JPH10191529A - ペーパー・プロテクタ及びペーパー・プロテクタの製造方法 - Google Patents

ペーパー・プロテクタ及びペーパー・プロテクタの製造方法

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JPH10191529A
JPH10191529A JP8348303A JP34830396A JPH10191529A JP H10191529 A JPH10191529 A JP H10191529A JP 8348303 A JP8348303 A JP 8348303A JP 34830396 A JP34830396 A JP 34830396A JP H10191529 A JPH10191529 A JP H10191529A
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JP
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sheet material
paperboard sheet
paper
papermaking
side flap
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Masashi Kitada
昌司 北田
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンパクトな構成でワイヤハーネスに対する
充分な防水と損傷の保護機能を備え且つ廉価なペーパー
・プロテクタ及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 本発明のペーパー・プロテクタ及びその
製造方法は、少なくともパルプ繊維材と防水性樹脂溶液
を混合して成る板紙シート材を、その横断面形状が略コ
字状になるように基底部12の両側に沿って各サイドフラ
ップ部13,14 を具備し成り、基底部12の内部上面に載置
したワイヤハーネスWHを固定テープT2によってを巻回、
固定するので、浸水及び損傷の発生を抑制してワイヤハ
ーネスWHを確実に保護することを可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワイヤハーネスを
保護するためのペーパー・プロテクタ及びその製造方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車輛等に配線される電束線(以下、ワイ
ヤハーネスと称する)の車内周辺機器あるいは部品等と
の直接的な接触による損傷及び浸水トラブルの発生を防
止するため、従来、図6及び図7に示したようなペーパ
ー・プロテクタ1がコスト面から広く用いられて来た。
【0003】前記ペーパー・プロテクタ1は、パルプ繊
維層の一方の表面上に、例えばポリエチレン等の防水層
2を積層して成る板紙シート材を、その長手方向に沿っ
て折り目3を刻設しながら略長方形状に型打ち抜き、基
底部4の両側に位置する各サイドフラップ部5,6 を前記
各折り目3に従って全体が略コ字状になるように折り曲
げ可能に形成されていた。なお、前記基底部4は、その
一方端部に基底突出部7を連成、突設して、後述する結
束テープT1により束ねられたワイヤハーネスWHを更に固
定テープT2で緊縛、固定していた。
【0004】前述したように予め略コ字状になるように
折り曲げられた前記ペーパー・プロテクタ1の内部の前
記基底部4及び基底突出部7の各上面に載置された前記
ワイヤハーネスWHは、先ず前記基底突出部7に対して前
記固定テープT2によって強固に緊縛され、更に別の固定
テープT2を前記各サイドフラップ部3及び基底部4の各
外周面に巻回して前記ワイヤハーネスWHの離脱を阻止
し、防水と損傷の保護を図っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ペーパー・プロテクタ1は、型打ち抜き切断面が前記パ
ルプ繊維層と防水層2に分離した状態で露出するので、
該切断面のパルプ繊維層から浸入した水分によって該パ
ルプ繊維層が湿潤化し、前記ペーパー・プロテクタ1全
体が変形して前記ワイヤハーネスWHに対する防水と損傷
の保護機能が著しく低減する欠点があった。
【0006】本発明は、前述した従来技術の問題点を解
消し、コンパクトな構成でワイヤハーネスWHに対する充
分な防水と損傷の保護機能を備え且つ廉価なペーパー・
