JPH10189265A - ギャップ付き電流トランスを用いた蛍光灯高周波定電 流点灯回路 - Google Patents

ギャップ付き電流トランスを用いた蛍光灯高周波定電 流点灯回路

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Publication number
JPH10189265A
JPH10189265A JP8355436A JP35543696A JPH10189265A JP H10189265 A JPH10189265 A JP H10189265A JP 8355436 A JP8355436 A JP 8355436A JP 35543696 A JP35543696 A JP 35543696A JP H10189265 A JPH10189265 A JP H10189265A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fluorescent lamp
gap
secondary winding
current
current transformer
Prior art date
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Pending
Application number
JP8355436A
Other languages
English (en)
Inventor
Joji Owase
穰二 尾和瀬
Yoshisuke Murakami
義介 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
U R D KK
Original Assignee
U R D KK
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Filing date
Publication date
Application filed by U R D KK filed Critical U R D KK
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Publication of JPH10189265A publication Critical patent/JPH10189265A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蛍光灯負荷を接続した状態で蛍光灯の点灯条
件を満たし、かつ負荷回路が開放された場合に異常な高
電圧や電流トランスの過熱事故が発生することがなく、
負荷蛍光灯を交換したとき電源回路を再起動することな
く個別に確実に再起動することができる蛍光灯高周波定
電流点灯回路を提供する。 【解決手段】 微少ギャップを有する環状コアに一次巻
線および二次巻線を巻回してなるギャップ付き電流トラ
ンスを使用し、その一次巻線に高周波定電流を供給する
とともに二次巻線に第1および第2のタップを設け、蛍
光灯の2つのフィラメントのそれぞれ一方の端子を二次
巻線の両端子に接続するとともに2つのフィラメントの
それぞれ他方の端子をそれぞれPTCサーミスタを介し
て二次巻線の第1および第2のタップに接続しかつ2つ
のフィラメントの他方の端子間にコンデンサを接続す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、微少ギャップを有す
る環状コアに一次巻線および二次巻線を巻回してなるギ
ャップ付き電流トランスを使用して蛍光灯に電力を供給
する蛍光灯高周波定電流点灯回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、電流トランスを使用して高
周波点灯専用蛍光灯を点灯する回路において、点灯前に
フィラメントを予熱し点灯時確実に熱陰極放電を起こさ
せることにより蛍光灯の点灯回数寿命を最長にすること
ができる蛍光灯高周波定電流点灯回路を開発し既に特許
出願している(特開平7−161482号公報参照)。
ところが、このような回路においては電流トランスの二
次巻線から定電流が出力されるため適当な負荷が接続さ
れているときは負荷の両端子間に所定電圧が発生する
が、蛍光灯を交換する場合や蛍光灯のヒーターが断線し
た場合のように負荷回路が開放されると開放端に異常な
高電圧が発生して危険なばかりでなく電流トランスの磁
束密度が過大となって鉄損による発熱で過熱事故が発生
するおそれがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明の目的は、上
記従来回路の欠点を改良することであり、蛍光灯負荷を
接続した状態で蛍光灯の点灯条件を満たし、かつ負荷回
路が開放された場合に異常な高電圧や電流トランスの過
熱事故が発生することがなく、負荷蛍光灯を交換したと
き電源回路を再起動することなく個別に確実に再起動す
ることができる蛍光灯高周波定電流点灯回路を提供する
ことである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を解決するた
め、この発明の蛍光灯高周波定電流点灯回路は、微少ギ
ャップを有する環状コアに一次巻線および二次巻線を巻
回してなるギャップ付き電流トランスを使用し、その一
次巻線に高周波定電流を供給するとともに二次巻線に第
1および第2のタップを設け、蛍光灯の2つのフィラメ
ントのそれぞれ一方の端子を二次巻線の両端子に接続す
るとともに2つのフィラメントのそれぞれ他方の端子を
それぞれPTCサーミスタを介して二次巻線の第1およ
び第2のタップに接続しかつ2つのフィラメントの他方
の端子間にコンデンサを接続している。
【0005】
【発明の実施の形態】この発明の点灯回路について図1
を参照しながら説明する。商用電源を高周波定電流(例
えば、10A、65kHz)に変換するインバータ1の出
力端子に長いループ状の給電線2が接続され、この給電
線2が複数のギャップ付き電流トランス3の一次巻線と
して各数回ずつ巻回されている。各ギャップ付き電流ト
ランス3には、環状コアの一部に微少ギャップ3aが形
成され、それぞれ二次巻線4が巻回されている。一次巻
線2と二次巻線4との巻数比は負荷として接続される蛍
光灯5の定格により決定される。
【0006】ギャップ付き電流トランス3の起磁力は一
次巻線に流れる電流値と一次巻線の巻数との積により決
まるが、ギャップ付き電流トランス3に形成される微少
ギャップ3aの長さが、この起磁力のもとで、微少ギャ
ップ3aによる磁気抵抗により発生磁束密度が所定値
(例えば、100ミリテスラ)以下となるように設定さ
れている。そしてこの条件のもとで、二次巻線4の端子
電圧が負荷蛍光灯の放電開始電圧より高くかつ負荷開放
時で危険のない所定値(例えば、300ボルト)以下と
なるように設定されている。
【0007】各ギャップ付き電流トランス3の二次巻線
4には、その両端子4a、4dの近くにそれぞれ第1お
よび第2のタップ4b、4cが設けられている。そして
