JPH10189017A - ハニカム構造固体電解質型燃料電池のガスシール構造 - Google Patents

ハニカム構造固体電解質型燃料電池のガスシール構造

Info

Publication number
JPH10189017A
JPH10189017A JP8354850A JP35485096A JPH10189017A JP H10189017 A JPH10189017 A JP H10189017A JP 8354850 A JP8354850 A JP 8354850A JP 35485096 A JP35485096 A JP 35485096A JP H10189017 A JPH10189017 A JP H10189017A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
honeycomb
channel
gas
honeycomb structure
sofc
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8354850A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3516325B2 (ja
Inventor
Yasunobu Mizutani
安伸 水谷
Masayuki Kawai
雅之 河合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toho Gas Co Ltd
Original Assignee
Toho Gas Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toho Gas Co Ltd filed Critical Toho Gas Co Ltd
Priority to JP35485096A priority Critical patent/JP3516325B2/ja
Publication of JPH10189017A publication Critical patent/JPH10189017A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3516325B2 publication Critical patent/JP3516325B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Landscapes

  • Fuel Cell (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 SOFCが高温度で稼動されてもガスシール
部分が高温度に曝されないハニカム構造固体電解質型燃
料電池のガスシール構造を提供すること。 【解決手段】 断面多角形状をした多数のハニカムチャ
ネル12,12…が縦横に列設される長尺状のハニカム
構造体を単一のジルコニア材料により一体的に形成し、
各ハニカムチャネルを燃料極チャネル列14,14…、
空気極チャネル列16,16…と、インターコネクタチ
ャネル列18,18…とにより構成してSOFC10を
形成し、このSOFC10を炉壁24に貫挿してその炉
外側端面に押え板26、ガス供給板を当てがい、室温も
しくは炉温よりも低い温度でガスシールする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハニカム一体構造
の固体電解質型燃料電池のガスシール構造に関し、さら
に詳しくは、断面多角形状をした多数のハニカムチャネ
ルが縦横に列設されるハニカム構造体により固体電解質
型燃料電池を構成し、その燃料電池の一端を炉外でガス
シールするようにしたハニカム一体構造の固体電解質型
燃料電池(以下、「SOFC」と称する)のガスシール
構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】固体電解質型燃料電池(SOFC)は、
単電池1個当りの電圧が1V以下と低いため、これを実
用化するためには、各単電池が複数直列に接続された積
層構造にする必要がある。そして、さらに電池を大容量
化するためには、積層段数を増やす他、多数の電池を並
列に接続して集積化することが必要になる。この集積構
造としては、平板型SOFC及び円筒型SOFCが周知
の技術としてよく知られている。
【0003】図16は、平板型SOFCの一般的構成を
示している。このSOFCの構造としては、イットリア
安定化ジルコニア(Y23 Stabilized Z
rO2) 材料あるいはスカンジア安定化ジルコニア(S
23 Stabilized ZrO2) 材料による
固体電解質板100の両面にニッケル−サーメット系材
料による燃料極102及びランタンストロンチウムマン
ガナイト系材料による空気極104の薄膜がコーティン
グされた単電池106が、ランタンクロマイト系セラミ
ックス材料もしくは耐熱金属材料によるセパレータ10
8を介して積層された多層構造のものが良好な導電機能
を有するものとして既に提案されている。
【0004】図17は、このような積層構造のSOFC
におけるガスシール構造の一例を示している。この図に
よれば、単電池106を構成する固体電解質板100の
上面及び下面の電極(燃料極102及び空気極104)
に当接していない部分に相当する端縁周辺部にガラスや
セラミックスファイバー等の材料によるガスシール材1
10が配置され、これにより単電池106は、その上面
及び下面の端縁周辺部がこのガスシール材110を介し
てセパレータ108,108…により上下から加圧され
る構造になっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに従来一般に知られる積層タイプのSOFCに適用さ
れるガスシール構造によれば、以下(1)乃至(3)の
欠点が指摘されている。すなわち、 (1) 固体電解質板及びセパレータ材とガスシール材
との熱膨張係数の違いによって昇温時や降温時に夫々の
材料自身に、あるいは各材料間の接触面に応力が発生
