JP3681335B2 - Cdma通信システムの4進準直交符号生成方法並びにこれを用いたチャネル拡散装置及び方法 - Google Patents

Cdma通信システムの4進準直交符号生成方法並びにこれを用いたチャネル拡散装置及び方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、移動通信システムの拡散装置及び方法に係り、特に4進複素準直交符号を発生するための準直交符号マスク生成及びこれを用いてチャネル信号を拡散及び逆拡散できる装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、符号分割多重接続(以下、CDMAという)移動通信システムではチャネル容量を増加させるために直交符号を用いてチャネルを区分する方法を用いてきた。前記のように直交符号によりチャネルを区分する例としてはIS−95/IS−95Aの順方向リンクが挙げられ、逆方向リンクでも時間同期調整を行って適用することができる。また、UMTS(Universal Mobile Terrestrial System)のダウンリンクでも直交符号を用いてチャネルを区分している。
【0003】
図1は、直交符号によりチャネルを区分するIS−95/IS−95Aの順方向リンクを示したものである。前記図1を参照すると、チャネルは予め定められた直交符号Wi(ここで、0≦i≦63)により区分され、前記Wiとしては一般的にウォールシ直交符号が用いられる。前記IS−95/IS−95A順方向リンクはR=1/2の重畳符号(convolution code)を用い、bpsk(bi phase shift keying)変調を行い、帯域幅が1.2288MHzなので、1.2288M/(9.6K*2)=64である。従って、前記図1に示したようにIS−95/IS−95Aの順方向リンクは64個のウォールシ直交符号を用いてチャネルを区分することができる。
【0004】
前記のように変調方法及び最少データ伝送率が決定されると、使用可能な直交符号の数が決められる。しかしながら、次世代CDMAシステムでは性能を改善するために実際の使用者に割り当てるチャネルの数を増加させるようになる。そのため、次世代CDMAシステムではトラフィックチャネル(traffic channel)、パイロットチャネル(pilot channel)及び制御チャネル(control channel)の容量を増大させなければならない。
【0005】
ところが、前記方式でチャネル使用量が増大されると、使用可能な直交符号数が限られてしまう。従って、使用可能な直交符号数が制限されるためにチャネル容量を増加するには限界がある。前記のような問題を解決するために、前記直交符号と可変データ伝送率に最少干渉(minimum interference)を与える準直交符号を生成して用いるのが望ましい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明の目的は、直交符号を用いるCDMA通信システムにおいて、前記直交符号に最少干渉を与える4進複素準直交符号を生成できる装置及び方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、QPSK(Phase Shift Keying)変調のための4進複素準直交符号を生成して適用することにより、長さLに対する直交符号との相関度が
【数3】
Figure 0003681335
以下である4進複素準直交符号を生成する装置及び方法を提供することにある。 本発明のさらに他の目的は、CDMA通信システムのチャネル拡散装置において、準直交符号マスクを用いて生成した4進複素準直交符号にてチャネルを拡散できる装置及び方法を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、CDMA通信システムのチャネル拡散装置において、準直交符号の符号及び位相を用いて生成した4進複素準直交符号にてチャネルを拡散できる装置及び方法を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、直交符号を用いるCDMA通信システムにおいて、前記直交符号に最少干渉を与える準直交符号を生成してチャネル容量を増大させられる装置及び方法を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、CDMA通信システムにおいて、準直交符号のすべての条件を充足する準直交数列を生成できる方法を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、CDMA通信システムにおいて、準直交符号の条件を充足する準直交数列を生成するための列置換方法を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、CDMA通信システムにおいて、サイン符号と位相符号により表現することができ、準直交符号の条件を充足する準直交符号を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、CDMA通信システムにおいて、サイン符号と位相符号により表現される準直交符号を用いてチャネル信号を拡散及び逆拡散する装置及び方法を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、CDMA通信システムにおいて、サイン符号及び位相符号として用いられる特定ウォールシ符号により表現することができ、準直交符号の条件を充足する準直交符号を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、CDMA通信システムにおいて、サイン符号及び位相符号として用いられる特定ウォールシ符号により表現される準直交符号を用いてチャネル信号を拡散及び逆拡散する装置及び方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明はCDMA通信システムでチャネル拡散のために4進複素準直交符号を生成する方法を提供する。本発明の方法は、特定の長さNを有するM-シーケンス及び前記M-シーケンスとの全体相関度特性に優れた特定のシーケンスを生成する過程と、前記特定シーケンスを循環シフトして所定数の特定シーケンスを生成する過程と、前記M-シーケンスを循環シフトして一定数のM-シーケンスを生成し、前記生成されたM-シーケンスをウォールシ直交符号に変換する列置換方法と同一な方法にて前記循環シフトされた特定シーケンスを列置換してマスク候補を生成する過程と、前記マスク候補と前記マスク候補と同一な長さを有するウォールシ直交符号とを演算して準直交符号候補群を生成する過程と、前記生成された準直交符号候補群のうち前記ウォールシ直交符号との部分相関度及び他の準直交符号間の部分相関度を充足する準直交符号候補を選択し、前記選択された準直交符号の生成に係わったマスクを選択する過程とからなることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による望ましい実施形態を添付図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、図面中、同一な構成要素及び部分には、可能な限り同一な符号及び番号を共通使用するものとする。
【0009】
そして、以下の説明では、具体的な特定事項が示されているが、これに限られることなく本発明を実施できることは、当技術分野で通常の知識を有する者には自明である。また、関連する周知技術については適宜説明を省略するものとする。
【0010】
前述の如き、本発明はCDMAシステムでチャネル容量の増大又は単一セルの容量を最大化するために、直交符号に最少干渉を与える準直交符号を生成してCDMAシステムに適用するためのものである。
【0011】
準直交特性を有する数列はカザミシーケンス(Kasami Sequence)、ゴールドシーケンス(Gold Sequence)、コードックシーケンス(Kerdock Sequence)等の数列から得られる。前記数列は、PNシーケンスと前記シーケンスとの間に優れた相関度特性を有する数列の和として表現される共通的な特性を有する。そのため、前記数列は準直交符号を生成するために用いることができる。ウォールシ直交符号はPNシーケンスを適宜に列置換(column permutation)することにより得られる。この際、前記のように所定シーケンスとPNシーケンスの和からなる数列があって、前記数列を前記PNシーケンスの列置換方式と同一な方法にて列置換すると、前記列置換された数列はウォールシ直交符号と良い相関度特性を保持できる。即ち、前記数列は良い相関度特性を有する二つの数列を同様に列置換したものなので、前記数列の全体長さでの相関度は変わらず良い相関度を保持することができる。この際、前記二つの数列の和からPNシーケンスを除いた残りの数列を下記の準直交符号のマスク候補群として有することができる。前記数列が準直交符号のマスク候補群として与えられた時、全体的な相関度特性が基本的に充足される。
【0012】
本発明では前記特性を有する数列のうちコードックシーケンス(一般的に、Family A Sequence)を用いて複素準直交符号を生成する過程を詳細に説明する。
【0013】
前記複素準直交符号は下記の<数学式1>乃至<数学式3>を充足させるべきである。
【数4】
Figure 0003681335
【0014】
また、前記複素準直交符号は下記の<数学式4>の条件を部分的に充足させるのが望ましい。
【数5】
Figure 0003681335
【0015】
ここで、i=0,1,2,…,M−1であり、
【数6】
Figure 0003681335
である。
【0016】
前記<数学式1>乃至<数学式4>において、Wk(t)は長さがNであるウォールシ直交符号のk番目シーケンス(1≦k≦N)のことを意味し、Si(t)は長さがNであるi番目の複素準直交符号(1≦i≦X)のことを意味する。ここで、Xは前記<条件1>乃至<条件3>を充足しながら前記<数学式4>を部分的に充足する準直交符号の数を意味する。この際、前記<数学式1>の<条件1>はi番目の直交符号Wk(t)(1≦k≦N,1≦t≦N)と準直交符号Si(t)(1≦i≦N,1≦t≦N)との全体相関度がθNminを超えてはいけないことを意味する。かつ、<数学式2>の<条件2>は準直交符号のi番目行とi番目行との全体相関度がθmin(N)を超えてはいけないことを意味し、前記<数学式3>の<条件3>は準直交符号のi番目行と直交符号のk番目行の長さNをM等分した各長さの各部分の部分相関度を求めた時に、その値がθ(N/M)を超えてはいけない。
【0017】
ここで、前記<数学式1>の<条件1>はウォールシ直交符号と4進複素準直交符号の全体相関度特性を示し、
【数7】
Figure 0003681335
として4進複素準直交数列が理論上でウォールシ直交符号との絶対相関値として取れる最少の相関値を意味する。ここで、Nは符号の長さである。かつ、前記<数学式2>の<条件2>は前記4進複素準直交符号間の全体相関度(full correlation)特性に対する条件を意味する。そして、前記<数学式3>の<条件3>はウォールシ直交符号と4進複素準直交符号間の部分相関度(partial correlation)特性を表し、前記<数学式4>の<条件4>は4進複素準直交符号間の部分相関度特性を表す。
【0018】
前記図2は前記<条件3>の4進複素準直交符号とウォールシ直交符号間の部分相関度を取る場合を説明したものである。Mは2a(0≦a≦log2N)として表現され、前記部分相関度はデータのサービスを支援する時にデータ伝送率が上昇しながら直交符号のN/M部分を伝送するようになり、この時の相関度特性を充足させる条件である。例えば、N=256の場合に、θmin(N/M)値は下記の<テーブル1>に示した通りである。前記<条件4>は準直交符号間の部分相関度を意味するが、前記相関度特性によるθmin(N/M)値は前記<条件3>での相関度特性値と同一である。
【表13】
Figure 0003681335
【0019】
前記<テーブル1>の結果は一般的に拡張され得る。例えば、N=1024、M=2である場合、ウォールシ直交符号と準直交符号間の部分相関度は全体長さの半ば(ここでは、512)に計算される。即ち、これに対する部分相関度の限界は長さ512の全体相関度限界式であるθmin(N)と同一である。下記の<テーブル2>は前記長さNと最少相関度値θmin(N)の関係を示したものである。
【表14】
Figure 0003681335
【0020】
前記<条件1>と<条件2>を充足するシーケンスとしてはカザミシーケンス、ゴールドシーケンス、コードックシーケンス等がある。即ち、相互間の相関度(cross correlation)特性に優れたシーケンスファミリー(sequence family)としては前記シーケンスに対するファミリーであるカザミシーケンスファミリー、ゴールドシーケンスファミリー、コードックシーケンスファミリー等があり、前記シーケンスに対するファミリーの相関度(full correlation)特性はよく知られている。
