JPH10185813A - 濁度・色度計 - Google Patents

濁度・色度計

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JPH10185813A
JPH10185813A JP34640796A JP34640796A JPH10185813A JP H10185813 A JPH10185813 A JP H10185813A JP 34640796 A JP34640796 A JP 34640796A JP 34640796 A JP34640796 A JP 34640796A JP H10185813 A JPH10185813 A JP H10185813A
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JP
Japan
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turbidity
solenoid valve
chromaticity
flow rate
water level
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Pending
Application number
JP34640796A
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English (en)
Inventor
Kenjiro Namikawa
憲二郎 浪川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 汚れや水泡の影響を受けにくく、低流量を正
確に計測できる流量計測機能を有した濁度・色度計を提
供する。 【解決手段】 第1電磁弁13,第2電磁弁16を備え
た濁度・色度測定セル11と、セル11内の試料水34
の規定水位HLを検出する電極19と、計時手段20,
演算手段21,制御手段23とを設ける。制御手段23
によりこれらを制御して、セル11内の試料水34を全
量排出し、その後、試料水34を導入するとともに、規
定水位HLが検出されるまでの時間を計測する。計測し
た時間値tと予め記憶されたセル11の容量値Vとより
流量を算出し、この流量値Qを予め記憶された最小流量
値Q0に対して比較判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水質監視装置に設
けられる濁度・色度計に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上水道などの水質を監視する水質
監視装置として、たとえば図2に示したような連続計測
型濁度・色度計を備えたものがある。この濁度・色度計
は、試料水1を通水する状態において、ランプ2より光
を照射し、ハーフミラー3において90°変向された散
乱光を濁度用干渉フィルタ4と受光素子5とで検出し、
ハーフミラー3を透過した透過光を色度用干渉フィルタ
6と受光素子7とで検出することにより濁度・色度を測
定する方式である。
【0003】試料水1は、上水道配管などから径13m
mまたは20mmの流入管8で10m〜20mくらいの
距離を導くことが多く、その流量が計測の応答性に与え
る影響が大きいため、介装したフロート式流量計9を見
ながら絞り弁10で50ml/秒〜300ml/秒程度
の低流量に調整している。
【0004】このような濁度・色度計は一般に、約3か
月間無保守で正常に稼働することが要求され、一方では
配管や流入管8内の汚れによって徐々に流量が低下する
傾向にあるが、3か月間に生じる流量低下は計測の応答
性にほとんど影響しない程度なので、3か月に一度配管
や流入管6の内部を洗浄し、その後に流量調整するよう
にしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フロー
ト式流量計9自体も汚れるものであり、フロート等に水
垢などが付着した時には一般に流量指示誤差が大きくな
る。
【0006】また、水垢などの異物や水泡が配管や流入
管8の内部に溜まって、濁度や色度の測定に支障を来す
ような流量低下が急に生じることがある。このような場
合、テレメータなどで監視室に伝送される計測データは
正確な水質を示していないことになるが、遠隔の監視室
ではこのような急激な流量低下を把握することはできな
い。
【0007】本発明は上記問題を解決するもので、汚れ
の影響を受けにくく、低流量を正確に計測できる流量計
測機能を有した濁度・色度計を提供することを目的とす
るものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、本発明の請求項1記載の濁度・色度計は、水質監視
