JPH10187331A - 光学式デジタイザおよびその駆動方式 - Google Patents

光学式デジタイザおよびその駆動方式

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JPH10187331A
JPH10187331A JP34732796A JP34732796A JPH10187331A JP H10187331 A JPH10187331 A JP H10187331A JP 34732796 A JP34732796 A JP 34732796A JP 34732796 A JP34732796 A JP 34732796A JP H10187331 A JPH10187331 A JP H10187331A
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JP
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light
signal
light emitting
emitting elements
circuit
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JP34732796A
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Koichi Ueda
浩市 上田
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Canon Inc
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  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
  • Photo Coupler, Interrupter, Optical-To-Optical Conversion Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 対象物の検出精度と応答性を減少させずに、
消費電力を大幅に減少させることができる光学式デジタ
イザおよびその駆動方式の提供を課題とする。 【解決手段】 電源投入時またはリセット直後において
は、発光素子を例えば1つおきに点灯させるという間引
き駆動を行なう(ステップS1)。そしてステップS3
で対象物が検出されると、発光素子を全て点灯させるフ
ルスキャンモードとなり(ステップS5)、対象物が検
出されたことが記録される(ステップS2)。ステップ
S3で対象物が検出されない場合においても、過去m回
以内に対象物が検出されているときには(ステップS
4)、フルスキャンモードになる(ステップS6)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、投光素子列(発光
素子列)と対向した位置に受光素子列を有する光学式デ
ジタイザおよびその駆動方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の光学式デジタイザの全体概略図、
すなわち横方向の検出を行なう構造の概略図を図6に示
す。また、対向する1組の投光装置61および受光装置
71の回路図を図7に示す。
【0003】図6に示すように、光学式デジタイザは、
投光素子を有する投光装置61〜66の列から発せられ
た赤外光を、対向位置に配された受光素子を有する受光
装置71〜76の列で検出し、対象物の有無を検出する
ものである。ここで、投光素子から発せられる赤外光の
集光性は、図6に示すように完全ではなく、従って隣接
する受光素子からもかなりの量の光が検出されるため、
実際には図7の回路で示されるように、列状に配置され
た複数個の投光素子をはじから順に点灯させてゆき、そ
の点灯した投光素子と対応する受光素子に発光された光
が検出されるかどうかにより対象物の有無を検出してい
た。このような駆動方式の投光装置61〜65および受
光装置71〜75の実際の接続例を図8に示す。
【0004】図8に示したように接続されている投光装
置および受光装置の駆動方式としては、図9のタイミン
グチャートに示されるように、スキャンスピードを決め
るクロック(スキャン周期はクロック周期×投光素子数
で決定される)と、投光素子をはじから順に点灯させて
いくためのスキャン信号(1スキャンに1度だけ入力さ
れる)とを投光装置61〜65および受光装置71〜7
5に供給する。このスキャン信号はクロックに応じて、
図8に示したように隣接する投光装置および受光装置に
順次転送される。このような駆動方式により、1組の投
受光素子が選択され、隣接する投光素子からの影響を除
去している。
【0005】さらに、受光装置側では、対応する発光素
子に入るスキャン信号と等価な信号(図7および図8で
は簡単化するため同じ信号が入力されているように描か
れている)が入力され、この信号が入力されているとき
