JPH10190520A - スペクトル拡散通信システム - Google Patents

スペクトル拡散通信システム

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JPH10190520A
JPH10190520A JP34223596A JP34223596A JPH10190520A JP H10190520 A JPH10190520 A JP H10190520A JP 34223596 A JP34223596 A JP 34223596A JP 34223596 A JP34223596 A JP 34223596A JP H10190520 A JPH10190520 A JP H10190520A
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泰之 大石
Kazuo Hase
和男 長谷
Hajime Hamada
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 【解決手段】異なるシンボルレートの情報を直接系列ス
ペクトル拡散によって、符号分割多元接続する送信局
と、該送信局から送信された信号の少なくとも一部を受
信する受信局を備えたスペクトル拡散無線通信システム
において、M系列を用いて直交符号を構成し、該直交符
号に2行2列の直交行列を掛けて倍の符号長の直交符号
を生成する第一の工程と、該第一の工程で得られた直交
符号に対して、更に異なるM系列を掛ける第二の工程に
より生成される拡散符号系列を用い、該直接系列スペク
トル拡散を行う。ことを特徴とするスペクトル拡散通信
システム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、異なるシンボルレ
ートの情報を直接系列スペクトル拡散によって、符号分
割多元接続するスペクトル拡散通信システムに関する。
特に、符号系列の自己相関特性を向上させ、初期同期捕
捉特性を容易にし、かつ限られた符号資源を効率的に割
り当てることを可能とするスペクトル拡散通信システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、移動通信の需要の高まりにより、
移動通信における周波数の有効利用が大きな課題になっ
ている。このような中でスペクトル拡散技術を用いた直
接系列符号分割多元接続(DS−CDMA:Direct Seq
uence Code Division MultipleAccess)方式は、周波数
利用効率の高いシステムとして注目され、実用化に向け
た研究が盛んに行われている。
【0003】スペクトル拡散技術を用いた符号分割多元
接続(CDMA)方式の基本概念図が図9に示される。
送信側SENDで各チャネルのデジタル信号Siに固有
の符号Ciを重ねる。この場合、横軸に周波数f、縦軸
に時間tを表わすと、図10に示されるように周波数は
帯域全体に広がり全チャネル信号成分が混在するように
なる。
【0004】受信側RECでは受信信号に送信側SEN
Dと同じ符号Ciを再び重ねると、元の信号Siのみを
抽出することが出来る。
【0005】かかるスペクトル拡散技術を用いた符号分
割多元接続(CDMA)方式を、複数の基地局をセル単
位に配置するセルラ移動無線システムに適用し、基地局
から移動局への通信に、直交符号を用いて複数のユーザ
への信号を直交化し、干渉を削減する方式が考えられて
いる。
【0006】例えば「CDMAセル電話の信号波形発生
のためのシステム及び方法」(特表平6−501349
号公報)に開示されるウォルシュシーケンスを用いて音
声信号を直交化する方法[第一の技術]や、「コヒーレ
ントマルチコードDS−CDMAを用いる移動無線アク
セス」電子情報通信学会技報、RCS95−79に記載
される直交ゴールド(Gold)符号を用いて信号の直
交化を行う方法[第二の技術]等が提案されている。
【0007】一方、音声以外の画像データや、テキスト
データ、コンピュータプログラムなどの様々な種類の情
報の送受を行うマルチメディア通信の要求が高まってき
ている。かかるマルチメディア通信においては、情報の
種類に応じて要求される情報伝送速度や通信品質が異な
るという特質がある。
【0008】従って、これらの要求に対応するために異
なった情報伝送速度を達成するシステムを構築する必要
がある。しかし、上記の第一、第二の技術による直交符
号化では同じ伝送速度の情報に対しては有効であるが、
異なる伝送速度の情報に対して互いに直交性を保って通
信することが不可能であった。
【0009】このために、基地局から移動局への通信に
ついても、異なる伝送速度の情報間ではユーザのデータ
間に干渉が生じ、通信品質を悪化させる原因になってい
た。
【0010】かかる問題に対して、「コヒーレントDS
−CDMA下りリンクで直交多元レート多重を可能とす
る階層的拡散符号構成法」電子情報通信学会技報、RC
−96−103には、後述する方法で階層的に拡散符号
を生成することにより、異なる拡散率の信号を直交化す
る符号を得る技術[第三の技術]を開示している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記第三の技
術では、直交ゴールド符号系列を用いて階層的に拡散符
号を生成するものであるが、短い周期(例えば16チッ
プ)の符号の繰り返しにより符号が構成されるために、
図11に示すように周期的に特異点が生じ拡散符号の自
己相関特性が悪くなり、同期捕捉特性が劣化するという
問題がある。
【0012】従って、本発明の目的は、かかる自己相関
性を低減すべく、前記第三の技術とは異なる、自己相関
特性に優れた周期の長い符号を組み合わせる符号構成法
を提示し、異なる伝送速度の情報を、異なる拡散率で同
じ周波数帯域に同時に多重化しても、互いに干渉を与え
ないようにするスペクトル拡散通信システムを提供する
ことにある。
【0013】更に、上記第三の技術により階層的に拡散
符号を生成する方法では後に説明するように、直交関係
にある符号の数が制限される。このために、拡散符号の
効率的な割り当てが必要になる。特に、異なる情報伝送
速度が要求されるようなマルチメディアの移動通信シス
テムでは、上りチャネルと下りチャネルで要求される伝
送速度が異なる可能性があり、下りチャネルにより高い
伝送容量が要求される場合等では対応が困難となる。
【0014】このように、第三の技術による階層的拡散
符号構成法で示される符号割り当てでは、異なる拡散率
の信号が混在すると、使用される拡散符号が片寄ること
により、高速な情報伝送に使用不可能な符号が、いわば
虫食い状態で残る現象が起き、符号の効率的な使用が出
来なくなる問題があった。
【0015】従って、更に本発明の目的は、かかる問題
を解決すべく符号の効率的な使用を可能とするスペクト
ル拡散を用いたスペクトル拡散通信システムを提供する
ことにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の本発明の課題を解
決するスペクトル拡散通信システムの第1の構成は、異
なるシンボルレートの情報を直接系列スペクトル拡散に
よって、符号分割多元接続する送信局と、該送信局から
送信された信号の少なくとも一部を受信する受信局を備
えたスペクトル拡散無線通信システムにおいて、M系列
を用いて直交符号を構成し、該直交符号に2行2列の直
交行列を掛けて倍の符号長の直交符号を生成する第一の
工程と、該第一の工程で得られた直交符号に対して、更
に異なるM系列を掛ける第二の工程により生成される拡
散符号系列を用い、該直接系列スペクトル拡散を行うこ
とを特徴とする。
【0017】更に、本発明の課題を解決するスペクトル
拡散通信システムの第2の構成は、異なるシンボルレー
トの情報を直接系列スペクトル拡散によって、符号分割
多元接続する送信局と、該送信局から送信された信号の
少なくとも一部を受信する受信局を備えたスペクトル拡
散無線通信システムにおいて、平方剰余系列を用いて直
交符号を構成し、該直交符号に2行2列の直交行列を掛
けて倍の符号長の直交符号を生成する第一の工程と、該
第一の工程で得られた直交符号に対して、更に異なる平
方剰余系列を掛ける第二の工程により生成される拡散符
号系列を用いて、該直接系列スペクトル拡散を行うこと
を特徴とする。
【0018】又、本発明の課題を解決するスペクトル拡
散通信システムの第3の構成は、上記第1、または第2
の構成において、前記第一の工程で生成される直交符号
は、前記2行2列の直交行列を掛けて倍の符号長の直交
符号とする過程を複数回行い生成されることを特徴とす
る。
【0019】更に又、本発明の課題を解決するスペクト
ル拡散通信システムの第4の構成は、前記第1、第2ま
