば、ランプ表示電気回路を保持する基板支持部材
を、コイル部と弁体部にまたがるように、オペレータ弁
とランプ表示電気回路との間に有することにより、コイ
ル部と弁体部の境界面に生じる段差に関わらず、コイル
部と弁体部にまたがって電気回路基板を取り付けること
ができ、この電気回路基板上なら何れの位置でも発光素
子を組み込むことが可能である。よって、主弁に対して
パイロット用電磁弁をどのように配置しても、ランプを
上面に見ることができるので、修理保全性が向上する。
【0039】また、コイル部と弁体部の境界面に生じる
段差に関わらず、基板支持部材により電気回路基板をし
っかりと保持することができるので、電気回路の断線を
防ぐことができ、電気的な信頼性が向上する。さらに、
ランプ表示電気回路の保護カバーを取り外すことなく、
主弁とオペレータ弁の取り外しができるので、メイテナ
ンス性が向上し、かつ電気回路基板が外部環境にさらさ
れることがないので、主弁とオペレータ弁の取り外しの
際に、電気回路の断線やショート等の問題が生じないの
で、電気的な信頼性も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係るランプ表示電気回路取
付構造を有するパイロット用電磁弁の電装部の分解斜視
図である。
【図2】第1の実施の形態に係るランプ表示電気回路取
付構造を有するオペレータ弁の分解斜視図である。
【図3】第1の実施の形態に係るランプ表示電気回路取
付構造を有するパイロット用電磁弁の断面図であり、コ
イルに通電していない(ランプ不灯)状態を示す。
【図4】第1の実施の形態に係るランプ表示電気回路取
付構造を有するパイロット用電磁弁の断面図であり、コ
イルに通電している(ランプ点灯)状態を示す。
【図5】第1の実施の形態に係るランプ表示電気回路取
付構造を有するパイロット形電磁弁の断面図である。
【図6】第2の実施の形態に係るランプ表示電気回路取
付構造を有するパイロット用電磁弁の電装部の分解斜視
図である。
【図7】従来のランプ表示電気回路取付構造を有する横
置きソレノイド形のパイロット形電磁弁の断面図であ
る。
【図8】従来のランプ表示電気回路取付構造を有する縦
置きソレノイド形のパイロット形電磁弁の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 パイロット用電磁弁 5 オペレータ弁 7 基板支持部材 9 電気回路基板 12 発光素子(ランプ) 80 弁体部 81 コイル部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パイロットエアを制御するために、固定
    鉄心と可動鉄心とを備えるコイル部と流路切換弁を備え
    る弁体部により構成されるオペレータ弁と、電気信号を
    処理する電装部との組合せで構成されているパイロット
    用電磁弁に対して、 その作動状況を知らせるランプの表示を制御するランプ
    表示電気回路を、前記パイロット用電磁弁に取り付ける
    ためのランプ表示電気回路取付構造において、 前記オペレータ弁と前記ランプ表示電気回路との間にあ
    って、前記コイル部と前記弁体部にまたがるような前記
    ランプ表示電気回路を保持する基板支持部材を有するこ
    とを特徴とするランプ表示電気回路取付構造。
  2. 【請求項2】 前記パイロット用電磁弁に対して、前記
    ランプ表示電気回路を前記オペレータ弁に取り付けるた
    めのランプ表示電気回路取付構造において、 前記コイル部のコイルと一体成形されているコイルモー
    ルド面が、前記弁体部にまたがるように形成されている
    ことを特徴とするランプ表示電気回路取付構造。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載するランプ表示電気回路
    取付構造において、 前記基板支持部材が樹脂で成形されていることを特徴と
    するランプ表示電気回路取付構造。
JP17222696A 1996-07-02 1996-07-02 ランプ表示電気回路取付構造 Pending JPH1019162A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100970135B1 (ko) * 2007-02-26 2010-07-14 에스엠시 가부시키가이샤 전자 밸브 조립체
JP2013507582A (ja) * 2009-10-12 2013-03-04 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 電磁弁を動作させるための回路
CN109707893A (zh) * 2019-01-07 2019-05-03 浙江亿日气动科技有限公司 一种电磁阀组

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