し、ガスシール部に亀裂が入ることがある。このため、
サーマルサイクル条件下におけるガスシールの信頼性の
確保が困難である。
【0006】(2) このSOFCは、作動温度100
0℃以上の高温度で稼動されるため、ガスシール材がそ
の高温度の熱によって揮散することがあり、この揮散さ
れるガスシール材料が電極材や固体電解質材料と反応し
て電池の発電性能に悪影響を及ぼすことがある。 (3) また、ガスシール性能を上げるため、積層電池
を上下から加圧すれば、単電池の特に固体電解質板にわ
ずかな歪や反りがあっても応力が発生するため、単電池
の割れにつながりやすいという問題もある。
【0007】さらに、上記した図16に示す従来のSO
FCは、別個の部材である単電池とセパレータとが多層
にわたって構成されるものであるため、燃料ガス供給管
や空気供給管なども配設する必要があり、また、各単電
池の接続部材(セパレータ)の上下両面にガス通路が設
けられるがその形状は複雑なため、やはり製造工程に高
度な技術が必要になる。したがって、多数の部材の購入
コストやセパレータの製造コストがかかることになる。
【0008】そこで、本発明者らは、このような問題点
に着目し、別の出願によりハニカム一体構造の固体電解
質型燃料電池を提案している。本発明の解決しようとす
る課題は、これをさらに一歩進めて、SOFCが高温度
で稼動されてもガスシール部分が高温度に曝されないハ
ニカム構造固体電解質型燃料電池のガスシール構造を提
供することにある。これにより、サーマルサイクル条件
下におけるガスシールの信頼性の確保、電池の恒久的発
電性能の維持等を図らんとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、断面多角形状をした多数のハニカムチャネ
ルが縦横に列設される長尺状のハニカム構造体が固体電
解質材料により一体的に形成され、該ハニカム構造体の
各ハニカムチャネルが、チャネル内壁面に燃料極が設け
られた燃料極チャネルと、チャネル内壁面に空気極が設
けられた空気極チャネルと、チャネル内壁面にインター
コネクタが設けられたインターコネクタチャネルとによ
り構成されるハニカム構造の固体電解質型燃料電池であ
って、そのハニカム構造体を炉壁に貫挿して該ハニカム
構造体の炉外側端面が室温でガスシールされていること
を要旨とするものである。
【0010】本発明は、ハニカム構造体を異にする固体
電解質型燃料電池にも適用される。すなわち、断面多角
形状をした多数のハニカムチャネルが縦横に列設される
長尺状のハニカム構造体の各ハニカムチャネル列間のハ
ニカム構造壁が固体電解質材料によるものとインターコ
ネクタ材料によるものとで交互にかつ一体的に形成さ
れ、該ハニカム構造体の各ハニカムチャネルが、チャネ
ル内壁面に燃料極が設けられた燃料極チャネル列と、チ
ャネル内壁面に空気極が設けられた空気極チャネル列と
が交互に順次積層状に形成された構成をなすハニカム構
造固体電解質型燃料電池にも適用されるものであり、こ
の場合にもそのハニカム構造体を炉壁に貫挿して該ハニ
カム構造体の炉外側端面が室温、もしくは炉内温度より
も低い温度でガスシールされるように構成されている。
【0011】前記固体電解質材料としては、従来一般に
知られるイットリア安定化ジルコニア(YSZ)の他、
本願出願人による特開平7−6774号公報等に示され
るスカンジア安定化ジルコニア(ScSZ)やセリア
(CeO2 )等を適用することが最適である。そして、
前記燃料極の材料としては、ニッケル−イットリア安定
化ジルコニア(Ni−YSZ)が好適なものとして挙げ
られ、前記空気極の材料としては、ランタンストロンチ
ウムマンガナイト (La1-xSrxMnO3:x=0.1
〜0.4)が好適なものとして挙げられる。
【0012】また、前記インターコネクタ材料として
は、ランタンクロマイト(LaCrO3 )の他、ランタ
ンクロマイト系材料に、ランタン(La)やクロム(C
r)の一部をアルカリ土類金属やニッケル(Ni)で置
換した酸化物(La1-xCaxCr1-yNiy3:x=0
〜0.2、y=0〜0.1) を適用するとよい。
【0013】この場合に、押し出し成形により一体的に
形成される多数のハニカムチャネルの断面多角形状は、
三角形、四角形、六角形その他任意の形状からなるもの
である。例えば、四角形のハニカムチャネルが縦横に列
設され、上から順に燃料極チャネル列、空気極チャネル
列、インターコネクタチャネル列又はインターコネクタ
材料によるハニカム壁が形成されたもの、あるいは六角
形のハニカムチャネルが縦横に列設されたものでも、同
じように上から順に燃料極チャネル列、空気極チャネル
列、インターコネクタチャネル列又はインターコネクタ
材料によるハニカム壁が形成されたものなどが例として
挙げられる。各ハニカムチャネルの断面形状が正方形で
ある場合には、各チャネル列の各ハニカムチャネルがそ
れぞれ斜め格子状に連設されている形態のもの等も挙げ
られる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な一実施の形
態を図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の
一実施の形態に係るハニカム構造固体電解質型燃料電池
(SOFC)をガス燃料炉の炉壁に据付けした状態を示
す外観斜視図、図2は、そのSOFCのハニカム構造体
を説明するための断面拡大図である。
【0015】図1に示す長尺状のSOFC10は、固体
電解質材料であるイットリア安定化ジルコニア(Y23
Stabilized ZrO2) あるいはスカンジ
ア安定化ジルコニア(Sc23 Stabilized
ZrO2) 材料による押し出し成形処理、焼成処理を
経て一体的に形成された長尺状のジルコニアハニカム構
造体をその基本的な構成とするものであり、これによ
り、断面四角形状をした両端が開放される多数のハニカ
ムチャネル12,12…が縦横に列設される。その肉厚
は、押出成形による薄肉化により0.1mm〜0.3m
m程度となっている。
【0016】そして、そのジルコニアハニカム構造体の