たは第3の構成において、前記生成される拡散符号系列
は、階層的符号構成を有し、該階層的符号構成の一の拡
散率の符号から派生される、該一の拡散率の2倍の拡散
率を有する一組の符号の一方のみが使用されている組を
求め、使用されていない他方の符号を優先的に割当て
て、該直接系列スペクトル拡散を行うことを特徴とす
る。
【0020】更に、本発明の課題を解決するスペクトル
拡散通信システムの第5の構成は、異なるシンボルレー
トの情報を直接系列スペクトル拡散によって、符号分割
多元接続する送信局と、該送信局から送信された信号の
少なくとも一部を受信する受信局を備えたスペクトル拡
散無線通信システムにおいて、ウォルシュ系列または、
直交ゴールド符号を用いて生成される階層的符号構成の
一の拡散率の符号から派生される、該一の拡散率の2倍
の拡散率を有する一組の符号の一方のみが使用されてい
る組を求め、使用されていない他方の符号を優先的に割
当てて、該直接系列スペクトル拡散を行うことを特徴と
する。
【0021】又、本発明の課題を解決するスペクトル拡
散通信システムの第6の構成は、前記第4または第5の
構成において、前記一組の符号のうち一方のみが使用さ
れている2つの組について、一方の組の使用されている
符号を他方の組の使用されていない符号に置き換える様
に再割当てを行うことを特徴とする。
【0022】更に又、本発明の課題を解決するスペクト
ル拡散通信システムの第7の構成は、前記第1、2、ま
たは3の構成において、前記生成される拡散符号系列
は、階層的符号構成を有し、該階層的符号構成の一の拡
散率の2つの系列符号のビット毎に法2の加算を求めた
値が0の場合のビット位置と、1の場合のビット位置の
それぞれに対し、デジタル信号の2シンボルのそれぞれ
を変調して、該一の拡散率の1/2の拡散率の通信を行
うことを特徴とする。
【0023】更に、本発明の課題を解決するスペクトル
拡散通信システムの第8の構成は、異なるシンボルレー
トの情報を直接系列スペクトル拡散によって、符号分割
多元接続する送信局と、該送信局から送信された信号の
少なくとも一部を受信する受信局を備えたスペクトル拡
散無線通信システムにおいて、任意の直交符号系列を用
いて生成される階層的符号構成の一の拡散率の2つの系
列符号のビット毎に法2の加算を求めた値が0の場合の
ビット位置と、1の場合のビット位置のそれぞれに対
し、デジタル信号の2シンボルのそれぞれを変調して、
該一の拡散率の1/2の拡散率の通信を行うことを特徴
とする。
【0024】又、本発明の課題を解決するスペクトル拡
散通信システムの第9の構成は、前記第1、2、または
3の構成において、前記生成される拡散符号系列は、階
層的符号構成を有し、該階層的符号構成のビット毎に法
2の加算を求めた時に全て0となる一の拡散率の4つの
符号系列の直交関係にある2ビット毎の4つのそれぞれ
の位置に、デジタル信号の4シンボルのそれぞれを変調
して、該一の拡散率の1/4の拡散率の通信を行うこと
を特徴とする。
【0025】更に又、本発明の課題を解決するスペクト
ル拡散通信システムの第10の構成は、異なるシンボル
レートの情報を直接系列スペクトル拡散によって、符号
分割多元接続する送信局と、該送信局から送信された信
号の少なくとも一部を受信する受信局を備えたスペクト
ル拡散無線通信システムにおいて、ウォルシュ系列また
は、直交ゴールド符号を用いて生成される階層的符号構
成のビット毎に法2の加算を求めた時に全て0となる一
の拡散率の4つの符号系列の直交関係にある2ビット毎
の4つのそれぞれの位置に、デジタル信号の4シンボル
のそれぞれを変調して、該一の拡散率の1/4の拡散率
の通信を行うことを特徴とする。
【0026】更に、本発明の課題を解決するスペクトル
拡散通信システムの第11の構成は、前記第9または1
0の構成において、前記一の拡散率の4つの符号系列が
階層的符号構成のビット毎に法2の加算を求めて全てが
0とならない場合、開放可能の符号系列を求め、該一の
拡散率の4つの符号系列のうち、階層的符号構成のビッ
ト毎の法2の加算の全てを0としない符号系列を、該求
められた開放可能の符号系列で置き換えるようにしたこ
とを特徴とする。
【0027】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を説
明するが、先に本発明の理解のために「コヒーレントD
S−CDMA下りリンクで直交多元レート多重を可能と
する階層的拡散符号構成法」電子情報通信学会技報、R
CS96−103に記載される前記第三の技術における
符号構成の内容を説明する。
【0028】かかる第三の技術による階層的拡散符号の
生成の方法は、符号長N=2P の数1の符号CN を用い
て符号長2Nの符号C2Nを、数2のように再帰的に生成
する方法である。
【0029】
【数1】
【0030】
【数2】
【0031】これは、直交行列の生成法として良く知ら
れているものであり、直交行列の1行を1つの符号とし
て表現している。例えば、「符号理論」、宮川、岩垂、
今井、昭晃堂、P453等に述べられている。
【0032】そして、N=20 =1の時、C1 ={1}
としてスタートすると、ウォルシュ系列として良く知ら
れている符号系列を生成することができる。ウォルシュ
系列は米国のセルラCDMAシステムの標準方式でも採
用されており、下り信号の直交化に用いられている
(“Mobile Station-Base Station CompatibilityStand
ard for Dual-Mode Wideband Spread Spectrum Celluar
System”TIA/EIA/IS-95-A 参照)。
【0033】また、例えば、C16を符号長16の直交ゴ
ールド(Gold)符号とすると、拡散率が16以上の
信号を直交化することができる。しかし、階層的拡散符
号構成法では符号の自己相関に16チップ毎にピークが
現れることに本発明者は問題点として認識した。
【0034】即ち、この自己相関特性により先に説明し
たように、同期捕捉特性が劣化するという問題が生じ
る。従って、本発明は、かかる問題を解消するために異
なる符号構成法を提示し、且つこれにより得られる拡散
符号によりスペクトラム拡散を行う無線通信方式を提供
するものである。
【0035】次に、本発明に従う第1の符号構成法1を
説明する。ここでは、本発明の実施の形態として、1
6、32、64、128の4種類の異なる拡散率をサポ
ートするシステムのための符号構成法について示す。同
様な構成で2倍ずつ異なる拡散率をサポートするシステ
ムの構成は可能である。
【0036】まず、符号長15のM系列を生成し、これ
をm15とする。M系列符号は周期自己相関の優れた符号
として知られており、その生成法および特徴は「スペク
トル拡散通信システム」横山光雄著、科学技術出版者、
などに詳しく書かれている。
【0037】ここでは、2つ存在する周期15のM系列
のうち1 つを用い、 m15={0,0,0,1,0,0,1,1,0,1,0,1,1,1,1 } とする。このm15を1チップずつシフトして最後に0を
加えた符号長16の系列を数3とする。
【0038】
【数3】
【0039】また、すべての要素が0の長さ16の系列
を数4とする。
【0040】
【数4】
【0041】また、それぞれの符号系列の第iチップ目
の要素を数5で表わす。
【0042】
【数5】
【0043】即ち、数6のようになる。
【0044】
【数6】
【0045】この符号をもとに、上記第三の技術と同様
の階層的拡散符号構成法を用いて、符号長32の数7の
符号および、符号長64の数8の符号を生成する。
【0046】
【数7】
【0047】
【数8】
【0048】これは数9で表わされる2行2列の直交行
列を掛けることによって、符号長と符号数をそれぞれ2
倍することに対応する一般的な直交行列の生成法であ
る。
【0049】
【数9】
【0050】こうしてできた符号長64の上記数8の符
号は、それぞれ直交しており、また符号長の短い符号に
対しても直系の関係にある符号を除いて直交性がある。
【0051】ここで、符号長63のM系列に1 チップを
加えて周期64とした系列をmとし、これを数10から
数11のすべての系列に対して、同じ位相で法2の加算
を行うことによって、新しい系列を生成する。
【0052】
【数10】
【0053】
【数11】
【0054】これを数12とする。
【0055】
【数12】
【0056】即ち、数12は、一般式として数13のよ
うに表わされる。
【0057】
【数13】
【0058】ここで、+は法2の加算である。ところが
上記数10の要素はすべて0であるので、数14とな
る。
【0059】
【数14】
【0060】直交符号である上記数8のすべての系列に
同じ位相でmを掛けることによって得られた上記数12
は、やはり直交符号となる。さらに、符号長128の符