【0021】
ところが、前記<条件3>を充足するシーケンスに対する研究は活発に行われていない。しかし、可変データ伝送率を支持するIS−95Bや次世代CDMAシステムで前記<条件3>は非常に重要な条件である。
【0022】
前記シーケンスの相関度特性において、前記シーケンスは長さ2の奇数乗L=22m+1に対して
【数8】
Figure 0003681335
の相関度を有する。従って、前記シーケンスが長さ2の奇数乗L=22m+1に対して一番優れた相関度を有するとは言えない。ここで、前記Lはシーケンスの長さのことを意味する。
【0023】
本発明では、4進の複素数として表現されるシーケンスを生成することにより、前記長さ2の奇数乗L=22m+1の相関度が
【数9】
Figure 0003681335
になり、前記条件を充足する方法及び装置を提供する。本発明の実施形態は、前記4進複素準直交符号を生成するためにコードックシーケンスを用いるという仮定下で行われる。
【0024】
図5は本発明の実施形態によりCDMA通信システムの拡散装置で用いるための4進複素準直交符号を生成する過程を示した流れ図である。前記ウォールシ直交符号は前記M-シーケンスを列置換することにより生成される。
【0025】
図5を参照すると、まず準直交符号を生成するために、511段階でM-シーケンスと全体相関度特性に優れた特定シーケンスを生成する。前記複素シーケンスを生成するために、本発明の実施形態では4進数として表現されるコードックコード(Kerdock Code)で生成されるコードックコード集合を示すファミリーA(Family A)を用いることにする。この時、モジュロ−4(mod4)演算に関する4進数集合で乗算演算に関する複素数集合に対応する準同形(homomorphism)
【数10】
Figure 0003681335
が存在する。即ち、4進数{0,1,2,3}を複素形態に表現すると{1,j,−1,−j}になる。従って、まず4進シーケンスを生成した後、前記準同形によりそれぞれ変換する。
【0026】
2進M-シーケンスs(t)はトレース関数(Trace Function)を用いて下記の<数学式5>のように表現することができる。
【数11】
Figure 0003681335
【0027】
但し、
【数12】
Figure 0003681335
f(x)はGF(2m)の原始多項式(primitive polynomial)であり、αはf(x)の根であって原始元(primitive element)である。(参照文献“Introduction to finite fields and their applications”、Rudolf Lidi & Harald Niederreiter)
【0028】
前記2進式の関数値は0と1の値を有するが、前記と類似した方法によりトレース関数を用いて4進数のシーケンスを生成することができる。
【0029】
まず、図5の511段階で、長さ2mの準直交符号シーケンスを得るために、m次2進原始多項式f(x)を選択する。前記2進原始多項式f(x)を<数学式6>のようにヘンセルリフト(Hensel Lift)させて4進数の係数を有する特性多項式g(x)を生成する。(参照文献“Finite Rings with Identity”,B.R. Macdonald)
【数13】
Figure 0003681335
【0030】
前記特性多項式g(x)を用いてガロアリング(Galois ring)GR(4m)を構成することができる。そして、βがg(x)の根であれば、β=αmod2になる。
【数14】
Figure 0003681335
であると、ガロアリングGR(4m)の任意の元素aは
【数15】
Figure 0003681335
として表現される。そして、ガロアリングでの線形関数である
トレース関数は
【数16】
Figure 0003681335
に表現される。(参照文献:“Sequence with low correlation”,T.Helleseth and P.V.Kumar)
【0031】
長さ(N)が2m‐1であるシーケンスS(t)を得るために、βとトレース表現を用いて前記式を下記の<数学式7>のように表現するが、下記の<数学式7>は前記コードックコードの一般式である。
【数17】
Figure 0003681335
【0032】
前記<数学式7>で、
【数18】
Figure 0003681335
は2進M-シーケンスを2倍してmod4を適用した値と同一である。本発明では、前記シーケンス部分を4進M-シーケンスと称することにする。この際、δに0又は
【数19】
Figure 0003681335
を代入し、一番目の列に0を挿入すると、4進M-シーケンスが計算される。従って、前記511段階では、それぞれの
【数20】
Figure 0003681335
に対して長さが2m‐1であるシーケンス
【数21】
Figure 0003681335
と2進M-シーケンスを2倍した4進M-シーケンス
【数22】
Figure 0003681335
を生成する。(コードックコードの生成過程)
【0033】
次に、513段階で、M-シーケンスをウォールシ直交符号変換する列置換関数
【数23】
Figure 0003681335
が生成される。この際、前記M-シーケンスの列置換関数は前記特定シーケンスに適用して準直交符号を生成するためのマスクの生成に用いられる。即ち、前記513段階では、
【数24】
Figure 0003681335
とし、これを用いて複素数シーケンスを列置換する関数σを下記のように定義する。(コードックコードの
【数25】
Figure 0003681335
に対する列置換を定義)
【数26】
Figure 0003681335
【0034】
さらに、長さが2m-1である<数学式7>のシーケンス
【数27】
Figure 0003681335
の先に“0”を挿入し、γに
【数28】
Figure 0003681335
を代入すると、前記<条件1>と<条件2>を同時に充足する2m-1個の長さ2mの4進複素数シーケンスを生成することができる。従って、
【数29】
Figure 0003681335
の時、前記
【数30】
Figure 0003681335
に対するシーケンスは下記の<数学式8>のように
【数31】
Figure 0003681335
に表現される。ここで、前記
【数32】
Figure 0003681335
は特定シーケンスの関数になり、これは下記の<数学式8>のように表現される。
【数33】
Figure 0003681335
【0035】
ここで、
【数34】
Figure 0003681335
であり、
【数35】
Figure 0003681335
である。
【0036】
次に、515段階で、<数学式8>の完成された集合Kのシーケンスを用いて図3に示したようなマトリックスQを生成する。前記マトリックスの行は(2m‐1) * 2m であり、列は2mである。即ち、515段階で、前記511段階で生成された2m-1個の数列
【数36】
Figure 0003681335
を用いて図5に示したように定義する。(前記数列
【数37】
Figure 0003681335
の先に“0”を挿入する)
【数38】
Figure 0003681335
【0037】
ここで、前記ウォールシ直交符号を得るためにM-シーケンスを置換する時に用いた方法と同一な列置換(column permutation)を前記マトリックスQに対して適用することにより、長さが2mである前記<条件1>及び<条件2>を充足する(2m-1)個のシーケンスが得られる。従って、517段階では、前記<数学式7>の
【数39】
Figure 0003681335
を前記513段階で求めた方式にて列置換する。即ち、前記517段階では、前記515段階で生成された数列を前記513段階で求めた列置換関数により列置換させる。すると、前記517段階では新たな数列が下記のように生成される。(列置換過程)
【数40】
Figure 0003681335
【0038】
前記517段階で生成されたシーケンス
【数41】
Figure 0003681335
を準直交符号の候補マスクシーケンスと称することにする。
【0039】
次に、519段階で、前記準直交符号候補マスクシーケンスと図4に示されたようなウォールシ直交符号とを結合(排他的加算)して、前記<条件1>及び<条件2>を充足するさらに他の準直交符号候補シーケンスを生成する。前記519段階では、前記517段階で生成された数列を用いて4進準直交符号の候補群(Quasi-orthogonal Code Candidate Generation)を下記のように生成する。(準直交符号候補の生成)
【数42】
Figure 0003681335
【0040】
この時、
【数43】
Figure 0003681335
は直交符号であるウォールシシーケンスのことを意味し、“0”と“1”のシンボルとして表現されると仮定する。前記式で、
【数44】
Figure 0003681335
は前記<数学式7>の
【数45】
Figure 0003681335
を前記513段階で定義した列置換式により列置換したものである。従って、前記519段階を行うことにより、(2m-1) * 2m 個の準直交符号の候補を得ることができる。
【0041】
次に、521段階で、前記のような準直交符号の候補である(2m-1) * 2mシーケンスうち前記<条件3>を充足するシーケンスを選択した後、ここに用いられた準直交符号のマスク候補を準直交符号のマスクとして選択する。即ち、前記519段階が終了すると、521段階で最終的に求められたマスク候補群
【数46】
Figure 0003681335
のうち<条件3>を充足するものを選択する。この時、前記シーケンスの選択のために、すべてのウォールシ直交符号とすべての長さの全体相関度を求めて前記<条件3>が充足されるかを検査し、すべてのウォールシ直交符号との部分相関度が充足されるとマスクとして選択する。
【0042】
例えば、直交符号の長さが128であると、まず部分長さが64であるすべてのウォールシ直交符号との部分相関度を求めた後、ウォールシ直交符号と準直交符号間の部分相関度が8を超えるかを検査する。この時、前記部分相関度が8を超えないと、前記マスク候補をマスクとして選択しない。その反面、前記条件が充足されると、この準直交符号のマスク候補に関して再び部分長さ32に対するウォールシ直交符号と準直交符号間の部分相関度を求める。次に、前記部分相関度値が
【数47】
Figure 0003681335
を超えるかを調べる。もし前記部分相関度値が
【数48】
Figure 0003681335
を超えないと、マスクとして選択せず、前記条件が充足されると、再び次の長さに対して同じ作業を行う。前記作業を部分長さ4まで行った後、前記すべての条件を充足するマスク候補を前記<条件1>乃至<条件3>を充足する準直交符号の候補マスクとして選択する。
【0043】
前記図5に示された4進準直交符号候補シーケンスの生成過程を具体的に説明することにする。
【0044】
ここで、前記2進原始多項式として
【数49】
Figure 0003681335
を用いると仮定する。この時、前記2進原始多項式
【数50】
Figure 0003681335
を前記<数学式6>によりヘンセルリフト(Hensel Lift)させると、4進数の係数を有する特性多項式は
【数51】
Figure 0003681335
になる。これを整理すると、
【数52】
Figure 0003681335
になる。
【0045】
従って、511段階で、特定の数列を求めるために、
【数53】
Figure 0003681335
の根をβと称することにする。即ち、
【数54】
Figure 0003681335
である。まず、便宜上、
【数55】
Figure 0003681335
を求めると次の通りである。
【数56】
Figure 0003681335
【0046】
ここで、
【数57】
Figure 0003681335
である時、
【数58】
Figure 0003681335
を求めると、次の通りである。
【数59】
Figure 0003681335
【0047】
かつ、
【数60】
Figure 0003681335
である時、
【数61】
Figure 0003681335
を求めると、t=0の時にT(β)、t=1の時にT(β2)、t=2の時にT(β3)、t=3の時にT(β4)、t=4の時にT(β5)、t=5の時にT(β6)、t=6の時にT(β7)=T(1)であるため、γ=β1=βである時の数列を一回シフト(shift)した結果と同一になる。
【0048】
従って、前記方法により4進シーケンスの3221211とその数列をシフトした数列を求められる。ここで、i回シフトした数列をSiと称することにする。さらに、これに応じるM-シーケンスとして1001011を求めることもできる。
【0049】
この時、513段階で、前記M-シーケンスの1001011を用いて前記数学式
【数62】
Figure 0003681335
