JPH10190329A - Gpsアンテナ装置の製造方法 - Google Patents

Gpsアンテナ装置の製造方法

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JPH10190329A
JPH10190329A JP34186996A JP34186996A JPH10190329A JP H10190329 A JPH10190329 A JP H10190329A JP 34186996 A JP34186996 A JP 34186996A JP 34186996 A JP34186996 A JP 34186996A JP H10190329 A JPH10190329 A JP H10190329A
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antenna device
wiring board
printed wiring
manufacturing
gps antenna
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JP34186996A
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Takashi Furuta
隆 古田
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 人工衛星から出力される電波を受信するアン
テナデバイス11を、プリント配線板13に実装して形
成した受信手段1を、収容手段2内部に固定して製造す
る、屋外設置可能なGPSアンテナ装置の製造方法であ
って、安定した防水性を有するアンテナ装置が得られる
GPSアンテナ装置の製造方法を提供する。 【解決手段】 受信手段1を収容手段2内部に固定する
方法が、凹部21を有する収容手段2の凹部21の内側
に、受信手段1をアンテナデバイス11が凹部21の底
面側になるように配設した後、凹部21に樹脂組成物3
を注入し、受信手段1と凹部21の内側表面との間及び
プリント配線板13のアンテナデバイス11を実装した
面と反対側の表面に、樹脂組成物3の層を形成して固着
する方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カーナビゲーショ
ンシステム等に使用されるGPS(全地球測位システ
ム)アンテナ装置の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車や船舶等の移動体のナビゲーショ
ンシステムとして、人工衛星から出力される電波を受信
して、移動体の位置を測定するGPSを利用した装置が
用いられている。このGPSを利用して位置を測定する
GPS装置は、3個以上の人工衛星からの電波を受信
し、この複数の人工衛星からの電波による距離データ及
び高度データを演算することにより、移動体の位置を検
出するものである。
【0003】この人工衛星からの電波を受信する受信手
段としては、アンテナを用いた受信手段が一般に使用さ
れている。そしてこの受信手段は、アンテナの受信面を
人工衛星の位置する天頂側方向に向けて配置し、人工衛
星からの電波の受信状態を良好に保つようにするのが望
ましいものであり、受信手段を屋外に設置することが一
般に行われている。
【0004】なお、受信手段を屋外に設置しようとする
と、降雨等に対する防水対策が必要であり、受信手段を
収容手段内部に収納し密閉したGPSアンテナ装置が用
いられている。この受信手段を収容手段内部に収納し密
閉したGPSアンテナ装置としては、図8に示すよう
な、人工衛星から出力される電波を受信するアンテナデ
バイス31を、増幅回路等を形成したプリント配線板3
3の一方の面に実装すると共に、アンテナデバイス31
で受信した情報をナビゲーションシステム本体等に出力
する電送手段32をプリント配線板33に接続して受信
手段30を形成した後、この受信手段30を凹部を有す
る収容手段本体35に収納し、次いで、間にゴム製等の
パッキン36を挟んで収容手段本体35と収容蓋37
を、隙間のないように嵌合することにより密閉して製造
されている。
