JPH10110852A - パイロット形電磁弁の給電装置 - Google Patents

パイロット形電磁弁の給電装置

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JPH10110852A
JPH10110852A JP26699596A JP26699596A JPH10110852A JP H10110852 A JPH10110852 A JP H10110852A JP 26699596 A JP26699596 A JP 26699596A JP 26699596 A JP26699596 A JP 26699596A JP H10110852 A JPH10110852 A JP H10110852A
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pilot
valve
power supply
supply device
pilot valve
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JP26699596A
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English (en)
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Hiroyuki Mizuno
博之 水野
Masahiro Tada
昌弘 多田
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CKD Corp
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CKD Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パイロット弁の設置位置等に制約がかからず
に、電気基板を外すことなくコイルのみを交換でき、コ
ネクタの脱着時に発生する力によって給電装置内で断線
等を起こさないパイロット形電磁弁の給電装置を提供す
ること。 【解決手段】 パイロットエアの給排を制御するため
に、固定鉄心と可動鉄心とを備えるソレノイド部と流路
切換弁を備える弁体部により構成される電磁駆動のパイ
ロット弁3a,3bと、該パイロットエアにより駆動さ
れる主弁体を備える主弁本体2と、パイロット弁3a,
3bのコイルへの給電を行なう給電装置4とを備えるパ
イロット形電磁弁において、主弁本体2に段差部が形成
され、前記段差部の凹部2aに第1パイロット弁3a
を、前記段差部の凸部2bに第2パイロット弁3bを取
り付け、給電装置4bを第2パイロット弁3bに取り付
けることにより、第1パイロット弁3aの第1コイル
と、第2パイロット弁3bの第2コイルとを電気的に接
続する配線箱1を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パイロットエアに
より主弁体を駆動するパイロット形電磁弁に関するもの
であり、さらに詳細にはパイロット形電磁弁への給電を
行なう給電装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、空気圧機器はローコストで、
省力化、自動化が可能となるために、多方面の産業にお
いて使用されている。また、空気圧は環境に対して清潔
に保てるために、最近半導体の製造ラインにおいても使
用されている。特に自動制御用の空気圧機器において
は、パイロット形電磁弁が使用されており、プラグイン
省配線集中化を容易にするために、主弁本体に対し第
1、第2パイロット弁を片側に寄せて配置した片側ソレ
ノイド型電磁弁が使用されている。
【0003】また、各パイロット弁の作動状況が分かる
ように、各パイロットに備わるコイルへの通電を感知す
ることにより発光素子を発光させてランプ表示を行なっ
ている。現在、マニホールド化された電磁弁は、製造ラ
インの1ラインにおいて数百個単位で使用されいるの
で、作動状況の確認や、故障した電磁弁をいち早く検索
するための手段として、このランプ表示は非常に重要な
役割を持っている。よって、パイロット形電磁弁にはラ
ンプ表示を行なうために、ランプの表示を制御するラン
プ表示回路等がプリントされた電気基板が内蔵されてい
る。
【0004】そこで、従来より使用されている片側ソレ
ノイド型電磁弁を図9に示す。この片側ソレノイド型電
磁弁において、2つのパイロット弁3a,3bは主弁本