号を作るには、上記数12に2行2列の直交行列をかけ
ることにより、符号長128の直交符号を生成すること
ができる。
【0061】この場合、先の第三の技術による階層的拡
散符号構成法で生成される符号と異なるのは、拡散率が
64より低い場合にも拡散符号として上記数12を使う
点である。
【0062】この場合、符号の割り当てを図1のように
行い、拡散率32で数15を用いた場合は、他の拡散率
で数15、数16及び、これらから生成される数17
は、同時に他のユーザが使うことがないようにする。
【0063】
【数15】
【0064】
【数16】
【0065】
【数17】
【0066】又、数18も拡散率32で使用することは
できるが、拡散率16で使用することはない。
【0067】
【数18】
【0068】次に、本発明に従う別の符号構成法2を説
明する。この場合も自己相関特性を向上出来るものであ
る。先の第三の技術による階層的拡散符号構成法で構成
される符号または上記本発明に従うM系列を使用した第
1の実施の形態の符号構成法1で構成される符号では、
拡散率が16, 32, 64, 128というように、拡散
率が2の巾乗の場合についてのみ適用可能であり、任意
の拡散率に適用出来るわけではない。
【0069】従って、拡散率が2の巾乗の場合に限らず
より広範囲な拡散率に適用できる符号として、平方剰余
系列を用いた構成を示す。この方法は拡散率が4の倍数
である場合に適用できる。
【0070】平方剰余系列の生成法は、「符号理論」、
宮川、岩垂、今井、昭晃堂、P455及び480に示さ
れるように、(4の倍数−1)が素数の場合にその長さ
の平方剰余系列が存在する。
【0071】周期が11の平方剰余系列としては、{1,
0,1,0,0,0,1,1,1,0,1 }がある。これを、1 チップずつ
シフトして最後に0を加えた符号長12の系列を数19
とする。
【0072】
【数19】
【0073】また、すべての要素が0の長さ12の系列
を数20とし、それぞれの符号系列の第iチップ目の要
素を数21で表わすと、
【0074】
【数20】
【0075】
【数21】
【0076】数22のような符号列となる。
【0077】
【数22】
【0078】また、(4の倍数−1)が素数でない場合
にも「符号理論」、宮川、岩垂、今井、昭晃堂、P45
9に示されるような方法を用いれば、4の倍数の長さの
直交符号を作ることが可能であり、この第二の実施の形
態の手順の適用が可能になる。
【0079】上記数21に対して、第一の実施の形態の
符号構成法1と同様に、符号長24および、48の直交
符号を生成する。ここで、符号長47の平方剰余系列に
1チップを加えて周期48とした系列をmとし、これを
数23から数24のすべての系列に対して、同じ位相で
法2の加算を行うことにより新しい系列を生成する。
【0080】
【数23】
【0081】
【数24】
【0082】これを数25とする。
【0083】
【数25】
【0084】即ち、数26のように表わされる。
【0085】
【数26】
【0086】ここで、+は法2の加算である。後は、必
要に応じて、2行2列の直交行列を掛けることによっ
て、さらに符号長の長いものをつくることも可能であ
る。
【0087】上記したように、第1、第2の実施の形態
において、符号長の長い直交性を有する符号構成法1、
2により生成される符号が得られる。これにより、上記
第三の技術で問題となる自己相関性特性は、図2に示す
ように改善することが可能である。
【0088】ここで、上記第1、第2の実施の形態にお
いて上記第三の技術で問題となる自己相関性特性を改善
することが可能であるが、符号の割当てにおいて、第三
の技術と同様に未だ制限が生じる。
【0089】従って、本発明の更なる目的であるより効
果的な符号割当てを可能とする本発明に従う技術につい
て以下に説明する。
【0090】図3は、一般的なセルラCDMAシステム
のモデルを示す図である。図3(A)は、移動局MS側
であり、図3(B)は、基地局BS側の機能ブロック図
である。更に、図4は、基地局BSから移動局MSに対
する拡散符号の割当てを説明するフローである。
【0091】まず、移動局MSは基地局BSに対して呼
の設定を要求する(図4:ステップS1)。この際、通
信しようとする情報の伝送速度の指定も合わせて行う。
これに対して、基地局BSは移動局MSに対して呼設定
の要求を受信したことの確認を返す(ステップS2)。
続いて、無線チャネル指定によって通信に用いる拡散符
号の割り当てなどの情報を移動局MSに返す(ステップ
S3)。
【0092】この情報から移動局MSは、基地局BSか
らの情報がどの拡散符号で送られてくるかを知ることが
でき、通信状態に移行することができる(ステップS
4)。
【0093】図3(A)において、移動局MSは、チャ
ネル毎に信号処理回路30、31でフレーム化信号を生
成する。そして、チャネル毎にBSから指定された固有
の拡散符号#1、#2とのEX−OR論理を回路32、
33において求める。
【0094】回路32、33からのEX−OR論理出力
は、加算器35で全てのチャンネル分が加算され、その
出力で搬送波を変調し、基地局BSに向け送信される。
【0095】図3(B)において、基地局BS側では復
調回路35で復調し、次いで逆拡散回路36でチャンネ
ル対応に送信側と同じ拡散符号で法2の加算を行うこと
により、チャネル毎の送信信号を受信再生することが出
来る。
【0096】ここで、上記図4のフローにおける基地局
BS側から移動局MSへの拡散符号の割当ての際は、第
三の技術による階層的拡散符号構成法で構成される符号
または前記本発明の第1、第2の実施の形態による符号
構成法1、2で構成される符号を使う場合には、割り当
てる拡散符号に配慮する必要がある。
【0097】たとえば、階層的拡散符号構成法で構成さ
れた符号では、図5のように階層の系列を有するので、
直系の関係にある符号を同時に使用すると、直交関係が
保てないので大きな干渉を生じることになる。尚、図5
は、拡散率128の拡散符号として64組あるうちの4
組の階層的構成のみを示している。
【0098】従って、単純に第三の技術による階層的拡
散符号構成法で構成される符号または前記本発明の第
1、第2の実施の形態による符号構成法1、2で構成さ
れる符号を用いる際には上記の制限内で符号の割り当て
を行わなければならない。このために、様々な拡散率の
信号が混在すると、効率の良い符号の割り当てが行えな
い可能性がある。
【0099】そこで本発明は、異なる拡散率をサポート
するシステムにおける効率的な符号の割り当て方法を提
示するものであり、以下に説明する。
【0100】先ず、システムのサポートする拡散率が1
6、32、64、128の4通りであり、階層的符号構
成法によって生成された符号あるいは、前記本発明の第
1、第2の実施の形態による符号構成法1、2を用いる
際の、本発明に従う第一の符号割り当て方法1について
説明する。 移動局MSから要求された拡散率が128である場合: ステップ1:kを0とする。 ステップ2:数27が使用可能かつ数28が使用不可で
あるか否かを判断する。
【0101】
【数27】
【0102】
【数28】
【0103】yesである場合は、数27を割当てて終
わる。
【0104】noである場合は、次のステップ3へに進
む。
【0105】これは、図5において、例えば拡散率が1
28の1組目の1(数29)と2(数30)について、
1が使用可能で、かつ2が使用不可であるか否かを判断
し、使用可能であれば1を割当てることを意味する。
【0106】
【数29】
【0107】
【数30】
【0108】ステップ3:数27が使用不可であって、
数28が使用可能であるかを判断する。
【0109】yesである場合は、数28を割当てて終
わる。
【0110】noである場合は、次へのステップ4に進
む。
【0111】ここでは、図5において、例えば1組目の
1(上記数29)と2(上記数30)について、1が使
用不可で、かつ2が使用可能であるか否かを判断し、使
用可能であれば2を割当てることを意味する。 ステップ4:k=63であれば、次のステップ5に進
む。
【0112】k≠63であれば、kをk+1として、ス
テップ2へ進みk=63まで繰り返す。
【0113】かかるステップ1から4までの処理は、拡
散率が128の64組のうち、一方の符号だけが使用さ
れ、他方の符号が不使用である場合、当該組の他方の符
号を使用しようするように符号割当てを行うものであ
る。 ステップ5:kを0とする。 ステップ6:数31が使用可であるか否かを判断する。
【0114】
【数31】
【0115】yesであれば数31を割当てて終わる。
【0116】noであれば、次のステップ7に進む。 ステップ7:k=127であれば、割当て不能であるの
で、ここで終わる。
