JPH10187318A

JPH10187318A - 顧客属性情報自動設定処理方式

Info

Publication number: JPH10187318A
Application number: JP35728596A
Authority: JP
Inventors: Takaatsu Imai; 崇敦今井
Original assignee: NEC Corp
Current assignee: NEC Corp
Priority date: 1996-12-26
Filing date: 1996-12-26
Publication date: 1998-07-14

Abstract

(57)【要約】【課題】窓口より新規の顧客情報を登録するにあたり、
指定した人称の内容に従って、窓口入力が不要となる顧
客の属性情報についてはシステム側で自動設定させるこ
とにより、操作性、作業効率を向上すると共に、窓口業
務の省力化、更には登録情報の安全性、及び信頼性の向
上を図る、顧客属性情報の自動設定処理方式の提供。【解決手段】顧客データを入力する入力部と、顧客属性
相関情報を管理するコンスタント情報管理部と、顧客属
性情報の自動設定処理を行う処理部と、顧客データを格
納する顧客データベースと、を有し、入力部から入力さ
れた顧客データの人称をキーにコンスタント情報管理部
から顧客属性相関情報を取得し、自動設定可能な顧客属
性情報の自動設定を行った上で顧客データベースへ格納
する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、顧客属性情報自動
設定処理方式に関し、特に、入力された顧客データの属
性をキーに、顧客属性相関情報を検索して、顧客属性情
報の自動設定を行い、窓口入力を不要とするようにし
た、顧客属性情報自動設定処理方式に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、顧客データベースへ登録される顧
客属性情報は、入力票に記載されている内容に従って窓
口端末からオペレータが入力した情報のみであった。よ
り具体的には、例えば銀行窓口にて新規の顧客情報を登
録する場合、入力票の内容に従い、個人、法人、課税区
分、資格等の顧客の属性情報をオペレータが入力し、こ
の入力された情報が顧客データベースに登録されること
になる。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上記した従来方式は、
下記記載の問題点を有している。

【０００４】（１）第１の問題点は、属性未登録項目が
発生してしまう、ということである。

【０００５】その理由は、属性情報として登録する内容
が、専ら入力票に依存しているためである。すなわち、
入力票に記載されている情報のみを顧客データベースに
登録していることから、入力票に未記載の属性は、その
まま属性未登録項目となる。

【０００６】（２）第２の問題点は、顧客属性情報の登
録内容に誤りが生じる場合がある、ということである。

【０００７】その理由は、窓口端末入力時に、オペレー
ションミス（誤入力操作等の人為エラー）が発生する可
能性がある、ためである。

【０００８】したがって、本発明は、上記問題点に鑑み
てなされたものであって、その目的は、オンラインサー
ビスを提供している例えばバンキングシステム等におい
て、窓口より新規の顧客情報を登録するにあたり、指定
した人称の内容に従って、窓口入力が不要となる顧客の
属性情報についてはシステム側で自動設定させることに
より、操作性、作業効率を向上すると共に、窓口業務の
省力化、更には登録情報の安全性、及び信頼性の向上を
図る、顧客属性情報自動設定処理方式を提供することに
ある。

【０００９】

【課題を解決するための手段】前記目的を達成する本発
明の顧客属性情報自動設定処理方式は、その概要を述べ
れば、入力した顧客データの属性情報として人称に従っ
て、窓口入力が不要となる顧客属性情報の自動設定を行
い、顧客データベースへ格納するものである。

【００１０】より具体的には、本発明は、顧客データを
入力する入力部（図１の１０）と、顧客属性相関情報を
管理するコンスタント情報管理部（図１の３０）と、入
力された顧客データの人称をキーに、コンスタント情報
管理部（図１の３０）を検索して得た顧客属性相関情報
を参照し、窓口入力が不要となる顧客属性情報の自動設
定を行った上で、顧客データベース（図１の４０）へ格
納する顧客属性情報自動設定処理部（図１の２０）と、
を有する。

【００１１】上記のように構成されてなる本発明の作用
効果を説明すれば、顧客データとして入力される人称を
指定することにより、一意となる顧客属性情報について
は、入力票に記載がなくても、顧客属性相関情報から既
定値の自動設定を行い、顧客データベースへ格納してい
る。

【００１２】このため、本発明によれば、オペレータの
窓口入力作業が軽減され、且つ入力ミスの件数も減少
し、更に顧客属性情報の登録率の向上、及び信頼性、デ
ータの安全性を実現している。

