JPH10189356A - 薄型トランス - Google Patents
薄型トランスInfo
- Publication number
- JPH10189356A JPH10189356A JP8356144A JP35614496A JPH10189356A JP H10189356 A JPH10189356 A JP H10189356A JP 8356144 A JP8356144 A JP 8356144A JP 35614496 A JP35614496 A JP 35614496A JP H10189356 A JPH10189356 A JP H10189356A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core
- type ferrite
- ferrite core
- air
- thin transformer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 コアの窓面積に対する導電体の占有率を上
げ、巻数を増加させ、インダクタンスを向上させた薄型
トランスを提供すること。 【解決手段】 ベース１の中央部に、Ｅ型フェライトコ
ア６を収納する凹部２１と、この凹部２１の底面に凸片
１ａとを設け、一方、Ｅ型フェライトコアの底面に、そ
の凸片１ａと嵌合する凹溝６ｂを設ける。ベース１にＥ
型フェライトコア６を収納し、Ｅ型フェライトコア６の
中脚６ａを軸として空芯コイル２、銅板４及び絶縁フィ
ルム３を組み込む。
げ、巻数を増加させ、インダクタンスを向上させた薄型
トランスを提供すること。 【解決手段】 ベース１の中央部に、Ｅ型フェライトコ
ア６を収納する凹部２１と、この凹部２１の底面に凸片
１ａとを設け、一方、Ｅ型フェライトコアの底面に、そ
の凸片１ａと嵌合する凹溝６ｂを設ける。ベース１にＥ
型フェライトコア６を収納し、Ｅ型フェライトコア６の
中脚６ａを軸として空芯コイル２、銅板４及び絶縁フィ
ルム３を組み込む。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器の電源等
に使用される薄型トランスに関する。
に使用される薄型トランスに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の薄型トランスは、図４に
示すように、ベース１１と、２個のＥ型フェライトコア
１６と、２個の空芯コイル２と、銅板４と、数枚の絶縁
フィルム３とからなる。
示すように、ベース１１と、２個のＥ型フェライトコア
１６と、２個の空芯コイル２と、銅板４と、数枚の絶縁
フィルム３とからなる。
【０００３】ベース１１は、絶縁材料からなり、略長方
形の薄型平板である。その両端には、空芯コイル２と銅
板４を接続する端子１９が植設されている。また、中央
部には、貫通孔１１ａが設けられ、その周りには、鍔１
１ｂが設けられている。また、中央部の側面には、凹部
１１ｃが設けられている。
形の薄型平板である。その両端には、空芯コイル２と銅
板４を接続する端子１９が植設されている。また、中央
部には、貫通孔１１ａが設けられ、その周りには、鍔１
１ｂが設けられている。また、中央部の側面には、凹部
１１ｃが設けられている。
【０００４】また、Ｅ型フェライトコア１６は、薄型
で、中脚１６ａ及び外脚１６ｃを有する。
で、中脚１６ａ及び外脚１６ｃを有する。
【０００５】空芯コイル２は、平面状に巻かれ、略長方
形の薄板であり、中央部に空芯が形成されている。ま
た、銅板４は、一端が開放された略長方形の薄板で、１
ターンのコイルである。また、絶縁フィルム３は、略長
方形の薄板であり、上記の空芯に対応する位置に窓が設
けられている。
形の薄板であり、中央部に空芯が形成されている。ま
た、銅板４は、一端が開放された略長方形の薄板で、１
ターンのコイルである。また、絶縁フィルム３は、略長
方形の薄板であり、上記の空芯に対応する位置に窓が設
けられている。
【０００６】従来の薄型トランスでは、空芯コイル２と
銅板４の組み合わせを、絶縁フィルム３を介在させてベ
ース１１の鍔１１ｂの周りに積み重ねて収納し、ベース
１１の両端の端子１９に接続し、その上下から、中脚１
６ａを貫通孔１１ａ、外脚１６ｃを凹部１１ｃに対応さ
せ、ベース１１、空芯コイル２及び銅板４ごと挟み込む
ように、Ｅ型フェライトコアを組み込んでいた。
銅板４の組み合わせを、絶縁フィルム３を介在させてベ
ース１１の鍔１１ｂの周りに積み重ねて収納し、ベース
１１の両端の端子１９に接続し、その上下から、中脚１
６ａを貫通孔１１ａ、外脚１６ｃを凹部１１ｃに対応さ
せ、ベース１１、空芯コイル２及び銅板４ごと挟み込む
ように、Ｅ型フェライトコアを組み込んでいた。
【０００７】しかし、図５に示すように、Ｅ型フェライ
トコア１６の窓８内には、導電体である空芯コイル２、
銅板４以外に、絶縁体であるベースの鍔１１ｂが存在す
る。このため、コアの窓面積に対する導電体の占有率は
４０〜６０％にしかならず、巻線の数が限られ、インダ
クタンスの改善への大きな妨げとなっていた。