【0117】k≠127であれば、ステップ6へ進み繰
り返す。
【0118】上記ステップ5から7までの処理は、拡散
率が128の64組のうちの組となる二つの符号のいず
れも不使用である時の処理である。 要求された拡散率が64である場合: ステップ1:kを0とする。 ステップ2:数32が使用可能でかつ数33が使用不可
である場合は、
【0119】
【数32】
【0120】
【数33】
【0121】数32を割当てて終わり、そうでなければ
次のステップ3に進む。 ステップ3:数32が使用不可で、数33が使用可能で
あるかを判断する。
【0122】yesであれば、数33を割当てて終わ
る。
【0123】noであれば次のステップ4へ進む。 ステップ4:k=31であれば、次のステップ5に進
む。
【0124】k≠31であれば、kをk+1として、ス
テップ2へ進み繰り返す。
【0125】上記処理は、拡散率が128である場合の
ステップ1から4までと同様である。 ステップ5:更に、kを0として、 ステップ6:数34が使用可能であるかを判断する。
【0126】
【数34】
【0127】yesであれば、数34を割当てて終わ
る。
【0128】noであれば、次のステップ7に進む。 ステップ7:k=63であるかを判断し、k=63であ
れば割当て不能として、終わる。
【0129】k≠63であればkをk+1として、ステ
ップ6へ戻り処理を繰り返す。
【0130】更に上記処理は、拡散率が128である場
合のステップ5から7までと同様である。 要求された拡散率が32の場合: ステップ1:kを0とする。 ステップ2:数35が使用可能で、かつ数36が使用不
可であるかを判断する。
【0131】
【数35】
【0132】
【数36】
【0133】yesであれば、数35を割当てて、終わ
る。
【0134】noであれば、次のステップ3へ進む。 ステップ3:数35が使用不可で、数36が使用可能か
を判断する。
【0135】yes:数36を割当てて終わる。
【0136】noであれば、次のステップ4へ進む。 ステップ4:k=15であれば、次のステップ5へ進
む。
【0137】k≠15であれば、kをk+1とし、ステ
ップ2へ戻り処理を繰り返す。
【0138】かかる処理も拡散率が128、64である
場合のステップ1から4までと同様である。 ステップ5:kを0とする。 ステップ6:数37が使用可能かを判断する。
【0139】
【数37】
【0140】yesであれば、数37を割当てて終わ
る。
【0141】noであれば、次のステップ7へ進む。 ステップ7:k=31であれば、割当て不能で終わる。
【0142】k≠31であれば、kをk+1とし、ステ
ップ6へ戻り処理を繰り返す。
【0143】かかる処理も拡散率が128、64である
場合のステップ5から7までと同様である。 要求された拡散率が16の場合: ステップ1:kを0とする。 ステップ2:数38が使用可能か否かを判断する。
【0144】
【数38】
【0145】yesであれば、数38を割当てて終わ
る。
【0146】noであれば、次のステップ3へ進む。 ステップ3:k=15であれば、割当て不能で終わる。
【0147】k≠15であれば、kをk+1とし、ステ
ップ2へ戻り処理を繰り返す。
【0148】かかる拡散率が16の場合の処理は、符号
が組となる構成ではないので、上記128、64、32
の場合のステップ5から7までの処理と同様である。
【0149】次に、システムのサポートする拡散率が1
6、32、64、128の4通りであり、階層的符号構
成法によって生成された符号あるいは、前記本発明の第
1、第2の実施の形態による符号構成法1、2を用いる
際の、本発明に従う第二の符号割り当て方法2について
説明する。
【0150】ここでの符号割り当て方法2が、拡散符号
の前記第一の割り当て方法1と異なる点は、第一の割り
当て方法1で割り当て不能になる場合でも、使用中の符
号の再割り当てを行うことによって新しい符号の割り当
てを可能にすることである。
【0151】拡散符号の再設定の手続きは、たとえば図
6のような流れで行われる。通話中(ステップS4)に
おいて、基地局BSは移動局MSに対して下りリンクの
拡散符号を変更することを要求する(ステップS5)。
【0152】そして、新しく割り当てられる拡散符号を
知らせる(ステップS6)。その後に、新しい符号を用
いた通信に移行する(ステップS7)。
【0153】かかる場合の使用中の符号の再割り当ての
方法を以下に説明する。 要求された拡散率が128場合:この場合は、上記第一
の割り当て方法1におけると同じである。 要求された拡散率が64の場合: ステップ1:kを0とする。 ステップ2:数39が使用可能かつ、数40が使用不可
であるかを判断する。
【0154】
【数39】
【0155】
【数40】
【0156】yesであれば、数39を割当てて終わ
る。
【0157】noであれば、次のステップ3へ進む。 ステップ3:数39が使用不可かつ、数40が使用可能
であるかを判断する。
【0158】yesであれば、数40を割当てて終わ
る。
【0159】noであれば、次のステップ4へ進む。 ステップ4:k=31であれば、次のステップ5へ進
む。
【0160】k≠31であれば、kをk+1として、ス
テップ2へ戻り処理を繰り返す。 ステップ5:kを0とする。 ステップ6:数41が使用可能か否かを判断する。
【0161】
【数41】
【0162】yesであれば、数41を割当てて終わ
る。
【0163】noであれば、次のステップ7へ進む。 ステップ7:k=63であれば、次のステップ8へ進
む。
【0164】k≠63であれば、kをk+1として、ス
テップ6へ戻り処理を繰り返す。 ステップ8:kを0、uを0とする。 ステップ9:数42が使用可能かを判断する。
【0165】
【数42】
【0166】yesであれば、m[u]をk,uをu+
1とし、 *u=2か否かを判断し、yesであれば、ステップ1
1へ進む。
【0167】noであれば、次のステップ10へ進む。
【0168】noであれば、次のステップへ進む。 ステップ10:k=127であれば、割当て不能で終わ
る。
【0169】k≠127であれば、kをk+1として、
ステップ9へ戻り処理を繰り返す。 ステップ11:*m[1]が偶数の時で、数43を使っ
ているユーザの符号を数44に割り当て直す。数45を
新しいユーザに割当てる。
【0170】
【数43】
【0171】
【数44】
【0172】
【数45】
【0173】*m[1]が奇数の時で、数46を使って
いるユーザの符号を数44に割り当て直す。数47を新
しいユーザに割り当てて終わる。
【0174】
【数46】
【0175】
【数47】
【0176】上記ステップ8から11までの処理は、2
つの組を対象とする時、それぞれの組が一方のみの符号
を使用している場合、いずれか一方の組の空いている符
号に当該他方の組が使用している符号に代えて、再割り
当てすることを意味する。これにより、一の組のいずれ
の符号も不使用となり、従って、当該組の上位の速度
(要求された拡散率が64の速度)に対し符号を割当て
ることが可能となる。 要求された拡散率が32の場合: ステップ1:kを0とする。 ステップ2:数48が使用可能かつ、数49が使用不可
かを判断する。
【0177】
【数48】
【0178】
【数49】
【0179】yesであれば、数48を割当てて終わ
る。
【0180】noであれば、次のステップ3に進む。 ステップ3:数48が使用不可かつ、数49が使用可能
かを判断する。
【0181】yesであれば、数49を割当てて終わ
る。
【0182】noであれば、次のステップ4へ進む。 ステップ4:k=15であれば、次のステップ5へ進
む。
【0183】k≠15であれば、kをk+1とし、ステ
ップ2へ戻り処理を繰り返す。 ステップ5:kを0とする。 ステップ6:数50が使用可能かを判断する。
【0184】
【数50】
【0185】yesであれば、数50を割当てて終わ
る。
【0186】noであれば、次のステップ7へ進む。 ステップ7:k=31であれば、次のステップ8へ進
む。
【0187】k≠31であれば、kをk+1とし、ステ
ップ6へ戻り処理を繰り返す。 ステップ8:kを0とし、uを0とする。 ステップ9:数51が使用可能かを判断する。
【0188】
【数51】
【0189】yesであれば、m[u]をk,uをu+
1とし、*u=4かを判断し、yesであれば、ステッ
プ11へ進む。
【0190】noであれば、次のステップ10へ進む。
【0191】noであれば、次のステップ10へ進む。 ステップ10:k=127であれば、割当て不能で終わ
る。
【0192】k≠127であれば、kをk+1として、
ステップ9へ戻り処理を繰り返す。 ステップ11:拡散率64の場合と同様に符号の再割り
当てを行い、拡散率32の符号を使用可にして拡散率3