装置に設けられる濁度・色度計であって、第1電磁弁を
介装した試料水流入管と第2電磁弁を介装した試料水排
出管とに連通した濁度・色度測定セルと、前記濁度・色
度測定セル内の試料水が予め設定した規定水位HLに達
したことを検知して電気信号を発信する水位検出手段
と、前記第1電磁弁と第2電磁弁と水位検出手段とにお
いて送受信される所定の電気信号間の時間を計測する計
時手段と、前記濁度・色度測定セル内の規定水位HLま
での容量値Vと予め設定した最小流量値Q0 とを記憶さ
せた演算手段と、前記第1電磁弁と第2電磁弁と水位検
出手段と計時手段と演算手段とを制御する制御手段とを
備え、前記制御手段は、流量計測時に、第1電磁弁を閉
塞するとともに第2電磁弁を開放して濁度・色度測定セ
ル内の試料水を全量排出した後、第2電磁弁を閉塞し、
第1電磁弁を開放して濁度・色度測定セル内へ試料水を
導入するとともに、計時手段を駆動して、前記第1電磁
弁を開放してから水位検出手段において規定水位HLが
検出されるまでの時間を計測し、次いで、演算手段を駆
動して、計測した時間値tと前記容量値Vとより流量を
算出し、算出した流量値Qを前記最小流量値Q0 に対し
て比較判断するように構成したものである。
【0009】請求項2記載の濁度・色度計は、所定の電
気信号で警報を発信する警報手段を設け、制御手段を、
流量値Q<最小流量値Q0 の時に、警報手段を駆動して
流量低下警報を発信するように構成したものである。
【0010】上記した請求項1記載の構成によれば、セ
ル容量が比較的大きいので汚れの影響を受けることなく
低流量を正確に計測できる。請求項2記載の構成によれ
ば、濁度や色度の測定に支障を来すような流量の低下が
生じた時には警報が発せられるので、遠隔の監視室など
でもただちに異常を把握することができ、正しい測定デ
ータが得られるように速やかに対処できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
を参照しながら説明する。図1に示した濁度・色度計に
おいて、濁度・色度測定セル11(以下、セル11と記
す)は、濁度・色度測定手段12を内部に備え、第1電
磁弁13を介装した試料水流入管14と試料水流出管1
5とが上部に接続し、第2電磁弁16を介装した試料水
排出管17が底部に接続している。
【0012】セル11の外部には、セル11内の予め設
定した規定水位HL位置に端部18が位置するように電
極19が設けられるとともに、計時手段20と、演算手
段21と、警報手段22と、第1および第2電磁弁1
3,16と電極19と各手段20,21,22を制御す
る制御手段23とが設けられている。L1 〜L5 は制御
ライン、L6 〜L9 は信号ラインである。
【0013】濁度・色度測定手段12は、ランプ24と
レンズ25と透明体26とハーフミラー27と色度用干
渉フィルタ(395nm)28と受光素子29とを直列
に配置し、これらにより形成される光軸OPと90°を
なすハーフミラー27の前方位置に濁度用干渉フィルタ
(660nm)30と受光素子31とを配置することに
より構成されている。32は駆動軸33を介して透明体
26を上下に駆動するモータである。
【0014】演算手段21には、セル11内の規定水位
HLまでの容量値V(ml)と、予め設定した最小流量
値Q0 (ml/秒)とが予め記憶されている。このよう
な構成において、通常は、第2電磁弁16を閉塞し、第
1電磁弁13を開放して、試料水流入管14と試料水流
出管15とを通じてセル11内に試料水34を通水する
状態において、ランプ24の光をレンズ25で収束して
試料水34に照射し、ハーフミラー27において90°
変向された散乱光を濁度用干渉フィルタ30を通して受
光素子31で受光し、ハーフミラー27を透過した透過
光を色度用干渉フィルタ28を通して受光素子29で受
光することにより、試料水34の濁度・色度を連続的に
測定する。
【0015】そして、1時間に1回程度、セル11の内
壁に付着する水泡を除去する目的で、制御手段23によ
って、第1電磁弁13を閉塞するとともに第2電磁弁1
6を開放して、セル11内の試料水34を全量排出す
る。
【0016】この操作と同期して、試料水34の流量を
測定する。すなわち、上記のようにセル11内の試料水
34を全量排出した状態より、制御手段23によって、
第2電磁弁16を閉塞し、第1電磁弁13を開放して、
セル11内へ試料水34を導入するとともに、計時手段
20を駆動して、第1電磁弁13を開放してから電極1
9で規定水位HLが検出され電気信号が発信されるまで
の時間を計測する。ただし、計時手段20は、制御手段
23より第1電磁弁13へ開動信号が発信されてから実