横一列に並んだハニカムチャネル12,12…を一つの
チャネル列として、燃料極チャネル列14,14…、空
気極チャネル列16,16…及びインターコネクタチャ
ネル列18,18…がこの順番で繰り返し多層にわたっ
て形成されることによって成るものである。これら燃料
極チャネル列14,14…、空気極チャネル列16,1
6…及びインターコネクタチャネル列18,18…は、
各々のハニカムチャネル内壁面20,20…(図2参
照)のうちガス燃焼炉内で反応温度環境下に置かれるこ
とになる所定の部位に、各々、燃料極、空気極及びイン
ターコネクタが形成されることによって成るものであ
る。
【0017】ここで、「所定の部位」とは、SOFC1
0の一側面に設けられる発電された電気を取り出すため
の電極端子板22aと該電極端子板22aに対向して他
側面に設けられる電極端子板22b(図示されず)とに
よって挟まれることになる部位、換言すれば、電極反応
が確保される反応温度環境下に置かれることになる部位
をいう。電極端子板22aは、カソード側(+極)に割
り付けられ、電極端子板22bは、アノード側(−極)
に割り付けられている。
【0018】そしてこの長尺状のSOFC10は、断熱
材により構成される炉壁24に貫挿して設けられ、炉外
側端面には、押え板26を間に挟んでガス供給板28が
設けられ、該ガス供給板28には、円筒状の燃料ガス導
入管30及び空気導入管32が取り付けられている。な
お、燃料ガスや空気をガス燃焼炉外からガス燃焼炉内へ
導く流路となるSOFC10の貫挿部位に相当するハニ
カムチャネル12,12…のハニカムチャネル内壁面2
0,20…には、反応温度環境下での所望の電極反応を
確保するために、燃料極、空気極、インターコネクタチ
ャネルの形成は必ずしも必要とされない構成になってい
る。
【0019】次に、図2に示したSOFC10の断面構
造について説明すると、まず、燃料極チャネル列14,
14…は、ハニカムチャネル内壁面20,20…のうち
ガス燃焼炉内で反応温度環境下に置かれることになる燃
料極を形成すべき所定の部位に燃料極(アノード:−
極)としてニッケル−イットリア安定化ジルコニア(N
i−YSZ)のスラリーがコーティングされてなるもの
であり、このコーティングが施されたハニカムチャネル
内壁面20,20…により形成される断面四角形状の空
間は、水素(H2 )ガスが流れる燃料ガス流路34,3
4…としての機能を有している。
【0020】空気極チャネル列16,16…は、ハニカ
ムチャネル内壁面20,20…のうちガス燃焼炉内で反
応温度環境下に置かれることになる空気極を形成すべき
所定の部位に空気極(カソード:+極)としてランタン
ストロンチウムマンガナイト(La1-xSrxMnO3
x=0.1〜0.4) のスラリーがコーティングされ
てなるものであり、このコーティングが施されたハニカ
ムチャネル内壁面20,20…により形成される断面四
角形状の空間は、空気が流れる空気流路36,36…と
しての機能を有している。
【0021】インターコネクタチャネル列18,18…
は、ハニカムチャネル内壁面20,20…のうち炉内で
反応温度環境下に置かれることになる所定の部位に単電
池を直列に接続する導電体であるインターコネクタとし
てランタンクロマイト(LaCrO3 )材料、あるいは
ランタンクロマイト系材料に電子導電性、焼結性の改善
のため、ランタン(La)やクロム(Cr)の一部をア
ルカリ土類金属やニッケル(Ni)で置換した酸化物
(La1-xCaxCr1-yNiy3:x=0〜0.2,y
=0〜0.1)のスラリーがコーティングされてなるも
のである。このインターコネクタチャネル列18,18
…のイットリア安定化ジルコニア層に電子導電性を持た
せる場合には、チタン(Ti)、鉄(Fe)、ニッケル
(Ni)、テルビウム(Tb)、セリウム(Ce)、ネ
オジム(Nd)、イリジウム(Ir)、マンガン(M
n)、バナジウム(V)等の一種類もしくは複数元素が
ドープされる。
【0022】このような構成を有するSOFC10は、
次のように製造することができる。すなわち、まず、最
初にハニカム構造体の製造方法について説明すると、初
めにその主材料であるジルコニア(ZrO2 )の粉末粒
子と安定化材料であるイットリア(Y23)の粉末粒子
とを適当な配合比率で混合する。この混合粉末の平均粒
径は3μm程度である。ジルコニア・イットリアの混合
粉末を調整する方法として、ゾルゲル法や共沈法などの
液相製造プロセスを適用すれば不純物が少なく、均一な
混合粉末を得ることができる。
【0023】次にこの混合粉末に成形用バインダーを添
加した泥しょうを押出機にセットし、ハニカム構造体の
断面形状を有する金型(ダイス)より押し出すことによ
り焼成後に縦横10cm×10cm程度の大きさで各ハ
ニカムチャネルの肉厚が0.1mm〜0.3mm程度に
なるように押出品が得られる。これを奥行きが50cm
〜2m程度の長さに切断する。そしてこのジルコニアハ
ニカム成形体を1500℃〜1700℃の温度で焼成す
ることによりイットリア(Y23)がジルコニア(Zr
2 )中に固溶化されたイットリア安定化ジルコニア
(YSZ)材料から成るジルコニアハニカム構造体が得
られる。
【0024】次にこのジルコニアハニカム構造体に燃料
極あるいは空気極を形成するに当たっては、いわゆるス
ラリーコーティング法が採られる。すなわち、燃料極チ
ャネル列14,14…の形成に際しては、他のチャネル
列のチャネル孔をシールして塞いでおいて、燃料極を形
成するハニカムチャネルの内壁面の所定の部位にニッケ
ル(Ni)40重量%−ジルコニア(ZrO2 )60重
量%のニッケル−イットリア安定化ジルコニア(Ni−
YSZ)粉末を泥状にしたスラリーを50μm程度の厚
さになるように流すか、このスラリー材料中に浸漬して
ハニカムチャネルの内壁面の所定の部位にそのスラリー
をやはりその厚さが50μm程度になるように付着させ
る。そしてそのスラリーを乾燥させた後、1200℃〜
1400℃の温度で焼成することにより燃料極チャネル
列14,14…が形成される。
【0025】また、空気極チャネル列16,16…の形