【００１３】

【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て、画面を参照して詳細に説明する。

【００１４】図１は、本発明の実施の形態に係る顧客属
性情報自動設定処理方式の要部をブロック図にて示した
ものである。

【００１５】図１を参照すると、本発明の実施の形態
は、入力部１０と、顧客属性情報自動設定処理部２０
と、コンスタント情報管理部３０と、顧客情報を登録格
納する顧客データベース４０と、を備えて、その要部が
構成されている。

【００１６】このうち、顧客属性情報自動設定処理部２
０は、図１を参照すると、入力チェック部２１と、顧客
属性相関情報取得部２２と、顧客属性情報編集部２３
と、顧客データ更新部２４と、を備えて構成されてお
り、またコンスタント情報管理部２０は、人称をキーに
持つ顧客属性相関情報３１をその管理下に備えている。

【００１７】図２は、入力部１の属性情報入力画面の一
例を示したものであり、「カナ氏名」、「漢字氏名」、
「住所コード」、「カナ番地１」、「漢字番地１」、
「カナ番地２」、「漢字番地２」、「地区コード」、
「生年月日」、「人称コード」、「資格コード」、「Ｔ
ＥＬ」、「ＦＡＸ」、「同一世帯取引先」、「世帯代表
者区分」、「担当者コード」、「職業コード」、「業種
コード」、「勤務先名称」、「勤務先ＴＥＬ」、「県外
者県コード」、「県外者郵便番号」、「カナ県外者住
所」、「漢字県外者住所」、「代表者役職名」、「カナ
代表者名」、「漢字代表者名」、「同音異人強制」、お
よび「世帯管理強制」の各欄からなる。

【００１８】図３は、本発明の実施の形態の処理フロー
を説明するための流れ図である。本発明の実施の形態の
動作について、図１及び図３を参照して以下に説明す
る。

【００１９】入力部１０から与えられた顧客データは、
先ず、顧客属性情報自動設定処理部２０の入力チェック
部２１に供給される。入力チェック部２１では、入力さ
れた顧客データの入力妥当性チェックを行い（ステップ
Ｓ１）、その結果を付加して、入力妥当性エラー判定処
理（ステップＳ２）に顧客データを引き継ぐ。

【００２０】ここで、入力妥当性エラーが検出されてい
なければ、次にコンスタント情報管理部３０の検索処理
（ステップＳ３）へ顧客データを引き渡す。

【００２１】コンスタント管理情報部３０の検索処理
（ステップＳ３）では、引き渡された顧客データの「人
称」をキーとして、顧客属性相関情報３１を検索する
（図１の顧客属性相関情報取得部２２の処理に対応す
る）。

【００２２】コンスタント情報管理部３０の検索処理
（ステップＳ３）において、顧客属性相関情報が取得で
きたならば（ステップＳ４の顧客属性相関情報有りの分
岐）、次に顧客属性情報編集部２３へ顧客データと顧客
属性相関情報を渡す。

【００２３】顧客属性情報編集部２３では、入力部１０
から引き継がれてきた顧客データに対して、自動設定が
可能な顧客属性情報を顧客属性相関情報より設定し、顧
客データベース４０の格納イメージに編集したのち（ス
テップＳ５）、顧客データ更新部２４へ顧客データを引
き渡す。

【００２４】以上のようにして、顧客属性情報の自動設
定が完了し、顧客データベース格納イメージに編集され
た顧客データは、顧客データ更新部２４において、顧客
データベース４０に格納され（ステップＳ６）、一連の
処理を終了する。なおステップＳ２において入力妥当性
エラー、ステップＳ４において顧客属性相関情報無しの
場合、所定のエラー処理が行われる（ステップＳ７）。

【００２５】

【実施例】上記した本発明の実施の形態について更に詳
細に説明すべく、本発明の実施例について図面を参照し
て以下に説明する。本発明の一実施例の構成について
は、上記実施の形態の説明で用いた図１が参照される。

【００２６】入力部１０である窓口端末より、顧客デー
タの入力を行う属性情報入力画面は、図２に示したよう
に、「カナ氏名」、「漢字氏名」、「住所コード」、
「カナ番地１」、「漢字番地１」、「カナ番地２」、
「漢字番地２」、「地区コード」、「生年月日」、「人
称コード」、「資格コード」、「ＴＥＬ」、「ＦＡ
Ｘ」、「同一世帯取引先」、「世帯代表者区分」、「担
当者コード」、「職業コード」、「業種コード」、「勤
務先名称」、「勤務先ＴＥＬ」、「県外者県コード」、
「県外者郵便番号」、「カナ県外者住所」、「漢字県外
者住所」、「代表者役職名」、「カナ代表者名」、「漢
字代表者名」、「同音異人強制」および「世帯管理強
制」の各欄から構成され、これら属性情報を入力し、顧
客新規登録取引を実行することにより、起動される顧客
属性情報自動設定処理部２０は、入力チェック部２１
と、コンスタント情報管理部３０から顧客属性相関情報
３１を検索する顧客属性相関情報取得部２２と、顧客属
性情報編集部２３と、顧客データベース４０に顧客属性
情報を格納する顧客データ更新部２４と、から構成され
ている。

