JPH10190718A - 通信システム - Google Patents

通信システム

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JPH10190718A
JPH10190718A JP8343421A JP34342196A JPH10190718A JP H10190718 A JPH10190718 A JP H10190718A JP 8343421 A JP8343421 A JP 8343421A JP 34342196 A JP34342196 A JP 34342196A JP H10190718 A JPH10190718 A JP H10190718A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 利用者があるメールアドレスに送られたメー
ルを利用者の他のメールアドレスにおいて操作できる通
信システムの提供。 【解決手段】 通信ネットワークに複数の電子メール装
置5が接続された通信システムに、メールフォルダ4、
メール処理操作記録手段3、メール転送手段1及びメー
ル受信手段2を備える。メールフォルダ4は利用者の受
信メールを格納する。メール処理操作記録手段3は利用
者が受信メールに行った処理操作とメールフォルダ4内
のメールに行った処理操作を記録する。メール転送手段
1は利用者のメールアドレスに送られた第三者からのメ
ールを利用者の他の全てのメールアドレスに転送し、利
用者がメールの処理操作を終了したときメール処理操作
記録手段3に記録されたメール処理操作を利用者の他の
メールアドレスに送信する。メール受信手段2は利用者
の他のメールアドレスから利用者のメールアドレスに送
られた処理操作メール内の操作に基づきメールフォルダ
の更新を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信システムに関
し、特に利用者があるメールアドレスに送られてきたメ
ールを利用者の他のメールアドレスにおいて操作するこ
とができる通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、利用者があるメールアドレスに送
られてきたメールを利用者の他のメールアドレスにおい
て操作する通信システムには、特開平4−348635
号公報に開示された通信システムが知られている。この
公開公報に開示された通信システムは、利用者のあるメ
ールアドレスより利用者の他のメールアドレスにメール
を送り、メールボックスの内容の検索及び読み出しを行
い、その結果をメールとして送信させるものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の通信システムに
おいては、利用者のあるメールアドレスに送られてきた
メールをネットワークで接続された利用者の他のメール
アドレスにおいて操作するためには、あるメールアドレ
スから他のメールアドレスに対し操作対象のメールを転
送する要求を含むメールを送信し、その結果として他の
メールアドレスから目的のメールが転送されてくること
が必要であった。このため、利用者は操作を行いたいメ
ールが転送されてくるまで待たなければならなかった。
【0004】さらに、従来の通信システムにおいては、
利用者の複数のメールアドレスのいずれに操作対象のメ
ールが存在するかを特定して転送要求を送信するか、あ
るいは利用者の他のメールアドレスの全てに目的のメー
ルの転送要求を送信することが必要であり、操作が煩雑
であった。
【0005】さらに、従来の通信システムにおいては、
転送後のメールフォルダの状態が全てのメールアドレス
で一致していないので、利用者は現在利用者がもつどの
メールアドレスを使用しているのかを認識してその違い
を意識してメールを操作することが必要であった。
【0006】本発明はこのような課題を解決するために
なされたものである。従って、本発明の目的は、複数の
メールアドレスをもつ利用者が、あるメールアドレスに
送られてきたメールを他のメールアドレスにおいてメー
ルアドレスの違いを意識せずに、しかもメールアドレス
間のメールの送受信の終了を待つことなく操作すること
ができる通信システムの提供にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載された発明は、通信ネットワークに
複数の電子メール装置が接続された通信システムにおい
て、利用者が受信したメールを格納するメールフォルダ
と、利用者がメールに対して行った処理操作を記録する
メール処理操作記録手段と、利用者のメールアドレスに
送られてきたメールのうちで利用者以外の第三者から送
られてきたメールを利用者の他の全てのメールアドレス
に転送し、利用者がメール処理操作を終了したときに前
記メール処理操作記録手段がそれまでに記録したメール
に対する処理操作をメールの内容とする処理操作メール
を利用者の他のメールアドレスに送信するメール転送手
段と、利用者が使用する他のメールアドレスから送られ
てきた前記処理操作メール内の操作に基づきメールフォ
ルダの更新を行うメール受信手段と、を備えたものとす
る。
【0008】請求項2に記載された発明は、請求項1に
記載の通信システムにおいて、前記処理操作メールの内
容に基づき前記メール受信手段によるメールフォルダの
更新を終了するまでメールフォルダに対する利用者のメ
ールフォルダの操作をロックする操作ロック手段を備え
たものとする。
【0009】請求項3に記載された発明は、請求項2に
記載の通信システムにおいて、利用者のメールフォルダ
が複数ある場合に利用者が指定したメールフォルダの順
番を記憶する記憶手段と、前記処理操作メールの内容に
基づきメールフォルダの更新を行う際に前記記憶手段に
記憶されたメールフォルダの順番に従って更新を行い、
更新が終了したメールフォルダからロックを解除するロ
ック解除手段と、を備えたものとする。
【0010】請求項4に記載された発明は、請求項3に
記載の通信システムにおいて、利用者のメールアドレス
に利用者の他のメールアドレスから送られてくる複数の
処理操作メールの内容を前記記憶手段に記憶し、利用者
が指定したメールフォルダの順番に従って処理操作をソ
ートしメールフォルダの更新を行う手段を備えたものと
する。
【0011】請求項5に記載された発明は、請求項2に
記載の通信システムにおいて、利用者が現在使用してい
るメールアドレスに送られてきたメールで利用者以外の
