JPH10188449A - ディスク形記憶装置 - Google Patents
ディスク形記憶装置Info
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- JPH10188449A JPH10188449A JP8331975A JP33197596A JPH10188449A JP H10188449 A JPH10188449 A JP H10188449A JP 8331975 A JP8331975 A JP 8331975A JP 33197596 A JP33197596 A JP 33197596A JP H10188449 A JPH10188449 A JP H10188449A
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- Japan
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- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B7/00—Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
- G11B7/08—Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
- G11B7/09—Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
- G11B7/095—Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following specially adapted for discs, e.g. for compensation of eccentricity or wobble
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B19/00—Driving, starting, stopping record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor; Control thereof; Control of operating function ; Driving both disc and head
- G11B19/20—Driving; Starting; Stopping; Control thereof
- G11B19/28—Speed controlling, regulating, or indicating
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B20/00—Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
- G11B20/10—Digital recording or reproducing
- G11B20/10009—Improvement or modification of read or write signals
- G11B20/10305—Improvement or modification of read or write signals signal quality assessment
- G11B20/10388—Improvement or modification of read or write signals signal quality assessment control of the read or write heads, e.g. tracking errors, defocus or tilt compensation
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B2220/00—Record carriers by type
- G11B2220/20—Disc-shaped record carriers
- G11B2220/25—Disc-shaped record carriers characterised in that the disc is based on a specific recording technology
- G11B2220/2537—Optical discs
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Moving Of Head For Track Selection And Changing (AREA)
- Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】ディスク形記憶装置について、アクセス動作に
際してなすフィードシークにおける収束速度を実際の使
用条件下について最適化することでアクセスタイムの向
上やアクセス動作の安定性を図る。 【解決手段】フィードシーク動作の収束速度について基
準収束速度を設定し、実際のフィードシーク時の収束速
