JPH10191590A - 送風機 - Google Patents

送風機

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JPH10191590A
JPH10191590A JP34566096A JP34566096A JPH10191590A JP H10191590 A JPH10191590 A JP H10191590A JP 34566096 A JP34566096 A JP 34566096A JP 34566096 A JP34566096 A JP 34566096A JP H10191590 A JPH10191590 A JP H10191590A
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JP
Japan
Prior art keywords
heat
rolling bearing
heat pipe
disposed
vicinity
Prior art date
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Pending
Application number
JP34566096A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Isaka
弘 猪坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP34566096A priority Critical patent/JPH10191590A/ja
Publication of JPH10191590A publication Critical patent/JPH10191590A/ja
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Motor Or Generator Frames (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 転がり軸受に発生した熱を効率的に冷却し、
焼き付きなどによる損傷を有効に防止する送風機を提供
する。 【解決手段】 ヒートパイプ13の吸熱部13aを転が
り軸受4近傍に、放熱部13bを流路部12近傍に配設
したので、転がり軸受4に発生した熱を送風中のガスと
の接触面積が大きい流路部12に導いて効率よく冷却す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザー加工機等
において好適に使用される送風機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、レーザー加工機などにおいて使
用される送風機は、モータハウジング内に転がり軸受を
介して翼を軸着したシャフトを軸支し、前記翼の配設位
置に形成される流路部を通じて送風を行い得るように構
成されている。このような送風機の使用に際しては、以
前から、モータからの伝熱や転がり軸受自体の発熱によ
り、転がり軸受内の温度が上昇し焼き付き等による損傷
を起こしやすいという問題があった。
【0003】そのため、従来は、モータハウジング内に
配水管を配設し、水冷によりモータハウジング内の温度
を下げ、その伝熱により転がり軸受の冷却を行ったり、
送風機自体が循環させているレーザーガスによりモータ
ハウジング内の温度を下げ、その伝熱により転がり軸受
の冷却を行ったりしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した水
冷による冷却方法では、モータハウジング内に配水管を
張り巡らせなければならず、モータハウジング内の構造
が複雑となる上に、水漏れが発生した場合にはレーザー
発振が不能になるという不具合がある。また、転がり軸
受は、ガスの流路部から離れた位置に配設され、場所柄
熱が非常に逃げにくい上に、ガスとの接触面積が狭い範
囲に限定されるため、通常のガスの送風による冷却方法
では、効率的に冷却することは極めて困難である。しか
も、レーザー加工機内で使用される場合には送風機自体
が低圧力環境下におかれ、特に炭酸ガスレーザ等を送風
する場合には、低圧力環境下で対流が極めておこりにく
く、有効な冷却効果は一層期待できない。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記のような不具合を解
消するため、本発明にかかる送風機は、前記転がり軸受
を積極的かつ効率的に冷却すべく、吸熱部を前記ころが
り軸受近傍に、放熱部を流路部近傍に配設してなるヒー
トパイプを具備してなるものである。すなわち、このよ
うな構成のものにおいて、転がり軸受に発生した熱は、
その近傍に配設されたヒートパイプの吸熱部に吸収され
る。吸収された熱は、放熱部に移送され、放熱部は、ガ
スとの接触面積が大きい流路部に配設されているため、
前記熱は流路部を流れるガスにより速やかに冷却され
る。このヒートパイプは、大量の熱を迅速に移送するこ
とができ、転がり軸受を直接的に冷却するのとほぼ同じ
効果が得られるため、簡単な構成で転がり軸受の冷却を
効率的に行うことが可能となる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図1及び
図2を参照して説明する。本発明の送風機1は、例え
ば、レーザー加工機等において使用されるものであり、
図1に示すように、送風機本体2内に配設したモータハ
ウジング3内に転がり軸受4を介してその前後端部に一
対の動翼5を軸着したシャフト6を軸支しているもので
ある。
【0007】モータハウジング3は、後端部3aが開口
しており、その後端部3aにカバー7をボルト等で蓋着
し、その中央部に適当な手段で固設した静翼8を送風機
本体2に固定することにより安定支持されている。そし
て、モータハウジング3の前端部3b及びカバー7の後
端部7aに、ハウジング側軸支部9を介して転がり軸受
4を取着し、前記転がり軸受4を介してモータハウジン
グ3内を前後方向に貫通するシャフト6を軸支してい
る。
【0008】シャフト6は、前述したように、その前後
端部に一対の動翼5を軸着したものであり、モータハウ
ジング3内に配設したモータステータ10及びモータロ
ータ11の駆動により回転し、動翼5→静翼8→動翼5
間に形成される流路部12を通じてガスの送風を行い得
るように構成されている。このような構成のものにおい