だけ、図7に示したように受光素子の出力信号が検出信
号を出力する反転バッファ711に入力するようになっ
ている。この反転バッファ711は出力がオープンドレ
インで構成されていて、スキャン結果から対象物の有無
を判断するマイクロコンピューター(図示せず)の1つ
の入力端子に受光素子列全ての反転バッファの出力がつ
ながれている。図7に示す回路では、選択された受光素
子で対象物が検出されなかった場合には検出出力は低
(Low)レベルとなり、また、検出された場合もしく
は選択されていない場合には高(High)レベルとな
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
光学式デジタイザおよびその駆動方式では、対象物が無
い場合でも、消費電力の大部分を占める投光素子の全て
をはじから順に点灯しており、無駄になる消費電力が多
いという問題点があった。
【0007】本発明の目的は、上記問題点を鑑み、投光
素子の集光性の悪さ、即ち投光素子の光の拡散性を利用
し、従来と同程度の検出精度および応答性を維持しなが
ら、消費電力を従来に比して削減することができる光学
式デジタイザおよびその駆動方式を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明に係る光学式デジタイザは、列状に配
設された複数個の発光素子と、当該複数個の発光素子と
対向する位置に配設された複数個の受光素子とを有し、
前記発光素子のそれぞれに設けられた複数個の駆動回路
に、クロック信号と同期したスキャン信号を順次供給し
て前記複数個の発光素子を順次発光させ、前記複数個の
受光素子のそれぞれに設けられた検出回路の検出信号か
ら対象物の位置を検出する光学式デジタイザにおいて、
前記複数個の発光素子の駆動回路のそれぞれは、当該駆
動回路に供給される前記スキャン信号と、発光制御用の
間引き信号とに従って前記発光素子の発光を制御する発
光制御回路を具備することを特徴とするものである。
【0009】また、上述した目的を達成するために、本
発明に係る光学式デジタイザの駆動方式は、前記対象物
が検出されるまでは、前記複数個の発光素子をn(≧
1)個おきに発光させることを特徴とするものである。
【0010】以上のような本発明に係る光学式デジタイ
ザとその駆動方式によれば、従来と同程度の検出精度お
よび応答性を維持しながら、対象物が検出されない場合
には、投光素子の全てを点灯させずにすむために従来に
比して消費電力を削減することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
形態を説明する。
【0012】(第1の実施形態)図1は、本発明の第1
の実施形態に係る光学式デジタイザの動作手順を示すフ
ローチャートである。この図1を用いて本実施形態の動
作説明を行なう。
【0013】まず、電源投入時、或いはリセット直後
は、本実施形態に係る光学式デジタイザは、複数個の列
状に配設された投光素子(発光素子)のうちの一部のみ
を点灯させる間引きモードで駆動される(ステップS
1)。これは、電源投入直後、或いはリセット直後は、
過去の履歴が存在しないため、検出対象物が無いのと同
じ状態であるためである。
【0014】そして、光学式デジタイザがスキャンを行
い、検出対象物が発見されなかった場合には当然の事な
がら、間引きモードは継続される(ステップS1〜S
4)。
【0015】もし、ステップS3で対象物が検出された
場合には、ステップS5に進んで通常動作を行うモード
になり、次回スキャン時には全画面スキャンを行う。
【0016】さらに、過去数回分のスキャン結果を履歴
として保存しておき(ステップS2)、この結果を参照
して間引きスキャンを行うか全画面スキャンを行うか否
かを決定する(ステップS4,S6)。これは、ダブル
クリック等で検出すべき対象物が一時的に検出領域から
検出されなくなることに対する対策のためで、履歴とし
て参照する過去のスキャン結果の回数は、スキャンスピ
ードやシステムの応答性を考慮して定めることが好まし
い。
【0017】図2は本実施形態に係る光学式デジタイザ
の投光装置(発光装置)および受光装置の構成を示した
回路図である。図2において、投光装置21と投光装置
22は相隣接して配置されているものであり、受光装置
31は投光装置21に対向する位置に配設されており、
また受光装置32は投光装置22に対向する位置に配設
されている。
【0018】投光装置21は、赤外線を発生させる発光
ダイオード211と、その駆動回路から構成されてい
る。投光装置21内には、クロック信号CLKに従って
スキャン信号を隣接する投光装置22に送るためのフリ
ップフロップ回路212と、スキャン信号と間引き信号
が共に入力したときに発光ダイオード211を点灯させ
るためのAND回路213が設けられている。
【0019】投光装置22の構成は、投光装置21の構
成と同様の構成となっている。
【0020】受光装置31は、受光素子であるフォトト
ランジスタ311と、その出力を検出する検出回路から