成に際しては、同様に他のチャネル列のチャネル孔を塞
ぎ空気極を形成するハニカムチャネルの内壁面の所定の
部位にランタンストロンチウムマンガナイト (La1-x
SrxMnO3:x=0.1〜0.4)のスラリーをその
厚さが50μm程度になるように流して付着させる。そ
して、それを乾燥し、1150℃程度の温度で焼成すれ
ば、空気極チャネル列16,16…が形成される。尚、
空気極の材料の配合比率としては、ランタンマンガナイ
ト90〜60モル%に対し、ストロンチウム10〜40
モル%程度とするのが適当である。
【0026】さらに、インターコネクタチャネル列1
8,18…も同様で、ハニカムチャネルの内壁面の所定
の部位にランタンクロマイト(LaCrO3 )材料、あ
るいはランタンクロマイト系材料に電子導電性、焼結性
の改善のため、ランタン(La)やクロム(Cr)の一
部をアルカリ土類金属やニッケル(Ni)で置換した酸
化物(La1-xCaxCr1-yNiy3:x=0〜0.
2、y=0〜0.1) のスラリーを流す等した後、乾
燥・焼成することにより形成される。尚、焼成は最後に
一度に行うようにしてもよい。
【0027】図3には、図1に示す押え板26の平面構
造を示す。この押え板26には、燃料ガス導入孔38,
38…と空気導入孔40,40…とが、各々、燃料極チ
ャネル列14,14…と空気極チャネル列16,16…
の各ハニカムチャネルに対応するように横一列に交互に
設けられている。
【0028】また、図4は、ガス供給板28の平面図で
あるが、この図に示すようにガス供給板28には、その
一側縁寄り部位に燃料ガス導入管30を取り付けるため
の燃料ガス導入管取付部42が設けられ、他側縁寄り部
位に空気導入管32を取り付けるための空気導入管取付
部44が設けられている。そして、この燃料ガス導入管
取付部42に連通して、櫛歯状の燃料ガス供給路46が
設けられ、これにより、燃料ガス導入管30を介して導
入される燃料ガス(H2)が燃料ガス導入孔38,38
…を介して燃料極チャネル列14,14…の各チャネル
内に形成される燃料ガス流路34,34…へ供給され
る。
【0029】また、空気導入管取付部44に連通して、
やはり櫛歯状の空気供給路48が前記燃料ガス供給路4
6と互い違いに交差して設けられ、これにより、空気導
入管32を介して導入される空気が空気導入孔40,4
0…を介して空気極チャネル列16,16…の各チャネ
ル内に形成される空気流路36,36…へ供給される。
【0030】したがって、空気導入管32、空気供給路
48、空気導入孔40,40…、空気流路36,36…
は連通して設けられて空気流路を構成することになり、
一方、燃料ガス導入管30、燃料ガス供給路46、燃料
ガス導入孔38,38…、燃料ガス流路34,34…も
やはり連通して設けられて燃料ガス流路を構成すること
になる。そして実際に使用される際には、上述した電極
端子板22a,22bから電気が取り出される。
【0031】上記した構成において、固体電解質型燃料
電池(SOFC)の発電メカニズムは次の通りである。
すなわち、室温環境下におかれた空気導入管32から導
入される空気は、やはり室温環境下におかれた空気供給
路48、空気導入孔40,40…を経てSOFC10の
空気極チャネル列16,16…の入口付近へ到達し、空
気流路36,36…を流れてやがて、炉壁19を越えて
ガス燃焼炉内へ流れ込み、電極反応が起こる温度環境に
維持された部位へ到達する。
【0032】そして、電極反応部位へ到達した空気は、
該空気極チャネル列16,16…の電極反応の温度環境
下におかれた空気極(La1-xSrx3 )へ到達して、
その空気極と接触し、その空気極チャネル列16,16
…で酸素イオン(O2-)が生成される。そうするとこの
空気極チャネル列16,16…の空気極で発生した酸素
イオン(O2-)が対応する燃料極チャネル列14,14
…の対応するハニカムチャネル内の燃料極に向けてハニ
カムチャネル12,12…の壁内部を移動し、その対応
する燃料極チャネル列14,14…の燃料極に到達す
る。
【0033】一方、燃料極チャネル列14,14…の電
極反応が起こる温度環境下に置かれた燃料ガス流路3
4,34…には、やはり、燃料ガス導入管30から導入
される水素ガス(H2 )がガス供給板28の燃料ガス供
給路46を経て流れているので、燃料極チャネル列1
4,14…の燃料極で、空気極チャネル列16,16…
から移動してきた酸素イオン(O2-)がその水素ガス
(H2)と反応して水蒸気(H2O)となり、電子が放出
される。これにより発電状態が得られる。反応後の空気
及び燃料ガスは、そのまま、SOFC10の炉内側端面
からそのまま排出される。そして、未反応ガスはその炉
内で燃焼させ、その燃焼熱をコージェネレーションやガ
スタービン発電に用いて有効に利用する。
【0034】SOFC10のハニカム構造の断面形態と
して種々の例が可能になる。これらについて図5乃至図
8を参照して説明する。例えば、図5は、ハニカム構造
体の各チャネルの断面形状を六角形としたものの例であ
り、図6それぞれ斜め格子状の正方形状にしたものの例
である。これらはいずれも図1及び図2に示したものと
同様、ジルコニアハニカム構造体には横一列に燃料極あ
るいは空気極のハニカムチャネル又はインターコネクタ
チャネルが配列され、縦方向に単電池を構成する燃料極
チャネル列14,14…と、空気極チャネル列16,1
6…と、各単電池を電気的に接続するインターコネクタ
チャネル列18,18…とが順次積層状に形成されてい
る。
【0035】図7に示したものは、燃料極チャネル列1
4,14…と空気極チャネル列16,16…のハニカム
チャネル12,12…の断面形状は三角形であって、断
面形状が四角形あるいは菱形形状のインターコネクタチ
ャネル列18,18…が燃料極チャネル列14,14…
と空気極チャネル列16,16…との間に配列されたも
のである。
【0036】また、図8に示したものは、燃料極チャネ
ル列14,14…、空気極チャネル列16,16…及び
インターコネクタチャネル列18,18…の各ハニカム
