JPH10188350A - 情報記録媒体 - Google Patents

情報記録媒体

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JPH10188350A
JPH10188350A JP8348334A JP34833496A JPH10188350A JP H10188350 A JPH10188350 A JP H10188350A JP 8348334 A JP8348334 A JP 8348334A JP 34833496 A JP34833496 A JP 34833496A JP H10188350 A JPH10188350 A JP H10188350A
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JP
Japan
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film
light
recording layer
recording medium
information recording
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Pending
Application number
JP8348334A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryohei Miyake
了平 三宅
Masaaki Iwasaki
眞明 岩▲崎▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Music Solutions Inc
Original Assignee
Sony Disc Technology Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Sony Disc Technology Inc filed Critical Sony Disc Technology Inc
Priority to JP8348334A priority Critical patent/JPH10188350A/ja
Publication of JPH10188350A publication Critical patent/JPH10188350A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Silicon Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光半透過膜の製造が困難であり、光の吸収損
失が大きかった。 【解決手段】 多層の記録層4,8を有し、光半透過膜
5を備えることにより、同一面から各記録層4,8の記
録信号の読み出しを行う情報記録媒体1であり、光半透
過膜5が珪素化合物により形成され、この珪素化合物に
含まれる酸素と窒素との総量が少なくとも10原子%乃
至40原子%である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多層の記録層を有
し、光半透過膜を備えることにより、同一面から各記録
層の記録信号の読み出しを行う情報記録媒体に係り、特
に光半透過膜に入射する光の透過率と反射率を制御しう
る情報記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、オーディオやビデオ、その他
の各種情報を記録または/および再生を行う情報媒体と
して、図5に示す読み出し専用光ディスクや、図6に示
す書き換え可能光ディスクが知られている。
【0003】図5は、読み出し専用光ディスクの断面構
造を示す概略図である。図5において、読み出し専用光
ディスク11の光照射側面11aは、ポリカーボネート
等の透明基板12によって形成され、この透明基板12
上には、記録データの凹凸ピット13を有する記録層1
4が形成されいる。この記録層14上には、アルミニウ
ム蒸着膜等の反射膜15が形成され、この反射膜15
は、紫外線硬化樹脂等の保護膜16によって覆われて保
護されている。
【0004】また図6は、書き換え可能光ディスクの断
面構造を示す概略図である。図6において、書き換え可
能光ディスク21の光照射側面21aは、ポリカーボネ
ート等の透明基板22によって形成され、この透明基板
22上には、高屈折率誘電体のエンハンスト層23およ
び記録層24が順次形成されている。この記録層24上