により前記M-シーケンスをウォールシ直交符号に変換させる列置換関数を求める。ここで、前記数学式σ(t)は前記M-シーケンスを連続した3項ずつ括って十進数に換算することを意味する。即ち、一番目の3項は100なので、これを十進数に換算すると4になり、二番目の3項は001なので、これを十進数に換算すると1になり、三番目の3項は010なので、これを十進数に換算すると2になり、四番目の3項は101なので、これを十進数に換算すると5になり、五番目の3項は011なので、これを十進数に換算すると3になり、六番目の3項は111なので、これを十進数に換算すると7になり、七番目の3項は110なので、これを十進数に換算すると6になる。前記数学式
【数63】
Figure 0003681335
を用いると次の通りである。
【数64】
Figure 0003681335
【0050】
従って、前記のように求められた列置換関数は下記の<テーブル3A>に示した通りである。
【表15】
Figure 0003681335
【0051】
515段階では、前記511段階で得たすべての4進数列の先に“0”を追加して並べるが、
【数65】
Figure 0003681335
に応じる
【数66】
Figure 0003681335
を示すと次の通りである。i=0である時、即ち
【数67】
Figure 0003681335
は511段階で
【数68】
Figure 0003681335
である時、得られた4進シーケンス
【数69】
Figure 0003681335
の先に“0”を追加した数列である。即ち、511段階で求めたようにS0(0)=3, S0(1)=2, S0(2)=2, S0(3)=1, S0(4)=2, S0(5)=1 ,S0(6)=1である時、d0(t)を求めると,先のビットを示すd0(0)は常に“0”であり、d0(1)からd0(7)までは下記の<テーブル3B>に示した通りである。
【表16】
Figure 0003681335
【0052】
かつ、i=1である時、即ち
【数70】
Figure 0003681335
は511段階で
【数71】
Figure 0003681335
である時に求めた4進シーケンス
【数72】
Figure 0003681335
の先に“0”を追加した数列である。即ち,511段階で求めたように、S1(0)=2, S1(1)=2, S1(2)=1, S1(3)=2, S1(4)=1, S1(5)=1, S1(6)=3である時、d1(t)を求めると、先のビットを示すd1(0)は常に“0”であり、d1(1)からd1(7)までは下記の<テーブル3C>に示した通りである。
【表17】
Figure 0003681335
【0053】
517段階では、前記のような列置換関数にて前記4進数列を列シフトした数列を列置換するようになるが、まず前記4進数列を列シフトした数列を並べると下記の<テーブル3D>に示した通りである。
【表18】
Figure 0003681335
【0054】
前記<テーブル3D>において、ciはi番目の列を示す。例えば、c1は一番目の列を示し、c2は二番目の列を示す。この時、前記<テーブル3D>に示された4進数列を前記513段階で得た列置換関数により列置換すると、下記の<テーブル3E>に示した通りである。
【表19】
Figure 0003681335
【0055】
従って、前記列置換関数にて前記4進数列を列シフトした数列を列置換した数列が得られると、それぞれの数列の先に“0”を加えることにより、下記の<テーブル3F>に示したような長さ8の数列を生成し、前記数列は長さ8の準直交符号マスク関数の候補群になる。
【表20】
Figure 0003681335
【0056】
前記図5に示された過程を通して生成される4進準直交符号のシーケンスはマスク関数
【数73】
Figure 0003681335
により決定される。即ち、マスク関数から生成される準直交符号
【数74】
Figure 0003681335
が前記<条件1>、<条件2>、<条件3>を充足すると、(2m-1)個の4進複素準直交符号を得ることができる。従って、前記<条件1>、<条件2>、<条件3>を充足するマスクがk個だけ存在すると、k×2m個の4進複素準直交符号を得られる。下記の<テーブル4>はM-シーケンスに応じる前記4進複素準直交符号の数を示したものである。下記の<テーブル5>は前記過程を通して得られるm=6に対する4進複素準直交符号シーケンスのマスク関数
【数75】
Figure 0003681335
を示す。かつ、<テーブル6>乃至<テーブル8>はそれぞれ前記過程を通して得られるm=7,m=8,m=9に対する4進複素準直交符号シーケンスのマスク関数
【数76】
Figure 0003681335
を示す。但し、ここで、0は1、1はj、2は‐1、3は‐jのことを示す。
【表21】
Figure 0003681335
【表22】
Figure 0003681335
【表23】
Figure 0003681335
【0057】
前述したように、ウォールシ直交符号を用いる状態でそれ以上の直交符号が要る場合、本発明の実施形態に応じる準直交符号を用いると、チャネルの容量を増大させられる。この場合、前記ウォールシ直交符号と最小干渉を発生し、固定された相関度(fixed correlation)値を提供する。例えば、N=64の場合には、準直交符号とウォールシ直交符号間の相関値(correlation value)が8又は-8である。かつ、N=256の場合には、部分相関値は同じく8又は-8(長さN=64の間)である。これは、干渉量を正確に予測することができることを意味し、非常に優れた特性を有することが分かる。
【0058】
従って、前述の如き、長さ2mの複素準直交数列を得るために、初期にm次特性多項式f(x)を選択するが、長さ128=27の複素準直交数列を得るためには、まず7次特性多項式を選択するようになる。この時、長さ128の数列を得るためには、前記特性多項式が原始多項式になるべきだが(参考文献:“Shift Register Sequence”, Solomon W. Golomb)、全体で18個の7次原始多項式が存在する。下記の<テーブル9>は18個の7次原始多項式に対して<条件1>乃至<条件3>を充足する長さ128のすべての複素準直交数列マスク関数を示したものである。かつ、<条件4>に対する結果も共に示される。ここで、“e1+e2”は一番目のマスクと二番目のマスク間部分相関度のことを示し、その右側の数値は一番目のマスクと二番目のマスクが前記条件を充足する部分の長さを示す。即ち、前記<テーブル9>において、“e1+e2 : 64, 128”は、e1マスクとe2マスクによりそれぞれ生成された準直交符号間の部分相関度が部分長さ64と128のみに対して<条件4>を充足することを意味する。かつ、“e1+e3:32,64,128”は、e1マスクとe2マスクによりそれぞれ生成された準直交符号間の部分相関度が部分長さ32,64,128のみに対して前記<条件4>を充足することを意味する。従って、右側の数値及び前記部分相関度条件を充足する部分長さの種類が増加するほど部分相関度の性質が向上されることが分かる。さらに、下記のテーブルから分かるように、特性多項式に応じて準直交数列間の部分相関度が変わる。従って、前記特性多項式を選択するにおいて、準直交数列間の部分相関度が良い順直交数列を生成する特性多項式を用いるのが望ましい。
【表24】
Figure 0003681335
【0059】
前記<テーブル9>に示したように、長さ128の複素準直交数列のマスク関数を用いるにおいて、前記マスク関数eiの代りにei+Wkを複素準直交数列のマスクとして用いることができる。この時、ei+Wkにより生成される複素準直交数列はeiにより生成される複素準直交数列と同じである。従って、実際に使用可能なマスクの数はそれぞれの特性多項式に対して128×128×128×128=1284個である。
【0060】
前記のような方法により、16個の8次原始多項式が存在し、下記の<テーブル10>は16個の8次原始多項式による前記三つの相関度条件を充足する長さ256のすべての複素準直交数列のマスク関数を示したものである。かつ、前記長さ256の複素準直交数列のマスク関数を用いるにおいて、前記のマスク関数eiの代りにei+Wkを複素準直交数列のマスクとして用いることができる。この時、ei+Wkにより生成される複素準直交数列はeiにより生成される複素準直交数列と同じである。従って、実際に使用可能なマスクの数はそれぞれの特性多項式に対して256×256×256×256=2564個である。
【表25】
Figure 0003681335
【0061】
前記<テーブル10>に示されたマスク値はすべて4進数として表されている。前述のように<テーブル10>に示された4進数のマスク値を複素数として表現すると、“0”は“1”を表し、“1”は“j”を表し、“2”は“-1”を表し、“3”は“-j”を表す。従って、前記のような複素表現は1,j,-1,-jのような四つの複素表現からなる。しかし、IS-95CDMA通信システムで信号を伝送するための複素表現は“1+j”,“-1+1”,“-1-j”,“1-j”のような四つの複素表現からなる。
【0062】
図9は複素平面で前記のような4進数の複素表現と実際のCDMA通信システムで信号を伝送するための複素表現とを比較したものである。従って、前記マスク値を実際のシステムでの複素表現に変換するために、“0”は“1+j”を伝送し、“1”は“-1+j”を伝送し、“2”は“-1-j”を伝送し、“3”は“1-j”を伝送する。前記の対応は前記図9における4進数の複素表現である1,j,-1,-jを45°回転したものであり、4進数の複素表現に“1+j”を乗じることにより得られる。前記対応を通して前記4進数のマスク値は“1+j”,“-1+1”,“-1-j”,“1-j”の複素表現に変換されるが、これらは実数部Iと虚数部Qとに分けられる。下記の<テーブル11>と<テーブル12>は前記<テーブル10>と<テーブル9>のマスク値を前記のような実数部Iと虚数部Qとに分けて16進数値として表現したものである。特に、前記<テーブル10>と<テーブル9>はそれぞれ全体長さ256及び128に対して<条件4>の部分相関度に優れた性質を示す。
【表26】
Figure 0003681335
【0063】
前記のような4進複素準直交符号はウォールシ直交符号を用いるすべてのCDMAシステムのリンクに使用可能である。前記直交符号と共に前記4進複素準直交符号を用いる場合には、次のような三つのオプションを考えられる。
【0064】
まず、オプション1は、ウォールシ直交符号を用いながら可変データ伝送率でサービスするシステムにおいて、前記4進複素準直交符号を長さに限られず自由に用いる上に、すべての4進複素準直交符号シーケンスを全体長さとして用いることができる。
【0065】
オプション2は、ウォールシ直交符号群と4進複素準直交符号群のうち一つを選択して二つの直交セットを生成し、二つの群がすべて可変データ伝送率をサービスすることができる。
【0066】
オプション3は、ウォールシ直交符号群とすべての4進複素準直交符号を一つの群として用いてすべての符号群が可変データ伝送率を支持できるように許容することができる。この場合、前記4進複素準直交符号群の間にランダムコード(random code)特性が発生される。
【0067】
前記のような三つのオプションの特性を考慮して、使用する応用の種類に応じる4進複素準直交符号を用いるのが望ましい。即ち、ウォールシ直交符号のみを用いる場合には、変調する側と復調する側が予め定められた直交符号番号を交換し合うが、直交符号と4進複素準直交符号を用いる場合には、予め定められた直交符号番号と群番号(図4のQマトリックス
【数77】
Figure 0003681335
のiインデックス)を交換する必要がある。この場合、前記直交符号群を0群と定義し、群の番号を2m-1まで再定義する。
【0068】
前記4進複素準直交符号群を前記直交符号群のように可変データ伝送率を支援するシステムに適用する方法を説明することにする。前記4進複素準直交符号群の構成要素は直交符号番号に対応するウォールシ直交符号と群番号に対応する4進複素準直交符号マスクとからなる。前記群番号は、前記図4においてどの
【数78】
Figure 0003681335
が選択されたかを示す。前記4進複素準直交符号群を用いて可変データ伝送率をサービスするために、予め割り当てられた直交符号番号をウォールシ直交符号番号として用いた後、長さN毎に割り当てられた
【数79】
Figure 0003681335
を加える。この時、信号が“0”と“1”として表現されると加算し、“1”と“-1”として表現されると乗算する。
【0069】
図6は本発明の実施形態により前記IS−95/IS−95Aの順方向リンクでウォールシ直交符号と4進複素準直交符号を用いてチャネル容量を拡張する例を示したものである。前記図6は、ウォールシ直交符号に割り当てられるチャネルはIS-95システムで用いる方式をそのまま用い、4進複素準直交符号を用いてチャネル容量を拡張する例を示したものである。しかし、前記ウォールシ直交符号を共通チャネルに割り当て、残っているウォールシ直交符号と4進複素準直交符号をトラフィックチャネルに割り当てることもできる。ここで、前記トラフィックチャネルは専用チャネルのことを示す。かつ、前記図6において、4進複素準直交符号は長さが256である符号を用いる例を示したが、前記4進複素準直交符号の長さは必要に応じて可変的に設定することができる。