チャネルの断面形状がすべて三角形であって、それぞれ
のハニカムチャネルがそのチャネル壁を共用して連設さ
れているものであり、単位体積当りの燃料極及び空気極
の表面積が多く取れる構成になっている。そのため高い
発電特性が必要な場合に好適である。
【0037】図9は、上述した本発明のハニカム構造固
体電解質型燃料電池に適用されるガスシール構造の適用
例を示す図である。同図に示すようにSOFC10は、
ガス燃焼炉50の炉壁24を貫挿して設けられており、
炉壁24の貫挿孔52とSOFC10とは、ガス燃焼炉
50内の反応後の排出ガスが外部へ漏れないようにガス
シールされている。
【0038】そしてSOFC10のガス燃焼炉内側端面
には、矢示する方向へ電極反応後のガスの流れをよくす
るためのガス案内板54が設けられている。ガス案内板
54にはセラミックフォーム等の多孔質セラミックスを
用いることができる。このガス案内板54を介して排出
された反応後のガスは、反応ガス排出管56からそのま
ま排出されるが、この反応ガス排出管56から排出され
るガスのうち、未反応燃料を取り出して、再度、燃料ガ
ス導入管30へ戻す場合には、図示せぬ熱交換器等が反
応ガス排出管56と燃料ガス導入管30あるいは空気導
入管32との間に設けられる。
【0039】次に、図10乃至図12は、ハニカム構造
体の他の構成例を示す。図10に示すSOFC60のハ
ニカム構造体は、固体電解質材料であるイットリア安定
化ジルコニア材料あるいはスカンジア安定化ジルコニア
材料から形成されるジルコニア構造壁62,62…と、
インターコネクタ材料であるランタンクロマイト材料か
ら形成されるインターコネクタ構造壁64,64…とが
やはり0.1mm〜0.3mmの肉厚で交互に、かつ一
体的に形成されている。そして、燃料極チャネル列1
4,14…と空気極チャネル列16,16…とが交互に
形成され、燃料極チャネル列14,14…の各チャネル
には燃料ガスが貫流し、空気極チャネル列16,16…
には空気が貫流する。
【0040】この場合のハニカム構造体の製造方法とし
てイットリア安定化ジルコニア材料とランタンクロマイ
ト材料とを、ハニカム構造体の断面形状を有する金型
(ダイス)別々にセットし、押出機により同時にやはり
別々の注湯口より押出し、これにより、二種類の材料か
らなる縦横10cm×10cm程度の大きさの四角形状
をした多数のハニカムチャネル12,12…が一体的に
押し出し成形されるので、これを奥行きが50cm〜2
m程度の長さに切断して焼成すると、ジルコニア/ラン
タンクロマイトのハニカム構造体が得られる。
【0041】かくしてこのように構成されるSOFC6
0の場合も、図示はしないが、図1に示される場合と同
様に、ガス燃焼炉の炉壁24を貫挿して据付けられ、そ
の炉外側端面は、図11に示す押え板66及び図12に
示すガス供給板68によりガスシールされている。ちな
みに押え板66には、図11に示すように燃料ガス導入
孔38,38…及び空気導入孔40,40…がそれぞれ
図10に示したハニカム構造体の燃料極チャネル列1
4,14…の各チャネル及び空気極チャネル列16,1
6…の各チャネルに対応して縦方向に交互に設けられて
いる。
【0042】また、ガス供給板68には、図12に示す
ように燃料ガス導入管30を取り付けるための燃料ガス
供給管取付部42と、空気導入管32を取り付けるため
の空気導入管取付部44とが両側縁寄り部位に設けられ
るとともに、SOFC10と同様に櫛歯状の燃料ガス供
給路46及び空気供給路48が前記燃料ガス供給路46
と互い違いに交差して設けられている。
【0043】図13乃至図15は、ハニカム構造体の他
のさまざまな形態を適用することができる。図13には
ハニカム構造体の各チャネルの断面形状を六角形とした
ものの例が、図14にはそれぞれ斜め格子状の正方形状
にしたものの例が、そして図15には燃料極チャネル列
14,14…及び空気極チャネル列16,16…の各ハ
ニカムチャネルの断面形状がすべて三角形であって、そ
れぞれのハニカムチャネルがそのチャネル壁を共用して
連設されているものの例が示されている。
【0044】図13乃至図15に示すハニカム形態にお
いても、燃料極チャネル列14,14…及び空気極チャ
ネル列16,16…の電極はSOFC10と同様にハニ
カムチャネル内壁面20,20…の断面全体に電極材料
がコーティングされて形成したものである。
【0045】以上本発明の各実施例について説明した
が、上述のように、ハニカム構造体が単一のジルコニア
材料により、あるいはジルコニア材料とインターコネク
タ材料とを用いて一体的に構成されるため、積層電池内
に別個の構成部材の接触部が必要なくなり、接触抵抗に
よる電力ロスが少なくなる。また、各積層電池内の燃料
ガス流路や空気流路は、いずれも直線状の流路になるか
ら圧力損失が少なくなるという利点がある。
【0046】そしてこのハニカム構造体のガスシール部
分が両端部のみとなり、その部分を炉外に導出して熱影
響を受けない状態でガスシールするようにしたものであ
るから、特殊な(耐熱性)のシール材を必要とせず、ガ
スシールの確実性が担保される。
【0047】また、固体電解質型燃料電池(SOFC)
の電池部分にはシール構造に伴う熱応力を受けないので
ハニカムチャネル壁を薄肉の構造体とすることができ、
構造的強度が得られる。さらに以下(1)乃至(3)に
示す効果が期待される。 (1) ガス/空気導入部は室温状態が維持されるから
ハニカム構造体とガスシール部材との熱膨張係数を一致
させるための設計上の制限が解除され、また、サーマル
サイクル条件下においてもガスシールの高い信頼性が維
持可能であるという利点がある。
【0048】(2) 炉外側端面の室温状態が維持され
ることによりガスシール材が高温にならないため、ガス
シール材の揮散等による固体電解質型燃料電池(SOF
C)への悪影響がないという利点がある。 (3) また、従来のもののように各単電池を上下から
加圧する構成によってガスシールしないため、固体電解
質型燃料電池(SOFC)に応力がかからなくなり、S
OFCの割れが防止できるという利点がある。