【0005】しかし収容手段本体35と収容蓋37を嵌
合する方法で製造する場合、パッキン36の大きさのば
らつきや、劣化で密閉が不十分となり、水分が内部に浸
入して受信手段の受信性能が低下する場合があるという
問題があった。そのため、安定した防水性を有するアン
テナ装置が求められている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
を改善するために成されたもので、その目的とするとこ
ろは、人工衛星から出力される電波を受信するアンテナ
デバイスを、プリント配線板の一方の面に実装すると共
に、そのアンテナデバイスで受信した情報を出力する電
送手段を、上記プリント配線板に実装して形成した受信
手段を、収容手段内部に固定して製造する、屋外設置可
能なGPSアンテナ装置の製造方法であって、安定した
防水性を有するアンテナ装置が得られるGPSアンテナ
装置の製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
GPSアンテナ装置の製造方法は、人工衛星から出力さ
れる電波を受信するアンテナデバイスを、プリント配線
板の一方の面に実装すると共に、そのアンテナデバイス
で受信した情報を出力する電送手段を、上記プリント配
線板に実装して形成した受信手段を、収容手段内部に固
定して製造する、屋外設置可能なGPSアンテナ装置の
製造方法において、受信手段を収容手段内部に固定する
方法が、凹部を有する収容手段の凹部の内側に、受信手
段をアンテナデバイスが凹部の底面側になるように配設
した後、凹部に樹脂組成物を注入し、受信手段と凹部の
内側表面との間及びプリント配線板のアンテナデバイス
を実装した面と反対側の表面に、樹脂組成物の層を形成
して固着する方法であることを特徴とする。
【0008】本発明の請求項2に係るGPSアンテナ装
置の製造方法は、請求項1記載のGPSアンテナ装置の
製造方法において、アンテナデバイスが、セラミックの
表面に金属を付与して製造されたアンテナデバイスであ
ることを特徴とする。
【0009】本発明の請求項3に係るGPSアンテナ装
置の製造方法は、請求項1又は請求項2記載のGPSア
ンテナ装置の製造方法において、プリント配線板のアン
テナデバイスを実装した面と反対側の面に、電気的に接
地した導電体をも備え、その導電体の表面にも樹脂組成
物の層を形成することを特徴とする。
【0010】本発明の請求項4に係るGPSアンテナ装
置の製造方法は、請求項1から請求項3のいずれかに記
載のGPSアンテナ装置の製造方法において、収容手段
の凹部の内側に受信手段を配設する方法が、収容手段の
凹部の内側に収容手段と固着すると共にプリント配線板
と接触可能な配線板接触部を形成し、その配線板接触部
にプリント配線板を固着する方法であることを特徴とす
る。
【0011】本発明の請求項5に係るGPSアンテナ装
置の製造方法は、請求項1から請求項3のいずれかに記
載のGPSアンテナ装置の製造方法において、収容手段
の凹部の内側に受信手段を配設する方法が、収容手段の
凹部の内側に収容手段と固着すると共にプリント配線板
と嵌合可能な配線板嵌合部を形成し、その配線板嵌合部
にプリント配線板を嵌合する方法であることを特徴とす
る。
【0012】本発明の請求項6に係るGPSアンテナ装
置の製造方法は、請求項1から請求項5のいずれかに記
載のGPSアンテナ装置の製造方法において、電送手段
が、収容手段の凹部壁面を貫通して形成された貫通穴
に、嵌合して配設されていることを特徴とする。
【0013】本発明の請求項7に係るGPSアンテナ装
置の製造方法は、請求項1から請求項6のいずれかに記
載のGPSアンテナ装置の製造方法において、電送手段
が収容手段に、弾性体を介して配設されていることを特
徴とする。
【0014】本発明の請求項8に係るGPSアンテナ装
置の製造方法は、請求項1から請求項7のいずれかに記
載のGPSアンテナ装置の製造方法において、収容手段
と固着した設置手段をも有することを特徴とする。
【0015】本発明の請求項9に係るGPSアンテナ装
置の製造方法は、請求項8記載のGPSアンテナ装置の
製造方法において、設置手段が、磁石であることを特徴
とする。
【0016】本発明により得られるGPSアンテナ装置