度が基準収束速度と異なっていた場合に、上記電圧印加
条件を変更して収束速度の調整を行ない、次回以降のフ
ィードシークをこの調整後の電圧印加条件でなす制御を
行なうようにしている。
際してなすフィードシークにおける収束速度を実際の使
用条件下について最適化することでアクセスタイムの向
上やアクセス動作の安定性を図る。 【解決手段】フィードシーク動作の収束速度について基
準収束速度を設定し、実際のフィードシーク時の収束速
度が基準収束速度と異なっていた場合に、上記電圧印加
条件を変更して収束速度の調整を行ない、次回以降のフ
ィードシークをこの調整後の電圧印加条件でなす制御を
行なうようにしている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスク形記憶装
置に関し、特に記録媒体からデータを読み取る際の読取
りアクセスの高速化や安定化を図るための技術に関す
る。
置に関し、特に記録媒体からデータを読み取る際の読取
りアクセスの高速化や安定化を図るための技術に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】ディスク形記憶装置の代表的な一つであ
る光ディスク装置は、記録媒体すなわち光ディスクに対
するデータの読取りや書込みのための光学系が設けられ
たピックアップを備えている。このピックアップの一般
的な原理構成を図２〜図４に示す。これらの図に見られ
るようにピックアップ１は、トラックに沿ってデータの
記録がなされるようになっている光ディスク２に読取り
や書込みのためにレーザ光線を照射するとともに光ディ
スク２からの反射光を受光する光学系を組み込んだ光学
系ユニット３を備えている。この光学系ユニット３は、
ベース４に対し図示を省略した支持部材により、光軸Ａ
と平行な方向に矢印Ｘの如き上下動を可能に、且つ光軸
と交差する方向で矢印Ｙの如き左右動、具体的には支軸
３ｐを支点とした図３中の矢印Ｙ′の如き揺動を行なえ
るようにして支持されている。このような光学系ユニッ
ト３における矢印Ｘの上下動は、光ディスク２に対する
フォーカス制御に機能し、一方矢印Ｙの左右動は光ディ
スク２におけるアクセス対象トラックへの光軸Ａの位置
決めのためのトラックジャンプに機能する。そしてこれ
らの動作は、一般にベース４に設けられている電磁機構
５により実行されるようになっている。またピックアッ
プ１は、図２に見られるように、アーム６を介してガイ
ドバー７にスライド可能に支持されており、図示せぬ駆
動系により光ディスク２に沿って矢印Ｚの如く両方向に
移動するようにされている。これはピックアップ１をア
クセス対象トラックの近傍のトラックに概略的に位置決
めさせるためのフィードシークに機能する。
る光ディスク装置は、記録媒体すなわち光ディスクに対
するデータの読取りや書込みのための光学系が設けられ
たピックアップを備えている。このピックアップの一般
的な原理構成を図２〜図４に示す。これらの図に見られ
るようにピックアップ１は、トラックに沿ってデータの
記録がなされるようになっている光ディスク２に読取り
や書込みのためにレーザ光線を照射するとともに光ディ
スク２からの反射光を受光する光学系を組み込んだ光学
系ユニット３を備えている。この光学系ユニット３は、
ベース４に対し図示を省略した支持部材により、光軸Ａ
と平行な方向に矢印Ｘの如き上下動を可能に、且つ光軸
と交差する方向で矢印Ｙの如き左右動、具体的には支軸
３ｐを支点とした図３中の矢印Ｙ′の如き揺動を行なえ
るようにして支持されている。このような光学系ユニッ
ト３における矢印Ｘの上下動は、光ディスク２に対する
フォーカス制御に機能し、一方矢印Ｙの左右動は光ディ
スク２におけるアクセス対象トラックへの光軸Ａの位置
決めのためのトラックジャンプに機能する。そしてこれ
らの動作は、一般にベース４に設けられている電磁機構
５により実行されるようになっている。またピックアッ
プ１は、図２に見られるように、アーム６を介してガイ
ドバー７にスライド可能に支持されており、図示せぬ駆
動系により光ディスク２に沿って矢印Ｚの如く両方向に
移動するようにされている。これはピックアップ１をア
クセス対象トラックの近傍のトラックに概略的に位置決
めさせるためのフィードシークに機能する。
【０００３】このようなピックアップによる光ディスク
へのアクセス動作は、先ずフィードシークによりアクセ
ス対象トラックの近傍のトラックにピックアップを概略
的に位置決めさせ、これに続いてトラックジャンプを行
なうことでアクセス対象トラックに光軸を最終的な位置
決めさせることでなされる。具体的には例えばトラック
ジャンプのための左右動で可能な最大可動範囲が例えば
２００トラックと設定されているとすると、フィードシ
ークではアクセス対象トラックから２００トラック以内
の近傍のトラックにピックアップを位置決めさせ、それ
からフィードシークで位置決めしたトラックの位置デー
タを読み取り、このトラックの位置とアクセス対象トラ
ックの位置との差に応じたトラック数のトラックジャン
プを行なう。そのためにフィードシークの駆動制御は、
アクセス対象トラックから２００トラック以内の偏差で
ある近傍のトラックにピックアップを位置決めできるよ