【0049】尚、本発明は、上記した実施の形態に何ら
限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範
囲で種々の改変が可能である。例えば、上記の実施例に
おいては、炉内の未反応ガスを燃焼させコージェネレー
ションやガスタービン発電に用いて廃熱利用するように
したが、燃料/空気の出口から未反応ガスを取り出し
て、未反応ガスを燃料の入口に供給するようにすれば燃
料ガスの利用率の向上を図ることもできることになる。
【0050】
【発明の効果】本発明のハニカム構造固体電解質型燃料
電池(SOFC)のガスシール構造によれば、ハニカム
構造体をガス燃焼炉の炉壁に貫挿して該ハニカム構造体
の炉外側端面を室温もしくは炉温よりも低い温度でガス
シールするようにしたので、SOFCが高温度で稼動さ
れてもガスシール部分が高温度に曝されることがない。
これにより、サーマルサイクル条件下におけるガスシー
ルの信頼性が確保され、電池の恒久的発電性能の維持等
が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るハニカム構造固体
電解質型燃料電池(SOFC)のガスシール構造の外観
斜視図である。
【図2】図1に示したSOFC10のハニカム構造体を
説明するための断面拡大図である。
【図3】図1に示したSOFC10の押え板26の平面
図である。
【図4】図1に示したSOFC10のガス供給板28の
平面図である。
【図5】図1に示したSOFC10の他のハニカム形状
(六角形)を示した断面図である。
【図6】図1に示したSOFC10の他のハニカム形状
(斜め格子状)を示した断面図である。
【図7】図1に示したSOFC10の他のハニカム形状
(三角形と斜め格子状との組合せ)を示した断面図であ
る。
【図8】図1に示したSOFC10の他のハニカム形状
(三角形)を示した断面図である。
【図9】本発明に係るガスシール構造を排出ガス再利用
構造に適用した例を示した概念図である。
【図10】図1に示したSOFC60のハニカム構造体
を説明するための断面拡大図である。
【図11】図1に示した押え板66の平面図である。
【図12】図1に示したガス供給板68の平面図であ
る。
【図13】図1に示したSOFC60の他のハニカム形
状(六角形)を示した断面図である。
【図14】図1に示したSOFC60の他のハニカム形
状(斜め格子状)を示した断面図である。
【図15】図1に示したSOFC60の他のハニカム形
状(三角形)を示した断面図である。
【図16】従来一般的に知られる積層構造による固体電
解質型燃料電池(SOFC)の外観斜視図である。
【図17】図16に示した線A−A’の部分断面図であ
る。
【符号の説明】
10,60 固体電解質型燃料電池(SOFC) 12 ハニカムチャネル 14 燃料極チャネル列 16 空気極チャネル列 18 インターコネクタチャネル列 20 ハニカムチャネル内壁面 22a,22b 電極端子板 24 炉壁 26,66 押え板 28,68 ガス供給板 30 燃料ガス導入管 32 空気導入管 34 燃料ガス流路 36 空気流路 38 燃料ガス導入孔 40 空気導入孔 42 燃料ガス導入管取付部 44 空気導入管取付部 46 燃料ガス供給路 48 空気供給路 50 ガス燃焼炉 62 ジルコニア構造壁 64 インターコネクタ構造壁 66 押え板 68 ガス供給板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面多角形状をした多数のハニカムチャ
    ネルが縦横に列設される長尺状のハニカム構造体が固体
    電解質材料により一体的に形成され、該ハニカム構造体
    の各ハニカムチャネルが、チャネル内壁面に燃料極が設
    けられた燃料極チャネルと、チャネル内壁面に空気極が
    設けられた空気極チャネルと、チャネル内壁面にインタ
    ーコネクタが設けられたインターコネクタチャネルとに
    より構成され、該ハニカム構造体を炉壁に貫挿して該ハ
    ニカム構造体の炉外側端面が室温でガスシールされてい
    ることを特徴とするハニカム構造固体電解質型燃料電池
    のガスシール構造。
  2. 【請求項2】 断面多角形状をした多数のハニカムチャ
    ネルが縦横に列設される長尺状のハニカム構造体の各ハ
    ニカムチャネル列間のハニカム構造壁が固体電解質材料
    によるものとインターコネクタ材料によるものとで交互
    にかつ一体的に形成され、該ハニカム構造体の各ハニカ
    ムチャネルが、チャネル内壁面に燃料極が設けられた燃
    料極チャネル列と、チャネル内壁面に空気極が設けられ
    た空気極チャネル列とが交互に順次積層状に形成された
    構成をなし、該ハニカム構造体を炉壁に貫挿して該ハニ
    カム構造体の炉外側端面が室温、もしくは炉内温度より
    も低い温度でガスシールされていることを特徴とするハ
    ニカム構造固体電解質型燃料電池のガスシール構造。
  3. 【請求項3】 前記ハニカム構造体の各ハニカムチャネ
    ルの断面形状は、三角形、四角形、六角形その他任意の
    形状からなることを特徴とする請求項1又は2に記載さ
    れるハニカム構造固体電解質型燃料電池のガスシール構
    造。
  4. 【請求項4】 前記ハニカム構造体の固体電解質材料が
    イットリア安定化ジルコニア又はスカンジア安定化ジル
    コニアあるいはセリアのいずれか選択された一種である
    ことを特徴とする請求項1乃至3に記載されるハニカム
    構造固体電解質型燃料電池のガスシール構造。
JP35485096A 1996-12-20 1996-12-20 ハニカム構造固体電解質型燃料電池 Expired - Fee Related JP3516325B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35485096A JP3516325B2 (ja) 1996-12-20 1996-12-20 ハニカム構造固体電解質型燃料電池