プロテクタ及びその製造方法を提供することを目的とす
るものである。
【0007】本発明のかかる目的は、少なくともパルプ
繊維材と防水性樹脂溶液を混合して成る板紙シート材
を、その横断面形状が略コ字状になるように基底部の両
側に沿って各サイドフラップ部を具備し成り、前記基底
部の内部上面に載置したワイヤハーネスを固定テープに
よってを巻回、固定することを特徴とするペーパー・プ
ロテクタによって達成される。
【0008】更に、本発明のかかる目的は、前記基底部
が、一方端部に基底突出部を連成、突設して成ることを
特徴とするペーパー・プロテクタによって達成される。
【0009】更に、本発明のかかる目的は、前記基底部
及び前記各サイドフラップ部が、長手方向に沿って刻設
した各折り目によって画成されることを特徴とするペー
パー・プロテクタによって達成される。
【0010】更に、本発明のかかる目的は、前記防水性
樹脂溶液が、ポリエチレン樹脂を含有して成ることを特
徴とするペーパー・プロテクタによって達成される。
【0011】更に、本発明のかかる目的は、前記サイド
フラップ部が、取付部を突設して成ることを特徴とする
ペーパー・プロテクタによって達成される。
【0012】更に、本発明のかかる目的は、抄紙槽内に
給液した少なくともパルプ繊維材と防水性樹脂溶液を混
合して成る板紙シート材溶液に抄紙筐体を浸漬しなが
ら、該抄紙筐体の開口面に張設した抄紙網上に前記抄紙
筐体内部に連通する吸引管を介して該抄紙筐体内部に負
圧を与えて予備成形体としての板紙シート材を層設した
後、金型のキャビティにより前記予備成形体としての板
紙シート材を所望の厚さ及び形状を有する板紙シート材
に加熱圧縮成形することを特徴とするペーパー・プロテ
クタの製造方法によって達成される。
【0013】更に、本発明のかかる目的は、前記金型の
キャビティにおける前記予備成形体としての板紙シート
材の加熱圧縮成形によって、二次元的な平坦状の板紙シ
ート材を形成し且つ各折り目を長手方向に沿って刻設し
て基底部及び各サイドフラップ部を画成することを特徴
とするペーパー・プロテクタの製造方法によって達成さ
れる。
【0014】更に、本発明のかかる目的は、前記金型の
キャビティにおける前記予備成形体としての板紙シート
材の加熱圧縮成形によって、三次元的な形状の板紙シー
ト材を形成し且つ基底部及び各サイドフラップ部を連成
することを特徴とするペーパー・プロテクタの製造方法
によって達成される。
【0015】本発明のペーパー・プロテクタは、少なく
ともパルプ繊維材と防水性樹脂溶液を混合して成る板紙
シート材を、その横断面形状が略コ字状になるように基
底部の両側に沿って各サイドフラップ部を具備し成るの
で、前記基底部の内部上面に載置したワイヤハーネスを
固定テープによって巻回、固定し、浸水及び損傷の発生
を抑制して前記ワイヤハーネスを確実に保護する。
【0016】更に、本発明のペーパー・プロテクタは、
前記基底部が、一方端部に基底突出部を連成、突設して
成るので、前記ワイヤハーネスを一層確実に固定テープ
によって固定、保護することができる。
【0017】更に、本発明のペーパー・プロテクタは、
前記基底部及び前記各サイドフラップ部が、長手方向に
沿って刻設した各折り目によって画成されるので、全体
の略コ字状の折り曲げ加工を容易にする。
【0018】更に、本発明のペーパー・プロテクタは、
前記防水性樹脂溶液が、ポリエチレン樹脂を含有して成
るので、型打ち抜き切断面がパルプ繊維層と防水層に分
離した状態で露出することなく、該切断面全体が防水性
を有し、浸入する水分によって該パルプ繊維材が湿潤化
し、前記ペーパー・プロテクタ全体が変形することを防
止する。
【0019】更に、本発明のペーパー・プロテクタは、
前記サイドフラップ部及びまたはが、取付部を突設して
成るので、前記ワイヤハーネスの車内配線を一層容易に
且つ確実に行える。
【0020】更に、本発明のペーパー・プロテクタは、
抄紙槽内に給液した少なくともパルプ繊維材と防水性樹
脂溶液を混合して成る板紙シート材溶液に抄紙筐体を浸
漬しながら、該抄紙筐体の開口面に張設した抄紙網上に
前記抄紙筐体内部に連通する吸引管を介して該抄紙筐体
内部に負圧を与えて予備成形体としての板紙シート材を
層設した後、金型のキャビティにより前記予備成形体と
しての板紙シート材を所望の厚さ及び形状を有する板紙
シート材に加熱圧縮成形されるので、全ての型打ち抜き
切断面が防水性を有し、付加的に防水層を設ける必要が
なくなる。
【0021】更に、本発明のペーパー・プロテクタは、