は、降雨等により水分がGPSアンテナ装置内部に浸入
しようとした場合、受信手段と凹部の内側表面との間及
びプリント配線板のアンテナデバイスを実装した面と反
対側の表面に樹脂組成物の層が形成されているため、水
分が受信手段に浸入し難く、屋外設置した場合であって
も、安定した防水性を有することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明に係るGPSアンテナ装置
の製造方法を図面に基づいて説明する。図1は、本発明
のGPSアンテナ装置の製造方法に係る第一の実施の形
態を説明する断面図であり、図2は、本発明のGPSア
ンテナ装置の製造方法に係る第一の実施の形態を説明す
る分解斜視図である。図3は、本発明のGPSアンテナ
装置の製造方法に係る第二の実施の形態を説明する分解
斜視図であり、図4は、本発明のGPSアンテナ装置の
製造方法に係る第三の実施の形態を説明する分解斜視図
であり、図5は、本発明のGPSアンテナ装置の製造方
法に係る第四の実施の形態を説明する図であり、(a)
は分解斜視図、(b)は取り付けた状態を示す正面図で
ある。図6は、本発明のGPSアンテナ装置の製造方法
に係る第五の実施の形態を説明する分解斜視図であり、
図7は、本発明のGPSアンテナ装置の製造方法に係る
第六の実施の形態を説明する図であり、(a)は分解斜
視図、(b)は取り付けた状態を示す正面図である 本発明のGPSアンテナ装置の製造方法に係る第一の実
施の形態は、図2に示すように、人工衛星から出力され
る電波を受信するアンテナデバイス11を、プリント配
線板13の一方の面に実装すると共に、そのアンテナデ
バイス11で受信した情報を、ナビゲーションシステム
本体等に出力する被覆銅線等の電送手段12を、プリン
ト配線板13の他方の面に実装することにより、受信手
段1を形成する。なお、プリント配線板13の表面には
導体回路を備えており、その導体回路に、アンテナデバ
イス11が備える端子111を、ハンダ付け等により接
続して、アンテナデバイス11をプリント配線板13に
実装する。また、その端子111を接続した導体回路と
電気的に接続した導体回路に、電送手段12をハンダ付
け等により実装してアンテナデバイス11と電送手段1
2を電気的に接続する。なお、電送手段12とアンテナ
デバイス11は、プリント配線板13の異なった面に実
装することに限定するものではなく、同じ面に実装して
もよい。
【0018】そしてこの受信手段を、凹部21を有する
収容手段2の凹部21の内側に、受信手段1をアンテナ
デバイス11が凹部21の底面側になるように配設した
後、図1に示すように、凹部21に樹脂組成物3を注入
して、アンテナデバイス11と凹部21の内側表面との
間、プリント配線板13と凹部21の内側表面との間、
電送手段12と凹部21の内側表面との間等の受信手段
1と凹部21の内側表面との間、及びプリント配線板1
3のアンテナデバイス11を実装した面と反対側の表面
等に、樹脂組成物3の層を形成することにより、受信手
段1と収容手段2を固着して固定する。
【0019】なお、アンテナデバイス11を配設する凹
部21の底面側とは、樹脂組成物3を注入するときの底
面側を表し、例えば、凹部21の開口部を横に開口する
ように配置し、鉛直方向に立てたアンテナデバイス11
を開口部の横側から配設した後、全体を動かしてアンテ
ナデバイス11を水平になるようにしたときに、アンテ
ナデバイス11が凹部21の底面側になるような場合も
含むものである。
【0020】なお、アンテナデバイス11は、収容手段
2の凹部21内で水平に配設してもよく、若干傾けて配
設してもよい。
【0021】そして、このGPSアンテナ装置を使用す
る場合には、アンテナデバイス11がプリント配線板1
3の上側になるように、すなわち、収容手段2の外面が
受信手段1の上側になるように自動車等の屋外に取り付
けて人工衛星からの電波を受信する。そのため、降雨等
により水分がGPSアンテナ装置内部に浸入しようとし
た場合、受信手段と凹部の内側表面との間及びプリント
配線板のアンテナデバイスを実装した面と反対側の表面
に樹脂組成物の層が形成されているため、水分が受信手
段に浸入しにくくなっており、屋外設置した場合であっ