て、モータロータ11及びモータステータ10が作動し
シャフト6が回転すると、次第にモータロータ11及び
モータステータ10は発熱する。このとき、モータステ
ータ10で発生する熱は、モータハウジング3を伝わっ
て静翼8で流路部12を流れるガスにより冷却される
が、熱の一部は転がり軸受4に伝熱する。一方、モータ
ロータ11で発生する熱は、シャフト6に伝熱し動翼5
で流路部12を流れるガスにより冷却されるが、やは
り、熱の一部は転がり軸受4に伝熱する。また、転がり
軸受4自体も発熱し、その一部はハウジング側軸支部9
を通してモータハウジング3へ伝熱し冷却されるが、そ
の冷却効率は極めて低いものであり、蓄熱が避けられな
い。このような転がり軸受4における蓄熱現象は、転が
り軸受4が、ガスの流路部12から離れた位置に配設さ
れ、場所柄熱が逃げにくいことも災いしている。
【0009】そのため、本発明に係る送風機1は、前記
転がり軸受4を積極的かつ効率的に冷却すべく、前記転
がり軸受4近傍に吸熱部13aを、前記流路部12近傍
に放熱部13bを配設してなるヒートパイプ13を具備
してなるものである。ヒートパイプ13の吸熱部13a
は、図1及び図2に示すように、モータハウジング3の
前端部3b及びカバー7の後端部7aに、効率的に吸熱
を行い得るように配設されている。また、吸熱部13a
から吸収された熱は、ヒートパイプ13内を上方に移行
するため、放熱部13bは、モータハウジング3の上端
部付近に配設されている。
【0010】すなわち、転がり軸受4で発生した熱は、
ヒートパイプ13の吸熱部13aに吸収され、ヒートパ
イプ13内を放熱部13bへと上方に移行し、放熱部1
3bにおいて流路部12を流れるガスにより速やかに冷
却される。このように、ヒートパイプ13は、大量の熱
を迅速に移送することができるため、転がり軸受4自体
を直接的に冷却するのとほぼ同じ効果が得られ、転がり
軸受4を効率的に冷却し焼き付き等による損傷を防止す
るとともに、転がり軸受4内を潤滑しているグリースの
温度が上昇することを防止して転がり軸受の寿命を延ば
すことが可能となる。
【0011】なお、各部の具体的な構成は、上述した実
施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱し
ない範囲で種々変形が可能である。例えば、ヒートパイ
プ13の一部、特に吸熱部13aをハウジング軸受部9
に埋設若しくは鋳込したり、転がり軸受4の外輪に設置
してもよいのは勿論である。また、ヒートパイプ13の
放熱部13bに放熱板をとりつけておけば、さらなる冷
却効果が期待できる。
【0012】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され以下に記載されるような効果を奏する。すなわ
ち、本発明にかかる送風機は、モータハウジング内に転
がり軸受を介して翼を軸着したシャフトを軸支し、前記
翼の配設位置に形成される流路部を通じて送風を行い得
るようにした軸流型の送風機において、吸熱部を前記こ
ろがり軸受近傍に、放熱部を前記流路部近傍に配設して
なるヒートパイプを具備してなるものである。
【0013】このような構成のものならば、転がり軸受
を効率的に冷却し焼き付き等による損傷を防止するとと
もに、転がり軸受内を潤滑しているグリースの温度が上
昇することを防止して転がり軸受の寿命を延ばすことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における縦断面図。
【図2】同動翼を取り外した時の正面図。
【符号の説明】
1…送風機 3…モータハウジング 4…転がり軸受 5…動翼 6…シャフト 12…流路部 13…ヒートパイプ 13a…吸熱部 13b…放熱部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータハウジング内に転がり軸受を介して
    翼を軸着したシャフトを軸支し、前記翼の配設位置に形
    成される流路部を通じて送風を行い得るようにした軸流
    型の送風機において、吸熱部を前記ころがり軸受近傍
    に、放熱部を前記流路部近傍に配設してなるヒートパイ
    プを具備してなることを特徴とする送風機。
JP34566096A 1996-12-25 1996-12-25 送風機 Pending JPH10191590A (ja)

Priority Applications (1)

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JP34566096A JPH10191590A (ja) 1996-12-25 1996-12-25 送風機

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JP34566096A JPH10191590A (ja) 1996-12-25 1996-12-25 送風機

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JPH10191590A true JPH10191590A (ja) 1998-07-21

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ID=18378109

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JP34566096A Pending JPH10191590A (ja) 1996-12-25 1996-12-25 送風機

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017143723A (ja) * 2015-12-11 2017-08-17 ダイソン テクノロジー リミテッド 電気モータ
KR102004201B1 (ko) * 2018-03-16 2019-07-29 한국에어로(주) 하이브리드 방식의 베어링장치를 갖는 터보압축기

Cited By (3)

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JP2017143723A (ja) * 2015-12-11 2017-08-17 ダイソン テクノロジー リミテッド 電気モータ
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