【0070】
前記図6において、ウォールシ直交符号はWi(ここで、i=0,1,…,63)として表され、各チャネルは予め割り当てられた直交符号により区分される。かつ、前記図6において、4進複素準直交符号はSj(ここで、j=0,1,…,255)として表され、トラフィックチャネルに割り当てられる。前記図6に示したように、IS−95/IS−95Aの順方向リンクはウォールシ直交符号を用いて64個のチャネルを区別することができ、4進複素準直交符号を用いると、前記ウォールシ直交符号の4倍に当たる256個のチャネルを区分することができる。従って、前記図6に示したように、ウォールシ直交符号と4進複素準直交符号を用いることにより、5倍のチャネルを増加させられる。
【0071】
図7は本発明の実施形態によりウォールシ直交符号及び4進複素準直交符号を用いる帯域拡散器を備える移動通信システムの送信器の構成を示したものである。前記図7に示された移動通信システムの構成は前記IS−95とは異なり、チャネル拡散符号のために4進複素準直交符号を用いるチャネル送信器の構成を示したものである。
【0072】
前記図7を参照すると、複素信号変換器710は入力されたデータビットストリーム(data bit stream)を複素信号に変換して、実数部Xiと虚数部Xqとに分ける。第1信号変換部711及び第2信号変換部713は複素信号変換器710から出力される複素データビットストリームXiとXqをそれぞれ信号変換する。前記第1信号変換部711は入力されるビットストリームXiで“0”を“+1”信号に変換し、“1”を“-1”信号に変換して、前記変換された信号をデマルチプレッシングして直交符号拡散及びPNマスキング部719に出力する。第2信号変換部713は入力されるデータビットストリームXqで“0”を“+1”信号に変換し、“1”を“-1”信号に変換して、前記変換された信号をデマルチプレッシングして前記直交符号拡散及びPNマスキング部719に出力する。
【0073】
4進複素準直交符号発生器715は複素準直交符号インデックスとウォールシ直交符号インデックスを入力して準直交符号QOFiとQOFqを生成する。前記4進複素準直交符号発生器715は内部に前記図5の過程を通して生成して選択された準直交符号のマスクを格納しており、前記複素準直交符号インデックスにより対応されるマスクが選択される。かつ、前記4進複素準直交符号発生器715はウォールシ直交符号発生器を備え、前記ウォールシ直交符号インデックスにより対応されるウォールシ直交符号を生成する。その後、前記4進複素準直交符号発生器715は前記選択された準直交符号マスク及びウォールシ直交符号を演算して4進複素準直交符号QOFiとQOFqを生成する。
【0074】
PN符号発生器717は実数部及び虚数部のPN符号PNi及びPNqを発生してチャネル拡散及びPNマスキング部719に印加する。前記チャネル拡散及びPNマスキング部719は前記入力される信号変換部711及び713の出力を設定されたチャネルで4進複素準直交符号QOFiとQOFqとそれぞれ乗算して拡散し、前記チャネル拡散された信号を再び前記PN符号Pni及びPNqとそれぞれ乗算しPNマスキングしてYi及びYq信号を発生する。基底帯域濾波器721は前記チャネル拡散及びPNマスキング部719から拡散出力されるYi及びYqを基底帯域に濾波して出力する。周波数遷移器723は前記基底帯域濾波器721から出力される信号をRF信号に遷移して無線送信信号に変換する。
【0075】
図8は、図7において、4進複素準直交符号QOFiとQOFqを用いてチャネル拡散し、PN符号PniとPNqを用いてPNマスキングを行うチャネル拡散及びPNマスキング部719の構成を示したものである。
【0076】
前記図8を参照すると、拡散器811は前記チャネルの複素信号XiとXqを入力して4進複素準直交符号QOFi及びQOFqとそれぞれ乗算してチャネル拡散されたdi信号とdq信号を出力する。この時、前記拡散器811から出力される信号di+dqは4進複素準直交符号により拡散された信号であり、(Xi+jXq)*(QOFi+jQOFq)になる。複素数乗算器813は前記拡散器811から出力される拡散信号di及びdqと前記PN符号Pni及びPNqをそれぞれ複素数乗算してPNマスキングされたYi及びYqを発生する。前記複素数乗算器813から出力される信号はYi+Yq=(di+dq)*(PNi+jPNq)になる。前記複素数乗算器813は複素数PNマスキング機能を行う。
【0077】
前記図10と図11は本発明の実施形態による前記図7の4進複素準直交符号発生器715の構成を示したものである。前記4進複素準直交符号発生器715は前記マスクの構造に応じて相違なる構成を有することができる。即ち、前記4進複素準直交符号発生器715は前記出力されるマスクがI及びQ成分から生成されるか、或いは符号及び方向成分から構成されるかに応じて相違なる形態で構成される。図10は準直交符号マスクを<テーブル9>に示したような4進数値として出力する4進複素準直交符号発生器の構成を示したものであり、図11は準直交マスクを前記<テーブル11>に示したようにI,Q値に分離して出力する4進複素準直交符号発生器の構造を示したものである。
【0078】
まず、前記図10を参照すると、4進準直交符号のインデックスが4進準直交マスク発生器1000に入力されると、前記4進準直交マスク発生器1000は前記4進準直交符号のインデックスに応じる4進数マスクを出力する。前記4進準直交マスク発生器1000は前記4進準直交符号のインデックスを用いて直接マスクを生成することができる。かつ、前記4進準直交マスク発生器1000に4進準直交符号マスクを格納し、受信される前記4進準直交符号のインデックスに当たるマスクを選択的に出力することができる。なお、前記ウォールシ直交符号インデックスがウォールシ直交符号発生器1010に入力されると、前記ウォールシ直交符号発生器1010は前記ウォールシ直交符号インデックスに当たるウォールシ直交符号を生成して出力する。この時、前記ウォールシ直交符号発生器1010から出力されるウォールシ直交符号は“0”と“1”の値として出力される。すると、乗算器1031は前記ウォールシ直交符号発生器1010から出力されるウォールシ直交符号を4進数として表現するために2を乗算した後、加算器1033に出力する。次に、前記加算器1033は前記4進準直交マスク発生器1000から出力される4進準直交符号のマスクと前記乗算器1031から出力されるウォールシ直交符号を加算して出力する。この時、前記加算器1033はすべての入力信号が4進数なので、入力される二つの信号を加算する。信号変換器1020は前記加算器1033から出力された信号を受信して、4進準直交符号を4進複素準直交符号に変換するが、“0”は“1+j”に変換され、“1”は“-1+j”に変換され、“2”は“-1-j”に変換され、“3”は“1-j”に変換されて、実数部はI信号QOFiとして出力され、虚数部はQ信号QOFqとして出力される。
【0079】
図11を参照すると、4進準直交符号インデックスがI成分マスク発生器1100とQ成分マスク発生器1105に入力されると、前記I成分マスク発生器1100及びQ成分マスク発生器1105はそれぞれ前記4進準直交符号インデックスに当たる“0”と“1”として表されるI成分マスク及びQ成分マスクを生成して出力する。この時、マスク発生器1100及び1105から出力されるI成分マスク及びQ成分マスクはそれぞれ加算器1133及び1135に印加される。かつ、ウォールシ直交符号のインデックスがウォールシ直交符号発生器1110に印加されると、前記ウォールシ直交符号発生器1110は前記ウォールシ直交符号インデックスに当たるウォールシ直交符号を生成して出力し、前記出力されるウォールシ直交符号はそれぞれ加算器1133及び1135に印加される。従って、前記加算器1133は前記I成分マスクとウォールシ直交符号を加算してI成分準直交符号を発生し、前記加算器1135はQ成分マスクとウォールシ直交符号をそれぞれ加算してQ成分準直交符号を出力する。そして、信号変換器1137及び1139はそれぞれ対応される加算器1133及び1135から出力される信号のうち“0”を“+1”に変換し、“1”を“-1”に変換して拡散器811に印加する。
【0080】
前記準直交数列のマスクは多様な形態で表現することができる。第一、前記準直交数列マスクは前記表で説明したように0,1,2,3の4進数として表現することができる。第2、前記4進数を前述の変換(gray map)により1,-1,j,-jに変換して表現することもできる。第3、前記1,-1,j,-jをそれぞれ45°だけ位相回転させた1+j,-1-j,-1+j,1-jとして表現することができる。第4、前記1,-1,j,-jを極形式の符号と位相として表現することができる。第5、前記1,-1,j,-jを極形式の符号のみで表現することができる。さらに、1,-1,j,-jを複素値として表現することもできる。従って、前記表は4進数の形態で示されているが、同一なマスクを前記変換法則に応じる多様な方法により表現することができる。
【0081】
前記複素数を表現するに方法において、一つは複素数を実数部と虚数部とに分けて表現する方法であり、もう一つは極形式を用いて前記複素数をガウス(Gauss)複素平面で座標に表現する時、座標と実数部の正の部分間の位相値及び0から座標までの距離を表す絶対値として表現する方法である。この時、前記準直交数列を1,-1,j,-jとして表現すると、絶対値は常に“1”である。そして、前記位相が180°を超えると、複素数に-1を乗じたことと同等の効果がある。従って、前記複素数は下記の<数学式9>に示したようにガウス複素平面で複素数を位相と符号により表現することができる。
【数80】
Figure 0003681335
【0082】
前記<数学式9>を用いて1,-1,j,-jを表現すると次の通りである。
【数81】
Figure 0003681335
【0083】
前記数学式から分かるように、複素数1,-1,j,-jは符号と位相により表現できるが、前記表で0,1,2,3として表現されたマスクはそれぞれ前述の変換(Gray map)を用いて1,-1,j,-jに変換することができる。1,-1,j,-jとして表現される準直交数列について説明すると、符号1は符号制御信号“0”と位相制御信号“0”として表し、符号-1は符号制御信号“1”と位相制御信号“0”として表し、符号jは符号制御信号“0”と位相制御信号“1”として表し、符号-jは符号制御信号“1”と位相制御信号“1”として表すことができる。
【0084】
前記入力信号を複素準直交数列にて拡散する拡散装置において、複素準直交数列を極形式(Polar Cordinate)に表現して入力信号を拡散する時、前記<テーブル38>の長さ256のマスクと<テーブル23>の長さ128のマスクに対する極形式の符号(Sign)部分と位相(Phase)部分はそれぞれ下記の<テーブル45>及び<テーブル46>に示した通りである。この時、極形式の符号値“0”は正符号(+)を示し、符号値“1”は負符号(‐)を示す。さらに、位相制御値“0”は実数成分を示し、位相制御値“1”は信号の位相を90°だけ回転させた虚数値を示す。
【表27】
Figure 0003681335
【表28】
Figure 0003681335
【0085】
図12は、前記図8において、前記準直交数列を極形式に表現する時、前記のようなマスクを用いて入力信号を拡散する拡散器811を示したものである。 図12を参照すると、入力信号XiとXqはそれぞれ乗算器1250と1252に入力される。同時に、ウォールシ直交符号発生器1232は割り当てられたチャネルに対するウォールシ直交符号インデックスに対応するウォールシ直交符号を発生し、サイン符号発生器1234は割り当てられたチャネルに対する準直交符号インデックスに対応する準直交符号のサイン符号を表すサイン値を発生する。すると、乗算器1240は前記生成されるウォールシ直交符号とサイン値を乗算した後、これを乗算器1250と1252に印加する。この時、乗算器1250は入力された信号Xiとウォールシ緒直交符号及び準直交符号のサイン符号を乗算した信号を入力し、前記二つの入力信号を乗算してIinを出力する。そして、乗算器1252は入力された信号Xqとウォールシ直交符号及び準直交符号のサイン符号を乗算した信号を入力し、前記二つの入力信号を乗算してQinを出力する。前記IinとQinが乗算器1250と1252から出力されると、回転器1210に入力される。この時、位相符号発生器1236は前記準直交符号インデックスに対応する位相値を生成し、前記生成された位相値は前記回転器1210に回転選択信号Qrotとして出力される。従って、前記回転器1210は前記乗算器1250及び1252の出力を入力し、前記位相符号発生器1236から出力される回転選択信号に応じて前記乗算器1250及び1252の出力位相を制御する。即ち、前記回転器1210は準直交符号の位相値が0であると入力信号Iin+jQinをそのままチャネル拡散されたdi及びdq信号として出力し、1であると入力信号Iin+jQinにjを乗じて出力−Qin+jIinをチャネル拡散されたdi及びdq信号に出力する。