2の符号を使用可にして割当てて終わる。
【0193】上記ステップ8から11の処理は、要求さ
れた拡散率が64の場合のステップ8から11の処理の
内容の意味と同じである。 要求された拡散率が16の場合: ステップ1:kを0とする。 ステップ2:数52が使用可能を判断し、
【0194】
【数52】
【0195】yesであれば、数52を割当てて終わ
る。
【0196】noであれば、次のステップ3へ進む。 ステップ3:k=15であれば、次のステップ4へ進
む。
【0197】k≠15であれば、kをk+1として、ス
テップ2へ戻り処理を繰り返す。 ステップ4:kを0とする。uを0とする。ステップ
5:数53が使用可能を判断し、
【0198】
【数53】
【0199】yesであれば、m[u]をkとし、uを
u+1とする。
【0200】*u=8であれば、ステップ7へ進む。
【0201】*u≠8であれば、次のステップ6へ進
む。 ステップ6:k=127であれば、割当て不能で終わ
る。
【0202】k≠127であれば、kをk+1とし、ス
テップ5へ戻り処理を繰り返す。 ステップ7:拡散率64の場合と同様に、符号の再割り
当てを行い、拡散率16の符号を使用可にして割り当て
て終わる。
【0203】次に、サポートする拡散率が16, 32,
64, 128の4通りで階層的符号構成法によって生成
された符号を用いる際の、本発明に従う第3の符号割り
当て法3について説明する。
【0204】第1、第2の符号構成法1および2で生成
した符号についても同様に行うことができる。
【0205】前記の2つの割り当て法1、2との違い
は、拡散符号の割り当て法1では割り当て不能になる場
合、あるいは、拡散符号の割り当て法2では符号の再配
置を行わなければならない場合に、既に、割り当ててい
る符号の配置を変えること無しに新しいユーザに対する
符号割り当てを可能にする点である。まず、この第三の
符号割り当て法3の原理を説明する。
【0206】拡散率が2倍異なる場合で、数54から派
生する符号として、数55を表すと、数56のようにな
る。
【0207】
【数54】
【0208】
【数55】
【0209】
【数56】
【0210】これらの符号の中で、数57、数58およ
び数59が使われていた場合には、
【0211】
【数57】
【0212】
【数58】
【0213】
【数59】
【0214】階層的符号構成法で、使用可能な符号は図
7において、○で表すものだけであり、拡散率64の符
号割り当てることは出来ない。
【0215】この場合、接続の要求を却下するか、ある
いは上記数58を使って拡散率128の通信を行ってい
るユーザの符号を数60に変更した後に、数61を使っ
て通信を行わなければならい。
【0216】
【数60】
【0217】
【数61】
【0218】しかし、ここで述べる第三の符号割り当て
方法3を用いることにより、符号の割り当てを変更する
こと無く拡散率64の通信を行うことができる。
【0219】上記数60及び数62は数63のように表
わせ、数64およびそのビットを反転したものを並べて
表現できる。
【0220】
【数62】
【0221】
【数63】
【0222】
【数64】
【0223】この2つの系列を比較して、1,2,5,
6個目の数64は同一であり、3,4,7,8個目は互
いにビット反転した関係になっていることが分かる。す
なわち、2ビットのデータの内1ビットを、1,2,
5,6個目の数64に割当て、もう1ビットを3,4,
7,8個目の数64に割当てれば、上記数60と数62
を用いて、64倍の拡散で通信を行うことができる。
【0224】これは、任意の2つの符号を用いて実現で
きる。すなわち、符号の再割り当てを行うこと無く、拡
散符号の効率的な割り当てが可能になる。
【0225】以上の原理を、一般的な形に表現すると次
のようになる。64倍の拡散になるためには、長さ12
8の系列を用いて2シンボルの送信を行わなければなら
ない。データの2シンボルをd0,d1 で表す。また生成
される信号をs(i) で示す。 ステップ1:2つ以上の数65が空いているか否かを判
断する。
【0226】
【数65】
【0227】yesであれば、次のステップ2へ進む。
【0228】noであれば、割り当て不能で終わる。 ステップ2:同時に使用可能な数66と数67の組があ
るかを判断する。
【0229】
【数66】
【0230】
【数67】
【0231】yesであれば、数68を用いる。
【0232】
【数68】
【0233】従って、送り出される符号系列は、数69
の関係式で表わされる。
【0234】
【数69】
【0235】noであれば、次のステップ3へ進む。 ステップ3:任意の数70、数71の組を用いる。二つ
の系列のビット毎に法2の加算を求めた値が、0の場所
でd0 を変調し、1の場所でd1 を変調する。従って、
次の数72の関係式を有する信号系列となる。
【0236】
【数70】
【0237】
【数71】
【0238】
【数72】
【0239】次に拡散率が4倍異なる場合は、同様に数
73から派生する符号を考えたときに、数74、数7
5、数76が使用中であったとする。
【0240】
【数73】
【0241】
【数74】
【0242】
【数75】
【0243】
【数76】
【0244】この場合、図8に示す様に、階層的符号構
成法では符号の割り当て直しを行わなければ、拡散率3
2の信号を作ることは出来ない。
【0245】このような場合に、本発明にしたがい12
8倍の拡散率に対応する4つの符号を組み合わせて、3
2倍の拡散を行う方法を示す。拡散率が2倍異なる場合
は任意の組み合わせについて実現可能であったが、4つ
の符号を組み合わせる場合は組み合わせる符号に対して
は、制約がある。
【0246】それは、「4つの符号のビット毎の法2の
加算を求めたときにすべて0になること」である。この
場合、数77、数78、数79、数80をビット毎に法
2の加算を求めると、すべて0になる。
【0247】
【数77】
【0248】
【数78】
【0249】
【数79】
【0250】
【数80】
【0251】すなわち、この4つの符号は組み合わせて
使うことが可能であり、数81の4つの系列を用いて拡
散率32の信号を作ることができる。
【0252】
【数81】
【0253】これらの符号は、(1,4)(2,3)、
(5,8)、(6,7)の4つの組ビットの部分に分解
して考えることができる。階層的拡散符号構成法によっ
て構成された符号が直系の関係にある符号を除いて直交
するのと同様に、(1,4)(2,3)、(5,8)、
(6,7)のそれぞれに情報を割り当てれば、生成され
る信号は、数82、数83、数84、数85に対して直
交する信号となり、拡散率32の信号を重ねることがで
きる。
【0254】
【数82】
【0255】
【数83】
【0256】
【数84】
【0257】
【数85】
【0258】以上の原理を、一般的な形に表現すると次
のようになる。32倍の拡散になるためには、長さ12
8の系列を用いて4シンボルの送信を行わなければなら
ない。データシンボルをd1,d2,d3,d4 で表し、生成
される信号をs(i) で示す。 ステップ1:4つ以上数86が空いているかを判断す
る。
【0259】
【数86】
【0260】yesであれば、次のステップ2へ進む。
【0261】noであれば、割り当て不能で終わる。 ステップ2:同時に使用可能な数87、数88、数8
9、数90の組があるかを判断する。
【0262】
【数87】
【0263】
【数88】
【0264】
【数89】
【0265】
【数90】
【0266】yesであれば、数91を用いる。
【0267】
【数91】
【0268】すなわち、数92のように表わされる。
【0269】
【数92】
【0270】noであれば、次のステップ3へ進む。 ステップ3:同時に使用可能な符号の中に、4つの系列
のビット毎に法2の加算を求めた値が、すべて0になる
組み合わせがあるかを判断する。
【0271】yesであれば、その系列を数93、数9
4、数95、数96とし、次のステップ4へ進む。
【0272】
【数93】
【0273】
【数94】
【0274】
【数95】
【0275】
【数96】
【0276】noであれば、割り当て不能で終わる。 ステップ4:上記数93、数94、数95、数96を用
いて、d0 〜d3 を変調する。すなわち、数97の関係
式となる。
【0277】
【数97】
【0278】次に、この原理を用いた符号割り当て法の
流れを符号割当て法1、2と同様に示す。
【0279】サポートする拡散率が16, 32, 64,
128の4通りで階層的符号構成法によって生成された
符号を用いる際の符号割り当てについて説明する。符号
構成法1および2で生成した符号についても同様に行う
ことができる。
【0280】拡散符号の割り当て法1と異なる点は、拡
散符号の割り当て法1では割り当て不能になる場合で