前記金型のキャビティにおける前記予備成形体としての
板紙シート材の加熱圧縮成形によって、二次元的な平坦
状の板紙シート材を形成し且つ各折り目を長手方向に沿
って刻設して基底部及び各サイドフラップ部を画成する
ので、全体の略コ字状の折り曲げ加工を容易にする。
【0022】更に、本発明のペーパー・プロテクタは、
前記金型のキャビティにおける前記予備成形体としての
板紙シート材の加熱圧縮成形によって、三次元的な形状
の板紙シート材を形成し且つ基底部及び各サイドフラッ
プ部を連成するので、金型によるパルプモールディング
後の略コ字状の折り曲げ加工が不要になる。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明のペーパー・プロテクタ及
びペーパー・プロテクタの製造方法の一実施態様につい
て、添付した図面に基づき以下に詳述する。図1は、金
型によるパルプモールディング後の平坦状に成形された
状態のペーパー・プロテクタ10を示す斜視図であり、図
2は、略コ字状に折り曲げ加工した前記ペーパー・プロ
テクタ10の内部にワイヤハーネスWHを挿入し、テープ固
定した状態を示す斜視図であり、更に図3は、本発明に
基づく他のペーパー・プロテク20を示すものであり、金
型によるパルプモールディングで三次元的な形状に成形
された状態を示す斜視図である。
【0024】本発明のペーパー・プロテクタ10は、少な
くともパルプ繊維材と、例えばポリエチレン樹脂等のよ
うな熱可塑性樹脂から成る防水性樹脂溶液を混合し、更
に必要に応じて後述する金型38によるパルプモールディ
ングの圧縮成形性を考慮した熱硬化性樹脂を添加して成
る板紙シート材を、その横断面形状が略コ字状になるよ
うに基底部12の両側に沿って各サイドフラップ部13,14
を具備し成り、前記基底部12の内部上面に載置したワイ
ヤハーネスWHを固定テープT2によってを巻回、固定す
る。なお、前記ワイヤハーネスWHは、複数本の電線を予
め結束テープT1により束ねられた後、前記ペーパー・プ
ロテクタ10の前記基底部12の上面に載置され、前記固定
テープT2によってを巻回、固定されるが、特に、前記基
底部12の一方端部に連成、突設した基底突出部15を利用
し、前記ワイヤハーネスWHの一部を前記固定テープT2
緊縛、固定することによって、一層確実に前記ワイヤハ
ーネスWHを前記ペーパー・プロテクタ10に対し固定する
ことができる。
【0025】前述したように予め略コ字状になるように
折り曲げられた前記ペーパー・プロテクタ10の内部の前
記基底部12及び基底突出部15の各上面に載置された前記
ワイヤハーネスWHは、先ず前記基底突出部15に対して前
記固定テープT2によって強固に緊縛され、更に別の固定
テープT2を前記各サイドフラップ部13,14 及び基底部12
の各外周面に巻回して前記ワイヤハーネスWHの離脱を阻
止し、防水と損傷の保護を図っている。
【0026】前記基底部12及び前記各サイドフラップ部
13,14 は、前記金型38によるパルプモールディングの圧
縮成形時に長手方向に沿って刻設される各折り目11によ
って所望のサイズに画成され、圧縮成形後に該各折り目
11に沿って単に折り曲げることにより、全体を横断面で
略コ字状に加工できる。
【0027】更に、前記サイドフラップ部13に取付部16
を突設して、車内の前記ワイヤハーネスWHの配線を容易
にしているが、その目的から前記サイドフラップ部13に
限らず他のサイドフラップ部14あるいは両方に配設する
こともできる。
【0028】以上のように構成される本発明のペーパー
・プロテクタ10の製造方法は、図4及び図5に示したよ
うに、フロックを生成しないように貯液槽30内で攪拌機
31によって攪拌されている少なくともパルプ繊維材と、
例えばポリエチレン樹脂等のような熱可塑性樹脂から成
る防水性樹脂溶液を混合し、更に必要に応じて後述する
金型38によるパルプモールディングの圧縮成形性を考慮
した熱硬化性樹脂を添加して成る板紙シート材溶液PS
を、送液管32を介して抄紙槽33内に給液し、該抄紙槽33
内の板紙シート材溶液PSに抄紙筐体34を浸漬しながら、
該抄紙筐体34の開口面に張設した抄紙網35上に前記抄紙
筐体34内部に連通する吸引管36を介して該抄紙筐体34内
部に負圧を与えて予備成形体としての板紙シート材を層
設した後、金型38のキャビティ39により前記予備成形体
としての板紙シート材を所望の厚さ及び形状を有する板
紙シート材に加熱圧縮成形することを特徴とするもので