構成されている。受光装置31内には、クロック信号C
LKに従ってスキャン信号を隣接する受光装置32に送
るためのフリップフロップ回路312、バッファ回路3
13、間引き信号が入力したときにフォトトランジスタ
311の出力をラッチするラッチ回路314、スキャン
信号が入力したときにラッチ回路314の出力を検出信
号として出力するためのNAND回路315が設けられ
ている。
【0021】受光装置32の構成は、受光装置31の構
成と同様の構成となっている。
【0022】図3は、列状に配設された発光素子を1つ
おきづつ発光させる間引き駆動モードにおける図2に示
した各信号の状態を示したタイミングチャートである。
【0023】図3で、スキャン信号は従来例と同様に、
1回のスキャンの最初に1クロック分だけでるパルスで
あり、クロック信号CLKに従って次段の装置に順次転
送されるパルスである。
【0024】間引き信号は本発明の特徴となる信号であ
り、全ての投光装置および受光装置に与えられる。
【0025】投光装置側では、順次転送されてくるスキ
ャン信号と間引き信号との論理積(アンド)を取ること
により、発光ダイオードの発光制御が行われる。
【0026】また、受光装置側では、フォトトランジス
タの出力を間引き信号でラッチすることにより、投光素
子が発光していないタイミングにおける検出信号の出力
を確保することができる。もちろん、1つの受光装置を
選択するために、従来と同様にスキャン信号は用いられ
る。
【0027】ここで、間引き駆動をせずに、全画面スキ
ャンを行なう場合には、1回のスキャンの期間中、間引
き信号を高(High)レベルに維持しておけばよい。
また間引きをする発光素子の個数nは、間引き信号を発
生させる周期を変化させることによって容易に変えるこ
とができる。
【0028】次に、図3に示した信号が供給された場合
の図2に示した投光装置および受光装置の動作について
説明する。
【0029】先ず、投光装置21に入力するスキャン信
号と間引き信号とが共に高(High)レベルになる
と、AND回路213の出力が高(High)レベルに
なって発光ダイオード211から赤外線が発生する。
【0030】このとき、この赤外線は拡散性があるため
に、検出すべき対象物がない場合には、投光装置21と
対向する位置にあるフォトトランジスタ311に到達す
るとともに、フォトトランジスタ311に隣接している
フォトトランジスタ321にも到達する。そして、この
2つのフォトトランジスタ311,321の出力は、間
引き信号が高(High)レベルになっているので、そ
れぞれラッチ回路314,324によってラッチされ
る。
【0031】このようにしてラッチされた2つのフォト
トランジスタ311,321の出力のうち、フォトトラ
ンジスタ311の出力は、受光装置31にスキャン信号
が供給されているために、検出信号として出力される。
【0032】また、ラッチ回路324によってラッチさ
れているフォトトランジスタ321の出力は、次のクロ
ック信号が発生してスキャン信号が受光装置32に転送
されてきた時点で、検出信号として出力される。なお、
このとき間引き信号は低(Low)レベルとなっている
ために、フォトトランジスタ321と対向している発光
ダイオード221は点灯していない。
【0033】以上のように動作することにより、本実施
形態に係る光学式デジタイザは、列状に配列された複数
個の発光素子のうちの一部を点灯させることによって、
従来と同様の精度で対象物の検出を行なうことができ
る。
【0034】なお、上記実施例では発光制御回路をAN
D回路を用いて実現したが、NAND回路を用いても同
様の効果が得られるのは明らかである。
【0035】(第2の実施形態)図4は、本発明の第2
の実施形態に係る光学式デジタイザの動作手順を示すフ
ローチャートである。
【0036】ここで、先に説明した図1に示したフロー
チャートと、この図4に示したフローチャートとの差異
は、ステップS55とステップS66とにある。即ち、
先に説明した第1の実施形態においては、対象物が検出
された場合には、ステップS5,S6において全画面ス
キャンを行なうが、この第2の実施形態においては、検
出された対象物の付近の発光素子のみを全て発光させる
こととしている。
【0037】このようにすることにより、第1の実施形
態と比してより消費電力を削減することができる。な
お、本実施形態で使用される対象物の位置は、従来の光
学式デジタイザにおける信号処理によって得られる位置
データを利用するものである。
【0038】ここで、検出された対象物の付近の発光素
子のみを全て発光させるためには、図2に示した構成の
投光装置および受光装置に、例えば図5に示したような
間引き信号を供給すればよい。即ち、発光させたい一連
の投光装置に、クロック信号CLKに従って転送されて
いるスキャン信号が供給されている期間中、間引き信号
を高(High)レベルに維持すればよい。
【0039】以上説明したように光学式デジタイザを駆
動することにより、本実施形態は消費電力(電流)の大