うになされ、フィードシーク用の駆動モータに対する電
圧印加条件に基づいて行なわれる。駆動モータに対する
印加電圧は、アクセル電圧とブレーキ電圧が組み合わさ
れており、アクセル電圧の印加時間を制御することでフ
ィードシークするトラック数に応じたフィードシークが
行なわれる。
へのアクセス動作は、先ずフィードシークによりアクセ
ス対象トラックの近傍のトラックにピックアップを概略
的に位置決めさせ、これに続いてトラックジャンプを行
なうことでアクセス対象トラックに光軸を最終的な位置
決めさせることでなされる。具体的には例えばトラック
ジャンプのための左右動で可能な最大可動範囲が例えば
２００トラックと設定されているとすると、フィードシ
ークではアクセス対象トラックから２００トラック以内
の近傍のトラックにピックアップを位置決めさせ、それ
からフィードシークで位置決めしたトラックの位置デー
タを読み取り、このトラックの位置とアクセス対象トラ
ックの位置との差に応じたトラック数のトラックジャン
プを行なう。そのためにフィードシークの駆動制御は、
アクセス対象トラックから２００トラック以内の偏差で
ある近傍のトラックにピックアップを位置決めできるよ
うになされ、フィードシーク用の駆動モータに対する電
圧印加条件に基づいて行なわれる。駆動モータに対する
印加電圧は、アクセル電圧とブレーキ電圧が組み合わさ
れており、アクセル電圧の印加時間を制御することでフ
ィードシークするトラック数に応じたフィードシークが
行なわれる。
【０００４】ところで従来の光ディスク装置では、フィ
ードシークの制御条件が固定的に設定されている。すな
わち例えば製品完成時の調整などに基づいて、上記のフ
ィードシーク距離に応じた印加時間の比率や各電圧の大
きさの基準が予め設定され、このフィードシーク制御条
件が固定的に用いられている。しかるに光ディスク装置
を実際に使用する条件下では、内部電源電圧の変動やフ
ィードシーク系の機械要素の変動、例えば図２における
ガイドバー７によるスライド支持条件の変動などがあ
り、上記のようにして予め設定された制御条件で予定し
たフィードシーク動作とは異なる動作となってしまうこ
とが少なくない。
ードシークの制御条件が固定的に設定されている。すな
わち例えば製品完成時の調整などに基づいて、上記のフ
ィードシーク距離に応じた印加時間の比率や各電圧の大
きさの基準が予め設定され、このフィードシーク制御条
件が固定的に用いられている。しかるに光ディスク装置
を実際に使用する条件下では、内部電源電圧の変動やフ
ィードシーク系の機械要素の変動、例えば図２における
ガイドバー７によるスライド支持条件の変動などがあ
り、上記のようにして予め設定された制御条件で予定し
たフィードシーク動作とは異なる動作となってしまうこ
とが少なくない。
【０００５】例えばフィードシーク動作の終了時直前の
速度つまり収束速度を４ｍｍ／秒以下とすることが安定
的な引き込み（駆動モータに対する電圧印加を停止する
のと同時的にピックアップの動作も停止する状態）のた
めに必要である。したがって収束速度が４ｍｍ／秒より
速くなり過ぎた場合には、駆動モータに対する電圧印加
を停止した後でも慣性でピックアップに動作が残ること
になる。この結果、トラックジャンプが不安定になり、
目標トラックに光軸を位置決めさせるのにトラックジャ
ンプの繰り返し回数が増加してしまうことになる。また
アクセス対象のトラックが光ディスクの最外周近辺にあ
った場合にはピックアップが光ディスクの最外周から外
れてしまう現象つまり暴走を生じることもある。
速度つまり収束速度を４ｍｍ／秒以下とすることが安定
的な引き込み（駆動モータに対する電圧印加を停止する
のと同時的にピックアップの動作も停止する状態）のた
めに必要である。したがって収束速度が４ｍｍ／秒より
速くなり過ぎた場合には、駆動モータに対する電圧印加
を停止した後でも慣性でピックアップに動作が残ること
になる。この結果、トラックジャンプが不安定になり、
目標トラックに光軸を位置決めさせるのにトラックジャ
ンプの繰り返し回数が増加してしまうことになる。また
アクセス対象のトラックが光ディスクの最外周近辺にあ
った場合にはピックアップが光ディスクの最外周から外
れてしまう現象つまり暴走を生じることもある。
【０００６】逆に、収束速度が４ｍｍ／秒に比べ遅くな
り過ぎれば、フィードシークに余分の時間が掛かること
になるし、またトラックジャンプの可動範囲となる目標
位置に到達できない場合を生じることになる。そして目
標位置に到達できない場合には、再度フィードシークを
繰り返す必要があり、大幅なアクセスタイムの増加を招
くことになる。
り過ぎれば、フィードシークに余分の時間が掛かること
になるし、またトラックジャンプの可動範囲となる目標
位置に到達できない場合を生じることになる。そして目
標位置に到達できない場合には、再度フィードシークを
繰り返す必要があり、大幅なアクセスタイムの増加を招
くことになる。
【０００７】以上のように光ディスク装置に代表される
ディスク形記憶装置にあっては、ピックアップにおける
フィードシークの制御、特に収束速度の制御がアクセス
タイムやアクセス動作の安定性に大きく影響する。した