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35485096A JP3516325B2 (ja) 1996-12-20 1996-12-20 ハニカム構造固体電解質型燃料電池

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10189017A true JPH10189017A (ja) 1998-07-21
JP3516325B2 JP3516325B2 (ja) 2004-04-05

Family

ID=18440336

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35485096A Expired - Fee Related JP3516325B2 (ja) 1996-12-20 1996-12-20 ハニカム構造固体電解質型燃料電池

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3516325B2 (ja)

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001319664A (ja) * 2000-05-08 2001-11-16 Honda Motor Co Ltd 燃料電池及びその製造方法
EP1252680A1 (en) * 1999-12-28 2002-10-30 Corning Incorporated Honeycomb electrode fuel cells
JP2004501492A (ja) * 2000-05-08 2004-01-15 本田技研工業株式会社 燃料電池
US7169498B2 (en) * 2000-05-08 2007-01-30 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Fuel cell and method for making the same
WO2007134209A3 (en) * 2006-05-11 2008-07-03 Alan Devoe Solid oxide fuel cell device comprising an elongated substrate with a hot and a cold portion
JP2010509728A (ja) * 2006-11-09 2010-03-25 ミム セラミックス カンパニー リミテッド 固体酸化物燃料電池
US7838137B2 (en) 2005-11-08 2010-11-23 Alan Devoe Solid oxide fuel cell device and system
US8153318B2 (en) 2006-11-08 2012-04-10 Alan Devoe Method of making a fuel cell device
US8257884B2 (en) 2007-05-10 2012-09-04 Alan Devoe Method of making a fuel cell device
US8343684B2 (en) 2008-03-07 2013-01-01 Alan Devoe Fuel cell device and system
US8470493B2 (en) 2008-10-28 2013-06-25 Alan Devoe Fuel cell device and system
US8614026B2 (en) 2007-11-08 2013-12-24 Alan Devoe Fuel cell device and system
US9023555B2 (en) 2012-02-24 2015-05-05 Alan Devoe Method of making a fuel cell device
US9209474B2 (en) 2009-03-06 2015-12-08 Alan Devoe Fuel cell device
US9437894B2 (en) 2012-02-24 2016-09-06 Alan Devoe Method of making a fuel cell device