第三者から送られてきたメールについて、メールフォル
ダがロックされている場合に一時的なメールフォルダに
メールを受信し、メールフォルダのロックが解除された
後に一時的なメールフォルダを既存のメールフォルダと
結合する手段を備えたものとする。
【0012】請求項6に記載された発明は、請求項1に
記載の通信システムにおいて、前記メール転送手段にお
いてメールを転送する際に転送アドレスとその転送アド
レスに転送するメールの属性の利用者の指定を記憶する
記憶手段と、前記記憶手段に記憶されている前記転送メ
ールアドレスと転送メールの属性の指定に従い利用者の
他のメールアドレスに転送するメールとその転送先を限
定する手段と、を備えたものとする。
【0013】請求項7に記載された発明は、請求項1に
記載の通信システムにおいて、利用者の指定により利用
者の操作時以外にも一定時間間隔毎に利用者宛にメール
が送られてきていないかをチェックし、メールが送られ
てきている場合には利用者のその他のメールアドレスに
メールを転送するメール転送手段を備えたものとする。
【0014】請求項8に記載された発明は、請求項1に
記載の通信システムにおいて、利用者以外の第三者から
送られてきたメールを受信する際にシステム内で一意の
識別子を付け、メールに対する削除操作を行う際にメー
ルの識別子をログに記憶する手段を備えたものとする。
【0015】請求項9に記載された発明は、請求項6に
記載の通信システムにおいて、転送アドレスの追加と削
除及び転送メールの属性の変更を利用者のメールアドレ
スから利用者の他のメールアドレスに処理操作メールに
より送ることでメール転送の指定を変更する手段を備え
たものとする。
【0016】請求項10に記載された発明は、請求項6
に記載の通信システムにおいて、利用者のメールアドレ
スに対するパスワードを記憶する記憶手段を備え、利用
者のメールアドレスから利用者の他のメールアドレスに
送られる処理操作メールと共に前記パスワードが送ら
れ、かつ前記処理操作メールとパスワードを受け取った
利用者のメールアドレスにおいて前記パスワードの記憶
手段に記憶されているパスワードが受信したパスワード
と一致している場合にのみ処理操作メールの内容に従い
メールフォルダを更新するものとする。
【0017】請求項11に記載された発明は、請求項1
0に記載の通信システムにおいて、利用者のメールアド
レスから利用者の他のメールアドレスに送られる処理操
作メールとパスワードと共にパスワード変更コマンドと
新規パスワードが送られ、かつ前記処理操作メールとパ
スワードとパスワード変更コマンドと新規パスワードを
受け取った利用者のメールアドレスにおいて前記パスワ
ードの記憶手段に記憶されているパスワードが受信した
パスワードと一致している場合にのみ処理操作メールの
内容に従いメールフォルダを更新すると共にパスワード
の記憶手段に記憶されているパスワードを受信した新規
パスワードに変更するものとする。
【0018】請求項12に記載された発明は、請求項1
に記載の通信システムにおいて、利用者の他のメールア
ドレスから送られてきた処理操作メールの内容に従い、
他の利用者のメールアドレスから転送されてきたメール
を利用者のメールフォルダに格納する際に、メールの送
信者を利用者の他のメールアドレスから転送されたメー
ルを転送した利用者の他のメールアドレスに送信した送
信元のメールアドレスに変更するものとする。
【0019】請求項13に記載された発明は、請求項1
に記載の通信システムにおいて、利用者がメールをメー
ルフォルダに加える処理操作を行った際にその時刻をメ
ールの属性として記録する手段と、利用者の複数のメー
ルアドレスから送られてくる処理操作メールが何らかの
理由でその到着が遅延した場合に生じるメールフォルダ
の状態の不整合を前記記録された時刻に基づき解決する
手段と、を備えたものとする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。図1は本発明の実施の形態に係る通信シス
テムの構成を示すブロック図である。本実施形態に係る
通信システムにおいては、利用者の受信したメールを格
納するメールフォルダ4と、利用者がメールに対して行
った処理操作を記録するメール処理操作記録手段3と、
第三者から送られてきたメールを利用者の他のメールア
ドレスへ転送し利用者がメールの処理を終えたときにそ
れまで記憶していたメールの処理操作をメールの内容と
する処理操作メールを作成するメール転送手段1と、利
用者の使用する他のメールアドレスから送られてきた処
理操作メールに含まれる処理操作に従いメールの受信と
メールフォルダの状態を更新するメール受信手段2とを
備えた複数の電子メール装置5が通信ネットワーク6に
接続されている。本実施形態において、通信システムは
前述の各手段よりアクセス可能な記憶手段を備える。
【0021】図2は本発明の実施の形態に係るメールに
対する処理操作を内容とする処理操作メールの構成例を
示す図である。本実施形態において、処理操作メール
は、送信元メールアドレス、送信先メールアドレス、パ
スワード、1つ以上のコマンド、コマンドに対するパラ
メータ及びそのコマンドを実施した処理時刻を含む。
【0022】図3は前記図2に示す処理操作メールに含
まれるコマンドとそのコマンドパラメータを示す図であ
る。本実施形態において、コマンドには、メールの読込
み、メールの削除、フォルダ移動、返事送信、メール転
送、パスワード変更、転送メールアドレスの追加、転送
メールアドレスの削除、及び転送メールの属性の変更の
コマンドが含まれる。
【0023】図4は前述の記憶手段に記憶される転送メ
ールアドレスと転送メールの属性の指定の例を示す図で
ある。本実施形態において、転送メールの属性には、メ
ールの送信元、受信時刻、受信曜日、受信日、メール形
式が含まれる。図4に示す転送メールの属性の指定にお
いては、送信元Aから1996年9月2日、月曜日、l
2:00時に受信したバイナリ形式メールがメールアド
レスα、β、θのみに送られる。
【0024】利用者の使用するメールアドレスのうちの
1つにメールが送られてきた場合に、送られてきたメー
ルは利用者のメールアドレスと一意に対応するメールス
プールに貯えられる。利用者がこのメールアドレスにお
いてメール操作を開始したときに、メールスプールより
全ての受信メールを取り出す際に第三者から送られてき
たメールが自動的に利用者の使用する残りのメールアド
レスに転送される。この後に、利用者は前記メールや既