がってディスク形記憶装置におけるアクセスタイムの向
上やアクセス動作の安定性を図るには、フィードシーク
の収束速度を実際の使用条件下について最適化すること
が求められる。
ディスク形記憶装置にあっては、ピックアップにおける
フィードシークの制御、特に収束速度の制御がアクセス
タイムやアクセス動作の安定性に大きく影響する。した
がってディスク形記憶装置におけるアクセスタイムの向
上やアクセス動作の安定性を図るには、フィードシーク
の収束速度を実際の使用条件下について最適化すること
が求められる。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明の目
的は、アクセス動作に際してなすフィードシークにおけ
る収束速度を実際の使用条件下について最適化すること
でアクセスタイムの向上やアクセス動作の安定性を図る
ことにある。
的は、アクセス動作に際してなすフィードシークにおけ
る収束速度を実際の使用条件下について最適化すること
でアクセスタイムの向上やアクセス動作の安定性を図る
ことにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】このような目的のために
本発明では、トラック上にデータが記録される記録媒体
に対しピックアップを介してデータの読取りや書込みを
なすのに際し、ピックアップの移動によるフィードシー
クを行なわせるようになっており、このフィードシーク
をフィードシーク用の駆動源に対する電圧印加条件に基
づいて制御するようになっているディスク形記憶装置に
ついて、フィードシーク動作の収束速度について基準収
束速度を設定し、実際のフィードシーク時の収束速度が
基準収束速度と異なっていた場合に、上記電圧印加条件
を変更して収束速度の調整を行ない、次回以降のフィー
ドシークをこの調整後の電圧印加条件でなす制御を行な
うようにしている。このような制御のための制御系は、
通常の読取りや書込みの制御のために設けられているＣ
ＰＵを中心にして構成することができる。
本発明では、トラック上にデータが記録される記録媒体
に対しピックアップを介してデータの読取りや書込みを
なすのに際し、ピックアップの移動によるフィードシー
クを行なわせるようになっており、このフィードシーク
をフィードシーク用の駆動源に対する電圧印加条件に基
づいて制御するようになっているディスク形記憶装置に
ついて、フィードシーク動作の収束速度について基準収
束速度を設定し、実際のフィードシーク時の収束速度が
基準収束速度と異なっていた場合に、上記電圧印加条件
を変更して収束速度の調整を行ない、次回以降のフィー
ドシークをこの調整後の電圧印加条件でなす制御を行な
うようにしている。このような制御のための制御系は、
通常の読取りや書込みの制御のために設けられているＣ
ＰＵを中心にして構成することができる。
【００１０】実際のフィードシーク時の収束速度を基準
収束速度との比較のために計測するには、トラッキング
エラー信号を利用するのが合理的である。すなわちトラ
ッキングエラー信号は、光軸の目標トラックへの位置決
めつまりトラッキングの状態を判別するのに用いる信号
であり、トラックから反射してくる反射光の強さを反映
しており、ピックアップの光軸がトラックの中心に位置
対応している状態を基準にしてこれから光軸が左右にず
れるのに応じた振幅を持つ。そのため信号の１周期が１
本のトラックに対応しており、したがってトラッキング
エラー信号をカウントしてその単位時間当たりのカウン
ト数を求めることにより、フィードシーク動作の収束速
度を簡易に且つ正確に計測することができる。
収束速度との比較のために計測するには、トラッキング
エラー信号を利用するのが合理的である。すなわちトラ
ッキングエラー信号は、光軸の目標トラックへの位置決
めつまりトラッキングの状態を判別するのに用いる信号
であり、トラックから反射してくる反射光の強さを反映
しており、ピックアップの光軸がトラックの中心に位置
対応している状態を基準にしてこれから光軸が左右にず
れるのに応じた振幅を持つ。そのため信号の１周期が１
本のトラックに対応しており、したがってトラッキング
エラー信号をカウントしてその単位時間当たりのカウン
ト数を求めることにより、フィードシーク動作の収束速
度を簡易に且つ正確に計測することができる。
【００１１】上記のように本発明によるディスク形記憶
装置では、実際のフィードシーク時の収束速度を常に計
測し、これを基準収束速度つまり安定した引き込みを可
能とする収束速度の基準とした速度と比較した結果に基
づいて収束速度を調整するようにしているので、実際の
使用条件下について収束速度を最適化することができ
る。したがって収束速度が速過ぎることによるトラック
ジャンプの不安定化や収束速度が遅過ぎることによるフ
ィードシークミスなどを効果的に防止することができ、
より安定的なアクセス動作を可能とするとともに、アク
セスタイムを向上させることができる。
装置では、実際のフィードシーク時の収束速度を常に計
測し、これを基準収束速度つまり安定した引き込みを可
能とする収束速度の基準とした速度と比較した結果に基
づいて収束速度を調整するようにしているので、実際の