体109片側に対してその長手方向に摺動するように上
下に配置されている。各パイロット弁3a,3bに備わ
るコイル55,55は、各コイル55のコイル端子15
を介して配線回路がプリントされた電気基板107によ
り電気的に接続されている。このとき、コイル端子15
と電気基板107との接続は半田付けにより行なわれて
いる。また、この電気基板107にはコネクタ端子10
8が装着されており、コネクタ端子18に外部コネクタ
を接合して、外部電源を各コイル55へ給電している。
さらに、ランプ表示回路がプリントされた電気基板10
6が設置され、図9に示すように、2枚の電気基板10
6,107はコイル55が発生する熱の影響を受けない
ように、パイロット弁3bの上方を避け、側端部に取り
付けられている。そして、コイル55への通電が実施さ
れるとランプ表示回路により、発光素子5a,あるいは
5bが発光しランプ表示を行なっている。
【0005】また、給電装置104の外部環境に対する
保護構造として、電気基板106,107それぞれの全
面を覆うようにカバー101が取り付けられている。そ
して、このカバー101自体が電気基板106,107
を保持している。また、上面からランプ表示を確認でき
るように、発光素子5a,5bは電気基板106の上方
に組み込まれている。また、パイロット弁3a,3bと
主弁本体109は、図9に示すように、固定ネジ110
により接合されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
パイロット形電磁弁100の給電装置104では、図9
に示すように、各コイル55,55を電気的に接続する
ために、各コイル端子15,15を配線回路がプリント
された1枚の電気基板107に半田付けして接続してい
る。よって、パイロット形電磁弁の設計において、2つ
のコイルを電気的に接続するために、パイロット弁の設
置位置等に制約がかかり、小型化が図りにくいという問
題がある。また、コイル端子15と電気基板107とを
分離しないとコイル55単独の交換ができない。しか
し、コイル端子15と電気基板107は半田付けされて
いるため、コイル端子15と電気基板107を分離する
のに手間がかかりメンテナンスが面倒である。さらに、
コネクタ受口を下向き配置する場合には、コネクタ端子
108は90度曲げられた形状で電気基板107に半田
付けにより装着されるため、外部コネクタの脱着時に発
生する力が電気基板107のコネクタ端子108接合部
にせん断力として働くので、過酷な使用条件下において
は、コネクタ端子108から電気基板107までが破損
する可能性があった。
【0007】そこで、本発明は上記した問題点を解決す
るためになされたものであり、パイロット弁の設置位置
等に制約がかからずに、電気基板を外すことなくコイル
のみを交換でき、コネクタの脱着時に発生する力によっ
て給電装置内で断線等を起こさないパイロット形電磁弁
の給電装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1の発明によれば、パイロットエアの給排
を制御するために、固定鉄心と可動鉄心とを備えるソレ
ノイド部と流路切換弁を備える弁体部とを有する電磁駆
動のパイロット弁と、該パイロット空気により駆動され
る主弁体を備える主弁本体と、該パイロット弁のコイル
への給電を行なう給電装置とを備えるパイロット形電磁
弁において、前記主弁本体に段差部が形成され、前記段
差部の凹部に第1パイロット弁を、前記段差部の凸部に
第2パイロット弁を取り付け、前記給電装置を前記第2
パイロット弁に取り付けることにより、前記第1パイロ
ット弁の第1コイルと、前記第2パイロット弁の第2コ
イルとを電気的に接続する配線箱を有することを特徴と
する。
【0009】請求項2の発明によれば上記問題点を解決
するために、請求項1に記載するパイロット形電磁弁の
給電装置において、前記配線箱に外部電源を供給する外
部コネクタを接続するコネクタ受口及びコネクタ端子を
有することを特徴とする。
【0010】上記構成を有するパイロット形電磁弁の給
電装置は次のように作用する。すなわち、各パイロット
弁に備わるコイルの電気接続を電気基板によらず、配線
箱を用いて行なうので、各コイル端子を同一面に配置す
る必要がなくなるため、コイルの配置等に関する設計上
の制約を減少させることができる。また、第1パイロッ
ト弁と第2パイロット弁の電気的接続を脱着可能な配線
箱で行なっているので、各コイル端子を電気基板を用い