両端子4a、4dに蛍光灯5の2つのフィラメントのそ
れぞれ一方の端子5a、5dが接続され、フィラメント
の他方の端子5b、5cがそれぞれPTCサーミスタT
1、T2を介して二次巻線4の第1および第2のタップ4
b、4cに接続されている。PTCサーミスタT1、T2
は正の温度係数をもつ感熱抵抗素子で、図2に示すよう
に、温度がキュリー点以下のときには抵抗値が低くほぼ
一定であるが、キュリー点を超えると抵抗値が急激に増
加する特性を有している。
【0008】また、フィラメントの端子5b、5c間
に、蛍光灯5の放電開始電圧を得るためのコンデンサ6
が接続されている。コンデンサ6の値は、ギャップ付き
電流トランス3の内部インダクタンスとコンデンサ6に
よる直列共振周波数がインバータ1の出力電源周波数よ
りわずかに(例えば、5%)低くなるように設定されて
いる。
【0009】その動作について説明する。まず、正常な
蛍光灯5が負荷として接続されている場合の起動時の動
作について説明する。インバータを起動すると、2つの
PTCサーミスタT1、T2は室温にあってその抵抗値は
十分に低いため、これらPTCサーミスタT1、T2を通
して2つのフィラメントにそれぞれ大きな予熱電流が流
れフィラメントは予熱される。次いで短時間で、PTC
サーミスタT1、T2は自己発熱によりその温度がキュリ
ー点以上に上がって抵抗値が急激に増加し、フィラメン
ト電流はコンデンサ6を通して流れるから、ギャップ付
き電流トランス3の内部インダクタンスとコンデンサ6
の直列共振によりコンデンサ6の両端に蛍光灯5の放電
開始電圧より高い電圧が現れ、2つのフィラメント間に
この端子電圧が印加されて予熱されたフィラメントから
熱電子が飛び出し蛍光灯5は熱陰極放電を開始し、放電
開始電圧より低い放電電圧となって安定する。
【0010】次に、蛍光灯5のフィラメントが断線した
り交換のために蛍光灯5を外したりして二次巻線4が無
負荷になった場合、環状コアに形成された微少ギャップ
3aの磁気抵抗によりギャップ付き電流トランス3の発
生磁束密度が所定値以下に抑えられるから、二次巻線4
の端子間に現れる電圧は予定した安全な所定値(例え
ば、300ボルト)を超えることはなく、かつ環状コア
の発熱も少ない。そして、再度新しい蛍光灯5を接続し
た場合には、交換した回路だけで前述した起動時と同じ
動作が行われ再点灯される。
【0011】なお、給電線に流す高周波定電流の周波
数、電流値、電流トランスの一次巻線および二次巻線の
巻数、二次巻線の第1および第2のタップを設ける位
置、PTCサーミスタの規格、コンデンサの値、共振周
波数等は、蛍光灯の定格その他の条件に応じて適宜設計
変更することができる。
【0012】
【発明の効果】以上説明したとおり、この発明の蛍光灯
高周波定電流点灯回路は、環状コアに微少ギャップを形
成したギャップ付き電流トランスを用いたことにより、
L/C共振により蛍光灯を確実に点灯することができ、
一部の蛍光灯を交換した場合でもそれ単独で確実に再点
灯が可能であり、しかも負荷回路が開放された場合に異
常な高電圧や電流トランスの過熱事故が発生するおそれ
がないという作用効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の蛍光灯高周波定電流点灯回路の全体
【図2】そのPTCサーミスタの温度−抵抗特性図
【符号の説明】
1 インバータ 2 給電線 3 ギャッ
プ付き電流トランス 3a 微少ギャップ 4 二次巻線 4a、4d
端子 4b 第1のタップ 4c 第2のタップ 5
蛍光灯 6 コンデンサ T1、T2 PTCサーミスタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 微少ギャップを有する環状コアに一次巻
    線および二次巻線を巻回してなるギャップ付き電流トラ
    ンスの前記一次巻線に高周波定電流を供給するとともに
    前記二次巻線に第1および第2のタップを設け、蛍光灯
    の2つのフィラメントのそれぞれ一方の端子を前記二次
    巻線の両端子に接続するとともに前記2つのフィラメン
    トのそれぞれ他方の端子をそれぞれPTCサーミスタを
    介して前記二次巻線の第1および第2のタップに接続し
    かつ前記2つのフィラメントの他方の端子間にコンデン
    サを接続したことを特徴とするギャップ付き電流トラン
    スを用いた蛍光灯高周波定電流点灯回路。
JP8355436A 1996-12-24 1996-12-24 ギャップ付き電流トランスを用いた蛍光灯高周波定電 流点灯回路 Pending JPH10189265A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8355436A JPH10189265A (ja) 1996-12-24 1996-12-24 ギャップ付き電流トランスを用いた蛍光灯高周波定電 流点灯回路

Applications Claiming Priority (1)

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JP8355436A JPH10189265A (ja) 1996-12-24 1996-12-24 ギャップ付き電流トランスを用いた蛍光灯高周波定電 流点灯回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10189265A true JPH10189265A (ja) 1998-07-21

Family

ID=18443948

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8355436A Pending JPH10189265A (ja) 1996-12-24 1996-12-24 ギャップ付き電流トランスを用いた蛍光灯高周波定電 流点灯回路

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JP (1) JPH10189265A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103295753A (zh) * 2013-05-28 2013-09-11 山东浩特电气有限公司 大跨度高精度复合变比电流互感器及制造方法
JP2014123666A (ja) * 2012-12-21 2014-07-03 Shindengen Electric Mfg Co Ltd 点火装置

Cited By (2)

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JP2014123666A (ja) * 2012-12-21 2014-07-03 Shindengen Electric Mfg Co Ltd 点火装置
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