【0086】
ここで、前記サイン符号発生器1234及び位相符号発生器1236に印加される準直交符号インデックスは同一な値を有する。そして、前記サイン符号発生器1234は位相符号発生器1236とチップ同期されるべきである。従って、前記<テーブル13>及び<テーブル14>に示したようなサイン符号及び位相符号が前記サイン符号発生器1234及び位相符号発生器1236から出力される。前記サイン符号発生器1234が特定の準直交符号に対するサイン符号(例えば、e1 sign)を発生すると、前記位相符号発生器1236も同じく前記発生されるサイン符号に対応される位相符号(例えば、e1 phase)を発生し、この時のサイン符号及び位相符号はチップ同期された状態である。
【0087】
図13は前記図12の回転器1210を示したものである。図13を参照すると、Iinは選択器1320のD1端子と選択器1325のD2端子に入力されると同時にQinはインバータ1310と選択器1325のD1端子に入力される。そして、前記インバータ1310は前記信号Qinを変換して前記選択器1320のD2端子に印加する。同時に、準直交符号の位相を表す位相値Qrotが選択器1320と1325の選択端子SELにそれぞれ入力される。例えて、前記位相値が0であると、前記選択器1320及び1325はD1端子で受信したIin及びQin信号をそれぞれ選択してチャネル拡散された信号di及びdqとして出力し、前記位相値が1であると、D2端子で受信した−Qin及びIin信号をそれぞれ選択してチャネル拡散されたdi及びdq信号に出力する。
【0088】
前記<数学式9>に示したように、複素数はガウス複素平面で位相と符号により表現することができる。従って、1,-1,j,jの複素数に表現される準直交数列に対して、1はサイン符号0と位相符号0に表し、‐1はサイン符号1と位相符号0に表し、jはサイン符号0と位相符合1に表し、−jはサイン符号1と位相符合1に表すことができる。従って、複素数に表現できる準直交符号のマスクをサイン符号と位相符号に表現し、前記サイン符号とウォールシ直交符号を混合してチャネル信号を拡散した後、前記サイン符号に対応される位相符号を用いて前記チャネル拡散された信号の位相を制御することにより、準直交符号を用いてチャネル信号を拡散した信号と同一な結果が得られる。
【0089】
前記図12では、まずサイン符号とウォールシ直交符号を用いてチャネル信号を拡散した後、前記拡散された信号の位相を制御して準直交符号を拡散するチャネル拡散器を説明したが、まず位相信号を用いてチャネル拡散する信号の位相を制御した後、前記サイン符号とウォールシ直交符号を用いて位相制御されたチャネル信号を拡散しても同一な拡散効果が得られる。即ち、前記回転器1210がまず位相符号Qrotに応じて入力信号XiとXqの位相を制御し、乗算器1250及び1252がそれぞれ位相制御されたXi及びXqを乗算器1240から出力されるサイン符号及びウォールシ直交符号の混合信号に拡散して出力しても準直交符号により拡散したことと同一な結果が得られる。
【0090】
かつ、前記図12に示された方法とは異なり、複素数の1,-1,j,-jをサイン符号無しに下記の<数学式12>に示したようなサイン符号を含む位相符号だけで表現することもできる。
【数82】
Figure 0003681335
【0091】
前記<数学式12>を用いて1,-1,j,-jを表現すると、下記の通りである。
【数83】
Figure 0003681335
【0092】
前記<数学式12>に応じる例から分かるように、複素数1,-1,j,-jは位相のみにより表現できる。1,-1,j,-jにより表現される準直交数列に対して、1は1を0°だけ位相変換したもので位相符号“0”として表し、‐1は1を180°だけ位相変換したもので位相符号“2”として表し、jは1を90°だけ位相変換したもので位相符号“1”として表し、‐jは1を270°だけ位相変換したもので位相符号“3”として表す。
【0093】
複素準直交数列により入力信号を拡散する拡散装置において、複素準直交数列を極形式(Polar Cordinate)に表現して入力信号を拡散する時、前記<テーブル10>の長さ256のマスクと<テーブル9>の長さ128のマスクは下記の<テーブル13>及び<テーブル14>の位相値により表現される。ここで、位相制御値“0”は拡散する信号の位相を全然回転させないことを意味し、“1”は拡散する信号の位相を90°だけ回転させることを意味し、“2”は拡散する信号の位相を180°だけ回転させることを意味し、“3”は拡散する信号の位相を270°だけ回転させることを意味する。
【0094】
図14は、前記図8において、前記準直交数列を極形式に表現する時に前記マスクにて入力信号を拡散する拡散器811を示したものである。図14を参照すると、入力信号XiとXqはそれぞれ乗算器1450と1452に印加される。従って、前記乗算器1450は入力された信号Xiとウォールシ直交符号を乗算してチャネル拡散された信号Iin信号を出力し、乗算器1452は入力された信号Xqとウォールシ直交符号を乗算してチャネル拡散されたQin信号を出力する。前記IinとQinが乗算器1450と1452から出力されて回転器1410に入力され、位相符号発生器1436は割り当てられたチャネルの準直交符号インデックスに対応される準直交符号の位相を表す位相符号Qrotが同時に回転器1410に入力される。すると、前記回転器1410は前記位相符号Qrotに応じてチャネル拡散されたIin及びQin信号の位相を制御するが、前記位相値が0であると入力信号Iin及びjQinを選択してチャネル拡散信号di及びdq信号として出力し、前記位相値が1であると入力信号Iin及びjQinにそれぞれjを乗じて生成された−Qin+jIinを選択してチャネル拡散信号di及びdq信号として出力し、前記位相値が2であると入力信号Iin及びjQinにそれぞれ‐1を乗じて生成された−Iin−jQinを選択してチャネル拡散信号di及びdq信号として出力し、前記位相値が3であると入力信号Iin及びjQinにそれぞれ‐jを乗じて生成されたQin−jIinを選択してチャネル拡散信号di及びdq信号として出力する。
【0095】
図15は前記図14の回転器1410の構造を示したものである。図15を参照すると、まずIinはそれぞれインバータ1510、選択器1520のD1端子及び選択器1525のD2端子に入力され、Qinはそれぞれインバータ1515、選択器1520のD4端子及び選択器1525のD1端子に入力される。そして、インバータ1510は前記入力信号Iinを反転させて選択器1520のD3端子及び選択器1525のD4端子にそれぞれ印加し、インバータ1515は前記入力信号Qinを反転させて選択器1520のD2端子及び選択器1525のD3端子にそれぞれ印加する。かつ、準直交符号の位相を表す位相符号Qrotが選択器1520と1525にそれぞれ入力される。すると、前記選択器1520及び1525はそれぞれ前記位相符号に応じて入力される拡散された信号Iin及びQinの位相を制御するが、前記位相符号が0であると選択器1520と1525はD1端子に入力される信号をそれぞれ選択して出力し、前記位相値が2であるとD3端子に入力される信号をそれぞれ選択して出力し、前記位相値が3であるとD4端子に入力される信号をそれぞれ選択して出力する。
【0096】
前記図14では、まずウォールシ直交符号を用いてチャネル信号を拡散した後、前記拡散された信号の位相を制御して準直交符号を拡散するチャネル拡散器の動作を説明したが、まず位相信号を用いてチャネル拡散する信号の位相を制御した後、前記ウォールシ直交符号を用いて位相制御されたチャネル信号を拡散しても同一な拡散効果が得られる。即ち、前記回転器1410がまず位相符号Qrotに応じて入力信号XiとXqの位相を制御し、乗算器1450及び1452がそれぞれ位相制御されたXi及びXqをウォールシ直交符号の混合信号に拡散して出力しても準直交符号により拡散したことと同一な結果が得られる。
【0097】
送信器の出力を受信受信器の逆拡散動作は前記図7に示したような拡散装置の逆構造からなる。本発明の実施形態では、前記逆拡散装置の複素準直交符号の逆拡散動作に関して説明することにする。
【0098】
図16は図12の複素準直交拡散器に対する受信構造の逆拡散器構造を示したものである。前記図16を参照すると、チャネル拡散された信号di及びdqがそれぞれ乗算器1650と1652に入力される。この時、ウォールシ直交符号発生器1632はウォールシ直交符号インデックスに対応するウォールシ直交符号を発生し、サイン符号発生器1634は準直交符号インデックスに対応するサイン符号を発生する。すると、乗算器1640は前記発生されるウォールシ直交符号とサイン符号を乗算して乗算器1650及び1652にそれぞれ印加する。すると、乗算器1650は入力されたdi信号と前記乗算器1640の出力を逆拡散してIin信号を出力する。乗算器1652は入力されたdq信号と前記乗算器1640の出力を逆拡散してQin信号を出力する。前記IinとQin信号は回転器1610に入力される。位相符号発生器1636は前記準直交符号インデックスに対応する位相符号を発生して前記回転器1610に印加する。すると、前記回転器1610は前記位相符号が0であると、前記入力信号Iin及びjQinを選択してチャネル逆拡散された信号Xi及びXqとして出力し、1であると、入力信号Iin及びjQinにそれぞれ‐jを乗じて発生する出力信号Qin−jIinを選択してチャネル逆拡散された信号Xi及びXqを出力する。
【0099】
前記図16において、前記チャネル逆拡散器は、まず位相符号を用いてPN逆拡散された信号Xi及びXqの位相を制御し、前記位相制御された信号をウォールシ直交符号とサイン符号の乗算信号に逆拡散しても同一なチャネル逆拡散結果が得られる。
【0100】
図17は前記図16の回転器1610を示したものである。図17を参照すると、Iin信号は選択器1720のD1端子と変換器1710に入力され、Qin信号は選択器1720のD2端子と選択器1725のD1端子に入力される。変換器1710はIin信号を変換して、前記変換された信号を選択器1725のD2端子に提供する。これと同時に、準直交符号の位相を表す位相符合Qrotが選択器1720と1725に入力される。従って、選択器1720と1725は前記位相符号が0であるとD1端子から受信した信号を選択して出力し、1であるとD2端子の信号を選択して出力する。
【0101】
図18は図14のチャネル拡散器に対する受信器の逆拡散器の構造を示したものである。図18を参照すると、入力信号di及びdqがそれぞれ乗算器1850と1852に入力される。これと同時に、ウォールシ直交符号発生器1423は割り当てられたチャネルに対するウォールシ直交符号インデックスに対応するウォールシ直交符号を生成して乗算器1850及び1852に印加する。従って、前記乗算器1850は入力された信号diとウォールシ直交符号を乗算してチャネル拡散されたIin信号を出力し、乗算器1452は入力された信号dqとウォールシ直交符号を乗算してチャネル拡散されたQin信号を出力する。前記IinとQinが乗算器1850及び1852から出力されて回転器1810に入力され、位相符号発生器1836は割り当てられたチャネルの準直交符号インデックスに対応する準直交符号の位相を表す位相符号Qrotが同時に回転器1810に入力される。すると、前記回転器1810は前記位相符号Qrotに応じてチャネル拡散されたIin及びQin信号の位相を制御するが、前記位相値が0であると、入力信号Iin及びjQinを選択してチャネル逆拡散信号Xi及びXqとして出力し、前記位相値が1であると、入力信号Iin及びjQinにそれぞれjを乗じて生成された−Qin+jIin信号を選択してチャネル逆拡散信号Xi及びXqとして出力し、前記位相値が2であると、入力信号Iin及びjQinにそれぞれ‐1を乗じて生成された−Iin−jQin信号を選択してチャネル逆拡散信号Xi及びXqとして出力し、前記位相値が3であると、入力信号Iin及びjQinにそれぞれ−jを乗じて生成されたQin−jIin信号を選択してチャネル逆拡散信号Xi及びXqとして出力する。
【0102】