に利用者のフォルダに格納されているメールに対して読
込みや削除といった処理操作を行う。このとき、処理操
作の実行と共にこれらの処理操作を記憶手段上に記憶す
る。利用者がメールの操作を終了するときに、記憶手段
上に記憶した処理操作をメールの内容とする処理操作メ
ールを利用者の使用する残りのメールアドレスに送信す
る。
【0025】利用者がこの後で利用者の他のメールアド
レスに移動してメール操作を開始したときには、先のア
ドレスでの処理と同じくこのメールアドレスに対し第三
者からのメールが送られてきているかをチェックし、送
られてきている場合には利用者の使用する残りのメール
アドレスに転送する。このメールアドレスには先に使用
したメールアドレスより転送メールと処理操作メールが
送られてきている。このため、この後に利用者のメール
操作を受け付ける前に処理操作メールに含まれる処理操
作に従いメールの処理を行う。これにより、先のメール
アドレスで利用者が行った処理操作が現在使用している
メールアドレスに反映される。
【0026】この後に、利用者がメールに対して行った
処理操作を先のメールアドレスでの処理と同じように記
憶手段上に記憶し、利用者がメールの処理を終えたとき
に記憶手段上に記憶した処理操作を処理操作メールとし
て利用者の他のメールアドレスに送信する。
【0027】前記通信システムのメール転送手段1にお
いては以下の処理を行う。
【0028】利用者の使用する複数のメールアドレスの
うちの1つにおいて利用者がメールの処理操作を開始し
たときに、メール処理操作記録手段3よりメール転送手
段1に対し起動通知が送られメール転送手段1が起動す
る。メール転送手段1は利用者が指定した一定時間間隔
毎に自動的に起動することも可能である。いずれの起動
方法でも起動されたメール転送手段1は利用者のメール
アドレス宛てに第三者より新しいメールが送られてきて
いないかをチェックする。利用者のメールアドレス宛て
に送られてきたメールが最初に貯えられるメールのスプ
ールの場所がどこであるかは本実施形態においては限定
しない。利用者のメールアドレス宛てに新しくメールが
送られてきているかどうかは利用者のメールアドレスに
一意に対応するメールのスプールにメールが含まれてい
るかをチェックすることで判別する。
【0029】新しいメールが送られてきている場合に
は、メール転送手段1が利用者が転送アドレス毎に指定
したメール属性の条件式に一致するメールであるかをチ
ェックする。本実施形態においては、転送アドレス毎に
誰から送られてきたかといったメールの属性とその条件
式の指定を記憶手段上に記憶している。メール転送手段
1はこの指定に一致するメールのみを転送アドレスに転
送する。ここで、転送するメールには、第三者から送ら
れてきたメールのみを指し、利用者の他のメールアドレ
スから転送されてきたメールと処理操作メールは含まな
い。
【0030】メール転送手段1は利用者のメールアドレ
ス宛てに新しくメールが送られてきていないかをチェッ
クする際にメールのスプールより未読フォルダに全ての
受信メールを移動する。未読フォルダは補助記憶装置上
に複数存在するメールフォルダ4の中の1つのフォルダ
でユーザがまだ読んでいないメールを格納するためのフ
ォルダである。このとき、利用者の他のメールアドレス
からの転送メールでなく第三者から新しく利用者に送ら
れてきたメールの場合には、メールのスプールから未読
フォルダに移動する際に利用者の利用する複数のメール
アドレス内において一意の、例えば「メールアドレ
ス」、「受信日付」、「シリアル番号」のような識別子
をメールに付ける。メール処理操作記録手段3よりメー
ル転送手段1が起動されている場合には、これら受信メ
ールのチェックとメール転送及びメールスプールから未
読フォルダへのメール移動の一連の処理が終わると、メ
ール転送手段1は処理終了通知をメール処理操作記録手
段3に送る。メール転送手段1が一定時間間隔で自動起
動されている場合には、メール転送手段1はこれら一連
の処理を終了すると自動的に終了する。
【0031】メール転送手段1は、メール処理操作記録
手段3より、処理操作メール転送通知を受け取った場合
には、メール処理操作記録手段3により記憶手段上に記
憶された処理操作と処理時刻及びメールの属性を内容と
する処理操作メールを作成し送信する。このとき、記憶
手段上に記憶されている処理操作のうちで各転送メール
アドレス毎の転送メールの条件に一致するメールを操作
対象とする処理操作のみを抽出する。処理操作メールの
内容としては、この抽出された処理操作とその処理時刻
及び対象となるメールの属性と記憶手段上に記憶されて
いるパスワードが含まれる。メール転送手段1は、利用
者の他のメールアドレスへの処理操作メールの送信を終
えると、記憶手段上の処理操作を削除し終了する。
【0032】メール処理操作記録手段3においては以下
の処理を行う。
【0033】利用者がメールの操作を行う場合には、メ
ール処理操作記録手段3を起動する。本実施形態におい
てはメール処理操作記録手段3は利用者よりメールの読
込み、メールの削除、フォルダ移動、返事送信、メール
転送、パスワード変更、転送先メールアドレスの追加、
転送先メールアドレスの削除、転送メール属性の変更、
終了のコマンドを受け付ける。なお、処理操作メールは
利用者が要求する処理の対象とはならない。
【0034】メール処理操作記録手段3は起動されると
まずメール転送手段1に対し起動通知を送り、メール転
送手段1から処理終了通知が送られてくるのを待つ。メ
ール転送手段1より処理終了通知が送られてくると、次
にメール受信手段2に起動通知を送り、メール受信手段
2よりフォルダロック完了通知が送られてくるのを待
つ。メール受信手段2よりフォルダロック完了通知が送
られてくると、この後に利用者よりコマンドの入力を受
け付ける。このとき、利用者の要求したコマンドの対象
となるメールフォルダ4がメール受信手段2によりロッ
クされていればコマンドの処理を行わずに利用者にフォ
ルダがロックされていることを通知する。
【0035】要求されたコマンドの対象となるメールフ
ォルダ4がロックされていない場合には、利用者のコマ
ンドに従いメールに対する処理を実行する。このとき、
同時に行った処理操作と処理時刻及び対象メールの属性
を記憶手段に記録する。また、操作したメールにも処理
時刻を付ける。メールを削除した場合にはこのメールの
識別子を削除ログに記録する。
【0036】メールフォルダ4には利用者がまだ読んで