て電気的に接続する必要がなくなるため、コイル単独の
交換を容易に行なうことができる。
【0011】さらに、配線箱にコネクタ受口及びコネク
タ端子を設けることにより、コネクタ端子を90度曲げ
た形状で電気基板に装着せずに、下向きにコネクタ受口
を配置することができる。この場合、電気基板に直接コ
ネクタ端子を装着する必要がなく、しかも、配線箱が第
1パイロット弁と給電装置によってしっかりと挟持され
ているため、コネクタの脱着時に発生する力が電気基板
に働かない。従って、従来のパイロット形電磁弁の給電
装置のように電気基板と各端子の接合部には力が掛から
ず、接合部での破損を防止でき、給電装置内での断線等
を防ぐことができるため、給電装置の電気的信頼性が向
上する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るパイロット形
電磁弁について、具体化した実施の形態を挙げ、図面に
基づいて詳細に説明する。図1に本発明の第1の実施の
形態であるパイロット形電磁弁の給電装置の断面図を示
す。パイロット形電磁弁は、図1に示すように、主弁本
体2、共通構造である第1パイロット弁3aと第2パイ
ロット弁3b、給電装置4、及び配線箱1より構成され
ている。
【0013】主弁本体2には2つのパイロット弁3a,
3bを段違いに配置するために、段差部が形成されてい
る。そして、その段差部の凸部2bに第2パイロット弁
3bが、凹部2aに第1パイロット弁3aが接続されて
いる。この主弁本体2は周知の5ポート電磁弁等に使用
されている主弁本体と同様に、パイロットエアの給排に
より駆動される主弁体を内部に備え、主弁体の摺動によ
り主弁本体2に形成された各ポートの連通状態の切り換
えを行なっている。
【0014】パイロット弁3a,3bは、図2に示すよ
うに、ソレノイド部81のコイル55への通電とその解
除により、弁体部80に設けた各流路の連通状態を切り
換える周知の3ポート電磁弁として構成されている。こ
こで、パイロット弁3a,3bの作用について説明する
が、第1、第2パイロット弁ともに同様に作用するた
め、ここでは第1パイロット弁3aを用いて説明する。
【0015】コイル55に通電すると、図3に示すよう
に、コイル55に発生する吸引力によりプランジャ54
がバネ57の力に打ち勝って、下方へ動く。すると、バ
ネ88により弁体53及び弁ガイド90が下方へ動く。
従って、パイロットエアの流路として、パイロット給気
ポート50とパイロット出力ポート52が連通し、主弁
本体2のピストン室にパイロットエアが供給される。
【0016】一方、コイル55への通電を解除すると、
図2に示すように、コイル55に発生していた吸引力が
消滅するため、プランジャ54がバネ57により上方へ
押し付けられる。このとき、バネ88の力よりプランジ
ャ54からの付勢力の方が強いために、プランジャ54
により弁ガイド90及び弁体53が上方へ押し付けられ
る。よって、パイロットエアの流路として、パイロット
出力ポート52とパイロット排気ポート51が連通し
て、主弁本体2のピストン室内のパイロットエアは外部
に排出される。
【0017】上記パイロット弁3a,3bに外部電源を
供給する電装装置4は、図1に示すように、第1パイロ
ット弁3aの給電装置4a、第2パイロット弁3bの給
電装置4b、及び配線箱1より構成されている。
【0018】まず、図4に基づいて給電装置4aについ
て説明する。図4は給電装置4aの分解斜視図である。
給電装置4aは、電気基板30とカバー32で構成され
ている。電気基板30には、接続端子16及びコイル端
子15との電気的接続を行なう配線が備わっている。ま
た、カバー32は基板30と略同形の板状のものであ
り、その下部に、配線箱1との接続穴が形成されてい
る。そして、第1パイロット弁3aのコイル端子15に
電気基板30の接続孔31を貫通させ、その部分を半田
付けして、電気基板30を第1パイロット弁3aに取り
付ける。その後、カバー32を取付ボルトで第1パイロ
ット弁3aに取り付けることにより、電気基板30は基
板全体が固定され、給電装置4aが組み立てられる。
【0019】続いて、図5に基づいて給電装置4bにつ
いて説明する。給電装置4bは、基板支持部材7、電気
基板6a,6b、及びコネクタ受口10を備えたカバー
8より構成されている。基板支持部材7は樹脂(例えば
工業用プラスチック等)で成形された板状のもので、そ
の上下に電気基板6aを保持するための凸部が設けられ
ている。そして、コネクタ端子9b、電気基板6bと接