も、使用中の符号の再割り当てを行うことによって割り
当て可能にすることである。要求された拡散率が128
の場合は、拡散符号の割り当て法1と同じである。 要求された拡散率が64の場合: ステップ1:kを0とする。 ステップ2:数98が使用可能かつ、数99が使用不可
であるかを判断する。
【0281】
【数98】
【0282】
【数99】
【0283】yesであれば、数98を割り当てて終わ
る。
【0284】noであれば、次のステップ3へ進む。 ステップ3:数98が使用不可かつ、数99が使用可能
であるかを判断する。
【0285】yesであれば、数99を割り当てて終わ
る。
【0286】noであれば、次のステップ4へ進む。 ステップ4:k=31であれば、次のステップ5へ進
む。
【0287】k≠31であれば、kをk+1とし、ステ
ップ2へ戻り処理を繰り返す。 ステップ5:kを0とする。 ステップ6:数100が使用可能かを判断する。
【0288】
【数100】
【0289】yesであれば、数100を割り当てて終
わる。
【0290】noであれば、次のステップ7へ進む。 ステップ7:k=63であれば、次のステップ8へ進
む。
【0291】k≠63であれば、kをk+1とし、ステ
ップ6へ戻り処理を繰り返す。 ステップ8:kを0とし、uを0とする。 ステップ9:数101が使用可能かを判断する。
【0292】
【数101】
【0293】yesであれば、m[u]をkとし、uを
u+1とする。
【0294】*u=2であれば、ステップ11へ進む。
【0295】*u≠2であれば、次のステップ10へ進
む。
【0296】noであれば、次のステップ10へ進む。 ステップ10:k=127であれば、割り当て不能とし
て終わる。
【0297】k≠127であれば、kをk+1とし、ス
テップ9へ戻り処理を繰り返す。 ステップ11:数102、数103の組を用いて、二つ
シンボルの情報を変調する。データ2シンボルをd0 及
びd1で表わすと、生成される信号s(i) は、数104
で表わされる。
【0298】
【数102】
【0299】
【数103】
【0300】
【数104】
【0301】要求された拡散率が32の場合: ステップ1:kを0とする。 ステップ2:数105が使用可能かつ、数106が使用
不可であるかを判断する。
【0302】
【数105】
【0303】
【数106】
【0304】yesであれば、数105を割り当てて終
わる。
【0305】noであれば、次のステップ3へ進む。 ステップ3:数105が使用不可かつ、数106が使用
可能であるかを判断する。
【0306】yesであれば、数106を割り当てて終
わる。
【0307】noであれば、次のステップ4へ進む。 ステップ4:k=15であれば、次のステップ5へ進
む。
【0308】k≠15であれば、kをk+1とし、ステ
ップ2へ戻り処理を繰り返す。 ステップ5:kを0とする。 ステップ6:数107が使用可能かを判断する。
【0309】
【数107】
【0310】yesであれば、数107を割り当てて終
わる。
【0311】noであれば、次のステップ7へ進む。 ステップ7:k=31であれば、次のステップ8へ進
む。
【0312】k≠31であれば、kをk+1とし、ステ
ップ6へ戻り処理を繰り返す。 ステップ8:kを0とする。uを0とする。 ステップ9:数108が使用可能か否かを判断する。
【0313】
【数108】
【0314】yesであれば、m[u]をkとし、uを
u+1とする。
【0315】*u=2であれば、ステップ11へ進む。
【0316】*u≠2であれば、次のステップ10へ進
む。
【0317】noであれば、次のステップ10へ進む。 ステップ10:k=63であれば、ステップ12へ進
む。
【0318】k≠63であれば、kをk+1とし、ステ
ップ9へ戻り処理を繰り返す。 ステップ11:数109、数110の組を用いて、二つ
シンボルの情報を変調する。
【0319】
【数109】
【0320】
【数110】
【0321】データ2シンボルをd0 及びd1 であらわ
すと、生成される信号s(i) は数111となる。
【0322】
【数111】
【0323】ステップ12:kを0とし、uを0とす
る。 ステップ13:数112が使用可能かを判断する。
【0324】
【数112】
【0325】yesであれば、m[u]をkとし、uを
u+1とする。
【0326】*u=3であれば、ステップ15へ進む。
【0327】*u≠3であれば、次のステップ14へ進
む。
【0328】noであれば、次のステップ14へ進む。 ステップ14:k=127であれば、*u=2か否かを
判断する。
【0329】*u=2であれば、m[0]をm[1]と
し、uを1とし、更に、kをm[0]+ 1として、ステ
ップ13へ進む。
【0330】*u≠2であれば、割当て不能として終わ
る。
【0331】k≠127であれば、kをk+1とし、ス
テップ13へ進む。 ステップ15:数113で与えられる数114が使用可
能かを判断する。
【0332】
【数113】
【0333】
【数114】
【0334】yesであれば、次のステップ16へ進
む。
【0335】noであれば、uをu−1として、ステッ
プ14へ戻り処理を繰り返す。 ステップ16:数115を用いて、d1 〜d3 を変調す
る。すなわち、数116の関係を得る。
【0336】
【数115】
【0337】
【数116】
【0338】要求された拡散率が16の場合: ステップ1:kを0とする。 ステップ2:数117が使用可能か否かを判断する。
【0339】
【数117】
【0340】yesであれば、数117を割り当てて終
わる。
【0341】noであれば、次のステップ3へ進む。 ステップ3:k=15であれば、次のステップ4へ進
む。
【0342】k≠15であれば、kをk+1とし、ステ
ップ2へ戻る。 ステップ4:kを0とする。uを0とする。 ステップ5:数118が使用可能か否かを判断する。
【0343】
【数118】
【0344】yesであれば、m[u]をkとし、uを
u+1とする。
【0345】*u=2であれば、ステップ7へ進む。
【0346】*u≠2であれば、次のステップ6へ進
む。
【0347】noであれば、次のステップ6へ進む。 ステップ6:k=31であれば、ステップ8へ進む。
【0348】k≠31であれば、kをk+1とし、ステ
ップ5へ戻り処理を繰り返す。 ステップ7:数119、数120の組を用いて、二つの
シンボルの情報を変調する。データ2シンボルをd0 及
びd1 であらわすと、生成される信号s(i) は数121
で表わされる。
【0349】
【数119】
【0350】
【数120】
【0351】
【数121】
【0352】ステップ8:kを0とする。uを0とす
る。 ステップ9:数122が使用可能か否かを判断する。
【0353】
【数122】
【0354】yesであれば、m[u]をkとし、uを
u+1とする。
【0355】*u=3であれば、ステップ11へ進む。
【0356】*u≠3であれば、次のステップ10へ進
む。
【0357】noであれば、次のステップ10へ進む。 ステップ10:k=63であれば、*u=2か否かを判
断する。
【0358】yesであれば、m[0]をm[1]と
し、u=1、k=m[0]+ 1とし、ステップ9へ戻
る。
【0359】noであれば、割り当て不能で終わる。
【0360】k≠63であれば、kをk+1とし、ステ
ップ9へ戻る。 ステップ11:数123で与えられる数124が使用可
能か否かを判断する。ただし、+は法2の加算を意味す
る。
【0361】
【数123】
【0362】
【数124】
【0363】yesであれば、次のステップ12へ進
む。
【0364】noであれば、uをu−1とし、ステップ
10へ戻り、処理を繰り返す。 ステップ12:数125を用いて、d0 〜d3 を変調す
る。すなわち、これらの関係は一般式といして、数12
6のように表わされる。
【0365】
【数125】
【0366】
【数126】
【0367】更に、本発明に従う第4の拡散符号の割り
当て法4を以下に説明する。
【0368】サポートする拡散率が16, 32, 64,
128の4通りで階層的符号構成法によって生成された
符号を用いる際の符号割り当てを例に説明する。
【0369】上記の本発明に従う符号構成法1および2
で生成した符号についても同様に行うことができる。
【0370】先に説明した拡散符号割り当て法3との違
いは、組み合わせ可能でない符号しか使用可でなかった
場合、符号の再割り当てを行うことによって、符号の割
り当てを可能にする点にある。更に、再割り当てを行う
符号の数は、拡散符号割り当て法2よりも少なくて済む
という特徴がある。要求された拡散率が128の場合
は、拡散符号の割り当て法1と同じである。要求された
拡散率が64の場合は、拡散符号の割り当て法3と同じ