ある。
【0029】前述した抄紙網35におけるート材溶液PSの
吸引脱液は、比較的短時間、例えば約10秒間程度で済
み、その後のパルプモールディングの圧縮成形は、約 1
60℃,約 240℃、約 230℃を夫々約10秒間順次圧縮、加
熱して、合計約30秒間程度で約5%以下の含水率の約1mm
厚の板紙シート材が得られる。前記金型38のキャビティ
39における前記予備成形体としての板紙シート材の加熱
圧縮成形によって、本発明のペーパー・プロテクタの製
造方法は、二次元的な平坦状の板紙シート材を形成し且
つ各折り目11を長手方向に沿って刻設して基底部12及び
各サイドフラップ部13,14 を画成する。
【0030】その結果、所望の厚さ及び形状を有する板
紙シート材に加熱圧縮成形されるので、全ての型打ち抜
き切断面が防水性を有し、付加的に防水層を設ける必要
がなくなる。更に、前記金型38のキャビティ39における
前予備成形体としての板紙シート材の加熱圧縮成形によ
って、二次元的な平坦状の板紙シート材を形成し且つ各
折り目を長手方向に沿って刻設して基底部12及び各サイ
ドフラップ部13,14 を画成するので、その後の横断面形
状が略コ字状の折り曲げ加工を容易にする。
【0031】
【発明の効果】以上記述した本発明のペーパー・プロテ
クタ及びペーパー・プロテクタの製造方法は、次に記す
ような新規な効果を奏するものである。即ち、本発明の
ペーパー・プロテクタ10、20 は、少なくともパルプ繊維
材と防水性樹脂溶液を混合して成る前記板紙シート材
を、その横断面形状が略コ字状になるように前記基底部
12,21 の両側に沿って前記各サイドフラップ部13,14,2
2,23 を具備し成るので、前記基底部12,21 の内部上面
に載置した前記ワイヤハーネスWHを前記固定テープT2
よって巻回、固定し、浸水及び損傷の発生を抑制して前
記ワイヤハーネスWHを確実に保護することが可能になっ
た。
【0032】更に、本発明のペーパー・プロテクタ10、2
0 は、前記基底部12,21 が、一方端部に前記基底突出部
15,24 を連成、突設して成るので、前記ワイヤハーネス
WHを一層確実に前記固定テープT2によって固定、保護す
ることが可能に成った。
【0033】更に、本発明のペーパー・プロテクタ10
は、前記基底部12及び前記各サイドフラップ部13,14
が、長手方向に沿って刻設した前記各折り目11によって
画成されるので、全体の横断面形状が略コ字状になるよ
うな折り曲げ加工を容易にすることが可能になった。
【0034】更に、本発明のペーパー・プロテクタ10、2
0 は、前記防水性樹脂溶液が、ポリエチレン樹脂を含有
して成るので、型打ち抜き切断面がパルプ繊維層と防水
層に分離した状態で露出することなく、該切断面全体が
防水性を有し、浸入する水分によって該パルプ繊維材が
湿潤化し、前記ペーパー・プロテクタ10、20 全体が変形
することを防止可能になった。
【0035】更に、本発明のペーパー・プロテクタ10、2
0 は、少なくとも前記サイドフラップ部13,14,22,23 の
何れか一方に前記取付部16,25 を突設して成るので、前
記ワイヤハーネスWHの車内配線を一層容易に且つ確実に
行うことが可能になった。
【0036】更に、本発明のペーパー・プロテクタ10、2
0 は、前記抄紙槽33内に給液した少なくともパルプ繊維
材と防水性樹脂溶液を混合して成る前記板紙シート材溶
液PSに前記抄紙筐体34を浸漬しながら、該抄紙筐体34の
開口面に張設した前記抄紙網35上に前記抄紙筐体34内部
に連通する前記吸引管36を介して該抄紙筐体34内部に負
圧を与えて予備成形体としての前記板紙シート材を層設
した後、前記金型38のキャビティ39により前記予備成形
体としての前記板紙シート材を所望の厚さ及び形状を有
する前記板紙シート材に加熱圧縮成形されるので、全て
の型打ち抜き切断面が防水性を有し、付加的な防水層の
層設を省くことが可能になった。
【0037】更に、本発明のペーパー・プロテクタ10
は、前記金型38のキャビティ39における前記予備成形体
としての前記板紙シート材の加熱圧縮成形によって、二
次元的な平坦状の前記板紙シート材を形成し且つ前記各
折り目11を長手方向に沿って刻設して前記基底部12及び
各サイドフラップ部13,14 を画成するので、全体の横断
面形状が略コ字状になるような折り曲げ加工を容易にす
ることが可能になった。
【0038】更に、本発明のペーパー・プロテクタ20
は、前記金型38のキャビティ39における前記予備成形体