ても、安定した防水性を有するGPSアンテナ装置とな
る。
【0022】なお本発明に係るGPSアンテナ装置は、
樹脂組成物3の層が受信手段1と凹部21の内側表面と
の間全体に形成されているものに限定するものではな
く、その周囲の部分が凹部21の内側表面との間に樹脂
組成物3の層が形成されているため、その部分には水分
が浸入しないようになっている部分には、樹脂組成物3
がないものも含むものである。
【0023】本発明で用いる樹脂組成物3は、特に限定
するものではなく、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、シリ
コーン樹脂、塩化ビニール樹脂や、これらに充填材等を
含有した組成物等が挙げられる。
【0024】本発明で用いるアンテナデバイス11は、
特に限定するものではなく、絶縁板の表面に金属を付与
して製造された平面型のアンテナデバイスや、パラボラ
型のアンテナデバイス等が挙げられる。なお、セラミッ
クの表面に金属を付与して製造したアンテナデバイスを
用いると、セラミックが高い誘電率を有するためアンテ
ナデバイス11を小型化することができ、GPSアンテ
ナ装置を小型化することができるため好ましい。
【0025】本発明のGPSアンテナ装置の製造方法に
係る第二の実施の形態は、図3に示すように、アンテナ
デバイス11をプリント配線板13の一方の面に実装し
てプリント配線板13表面に形成された導体回路に接続
すると共に、電送手段12を導体回路に接続してアンテ
ナデバイス11と電気的に接続し、更にプリント配線板
13のアンテナデバイス11を実装した面と反対側の面
に、プリント配線板13の接地回路と接続した銅板等の
導電体5を設けて受信手段を形成する。
【0026】なお、接地回路と接続した導電体5を受信
手段に設けると、プリント配線板13に実装した増幅素
子131等から不要電波が発生する場合であっても、そ
の電波を吸収して他の機器への妨害を防ぐことができ好
ましい。また、プリント配線板13に増幅素子131等
を実装して増幅回路を設けると、電送手段12で情報を
伝達する距離が長い場合であっても、安定した情報を伝
達することができ好ましい。
【0027】そして、収容手段2の凹部21の内側に、
受信手段をアンテナデバイス11が凹部21の底面側に
なるように配設した後、収容手段2の凹部21に図示し
ない樹脂組成物を注入し、受信手段と凹部21の内側表
面との間及びプリント配線板13のアンテナデバイス1
1を実装した面と反対側の表面に、樹脂組成物の層を形
成すると共に、導電体5の表面にも樹脂組成物の層を形
成してGPSアンテナ装置を製造する。
【0028】そのため、第一の実施の形態と同様に、G
PSアンテナ装置の内部に水分が浸入しにくくなってお
り、屋外設置した場合であっても、安定した防水性を有
すると共に、安定して妨害電波を防ぐことができるGP
Sアンテナ装置となる。
【0029】本発明のGPSアンテナ装置の製造方法に
係る第三の実施の形態は、図4に示すように、収容手段
2の凹部21の内側に収容手段2と固着して形成した配
線板接触部23を有する収容手段2を用いる。そして、
第二の実施の形態と同様にして形成した受信手段を、ア
ンテナデバイス11が収容手段2の凹部21の底面側に
なるように配設すると共に、配線板接触部23とプリン
ト配線板13が接触するように配設した後、プリント配
線板13を配線板接触部23に、ねじ28を用いてねじ
止めして固着する。
【0030】次いで、収容手段2の凹部21に図示しな
い樹脂組成物を注入し、受信手段と凹部21の内側表面
との間及びプリント配線板13のアンテナデバイス11
を実装した面と反対側の表面等に樹脂組成物の層を形成
してGPSアンテナ装置を製造する。そのため、第一の
実施の形態と同様に、GPSアンテナ装置の内部に水分
が浸入しにくくなっており、屋外設置した場合であって
も、安定した防水性を有するGPSアンテナ装置とな
る。
【0031】なお、プリント配線板13と配線板接触部
23は、ねじ止めして固着することに限定するものでは
なく、接着剤を用いて接着する方法等で固着してもよ
い。配線板接触部23にプリント配線板13を固着する
と、樹脂組成物を注入するとき受信手段が移動して電波