トコア１６の窓８内には、導電体である空芯コイル２、
銅板４以外に、絶縁体であるベースの鍔１１ｂが存在す
る。このため、コアの窓面積に対する導電体の占有率は
４０〜６０％にしかならず、巻線の数が限られ、インダ
クタンスの改善への大きな妨げとなっていた。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、これらの欠
点を除去し、コアの窓面積に対する導電体の占有率を上
げ、巻数を増加させ、インダクタンスを向上させた薄型
トランスを提供することにある。
点を除去し、コアの窓面積に対する導電体の占有率を上
げ、巻数を増加させ、インダクタンスを向上させた薄型
トランスを提供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明は、平板の中央部
に、凹部と、該凹部の底面に凸片とが設けられ、両端部
に、端子が植設された絶縁材料からなるベースと、背部
に、前記凸片に嵌合する凹溝が設けられたＥ型フェライ
トコアと、該Ｅ型フェライトコアの中脚が貫通できる空
芯を有する空芯コイルと、前記中脚に嵌合でき、一端が
開放された銅板と、前記空芯コイル、前記銅板及び前記
Ｅ型フェライトコアの間に挿入される絶縁フィルムと、
前記Ｅ型フェライトコアに突き合わされるＩ型フェライ
トコアとから構成されることを特徴とする薄型トランス
である。
に、凹部と、該凹部の底面に凸片とが設けられ、両端部
に、端子が植設された絶縁材料からなるベースと、背部
に、前記凸片に嵌合する凹溝が設けられたＥ型フェライ
トコアと、該Ｅ型フェライトコアの中脚が貫通できる空
芯を有する空芯コイルと、前記中脚に嵌合でき、一端が
開放された銅板と、前記空芯コイル、前記銅板及び前記
Ｅ型フェライトコアの間に挿入される絶縁フィルムと、
前記Ｅ型フェライトコアに突き合わされるＩ型フェライ
トコアとから構成されることを特徴とする薄型トランス
である。
【００１０】本発明によれば、ベースの中央部に、Ｅ型
フェライトコアを収納する凹部を設け、更に、この凹部
の底面に凸片を設け、Ｅ型フェライトコアの底面にその
凸片と嵌合する凹溝を設け、Ｅ型フェライトコアをベー
スに設置する構造とし、Ｅ型フェライトコアの中脚を軸
として空芯コイル、銅板及び絶縁フィルムを組み込むこ
とで、コアの窓面積に対する導電体の占有率を７０〜９
０％としたため、巻数を増加することができ、インダク
タンスを向上できる。また、線径を変えることができる
ので、銅損失の改善が容易となる。
フェライトコアを収納する凹部を設け、更に、この凹部
の底面に凸片を設け、Ｅ型フェライトコアの底面にその
凸片と嵌合する凹溝を設け、Ｅ型フェライトコアをベー
スに設置する構造とし、Ｅ型フェライトコアの中脚を軸
として空芯コイル、銅板及び絶縁フィルムを組み込むこ
とで、コアの窓面積に対する導電体の占有率を７０〜９
０％としたため、巻数を増加することができ、インダク
タンスを向上できる。また、線径を変えることができる
ので、銅損失の改善が容易となる。
【００１１】また、本発明では、ベースの中央部にＥ型
フェライトコアの底面を設置できる形状としたため、ベ
ースの高さを吸収でき、薄型トランス全体の高さを抑え
ることができる。
フェライトコアの底面を設置できる形状としたため、ベ
ースの高さを吸収でき、薄型トランス全体の高さを抑え
ることができる。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を説
明する。
明する。
【００１３】図１は、本発明の薄型トランスの斜視図で
ある。図２は、本発明の薄型トランスの分解斜視図であ
る。図３は、本発明の薄型トランスの断面図である。
ある。図２は、本発明の薄型トランスの分解斜視図であ
る。図３は、本発明の薄型トランスの断面図である。
【００１４】本発明の薄型トランスは、図２に示すよう
に、ベース１と、Ｉ型フェライトコア５と、Ｅ型フェラ
イトコア６と、３個の空芯コイル２と、２個の銅板４
と、数枚の絶縁フィルム３とからなる。これらの中で、
空芯コイル２、銅板４及び絶縁フィルム３は、従来の薄
型トランスに用いられるものと同様である。
に、ベース１と、Ｉ型フェライトコア５と、Ｅ型フェラ
イトコア６と、３個の空芯コイル２と、２個の銅板４
と、数枚の絶縁フィルム３とからなる。これらの中で、
空芯コイル２、銅板４及び絶縁フィルム３は、従来の薄
型トランスに用いられるものと同様である。
【００１５】ベース１は、絶縁材料からなる略長方形の
薄型平板の中央部に、Ｅ型フェライトコアを収納できる
凹部２１を有する。この凹部２１の底面には、凸片１ａ
が設けられている。また、ベース１の一方の端部には、
端子９が植設されている。
薄型平板の中央部に、Ｅ型フェライトコアを収納できる
凹部２１を有する。この凹部２１の底面には、凸片１ａ
が設けられている。また、ベース１の一方の端部には、
端子９が植設されている。
【００１６】また、Ｅ型フェライトコア６の底面には、
ベース１の凸片１ａに嵌合する凹溝６ｂが形成されてい
る。なお、凹溝６ｂは、磁束の流れに影響しないデッド