には、高屈折率誘電体の保護層25を介して、アルミニ
ウム蒸着膜等の反射膜26が形成され、この反射膜26
は、紫外線硬化樹脂等の保護膜27によって覆われて保
護されている。
【0005】このように、これらの光ディスク11,2
1の断面構造において、記録層14,24は、それぞれ
単層であった。
【0006】しかし、利用する情報量の増加に伴って、
光ディスクの単位面積当たりの記録密度を増加させるこ
とが必要となり、デジタルビデオディスク等の次世代光
ディスクにおいては、記録層を多層に形成した高密度光
ディスクの利用が考えられている。
【0007】図7は、高密度光ディスクの断面構造を示
す概略図である。図7において、高密度光ディスク31
は、光照射側に位置される第1の基板32と、非照射側
に位置される第2の基板33とから成っている。第1の
基板32は、ポリカーボネート等の透明基板34上に、
記録データの凹凸ピット35を有する第1の記録層36
を形成し、この第1の記録層36上に、SiN等の光半
透過膜37を形成したものである。一方、第2の基板3
3は、ポリカーボネート等の第2の透明基板38上に、
記録データの凹凸ピット39を有する第2の記録層40
を形成し、この第2の記録層40上に、アルミニウム蒸
着膜等の反射膜41を形成したものである。そして、第
1の基板32および第2の基板33は、光半透過膜37
と反射膜41を相対向させるように、紫外線硬化樹脂等
のスペース層42を介して一体化されている。
【0008】このような高密度光ディスク31を実現す
るには、光半透過膜37が極めて重要な要素となる。す
なわち、この光半透過膜37には、20%〜40%の反
射率と透過率が必要とされ、読み出しの焦点を第1の記
録層36に合わせると第1の記録層36から記録信号が
読み出される。このとき、第2の記録層40には読み出
しの焦点が合っていないため、記録信号が読み出し時に
混じり合うことはない。一方、読み出しの焦点を第2の
記録層40に合わせると、同様に第2の記録層40の記
録信号のみが読み出される。
【0009】このような光半透過膜37に要求される性
能としては、入射光を有効に利用するために吸収損失が
小さいこと、第1の記録層36と第2の記録層40の間
の戻り光量を等しくするために反射率や透過率が調整で
きること、スペース層42との密着性が良いこと、耐環
境性に優れていることなどがある。
【0010】従来より用いられてきた光反透過膜として
は、金属薄膜を用いたものと、誘電体多層膜を用いたも
のとがあり、それぞれ次のような構造や製造方法が採ら
れている。
【0011】まず、金属薄膜を用いた光半透過膜につい
て説明する。通常用いられている金属薄膜の組成として
は、金やクロム等が挙げられるが、これらに限らず、薄
膜化が可能な金属であれば種類は問わない。金属の光半
透過膜の製造方法は、ステンレスやアルミニウムによっ
て構築されたチャンバー内に金属材料を載せた加熱ボー
トを収容し、このチャンバー内をロータリーポンプおよ
び油拡散ポンプで高真空に排気した後、加熱ボート上の
金属材料を加熱することにより蒸発させる。加熱蒸発し
た金属は、プラスチック、ガラスおよびセラミック等に
より作製されたターゲット基板に到達し、ターゲット基
板上に凝固して金属薄膜になる。この種の光半透過膜
は、金属薄膜の厚みを調整することにより、入射光の透
過率と反射率を制御するものである。
【0012】次に、誘電体多層膜を用いた光半透過膜に
ついて説明する。図8に示すように、誘電体多層膜52
は、透明基板51とスペース層55との間に設けられて
おり、低屈折率膜53と高屈折率膜54とを交互に積層
して形成されている。すなわち、誘電体多層膜50と
は、屈折率の異なる透明な誘電体膜53,54を多層に
積層することにより、膜界面での干渉を利用して光の反
射率と透過率を制御するものである。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、金属薄膜を
用いた光半透過膜にあっては、図9に示すような問題が
あった。なお、図9において、(a)はクロムの反射率
・透過率の膜厚依存性を示す説明図であり、(b)は金
の反射率・透過率の膜厚依存性を示す説明図である。
【0014】図示するように、金属薄膜は光の吸収係数
が大きいため、反射した光と透過した光との総量が減少
するという問題があった。また、膜厚に対する透過率お
よび反射率の変化が急峻であるため、膜厚の制御を非常
に厳密に行う必要があるという問題があった。これは、
製品の歩留まりを決める大きな要因になっている。
【0015】一方、誘電体多層膜を用いた光半透過膜に