いないメールを読み込んだ場合にメールが自動的に格納
されるデフォルトフォルダが存在する。メール処理操作
記録手段3は、デフォルトフォルダがロックされている
場合でも、第三者より送られてきたメールの読み込み操
作を受け付ける。この場合には、メール処理操作記録手
段3は、一時的なフォルダを作成し、これに第三者より
のメールを格納する。利用者がメールの処理を終了しメ
ール処理操作記録手段3に対し終了を通知した場合に
は、メール処理操作記録手段3はメール転送手段1に処
理操作メール転送通知を送り終了する。メール処理操作
記録手段3はメール受信手段2からエラー通知が送られ
てきた場合には、エラーを利用者に報告する。
【0037】メール受信手段2においては以下の処理を
行う。
【0038】メール受信手段2は、利用者がメールの操
作を行う場合に、メール処理操作記録手段3より起動通
知が送られることにより起動される。メール受信手段2
はメールフォルダ4の中の未読フォルダに処理操作メー
ルが格納されていないかをチェックする。処理操作メー
ルが含まれている場合には、メール受信手段2はパスワ
ードのチェックを行う。操作処理メールに含まれるパス
ワードと記憶手段上に記憶されているパスワードが一致
する場合にのみ、処理操作メールの内容に含まれるコマ
ンドに従い、メールの受信とメールフォルダの更新を行
う。このとき、メール受信手段2はまず補助記憶上の利
用者の全てのメールフォルダ4のロックを獲得する。ロ
ックを獲得するとメール処理操作記録手段3に対しフォ
ルダロック完了通知を送る。メール受信手段2は、未読
フォルダ中に存在する全ての処理操作メールを取り出し
その中の処理操作コマンドを操作対象となるフォルダが
利用者が予め指定したメールフォルダ4のロック解除の
順香に従いソートする。ソート後のコマンドに従いメー
ルに対する操作を行いメールフォルダ4の内容を更新す
る。このとき、同時に処理操作メールに含まれる処理時
刻をメールの属性としてメールフォルダ4に記憶する。
【0039】メール受信手段2は、各メールフォルダ4
に関しての最後のコマンドの処理が終わった時点で確保
していたロックを解放する。デフォルトフォルダのロッ
クを解放するときに、メール受信手段2は、メール処理
操作記録手段3が生成した一時的なフォルダがないかを
チェックし、このフォルダが存在する場合にはデフォル
トフォルダと結合する。
【0040】メール受信手段2が処理操作メールの内容
に従いメールフォルダ4の状態を更新する際に何らかの
理由により処理操作メールの到着が遅れたために操作対
象となるメールが所定のフォルダに存在しないといった
処理操作メール内のコマンドとメールフォルダ4の状態
の不整合が生じる場合がある。この場合には、メール受
信手段2はコマンドで指定されたメールに付けられた識
別子をもとに対象のメールを全てのフォルダにおいて検
索する。操作対象のメールが別のフォルダに見つかった
場合には、メールを操作した際にメール処理操作記録手
段3にメールに付けられた処理時刻と処理操作メール内
のコマンドに付けられた処理時刻とを比較した後に行わ
れた処理が反映されるようにメールフォルダを更新す
る。
【0041】また、操作対象となっているメールが既に
削除されてどのメールフォルダにも存在しない場合があ
る。この場合には、メール受信手段2はメール処理操作
記録手段3により記憶された削除ログに操作対象のメー
ルの識別子が含まれていないかをチェックする。削除ロ
グに操作対象のメールの識別子が含まれる場合には、こ
のメールに対する処理操作を無視する。削除ログに操作
対象のメールの識別子が含まれない場合には、メール処
理操作記録手段3にエラー通知を送りユーザにエラーを
報告する。
【0042】処理操作メールの内容に転送アドレスの追
加及び削除または転送メールの属性の変更コマンドが含
まれている場合には、メール受信手段2はコマンドの内
容に従い記憶手段に記憶されている転送アドレスと転送
メールの属性の指定を更新する。
【0043】また、受信した処理操作メールにパスワー
ド変更コマンドとコマンドパラメータとして新規パスワ
ードが含まれている場合には、メール受信手段2はパス
ワードの記憶手段に記憶されているパスワードを指定さ
れた新規パスワードに変更する。
【0044】なお、メール受信手段2は、利用者の他の
メールアドレスから転送されてきたメールを未読フォル
ダよりその他のメールフォルダに移動する際にそのメー
ルの送信元のメールアドレスをメールを転送した利用者
の他のメールアドレスからそのメールを利用者の他のメ
ールアドレスに送信した第三者のメールアドレスに変更
する。
【0045】次に、本実施形態に係る通信システムを使
ってメールを受信する場合について、各プログラムの動
作をフローチャートを用いて詳細に説明する。
【0046】図5は前述のメール転送手段1が新しく送
られてきたメールをチェックし転送処理を行う処理手順
の一例を示すフローチャートである。まず、メール転送
手段lは、メール処理操作記録手段3から起動通知が送
られてくることにより起動されるか、利用者が指定した
時間間隔において自動的に起動される。
【0047】メール転送手段1はステップl0lで利用
者のメールアドレスに対応するスプールに新しいメール
が送られてきているかをチェックする。新しく送られて
きているメールがある場合には、ステップ102で新し
く送られてきているメールの1つを選択する。
【0048】ステップ103において、ステップl02
で選択したメールが第三者から送られてきたメールかど
うかをチェックする。選択したメールが第三者から送ら
れてきたメールの場合には、ステップl04において、
ステップl02で選択したメールに対し、例えば「メー
ルアドレス」、「受信日付」、「シリアル番号」のよう
な利用者の利用する複数のメールアドレス内において一
意の識別子を付ける。
【0049】ステップl05においては、ステップl0
2で選択したメールについて、その属性が転送の条件を
満たす転送アドレスがないかをチェックする。条件を満
たす転送アドレスが存在する場合には、ステップ106
において条件を満たす全ての転送アドレスに対し選択し
たメールを転送する。メールの属性の条件を満たす転送
アドレスが存在しなかった場合にはメールの転送は行わ
ない。
【0050】次に、ステップ107において、ステップ
l02で選択したメールを未読メールフォルダへ移動す
る。選択したメールが第三者からでなく利用者の他のメ
ールアドレスから送られてきたメールの場合は、ステッ
