JPH10189287A - インバータ式x線高電圧装置 - Google Patents

インバータ式x線高電圧装置

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JPH10189287A
JPH10189287A JP35638096A JP35638096A JPH10189287A JP H10189287 A JPH10189287 A JP H10189287A JP 35638096 A JP35638096 A JP 35638096A JP 35638096 A JP35638096 A JP 35638096A JP H10189287 A JPH10189287 A JP H10189287A
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JP
Japan
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voltage
tube
circuit
anode
cathode
Prior art date
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Pending
Application number
JP35638096A
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English (en)
Inventor
Ichiro Kobayashi
一郎 小林
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Hitachi Healthcare Manufacturing Ltd
Original Assignee
Hitachi Medical Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中性点接地高電圧発生方式のインバータ式X
線高電圧装置において、何らかの原因によりX線管のア
ノード側とカソード側に電圧差が発生した場合、高電圧
発生装置の一方の側の電流が増大し、正常な側の高電圧
発生装置に二次的なダメージを与えることを防止する。 【解決手段】 上記X線管のアノード側の電圧とカソー
ド側の電圧をそれぞれ独立に検出し、このアノード側管
電圧の絶対値とカソード側管電圧の絶対値の差を求め、
この値が所定値を超えた場合に高電圧の発生を止める手
段を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインバータ式X線高
電圧装置に係り、特に中性点接地方式高電圧発生装置の
異常時に速やかにこれを検出し、前記高電圧発生装置の
障害を最小限にすることができるインバータ式X線高電
圧装置に関する。
【0002】
【従来の技術】X線管に直流の高電圧を印加してX線を
放射するX線高電圧装置において、前記X線管のアノー
ド対アース、カソード対アースの耐電圧をできるだけ低
くかつ均等にした方が、耐電圧設計の点から有利であ
り、装置のコンパクト化に貢献できる。このため、高電
圧変圧器の2次巻線及び高電圧整流器を分割、例えば2
つに分割してその分割点を接地(中性点接地方式)して
最高管電圧の1/2ずつを分担させることが一般的に行
われている。
【0003】たとえば最高管電圧150kVのX線高電
圧装置ではアノード対アースで75kV、カソード対ア
ースで75kVの耐圧を持たせ、アノードとカソード間
の合計で150kVの耐圧を持たせている。直流電源
と、この直流電源電圧をインバータ回路で高周波の交流
電圧に変換し、これを高電圧変圧器で昇圧し整流して直
流の高電圧をX線管に印加してX線を放射するインバー
タ式X線高電圧装置においても上記の中性点接地方式の
高電圧発生方式を採用している。このインバータ式X線
高電圧装置は実際に出力された管電圧を検出する回路
と、曝射に先立ち管電圧の目標値を設定する回路と、検
出された管電圧値をもとに出力が目標値に一致するよう
に制御するフィードバック制御回路とから構成されてい
る。前記管電圧を検出する回路は前記X線管のアノード
対アース、及びカソード対アースの半分づつを検出して
いる。この検出されたアノード対アース、及びカソード
対アースの半分ずつの管電圧を合成して、アノードとカ
ソード間を一つの電圧として処理し、前記フィードバッ
ク制御回路に入力して管電圧のフィードバック制御を行
っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来装置に
おいて、前記X線管のアノード側又はカソード側のいず
れかの一方に対応する前記高電圧変圧器の2次巻線や高
電圧整流器等の回路や部品が万が一壊れた場合には、残
った正常な巻線や、高電圧整流回路だけで全ての電圧を
負担してしまうようにフィードバック制御が動作する。
このため高電圧トランスの一方の側の電流が増大し正常
だった回路や部品にまで、ダメージを与えてしまうこと
がある。
【0005】本発明の目的は、前記フィードバック制御
を行っている中性点接地方式のインバータ式X線高電圧
装置において、何らかの原因によりX線管のアノード側
とカソード側に電圧差が発生した場合、高電圧発生装置
の一方の側の電流が増大し、正常な側の高電圧発生装置
に二次的なダメージを与えることを防止することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は出力管電圧を
検出する手段の中に、X線管のアノード側の管電圧とカ
ソード側の管電圧をそれぞれ独立に検出する手段と、前
記アノード側の管電圧の絶対値とカソード側の管電圧の
絶対値との差を検出する手段と、この差が所定値を超え
た場合に高電圧の発生を止める手段を具備することによ
り達成される。
【0007】このように構成することによって、前記高
電圧発生装置が正常に動作している場合は、X線管のア
ノード側とカソード側の検出電圧の極性は逆で絶対値は
同じ電圧が発生するため、アノード側とカソード側の電
圧の差を検出する機構の出力は0かまたはこれに近い値
となる。何らかの原因により前記アノード側またはカソ
ード側のいずれか一方が壊れた場合、アノード側とカソ
ード側の検出電圧は異なった電圧が発生し、アノード側