を受信する方向がずれることがなくなるため、安定した
受信が可能となり好ましい。
【0032】なお、電送手段12の収容手段2の壁面と
対応する部分には、ゴム製等の弾性体9が設けられてお
り、この弾性体9を介して収容手段2に電送手段12が
嵌合するようになっている。このように弾性体9を介し
て収容手段2に電送手段12が嵌合するようになってい
ると、収容手段2の凹部21に樹脂組成物を注入すると
き、樹脂組成物が収容手段2の外側に流出しにくく好ま
しい。
【0033】本発明のGPSアンテナ装置の製造方法に
係る第四の実施の形態は、図5(a)に示すように、収
容手段2の凹部21の内側に収容手段2と固着して形成
した配線板嵌合部24を有する収容手段2を用いる。そ
して、第二の実施の形態と同様にして形成した受信手段
を、アンテナデバイス11が収容手段2の凹部21の底
面側になるように配設すると共に、配線板嵌合部24に
プリント配線板13を嵌合して固定する。
【0034】なお、配線板嵌合部24は、収容手段2の
凹部21の内側壁面に形成されたプリント配線板13が
挿入可能な溝と、周囲の壁面と縁切りされ、弾力を有
し、端部にプリント配線板13の抜けを抑える凸部を有
するリブとを有しており、このリブを押し広げるように
してプリント配線板13を溝に挿入すると、リブの弾力
によりプリント配線板13が溝に押さえられ、受信手段
と収容手段2が固定されるようになっている。
【0035】次いで、収容手段2の凹部21に図示しな
い樹脂組成物を注入し、受信手段と凹部21の内側表面
との間及びプリント配線板13のアンテナデバイス11
を実装した面と反対側の表面等に樹脂組成物の層を形成
してGPSアンテナ装置を製造する。そのため、第一の
実施の形態と同様に、GPSアンテナ装置の内部に水分
が浸入しにくくなっており、屋外設置した場合であって
も、安定した防水性を有するGPSアンテナ装置とな
る。
【0036】配線板嵌合部24にプリント配線板13を
嵌合して配設する場合、樹脂組成物を注入するとき受信
手段が移動して電波を受信する方向がずれることがなく
なるため、安定した受信が可能となると共に、受信手段
と収容手段2を容易に固定することができ好ましい。
【0037】また、収容手段2の外壁には、収容手段2
と固着したGPSアンテナ装置設置用の設置手段6が設
けられている。そしてこのGPSアンテナ装置を設置す
る場合には、図5(b)に示すように、GPSアンテナ
装置を自動車等の移動体Aに、ねじ止めして設置するよ
うになっており、GPSアンテナ装置を移動体Aに強固
に固定できるようになっている。
【0038】本発明のGPSアンテナ装置の製造方法に
係る第五の実施の形態は、図6に示すように、第二の実
施の形態と同様にして形成した受信手段を、アンテナデ
バイス11が収容手段2の凹部21の底面側になるよう
に配設すると共に、配線板嵌合部24にプリント配線板
13を嵌合して固定する。
【0039】次いで、磁石よりなる設置手段6を導電体
5に接着した後、収容手段2の凹部21に図示しない樹
脂組成物を注入し、受信手段と凹部21の内側表面との
間及びプリント配線板13のアンテナデバイス11を実
装した面と反対側の表面等に樹脂組成物の層を形成して
GPSアンテナ装置を製造する。そのため、第一の実施
の形態と同様に、GPSアンテナ装置の内部に水分が浸
入しにくくなっており、屋外設置した場合であっても、
安定した防水性を有するGPSアンテナ装置となる。
【0040】なお、磁石よりなる設置手段6の周囲に
は、樹脂組成物の層を形成してもよく、しなくてもよ
い。また、磁石よりなる設置手段6は、樹脂組成物の層
を形成した後、収容手段2の凹部21の内側に接着して
設けるようにしてもよい。
【0041】磁石よりなる設置手段6を備える場合、鉄
板部に吸着可能なため、自動車等の移動体にGPSアン
テナ装置を設置するとき、容易に設置でき好ましい。特
に、磁石が外部に露出するように設けられていると、鉄
板部に吸着する強度が高く好ましい。
【0042】なお、収容手段2には、凹部21の壁面を
貫通する電送手段12の断面形状とほぼ同じ大きさの貫
通穴22が形成されており、その貫通穴22に電送手段
12が嵌合するようになっている。この場合、収容手段
2の凹部21に樹脂組成物を注入するとき、樹脂組成物