幅な削減を図ることができる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
光学式デジタイザの精度および応答性を何ら落とすこと
なく消費電力を大幅に減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の動作手順を示すフロ
ーチャートである。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る投光装置および
受光装置の回路図である。
【図3】本発明の第1の実施形態の動作を説明するため
のタイミングチャートである。
【図4】本発明の第2の実施形態の動作手順を示すフロ
ーチャートである。
【図5】本発明の第2の実施形態の動作を説明するため
のタイミングチャートである。
【図6】従来の光学式デジタイザの構成の概略図であ
る。
【図7】従来例の投光装置および受光装置の回路図であ
る。
【図8】従来の投光装置と受光装置の接続関係を示す説
明図である。
【図9】従来例の動作を説明するためのタイミングチャ
ートである。
【符号の説明】
21,22 投光装置 31,32 受光装置 211,221 発光ダイオード 212,222 フリップフロップ回路 213,223 AND回路 311,321 フォトトランジスタ 312,322 フリップフロップ回路 313,323 バッファ回路 314,324 ラッチ回路 315,325 NAND回路

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 列状に配設された複数個の発光素子と、
    当該複数個の発光素子と対向する位置に配設された複数
    個の受光素子とを有し、前記発光素子のそれぞれに設け
    られた複数個の駆動回路に、クロック信号と同期したス
    キャン信号を順次供給して前記複数個の発光素子を順次
    発光させ、前記複数個の受光素子のそれぞれに設けられ
    た検出回路の検出信号から対象物の位置を検出する光学
    式デジタイザにおいて、 前記複数個の発光素子の駆動回路のそれぞれは、当該駆
    動回路に供給される前記スキャン信号と、発光制御用の
    間引き信号とに従って前記発光素子の発光を制御する発
    光制御回路を具備することを特徴とする光学式デジタイ
    ザ。
  2. 【請求項2】 前記発光制御手段は、前記スキャン信号
    と前記間引き信号とが入力するAND回路またはNAN
    D回路であることを特徴とする請求項1に記載の光学式
    デジタイザ。
  3. 【請求項3】 前記受光素子の検出回路は、前記間引き
    信号が出力されたときに、前記受光素子の出力をラッチ
    するラッチ回路を具備することを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載の光学式デジタイザ。
  4. 【請求項4】 前記受光素子の検出回路は、前記スキャ
    ン信号が入力したときに、前記ラッチ回路の出力を前記
    検出信号として出力することを特徴とする請求項3に記
    載の光学式デジタイザ。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の光学式デジタイザの駆
    動方式において、 前記対象物が検出されるまでは、前記複数個の発光素子
    をn(≧1)個おきに発光させることを特徴とする光学
    式デジタイザの駆動方式。
  6. 【請求項6】 前記発光素子の駆動回路に供給される前
    記間引き信号は、前記クロック信号に同期して当該クロ
    ック信号のn(≧1)周期毎に発生する信号であること
    を特徴とする請求項5に記載の光学式デジタイザの駆動
    方式。
  7. 【請求項7】 前記対象物が検出された場合には、前記
    複数個の発光素子の全てを順次発光させることを特徴と
    する請求項5または6に記載の光学式デジタイザの駆動
    方式。
  8. 【請求項8】 前記複数個の発光素子の全てを順次発光
    させるときには、前記スキャン信号の発生期間中、前記
    間引き信号の発生を継続させることを特徴とする請求項
    7に記載の光学式デジタイザの駆動方式。
  9. 【請求項9】 前記対象物が検出された場合には、当該
    検出された位置付近の前記発光素子のみを全て順次発光
    させることを特徴とする請求項5または6に記載の光学
    式デジタイザの駆動方式。
  10. 【請求項10】 前記対象物が検出された位置付近の前
    記発光素子のみを全て順次発光させるときには、当該発
    光させる複数個の発光素子の駆動回路に対して前記スキ
    ャン信号が供給されている期間中、前記間引き信号の発
    生を継続させることを特徴とする請求項9に記載の光学
    式デジタイザの駆動方式。
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