図19は前記図18の回転器1810の構造を示したものである。図19を参照すると、まずIin信号はインバータ1910、選択器1920のD1端子及び選択器1925のD4端子に入力され、Qin信号はインバータ1915、選択器1920のD2端子及び選択器1925のD1端子に入力される。そして、インバータ1910は前記入力信号Iinを反転させて選択器1920のD3端子及び選択器1925のD2端子にそれぞれ印加し、インバータ1915は前記入力信号Qinを反転させて選択器1920のD4端子及び選択器1925のD3端子にそれぞれ印加する。かつ、準直交符号の位相を表す位相符合Qrotが選択器1920と1925にそれぞれ入力される。すると、前記選択器1920及び1925はそれぞれ前記位相符号に応じて前記拡散された信号Iin及び Qinの位相を制御するが、前記位相符号が0であると、選択器1920と1925はD1端子に入力される信号をそれぞれ選択して出力し、前記位相符号が1であると、D2端子に入力される信号をそれぞれ選択して出力し、前記位相値が2であると、D3端子に入力される信号をそれぞれ選択して出力し、前記位相値が3であると、D4端子に入力される信号をそれぞれ選択して出力する。
【0103】
前記図18のチャネル拡散器は、まずウォールシ直交符号を用いてチャネル信号を逆拡散した後、前記逆拡散された信号の位相を制御して準直交符号を拡散するが、まず位相符合を用いて拡散する信号の位相を制御した後、前記ウォールシ直交符号を用いて位相制御されたチャネル信号を逆拡散しても同一な結果が得られる。
【0104】
前記のようにサイン符号及び位相を用いて拡散動作を行う場合、さらに他の方法により拡散装置を具現することもできる。
【0105】
本発明の実施形態による方法にて4進複素準直交符号のマスクを生成し、前記生成された準直交符号のマスクを極形式に変換してサイン符号と位相符号を生成すると、前記位相符号は該当する長さの特定ウォールシ直交符号として表現される。即ち、前記<テーブル13>及び<テーブル14>に示された4進複素準直交符号のマスクにおいて、位相符号値は特定のウォールシ直交符号になることが分かる。従って、前記図12及び図16に示した方法によりチャネル信号を拡散及び逆拡散する場合、位相に対する数列は実際にウォールシ直交符号の数列と同じである。即ち、長さ256の4進複素準直交符号のマスクを用いる場合、マスクe1に対する位相数列は213番のウォールシ直交符号の数列であり、マスクe2に対する位相数列は10番のウォールシ直交符号の数列であり、マスクe3に対する位相数列は111番のウォールシ直交符号の数列であり、マスクe4に対する位相数列は242番のウォールシ直交符号の数列である。
【0106】
従って、チャネルの拡散時、図20に示したような拡散装置を用いることができ、これは前記図12の構造で位相に対する数列をウォールシ直交符号の数列に取り替えたものである。下記のウォールシ直交符号発生器は、すべてのウォールシ直交符号をメモリに格納しておき、前記ウォールシ直交符号インデックスに当たるウォールシ直交符号を読み出して出力することもでき、ウォールシ直交符号を生成する特定の生成装置を用いて生成して出力することもできる。
【0107】
前記図20を参照すると、前記入力信号XiとXqはそれぞれ乗算器2050及び2052に入力される。そして、チャネルを割り当てるためのウォールシ直交符号インデックスkが第1ウォールシ直交符号発生器2060に入力されると、前記第1ウォールシ直交符号発生器2060はウォールシ直交符号インデックスkに当たるk番目のウォールシ直交符号を出力し、前記出力されるウォールシ直交符号は乗算器2040に入力される。これと同時にサイン符号発生器2070に準直交符号インデックスtが入力されると、前記サイン符号発生器2070は準直交符号インデックスtに当たるt番目のサイン符号を出力し、前記出力されたサイン符号は乗算器2040に入力される。この時、サイン符号発生器2070は<テーブル13>に記載されたサイン符号をメモリに格納しておき、前記マスクインデックスに当たるサイン符号を出力することもでき、サイン符号を生成するための特定の装置を用いることもできる。すると、乗算器2040は入力されたウォールシ直交符号とサイン符号を乗算して出力し、前記乗算された信号は乗算器2050と2052にそれぞれ印加される。この時、前記乗算器2050は入力されたI成分信号Xiと乗算器2040の出力信号を乗算してIin信号を出力する。前記乗算器2052は入力されたQ成分信号Xqと乗算器2040の出力信号を乗算してQin信号を出力する。前記IinとQin信号は回転器2010に入力される。次に、第2ウォールシ直交符号発生器2065は入力されたマスクインデックスkに該当するウォールシ直交符号を出力する。ここで、前記サイン符号及びウォールシ直交符号が前記<テーブル13>に示された長さ256のサイン符号と位相符号を用いる時、前記ウォールシ直交符号インデックスtが1であると、213番のウォールシ直交符号の数列が出力され、2であると10番のウォールシ直交符号の数列が出力され、3であると111番のウォールシ直交符号の数列が出力され、4であると242番のウォールシ直交符号の数列が出力される。このようにウォールシ直交符号発生器2065から出力されたウォールシ数列が回転器2010に入力されると、前記回転器2010は前記ウォールシ直交符号の数列値に応じて入力される信号を回転させる。ここで、前記回転器2011は前記図13に示したものと同一な構成を有する。
【0108】
前記図20のチャネル逆拡散器は、図16のチャネル逆拡散器とは異なり位相符号の代りにウォールシ直交符号の数列を用いることにより、ハードウェアの複雑度を減少させられる。即ち、前記ウォールシ直交符号を用いる場合には、チャネル拡散器及び逆拡散器内に備えられるウォールシ直交符号発生器を用いることができる。従って、前記位相符号を格納するメモリや位相符号を発生する装置が要らなくなり、ハードウェアの複雑度を減少させられる。
【0109】
前記複素準直交符号により入力信号を拡散する拡散装置において、複素準直交符号を極形式に表現して入力信号を拡散する時、下記の<テーブル15>及び<テーブル16>に示したような長さ256のサイン符号値と長さ128のサイン符号値を用いられる。ここで、“0”は正の符号(+)を示し、“1”は負の符号(‐)を示す。
【表29】
Figure 0003681335
【0110】
かつ、前記図20の回転器2010は入力信号のクロック速度がウォールシ直交符号の出力速度であるチップ速度(chip rate)のように非常に高速のクロックで動作する。
【0111】
図21は回転器の位置を変えた逆拡散器の構造を示したものである。前記回転器2110に入力される信号はシンボルなので、回転器2110の入力信号に対するクロック速度はシンボル速度と同一な速度を有するべきである。ここで、回転器の位置を変えることにより入力信号のクロック速度を減少させられる方法を説明することにする。
【0112】
前記図21を参照すると、入力信号XiとXqが回転器2110にクロック速度で入力されると同時に、ウォールシ直交符号発生器2165は前記入力マスクインデックスtに該当するウォールシ直交符号を生成する。即ち、前記<テーブル13>に示された長さ256のサイン符号と位相符号を用いる場合、ウォールシ直交符号インデックスtが1であると213番のウォールシ直交符号の数列が出力され、2であると10番のウォールシ直交符号の数列が出力され、3であると111番のウォールシ直交符号の数列が出力され、4であると242番のウォールシ直交符号の数列が出力される。前記のようにウォールシ直交符号発生器2065から出力されたウォールシ直交符号の数列がそれぞれ回転器2110に入力されると、前記図16に示された動作を行う。回転器2110は前記出力信号Iin及びQinを乗算器2150及び2152に提供する。これと同時に、チャネル割り当てのためのウォールシ直交符号インデックスkがウォールシ直交符号発生器2160に入力されると、ウォールシ直交符号発生器2160はウォールシ直交符号インデックスkに該当するk番目のウォールシ直交符号を生成して乗算器2140に提供する。かつ、サイン符号発生器2170に準直交符号インデックスtが入力されると、前記サイン符号発生器2170は準直交符号インデックスtに該当するt番目のサイン符号を生成して乗算器2140に提供する。この時、前記サイン符号発生器2170は前記<テーブル13>に記載されているサイン符号をメモリに格納しておいて、必要な時に前記マスクインデックスtに該当するサイン符号を出力するか、サイン符号を発生するための別途の装置を用いる。前記乗算器2140は入力されたウォールシ直交符号とサイン符号を乗算して乗算器2150及び2152に出力する。前記乗算器2150は入力信号Iinと乗算器2140から出力された信号を乗算して出力し、乗算器2152は入力信号Qinと乗算器2140から出力された信号を乗算して出力する。
【0113】
ここで、図20及び図21の回転器は前記図16の回転器1610と同じ構造を有する。
【0114】
前記<条件4>の性質に優れた準直交符号マスク関数は準直交符号のマスク関数を生成する図5の513段階で求めた列置換関数
【数84】
Figure 0003681335
を用いることにより得られる。前記列置換関数はM-シーケンスをウォールシ直交符号に変換する列置換関数であり、この列置換関数には多様な種類のものがある。従って、前述した列置換関数以外のさらに他の列置換関数を用いることも可能である。この時、前記多様な列置換関数のうち適宜な列置換関数を用いることにより、前記<条件4>を充足する準直交符号マスク関数を得られる。後述する実施形態では、前記さらに他の列置換関数を用いて前記のような準直交符号マスク数列を生成する方法を提供する。下記の実施形態で、列置換関数はガロア体(Galois field)GF(2m)上でのトレース直交基底(Trace Orthogonal Basis)を用いて生成される。
【0115】
まず、トレース直交基底は下記の<数学式10>に示された条件を充足する ガロア体GF(2m)の部分集合{bi|0≦i≦m-1}である。
【数85】
Figure 0003681335
【0116】
前記のようなトレース直交基底により列置換関数
【数86】
Figure 0003681335
を下記の<数学式11>のように生成することができる。
【数87】
Figure 0003681335
【0117】
前記のような準直交符号の生成方式において、列置換関数を変えることにより異なる準直交符号のマスク関数を得られる。特に、前記トレース直交基底から生成される列置換関数を用いると、さらに他のマスクを生成できる。そして、前記生成された準直交符号のマスク関数のうち幾つかの対は準直交符号の<条件1>乃至<条件4>を完全に充足するように選べる。下記の実施形態で、トレース直交基底を用いて準直交符号の<条件1>乃至<条件4>を完全に充足する準直交符号対を求める過程を説明する。
【0118】
<条件1>乃至<条件4>を完全に充足する準直交符号の数列を生成する本発明の実施形態は、前記図5の511,515,517,519段階と同一であり、列置換関数を生成する513段階ではトレース直交基底方法を用いる。従って、本発明の実施形態では前記列置換関数を生成する段階を主にして説明する。
【0119】
ここで、本発明の実施形態により<条件1>乃至<条件4>を充足する準直交符号のマスクを生成する過程において、トレース直交基底方法を用いて列置換関数を生成する動作を説明することにする。本発明では長さ27=128の準直交符号のマスクを生成すると仮定する。かつ、前記準直交符号のマスクを求めるためのガロア体の生成多項式がf(x)=x7+x6+x5+x3+x2+x+1で、この時に用いられるトレース直交基底として{α2,α92,α16,α,α80,α5,α88}(但し、αは前記生成多項式f(x)の根)を用いると仮定する。さらに、前記基底の集合を直交基底セットと称することにする。この時、前記トレース直交基底の順番が変わると、生成される準直交符号マスクの部分相関度の性質も同じく変わる。従って、前記トレース直交基底の順番は前述した通りにする。
【0120】
まず、前記符号長さ128に対する列置換関数は前記<数学式11>を用いて得られる。さらに詳しく説明すると、前記<数学式11>は1から127までの数字を2進数の十進数展開式cm-1m-1+cm-2m-2+…+c0に表現し、2iを前記それぞれ対応されるトレース直交基底biにより置換して計算されたガロア有限体上の元素に対して有限体上のログを求めることにより得られる。このために、1から127までの数字を2進数の十進数展開式cm-1m-1+cm-2m-2+…+c0に表現すると次の通りである。
【数88】
Figure 0003681335
【0121】
この時、前記のように2iを前記それぞれの順番に対応されるトレース直交基底biにより置換すると(即ち、20はα2に、21はα92に、22はα16に、23はαに、24 はα80に、25はα5に、26はα88に)、次のようなガロア有限体上の元素列が生成される。
【数89】
Figure 0003681335
【0122】
前記計算されたガロア体の元素列に対してそれぞれガロア体の基本元素であるαとしてログを求めると(即ち、それぞれの元素列の指数乗を並べること)、前記符号長さ128に対する列置換関数を得られる。
【0123】
従って、前記<数学式11>によりσ-1(t)を求めると次の通りである。
2 92 81 16 42 84 60 1 56 65 29 82 30 22 9 80
86 51 8 107 76 46 67 91 125 19 21 63 48 104 113 5