である。 要求された拡散率が32の場合 ステップ1:kを0とする。 ステップ2:数127が使用可能で、かつ数128が使
用不可であるかを判断する。
【0371】
【数127】
【0372】
【数128】
【0373】yesであれば、数127を割り当てて終
わる。
【0374】noであれば、次のステップ3へ進む。 ステップ3:上記数127が使用不可で、かつ上記数1
28が使用可能であるかを判断する。
【0375】yesであれば、数128を割り当てて終
わる。
【0376】noであれば、次のステップ4へ進む。 ステップ4:k=15であれば、次のステップ5へ進
む。
【0377】k≠15であれば、kをk+1とし、ステ
ップ2へ戻り処理を繰り返す。 ステップ5:kを0とする。 ステップ6:数129が使用可能か否かを判断する。
【0378】
【数129】
【0379】yesであれば、数129を割り当てて終
わる。
【0380】noであれば、次のステップ7へ進む。 ステップ7:k=31であれば、次へステップ8へ進
む。
【0381】k≠31であれば、kをk+1とし、ステ
ップ6へ戻る。 ステップ8:kを0とし、uを0とする。 ステップ9:数130が使用可能かを判断する。
【0382】
【数130】
【0383】yesであれば、m[u]をkとし、uを
u+1とする。
【0384】*u=2であれば、ステップ11へ進む。
【0385】*u≠2であれば、次のステップ10へ進
む。
【0386】noであれば、次のステップ10へ進む。 ステップ10:k=63であれば、ステップ12へ進
む。
【0387】k≠63であれば、kをk+1とし、ステ
ップ9へ戻る。 ステップ11:数131、数132の組を用いて、二つ
シンボルの情報を変調する。データ2シンボルをd0 及
びd1 であらわすと、生成される信号s(i) は数133
の式で表わされる。
【0388】
【数131】
【0389】
【数132】
【0390】
【数133】
【0391】ステップ12:kを0とし、uを0とす
る。 ステップ13:数134が使用可能であるか否かを判断
する。
【0392】
【数134】
【0393】yesであれば、m[u]をkとし、uを
u+1とする。
【0394】*u=3であれば、ステップ15へ進む。
【0395】*u≠3であれば、次のステップ14へ進
む。
【0396】noであれば、次のステップ14へ進む。 ステップ14:k=127であれば、*u=2か否かを
判断する。
【0397】yesであれば、ステップ13へ戻る。
【0398】noであれば、ステップ17へ進む。
【0399】k≠127であれば、kをk+1とし、ス
テップへも戻る。 ステップ15:数135の式で与えられる数136が使
用可能か否かを判断する。ただし、+2は法2の加算を
意味する。
【0400】
【数135】
【0401】
【数136】
【0402】yesであれば、次のステップ16へ進
む。
【0403】noであれば、uをu−1として、ステッ
プ14へ戻る。 ステップ16:数137を用いて、d0 〜d3 を変調す
る。すなわち、数138のよう表わされる。
【0404】
【数137】
【0405】
【数138】
【0406】ステップ17:kを0とする。uを0とす
る。 ステップ18:数139が使用可能か否かを判断する。
【0407】
【数139】
【0408】yesであれば、m[u]をkとし、uを
u+1とする。
【0409】*u=3であれば、ステップ20へ進む。
【0410】*u≠3であれば、次のステップ19へ進
む。
【0411】noであれば、次のステップ19へ進む。 ステップ19:k=127であれば、割り当て不能で終
わる。
【0412】k≠127であれば、kをk+1とし、ス
テップ18へ進む。 ステップ20:数140の式を求める。
【0413】
【数140】
【0414】ステップ21:符号の再割り当てにより数
141が解放可能か否かを判断する。
【0415】
【数141】
【0416】yesであれば、数141を使用不可にし
ているユーザの符号を再割当てし、次のステップ22へ
進む。
【0417】noであれば、uをu−1として、ステッ
プ19へ戻る。 ステップ22:数142を用いて、d0 〜d3 を変調す
る。すなわち、数143の式となる。
【0418】
【数142】
【0419】
【数143】
【0420】要求された拡散率が16の場合: ステップ1:kを0とする。 ステップ2:数144が使用可か否かを判断する。
【0421】
【数144】
【0422】yesであれば、数144を割り当てて終
わる。
【0423】noであれば、次のステップ3へ進む。 ステップ3:k=15であれば、次のステップ4へ進
む。
【0424】k≠15であれば、kをk+1とし、ステ
ップ6へ進む。 ステップ4:kを0とする。uを0とする。 ステップ5:数145が使用可能であるか否かを判断す
る。
【0425】
【数145】
【0426】yesであれば、m[u]をkとし、uを
u+1とする。
【0427】*u=2であれば、ステップ7へ進む。
【0428】*u≠2であれば、次のステップ6へ進
む。
【0429】noであれば、次のステップ6へ進む。 ステップ6:k=31であれば、ステップ8へ進む。
【0430】k≠31であれば、kをk+1とし、ステ
ップ5に戻る。 ステップ7:数146、数147の組を用いて、二つシ
ンボルの情報を変調する。データ2シンボルをd0 , d
1 であらわすと、生成される信号s(i) は数148の式
であらわされる。
【0431】
【数146】
【0432】
【数147】
【0433】
【数148】
【0434】ステップ8:kを0とする。uを0とす
る。 ステップ9:数149が使用可能か否かを判断する。
【0435】
【数149】
【0436】yesであれば、m[u]をkとし、uを
u+1とする。
【0437】*u=3であれば、ステップ11へ進む。
【0438】*u≠3であれば、次のステップ10へ進
む。
【0439】noであれば、次のステップ10へ進む。 ステップ10:k=63であれば、ステップ13へ進
む。
【0440】k≠63であれば、kをk+1とし、ステ
ップ9へ戻り、処理を繰り返す。 ステップ11:数150の式で与えられる数151が使
用可能か否かを判断する。ただし、+は法2の加算を意
味する。
【0441】
【数150】
【0442】
【数151】
【0443】yesであれば、次のステップ12へ進
む。
【0444】noであれば、uををu−1とし、ステッ
プ10へ戻る。 ステップ12:数152を用いて、d1 〜d3 を変調す
る。すなわち、数153の式に表わされる。
【0445】
【数152】
【0446】
【数153】
【0447】ステップ13:kを0とする。uを0とす
る。 ステップ14:数154が使用可能か否かを判断する。
【0448】
【数154】
【0449】yesであれば、m[u]をk,uを+1
とする。
【0450】*u=3であれば、ステップ16へ進む。
【0451】*u≠3であれば、次のステップ15へ進
む。
【0452】noであれば、次のステップ15へ進む。 ステップ15:k=63であれば、割り当て不能で終わ
る。
【0453】k≠63であれば、kをk+1とし、ステ
ップ14へ進む。 ステップ16:数155の式を求める。
【0454】
【数155】
【0455】ステップ17:符号の再割り当てにより数
156が解放可能かを判断する。
【0456】
【数156】
【0457】yesであれば、数156を、使用不可に
しているユーザの符号に再割当てし、次のステップ18
へ進む。
【0458】noであれば、uをu−1とし、ステップ
15へ戻り処理を繰り返す。 ステップ18:数157を用いて、d1 〜d3 を変調す
る。すなわち、数158の式が求められる。
【0459】
【数157】
【0460】
【数158】
【0461】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
り自己相関特性に優れた周期の長い符号を組み合わせる
符号構成法が提示される。従って、異なる伝送速度の情
報を、異なる拡散率で同じ周波数帯域に同時に多重化し
ても、互いに干渉を与えることがないスペクトル拡散を
用いた移動通信等の無線通信方式が提供される。
【0462】又、本発明により遅延のない通信路での干
渉を無くすとともに、遅延のある通信路においても干渉
を低減すると同時に、系列の自己相関特性を向上させ、
初期同期捕捉を容易にすることができる。
【0463】更に、本発明により拡散符号の効率的な割
り当てが可能となる。これによって、特に、異なる情報
伝送速度が要求されるようなマルチメディアの移動通信
システムでの、上りチャネルと下りチャネルで要求され
る伝送速度が異なる場合に対しても対応が容易となる。
【0464】特に、従来の第三の技術による階層的拡散