続される接続端子11、及び下方凸部に電気基板6aと
接続される接続端子12が設けられている。さらに、基
板保持部材7の両側面には、カバー8に設けられた係合
穴と係合する係合突起が形成されている。この基板支持
部材7とカバー8により電気基板6a,6bをしっかり
と保持し、外部コネクタの抜き差し時に発生する外力に
より、電気基板6a,6bが反ったりすること等を防い
でいるので、電気基板6a,6bにプリントされている
配線回路の断線を防ぐことができる。
【0020】電気基板6a,6bはコイル55への通電
やランプ表示の制御をするための電気回路が組み込まれ
た長方形状の基板である。電気基板6aには、コイル端
子9aが設けられ、このコイル端子9aと接続端子12
とを電気的に接続する配線回路、並びに発光素子5a
と、それを発光させるためのランプ表示回路がプリント
されている。電気基板6bにも同様に、配線回路、並び
にランプ表示回路がプリントされている。また、発光素
子5a,5bは、ランプ表示を上面から見ることができ
るように、電気基板6a,6bの上部に組み込まれてい
る。
【0021】カバー8は電気基板6a,6bを水やほこ
り等の外部環境から保護するためのもので、基板支持部
材7とほぼ同形状で、中央部に取付用のネジ穴13が形
成されている。そして、カバー8と基板保持部材7の間
にシールガスケットを装着してカバー8を取り付ける
と、電気基板6a,6bを外部から完全に遮断すること
ができ、電気基板6a,6bを水やほこり等の外部環境
から保護することができる。
【0022】ここで、給電装置4bの組立方法について
説明する。まず、基板保持部材7のピン孔20にソケッ
トピン21を圧入する。このソケットピン21は、通電
性の材質で成形され、コイル55のコイル端子15に対
して脱着可能な構造を有する。次に、コネクタ端子9
b、接続端子11、及びソケットピン21の先端を、そ
れぞれ電気基板6bの端子孔22、接続孔24、及び接
続孔23に挿入して、電気基板6bを基板保持部材7に
装着する。そして、端子孔22、接続孔24、及び接続
孔23の接続部を半田付けにより各端子が電気的に接続
されるとともに、電気基板6bが基板保持部材7に固定
される。続いて同様に、コネクタ端子9b、接続端子1
2を、それぞれ電気基板6aの端子孔26、接続孔25
に挿入して、電気基板6aを基板保持部材7の凸部に装
着し、半田付けにより各端子を電気的に接続し固定す
る。最後に、カバー8に設けられた係合穴に、基板保持
部材7の両側面に設けられた係合突起を係合させて取り
付けることにより、防滴・防塵構造を有する給電装置4
bが構成される。そして、一体化された給電装置4b
を、まずソケットピン21をコイル端子15に嵌着し、
その後、ネジ穴13を通る取付ボルトを用いて第2パイ
ロット弁3bに取り付け固定する。
【0023】また、配線箱1には端子孔43,43,…
が形成された基板17a,17bが備わり、基板17a
と基板17bは接続端子42,42,…により電気的に
接続されている。よって、接続孔43,…に給電装置4
a及び4bに備わる接続端子16及び11,12を挿入
すると、給電装置4aと4bが電気的に接続される。ま
た、各端子孔43,…にはソケットピンが圧入されてお
り、各接続端子の抜き差しが可能になっている。
【0024】次に、給電装置4の組み立て方法を、図6
に基づいて説明する。まず給電装置4aを取り付けた第
1パイロット弁3aを、主弁本体2の段差凹部2aに取
付ボルト61で取り付ける。そして、第1パイロット弁
3aと第2パイロット弁3bの電気的接続を行なう配線
箱1を、給電装置4aの接続端子16に嵌着した後、給
電装置4bを取り付けた第2パイロット弁3bを、主弁
本体2の段差凸部2bに取付ボルト62で取り付けて固
定する。この取り付けにより、配線箱1が第1パイロッ
ト弁3aと給電装置4bにより挟持され、第1パイロッ
ト弁3aと第2パイロット弁3bとが電気的に接続され
て、給電装置4が組み立てられる。
【0025】そして、給電装置4のコネクタ受口10に
外部コネクタを接続することにより、外部電源とコネク
タ端子9a,9bが電気的に接続され、各パイロット弁
3a,3bに電源が供給される。
【0026】上記構成を有する給電装置4によれば、第
1パイロット弁3aと第2パイロット弁3bとを電気的
に接続する給電箱1を有しているので、電気接続用の電
気基板を用いずに第1パイロット弁3aと第2パイロッ
ト弁3bとを電気的に接続することができる。よって、