90 106 73 53 121 95 6 94 124 75 74 100 14 24 98 52
20 66 93 116 109 34 111 120 18 45 123 87 126 57 3 88
117 54 101 89 103 50 13 102 38 32 37 4 112 7 99 2
69 40 36 105 47 85 23 49 77 43 31 72 62 79 97 26
71 11 27 83 17 108 64 10 61 68 114 59 119 115 28 25
96 35 58 41 44 33 55 70 78 39 118 15 122 110 0
【0124】
前記のような列置換関数σ-1(t) を前記準直交符号の生成過程の513段階に適用してマスクを生成すると、次のような<条件4>を完全に充足する準直交符号マスクを得られる。
【表30】
Figure 0003681335
【0125】
図22は前記のような列置換関数を生成する過程を示した流れ図である。図22を参照すると、513a段階で基底biが入力された時、513b段階で前記<数学式11>のような列置換関数σ-1(t)を生成する。次に、前記513b段階で計算されたσ-1(t)を用いて前記生成過程515段階を行い、その後の過程は前記生成過程と同一な方法により行われる。
【0126】
前記のような列置換関数は前記<数学式10>の条件を充足する基底から生成されるが、長さ256の場合及び長さ512の場合も前記のような過程を通して行われる。かつ、<条件4>を完全に充足する準直交符号のマスクを生成できる。
【0127】
下記の<テーブル18>と<テーブル19>はそれぞれ長さ256,512の準直交符号マスクを示したものであり、下記の基底から生成された、<条件4>を完全に充足する準直交符号のマスクである。
【表31】
Figure 0003681335
【表32】
Figure 0003681335
【0128】
前述の如き、複素数1,-1,j,-jは符号と位相を用いて表現できる。前記<テーブル18>,<テーブル19>及び4進複素準直交符号のマスクに対するテーブルにおいて、0,1,2,3に表現されるマスクは前述の変換(gray mapping)により1,-1,j, -jに変換できる。かつ、下記の1,-1,j,jに表現される準直交符号の数列に対して、“1”はサイン符号“0”と位相符号“0”に表され、“-1”はサイン符号“1”と位相符号“0”に表され、“j”はサイン符号“0”と位相符号“1”に表され、“-j”はサイン符号“1”と位相符号“1”に表される。
【0129】
前記複素準直交符号の数列にて入力信号を拡散する拡散装置において、複素準直交符号の数列を極形式に表現して入力信号を拡散する時、前記<テーブル47>の長さ128のマスク、<テーブル48>の長さ256のマスク、<テーブル48>の長さ512のマスクに対する極形式の符号部分と位相部分はそれぞれ下記の<テーブル50a>,<テーブル51a>,<テーブル52a>に示した通りである。この時、極形式の符号値“0”は(+)符号を示し、符号値“1”は(−)符号のことを示す。かつ、位相制御値“0”は実数成分を示し、“1”は信号の位相を90°だけ回転させて得られた虚数値を示す。
【0130】
下記の<テーブル20A>は、前記<テーブル17>に示したように、<条件1>乃至<条件4>を充足する長さ128の準直交符号マスクを極形式の符号と位相に変換した値を示したものである。
【表33】
Figure 0003681335
【0131】
下記の<テーブル21A>は前記<テーブル18>のように<条件1>乃至<条件4>を充足する長さ128の準直交符号マスクを極形式の符号と位相に変換した値を示したものである。
【表34】
Figure 0003681335
【0132】
下記の<テーブル22A>は前記<テーブル19>のように<条件1>乃至<条件4>を充足する長さ128の準直交符号マスクを極形式の符号と位相に変換した値を示したものである。
【表35】
Figure 0003681335
【0133】
この時、前記<テーブル20A>,<テーブル21A>,<テーブル22A>に示された位相値は該当長さの特定ウォールシ直交符号値である。即ち、前記<テーブル20A>に示された長さ128の準直交符号マスクの場合、e1に対する位相値は127番ウォールシ直交符号と同一で、e2に対する位相値は89番ウォールシ直交符号と同一で、e3に対する位相値は38番ウォールシ直交符号と同一である(ここで、長さ128のウォールシ直交符号の番号は0から127までだと仮定する)。かつ、前記<テーブル21A>に示された長さ256の準直交符号マスクの場合、e1に対する位相値は130番ウォールシ直交符号と同一で、e2に対する位相値は173番ウォールシ直交符号と同一で、e3に対する位相値は47番ウォールシ直交符号と同一である(ここで、長さ256のウォールシ直交符号の番号は0から255までだと仮定する)。かつ、前記<テーブル22A>に示された長さ512の準直交符号マスクの場合、e1に対する位相値は511番ウォールシ直交符号と同一で、e2に対する位相値は222番ウォールシ直交符号と同一で、e3に対する位相値は289番ウォールシ直交符号と同一である(ここで、長さ512のウォールシ直交番号は0から511までだと仮定する)。
【0134】
前記チャネル拡散及び逆拡散のために準直交符号を用いる場合、チャネル拡散器及び逆拡散器に下記の<テーブル20B>,<テーブル21B>,<テーブル22B>のサイン値のみを格納し、前記ウォールシ直交符号発生器を用いて位相値を生成することもできる。
【表36】
Figure 0003681335
【表37】
Figure 0003681335
【0135】
従って、前記のように本発明の実施形態ではチャネル拡散装置及び逆拡散装置で使用可能な三つの種類の準直交符号を生成できる。即ち、本発明の実施形態では、前記図5及び図22に示したようにトレース直交基底方式を用いて前記<条件1>乃至<条件4>を完全に充足する準直交符号のマスクを生成することができる。
【0136】
この時、前記図5及び図22の手順に応じて生成される準直交符号のマスクは<テーブル17>及び<テーブル19>に示された4進複素マスクである。
【0137】
まず、前記<テーブル17>乃至<テーブル19>の準直交符号のマスクを用いてチャネル拡散及び逆拡散を行う場合、拡散符号発生器は図10又は図11に示したような構造を有することができる。前記図10又は図11の構造を有するマスクを用いるチャネル拡散及び逆拡散装置の場合、チャネル拡散符号は前記<テーブル17>乃至<テーブル19>に示したように割り当てられた4進準直交符号のマスクとウォールシ直交符号を加算してチャネル拡散のための準直交符号を生成する。ここで、前記拡散符号発生器の準直交符号マスク発生器は前記<テーブル17>乃至<テーブル19>のようなマスクをテーブルに格納し、割り当てられたマスクインデックスに応じる準直交符号のマスクを選択して出力するように構成することができる。
【0138】
第二、前記<テーブル17>乃至<テーブル19>の4進複素準直交符号のマスクは<テーブル20A>乃至<テーブル22A>に示したように極形式のサイン符号と位相符号により表現することができる。前記<テーブル20A>乃至<テーブル22A>のような準直交符号のマスクを用いてチャネル拡散及び逆拡散を行う場合、チャネル拡散器は図12及び図14のように設計され、チャネル逆拡散装置は図16及び図18のように設計される。前記チャネル拡散及び逆拡散装置は、まず指定されたウォールシ直交符号とサイン符号を乗じて、それぞれ入力されたIチャネル及びQチャネルの信号を前記乗算された信号により拡散する。次に、前記拡散された信号を前記位相符号により回転させてチャネル拡散された信号を発生する。さらに、前記チャネル拡散方式の他に、まず位相符号を用いて入力される信号の位相を制御した後、サイン符号とウォールシ直交符号との混合信号を用いて位相制御された入力信号を拡散しても同一な拡散効果を得られる。前記チャネル逆拡散動作も同一な手順により行われる。
【0139】
前記チャネル拡散及び逆拡散装置において、サイン符号発生器及び位相符号発生器は前記<テーブル20A>乃至<テーブル22A>のようなマスクをテーブルに格納し、割り当てられたマスクインデックスによる準直交符号のマスクを選択して出力する構造に設計することができる。この時、前記サイン符号及び位相符号を選択するためのマスクインデックスtは同一なマスクのインデックスを用いるべきである。かつ、前記サイン符号発生器及び位相符号発生器は前記<テーブル20A>乃至<テーブル22A>のようなサイン符号及び位相符号を生成できる装置を設計して具現することもできる。
【0140】
第三、前記<テーブル20A>乃至<テーブル22A>に示された位相符号は特定のウォールシ直交符号の形態を有する。従って、前記<テーブル20A>乃至<テーブル22A>に示されたマスクにおいて、前記位相符号は該当する長さの特定ウォールシ直交符号であることが分かる。従って、チャネル拡散及び逆拡散を行う場合、図21及び図22のチャネル拡散及び逆拡散装置は<テーブル20B>乃至<テーブル22B>のサイン符号を備えて、位相符号として既存のウォールシ直交符号を用いるように設計することができる。前記チャネル拡散及び逆拡散装置は予め指定されたウォールシ直交符号とサイン符号とを乗算し、それぞれ入力されるIチャネル及びQチャネルの信号を前記乗算された信号により拡散する。次に、前記割り当てられた第2ウォールシ直交符号を用いて入力される信号の位相を制御してチャネル拡散された信号を発生する。かつ、前記方式と異なるチャネル拡散方式を用いることもできる。この方法は、まず前記第2ウォールシ直交符号を用いて入力される信号の位相を制御した後、サイン符号とウォールシ直交符号の混合信号を用いて位相制御された入力信号を拡散しても同一な拡散効果を得られる。前記チャネル逆拡散動作も同一な手順により行われる。
【0141】
前記チャネル拡散及び逆拡散装置において、サイン符号発生器は前記<テーブル20B>乃至<テーブル22B>のマスクをテーブルに格納し、第2ウォールシ直交符号発生器は位相を制御するための特定ウォールシ直交符号を生成するための装置及びテーブルから構成することができる。従って、前記サイン符号発生器及び第2ウォールシ直交符号発生器はチャネル拡散のために割り当てられたマスクインデックスに対応されるサイン符号及び第2ウォールシ直交符号を発生する構造から構成することができる。この時、前記サイン符号及び第2ウォールシ直交符号を選択するためのマスクインデックスtは同一なマスクのインデックスを用いるべきである。かつ、前記サイン符号発生器及び第2ウォールシ直交符号発生器は前記<テーブル20B>乃至<テーブル22B>のようなサイン符号及び位相符号を生成できる装置を設計して具現することもできる。
【0142】
【発明の効果】
前述の如き、本発明の実施形態では直交符号に最少干渉を与える4進複素準直交符号を生成することができる。さらに、直交符号を用いてチャネルを区分する移動通信システムにおいて、前記直交符号の制限に問わず4進複素準直交符号を用いてチャネル容量を増加させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 CDMA通信システムにおいて、直交符号によるチャネルを区分する特性を説明するための図。
【図2】 ウォールシ直交符号と準直交符号間の部分相関度特性を説明するための図。
【図3】 本発明の実施形態による4進複素準直交符号の生成時に用いるための準直交符号のマスク候補に対するマトリックスQの構造を示す図。
【図4】 本発明の実施形態による4進複素準直交符号の生成時に準直交符号のマスク候補とウォールシ直交符号との演算により生成される4進複素準直交符号の候補に対するマトリックスQの構造を示す図。
【図5】 本発明の実施形態による4進複素準直交符号を生成する過程を示す図。
【図6】 本発明の実施形態によるCDMA通信システムの拡散装置において、ウォールシ直交符号と準直交符号を用いてチャネルを区分する例を示す図。
【図7】 本発明の実施形態によるCDMA通信システムにおいて、4進複素準直交符号を用いるチャネル拡散装置の構成を示す図。
【図8】 図7において、4進複素準直交符号拡散及びPNマスキング部の構成を示す図。
【図9】 複素平面上で4進数の複素表現と実際システムで信号を伝送するための複素表現とを比較する図。
【図10】 図7において、準直交符号マスクを4進数値として生成する複素準直交符号発生器の構成を示すブロック図である。
【図11】 図7において、準直交符号マスクをI及びQ値として生成する複素準直交符号発生器の構成を示すブロック図である。
【図12】 図7の4進複素準直交符号拡散及びPNマスキング部において、本発明の第1実施形態による4進複素準直交符号拡散装置の構成を示す図。
【図13】 図12の回転器の構成を示す図。
【図14】 図7の複素準直交符号拡散及びPNマスキング部において、本発明の第2実施形態による複素準直交符号拡散装置の構成を示す図。