スペースを切り込んでいるので特性的には問題ない。
ベース１の凸片１ａに嵌合する凹溝６ｂが形成されてい
る。なお、凹溝６ｂは、磁束の流れに影響しないデッド
スペースを切り込んでいるので特性的には問題ない。
【００１７】このような各構成部品のうち、まず、Ｅ型
フェライトコア６の中脚６ａを軸として、空芯コイル
２、銅板４及び絶縁フィルム３を組み込んだ。次に、ベ
ース１の凹部２１に、Ｅ型フェライトコア６を、底面の
凹溝６ｂと凸片１ａが一致するようにして、収納した。
次いで、空芯コイル２及び銅板４を端子９に接続した。
最後に、Ｉ型フェライトコア５を最上面に設置し、Ｅ型
フェライト６との組み合せで閉磁路を形成して、図１に
示すような構造の薄型トランスを得た。
フェライトコア６の中脚６ａを軸として、空芯コイル
２、銅板４及び絶縁フィルム３を組み込んだ。次に、ベ
ース１の凹部２１に、Ｅ型フェライトコア６を、底面の
凹溝６ｂと凸片１ａが一致するようにして、収納した。
次いで、空芯コイル２及び銅板４を端子９に接続した。
最後に、Ｉ型フェライトコア５を最上面に設置し、Ｅ型
フェライト６との組み合せで閉磁路を形成して、図１に
示すような構造の薄型トランスを得た。
【００１８】図３に示すように、本発明の薄型トランス
の構造とすることにより、従来（図５）に比べ、コアの
窓面積内における空芯コイル２等の導電体の占有率を大
きくすることが可能となった。
の構造とすることにより、従来（図５）に比べ、コアの
窓面積内における空芯コイル２等の導電体の占有率を大
きくすることが可能となった。
【００１９】
【発明の効果】本発明によれば、コアの窓面積に対する
導電体の占有率を上げ、巻数を増加させ、インダクタン
スを向上させた薄型トランスを提供することができた。
導電体の占有率を上げ、巻数を増加させ、インダクタン
スを向上させた薄型トランスを提供することができた。
【図１】本発明の薄型トランスの斜視図。
【図２】本発明の薄型トランスの分解斜視図。
【図３】本発明の薄型トランスの断面図。
【図４】従来の薄型トランスの分解斜視図。
【図５】従来の薄型トランスの断面図。
１、１１ ベース １ａ 凸片 ２ 空芯コイル ３ 絶縁フィルム ４ 銅板 ５ Ｉ型フェライトコア ６、１６ Ｅ型フェライトコア ６ａ、１６ａ 中脚 ６ｂ 凹溝 ７ ピン端子植設部 ８ 窓 ９、１９ 端子 １１ａ 貫通孔 １１ｂ 鍔 １１ｃ、２１ 凹部 １６ｃ 外脚
Claims (1)
- 【請求項１】 平板の中央部に、凹部と、該凹部の底面
に凸片とが設けられ、両端部に、端子が植設された絶縁
材料からなるベースと、背部に、前記凸片に嵌合する凹
溝が設けられたＥ型フェライトコアと、該Ｅ型フェライ
トコアの中脚が貫通できる空芯を有する空芯コイルと、
前記中脚に嵌合でき、一端が開放された銅板と、前記空
芯コイル、前記銅板及び前記Ｅ型フェライトコアの間に
挿入される絶縁フィルムと、前記Ｅ型フェライトコアに
突き合わされるＩ型フェライトコアとから構成されるこ
とを特徴とする薄型トランス。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8356144A JPH10189356A (ja) | 1996-12-24 | 1996-12-24 | 薄型トランス |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8356144A JPH10189356A (ja) | 1996-12-24 | 1996-12-24 | 薄型トランス |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10189356A true JPH10189356A (ja) | 1998-07-21 |
Family
ID=18447559
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8356144A Pending JPH10189356A (ja) | 1996-12-24 | 1996-12-24 | 薄型トランス |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10189356A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104103399A (zh) * | 2013-04-10 | 2014-10-15 | 脉冲电子股份有限公司 | 交错式平面电感装置及其制造和使用方法 |
-
1996
- 1996-12-24 JP JP8356144A patent/JPH10189356A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104103399A (zh) * | 2013-04-10 | 2014-10-15 | 脉冲电子股份有限公司 | 交错式平面电感装置及其制造和使用方法 |
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