使用条件下について収束速度を最適化することができ
る。したがって収束速度が速過ぎることによるトラック
ジャンプの不安定化や収束速度が遅過ぎることによるフ
ィードシークミスなどを効果的に防止することができ、
より安定的なアクセス動作を可能とするとともに、アク
セスタイムを向上させることができる。
【００１２】
【実施の形態】以下、本発明の実施形態を光ディスク装
置に関して説明する。本発明の一実施形態におけるフィ
ードシーク動作、フィードシーク制御電圧、フィードシ
ークの動作速度、及びトラッキングエラー信号の関係を
図１に示してある。
置に関して説明する。本発明の一実施形態におけるフィ
ードシーク動作、フィードシーク制御電圧、フィードシ
ークの動作速度、及びトラッキングエラー信号の関係を
図１に示してある。
【００１３】図２におけるピックアップ１をその現在位
置Ｘから目標位置Ｍにフィードシークさせるには、先ず
アクセル電圧Ｖａを時間Ｔａだけフィードシーク用の駆
動モータに印加する。するとピックアップは図中の速度
曲線に見られるように徐々に速度を上げながら図２中に
矢印Ｚで示す方向の何れかの方向に移動する。これに伴
ってピックアップが目標位置Ｍに近づくと電圧を反転さ
せ、ブレーキ電圧Ｖｂを時間Ｔｂだけ駆動モータに印加
する。このブレーキ電圧の印加によりフィードシーク動
作が収束に向かい、ピックアップが停止する。
置Ｘから目標位置Ｍにフィードシークさせるには、先ず
アクセル電圧Ｖａを時間Ｔａだけフィードシーク用の駆
動モータに印加する。するとピックアップは図中の速度
曲線に見られるように徐々に速度を上げながら図２中に
矢印Ｚで示す方向の何れかの方向に移動する。これに伴
ってピックアップが目標位置Ｍに近づくと電圧を反転さ
せ、ブレーキ電圧Ｖｂを時間Ｔｂだけ駆動モータに印加
する。このブレーキ電圧の印加によりフィードシーク動
作が収束に向かい、ピックアップが停止する。
【００１４】ピックアップの停止位置は、電圧印加条件
が正しくてフィードシーク終了時直前の速度である収束
速度（図中の速度曲線における右下がり部分における速
度）が最適な速度である４ｍｍ／秒程度であれば、目標
位置Ｍとなる。しかし電圧印加条件が不適当なために収
束速度が４ｍｍ／秒よりも速ければ、ピックアップの停
止位置が目標位置Ｍを越えてしまい、逆に遅ければ目標
位置Ｍの手前にピックアップが停止することになる。
が正しくてフィードシーク終了時直前の速度である収束
速度（図中の速度曲線における右下がり部分における速
度）が最適な速度である４ｍｍ／秒程度であれば、目標
位置Ｍとなる。しかし電圧印加条件が不適当なために収
束速度が４ｍｍ／秒よりも速ければ、ピックアップの停
止位置が目標位置Ｍを越えてしまい、逆に遅ければ目標
位置Ｍの手前にピックアップが停止することになる。
【００１５】この間にトラッキングエラー信号が連続的
に出力されている。このトラッキングエラー信号は、図
に模式化して示すように、ピックアップの移動速度に対
応してその周期が変化し、ピックアップの移動速度が遅
いほどその周期が長くなる。このようなトラッキングエ
ラー信号をカウントすることでピックアップのフィード
シーク動作の速度を連続的にモニターする。そしてフィ
ードシーク動作の収束速度を計測し、これを予め設定し
てある基準収束速度、この例では４ｍｍ／秒と比較す
る。その結果、計測した収束速度が基準収束速度と異な
っていれば、電圧印加条件すなわちアクセル電圧とブレ
ーキ電圧それぞれの電圧値や両電圧の印加時間の比率を
調整して基準収束速度となるようにする。そして以後の
フィードシークではこの調整後の電圧印加条件でフィー
ドシーク動作を行なわせる。このような処理を各フィー
ドシークごとに行なうことで、たとえその後に内部電源
電圧の変動やフィードシーク系の機械要素の変動があっ
ても、最初のフィードシークを除いて常に最適な収束速
度を保つことができる。
に出力されている。このトラッキングエラー信号は、図
に模式化して示すように、ピックアップの移動速度に対
応してその周期が変化し、ピックアップの移動速度が遅
いほどその周期が長くなる。このようなトラッキングエ
ラー信号をカウントすることでピックアップのフィード
シーク動作の速度を連続的にモニターする。そしてフィ
ードシーク動作の収束速度を計測し、これを予め設定し
てある基準収束速度、この例では４ｍｍ／秒と比較す
る。その結果、計測した収束速度が基準収束速度と異な
っていれば、電圧印加条件すなわちアクセル電圧とブレ
ーキ電圧それぞれの電圧値や両電圧の印加時間の比率を
調整して基準収束速度となるようにする。そして以後の
フィードシークではこの調整後の電圧印加条件でフィー
ドシーク動作を行なわせる。このような処理を各フィー
ドシークごとに行なうことで、たとえその後に内部電源
電圧の変動やフィードシーク系の機械要素の変動があっ
ても、最初のフィードシークを除いて常に最適な収束速
度を保つことができる。
【００１６】これら収束速度の調整に関する一連の処理
つまりトラッキングエラー信号のカウントによるフィー
ドシーク動作の収束速度の計測、その結果の基準収束速
度との比較、及びこの比較結果に基づく駆動モータに対
する電圧印加条件の変更の各処理は、光ディスク装置が