第1、第2パイロット弁に備わる各コイル端子15,1
5を同一面に配置する必要がなくなるため、パイロット
弁3a,3bの配置等に関する設計上の制約を減少させ
ることができる。また、第1パイロット弁3aと第2パ
イロット弁3bの電気的接続を脱着可能な配線箱1で行
なっているので、各コイル端子を電気基板を用いて電気
的に接続する必要がなくなるため、コイル単独の交換を
容易に行なうことができる。
【0027】また、カバー8,32により電気基板6
a,6b、及び30を外部から完全に遮断しているの
で、電気基板6a,6b、及び32を水やほこり等の外
部環境から保護することができる。また、基板支持部材
7を有することにより、電気回路基板6a,6bをフラ
ットな面でしっかりと保持することができる。よって、
電気回路の断線を防ぐことができ電気的な信頼性が向上
する。
【0028】続いて、第2の実施の形態の給電装置を図
7、図8に基づいて説明する。図7は給電装置44の断
面図、図8は配線箱35の分解斜視図である。本実施の
形態の特徴は、カバーにコネクタ受口を設けずに、配線
箱にコネクタ受口及びコネクタ端子を設けた点にある。
そこで、図8に基づき配線箱35について説明する。配
線箱35はコネクタ受口40が形成された配線箱本体4
1と、コネクタ端子49a,49bを備え、各接続端子
が挿入される端子孔43,43,…が形成された基板4
6a,46bとから構成されている。また、各端子孔4
3,…にはソケットピンが圧入されており、各接続端子
の抜き差しが可能になっている。
【0029】配線箱35は次の手順で組み立てられる。
まず、基板46bのコネクタ端子49bをコネクタ端子
孔49に挿入し基板46bを配線箱本体41に装着す
る。次に、基板46bと基板46aを電気的に接続する
接続端子42,42,…(図7参照)を配線箱本体41
の端子孔47、ついで基板46bの端子孔43に挿入
し、端子孔43の部分を半田付けする。同様に、基板4
6aも配線箱本体41に装着し、接続端子42,42,
…を端子孔43に挿入し、その部分を半田付けする。こ
の半田付けにより、基板46bと基板46aとが電気的
に接続され、かつ配線箱本体41に固定され配線箱35
が組み立てられる。
【0030】上記手順で組み立てられた配線箱35は、
第1の実施の形態の配線箱1と同様に、主弁本体2の段
差凹部2aに取り付けられた第1パイロット弁3aの給
電装置4aに備わる接続端子16に嵌着された後、給電
装置44bを取り付けた第2パイロット弁3bを、主弁
本体2の段差凸部2bに取り付けて固定することによ
り、第1パイロット弁3aと給電装置44bにより挟持
され、第1パイロット弁3aと第2パイロット弁3bと
を電気的に接続する。
【0031】そして、配線箱35のコネクタ受口40に
外部コネクタを接続することにより、外部電源とコネク
タ端子49a,49bが電気的に接続され、各パイロッ
ト弁3a,3bに電源が供給される。
【0032】上記構成を有する第2の実施の形態の給電
装置44によれば、第1の実施の形態と同様に、第1パ
イロット弁3aと第2パイロット弁3bとに備わるコイ
ル55,55の電気接続を電気基板によらず、配線箱3
5を用いて行なうので、各コイル端子15,15を同一
面に配置する必要がなくなる。よって、パイロット弁3
aと3bの配置等に関する設計上の制約を減少させるこ
とができる。また、電気基板を用いずに第1パイロット
弁3aと第2パイロット弁3bの電気的接続を行なって
いるので、コイル単独の交換を容易に行なうことができ
る。また、カバー48により電気基板46a,46bを
外部から完全に遮断しているので、電気基板46a,4
6bを水やほこり等の外部環境から保護することができ
る。
【0033】さらに、配線箱35にコネクタ受口40及
びコネクタ端子49a,49bを設けることにより、コ
ネクタ端子を90度曲げた形状で電気基板に装着せず
に、下向きにコネクタ受口を配置することができる。こ
の場合、電気基板46a,46bに直接コネクタ端子4
9a,49bを装着する必要がなく、しかも、配線箱3
5が第1パイロット弁3aと給電装置44bによってし
っかりと挟持されているため、コネクタの脱着時に発生
する力が電気基板46a,46bに働かない。従って、
従来のパイロット形電磁弁の給電装置のように電気基板
と各端子の接合部には力が掛からず、接合部での破損を
防止でき、給電装置内での断線等を防ぐことができるた
め、給電装置の電気的信頼性が向上する。
【0034】以上本発明の実施の形態について説明した