あっては、透明な誘電体膜を使用するため、光の吸収損
失が非常に少なく、任意の透過率と反射率をもつ光半透
過膜を得ることができる。しかし、多層の膜界面での干
渉を利用しているため、各膜厚を精密に制御する必要が
あり、情報記録媒体のような広い面積に均一に成膜する
ことは極めて困難であるという問題があった。また、光
半透過膜として用いるには、多層化する必要があるた
め、製造に長時間を要し、また組成の異なる膜を二種類
必要とするので、成膜装置も複雑に成るという問題があ
った。
【0016】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、構造が簡単で、製造し易く、光の吸収
損失が少ない光半透過膜を有する情報記録媒体を提供す
ることを目的とするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明によ
れば、多層の記録層を有し、光半透過膜を備えることに
より、同一面から各記録層の記録信号の読み出しを行う
情報記録媒体において、前記光半透過膜が珪素化合物に
より形成され、この珪素化合物に含まれる酸素と窒素と
の総量が少なくとも10原子%乃至40原子%であるこ
とを特徴とする情報記録媒体により、達成される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施形態は、本発明の好適な形態であるから、技術
的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範
囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記
載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
【0019】図1は、本発明に係る情報記録媒体の断面
構造の一実施形態を示す概略図である。図1において、
情報記録媒体1は、例えば円板状の光ディスクとして構
成され、その光照射側には、例えばポリカーボネートや
ポリメチルメタクリレート等からなる透明基板2が設け
られている。この透明基板2は、例えば金型内にポリカ
ーボネートやポリメチルメタクリレート等を射出成形す
ることにより円板状に形成され、その上面にはスタンパ
により記録データの凹凸ピット3を有する第1の記録層
4が形成されている。
【0020】第1の記録層4上には、酸素と窒素を含む
混合ガス雰囲気下で、スパッタリングや真空蒸着を行う
ことにより、珪素化合物膜として光半透明膜5が成膜さ
れている。したがって、光半透明膜5には、所定量の酸
素と窒素が含まれている。光半透明膜5として最適な光
の透過率と反射率を得るためには、光半透明膜5に含ま
れる酸素と窒素との総量が、少なくとも10原子%乃至
40原子%の範囲であることが好ましい。
【0021】光半透明膜5上には、紫外線硬化樹脂や光
硬化樹脂等よりなる透明なスペース層6が形成されてい
る。このように記録層を形成した透明基板上にアルミニ
ウム反射膜を成膜した単板を、2つの記録層4,8が対
向するように、貼り合わせることにより、第1の記録層
4と第2の記録層8とを有する情報記録媒体1が作成さ
れる。
【0022】このように本実施の形態の情報記録媒体1
は、第1の記録層4と第2の記録層8とを有しており、
第1の記録層4上に光半透過膜5を備えることにより、
透明基板2側から各記録層4,8の記録信号の読み出し
を行うものである。そして、その光半透過膜5は、少な
くとも総量で10原子%乃至40原子%の酸素と窒素を
含む珪素化合物よりなり、例えばスパッタリングや真空
蒸着等の成膜方法によって、所定の屈折率と所定の膜厚
に成膜されるものである。
【0023】なお、本実施形態では、二層の記録層を有
する情報記録媒体1を構成したが、これに限るものでは
なく、三層以上の記録層を有する情報記録媒体として構
成してもよい。
【0024】図2は、酸素と窒素を含む珪素化合物を光
半透過膜とした場合の機能を説明するための概略図であ
る。図2において、光半透過膜5は、ポリカーボネート
等により形成された透明基板2と、紫外線硬化樹脂等に
より形成されたスペース層6との間に介設されている。
例えば、透明基板2側から入射した光は、光半透過膜5
内で多重反射を起こし、干渉する。したがって、図3に
示すように、光半透過膜5を通過する光量と反射する光
量は、この光半透過膜5の膜厚と屈折率によって変化す
る。すなわち、屈折率と膜厚を変化させることで、反射
率と透過率を任意に選択することができる。
【0025】また、図4は、酸素量を一定(3%)と
し、窒素量を変化させたときの光半透過膜の屈折率変
化、および窒素量を一定(6%)とし、酸素量を変化さ
せたときの光半透過膜の屈折率変化を示す説明図であ
る。図4によれば、酸素と窒素の総量が増加するにした
がって、屈折率が小さくなっていくことが判る。
【0026】このときの屈折率と膜厚の最適値は、次の
ようにして決められる。屈折率は、透明基板2側からみ
て第1の記録層4と第2の記録層8からの戻り光量がほ
ぼ等しくなるように設定する。また、膜厚は、面内にお
いて均一な戻り光量を得るために、膜厚の変化に対して
反射率と透過率の変化が最も少ない値に設定することが
可能である。さらに、酸素と窒素の比率は、スペース層
6との密着性が最適になるように考慮して定められる。
【0027】すなわち、光半透過膜5には、20%乃至
40%の反射率と透過率が必要とされるので、図3に示
す膜厚と反射率と屈折率との関係から20%乃至40%
の反射率に対する膜厚および屈折率を最適値に選択し、
図4に示す酸素,窒素含有量と屈折率との関係を応用し
て、酸素と窒素の総量を10原子%から40原子%に規
定するものである。
【0028】
【実施例】
実施例1 実施例1の情報記録媒体は、図1に示した情報記録媒体
と近似した断面構造を有しているため、同一の符号は同
一部材を示している。透明基板2の材質には、ポリカー
ボネートを採用する。まず、金型内にポリカーボネート
を射出成形して、スタンパにより凹凸ピット3を有する
第1の記録層4の形成された透明基板2を作製した。
【0029】次に、この透明基板2をスパッタリング装
置のチャンバー内に導入して陽極に設置すると共に、陰
極に珪素ターゲットを設置した。この珪素ターゲット
は、その導電性を高めるため、ボロンがドーピングされ
ている。
【0030】そして、チャンバー内を十分に排気した
後、15sccmのアルゴンガスに3sccmの酸素ガ
スと2sccmの窒素ガスを混入した混合ガスをチャン
バーのガス入口から導入し、RF重畳DC反応性スパッ
タを行って、透明基板2の第1の記録層4上に光半透過
膜5を成膜した。光半透過膜5の成膜は、7nm/秒の
成膜速度で8秒間行った。その結果、光半透過膜5とし
て、酸素を19原子%、窒素を4原子%含んだ珪素化合
物膜を56nmの厚さで成膜した。
【0031】この珪素化合物膜からなる光半透過膜5
は、屈折率n=2.95を有していた。この光半透過膜
5上に紫外線硬化樹脂よりなるスペース層6を47ミク
ロンの厚さで形成し、記録層を形成した透明基板上にア
ルミニウム反射膜を成膜した単板を、2つの記録層4,
8が対向するように、貼り合わせることにより、第1の
記録層4と第2の記録層8とを有する光ディスク1を作
製した。
【0032】以上のようにして作製した光ディスク1の
反射率を測定したところ、第1の記録層4の反射率が2
9%であり、第2の記録層8の反射率が32%であっ
た。また、この光ディスク1は、光ピックアップにより
第1の記録層4または第2の記録層8に焦点を合わせる
と、それぞれに記録したデータを良好に読み出すことが
できた。
【0033】実施例2 実施例2の情報記録媒体は、図1に示した情報記録媒体
と近似した断面構造を有しているため、同一の符号は同
一部材を示している。透明基板2の材質には、ポリメチ
ルメタクリレートを採用する。まず、金型内にポリメチ
ルメタクリレートを射出成形して、スタンパにより凹凸
ピット3を有する第1の記録層4の形成された透明基板
2を作製した。
【0034】次に、この透明基板2を真空蒸着装置のチ
ャンバー内に導入して上部に設置すると共に、珪素を加
熱ボートに載せて下部に設置した。
【0035】そして、チャンバー内を十分に排気した
後、3sccmの酸素ガスと17sccmの窒素ガスの
混合ガスをチャンバーのガス入口から導入し、加熱ボー
トに載せた珪素に電子ビームを照射することにより反応
性蒸着を行って、透明基板2の第1の記録層4上に光半
透過膜5を成膜した。光半透過膜5の成膜は、1nm/
秒の成膜速度で55秒間行った。その結果、光半透過膜
5として、酸素を8原子%、窒素を19原子%含んだ珪
素化合物膜を55nmの厚さで成膜した。
【0036】この珪素化合物膜からなる光半透過膜5
は、屈折率n=3.05を有していた。この光半透過膜
5上に紫外線硬化樹脂よりなるスペース層6を43ミク
ロンの厚さで形成し、記録層を形成した透明基板上にア
ルミニウム反射膜を成膜した単板を、2つの記録層4,
8が対向するように、貼り合わせることにより、第1の
記録層4と第2の記録層8とを有する光ディスク1を作
製した。
【0037】以上のようにして作製した光ディスク1の
反射率を測定したところ、第1の記録層4の反射率が3
3%であり、第2の記録層8の反射率が30%であっ
た。また、この光ディスク1は、光ピックアップにより
第1の記録層4または第2の記録層8に焦点を合わせる
と、それぞれに記録したデータを良好に読み出すことが
できた。
【0038】以上述べたように、本発明の実施の形態及
び実施例によれば、光半透過膜5を所定量の酸素と窒素
を含む珪素化合物によって構成し、その屈折率と膜厚を
最適値に選択することにより、所定の反射率と透過率を
有する光半透過膜5を得ることができ、大容量の光ディ
スク1に必要とされる多層の記録層4,8を実現するこ
とができた。
【0039】また、この光ディスク1は、構造が簡単
で、製造し易く、かつスペース層6との密着性に優れる
ために経時変化が少なく、光の吸収損失が少ないという
優れた性能を有するものである。
【0040】
【発明の効果】かくして,本発明によれば、構造が簡単
で、製造し易く、光の吸収損失が少ない光半透過膜を有
する情報記録媒体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る情報記録媒体の一実施形態の断面
構造を示す概略図である。
【図2】本実施形態において、酸素と窒素を含む珪素化
合物を光半透過膜とした場合の機能を説明するための概
念図である。
【図3】本実施形態において、膜厚と反射率と屈折率と
の関係を示す説明図である。
【図4】本実施形態において、酸素,窒素含有量と屈折
率との関係を示す説明図である。
【図5】従来の読み出し専用光ディスクの断面構造を示
す概略図である。
【図6】従来の書き換え可能光ディスクの断面構造を示
す概略図である。
【図7】従来の高密度光ディスクの断面構造を示す概略
図である。
【図8】従来の誘電体多層膜を用いた光半透過膜を示す
概略図である。
【図9】従来の金属薄膜を用いた光半透過膜において、
(a)はクロムの反射率・透過率の膜厚依存性を示す説
明図であり、(b)は金の反射率・透過率の膜厚依存性
を示す説明図である。
【符号の説明】
1・・・情報記録媒体、2・・・透明基板、3・・・凹
凸ピット、4・・・第1の記録層、5・・・光半透明
膜、6・・・スペース層、7・・・凹凸ピット、8・・
・第2の記録層、9・・・全反射膜、10・・・保護膜

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多層の記録層を有し、光半透過膜を備え
    ることにより、同一面から各記録層の記録信号の読み出
    しを行う情報記録媒体において、 前記光半透過膜が珪素化合物により形成され、この珪素
    化合物に含まれる酸素と窒素との総量が少なくとも10
    原子%乃至40原子%であることを特徴とする情報記録
    媒体。
  2. 【請求項2】 前記光半透過膜の屈折率が、各記録層か
    ら光照射側への戻り光量がほぼ等しくなるように設定さ
    れる請求項1に記載の情報記録媒体。
  3. 【請求項3】 前記光半透過膜の膜厚が、膜厚の変化に
    対して反射率と透過率の変化が最も少ない値に設定され
    る請求項1に記載の情報記録媒体。
  4. 【請求項4】 前記光半透過膜の膜厚が、膜厚の変化に
    対して反射率と透過率の変化が最も少ない値に設定され
    る請求項2に記載の情報記録媒体。
JP8348334A 1996-12-26 1996-12-26 情報記録媒体 Pending JPH10188350A (ja)

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JP8348334A JPH10188350A (ja) 1996-12-26 1996-12-26 情報記録媒体

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100509621B1 (ko) * 2001-05-14 2005-08-22 샤프 가부시키가이샤 광정보 기록매체

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100509621B1 (ko) * 2001-05-14 2005-08-22 샤프 가부시키가이샤 광정보 기록매체

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