が収容手段2の外側に流出しにくく好ましい。
【0043】本発明のGPSアンテナ装置の製造方法に
係る第六の実施の形態は、図7(a)に示すように、第
二の実施の形態と同様にして形成した受信手段を、アン
テナデバイス11が収容手段2の凹部21の底面側にな
るように配設すると共に、配線板嵌合部24にプリント
配線板13を嵌合して固定する。
【0044】次いで、一方の端部が収容手段2の外部に
J字形状で露出すると共に、他方の端部及びその近傍の
側部が、収容手段2の凹部21の底面側に折れ曲がる形
状の設置手段6を受信手段の上部に配設する。
【0045】次いで、収容手段2の凹部21に図示しな
い樹脂組成物を注入し、受信手段と凹部21の内側表面
との間、プリント配線板13のアンテナデバイス11を
実装した面と反対側の表面及び設置手段6の表面の一部
と凹部21の内側表面との間等に樹脂組成物の層を形成
してGPSアンテナ装置を製造する。そのため、第一の
実施の形態と同様に、GPSアンテナ装置の内部に水分
が浸入しにくくなっており、屋外設置した場合であって
も、安定した防水性を有するGPSアンテナ装置とな
る。
【0046】そして、このGPSアンテナ装置を設置す
る場合には、図7(b)に示すように、設置手段6を自
動車等の移動体Aにねじ止めして設置する。この場合、
移動体Aに穴あけせずに、GPSアンテナ装置を移動体
Aに強固に固定でき好ましい。
【0047】
【発明の効果】本発明に係るGPSアンテナ装置の製造
方法によると、受信手段と凹部の内側表面との間及びプ
リント配線板のアンテナデバイスを実装した面と反対側
の表面に樹脂組成物の層が形成されるため、降雨等によ
り水分がGPSアンテナ装置内部に浸入しようとした場
合、水分が受信手段に浸入し難く、屋外設置した場合で
あっても、安定した防水性を有するGPSアンテナ装置
が得られる。
【0048】本発明の請求項2に係るGPSアンテナ装
置の製造方法によると、上記の効果に加え、GPSアン
テナ装置を小型化することが可能となる。
【0049】本発明の請求項3に係るGPSアンテナ装
置の製造方法によると、上記の効果に加え、他の機器へ
の電波妨害を防ぐことが可能なGPSアンテナ装置が得
られる。
【0050】本発明の請求項4及び請求項5に係るGP
Sアンテナ装置の製造方法によると、上記の効果に加
え、樹脂組成物を注入するとき受信手段が移動しにくく
なる。
【0051】本発明の請求項6及び請求項7に係るGP
Sアンテナ装置の製造方法によると、上記の効果に加
え、樹脂組成物を注入するとき樹脂組成物が収容手段の
外側に流出しにくくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のGPSアンテナ装置の製造方法に係る
第一の実施の形態を説明する断面図である。
【図2】本発明のGPSアンテナ装置の製造方法に係る
第一の実施の形態を説明する分解斜視図である。
【図3】本発明のGPSアンテナ装置の製造方法に係る
第二の実施の形態を説明する分解斜視図である。
【図4】本発明のGPSアンテナ装置の製造方法に係る
第三の実施の形態を説明する分解斜視図である。
【図5】本発明のGPSアンテナ装置の製造方法に係る
第四の実施の形態を説明する図であり、(a)は分解斜
視図、(b)は取り付けた状態を示す正面図である。
【図6】本発明のGPSアンテナ装置の製造方法に係る
第五の実施の形態を説明する分解斜視図である。
【図7】本発明のGPSアンテナ装置の製造方法に係る
第六の実施の形態を説明する図であり、(a)は分解斜
視図、(b)は取り付けた状態を示す正面図である。
【図8】従来のGPSアンテナ装置を説明する断面図で
ある。
【符号の説明】
1 受信手段 2 収容手段 3 樹脂組成物 5 導電体 6 設置手段 9 弾性体 11 アンテナデバイス 12 電送手段 13 プリント配線板 21 凹部 22 貫通穴 23 配線板接触部 24 配線板嵌合部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人工衛星から出力される電波を受信する
    アンテナデバイス(11)を、プリント配線板(13)
    の一方の面に実装すると共に、そのアンテナデバイス