が、本発明は上記実施の形態に限ることなく、色々な応
用が可能である。例えば本実施の形態では、配線箱を給
電装置とは別体構造にしているが、一体成形することも
可能である。
【0035】
【発明の効果】本発明の電磁弁の給電装置によれば、パ
イロットエアの給排を制御するために、固定鉄心と可動
鉄心とを備えるソレノイド部と流路切換弁を備える弁体
部により構成される電磁駆動のパイロット弁と、該パイ
ロットエアにより駆動される主弁体を備える主弁本体
と、該パイロット弁のコイルへの給電を行なう給電装置
とを備えるパイロット形電磁弁において、前記主弁本体
に段差部が形成されていて、前記段差部の凹部に第1パ
イロット弁を、前記段差部の凸部に第2パイロット弁を
取り付け、前記給電装置を前記第2パイロット弁に取り
付けることにより、前記第1パイロット弁の第1コイル
と、前記第2パイロット弁の第2コイルとを電気的に接
続する配線箱を有するので、各パイロット弁に備わるコ
イルの電気接続を電気基板によらず、配線箱を用いて行
なうので、各コイル端子を同一面に配置する必要がなく
なるため、コイルの配置等に関する設計上の制約を減少
させることができる。また、第1パイロット弁と第2パ
イロット弁の電気的接続を脱着可能な配線箱で行なって
いるので、各コイル端子を電気基板を用いて電気的に接
続する必要がなくなるため、コイル単独の交換を容易に
行なうことができる。よって、メンテナンス性が向上す
る。
【0036】さらに、配線箱にコネクタ受口及びコネク
タ端子を設けることにより、コネクタ端子を90度曲げ
た形状で電気基板に装着せずに、下向きにコネクタ受口
を配置することができる。この場合、電気基板に直接コ
ネクタ端子を装着する必要がなく、しかも、配線箱が第
1パイロット弁と給電装置によってしっかりと挟持され
ているため、コネクタの脱着時に発生する力が電気基板
に働かない。従って、従来のパイロット形電磁弁の給電
装置のように電気基板と各端子の接合部には力が掛から
ず、接合部での破損を防止でき、給電装置内での断線等
を防ぐことができるため、給電装置の電気的信頼性が向
上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係るパイロット形電磁弁の
給電装置の断面図である。
【図2】パイロット弁の断面図であり、コイルに通電し
ていない状態を示す。
【図3】パイロット弁の断面図であり、コイルに通電し
た状態を示す。
【図4】第1パイロット弁側の給電装置の分解斜視図で
ある。
【図5】第2パイロット弁側の給電装置の分解斜視図で
ある。
【図6】本発明にかかる給電装置を備えるパイロット形
電磁弁の分解斜視図である。
【図7】第2の実施の形態に係るパイロット形電磁弁の
給電装置の断面図である。
【図8】第2の実施の形態に係る配線箱の分解斜視図で
ある。
【図9】従来のパイロット形電磁弁の給電装置の断面図
である。
【符号の説明】
1 配線箱 2(2a,2b) 主弁本体 3a,3b パイロット弁 4(4a,4b) 給電装置 6a,6b 電気基板 8 カバー 9a,9b コネクタ端子 10 コネクタ受口 15 コイル端子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パイロットエアの給排を制御するため
    に、固定鉄心と可動鉄心とを備えるソレノイド部と流路
    切換弁を備える弁体部とを有する電磁駆動のパイロット
    弁と、該パイロットエアにより駆動される主弁体を備え
    る主弁本体と、該パイロット弁のコイルへの給電を行な
    う給電装置とを備えるパイロット形電磁弁において、 前記主弁本体に段差部が形成されていて、前記段差部の
    凹部に第1パイロット弁を、前記段差部の凸部に第2パ
    イロット弁を取り付け、 前記給電装置を前記第2パイロット弁に取り付けること
    により、前記第1パイロット弁の第1コイルと、前記第
    2パイロット弁の第2コイルとを電気的に接続する配線
    箱を有することを特徴とするパイロット形電磁弁の給電
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載するパイロット形電磁弁
    において、 前記配線箱に外部電源を供給する外部コネクタを接続す
    るコネクタ受口及びコネクタ端子を有することを特徴と
    するパイロット形電磁弁の給電装置。
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