備えている読取り制御用のＣＰＵに行なわせることがで
きる。
つまりトラッキングエラー信号のカウントによるフィー
ドシーク動作の収束速度の計測、その結果の基準収束速
度との比較、及びこの比較結果に基づく駆動モータに対
する電圧印加条件の変更の各処理は、光ディスク装置が
備えている読取り制御用のＣＰＵに行なわせることがで
きる。
【００１７】
【発明の効果】以上説明したように本発明によると、ア
クセス動作に際してなすフィードシークにおける収束速
度を実際の使用条件下について最適化することができ、
アクセス動作をより安定的にものにできるとともに、ア
クセスタイムの向上を図ることができる。
クセス動作に際してなすフィードシークにおける収束速
度を実際の使用条件下について最適化することができ、
アクセス動作をより安定的にものにできるとともに、ア
クセスタイムの向上を図ることができる。
【図１】一実施形態による光ディスク装置におけるフィ
ードシーク動作、フィードシーク制御電圧、フィードシ
ークの動作速度、及びトラッキングエラー信号の関係に
ついての説明図。
ードシーク動作、フィードシーク制御電圧、フィードシ
ークの動作速度、及びトラッキングエラー信号の関係に
ついての説明図。
【図２】光ディスク装置の要部についての概略構成図。
【図３】ピックアップの概略平面図。
【図４】図３中のＳＡ−ＳＡ線に沿う断面図。
１ ピックアップ ２ 記録媒体
Claims (2)
- 【請求項１】 トラック上にデータが記録される記録媒
体に対しピックアップを介してデータの読取りや書込み
をなすのに際し、ピックアップの移動によるフィードシ
ークを行なわせるようになっており、このフィードシー
クをフィードシーク用の駆動源に対する電圧印加条件に
基づいて制御するようになっているディスク形記憶装置
において、 フィードシーク動作の収束速度について基準収束速度を
設定し、実際のフィードシーク時の収束速度がこの基準
収束速度と異なっていた場合に、上記電圧印加条件を変
更して収束速度の調整を行ない、次回以降のフィードシ
ークをこの調整後の電圧印加条件でなすようにしたこと
を特徴とするディスク形記憶装置。 - 【請求項２】 トラックに対するピックアップの位置決
め状態に対応して発生させられるトラッキングエラー信
号を利用してフィードシークの収束速度を計測するよう
にした請求項２に記載のディスク形記憶装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8331975A JPH10188449A (ja) | 1996-12-12 | 1996-12-12 | ディスク形記憶装置 |
| KR1019970007175A KR19980063265A (ko) | 1996-12-12 | 1997-03-05 | 디스크형 기억장치 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8331975A JPH10188449A (ja) | 1996-12-12 | 1996-12-12 | ディスク形記憶装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10188449A true JPH10188449A (ja) | 1998-07-21 |
Family
ID=18249750
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8331975A Abandoned JPH10188449A (ja) | 1996-12-12 | 1996-12-12 | ディスク形記憶装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10188449A (ja) |
| KR (1) | KR19980063265A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007066358A (ja) * | 2005-08-29 | 2007-03-15 | Sony Corp | ディスク駆動装置及びその制御方法 |
-
1996
- 1996-12-12 JP JP8331975A patent/JPH10188449A/ja not_active Abandoned
-
1997
- 1997-03-05 KR KR1019970007175A patent/KR19980063265A/ko not_active Application Discontinuation
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007066358A (ja) * | 2005-08-29 | 2007-03-15 | Sony Corp | ディスク駆動装置及びその制御方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| KR19980063265A (ko) | 1998-10-07 |
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