プ107でメールを未読メールフォルダに格納する。
【0051】この後、ステップ101に戻り、新しく送
られてきたメールがまだあるかをチェックする。新しく
送られてきたメールがなければ、ステップ108におい
て自動起動されたかをチェックし、自動起動された場合
には終了する。メール処理操作記録手段3から起動通知
が送られてくることにより起動された場合には、ステッ
プl09においてメール処理操作記録手段3に処理終了
通知を送り、メール処理操作記録手段3より処理操作メ
ール転送通知が送られてくるのをステップll0で待
つ。
【0052】図6は前述のメール転送手段1がメール処
理操作記録手段3より処理操作メール転送通知を受け取
った場合に処理操作メールを送信する処理手順の一例を
示すフローチャートである。メール処理操作記録手段3
より処理操作メール転送通知が送られてくると、ステッ
プll0の待ち状態から抜け、ステップlllにおいて
処理操作メール転送通知を受け取る。この後に、メール
転送手段1は、メール処理操作記録手段3により記憶手
段上に記憶された処理操作をステップll2において1
つ選択し、その操作対象のメールの属性と処理時間とを
一緒に記憶手段より取り出す。
【0053】次に、ステップ1l3において、選択した
処理操作についてその操作対象とするメールの属性が記
録手段上に記録された転送アドレスと転送メールの属性
と条件を満たす転送アドレスがあるかを調べる。メール
属性の条件を満たす転送アドレスがある場合には、ステ
ップ1l4において、各アドレス毎に選択している処理
操作と操作対象のメールの属性及び時刻を記憶する。メ
ール属性の条件を満たす転送アドレスがない場合には、
ステップ115を実行する。
【0054】ステップll5において、記憶手段上にま
だ処理操作が残っているかチェックし、処理操作がある
場合にはステップ112に戻り処理を操り返す。全ての
処理操作の取り出しが完了した場合には、ステップ1l
6において、各アドレス毎に記憶した処理操作とその操
作対象のメールの属性と処理時刻にパスワードを加えた
ものを内容とする処理操作メールを各アドレスに送信
し、終了する。
【0055】図7は利用者がメールの操作を行うときの
メール処理操作記録手段3の処理手順の一例を示すフロ
ーチャートである。メール処理操作記録手段3は利用者
がメールの操作を行う場合に起動される。メール処理操
作記録手段3はステップl2lにおいて、メール転送手
段1に対し起動通知を送り、メール転送手段1から処理
終了通知が送られてくるのを待つ。メール転送手段1か
ら処理終了通知が送られてくると待ち状態から抜け、ス
テップ122においてメール受信手段2に起動通知を送
り、メール受信手段2よりフォルダロック完了通知が送
られてくるのを待つ。メール受信手段2よりフォルダロ
ック完了通知が送られてくると待ち状態から抜け、ステ
ップ123において利用者よりコマンドの入力を受け付
ける。
【0056】ステップ124においては、入力されたコ
マンドの対象となるメールフォルダ4がメール受信手段
2によりロックされているかをチェックする。ロックさ
れている場合にはステップl25において利用者の入力
したコマンドが第三者から送られてきたメールの読込み
操作であるかをチェックする。コマンドが第三者から送
られてきたメールの読込み操作の場合には、ステップl
26において一時的なメールフォルダを作成しこのメー
ルフォルダに未読フォルダ内に存在する第三者から送ら
れてきたメールを読込む。コマンドが第三者から送られ
てきたメールの読込み操作以外の場合には、コマンドの
処理は行わずにステップ127において利用者にメール
フォルダ4がロックされていることを報告する。
【0057】ステップ124においてメールフォルダ4
がロックされていない場合には、ステップ128におい
てコマンドが終了処理がどうかをチェックする。コマン
ドが終了処理でない場合には、ステップ129におい
て、利用者が要求したコマンドを実行する。そして、ス
テップ130で実行した処理操作を操作対象のメールの
属性及び処理時刻とともに記憶手段に記憶する。ここ
で、入力されたコマンドがメールの削除の場合には、削
除ログに削除するメールに付けられた識別子を追加す
る。
【0058】ステップl28においてコマンドが終了処
理の場合には、ステップ131においてメール処理操作
記録手段3はメール転送手段1に処理操作メール転送通
知を送り終了する。
【0059】なお、図7に示したこれらのステップを実
行中にメール受信手段2よりエラー通知が送られてきた
場合にはメール処理操作記録手段3は利用者にエラーを
報告する。
【0060】図8は利用者がメールの受信操作を行うと
きのメール処理操作記録手段3から起動されたメール受
信手段2の処理手順の一例を示すフローチャートであ
る。メール受信手段2はメール処理操作記録手段3より
起動通知が送られることにより起動される。メール受信
手段2は、ステップ141において全てのメールフォル
ダ4のロックを獲得する。ロックを獲得すると、ステッ
プ142においてメール処理操作記録手段3に対しフォ
ルダロック完了通知を送る。
【0061】次に、メール受信手段2は、ステップl4
3においてメールフォルダ4の未読フォルダに処理操作
メールが格納されていないかをチェックする。処理操作
メールが格納されている場合にはその1つを取り出し、
ステップ144において処理操作メール中のパスワード
が記憶手段上に記憶されているパスワードと一致してい
るかをチェックする。パスワードが一致している場合に
はステップ145において処理操作メールの内容を記憶
手段上に記憶する。パスワードが一致していない場合に
はステップ143に戻り処理操作メールのチェックを繰
り返す。
【0062】ステップ143において未読フォルダに格
納される処理操作メールがない場合には、ステップ14
6において記憶手段上に処理操作メールより取り出した
処理操作が存在するかをチェックする。記憶手段上に処
理操作メールより取り出した処理操作が存在しない場合
には、ステップl47において獲得している全てのメー
ルフォルダ4のロックを解放する。ステップ146にお
いて記憶手段上に処理操作が存在する場合には、ステッ
プ148において処理操作の対象とするフォルダが利用
者の指定するフォルダの順番になるようにソートする。
【0063】次に、ステップ149において、ソートさ
れた処理操作の順番に従いメールフォルダ4を更新す
る。このとき、処理操作メールにより取り出しておいた