際に開動されるまでの遅れが補正されるように予め調整
しておく。
【0017】次に、演算手段21を駆動して、計測され
た時間値t(秒)と先に記憶された容量値V(ml)と
より流量を算出し、算出した流量値Q(ml/秒)を先
に記憶された最小流量値Q0 (ml/秒)と比較する。
【0018】比較した結果、流量値Q>最小流量値Q0
の時には、上述した試料水34の濁度・色度を連続的に
測定する運転に戻す。流量値Q<最小流量値Q0 の時に
は、警報手段22を駆動して遠隔の監視室(図示せず)
に向けて流量低下警報を発信する。このような時には、
正しい測定データが得られるように速やかに対処する。
【0019】このように、容量が比較的大きいセル11
で流量測定するようにしたため、汚れの影響を排除して
低流量を正確に計測でき、また濁度・色度測定に支障を
来すような流量低下が生じた時は、警報によって遠隔の
監視室などでもただちに異常を認識することができ、速
やかに対処できる。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、比較的容
量が大きい濁度・色度測定セルで流量を測定するように
したため、セル容積からみればセル内の汚れは微々たる
ものとなり、汚れによる計測誤差も小さなものとなる結
果、小流量を正確に測定することができ、また従来のフ
ロート式流量計や電磁流量計より長期間安定した計測が
可能になる。この流量測定は、セル内壁に付着する水泡
を除去する目的で従来より行っている試料水の全量排出
と同期させて行えるので、装置構成および操作が簡単に
なる。
【0021】また、このようにして小流量を正確に測定
できる流量計測機能と併せて警報機能を濁度・色度計に
具備したため、配管のつまりなどのトラブルに起因する
流量異常低下を遠隔の監視室などでも即座に把握するこ
とができ、正確な水質データが得られるように速やかに
対処できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における濁度・色度計の概
略全体構成を示した説明図である。
【図2】従来の濁度・色度計の概略全体構成を示した説
明図である。
【符号の説明】
11 濁度・色度測定セル 13 第1電磁弁 14 試料水流入管 15 第2電磁弁 16 試料水排出管 19 電極 20 計時手段 21 演算手段 22 警報手段 23 制御手段 24 ランプ 27 ハーフミラー 29,31 受光素子 28,30 干渉フィルタ 34 試料水

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水質監視装置に設けられる濁度・色度計
    であって、第1電磁弁を介装した試料水流入管と第2電
    磁弁を介装した試料水排出管とに連通した濁度・色度測
    定セルと、前記濁度・色度測定セル内の試料水が予め設
    定した規定水位HLに達したことを検知して電気信号を
    発信する水位検出手段と、前記第1電磁弁と第2電磁弁
    と水位検出手段とにおいて送受信される所定の電気信号
    間の時間を計測する計時手段と、前記濁度・色度測定セ
    ル内の規定水位HLまでの容量値Vと予め設定した最小
    流量値Q0 とを記憶させた演算手段と、前記第1電磁弁
    と第2電磁弁と水位検出手段と計時手段と演算手段とを
    制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、流量計測
    時に、第1電磁弁を閉塞するとともに第2電磁弁を開放
    して濁度・色度測定セル内の試料水を全量排出した後、
    第2電磁弁を閉塞し、第1電磁弁を開放して濁度・色度
    測定セル内へ試料水を導入するとともに、計時手段を駆
    動して、前記第1電磁弁を開放してから水位検出手段に
    おいて規定水位HLが検出されるまでの時間を計測し、
    次いで、演算手段を駆動して、計測した時間値tと前記
    容量値Vとより流量を算出し、算出した流量値Qを前記
    最小流量値Q0 に対して比較判断するように構成したこ
    とを特徴とする濁度・色度計。
  2. 【請求項2】 所定の電気信号で警報を発信する警報手
    段を設け、制御手段は、流量値Q<最小流量値Q0 の時
    に、警報手段を駆動して流量低下警報を発信するように
    構成したことを特徴とする請求項1記載の濁度・色度
    計。
JP34640796A 1996-12-26 1996-12-26 濁度・色度計 Pending JPH10185813A (ja)

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