【００２７】次に、本発明の実施例の動作について、図
１、図２、及び顧客相関表の一例を示す表１を参照して
詳細に説明する。

【００２８】窓口端末１０より、属性情報入力画面（図
２参照）の各欄へ顧客データを入力し、顧客新規登録取
引を実行する。

【００２９】顧客属性情報自動設定処理部２０の入力チ
ェック部２１では、入力妥当性チェックを行い、エラー
が検出されなければ、顧客属性相関情報取得部２２へ入
力された顧客データを引き継ぐ。

【００３０】ここで、入力された顧客データの人称コー
ドが“３１”（都市銀行）であった場合、この人称コー
ドをキーにコンスタント情報管理部３０の管理下にあ
る、顧客属性相関情報３１を検索し、人称コード“３
１”に対する顧客属性相関情報を取得する。

【００３１】表１は、人称コードに対する顧客属性相関
情報として、「課税扱い」と「業種コード」を表記した
顧客属性相関表である。

【００３２】表１を参照すると、人称コード“３１”
（人称は“都市銀行”）に対する顧客属性相関情報が存
在していることから、自動設定の可能な顧客属性情報と
して、「課税扱い」＝“源泉不要法人”、「業種コー
ド」＝“４１”が取得されることがわかる。

【００３３】顧客属性相関情報取得部２２では、入力部
１０より引き継がれてきた顧客データと、人称コードを
キーに取得した顧客属性相関情報を、顧客属性情報編集
部２３へ引き継ぐ。

【００３４】顧客属性情報編集部２３では、引き継いだ
顧客属性相関情報より、「課税扱い」と「業種コード」
の自動設定を、顧客データに対して施す。

【００３５】そして、この自動設定済み顧客データを、
顧客データベース４０のイメージに編集したのち、顧客
データ更新部２４へ引き渡し、顧客データ更新部２４に
て、顧客データベース４０へ顧客属性データを格納する
ことにより、一連の処理を完了する。

【００３６】

【表１】

【００３７】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば下
記記載の効果を奏する。

【００３８】（１）本発明の第１の効果は、オペレータ
の窓口入力作業及び負担を軽減し、入力ミスの件数を減
少する、ことができる、ということである。

【００３９】その理由は、本発明においては、システム
側で自動設定を行う顧客属性情報については、オペレー
タが窓口端末から入力する必要がなくなる、ためであ
る。

【００４０】（２）本発明の第２の効果は、顧客データ
の属性情報の登録効率を向上する、ということである。

【００４１】その理由は、本発明においては、入力票に
記載がない顧客データの属性情報についても自動設定さ
れる、ためである。

【００４２】以上により、本発明は、窓口業務の効率
化、省力化の達成を可能とし、且つ、登録率を向上する
ことにより、高信頼性を達成するという顕著な効果を奏
するものであり、その実用的価値は極めて高い。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の形態の構成を示すブロック図で
ある。

【図２】本発明の一実施例を説明するための図であり、
入力部１０の窓口端末に表示される属性情報入力画面の
一例を示す図である。

【図３】本発明の実施の形態の動作を説明するためのフ
ローチャートである。

【符号の説明】

１０入力部（窓口端末）２０顧客属性情報自動設定処理部２１入力チェック部２２顧客属性相関情報取得部２３顧客属性情報編集部２４顧客データ更新部３０コンスタント情報管理部３１顧客属性相関情報４０顧客データベース

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】顧客データを入力する入力部と、顧客属性相関情報を記憶管理するコンスタント情報管理
部と、顧客属性情報の自動設定処理を行う処理部と、顧客データを格納する顧客データベースと、を有し、前記入力部から入力された顧客データの人称をキーとし
て前記コンスタント情報管理部から顧客属性相関情報を
取得し、自動設定可能な顧客属性情報の自動設定を行った上で前
記顧客データベースへ格納する、ことを特徴とする、顧
客属性情報自動設定処理方式。
【請求項２】顧客属性を特定する人称など、所定の属性
情報と該属性情報に関連する顧客属性相関情報との対応
を記憶保持し、入力された顧客データの前記所定の属性情報をキーとし
て該属性情報に対応する顧客属性相関情報を取得し、自動設定が可能な顧客属性情報については前記取得した
顧客属性相関情報より設定し顧客データとして顧客デー
タベースに格納する、ことを特徴とする、顧客属性情報
自動設定処理方式。