Cited By (48)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1252680A1 (en) * 1999-12-28 2002-10-30 Corning Incorporated Honeycomb electrode fuel cells
EP1252680A4 (en) * 1999-12-28 2005-10-19 Corning Inc FUEL CELL WITH WAVE ELECTRODES
JP2001319664A (ja) * 2000-05-08 2001-11-16 Honda Motor Co Ltd 燃料電池及びその製造方法
JP2004501492A (ja) * 2000-05-08 2004-01-15 本田技研工業株式会社 燃料電池
US7169498B2 (en) * 2000-05-08 2007-01-30 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Fuel cell and method for making the same
US7273671B2 (en) 2000-05-08 2007-09-25 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Fuel cell and method for making the same
US10673081B2 (en) 2005-11-08 2020-06-02 Alan Devoe Solid oxide fuel cell device
US10096846B2 (en) 2005-11-08 2018-10-09 Alan Devoe Solid oxide fuel cell device
US7838137B2 (en) 2005-11-08 2010-11-23 Alan Devoe Solid oxide fuel cell device and system
US7842429B2 (en) 2005-11-08 2010-11-30 Alan Devoe Solid oxide fuel cell device and system
US7883816B2 (en) 2005-11-08 2011-02-08 Alan Devoe Solid oxide fuel cell device and system, method of using and method of making
US7981565B2 (en) 2005-11-08 2011-07-19 Alan Devoe Solid oxide fuel cell device and system
US9673459B2 (en) 2005-11-08 2017-06-06 Alan Devoe Solid oxide fuel cell device
US8029937B2 (en) 2006-05-11 2011-10-04 Alan Devoe Solid oxide fuel cell device and system
US8932776B2 (en) 2006-05-11 2015-01-13 Alan Devoe Solid oxide fuel cell device and system
US8293415B2 (en) 2006-05-11 2012-10-23 Alan Devoe Solid oxide fuel cell device and system
US9859582B2 (en) 2006-05-11 2018-01-02 Alan Devoe Solid oxide fuel cell device and system
US10559839B2 (en) 2006-05-11 2020-02-11 Alan Devoe Solid oxide fuel cell device and system
WO2007134209A3 (en) * 2006-05-11 2008-07-03 Alan Devoe Solid oxide fuel cell device comprising an elongated substrate with a hot and a cold portion
US8153318B2 (en) 2006-11-08 2012-04-10 Alan Devoe Method of making a fuel cell device
US8293417B2 (en) 2006-11-08 2012-10-23 Alan Devoe Solid oxide fuel cell device
US9397346B2 (en) 2006-11-08 2016-07-19 Alan Devoe Solid oxide fuel cell device
US9123937B2 (en) 2006-11-08 2015-09-01 Alan Devoe Solid oxide fuel cell device
US8609290B2 (en) 2006-11-08 2013-12-17 Alan Devoe Solid oxide fuel cell device
JP2010509728A (ja) * 2006-11-09 2010-03-25 ミム セラミックス カンパニー リミテッド 固体酸化物燃料電池
US8309266B2 (en) 2007-05-10 2012-11-13 Alan Devoe Fuel cell device and system
US8257884B2 (en) 2007-05-10 2012-09-04 Alan Devoe Method of making a fuel cell device
US8409764B2 (en) 2007-05-10 2013-04-02 Alan Devoe Fuel cell device and system
US10312530B2 (en) 2007-05-10 2019-06-04 Alan Devoe Fuel cell device and system
US9362572B2 (en) 2007-05-10 2016-06-07 Alan Devoe Fuel cell device and system
US8293429B2 (en) 2007-05-10 2012-10-23 Alan Devoe Method of making a fuel cell device
US8278013B2 (en) 2007-05-10 2012-10-02 Alan Devoe Fuel cell device and system
US8614026B2 (en) 2007-11-08 2013-12-24 Alan Devoe Fuel cell device and system
US10153496B2 (en) 2007-11-08 2018-12-11 Alan Devoe Fuel cell device and system
US8962209B2 (en) 2008-03-07 2015-02-24 Alan Devoe Fuel cell device and system
US9343753B2 (en) 2008-03-07 2016-05-17 Alan Devoe Fuel cell device and system
US8343684B2 (en) 2008-03-07 2013-01-01 Alan Devoe Fuel cell device and system
US8470493B2 (en) 2008-10-28 2013-06-25 Alan Devoe Fuel cell device and system
US10062911B2 (en) 2008-10-28 2018-08-28 Alan Devoe Fuel cell device and system
US9059450B2 (en) 2008-10-28 2015-06-16 Alan Devoe Fuel cell device and system
US10734659B2 (en) 2008-10-28 2020-08-04 Alan Devoe Fuel cell device and system
US9209474B2 (en) 2009-03-06 2015-12-08 Alan Devoe Fuel cell device
US10320012B2 (en) 2011-11-30 2019-06-11 Alan Devoe Fuel cell device
US9716286B2 (en) 2012-02-24 2017-07-25 Alan Devoe Method of making a fuel cell device
US9577281B1 (en) 2012-02-24 2017-02-21 Alan Devoe Method of making a fuel cell device
US9437894B2 (en) 2012-02-24 2016-09-06 Alan Devoe Method of making a fuel cell device
US10355300B2 (en) 2012-02-24 2019-07-16 Alan Devoe Method of making a fuel cell device
US9023555B2 (en) 2012-02-24 2015-05-05 Alan Devoe Method of making a fuel cell device

Also Published As

Publication number Publication date
JP3516325B2 (ja) 2004-04-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100341402B1 (ko) 고체산화물 연료전지의 단전지와 스택구조
US7816055B2 (en) Compact fuel cell
JP4790577B2 (ja) 固体酸化物燃料電池モジュール、及びこれを利用した燃料電池並びにその製作方法
US9608285B2 (en) Stack for a solid oxide fuel cell using a flat tubular structure
US20040018406A1 (en) Fuel cell with integrated heater and robust construction
US7507489B2 (en) Honeycomb type solid electrolytic fuel cell
EP0725982A1 (en) Semi-internally manifolded interconnect
US8304136B2 (en) Solid oxide fuel cell and solid oxide fuel cell bundle
WO2016157880A1 (ja) 平板型燃料電池
JPH10189017A (ja) ハニカム構造固体電解質型燃料電池のガスシール構造
KR20110022907A (ko) 평관형 고체 산화물 연료전지 모듈
JPH0536417A (ja) 中空薄板式固体電解質燃料電池
JP4236298B2 (ja) ハニカム一体構造の固体電解質型燃料電池
JP4966503B2 (ja) 燃料極支持形固体酸化物形燃料電池の構造
WO2003081703A2 (en) Fuel cell flow field pattern
US7160642B2 (en) Fuel cell stack assembly and method of fabrication
JPH09129252A (ja) 高耐久性固体電解質燃料電池およびその製造方法
CN114695910B (zh) 一种燃料电池片、燃料电池单元及燃料电池组件
EP3584865A1 (en) Electrochemical reaction single cell and electrochemical reaction cell stack
KR101174407B1 (ko) 고체전해질 연료전지의 제조방법
JPH10189024A (ja) ハニカム一体構造の固体電解質型燃料電池
JP3244310B2 (ja) 固体電解質型燃料電池
JPH11297342A (ja) ハニカム一体構造の固体電解質型燃料電池
JP2980921B2 (ja) 平板型固体電解質燃料電池
JPH10189023A (ja) ハニカム一体構造の固体電解質型燃料電池

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040114

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040115

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110130

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees