JPH1018822A - 可変動弁機構 - Google Patents
可変動弁機構Info
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- JPH1018822A JPH1018822A JP8188618A JP18861896A JPH1018822A JP H1018822 A JPH1018822 A JP H1018822A JP 8188618 A JP8188618 A JP 8188618A JP 18861896 A JP18861896 A JP 18861896A JP H1018822 A JPH1018822 A JP H1018822A
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- combustion engine
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01L—CYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
- F01L1/00—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
- F01L1/02—Valve drive
- F01L1/04—Valve drive by means of cams, camshafts, cam discs, eccentrics or the like
- F01L1/08—Shape of cams
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01L—CYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
- F01L13/00—Modifications of valve-gear to facilitate reversing, braking, starting, changing compression ratio, or other specific operations
- F01L13/0015—Modifications of valve-gear to facilitate reversing, braking, starting, changing compression ratio, or other specific operations for optimising engine performances by modifying valve lift according to various working parameters, e.g. rotational speed, load, torque
- F01L13/0036—Modifications of valve-gear to facilitate reversing, braking, starting, changing compression ratio, or other specific operations for optimising engine performances by modifying valve lift according to various working parameters, e.g. rotational speed, load, torque the valves being driven by two or more cams with different shape, size or timing or a single cam profiled in axial and radial direction
- F01L13/0042—Modifications of valve-gear to facilitate reversing, braking, starting, changing compression ratio, or other specific operations for optimising engine performances by modifying valve lift according to various working parameters, e.g. rotational speed, load, torque the valves being driven by two or more cams with different shape, size or timing or a single cam profiled in axial and radial direction with cams being profiled in axial and radial direction
-
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- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01L—CYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
- F01L2305/00—Valve arrangements comprising rollers
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
- Valve Device For Special Equipments (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 内燃機関の低回転時から高回転時まで、バル
ブタイミング及びリフト量を連続的に又は段階的に変化
させて、内燃機関の運転状況に応じた精密な制御を行な
い、もってトルク、出力、燃費、排気ガスのクリーン性
等の諸特性を全回転域にわたって最大限に向上させる。 【解決手段】 可変動弁機構は、カムプロフィールを軸
方向に連続的に変化させた立体カム2及びプロフィール
の変化しないアイドル回転用カム3とを備えたカムシャ
フト1と、運転状況に応じてカムシャフト1を軸方向へ
連続的に変位させる変位装置3と、立体カム2のカムプ
ロフィールに基づいて揺動することによりバルブ5を開
閉するスイングアーム6又はロッカアームとを備える。
アーム6に、半円筒内面座と、これにロール運動可能に
嵌合されて接触線角度の変化に追従しながら立体カム2
に接触する追従接触部14とからなる追従接触機構10
を設ける。
ブタイミング及びリフト量を連続的に又は段階的に変化
させて、内燃機関の運転状況に応じた精密な制御を行な
い、もってトルク、出力、燃費、排気ガスのクリーン性
等の諸特性を全回転域にわたって最大限に向上させる。 【解決手段】 可変動弁機構は、カムプロフィールを軸
方向に連続的に変化させた立体カム2及びプロフィール
の変化しないアイドル回転用カム3とを備えたカムシャ
フト1と、運転状況に応じてカムシャフト1を軸方向へ
連続的に変位させる変位装置3と、立体カム2のカムプ
ロフィールに基づいて揺動することによりバルブ5を開
閉するスイングアーム6又はロッカアームとを備える。
アーム6に、半円筒内面座と、これにロール運動可能に
嵌合されて接触線角度の変化に追従しながら立体カム2
に接触する追従接触部14とからなる追従接触機構10
を設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の低回転
時から高回転時まで、バルブタイミング及びリフト量を
連続的に又は段階的に変化させる可変動弁機構に関する
ものである。
時から高回転時まで、バルブタイミング及びリフト量を
連続的に又は段階的に変化させる可変動弁機構に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、内燃機関の低回転時と高回転
時とで、バルブタイミング(開弁作用角と位相とを含
む)及びリフト量を二段階に変化させる動弁機構が種々
知られている。これらの可変動弁機構によれば、一般的
な動弁機構に比べて、トルク、出力、燃費、排気ガスの
クリーン度等の諸特性がかなり向上する。図8には、こ
れら従来の可変動弁機構により得られる内燃機関のトル
ク特性を一点鎖線で示し、可変性の無い一般的な動弁機
構により得られる内燃機関のトルク特性を破線で示した
が、前者は後者に対し全回転域にわたってトルクが増加
している。また、設定にもよるが、燃費は最大で8〜1
0%程度向上するといわれている。
時とで、バルブタイミング(開弁作用角と位相とを含
む)及びリフト量を二段階に変化させる動弁機構が種々
知られている。これらの可変動弁機構によれば、一般的
な動弁機構に比べて、トルク、出力、燃費、排気ガスの
クリーン度等の諸特性がかなり向上する。図8には、こ
れら従来の可変動弁機構により得られる内燃機関のトル
ク特性を一点鎖線で示し、可変性の無い一般的な動弁機
構により得られる内燃機関のトルク特性を破線で示した
が、前者は後者に対し全回転域にわたってトルクが増加
している。また、設定にもよるが、燃費は最大で8〜1
0%程度向上するといわれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、これら従来
の可変動弁機構は、変化がわずか二段階なので、内燃機
関の運転状況に応じた精密な制御が難しく、図8に一点
鎖線で示すようにトルク特性に谷が生じるとか、低回転
時のトルクと高回転時の出力との両立が難しいとか、一
つのバルブに対して二つ〜三つのアーム等が必要になる
ため、構造が複雑になり、コンパクト化が難しいとか、
切替機構としてはピンを高油圧で移動させるタイプが主
流であったため、一回での切替不良や異音や摩耗の発生
があるとかという問題があった。
の可変動弁機構は、変化がわずか二段階なので、内燃機
関の運転状況に応じた精密な制御が難しく、図8に一点
鎖線で示すようにトルク特性に谷が生じるとか、低回転
時のトルクと高回転時の出力との両立が難しいとか、一
つのバルブに対して二つ〜三つのアーム等が必要になる
ため、構造が複雑になり、コンパクト化が難しいとか、
切替機構としてはピンを高油圧で移動させるタイプが主
流であったため、一回での切替不良や異音や摩耗の発生
があるとかという問題があった。
【0004】そこで、本発明者は先に、カムプロフィー
ルを連続的に変化させた立体カムを備えたカムシャフト
と、該カムシャフトを軸方向へ連続的に又は段階的に変
位させる変位装置と、該立体カムのカムプロフィールに
基づいて揺動することによりバルブを開閉するアームと
を備えた可変動弁機構を発明した(特願平7−1924
32号,本願出願時において未公開)。同発明によれ
ば、上記の諸問題を解決することができたが、アイドリ
ング回転を安定させることについて課題が残っていた。
ルを連続的に変化させた立体カムを備えたカムシャフト
と、該カムシャフトを軸方向へ連続的に又は段階的に変
位させる変位装置と、該立体カムのカムプロフィールに
基づいて揺動することによりバルブを開閉するアームと
を備えた可変動弁機構を発明した(特願平7−1924
32号,本願出願時において未公開)。同発明によれ
ば、上記の諸問題を解決することができたが、アイドリ
ング回転を安定させることについて課題が残っていた。
【0005】そこで、本発明の目的は、バルブタイミン
グ及びリフト量を連続的に又は段階的に変化させること
により、トルク、出力、燃費、排気ガスのクリーン性等
の諸特性を内燃機関の全回転域にわたって最大限に向上
させることができ、また、前記変化をスムーズかつ静か
に行なわせることができ、一つのバルブに対して一つの
アームで済むようにできるだけでなく、アイドリング回
転を安定させることもできる新規な可変動弁機構を提供
することにある。
グ及びリフト量を連続的に又は段階的に変化させること
により、トルク、出力、燃費、排気ガスのクリーン性等
の諸特性を内燃機関の全回転域にわたって最大限に向上
させることができ、また、前記変化をスムーズかつ静か
に行なわせることができ、一つのバルブに対して一つの
アームで済むようにできるだけでなく、アイドリング回
転を安定させることもできる新規な可変動弁機構を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の可変動弁機構は、低回転用カムプロフィー
ルから高回転用カムプロフィールまでカムプロフィール
を軸方向に連続的に変化させた立体カムを備えたカムシ
ャフトと、内燃機関の回転数等の運転状況に応じてカム
シャフトを軸方向へ連続的に又は段階的に変位させる変
位装置と、立体カムのカムプロフィールに基づいて揺動
することによりバルブを開閉するアームとを備え、アー
ムは、立体カムの回転に伴う接触線角度の変化に追従し
ながら立体カムに接触する追従接触部を含む追従接触機
構を備え、立体カムの低回転用カムプロフィール側の隣
には、カムプロフィールが軸方向に変化しないアイドル
回転用カムが並設され、追従接触部には、内燃機関の負
荷回転時に立体カムに接触する負荷回転用接触面と、内
燃機関のアイドル回転時にアイドル回転用カムに接触す
るアイドル回転用接触面とが並設されたことを特徴とし
ている。
に、本発明の可変動弁機構は、低回転用カムプロフィー
ルから高回転用カムプロフィールまでカムプロフィール
を軸方向に連続的に変化させた立体カムを備えたカムシ
ャフトと、内燃機関の回転数等の運転状況に応じてカム
シャフトを軸方向へ連続的に又は段階的に変位させる変
位装置と、立体カムのカムプロフィールに基づいて揺動
することによりバルブを開閉するアームとを備え、アー
ムは、立体カムの回転に伴う接触線角度の変化に追従し
ながら立体カムに接触する追従接触部を含む追従接触機
構を備え、立体カムの低回転用カムプロフィール側の隣
には、カムプロフィールが軸方向に変化しないアイドル
回転用カムが並設され、追従接触部には、内燃機関の負
荷回転時に立体カムに接触する負荷回転用接触面と、内
燃機関のアイドル回転時にアイドル回転用カムに接触す
るアイドル回転用接触面とが並設されたことを特徴とし
ている。
【0007】ここで、低回転用カムプロフィールにおけ
るバルブタイミングの位相、開弁作用角及びリフト量
と、高回転用カムプロフィールにおけるバルブタイミン
グの位相、開弁作用角及びリフト量は、個々の内燃機関
における要求事項に応じて適宜設定することができる。
もっとも、多くの場合、低回転用カムプロフィールは開
弁作用角及びリフト量が小さく、高回転用カムプロフィ
ールは開弁作用角及びリフト量が大きい。
るバルブタイミングの位相、開弁作用角及びリフト量
と、高回転用カムプロフィールにおけるバルブタイミン
グの位相、開弁作用角及びリフト量は、個々の内燃機関
における要求事項に応じて適宜設定することができる。
もっとも、多くの場合、低回転用カムプロフィールは開
弁作用角及びリフト量が小さく、高回転用カムプロフィ
ールは開弁作用角及びリフト量が大きい。
【0008】変位装置によりカムシャフトを段階的に変
位させる場合、二段階に変化させてもよいが、その場合
は二段階の変位を調節できるようにすることが好まし
い。さらに好ましくは、カムシャフトを少なくとも三段
階に変位させることである。最も好ましくは、カムシャ
フトを連続的に変位させることである。変位装置は特定
の構造に限定されず、油圧、電磁力等を利用したものを
例示できる。
位させる場合、二段階に変化させてもよいが、その場合
は二段階の変位を調節できるようにすることが好まし
い。さらに好ましくは、カムシャフトを少なくとも三段
階に変位させることである。最も好ましくは、カムシャ
フトを連続的に変位させることである。変位装置は特定
の構造に限定されず、油圧、電磁力等を利用したものを
例示できる。
【0009】前記アームとしては、次のものを例示でき
る。 1) 一端部がロッカシャフトに揺動可能に軸支され、
他端部にバルブ押圧部を備え、中央部に追従接触部付ロ
ーラ機構を備えたスイングアーム。 2) 一端部がピボットに揺動可能に支持され、他端部
にバルブ押圧部を備え、中央部に追従接触部付ローラ機
構を備えたスイングアーム。 3) 一端部に追従接触部付ローラ機構を備え、他端部
にバルブ押圧部を備え、中間部がロッカシャフトに揺動
可能に軸支されたロッカアーム。
る。 1) 一端部がロッカシャフトに揺動可能に軸支され、
他端部にバルブ押圧部を備え、中央部に追従接触部付ロ
ーラ機構を備えたスイングアーム。 2) 一端部がピボットに揺動可能に支持され、他端部
にバルブ押圧部を備え、中央部に追従接触部付ローラ機
構を備えたスイングアーム。 3) 一端部に追従接触部付ローラ機構を備え、他端部
にバルブ押圧部を備え、中間部がロッカシャフトに揺動
可能に軸支されたロッカアーム。
【0010】追従接触機構としては、次の機構(A)
(B)を例示できる。 (A)直打式バルブリフタに設けられた半円筒内面座
と、該半円筒内面座にロール運動可能に嵌合された追従
接触部とからなる機構。 (B)追従接触部付ローラ機構。この追従接触部付ロー
ラ機構としては、次の(B1)〜(B3)を例示でき
る。
(B)を例示できる。 (A)直打式バルブリフタに設けられた半円筒内面座
と、該半円筒内面座にロール運動可能に嵌合された追従
接触部とからなる機構。 (B)追従接触部付ローラ機構。この追従接触部付ロー
ラ機構としては、次の(B1)〜(B3)を例示でき
る。
【0011】(B1)アームに取り付けられた支軸と、
支軸に滑り回動可能に外挿された球面滑り軸受とで構成
され、球面滑り軸受の外レースが追従接触部とされたも
の。 (B2)アームに取り付けられた支軸と、支軸に滑り回
動可能に外挿された自動調心ころがり軸受とで構成さ
れ、自動調心ころがり軸受の外レースが追従接触部とさ
れたもの。 (B3)外周面が凸状球面とされアームに取り付けられ
たボール支軸と、内レースの内周面が凹状球面とされボ
ール支軸に滑り回動可能かつ傾動可能に外挿されたころ
がり軸受とで構成され、ころがり軸受の外レースが追従
接触部とされたもの。
支軸に滑り回動可能に外挿された球面滑り軸受とで構成
され、球面滑り軸受の外レースが追従接触部とされたも
の。 (B2)アームに取り付けられた支軸と、支軸に滑り回
動可能に外挿された自動調心ころがり軸受とで構成さ
れ、自動調心ころがり軸受の外レースが追従接触部とさ
れたもの。 (B3)外周面が凸状球面とされアームに取り付けられ
たボール支軸と、内レースの内周面が凹状球面とされボ
ール支軸に滑り回動可能かつ傾動可能に外挿されたころ
がり軸受とで構成され、ころがり軸受の外レースが追従
接触部とされたもの。
【0012】立体カムとアイドル回転用カムとの間に
は、追従接触部の負荷回転用接触面とアイドル回転用接
触面との境界部を逃がすための間隙部が設けられること
が好ましい。
は、追従接触部の負荷回転用接触面とアイドル回転用接
触面との境界部を逃がすための間隙部が設けられること
が好ましい。
【0013】なお、本発明の可変動弁機構は、吸気バル
ブ又は排気バルブの何れか一方に適用することもできる
が、両方に適用することが好ましい。
ブ又は排気バルブの何れか一方に適用することもできる
が、両方に適用することが好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を吸気バルブ及び排
気バルブの両方に適用した可変動弁機構の実施形態につ
いて、図面を参照して説明する。よって、実施形態にお
いて単にバルブというときは、吸気バルブと排気バルブ
の両方を指す。
気バルブの両方に適用した可変動弁機構の実施形態につ
いて、図面を参照して説明する。よって、実施形態にお
いて単にバルブというときは、吸気バルブと排気バルブ
の両方を指す。
【0015】まず、図1〜図8は第一実施形態の可変動
弁機構を示し、カムシャフト1には、図1及び図4〜図
6において右側の低回転用カムプロフィールから左側の
高回転用カムプロフィールまで、カムプロフィールを軸
方向に連続的に変化させた立体カム2が形成されてい
る。立体カム2はベース円部2aとノーズ部2bとから
なり、ベース円部2aは、低回転用カムプロフィールに
おいても高回転用カムプロフィールにおいても同一半径
であるため、傾斜の無い円柱面である。しかし、ノーズ
部2bは、低回転用カムプロフィールにおいては開弁作
用角及びリフト量が小さく、高回転用カムプロフィール
においては開弁作用角及びリフト量が大きいため、円錐
面のように傾斜している。
弁機構を示し、カムシャフト1には、図1及び図4〜図
6において右側の低回転用カムプロフィールから左側の
高回転用カムプロフィールまで、カムプロフィールを軸
方向に連続的に変化させた立体カム2が形成されてい
る。立体カム2はベース円部2aとノーズ部2bとから
なり、ベース円部2aは、低回転用カムプロフィールに
おいても高回転用カムプロフィールにおいても同一半径
であるため、傾斜の無い円柱面である。しかし、ノーズ
部2bは、低回転用カムプロフィールにおいては開弁作
用角及びリフト量が小さく、高回転用カムプロフィール
においては開弁作用角及びリフト量が大きいため、円錐
面のように傾斜している。
【0016】また、立体カム2の低回転用カムプロフィ
ール側の隣には、カムプロフィールが軸方向に変化しな
いアイドル回転用カム3が並設されている。アイドル回
転用カム3は傾斜の無いベース円部3aとノーズ部3b
とからなり、そのカムプロフィール(図7(a)の曲線
I)は、立体カム2の最端の低回転用カムプロフィール
(図7(b)の曲線L)と同一である。
ール側の隣には、カムプロフィールが軸方向に変化しな
いアイドル回転用カム3が並設されている。アイドル回
転用カム3は傾斜の無いベース円部3aとノーズ部3b
とからなり、そのカムプロフィール(図7(a)の曲線
I)は、立体カム2の最端の低回転用カムプロフィール
(図7(b)の曲線L)と同一である。
【0017】カムシャフト1の端部には、内燃機関の回
転数等の運転状況に応じてカムシャフト1を軸方向へ連
続的に変位させる変位装置5が設けられている。変位装
置5は、スプラインを用いたカムシャフト1のガイド部
と、油圧を用いたカムシャフト1の駆動部とからなり
(いずれも図示略)、内燃機関の回転センサやアクセル
開度センサ等に基づいて作動するマイクロコンピュータ
等の制御装置(図示略)により制御されるようになって
いる。
転数等の運転状況に応じてカムシャフト1を軸方向へ連
続的に変位させる変位装置5が設けられている。変位装
置5は、スプラインを用いたカムシャフト1のガイド部
と、油圧を用いたカムシャフト1の駆動部とからなり
(いずれも図示略)、内燃機関の回転センサやアクセル
開度センサ等に基づいて作動するマイクロコンピュータ
等の制御装置(図示略)により制御されるようになって
いる。
【0018】カムシャフト1の斜め下方に配されたロッ
カシャフト6には、立体カム2のカムプロフィールに基
づいて揺動することによりバルブ7を開閉するスイング
アーム8が回動可能に軸着されている。スイングアーム
8は、右端部にロッカシャフト6の挿通孔9を備え、左
端部にバルブ押圧部としての雄ねじ付ピン10及びその
固定ナット11とを備え、中央部の上下方向に貫設され
た収容孔12には、立体カム2の回転に伴う接触線角度
の変化に追従しながら立体カム2に接触する追従接触部
付ローラ機構13を備えている。
カシャフト6には、立体カム2のカムプロフィールに基
づいて揺動することによりバルブ7を開閉するスイング
アーム8が回動可能に軸着されている。スイングアーム
8は、右端部にロッカシャフト6の挿通孔9を備え、左
端部にバルブ押圧部としての雄ねじ付ピン10及びその
固定ナット11とを備え、中央部の上下方向に貫設され
た収容孔12には、立体カム2の回転に伴う接触線角度
の変化に追従しながら立体カム2に接触する追従接触部
付ローラ機構13を備えている。
【0019】追従接触部付ローラ機構13は、収容孔1
2に通されスイングアーム8に対しカシメにより固定さ
れた中空支軸14と、該中空支軸14に滑り回動可能に
外挿された球面滑り軸受15とで構成されている。球面
滑り軸受15は、外周面が凸状球面とされた内レース1
6と、内周面が凹状球面とされ内レース16に滑り回動
可能かつ傾動可能に外挿された外レース17とで構成さ
れ、外レース17が立体カム2への追従接触部とされて
いる。
2に通されスイングアーム8に対しカシメにより固定さ
れた中空支軸14と、該中空支軸14に滑り回動可能に
外挿された球面滑り軸受15とで構成されている。球面
滑り軸受15は、外周面が凸状球面とされた内レース1
6と、内周面が凹状球面とされ内レース16に滑り回動
可能かつ傾動可能に外挿された外レース17とで構成さ
れ、外レース17が立体カム2への追従接触部とされて
いる。
【0020】詳しくは、外レース17の外周面には、内
燃機関の負荷を伴う負荷回転時(低回転から高回転まで
を含む。)に立体カム2に接触する負荷回転用接触面1
8(図4〜図6では外レース17の左半分)と、内燃機
関の負荷を伴わないアイドル回転時にアイドル回転用カ
ム3に接触するアイドル回転用接触面19(図4〜図6
では外レース17の右半分)とが山形状に並設されてい
る。立体カム2とアイドル回転用カム3との間には、負
荷回転用接触面18とアイドル回転用接触面19との境
界角部20を逃がすための間隙部4が設けられている。
燃機関の負荷を伴う負荷回転時(低回転から高回転まで
を含む。)に立体カム2に接触する負荷回転用接触面1
8(図4〜図6では外レース17の左半分)と、内燃機
関の負荷を伴わないアイドル回転時にアイドル回転用カ
ム3に接触するアイドル回転用接触面19(図4〜図6
では外レース17の右半分)とが山形状に並設されてい
る。立体カム2とアイドル回転用カム3との間には、負
荷回転用接触面18とアイドル回転用接触面19との境
界角部20を逃がすための間隙部4が設けられている。
【0021】なお、外レース17は内レース16より幅
狭に形成され、内レース16の両端の溝には外レース1
7の外れを防ぐストッパリング21が嵌着されている。
狭に形成され、内レース16の両端の溝には外レース1
7の外れを防ぐストッパリング21が嵌着されている。
【0022】本実施形態の可変動弁機構は、次のように
作用する。 (1)まず、内燃機関の負荷を伴わないアイドリング回
転時には、図4に示すように、カムシャフト1が左方向
へ変位し切り、アイドル回転用カム3が外レース17の
アイドル回転用接触面19に対応する。
作用する。 (1)まず、内燃機関の負荷を伴わないアイドリング回
転時には、図4に示すように、カムシャフト1が左方向
へ変位し切り、アイドル回転用カム3が外レース17の
アイドル回転用接触面19に対応する。
【0023】そして、図4(a)に示すように、アイド
ル回転用カム3のベース円部3aがアイドル回転用接触
面19に接触するとき、その接触線角度は水平であり、
負荷回転用接触面18は立体カム2のベース円部2aか
ら離れる。また、図4(b)に示すように、アイドル回
転用カム3のノーズ部3bがアイドル回転用接触面19
に接触するときも、その接触線角度は水平であり、負荷
回転用接触面18は立体カム2のノーズ部2bに形式的
に接触する。
ル回転用カム3のベース円部3aがアイドル回転用接触
面19に接触するとき、その接触線角度は水平であり、
負荷回転用接触面18は立体カム2のベース円部2aか
ら離れる。また、図4(b)に示すように、アイドル回
転用カム3のノーズ部3bがアイドル回転用接触面19
に接触するときも、その接触線角度は水平であり、負荷
回転用接触面18は立体カム2のノーズ部2bに形式的
に接触する。
【0024】従って、スイングアーム8はアイドル回転
用カム3のカムプロフィールに基づいて揺動し、図7
(a)の曲線Iに示すように、排気側及び吸気側のバル
ブ7を小さい開弁作用角及びリフト量で開閉させる。こ
のアイドル回転用カム3のカムプロフィールは軸方向に
変化せず、カムシャフト1の軸方向位置の制御精度には
影響されない。また、アイドル回転用カム3は高い加工
精度が期待できる。このため、排気バルブと吸気バルブ
とのオーバーラップ角はX0 に決まり、アイドル回転が
安定する。
用カム3のカムプロフィールに基づいて揺動し、図7
(a)の曲線Iに示すように、排気側及び吸気側のバル
ブ7を小さい開弁作用角及びリフト量で開閉させる。こ
のアイドル回転用カム3のカムプロフィールは軸方向に
変化せず、カムシャフト1の軸方向位置の制御精度には
影響されない。また、アイドル回転用カム3は高い加工
精度が期待できる。このため、排気バルブと吸気バルブ
とのオーバーラップ角はX0 に決まり、アイドル回転が
安定する。
【0025】(2)次に、内燃機関の負荷回転時には、
図5に示すように、カムシャフト1が変位装置5により
右方向へ変位し、アイドル回転用カム3が外レース17
のアイドル回転用接触面19から外れ、立体カム2が外
レース17の負荷回転用接触面18に対応する。この接
触面19、18の切替に伴って外レース17は小角度傾
くが、間隙部4は境界角部20を逃がすので、スムーズ
に切り替わる。
図5に示すように、カムシャフト1が変位装置5により
右方向へ変位し、アイドル回転用カム3が外レース17
のアイドル回転用接触面19から外れ、立体カム2が外
レース17の負荷回転用接触面18に対応する。この接
触面19、18の切替に伴って外レース17は小角度傾
くが、間隙部4は境界角部20を逃がすので、スムーズ
に切り替わる。
【0026】(2−1)内燃機関の低回転時には、図5
に示すように、立体カム2のうちの右側の低回転用カム
プロフィールが外レース17の負荷回転用接触面18に
対応する。図5(a)に示すように、ベース円部2aが
外レース17に接触するとき、外レース17は内レース
16に対し所定角度傾動して、ベース円部2aにうまく
接触する。また、図5(b)に示すように、ノーズ部2
bが外レース17に接触するとき、外レース17は内レ
ース16に対し傾かないで、ノーズ部2bに接触する。
に示すように、立体カム2のうちの右側の低回転用カム
プロフィールが外レース17の負荷回転用接触面18に
対応する。図5(a)に示すように、ベース円部2aが
外レース17に接触するとき、外レース17は内レース
16に対し所定角度傾動して、ベース円部2aにうまく
接触する。また、図5(b)に示すように、ノーズ部2
bが外レース17に接触するとき、外レース17は内レ
ース16に対し傾かないで、ノーズ部2bに接触する。
【0027】このように、外レース17は立体カム2の
1回転毎に1回傾動して、接触線角度の変化に追従しな
がら立体カム2に接触し、ノーズ部2bに押圧される。
従って、スイングアーム8は低回転用カムプロフィール
に基づいて揺動し、図7(b)の曲線Lに示すように、
排気側及び吸気側のバルブ7を小さい開弁作用角及びリ
フト量で開閉させ、低速トルクを高めるとともに、燃費
を向上させる。
1回転毎に1回傾動して、接触線角度の変化に追従しな
がら立体カム2に接触し、ノーズ部2bに押圧される。
従って、スイングアーム8は低回転用カムプロフィール
に基づいて揺動し、図7(b)の曲線Lに示すように、
排気側及び吸気側のバルブ7を小さい開弁作用角及びリ
フト量で開閉させ、低速トルクを高めるとともに、燃費
を向上させる。
【0028】なお、仮に、立体カム2の低回転用カムプ
ロフィールによってアイドル回転を生じさせると、立体
カム2の加工精度(一般的なカムの加工精度より低くな
りやすい。)や、カムシャフト1の軸方向位置の制御精
度によって、オーバーラップ角がばらつき、アイドル回
転が不安定になるおそれがある。このため、本実施形態
では前記アイドル回転用カム3を並設しているのであ
る。
ロフィールによってアイドル回転を生じさせると、立体
カム2の加工精度(一般的なカムの加工精度より低くな
りやすい。)や、カムシャフト1の軸方向位置の制御精
度によって、オーバーラップ角がばらつき、アイドル回
転が不安定になるおそれがある。このため、本実施形態
では前記アイドル回転用カム3を並設しているのであ
る。
【0029】(2−2)内燃機関の高回転時には、図6
に示すように、カムシャフト1がさらに右方向へ変位
し、立体カム2のうちの左側の高回転用カムプロフィー
ルが外レース17の負荷回転用接触面18に対応する。
そして、外レース17は、図6(a)(b)に示すよう
に、立体カム2の1回転毎に1回傾動して、接触線角度
の変化に追従しながら立体カム2に接触し、ノーズ部2
bに押圧される。従って、スイングアーム8は高回転用
カムプロフィールに基づいて揺動し、図7(b)の曲線
Hに示すように、バルブ7を大きい開弁作用角及びリフ
ト量で開閉させ、吸気量を増やし、高速出力を高める。
に示すように、カムシャフト1がさらに右方向へ変位
し、立体カム2のうちの左側の高回転用カムプロフィー
ルが外レース17の負荷回転用接触面18に対応する。
そして、外レース17は、図6(a)(b)に示すよう
に、立体カム2の1回転毎に1回傾動して、接触線角度
の変化に追従しながら立体カム2に接触し、ノーズ部2
bに押圧される。従って、スイングアーム8は高回転用
カムプロフィールに基づいて揺動し、図7(b)の曲線
Hに示すように、バルブ7を大きい開弁作用角及びリフ
ト量で開閉させ、吸気量を増やし、高速出力を高める。
【0030】そして、上記の低回転時から高回転時に至
る途中においても、回転数、アクセル開度等の運転状況
に応じて、カムシャフト1が変位装置5により連続的に
変位し、立体カム2のうちの中間部位のカムプロフィー
ルが外レース17の負荷回転用接触面18に対応する。
従って、スイングアーム8はそのカムプロフィールに基
づいて揺動し、図7(b)の曲線Mに示すように、バル
ブ7を中間的な開弁作用角及びリフト量で開閉させ、運
転状況に応じたトルク及び出力を発生させる。
る途中においても、回転数、アクセル開度等の運転状況
に応じて、カムシャフト1が変位装置5により連続的に
変位し、立体カム2のうちの中間部位のカムプロフィー
ルが外レース17の負荷回転用接触面18に対応する。
従って、スイングアーム8はそのカムプロフィールに基
づいて揺動し、図7(b)の曲線Mに示すように、バル
ブ7を中間的な開弁作用角及びリフト量で開閉させ、運
転状況に応じたトルク及び出力を発生させる。
【0031】以上のように、本実施形態の可変動弁機構
によれば、内燃機関の低回転時から高回転時まで、バル
ブタイミング及びリフト量を連続的に変化させて、内燃
機関の運転状況に応じた精密な制御を行なうことがで
き、もってトルク、出力、燃費、排気ガスのクリーン性
等の諸特性を全回転域にわたって最大限に向上させるこ
とができる。図8には、本実施形態により得られる内燃
機関のトルク特性を実線で示したが、前述の一点鎖線で
示した従来の可変動弁機構に対し、全回転域にわたって
トルクが増加しており、谷も生じていない。また、設定
にもよるが、燃費は最大で15〜20%程度向上させら
れると考えられる。
によれば、内燃機関の低回転時から高回転時まで、バル
ブタイミング及びリフト量を連続的に変化させて、内燃
機関の運転状況に応じた精密な制御を行なうことがで
き、もってトルク、出力、燃費、排気ガスのクリーン性
等の諸特性を全回転域にわたって最大限に向上させるこ
とができる。図8には、本実施形態により得られる内燃
機関のトルク特性を実線で示したが、前述の一点鎖線で
示した従来の可変動弁機構に対し、全回転域にわたって
トルクが増加しており、谷も生じていない。また、設定
にもよるが、燃費は最大で15〜20%程度向上させら
れると考えられる。
【0032】また、カムシャフト1の変位によって、前
記変化をスムーズかつ静かに行なわせることができ、さ
らに、一つのバルブ7に対して一つのスイングアーム8
で済むようにでき、構造をシンプルにしてコンパクト化
を図ることができる。
記変化をスムーズかつ静かに行なわせることができ、さ
らに、一つのバルブ7に対して一つのスイングアーム8
で済むようにでき、構造をシンプルにしてコンパクト化
を図ることができる。
【0033】次に、図9及び図10は第二実施形態の可
変動弁機構を示し、スイングアーム8の右端部が油圧ア
ジャスタ23付のピボット24に揺動可能に支持された
点においてのみ、第一実施形態と相違するものである。
変動弁機構を示し、スイングアーム8の右端部が油圧ア
ジャスタ23付のピボット24に揺動可能に支持された
点においてのみ、第一実施形態と相違するものである。
【0034】次に、図11及び図12は第三実施形態の
可変動弁機構を示し、スイングアームに変えてロッカア
ーム25を使用した点においてのみ、第一実施形態と相
違するものである。このロッカアーム25は、右端部に
追従接触部付ローラ機構13を備え、左端部にバルブ押
圧部としての雄ねじ付ピン10及びその固定ナット11
を備え、中間部にロッカシャフト6の挿通孔9を備えて
いる。カムシャフト1、立体カム2及びアイドル回転用
カム3は追従接触部付ローラ機構13の下方に位置す
る。そして、ロッカアーム25はスイングアームと異な
りシーソー的な揺動をするが、それ以外は第一実施形態
と同様の作用を奏する。
可変動弁機構を示し、スイングアームに変えてロッカア
ーム25を使用した点においてのみ、第一実施形態と相
違するものである。このロッカアーム25は、右端部に
追従接触部付ローラ機構13を備え、左端部にバルブ押
圧部としての雄ねじ付ピン10及びその固定ナット11
を備え、中間部にロッカシャフト6の挿通孔9を備えて
いる。カムシャフト1、立体カム2及びアイドル回転用
カム3は追従接触部付ローラ機構13の下方に位置す
る。そして、ロッカアーム25はスイングアームと異な
りシーソー的な揺動をするが、それ以外は第一実施形態
と同様の作用を奏する。
【0035】次に、図13、図14並びに図15はそれ
ぞれ第四、第五及び第六実施形態の可変動弁機構を示
し、追従接触部付ローラ機構13の具体的構成において
のみ、第一実施形態と相違するものである。
ぞれ第四、第五及び第六実施形態の可変動弁機構を示
し、追従接触部付ローラ機構13の具体的構成において
のみ、第一実施形態と相違するものである。
【0036】図13に示す第四実施形態の追従接触部付
ローラ機構13は、外レース17を二つに分割形成して
内レース16に外挿しやすくするとともに、両外レース
17が離れないようその外周にカバーリング27をカシ
メにより取り付けたものであり、カバーリング27に負
荷回転用接触面18とアイドル回転用接触面19とが形
成されている。
ローラ機構13は、外レース17を二つに分割形成して
内レース16に外挿しやすくするとともに、両外レース
17が離れないようその外周にカバーリング27をカシ
メにより取り付けたものであり、カバーリング27に負
荷回転用接触面18とアイドル回転用接触面19とが形
成されている。
【0037】図14に示す第五実施形態の追従接触部付
ローラ機構13は、中空支軸14と、中空支軸14に滑
り回動可能に外挿された自動調心ころがり軸受28とで
構成されたもので、自動調心ころがり軸受28は内レー
ス29とローラ30(又はボール)と内周面が凹状球面
とされた外レース31とからなり、追従接触部としての
外レース31に負荷回転用接触面18とアイドル回転用
接触面19とが形成されている。
ローラ機構13は、中空支軸14と、中空支軸14に滑
り回動可能に外挿された自動調心ころがり軸受28とで
構成されたもので、自動調心ころがり軸受28は内レー
ス29とローラ30(又はボール)と内周面が凹状球面
とされた外レース31とからなり、追従接触部としての
外レース31に負荷回転用接触面18とアイドル回転用
接触面19とが形成されている。
【0038】図15に示す第六実施形態の追従接触部付
ローラ機構13は、外周面が凸状球面とされ、スイング
アーム8に取り付けられたボール支軸32と、ボール支
軸32に滑り回動可能かつ傾動可能に外挿されたころが
り軸受33とで構成され、ころがり軸受33は内周面が
凹状球面とされた内レース34とローラ35(又はボー
ル)と外レース36とからなり、追従接触部としての外
レース36に負荷回転用接触面18とアイドル回転用接
触面19とが形成されている。
ローラ機構13は、外周面が凸状球面とされ、スイング
アーム8に取り付けられたボール支軸32と、ボール支
軸32に滑り回動可能かつ傾動可能に外挿されたころが
り軸受33とで構成され、ころがり軸受33は内周面が
凹状球面とされた内レース34とローラ35(又はボー
ル)と外レース36とからなり、追従接触部としての外
レース36に負荷回転用接触面18とアイドル回転用接
触面19とが形成されている。
【0039】これらの第二〜第六実施形態の可変動弁機
構によっても、第一実施形態と同様の効果が得られる。
また、第四、第五及び第六実施形態の追従接触部付ロー
ラ機構13を第二又は第三実施形態に適用することもで
きる。
構によっても、第一実施形態と同様の効果が得られる。
また、第四、第五及び第六実施形態の追従接触部付ロー
ラ機構13を第二又は第三実施形態に適用することもで
きる。
【0040】次に、図16〜図21は第七実施形態の可
変動弁機構を示し、前記追従接触部付ローラ機構13に
代えて、次のように構成された追従接触機構40を使用
した点においてのみ、第一実施形態と相違するものであ
る。
変動弁機構を示し、前記追従接触部付ローラ機構13に
代えて、次のように構成された追従接触機構40を使用
した点においてのみ、第一実施形態と相違するものであ
る。
【0041】スイングアーム8の中央部上面には立体カ
ム2の軸線とは直角方向に長い隆起部41が形成され、
隆起部41には同方向に延びる半円筒内面座42が凹設
され、該座42の両端は閉壁43で閉じている。半円筒
内面座42には、該座42にロール摺動可能に接触する
半円柱面45を備えた半割り円柱状の追従接触部44が
ロール運動可能に嵌合されている。追従接触部44の上
面には、負荷回転用接触面46とアイドル回転用接触面
47とが山形状に並設されている。
ム2の軸線とは直角方向に長い隆起部41が形成され、
隆起部41には同方向に延びる半円筒内面座42が凹設
され、該座42の両端は閉壁43で閉じている。半円筒
内面座42には、該座42にロール摺動可能に接触する
半円柱面45を備えた半割り円柱状の追従接触部44が
ロール運動可能に嵌合されている。追従接触部44の上
面には、負荷回転用接触面46とアイドル回転用接触面
47とが山形状に並設されている。
【0042】本実施形態の可変動弁機構は、次のように
作用する。 (1)まず、内燃機関のアイドリング回転時には、図1
9に示すように、カムシャフト1が左方向へ変位し切
り、アイドル回転用カム3が追従接触部44のアイドル
回転用接触面47に対応する。
作用する。 (1)まず、内燃機関のアイドリング回転時には、図1
9に示すように、カムシャフト1が左方向へ変位し切
り、アイドル回転用カム3が追従接触部44のアイドル
回転用接触面47に対応する。
【0043】そして、図19(a)に示すように、アイ
ドル回転用カム3のベース円部3aがアイドル回転用接
触面47に接触するとき、その接触線角度は水平であ
り、負荷回転用接触面46は立体カム2のベース円部2
aから離れる。また、図19(b)に示すように、アイ
ドル回転用カム3のノーズ部3bがアイドル回転用接触
面47に接触するときも、その接触線角度は水平であ
り、負荷回転用接触面46は立体カム2のノーズ部2b
に形式的に接触する。
ドル回転用カム3のベース円部3aがアイドル回転用接
触面47に接触するとき、その接触線角度は水平であ
り、負荷回転用接触面46は立体カム2のベース円部2
aから離れる。また、図19(b)に示すように、アイ
ドル回転用カム3のノーズ部3bがアイドル回転用接触
面47に接触するときも、その接触線角度は水平であ
り、負荷回転用接触面46は立体カム2のノーズ部2b
に形式的に接触する。
【0044】従って、スイングアーム8はアイドル回転
用カム3のカムプロフィールに基づいて揺動し、第一実
施形態と同様に、バルブ7を小さい開弁作用角及びリフ
ト量で開閉させ、アイドル回転を安定させる。
用カム3のカムプロフィールに基づいて揺動し、第一実
施形態と同様に、バルブ7を小さい開弁作用角及びリフ
ト量で開閉させ、アイドル回転を安定させる。
【0045】(2)次に、内燃機関の負荷回転時には、
図20に示すように、カムシャフト1が右方向へ変位
し、アイドル回転用カム3が追従接触部44のアイドル
回転用接触面47から外れ、立体カム2が追従接触部4
4の負荷回転用接触面46に対応する。この接触面4
7、46の切替に伴って追従接触部44は小角度ロール
運動するが、間隙部4は、負荷回転用接触面46とアイ
ドル回転用接触面47との境界角部48を逃がすので、
スムーズに切り替わる。
図20に示すように、カムシャフト1が右方向へ変位
し、アイドル回転用カム3が追従接触部44のアイドル
回転用接触面47から外れ、立体カム2が追従接触部4
4の負荷回転用接触面46に対応する。この接触面4
7、46の切替に伴って追従接触部44は小角度ロール
運動するが、間隙部4は、負荷回転用接触面46とアイ
ドル回転用接触面47との境界角部48を逃がすので、
スムーズに切り替わる。
【0046】(2−1)内燃機関の低回転時には、図2
0に示すように、立体カム2のうちの右側の低回転用カ
ムプロフィールが追従接触部44の負荷回転用接触面4
6に対応する。図20(a)に示すように、ベース円部
2aが追従接触部44に接触するとき、追従接触部44
は所定角度ロール運動して、ベース円部2aにうまく接
触する。また、図20(b)に示すように、ノーズ部2
bが追従接触部44に接触するとき、追従接触部44は
傾かないで、ノーズ部2bに接触する。
0に示すように、立体カム2のうちの右側の低回転用カ
ムプロフィールが追従接触部44の負荷回転用接触面4
6に対応する。図20(a)に示すように、ベース円部
2aが追従接触部44に接触するとき、追従接触部44
は所定角度ロール運動して、ベース円部2aにうまく接
触する。また、図20(b)に示すように、ノーズ部2
bが追従接触部44に接触するとき、追従接触部44は
傾かないで、ノーズ部2bに接触する。
【0047】このように、追従接触部44は立体カム2
の1回転毎に小角度ロール運動して、接触線角度の変化
に追従しながら立体カム2に接触し、ノーズ部2bに押
圧される。従って、スイングアーム8は低回転用カムプ
ロフィールに基づいて揺動し、第一実施形態と同様に、
バルブ7を小さい開弁作用角及びリフト量で開閉させ
る。
の1回転毎に小角度ロール運動して、接触線角度の変化
に追従しながら立体カム2に接触し、ノーズ部2bに押
圧される。従って、スイングアーム8は低回転用カムプ
ロフィールに基づいて揺動し、第一実施形態と同様に、
バルブ7を小さい開弁作用角及びリフト量で開閉させ
る。
【0048】(2−2)内燃機関の高回転時には、図2
1に示すように、カムシャフト1がさらに右方向へ変位
し、立体カム2のうちの左側の高回転用カムプロフィー
ルが追従接触部44の負荷回転用接触面46に対応す
る。そして、追従接触部44は、図21(a)(b)に
示すように、立体カム2の1回転毎にロール運動して、
接触線角度の変化に追従しながら立体カム2に接触し、
ノーズ部2bに押圧される。従って、スイングアーム8
は高回転用カムプロフィールに基づいて揺動し、第一実
施形態と同様に、バルブ7を大きい開弁作用角及びリフ
ト量で開閉させる。
1に示すように、カムシャフト1がさらに右方向へ変位
し、立体カム2のうちの左側の高回転用カムプロフィー
ルが追従接触部44の負荷回転用接触面46に対応す
る。そして、追従接触部44は、図21(a)(b)に
示すように、立体カム2の1回転毎にロール運動して、
接触線角度の変化に追従しながら立体カム2に接触し、
ノーズ部2bに押圧される。従って、スイングアーム8
は高回転用カムプロフィールに基づいて揺動し、第一実
施形態と同様に、バルブ7を大きい開弁作用角及びリフ
ト量で開閉させる。
【0049】そして、上記の低回転時から高回転時に至
る途中においても、回転数、アクセル開度等の運転状況
に応じて、カムシャフト1が連続的に変位し、立体カム
2のうちの中間部位のカムプロフィールが追従接触部4
4の負荷回転用接触面46に対応する。従って、スイン
グアーム8はそのカムプロフィールに基づいて揺動し、
第一実施形態と同様に、バルブ7を中間的な開弁作用角
及びリフト量で開閉させる。
る途中においても、回転数、アクセル開度等の運転状況
に応じて、カムシャフト1が連続的に変位し、立体カム
2のうちの中間部位のカムプロフィールが追従接触部4
4の負荷回転用接触面46に対応する。従って、スイン
グアーム8はそのカムプロフィールに基づいて揺動し、
第一実施形態と同様に、バルブ7を中間的な開弁作用角
及びリフト量で開閉させる。
【0050】従って、第七実施形態の可変動弁機構によ
っても、第一実施形態と同様の効果が得られる。また、
第七実施形態の追従接触機構40を第二又は第三実施形
態に適用することもできる。
っても、第一実施形態と同様の効果が得られる。また、
第七実施形態の追従接触機構40を第二又は第三実施形
態に適用することもできる。
【0051】なお、本発明は前記実施形態の構成に限定
されるものではなく、例えば次のように、発明の趣旨か
ら逸脱しない範囲で変更して具体化することもできる。 (1)カムシャフト1を段階的に変位させるようにする
こと。 (2)変位装置5の構成や制御の仕方を適宜変更するこ
と。
されるものではなく、例えば次のように、発明の趣旨か
ら逸脱しない範囲で変更して具体化することもできる。 (1)カムシャフト1を段階的に変位させるようにする
こと。 (2)変位装置5の構成や制御の仕方を適宜変更するこ
と。
【0052】
【発明の効果】本発明の可変動弁機構は、上記の通り構
成されているので、バルブタイミング及びリフト量を連
続的に又は段階的に変化させることにより、トルク、出
力、燃費、排気ガスのクリーン性等の諸特性を内燃機関
の全回転域にわたって最大限に向上させることができ、
また、前記変化をスムーズかつ静かに行なわせることが
でき、一つのバルブに対して一つのアームで済むように
できるだけでなく、アイドリング回転を安定させること