処理時刻をメールの属性としてメールに付ける。また、
処理操作がメールフォルダへの最後の処理操作である場
合には、確保していたメールフォルダ4のロックを解放
する。
【0064】この後に、ステップ150においてメール
処理操作記録手段3が生成した一時的なフォルダがない
かをチェックし、フォルダがある場合にはデフォルトフ
ォルダに結合する。ソートした全ての処理操作に対して
メールフォルダ4の更新を終えると、メール受信手段2
は終了する。
【0065】図9は前記図8に示すメール受信手段2の
ステップ149において処理操作メールの処理操作に従
いメールフォルダ4を更新する際の処理手順を示す一例
のフローチャートである。ステップ151において、メ
ール受信手段2は操作処理メールで指定されている操作
対象のメールフォルダ内で操作対象のメールを検索す
る。
【0066】ステップ152において、操作対象のメー
ルが見つかった場合には、ステップ153において処理
操作に従いフォルダを更新する。ステップl52におい
て、操作対象のメールが見つからない場合には、ステッ
プ154において、利用者のメールフォルダ全体で操作
対象のメールを検索する。
【0067】ステップ155において、操作対象のメー
ルがある場合には、ステップ156においてメールに付
けられた処理時刻と処理操作メールの処理操作の処理時
刻を比較する。メールの処理時刻の方が後の場合には処
理操作メールの内容を無視する。処理操作メールの処理
時刻が後の場合にはステップ157において、処理操作
に従いフォルダを更新する。このとき、処理操作メール
には処理操作の処理時刻を付加する。
【0068】ステップ155において、操作対象のメー
ルが見つからない場合には、ステップ158において削
除ログ内で操作対象のメールの識別子を検索する。ステ
ップ159において、操作対象のメールの識別子が見つ
かった場合には、処理操作メールの内容を無視する。ス
テップ159において、操作対象のメールの識別子が見
つからない場合には、利用者にエラーを報告するために
メール処理操作記録手段3にエラー通知を送る。
【0069】以上説明したように、本実施形態に係る通
信システムにおいては、利用者のメールアドレスにおい
て利用者が操作開始時または利用者が指定した一定時間
間隔毎にメール転送手段1が新しく送られてきているメ
ールの受信をチェックする。第三者よりのメールを受信
した場合には、利用者のメールアドレスに対し利用者の
指定した属性と一致するメールのみをメール転送手段1
が転送する。利用者がメールを受信したときにメールに
対して行った処理操作と既に前記メールフォルダ4内に
存在するメールに対して行った処理操作をメール処理操
作記録手段3が記憶手段上に記録する。利用者がメール
に対する処理操作を終了したとき前記メール処理操作記
録手段3が記憶手段上にそれまで記録されていたメール
処理操作を前記メール転送手段1が利用者が指定した利
用者の他のメールアドレスに処理操作メールとして送信
する。利用者がメールの操作を行う場合には、メール受
信手段2が利用者の他のメールアドレスより処理操作メ
ールが送られてきていないかをチェックする。利用者の
他のメールアドレスより処理操作メールが送られてきて
いる場合には、処理操作メール内の操作に基づき、メー
ルフォルダ4の更新を行う。
【0070】さらに、通信システムにおいては、メール
転送手段1は処理操作メールと共にパスワードを送信す
る。メール受信手段2は操作処理メールに含まれるパス
ワードと記憶されているパスワードが一致する場合にの
み処理操作メールに対して処理を行う。
【0071】さらに、通信システムにおいては、受信し
た処理操作メールにパスワードに加えてパスワード変更
コマンドと新規パスワードが含まれている場合には、パ
スワードの記憶手段に記憶されているパスワードを受信
した新規パスワードに変更する。
【0072】さらに、通信システムにおいては、受信し
た処理操作メールに転送アドレスの追加か削除または転
送メールの属性の変更コマンドが含まれている場合に
は、記憶手段上に記憶している転送メールアドレスと転
送メールの属性の利用者の指定に対して転送メールアド
レスの追加と削除及び転送メールの属性の変更を行う。
【0073】さらに、通信システムにおいては、処理操
作メールの内容に基づきメールフォルダ4を更新する際
には、まずメール受信手段2は利用者のメールを格納す
るメールフォルダ4をロックする。メールフォルダ4の
更新が終了したときは、メールフォルダ4のロックを解
放する。
【0074】さらに、通信システムにおいては、メール
受信手段2は、利用者の指定したメールフォルダ4の順
番に従い処理操作メールの操作情報に基づき転送されて
きたメールをメールフォルダ4に格納し既にメールフォ
ルダ4内に存在するメールに対する操作を行いメールフ
ォルダ4の内容を更新する。メール受信手段2は、メー
ルフォルダに関して更新の終わった時点で確保していた
メールフォルダのロックを解放する。また、メール受信
手段2は、メールフォルダ4がロックされている場合
に、利用者が現在使用しているメールアドレスに送られ
てきたメールで他のメールアドレスからの転送メールと
処理操作メールでないメールについては、一時的なメー
ルフォルダにメールを受信し、メールフォルダ4のロッ
クが解除された後に一時的なメールフォルダを既存のメ
ールフォルダ4と結合する。メール受信手段2は、利用
者の他のメールアドレスから転送されてきたメールを利
用者のメールフォルダに格納する際にそのメールの送信
元のメールアドレスをメールを転送した利用者の他のメ
ールアドレスからそのメールを利用者の他のメールアド
レスに送信した際の送信元に変更する。
【0075】さらに、通信システムにおいては、メール
処理操作記録手段3は、利用者がメールを削除した場合
に、メールの識別子を削除ログに記憶する。受信した処
理操作メールに含まれる削除操作の対象となるメールが
存在しない場合には、メール受信手段2は削除ログを検
索し目的のメールの識別子が含まれていないかをチェッ
クする。目的のメールの識別子が削除ログ中に見つかっ
た場合には、メール受信手段2はこの既に削除されたメ
ールに対する全ての操作を無視する。目的のメールの識
別子が削除ログの中に見つからない場合は利用者にエラ
ーを報告する。
【0076】
【発明の効果】本発明に係る通信システムにおいては、
以下の効果が得られる。
【0077】通信システムにおいて、利用者のあるメー
ルアドレスに第三者より送られてきたメールをネットワ