とカソード側の電圧の差を検出する機構の出力は0かま
たはこれに近い値以外のある値を出力する。
【0008】この値が0かまたはこれに近い値以外の所
定の値になった場合に高電圧の発生を止める手段が動作
し、前記X線管からの放射を停止し、必要以上にダメー
ジが広がることを防止できる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1に本発明の一実施例を示す。
1の交流電源から2の整流回路を通して直流に変換さ
れ、3のコンデンサに蓄えられたエネルギーは、4のイ
ンバーター回路により周波数の高い交流に変換される。
この高周波交流をアノード側及びカソード側に対応する
高電圧変圧器の2次巻線5、6で高電圧に昇圧し、7、
8の高電圧整流回路アノード側及びカソード側で直流に
変換し、11のX線管に印加しX線を発生する。発生し
た高電圧は9、10の管電圧検出回路アノード側及びカ
ソード側で低い電圧に変換された後、12、13の管電
圧検出バッファ回路アノード側及びカソード側を介し
て、14の管電圧検出差動回路でアノードとカソード間
の電圧に変換される。この電圧は15の目標値設定回路
であらかじめ設定された目標値と一致するように、16
の管電圧フィードバック制御回路で偏差が検出され、1
7のインバータ制御回路で4のインバータ回路の位相や
周波数等を制御し、目標の管電圧に一致するように動作
する。
【0010】そして、12の管電圧検出バッファ回路ア
ノード側および13の管電圧検出バッファ回路カソード
側の出力は、それぞれ18の管電圧検出アノード側絶対
値回路、および19の管電圧検出カソード側絶対値回路
で絶対値に変換された後、20の管電圧アノード、カソ
ード差検出回路にて差の電圧に変換される。
【0011】このようにして、X線管のアノードとカソ
ードとの差の電圧が検出されて上記装置が正常動作時は
20の管電圧アノード、カソード差検出回路の出力は0
またはこれに近い値であるため、21のインバータ停止
回路は動作せず、管電圧は正常に出力される。何らかの
原因により、5の高電圧発生装置アノード側、6の高電
圧発生装置カソード側、7の高電圧整流回路アノード
側、8の高電圧整流回路カソード側のいずれかが壊れた
場合、アノードとカソードの電圧にアンバランスが生じ
るため、20の管電圧アノード、カソード差検出回路の
出力には、0またはこれに近い値以外の何らかの値が発
生することになる。このため21のインバータ停止回路
が動作し、17のインバータ制御回路が動作しないよう
に制御し、X線出力を停止する。このため、アノード
側、またはカソード側の片側動作を即時に停止し、回路
や、部品に必要以上の二次的なダメージが与えられるこ
とを防止できる。
【0012】
【発明の効果】以上の説明したように、何らかの原因に
よりアノード側またはカソード側のいずれかが壊れた場
合に、アノード側、またはカソード側の片側動作を即時
に停止し、回路や、部品に必要以上の二次的なダメージ
が与えられることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である。
【符号の説明】
1 交流電源 2 整流回路 3 コンデンサ 4 インバータ 5 アノード側高電圧変圧器の2次巻線 6 カソード側高電圧変圧器の2次巻線 7 アノード側高電圧整流回路 8 カソード側高電圧整流回路 9 アノード側管電圧検出回路 10 カソード側管電圧検出回路 11 X線管 12 アノード側管電圧検出バッファ回路 13 カソード側管電圧検出バッファ回路 14 管電圧検出差動回路 15 目標値設定回路 16 管電圧フィードバック回路 17 インバータ制御回路 18 アノード側管電圧検出絶対値回路 19 カソード側管電圧検出絶対値回路 20 アノード側とカソード側管電圧差検出回路 21 インバータ停止回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電源と、この直流電源を高い周波数
    の交流に変換するインバータ回路と、この出力を高電圧
    に昇圧し、直流に変換する高電圧変圧器と高電圧整流回
    路から成る中性点接地方式の高電圧発生装置と、この高
    電圧発生装置の出力である直流の高電圧を印加してX線
    を放射するX線管と、このX線管の電圧(管電圧)を検
    出する手段と、曝射に先立ち管電圧の目標値を設定する
    手段と、検出された管電圧値をもとに出力が目標値に一
    致するように制御するフィードバック制御する手段とか
    らなるインバータ式X線高電圧装置において、前記管電
    圧を検出する手段の中に前記X線管のアノード側の管電
    圧とカソード側の管電圧をそれぞれ独立に検出する手段
    と、前記アノード側の管電圧の絶対値とカソード側の管
    電圧の絶対値との差を検出する手段と、この差が所定値
    を超えた場合に高電圧の発生を止める手段とを具備して
    成るインバータ式X線高電圧装置。
JP35638096A 1996-12-26 1996-12-26 インバータ式x線高電圧装置 Pending JPH10189287A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102368886A (zh) * 2011-12-05 2012-03-07 张继科 高频高压x射线探伤机
KR101370598B1 (ko) * 2012-09-05 2014-03-06 주식회사 포스콤 X선 튜브용 고전압 구동 장치

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102368886A (zh) * 2011-12-05 2012-03-07 张继科 高频高压x射线探伤机
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US9144146B2 (en) 2012-09-05 2015-09-22 Poskom Co., Ltd. High voltage driving device for X-ray tube

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