としての前記板紙シート材の加熱圧縮成形によって、三
次元的な形状の前記板紙シート材を形成し且つ前記基底
部21及び前記各サイドフラップ部22,23 を連成するの
で、前記金型38によるパルプモールディング後の略コ字
状の折り曲げ加工を省くことが可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のペーパー・プロテクタにおいて金型に
よるパルプモールディング後の平坦状に成形された状態
を示す斜視図である。
【図2】本発明のペーパー・プロテクタにおいてワイヤ
ハーネスを挿入し、テープ固定した状態を示す斜視図で
ある。
【図3】本発明に基づく他のペーパー・プロテクにおい
て金型によるパルプモールディングで三次元的な形状に
成形された状態を示す斜視図である。
【図4】本発明のペーパー・プロテクタの製造工程を示
す平面図である。
【図5】本発明のペーパー・プロテクタの製造工程を示
す断面図である。
【図6】従来のペーパー・プロテクタにおいて金型によ
るパルプモールディング後の平坦状に成形された状態を
示す斜視図である。
【図7】従来のペーパー・プロテクタにおいてワイヤハ
ーネスを挿入し、テープ固定した状態を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 従来のペーパー・プロテクタ 2 防水層 3 折り目 4 基底部 5,6 フラップ部 7 基底突出部 T1 結束テープ T2 固定テープ WH ワイヤハーネス 10,20 本発明のペーパー・プロテクタ 11 折り目 12,21 基底部 13,14 フラップ部 22,23 フラップ部 15,24 基底突出部 16,25 取付部 30 貯液槽 31 攪拌機 32 送液管 33 抄紙槽 34 抄紙筐体 35 抄紙網 36 吸引管 38 金型 39 キャビティ PS 板紙シート材溶液

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともパルプ繊維材と防水性樹脂溶
    液を混合して成る板紙シート材を、その横断面形状が略
    コ字状になるように基底部の両側に沿って各サイドフラ
    ップ部を具備し成り、前記基底部の内部上面に載置した
    ワイヤハーネスを固定テープによってを巻回、固定する
    ことを特徴とするペーパー・プロテクタ。
  2. 【請求項2】 前記基底部が、一方端部に基底突出部を
    連成、突設して成ることを特徴とする請求項1に記載の
    ペーパー・プロテクタ。
  3. 【請求項3】 前記基底部及び前記各サイドフラップ部
    が、長手方向に沿って刻設した各折り目によって画成さ
    れることを特徴とする請求項1または2に記載のペーパ
    ー・プロテクタ。
  4. 【請求項4】 前記サイドフラップ部及びまたはが、取
    付部を突設して成ることを特徴とする請求項1〜3の何
    れか1項に記載のペーパー・プロテクタ。
  5. 【請求項5】 抄紙槽内に給液した少なくともパルプ繊
    維材と防水性樹脂溶液を混合して成る板紙シート材溶液
    に抄紙筐体を浸漬しながら、該抄紙筐体の開口面に張設
    した抄紙網上に前記抄紙筐体内部に連通する吸引管を介
    して該抄紙筐体内部に負圧を与えて予備成形体としての
    板紙シート材を層設した後、金型のキャビティにより前
    記予備成形体としての板紙シート材を所望の厚さ及び形
    状を有する板紙シート材に加熱圧縮成形することを特徴
    とするペーパー・プロテクタの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記金型のキャビティにおける前記予備
    成形体としての板紙シート材の加熱圧縮成形によって、
    二次元的な平坦状の板紙シート材を形成し且つ各折り目
    を長手方向に沿って刻設して基底部及び各サイドフラッ
    プ部を画成することを特徴とする請求項5に記載のペー
    パー・プロテクタの製造方法。
  7. 【請求項7】 前記金型のキャビティにおける前記予備
    成形体としての板紙シート材の加熱圧縮成形によって、
    三次元的な形状の板紙シート材を形成し且つ基底部及び
    各サイドフラップ部を連成することを特徴とする請求項
    5に記載のペーパー・プロテクタの製造方法。
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