ークで接続された利用者の他のメールアドレスにおいて
操作することができる。さらに、通信システムにおいて
は、メールアドレス間でメールの転送を自動的に行い、
利用者の全てのメールアドレスのメールフォルダを同じ
状態にすることができるので、利用者はいずれのメール
アドレスを利用しているかを意識することなくメールの
操作を行うことができる。
【0078】さらに、通信システムにおいて、メールフ
ォルダの状態を同じにするまでメールフォルダをロック
することにより、利用者の操作が同時に行われることを
防ぎ、メールフォルダの整合性を保つことができる。
【0079】さらに、通信システムにおいて、メールフ
ォルダのロックをフォルダ毎に分割するので、システム
が利用者のメールフォルダの状態を他のメールアドレス
と同じにするための処理を行っている間にもロックの解
放されたメールフォルダへの利用者の操作を受け付ける
ことができ、利用者の待ち時間を短縮することができ
る。
【0080】さらに、通信システムにおいて、システム
が利用者の他のメールアドレスとメールフォルダの状態
を同じにする操作を利用者の指定したメールフォルダの
順番に終了するようにソートして行うため、利用者が操
作したいメールフォルダのロックを待つ時間が短縮され
る。
【0081】さらに、通信システムにおいて、利用者が
未読のメールを読み込む際にメールが格納されるデフォ
ルトフォルダがロックされている場合でも利用者は第三
者より送られてきたメールを一時的なメールフォルダに
格納し読むことができるため、利用者の待ち時間が短縮
される。
【0082】さらに、通信システムにおいて、メールの
属性によりメールを転送する利用者のメールアドレスを
限定できるため、通信の負荷を軽減することができる。
【0083】さらに、通信システムにおいて、第三者よ
り送られてきたメールを利用者のシステム使用開始時以
外にも自動的にチェックすることで利用者が頻繁に利用
しないメールアドレスに送られてきたメールをそのアド
レスで利用者がシステムを起動することなく利用者の他
のメールアドレスにおいて読むことができる。
【0084】さらに、通信システムにおいて、第三者よ
り送られてきたメールにシステム内で一意の識別子を付
けることにより、前に利用者がメールの移動または削除
を行ったためにシステムが目的のメールを見つけられず
に処理を中断する状態に陥ることを避けることができ
る。
【0085】さらに、通信システムにおいて、メールの
転送指定を利用者の他のアドレスから設定できるように
することで利用者が頻繁に使用しないメールアドレスの
転送設定を利用者がそのメールアドレスにおいて設定す
る必要がなくなる。
【0086】さらに、通信システムにおいて、システム
が利用者のメールフォルダの状態を他のメールアドレス
と同じにするための処理をメールで送る際にパスワード
を付けることで他人が不正に利用者のメールフォルダの
状態を変更することを防ぐことができる。
【0087】さらに、通信システムにおいて、利用者の
全てのメールアドレスのパスワードを利用者の1つのメ
ールアドレスから変更することができるため、パスワー
ドを頻繁に変更しシステムのセキュリティを上げること
ができる。
【0088】さらに、通信システムにおいて、利用者の
他のメールアドレスから転送されてきたメールの送信元
をメールを利用者に送った第三者のアドレスに変更する
ことで、メールに対する返事を送信する際に、利用者が
そのメールを転送したメールアドレスに対して返事を送
ることを防ぐことができる。
【0089】さらに、通信システムにおいて、利用者が
既に行った処理操作とシステムが利用者のメールフォル
ダの状態を他のメールアドレスと同じにするために行う
処理が矛盾する場合に、処理時刻を記憶しているので、
時間的に後の処理を判別でき、前記矛盾を解決すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る通信システムの構成
を示すブロック図である。
【図2】 前記通信システムにおいて処理操作メールの
構成例を示す図である。
【図3】 前記処理操作メールに含まれるコマンドとコ
マンドパラメータを示す図である。
【図4】 前記通信システムにおいて転送アドレスと転
送メールの属性の指定を示す図である。
【図5】 前記通信システムにおいてメール転送手段が
新しく送られてきたメールをチェックし転送処理を行う
処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図6】 前記通信システムにおいて利用者がメールの
操作を終了したときのメール転送手段が処理操作メール
を送信する処理手順の一例を示すフローチャートであ
る。
【図7】 前記通信システムにおいて利用者がメールの
操作を行うときのメール処理操作記録手段の処理手順の
一例を示すフローチャートである。
【図8】 前記通信システムにおいて利用者がメールの
受信操作を行うときのメール受信手段の処理手順の一例
を示すフローチャートである。
【図9】 前記通信システムにおいてメール受信手段に
より処理操作メールの内容に従いメールフォルダを更新
する際の処理手順を示す一例のフローチャートである。
【符号の説明】
1 メール転送手段、2 メール受信手段、3 メール
処理操作記録手段、4メールフォルダ、5 電子メール
装置、6 通信ネットワーク。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信ネットワークに複数の電子メール装
    置が接続された通信システムにおいて、 利用者が受信したメールを格納するメールフォルダと、 利用者がメールに対して行った処理操作を記録するメー
    ル処理操作記録手段と、 利用者のメールアドレスに送られてきたメールのうちで
    利用者以外の第三者から送られてきたメールを利用者の
    他の全てのメールアドレスに転送し、利用者がメール処
    理操作を終了したときに前記メール処理操作記録手段が
    それまでに記録したメールに対する処理操作をメールの
    内容とする処理操作メールを利用者の他のメールアドレ
    スに送信するメール転送手段と、 利用者が使用する他のメールアドレスから送られてきた
    前記処理操作メール内の操作に基づきメールフォルダの
    更新を行うメール受信手段と、 を備えたことを特徴とする通信システム。
  2. 【請求項2】 前記処理操作メールの内容に基づき前記
    メール受信手段によるメールフォルダの更新を終了する