    (11)で受信した情報を出力する電送手段(12)
    を、上記プリント配線板(13)に実装して形成した受
    信手段(1)を、収容手段(2)内部に固定して製造す
    る、屋外設置可能なGPSアンテナ装置の製造方法にお
    いて、受信手段(1)を収容手段(2)内部に固定する
    方法が、凹部(21)を有する収容手段(2)の凹部
    (21)の内側に、受信手段(1)をアンテナデバイス
    (11)が凹部(21)の底面側になるように配設した
    後、凹部(21)に樹脂組成物(3)を注入し、受信手
    段(1)と凹部(21)の内側表面との間及びプリント
    配線板(13)のアンテナデバイス(11)を実装した
    面と反対側の表面に、樹脂組成物(3)の層を形成して
    固着する方法であることを特徴とするGPSアンテナ装
    置の製造方法。
  2. 【請求項2】 アンテナデバイス(11)が、セラミッ
    クの表面に金属を付与して製造されたアンテナデバイス
    (11)であることを特徴とする請求項1記載のGPS
    アンテナ装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 プリント配線板(13)のアンテナデバ
    イス(11)を実装した面と反対側の面に、電気的に接
    地した導電体(5)をも備え、その導電体(5)の表面
    にも樹脂組成物(3)の層を形成することを特徴とする
    請求項1又は請求項2記載のGPSアンテナ装置の製造
    方法。
  4. 【請求項4】 収容手段(2)の凹部(21)の内側に
    受信手段(1)を配設する方法が、収容手段(2)の凹
    部(21)の内側に収容手段(2)と固着すると共にプ
    リント配線板(13)と接触可能な配線板接触部(2
    3)を形成し、その配線板接触部(23)にプリント配
    線板(13)を固着する方法であることを特徴とする請
    求項1から請求項3のいずれかに記載のGPSアンテナ
    装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 収容手段(2)の凹部(21)の内側に
    受信手段(1)を配設する方法が、収容手段(2)の凹
    部(21)の内側に収容手段(2)と固着すると共にプ
    リント配線板(13)と嵌合可能な配線板嵌合部(2
    4)を形成し、その配線板嵌合部(24)にプリント配
    線板(13)を嵌合する方法であることを特徴とする請
    求項1から請求項3のいずれかに記載のGPSアンテナ
    装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 電送手段(12)が、収容手段(2)の
    凹部(21)壁面を貫通して形成された貫通穴(22)
    に、嵌合して配設されていることを特徴とする請求項1
    から請求項5のいずれかに記載のGPSアンテナ装置の
    製造方法。
  7. 【請求項7】 電送手段(12)が収容手段(2)に、
    弾性体(9)を介して配設されていることを特徴とする
    請求項1から請求項6のいずれかに記載のGPSアンテ
    ナ装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 収容手段(2)と固着した、GPSアン
    テナ装置設置用の設置手段(6)をも有することを特徴
    とする請求項1から請求項7のいずれかに記載のGPS
    アンテナ装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 設置手段(6)が、磁石であることを特
    徴とする請求項8記載のGPSアンテナ装置の製造方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003078314A (ja) * 2001-09-04 2003-03-14 Mitsumi Electric Co Ltd Gps用受信アンテナ

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