もできる、という優れた効果を奏する。
成されているので、バルブタイミング及びリフト量を連
続的に又は段階的に変化させることにより、トルク、出
力、燃費、排気ガスのクリーン性等の諸特性を内燃機関
の全回転域にわたって最大限に向上させることができ、
また、前記変化をスムーズかつ静かに行なわせることが
でき、一つのバルブに対して一つのアームで済むように
できるだけでなく、アイドリング回転を安定させること
もできる、という優れた効果を奏する。
【図1】本発明を具体化した第一実施形態の可変動弁機
構を示す斜視図である。
構を示す斜視図である。
【図2】同可変動弁機構の正面図である。
【図3】同可変動弁機構の平面図である。
【図4】内燃機関のアイドル回転時における図2のIV
−IV線断面図である。
−IV線断面図である。
【図5】内燃機関の負荷低回転時における図2のIV−
IV線断面図である。
IV線断面図である。
【図6】内燃機関の負荷高回転時における図2のIV−
IV線断面図である。
IV線断面図である。
【図7】同可変動弁機構によるバルブタイミング及びリ
フト量を示すグラフである。
フト量を示すグラフである。
【図8】同可変動弁機構により得られる内燃機関のトル
ク特性を従来例と比較して示すグラフである。
ク特性を従来例と比較して示すグラフである。
【図9】第二実施形態の可変動弁機構を示す正面図であ
る。
る。
【図10】図9のX−X線断面図である。
【図11】第三実施形態の可変動弁機構を示す正面図で
ある。
ある。
【図12】図11のXII−XII線断面図である。
【図13】第四実施形態の要部断面図である。
【図14】第五実施形態の要部断面図である。
【図15】第六実施形態の要部断面図である。
【図16】第七実施形態の可変動弁機構を示す斜視図で
ある。
ある。
【図17】同可変動弁機構の正面図である。
【図18】同可変動弁機構の平面図である。
【図19】内燃機関のアイドル回転時における図17の
XIX−XIX線断面図である。
XIX−XIX線断面図である。
【図20】内燃機関の負荷低回転時における図17のX
IX−XIX線断面図である。
IX−XIX線断面図である。
【図21】内燃機関の負荷高回転時における図17のX
IX−XIX線断面図である。
IX−XIX線断面図である。
1 カムシャフト 2 立体カム 3 アイドル回転用カム 4 間隙部 5 変位装置 7 バルブ 8 スイングアーム 13 追従接触部付ローラ機構 17 外レース 18 負荷回転用接触面 19 アイドル回転用接触面 20 境界角部 25 ロッカアーム 27 カバーリング 31 外レース 36 外レース 40 追従接触機構 42 半円筒内面座 44 追従接触部 45 半円柱面 46 負荷回転用接触面 47 アイドル回転用接触面 48 境界角部
Claims (4)
- 【請求項1】 低回転用カムプロフィールから高回転用
カムプロフィールまでカムプロフィールを軸方向に連続
的に変化させた立体カムを備えたカムシャフトと、 内燃機関の回転数等の運転状況に応じて前記カムシャフ
トを軸方向へ連続的に又は段階的に変位させる変位装置
と、 前記立体カムのカムプロフィールに基づいて揺動するこ
とによりバルブを開閉するアームとを備え、 前記アームは、前記立体カムの回転に伴う接触線角度の
変化に追従しながら前記立体カムに接触する追従接触部
を含む追従接触機構を備え、 前記立体カムの低回転用カムプロフィール側の隣には、
カムプロフィールが軸方向に変化しないアイドル回転用
カムが並設され、 前記追従接触部には、内燃機関の負荷回転時に前記立体
カムに接触する負荷回転用接触面と、内燃機関のアイド
ル回転時に前記アイドル回転用カムに接触するアイドル
回転用接触面とが並設されたことを特徴とする可変動弁
機構。 - 【請求項2】 前記追従接触機構は、前記アームに設け
られた半円筒内面座と、該半円筒内面座にロール運動可
能に嵌合された追従接触部とからなる請求項1記載の可
変動弁機構。 - 【請求項3】 前記追従接触機構は、追従接触部付ロー
ラ機構である請求項1記載の可変動弁機構。 - 【請求項4】 前記立体カムとアイドル回転用カムとの
間には、前記追従接触部の負荷回転用接触面とアイドル
回転用接触面との境界部を逃がすための間隙部が設けら
れた請求項1、2又は3記載の可変動弁機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8188618A JPH1018822A (ja) | 1996-06-28 | 1996-06-28 | 可変動弁機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8188618A JPH1018822A (ja) | 1996-06-28 | 1996-06-28 | 可変動弁機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1018822A true JPH1018822A (ja) | 1998-01-20 |
Family
ID=16226840
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8188618A Pending JPH1018822A (ja) | 1996-06-28 | 1996-06-28 | 可変動弁機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1018822A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008025539A (ja) * | 2006-07-25 | 2008-02-07 | Suzuki Motor Corp | 動弁装置及びこれを備えた内燃機関 |
JP2011247089A (ja) * | 2010-05-21 | 2011-12-08 | Mitsubishi Motors Corp | ロッカアーム |
-
1996
- 1996-06-28 JP JP8188618A patent/JPH1018822A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008025539A (ja) * | 2006-07-25 | 2008-02-07 | Suzuki Motor Corp | 動弁装置及びこれを備えた内燃機関 |
JP4687598B2 (ja) * | 2006-07-25 | 2011-05-25 | スズキ株式会社 | 動弁装置及びこれを備えた内燃機関 |
JP2011247089A (ja) * | 2010-05-21 | 2011-12-08 | Mitsubishi Motors Corp | ロッカアーム |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060831 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061010 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070306 |