    までメールフォルダに対する利用者のメールフォルダの
    操作をロックする操作ロック手段を備えたことを特徴と
    する請求項1に記載の通信システム。
  3. 【請求項3】 利用者のメールフォルダが複数ある場合
    に利用者が指定したメールフォルダの順番を記憶する記
    憶手段と、 前記処理操作メールの内容に基づきメールフォルダの更
    新を行う際に前記記憶手段に記憶されたメールフォルダ
    の順番に従って更新を行い、更新が終了したメールフォ
    ルダからロックを解除するロック解除手段と、 を備えたことを特徴とする請求項2に記載の通信システ
    ム。
  4. 【請求項4】 利用者のメールアドレスに利用者の他の
    メールアドレスから送られてくる複数の処理操作メール
    の内容を前記記憶手段に記憶し、利用者が指定したメー
    ルフォルダの順番に従って処理操作をソートしメールフ
    ォルダの更新を行う手段を備えたことを特徴とする請求
    項3に記載の通信システム。
  5. 【請求項5】 利用者が現在使用しているメールアドレ
    スに送られてきたメールで利用者以外の第三者から送ら
    れてきたメールについて、メールフォルダがロックされ
    ている場合に一時的なメールフォルダにメールを受信
    し、メールフォルダのロックが解除された後に一時的な
    メールフォルダを既存のメールフォルダと結合する手段
    を備えたことを特徴とする請求項2に記載の通信システ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記メール転送手段においてメールを転
    送する際に転送アドレスとその転送アドレスに転送する
    メールの属性の利用者の指定を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶されている前記転送メールアドレス
    と転送メールの属性の指定に従い利用者の他のメールア
    ドレスに転送するメールとその転送先を限定する手段
    と、 を備えたことを特徴とする請求項1に記載の通信システ
    ム。
  7. 【請求項7】 利用者の指定により利用者の操作時以外
    にも一定時間間隔毎に利用者宛にメールが送られてきて
    いないかをチェックし、メールが送られてきている場合
    には利用者のその他のメールアドレスにメールを転送す
    るメール転送手段を備えたことを特徴とする請求項1に
    記載の通信システム。
  8. 【請求項8】 利用者以外の第三者から送られてきたメ
    ールを受信する際にシステム内で一意の識別子を付け、
    メールに対する削除操作を行う際にメールの識別子をロ
    グに記憶する手段を備えたことを特徴とする請求項1に
    記載の通信システム。
  9. 【請求項9】 転送アドレスの追加と削除及び転送メー
    ルの属性の変更を利用者のメールアドレスから利用者の
    他のメールアドレスに処理操作メールにより送ることで
    メール転送の指定を変更する手段を備えたことを特徴と
    する請求項6に記載の通信システム。
  10. 【請求項10】 利用者のメールアドレスに対するパス
    ワードを記憶する記憶手段を備え、 利用者のメールアドレスから利用者の他のメールアドレ
    スに送られる処理操作メールと共に前記パスワードが送
    られ、かつ前記処理操作メールとパスワードを受け取っ
    た利用者のメールアドレスにおいて前記パスワードの記
    憶手段に記憶されているパスワードが受信したパスワー
    ドと一致している場合にのみ処理操作メールの内容に従
    いメールフォルダを更新することを特徴とする請求項6
    に記載の通信システム。
  11. 【請求項11】 利用者のメールアドレスから利用者の
    他のメールアドレスに送られる処理操作メールとパスワ
    ードと共にパスワード変更コマンドと新規パスワードが
    送られ、かつ前記処理操作メールとパスワードとパスワ
    ード変更コマンドと新規パスワードを受け取った利用者
    のメールアドレスにおいて前記パスワードの記憶手段に
    記憶されているパスワードが受信したパスワードと一致
    している場合にのみ処理操作メールの内容に従いメール
    フォルダを更新すると共にパスワードの記憶手段に記憶
    されているパスワードを受信した新規パスワードに変更
    することを特徴とする請求項10に記載の通信システ
    ム。
  12. 【請求項12】 利用者の他のメールアドレスから送ら
    れてきた処理操作メールの内容に従い、他の利用者のメ
    ールアドレスから転送されてきたメールを利用者のメー
    ルフォルダに格納する際に、メールの送信者を利用者の
    他のメールアドレスから転送されたメールを転送した利
    用者の他のメールアドレスに送信した送信元のメールア
    ドレスに変更することを特徴とする請求項1に記載の通
    信システム。
  13. 【請求項13】 利用者がメールをメールフォルダに加
    える処理操作を行った際にその時刻をメールの属性とし
    て記録する手段と、 利用者の複数のメールアドレスから送られてくる処理操
    作メールが何らかの理由でその到着が遅延した場合に生
    じるメールフォルダの状態の不整合を前記記録された時
    刻に基づき解決する手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1に記載の通信システ
    ム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001033786A1 (fr) * 1999-11-02 2001-05-10 Ntt Docomo, Inc. Systeme de serveur client
WO2001091391A1 (fr) * 2000-05-24 2001-11-29 E-Jan Net Co. Serveur de courrier, systeme et procede de gestion de courrier electronique, et support d'enregistrement

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