【図15】 図14の回転器の構成を示す図。
【図16】 図12の複素準直交符号拡散装置から送信される信号を逆拡散する装置の構成を示す図。
【図17】 図16の回転器の構成を示す図。
【図18】 図14の複素準直交符号拡散装置から送信される信号を逆拡散する装置の構成を示す図。
【図19】 図18の回転器の構成を示す図。
【図20】 図7の4進複素準直交符号拡散及びPNマスキング部において、本発明の第3実施形態による4進複素準直交符号拡散装置の構成を示す図。
【図21】 図7の4進複素準直交符号拡散及びPNマスキング部において、本発明の第4実施形態による4進複素準直交符号拡散装置の構成を示す図。
【図22】 準直交符号を生成する図5の過程で、本発明のさらに他の実施形態により列置換関数を生成する過程を示す流れ図。
【符号の説明】
710……複素信号変換器
711……第1信号変換部
713……第2信号変換部
715……4進複素準直交符号発生器
717……PN符号発生器
719……チャネル拡散及びPNマスキング部
721……基底帯域濾波器
723……周波数遷移器

Claims (19)

  1. CDMA通信システムのチャネル拡散のための4進複素準直交符号を生成する方法において、
    特定の長さNを有するM−シーケンス及び該M−シーケンスに対する全体相関度がしきい値を超える特定シーケンスを生成する過程と、
    前記特定シーケンスを循環シフトして所定数の特定シーケンスを生成する過程と、
    前記M-シーケンスを循環シフトして一定数のM-シーケンスを生成し、前記生成されたM-シーケンスをウォールシ直交符号に変換する列置換方法と同一な方法にて前記循環シフトされた特定シーケンスを列置換して候補マスクを生成する過程と、
    前記候補マスクと前記候補マスクと同一な長さを有するウォールシ直交符号とを演算して準直交符号候補群を生成する過程と、
    前記生成された準直交符号候補群のうち前記ウォールシ直交符号との部分相関度及び他の準直交符号間の部分相関度を充足する準直交符号候補を選択し、前記選択された準直交符号に係わるマスクを選択する過程と、からなることを特徴とするCDMA通信システムの4進複素準直交符号生成方法。
  2. 前記候補マスクを生成する過程は、
    前記M-シーケンスを生成するためのガロア生成多項式により与えられる複数のトレース直交基底セットのうち一つのセットを選択する過程であって、各トレース直交基底セットは、ガロア生成多項式の根の累乗のセットとして表現される過程と、
    特定の長さNに対して1,2,...,N-1のそれぞれを2進数の表現Cm−12m−1+Cm−22m−2+...+C2(ここで、Cm−1,Cm−2,...,Cは0或いは1)として表す過程と、
    前記2m−1 ,2m−2 ,……,2を前記選択されたトレース直交セットによって置換し、前記長さN-1を有するガロアフィールドの元素列を発生する過程と、
    前記発生された元素列の各元素に対して底を前記αとする対数を取って前記列置換関数を発生する過程と、
    前記発生された列置換関数にて前記特定シーケンスを列置換して前記候補マスクを生成する過程と、からなることを特徴とする請求項1記載のCDMA通信システムの4進複素準直交符号生成方法。
  3. 前記特定シーケンスがコードックシーケンスであることを特徴とする請求項2記載のCDMA通信システムの4進複素準直交符号生成方法。
  4. 前記特定シーケンスを循環シフトする過程が、前記シフトされた特定シーケンスの前に“0”をさらに挿入する過程をさらに備えることを特徴とする請求項3記載のCDMA通信システムの4進複素準直交符号生成方法。
  5. マスクを選択する過程が、
    前記4進複素準直交符号候補とウォールシ直交符号の全体長さNをM等分した値N/Mの各部分の相関値が
    Figure 0003681335
    を超えない時、前記4進準直交符号候補を生成するマスクを前記4進複素準直交符号のマスクとして選択する第1過程と、
    前記第1過程で選択されたマスクにより生成された4進複素準直交符号候補と他の4進複素準直交符号の全体長さNをM等分した値N/Mの各部分の相関値が
    Figure 0003681335
    を超えない時、前記4進準直交符号候補を生成するマスクを前記4進複素準直交符号のマスクとして選択して格納する過程と、からなることを特徴とする請求項3記載のCDMA通信システムの4進複素準直交符号生成方法。
  6. 前記Nが128である時に生成されるマスクe1〜e3は下記の<テーブル61>に示した通りであることを特徴とする請求項3記載のCDMA通信システムの4進複素準直交符号生成方法。
    Figure 0003681335
  7. 前記Nが256である時に生成されるマスクe1〜e3は下記の<テーブル62>に示した通りであることを特徴とする請求項3記載のCDMA通信システムの4進複素準直交符号生成方法。
    Figure 0003681335
  8. 前記Nが512である時に生成されるマスクe1〜e3は下記の<テーブル63>に示した通りであることを特徴とする請求項3記載のCDMA通信システムの4進複素準直交符号生成方法。
    Figure 0003681335
  9. 前記Nが128である時に生成された前記<テーブル61>のマスクe1〜e3を極形式に変換してサインと位相値に変換すると、下記の<テーブル64>に示した通りであることを特徴とする請求項6記載のCDMA通信システムの4進複素準直交符号生成方法。
    Figure 0003681335
  10. 前記Nが256である時に生成された前記<テーブル62>のマスクe1〜e3を極形式に変換してサインと位相値に変換すると、下記の<テーブル65>に示した通りであることを特徴とする請求項7記載のCDMA通信システムの4進複素準直交符号生成方法。
    Figure 0003681335
  11. 前記Nが512である時に生成された前記<テーブル63>のマスクe1〜e3を極形式に変換してサイン値と位相値に変換すると、下記の<テーブル66>に示した通りであることを特徴とする請求項8記載のCDMA通信システムの4進複素準直交符号生成方法。
    Figure 0003681335
  12. CDMA通信システムのチャネル拡散装置において、
    前記割り当てられたチャネルのウォールシ直交符号インデックスに対応されるウォールシ直交符号を発生するウォールシ直交符号発生器と、
    下記の<テーブル67>に示したサイン符号を格納し、前記割り当てられたチャネルのマスクei(ここで、i=1,2,3)に対応するサイン符号を発生するサイン符号発生器と、
    下記の<テーブル67>に示した位相符号を格納し、前記割り当てられたチャネルのマスクei(ここで、i=1,2,3)に対応される位相符号を発生する位相符号発生器と、
    前記入力される信号を前記発生されるウォールシ直交符号とサイン符号が混合された拡散符号により拡散する拡散器と、
    前記拡散器から出力される信号を前記位相符号により位相制御してチャネル拡散された信号を発生する回転器とからなることを特徴とするCDMA通信システムのチャネル拡散装置。
    Figure 0003681335
  13. CDMA通信システムのチャネル拡散装置において、
    前記割り当てられたチャネルのウォールシ直交符号インデックスに対応されるウォールシ直交符号を発生するウォールシ直交符号発生器と、
    下記の<テーブル68>に示したサイン符号を格納し、前記割り当てられたチャネルのマスクei(ここで、i=1,2,3)に対応するサイン符号を発生するサイン符号発生器と、
    下記の<テーブル68>に示した位相符号を格納し、前記割り当てられたチャネルのマスクei(ここで、i=1,2,3)に対応される位相符号を発生する位相符号発生器と、
    前記入力される信号を前記発生されるウォールシ直交符号とサイン符号が混合された拡散符号により拡散する拡散器と、
    前記拡散器から出力される信号を前記位相符号により位相制御してチャネル拡散された信号を発生する回転器とからなることを特徴とするCDMA通信システムのチャネル拡散装置。
    Figure 0003681335
  14. CDMA通信システムのチャネル拡散装置において、
    前記割り当てられたチャネルのウォールシ直交符号インデックスに対応されるウォールシ直交符号を発生するウォールシ直交符号発生器と、
    下記の<テーブル69>に示したサイン符号を格納し、前記割り当てられたチャネルのマスクei(ここで、i=1,2,3)に対応するサイン符号を発生するサイン符号発生器と、
    下記の<テーブル69>に示した位相符号を格納し、前記割り当てられたチャネルのマスクei(ここで、i=1,2,3)に対応される位相符号を発生する位相符号発生器と、
    前記入力される信号を前記発生されるウォールシ直交符号とサイン符号が混合された拡散符号により拡散する拡散器と、
    前記拡散器から出力される信号を前記位相符号により位相制御してチャネル拡散された信号を発生する回転器とからなることを特徴とするCDMA通信システムのチャネル拡散装置。
    Figure 0003681335
  15. CDMA通信システムのチャネル拡散装置において、
    割り当てられたチャネルのウォールシ直交符号インデックスに対応する第1ウォールシ直交符号を発生する第1ウォールシ直交符号発生器と、
    前記割り当てられたチャネルのマスクインデックスに対応するサイン符号を発生するサイン符号発生器と、
    前記割り当てられたチャネルのマスクインデックスに対応する第2ウォールシ直交符号を発生し、前記第2ウォールシ直交符号はチャネル拡散された信号の位相を制御するための信号である位相符号発生器と、
    入力信号をそれぞれ第1ウォールシ直交符号とサイン符号が混合された拡散符号により拡散する拡散器と、
    前記第2ウォールシ直交符号に応じて前記拡散された入力信号の位相を制御する回転器とからなることを特徴とするCDMA通信システムのチャネル拡散装置。
  16. 前記拡散符号の長さが128である時、前記サイン符号発生器は下記の<テーブル70>に示したサイン符号テーブルを備え、前記第2ウォールシ直交符号発生器は前記e1サイン符号に対する位相値として127番のウォールシ直交符号を用い、e2サイン符号に対する位相値として89番のウォールシ直交符号を用い、e3サイン符号に対する位相値として38番のウォールシ直交符号を用いることを特徴とする請求項15記載のCDMA通信システムのチャネル拡散装置。
    Figure 0003681335
  17. 前記拡散符号の長さが256である時、前記サイン符号発生器は下記の<テーブル71>に示したサイン符号テーブルを備え、前記第2ウォールシ直交符号発生器は前記e1サイン符号に対する位相値として130番のウォールシ直交符号を用い、e2サイン符号に対する位相値として173番のウォールシ直交符号を用い、e3サイン符号に対する位相値として47番のウォールシ直交符号を用いることを特徴とする請求項15記載のCDMA通信システムのチャネル拡散装置。
    Figure 0003681335
  18. 前記拡散符号の長さが512である時、前記サイン符号発生器は下記の<テーブル72>に示したサイン符号テーブルを備え、前記第2ウォールシ直交符号発生器は前記e1サイン符号に対する位相値として511番のウォールシ直交符号を用い、(ここで、i=1,2,3)に対応するサイン符号を発生するサイン符号発生器と、e2サイン符号に対する位相値として222番のウォールシ直交符号を用い、e3サイン符号に対する位相値として289番のウォールシ直交符号を用いることを特徴とする請求項15記載のCDMA通信システムのチャネル拡散装置。
    Figure 0003681335
  19. CDMA通信システムのチャネル拡散装置において、
    割り当てられたチャネルのウォールシ直交符号インデックスに対応する第1ウォールシ直交符号を発生する第1ウォールシ直交符号発生器と、
    前記割り当てられたチャネルのマスクインデックスに対応するサイン符号を発生するサイン符号発生器と、
    前記割り当てられたチャネルのマスクインデックスに対応する第2ウォールシ直交符号を発生し、前記第2ウォールシ直交符号はチャネル拡散された信号の位相を制御するための信号である位相符号発生器と、
    前記第2ウォールシ直交符号により入力信号の位相を制御する回転器と、
    前記第1ウォールシ直交符号とサイン符号が混合された拡散符号により前記位相制御された入力信号を拡散する拡散器とからなることを特徴とするCDMA通信システムのチャネル拡散装置。
JP2000594202A 1999-01-11 2000-01-11 Cdma通信システムの4進準直交符号生成方法並びにこれを用いたチャネル拡散装置及び方法 Expired - Lifetime JP3681335B2 (ja)

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