符号構成法で示される符号割り当てでは、異なる拡散率
の信号が混在すると、使用される拡散符号が片寄ること
により、高速な情報伝送に使用不可能な符号が、いわば
虫食い状態で残る現象が起きるが、本発明によりこの状
況を回避することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるM系列符号を用いた場合の階層的
拡散符号構成の一例を示す図である。
【図2】本発明によるM系列符号を用いた場合の階層的
拡散符号構成による自己相関特性の改善を示す図であ
る。
【図3】一般的なセルラCDMAシステムのモデルを示
す図である。
【図4】移動無線システムにおける基地局BSから移動
局MSに対する拡散符号の割当てを説明するフローであ
る。
【図5】階層的拡散符号構成の一例を示す図である。
【図6】拡散符号の再設定の手続きの動作フローの概略
を示す図である。
【図7】本発明の第3の符号割当て法を説明するための
図(その1)である。
【図8】本発明の第3の符号割当て法を説明するための
図(その2)である。
【図9】スペクトル拡散技術を用いた符号分割多元接続
(CDMA)方式の基本概念図を示す図である。
【図10】スペクトル拡散技術による送信信号のスペク
トル拡散を説明する図である。
【図11】従来の階層的拡散符号構成における自己相関
特性を示す図である。
【符号の説明】
30、31 フレーム化回路 32、33 拡散符号掛算回路 34 キャリア変調回路 35 キャリア復調回路 36 逆拡散回路 SEND 送信側回路 REC 受信側回路 Ci 拡散符号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長谷 和男 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 浜田 一 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】異なるシンボルレートの情報を直接系列ス
    ペクトル拡散によって、符号分割多元接続する送信局
    と、該送信局から送信された信号の少なくとも一部を受
    信する受信局を備えたスペクトル拡散無線通信システム
    において、 M系列を用いて構成された直交符号列のそれぞれについ
    て、該直交符号と該直交符号を反転させたものとを組み
    合わせた系列と、該直交符号を2つ組み合わせた系列あ
    るいは該直交符号を反転させたものを2つ組み合わせた
    系列を用いて倍の符号長の直交符号を生成する第一の工
    程と、該第一の工程で得られた直交符号に対して、更に
    異なるM系列を掛ける第二の工程により生成される拡散
    符号系列を用い、該直接系列スペクトル拡散を行うこと
    を特徴とするスペクトル拡散通信システム。
  2. 【請求項2】異なるシンボルレートの情報を直接系列ス
    ペクトル拡散によって、符号分割多元接続する送信局
    と、該送信局から送信された信号の少なくとも一部を受
    信する受信局を備えたスペクトル拡散無線通信システム
    において、 平方剰余系列を用いて構成された直交符号列のそれぞれ
    について、該直交符号と該直交符号を反転させたものと
    を組み合わせた系列と、該直交符号を2つ組み合わせた
    系列あるいは該直交符号を反転させたものを2つ組み合
    わせた系列を用いて倍の符号長の直交符号を生成する第
    一の工程と、該第一の工程で得られた直交符号に対し
    て、更に異なる平方剰余系列を掛ける第二の工程により
    生成される拡散符号系列を用い、該直接系列スペクトル
    拡散を行うことを特徴とするスペクトル拡散通信システ
    ム。
  3. 【請求項3】請求項1または2において、 前記第一の工程で生成される直交符号は、該直交符号と
    該直交符号を反転させたものとを組み合わせた系列と、
    該直交符号を2つ組み合わせた系列あるいは該直交符号
    を反転させたものを2つ組み合わせた系列を用いて倍の
    符号長の直交符号を生成する過程を複数回行い生成され
    ることを特徴とするスペクトル拡散通信システム。
  4. 【請求項4】請求項1、2または3において、 前記生成される拡散符号系列は、階層的符号構成を有
    し、該階層的符号構成の一の拡散率の符号から派生され
    る、該一の拡散率の2倍の拡散率を有する一組の符号の
    一方のみが使用されている組を求め、使用されていない
    他方の符号を優先的に割当てて、該直接系列スペクトル
    拡散を行うことを特徴とするスペクトル拡散通信システ
    ム。
  5. 【請求項5】異なるシンボルレートの情報を直接系列ス
    ペクトル拡散によって、符号分割多元接続する送信局
    と、該送信局から送信された信号の少なくとも一部を受
    信する受信局を備えたスペクトル拡散無線通信システム
    において、 任意の直交符号系列を用いて生成される階層的符号構成
    の一の拡散率の符号から派生される、該一の拡散率の2
    倍の拡散率を有する一組の符号の一方のみが使用されて
    いる組を求め、使用されていない他方の符号を優先的に
    割当てて、該直接系列スペクトル拡散を行うことを特徴
    とするスペクトル拡散通信システム。
  6. 【請求項6】請求項4または5において、 前記一組の符号のうち一方のみが使用されている2つの
    組について、一方の組の使用されている符号を他方の組
    の使用されていない符号に置き換える様に再割当てを行
    うことを特徴とするスペクトル拡散通信システム。
  7. 【請求項7】請求項1、2、または3において、 前記生成される拡散符号系列は、階層的符号構成を有
    し、該階層的符号構成の一の拡散率の2つの系列符号の
    ビット毎に法2の加算を求めた値が0の場合のビット位
    置と、1の場合のビット位置のそれぞれに対し、デジタ
    ル信号の2シンボルのそれぞれを変調して、該一の拡散
    率の1/2の拡散率の通信を行うことを特徴とするスペ
    クトル拡散通信システム。
  8. 【請求項8】異なるシンボルレートの情報を直接系列ス
    ペクトル拡散によって、符号分割多元接続する送信局
    と、該送信局から送信された信号の少なくとも一部を受
    信する受信局を備えたスペクトル拡散無線通信システム
    において、 ウォルシュ系列または、直交ゴールド符号を用いて生成
    される階層的符号構成の一の拡散率の2つの系列符号の
    ビット毎に法2の加算を求めた値が0の場合のビット位
    置と、1の場合のビット位置のそれぞれに対し、デジタ
    ル信号の2シンボルのそれぞれを変調して、該一の拡散
    率の1/2の拡散率の通信を行うことを特徴とするスペ
    クトル拡散通信システム。
  9. 【請求項9】請求項1、2、または3において、 前記生成される拡散符号系列は、階層的符号構成を有
    し、該階層的符号構成のビット毎に法2の加算を求めた
    時に全て0となる一の拡散率の4つの符号系列の直交関
    係にある2ビット毎の4つのそれぞれの位置に、デジタ
    ル信号の4シンボルのそれぞれを変調して、該一の拡散
    率の1/4の拡散率の通信を行うことを特徴とするスペ
    クトル拡散通信システム。
  10. 【請求項10】異なるシンボルレートの情報を直接系列
    スペクトル拡散によって、符号分割多元接続する送信局
    と、該送信局から送信された信号の少なくとも一部を受
    信する受信局を備えたスペクトル拡散無線通信システム
    において、 ウォルシュ系列または、直交ゴールド符号を用いて生成
    される階層的符号構成のビット毎に法2の加算を求めた
    時に全て0となる一の拡散率の4つの符号系列の直交関
    係にある2ビット毎の4つのそれぞれの位置に、デジタ
    ル信号の4シンボルのそれぞれを変調して、該一の拡散
    率の1/4の拡散率の通信を行うことを特徴とするスペ
    クトル拡散通信システム。
  11. 【請求項11】請求項9または10において、 前記一の拡散率の4つの符号系列が階層的符号構成のビ
    ット毎に法2の加算を求めて全てが0とならない場合、
    開放可能の符号系列を求め、該一の拡散率の4つの符号
    系列のうち、階層的符号構成のビット毎の法2の加算の
    全てを0としない符号系列を、該求められた開放可能の
    符号系列で置き換えるようにしたことを特徴とするスペ
    クトル拡散通信システム。
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